JP2012018292A - 投射装置の製造方法、投射装置の製造装置、及び投射装置 - Google Patents

投射装置の製造方法、投射装置の製造装置、及び投射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】反射型のライトバルブと反射型偏光板とを投射光学装置に対して、高精度に位置調整することができる投射装置の製造方法、投射装置の製造装置、及び投射装置を提供する。
【解決手段】投射装置の製造方法は、入射光を変調した変調光を射出する反射型光変調素子と、光源からの入射光を透過させるとともに変調光を投射光学素子に向けて反射する反射型偏光板と、を備える投射装置の製造方法であって、反射型光変調素子と反射型偏光板とが所定の位置に固定されている変調素子ユニットを形成する工程と、投射光学素子に対して変調素子ユニットの位置を移動させることによって、投射光学素子に対して、反射型光変調素子の位置を調整する工程と、を有し、位置調整工程では、軸まわりの回動方向の位置調整は、反射型偏光板による反射型光変調素子の虚像における反射型光変調素子の中心において互いに交差する3軸の軸まわりの回動方向の位置を調整する。
【選択図】図6

Description

本発明は、光変調装置と光変調装置によって変調された光を投射する投射光学装置とを備える投射装置の製造方法、当該投射装置の製造装置、及び投射装置に関する。
光源と、光源から射出された光束を変調する光変調装置と、光変調装置で変調された光束を拡大投射する投射光学装置と、を備えたプロジェクターが知られている。光変調装置としては、透過型や反射型の光変調装置が知られている。このようなプロジェクターでは、好適な投射画像を形成するためには、投射光学装置と光変調装置との位置関係を適切に調整することが必要である。例えば3色の光源を用いてカラー画像を投射するプロジェクターにおいては、色合成装置及び投射光学装置に対する、各色に対応するそれぞれの光変調装置の位置を適切に調整することが必要である。それと共に、各色に対応するそれぞれの光変調装置の相互の位置を適切に調整することが必要である。
特許文献1には、スクリーン上に投影された投影画像を撮影した電子画像に基づいてライトバルブのフォーカス調整及び位置調整を行うことで、ライトバルブの位置決めを容易、迅速かつ確実に行うことができるライトバルブの位置決め方法、表示ユニットおよび投射型表示装置が開示されている。特許文献2には、光変調装置の位置調整を行う6軸位置調整ユニットを回動させる6軸位置調整ユニット回動装置を備え、1台の6軸位置調整ユニットによって複数の光変調装置の位置調整を行うことで、製造コストの低減を図れる光学装置の製造装置、その製造方法、および光学装置が開示されている。
特開2000−227634号公報 特開2007−47648号公報
しかしながら、反射型のライトバルブ(光変調装置)を備えており、当該ライトバルブを用いて電子画像情報を光学画像情報に変換する投射装置においては、反射型偏光板を透過した光が、反射型のライトバルブによって反射させられて光学画像情報を有する光となり、当該光は、反射型偏光板に反射されて投射光学装置に導かれる。
このため、反射型のライトバルブを備える投射装置においては、反射型のライトバルブと反射型偏光板とを投射光学装置に対して位置決めすると共に、反射型のライトバルブと反射型偏光板との相互の位置調整をする必要がある。このため、反射型のライトバルブを備える投射装置の調整は、透過型のライトバルブを備える投射装置の調整にくらべて複雑になり、高精度に調整することが困難であるという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る投射装置の製造方法は、入射光を光学的に変調して、前記入射光が変調された変調光を射出する反射型光変調素子と、光源から射出された前記入射光を透過させるとともに前記変調光を投射光学素子に向けて反射する反射型偏光板と、を備える投射装置の製造方法であって、前記反射型光変調素子と、前記反射型偏光板とを備え、前記反射型光変調素子と前記反射型偏光板とが所定の相対位置に固定されている変調素子ユニットを形成するユニット形成工程と、前記投射光学素子に対して前記変調素子ユニットの位置を移動させることによって、前記投射光学素子に対して、前記反射型光変調素子の位置を調整する位置調整工程と、を有することを特徴とする。
本適用例に係る投射装置の製造方法によれば、ユニット形成工程において、反射型光変調素子と反射型偏光板とが所定の相対位置に固定された変調素子ユニットが形成される。当該工程においては、反射型光変調素子や反射型偏光板と投射光学素子などとの位置関係に関わらず、反射型光変調素子と反射型偏光板との相対位置のみ位置決めすることができる。このため、反射型光変調素子と反射型偏光板とが適切な位置関係に配設された変調素子ユニットを容易に形成することができる。
位置調整工程では、変調素子ユニットの位置を移動させることによって、投射光学素子に対して、反射型光変調素子の位置を調整する。変調素子ユニットにおいては反射型光変調素子と反射型偏光板とは所定の相対位置に固定されているため、投射光学素子に対して、反射型光変調素子と反射型偏光板とを一括して位置調整することができる。
[適用例2]上記適用例に係る投射装置の製造方法は、前記位置調整工程では、6軸の調整を実施し、軸まわりの回動方向の位置調整は、前記反射型偏光板による前記反射型光変調素子の虚像における前記反射型光変調素子の中心において互いに交差する3軸のそれぞれの軸まわりの回動方向の位置を調整することが好ましい。
この投射装置の製造方法によれば、位置調整工程では、軸まわりの回動方向の位置調整は、反射型偏光板による反射型光変調素子の虚像における反射型光変調素子の中心において互いに直交する3軸まわりの回動方向の位置を調整することで実施される。6軸の調整は、互いに交差する3軸のそれぞれの軸方向における位置、及びそれぞれの軸まわりの回動方向における位置(傾き角度)の調整である。
反射型光変調素子は、変調光の射出面を有し、射出面における射出領域から変調光を射出する。反射型光変調素子の内部には、電子情報を光学情報に変換する機能を有する変換部が形成されている。変調光は、電子情報に対応する光学情報が加えられた光である。射出面に平行な方向において、変換部は射出領域に対応する範囲に配設されている。投射光学素子は、変換部が存在する位置に形成された画像を、スクリーンなどに投射する。反射型光変調素子の中心は、射出面に平行な方向において、射出領域の幾何学上の中心位置であって、射出面に垂直な方向において、変換部が存在する位置である。
変調素子ユニットにおける反射型光変調素子から射出されて投射光学素子によって投射される光は、反射型光変調素子の反射型偏光板による虚像の位置に在る反射型光変調素子から射出されて投射光学素子によって投射される光と同等である。変調素子ユニットを移動させることで、反射型光変調素子と反射型偏光板とが一体で移動するため、投射光学素子から見ると、変調素子ユニットを移動させることは、反射型光変調素子の反射型偏光板による虚像を移動させることと同じである。一般的に、中心を通る軸まわりに回動させると、当該軸と交差する軸方向において、中心は移動しない。したがって、軸まわりの回動方向の位置を調整することで、当該軸と交差する軸方向の位置がずれることを抑制することができる。このため、位置調整工程において、変調素子ユニットを反射型偏光板による反射型光変調素子の虚像における反射型光変調素子の中心において互いに直交する3軸まわりに回動させることで、反射型光変調素子の傾きを補正することに起因して回動軸と交差する軸方向の位置がずれることを抑制することができる。1軸まわりの調整を実施することに起因して他の方向の位置がずれることを抑制できるため、当該ずれを補正する補正量が小さくなり、調整が容易になることで、調整に要する時間を抑制することができる。
[適用例3]本適用例に係る投射装置の製造装置は、入射光を光学的に変調して、前記入射光が変調された変調光を射出する反射型光変調素子と、光源から射出された前記入射光を透過させるとともに前記変調光を投射光学素子に向けて反射する反射型偏光板と、を備える投射装置の製造装置であって、前記反射型光変調素子と前記反射型偏光板とが所定の位置関係に固定された変調素子ユニットを保持するユニット保持手段と、前記投射光学素子に対して、前記ユニット保持手段に保持された前記変調素子ユニットの位置を移動させることによって、前記投射光学素子に対して、前記反射型光変調素子の位置を調整する位置調整手段と、を備えることを特徴とする。
本適用例に係る投射装置の製造装置によれば、投射装置の製造装置は変調素子ユニットを保持するユニット保持手段を備える。変調素子ユニットには、反射型光変調素子と反射型偏光板とが所定の相対位置に固定されている。変調素子ユニットにおいては、反射型光変調素子や反射型偏光板と投射光学素子などとの位置関係に関わらず、反射型光変調素子と反射型偏光板との相対位置のみ位置決めすることができる。ユニット保持手段を備えることで、反射型光変調素子と反射型偏光板とが適切な位置関係に配設された変調素子ユニットを保持することができる。
位置調整手段は、変調素子ユニットの位置を移動させることによって、投射光学素子に対して、反射型光変調素子の位置を調整する。変調素子ユニットにおいては反射型光変調素子と反射型偏光板とは所定の相対位置に固定されているため、投射光学素子に対して、反射型光変調素子と反射型偏光板とを一括して位置調整することができる。
[適用例4]上記適用例に係る投射装置の製造装置は、前記位置調整手段が、6軸の調整を実施し、軸まわりの回動方向を調整する際の3本の回動軸は、調整中心において互いに交差しており、前記ユニット保持手段は、前記反射型偏光板による前記反射型光変調素子の虚像における前記反射型光変調素子の中心を、前記調整中心に、位置させて前記変調素子ユニットを保持することが好ましい。
この投射装置の製造装置によれば、位置調整装置は、調整中心で互いに交差する3軸について軸まわりの回動位置を調整する。ユニット保持手段は、変調素子ユニットを、反射型偏光板による反射型光変調素子の虚像における反射型光変調素子の中心を調整中心に一致させて保持する。これにより、軸まわりの回動方向の位置調整は、反射型偏光板による反射型光変調素子の虚像における反射型光変調素子の中心において互いに直交する3軸まわりの回動方向の位置を調整することで実施される。6軸の調整は、互いに交差する3軸のそれぞれの軸方向における位置、及びそれぞれの軸まわりの回動方向における位置(傾き角度)の調整である。
反射型光変調素子は、変調光の射出面を有し、射出面における射出領域から変調光を射出する。反射型光変調素子の内部には、電子情報を光学情報に変換する機能を有する変換部が形成されている。変調光は、電子情報に対応する光学情報が加えられた光である。射出面に平行な方向において、変換部は射出領域に対応する範囲に配設されている。投射光学素子は、変換部が存在する位置に形成された画像を、スクリーンなどに投射する。反射型光変調素子の中心は、射出面に平行な方向において、射出領域の幾何学上の中心位置であって、射出面に垂直な方向において、変換部が存在する位置である。
変調素子ユニットにおける反射型光変調素子から射出されて投射光学素子によって投射される光は、反射型光変調素子の反射型偏光板による虚像の位置に在る反射型光変調素子から射出されて投射光学素子によって投射される光と同等である。変調素子ユニットを移動させることで、反射型光変調素子と反射型偏光板とが一体で移動するため、投射光学素子から見ると、変調素子ユニットを移動させることは、反射型光変調素子の反射型偏光板による虚像を移動させることと同じである。一般的に、中心を通る軸まわりに回動させると、当該軸と交差する軸方向において、中心は移動しない。したがって、軸まわりの回動方向の位置を調整することで、当該軸と交差する軸方向の位置がずれることを抑制することができる。このため、位置調整装置が、変調素子ユニットを反射型偏光板による反射型光変調素子の虚像における反射型光変調素子の中心において互いに直交する3軸まわりに回動させることで、反射型光変調素子の傾きを補正することに起因して回動軸と交差する軸方向の位置がずれることを抑制することができる。1軸まわりの調整を実施することに起因して他の方向の位置がずれることを抑制できるため、当該ずれを補正する補正量が小さくなり、調整が容易になることで、調整に要する時間を抑制することができる。
[適用例5]本適用例に係る投射装置は、入射光を光学的に変調して、前記入射光が変調された変調光を射出する反射型光変調素子と、光源から射出された前記入射光を透過させるとともに前記変調光を投射光学素子に向けて反射する反射型偏光板と、前記反射型光変調素子と前記反射型偏光板とが固定されており、固定されることによって、前記反射型光変調素子と前記反射型偏光板との互いの位置関係が所定の位置関係に維持される変調素子枠と、前記変調素子枠を前記投射光学素子に対して位置調整可能であると共に、前記変調素子枠に固定された前記反射型光変調素子及び前記反射型偏光板の前記投射光学素子に対する位置を、固定手段によって固定可能に支持する調整支持手段と、を備えることを特徴とする。
本適用例に係る投射装置によれば、投射装置は、変調素子枠を備え、反射型光変調素子と反射型偏光板とは、変調素子枠に固定されることによって互いの位置関係が所定の位置関係に維持される。反射型光変調素子と反射型偏光板とを変調素子枠に固定するだけで、反射型光変調素子と反射型偏光板とが適切な位置関係に配設されたユニットを容易に形成することができる。
調整支持手段は、変調素子枠を、投射光学素子に対して位置調整可能であると共に、固定手段によって固定可能に支持する。変調素子枠には、反射型光変調素子と反射型偏光板とが適切な位置関係を保って固定されているため、投射光学素子に対して、反射型光変調素子と反射型偏光板とを一括して位置調整するとともに、固定することができる。
[適用例6]上記適用例に係る投射装置は、前記調整支持手段が、前記固定手段によって固定されていない状態では、前記反射型偏光板による前記反射型光変調素子の虚像における前記反射型光変調素子の中心において互いに直交する3軸まわりに回動可能に前記変調素子枠を支持していることが好ましい。
この投射装置によれば、調整支持手段は、反射型偏光板による反射型光変調素子の虚像における反射型光変調素子の中心において互いに直交する3軸まわりに回動可能に変調素子枠を支持している。投射光学素子に対して、反射型光変調素子の位置を調整する際には、反射型光変調素子が固定された変調素子枠を、反射型偏光板による反射型光変調素子の虚像における反射型光変調素子の中心において互いに直交する3軸まわりの回動方向の位置を調整することで実施することができる。
反射型光変調素子は、変調光の射出面を有し、射出面における射出領域から変調光を射出する。反射型光変調素子の内部には、電子情報を光学情報に変換する機能を有する変換部が形成されている。変調光は、電子情報に対応する光学情報が加えられた光である。射出面に平行な方向において、変換部は射出領域に対応する範囲に配設されている。投射光学素子は、変換部が存在する位置に形成された画像を、スクリーンなどに投射する。反射型光変調素子の中心は、射出面に平行な方向において、射出領域の幾何学上の中心位置であって、射出面に垂直な方向において、変換部が存在する位置である。
反射型光変調素子から射出されて反射型偏光板によって反射されて投射光学素子によって投射される光は、反射型光変調素子の反射型偏光板による虚像の位置に在る反射型光変調素子から射出されて投射光学素子によって投射される光と同等である。変調素子枠を移動させることで、変調素子枠に固定された反射型光変調素子と反射型偏光板とが一体で移動するため、投射光学素子から見ると、変調素子枠を移動させることは、反射型光変調素子の反射型偏光板による虚像を移動させることと同じである。一般的に、中心を通る軸まわりに回動させると、当該軸と交差する軸方向において、中心は移動しない。したがって、軸まわりの回動方向の位置を調整することで、当該軸と交差する軸方向の位置がずれることを抑制することができる。このため、変調素子枠を反射型偏光板による反射型光変調素子の虚像における反射型光変調素子の中心において互いに直交する3軸まわりに回動させることで、反射型光変調素子の傾きを補正することに起因して回動軸と交差する軸方向の位置がずれることを抑制することができる。1軸まわりの調整を実施することに起因して他の方向の位置がずれることを抑制できるため、当該ずれを補正する補正量が小さくなり、調整が容易になることで、調整に要する時間を抑制することができる。
[適用例7]上記適用例に係る投射装置は、前記調整支持手段が、前記反射型偏光板による前記反射型光変調素子の虚像における前記反射型光変調素子の中心を通って互いに交差する3軸のいずれか1軸が前記調整支持手段を貫通する位置に配設されていることが好ましい。
この投射装置によれば、調整支持手段は、反射型光変調素子の中心を通って互いに交差する3軸のいずれか1軸が調整支持手段を貫通する位置に配設されている。これにより、当該軸まわりの回動位置を調整する際の、当該軸に交差する方向における調整支持手段の移動量を抑制することができる。
プロジェクターの概略構成を示す模式図。 (a)は、光変調ユニット及び調整部材の構成を示す分解斜視図。(b)は、調整部材とクロスダイクロイックプリズムの位置関係を示す斜視図。 (a)は、光変調装置の概略構成を示す平面図。(b)は、光変調装置の概略構成を示す側面図。(c)は、(a)にA−Aで示した断面における断面形状を示す概略断面図。 (a)は、変調装置位置調整装置の全体構成を示す模式側面図。(b)は、変調装置位置調整装置の全体構成を示す模式平面図。 6軸位置調整ユニットの全体構成を示す模式側面図。 (a)は、保持装置と、面内回動位置調整部及び面傾き調整部の構成を示す模式側面図。(b)は、保持装置と、面内回動位置調整部及び面傾き調整部の構成を示す模式平面図。 投射レンズに対して反射型液晶パネルを、位置調整する工程を示すフローチャート。
以下に、投射装置の製造方法、投射装置の製造装置、及び投射装置について、図面を参照して説明する。本実施形態は、3色の光学画像情報を光学的に合成して照射し、カラー画像を表示するプロジェクター、及び当該プロジェクターを製造する工程を例に説明する。なお、参照する各図面において、構成をわかりやすく示すため、各構成要素の寸法の比率等は適宜異ならせてある。
<プロジェクター>
最初に、プロジェクター1について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、プロジェクターの概略構成を示す模式図である。図2は、光学装置の構成を示す分解斜視図である。図2(a)は、光変調ユニット及び調整部材の構成を示す分解斜視図であり、図2(b)は、調整部材とクロスダイクロイックプリズムの位置関係を示す斜視図である。プロジェクター1が、投射装置に相当する。
図1に示すように、プロジェクター1は、ケース2と、投射レンズ3と、光学ユニット4とを備えている。照明光軸OCは、光源装置10から射出される光束の中心軸である。プロジェクター1は、光源装置10から射出される光を画像情報に応じて変調してスクリーン等の投射面に拡大投射する。
照明光軸OCの軸方向をX軸方向、X軸方向と略直交し図1の紙面に平行な軸方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向に略直交する軸方向(図1の紙面に垂直な軸方向)をZ軸方向と表記する。投射レンズ3が投射光学素子に相当する。
なお、図示を省略したが、プロジェクター1は、プロジェクター1内部の各構成部材を冷却する冷却ファンと、プロジェクター1内部の各構成部材に電力を供給する電源装置と、プロジェクター1が備える各装置などを統括制御する制御装置とを、さらに備えている。冷却ファンと、電源装置と、制御装置とは、ケース2内における投射レンズ3及び光学ユニット4以外の空間に、配設されている。
投射レンズ3及び光学ユニット4は、照明光軸OCに対して位置決めされて、ケース2に固定されている。投射レンズ3は、複数のレンズを組み合わせた組レンズであり、光学ユニット4によって変調された光束をスクリーン等の投射面に拡大投射する。光学ユニット4は、光源から射出された光束を画像信号に対応して光学的に処理するユニットである。光学ユニット4は、光源装置10と、照明光学装置20と、色分離光学装置30と、光学装置40とを備えている。
光源装置10は、光源ランプ11と、リフレクター12とを備えている。光源装置10において、光源ランプ11から射出された光束は、リフレクター12によって射出方向が揃えられ、照明光学装置20に向けて射出される。
照明光学装置20は、第1レンズアレイ21と、第2レンズアレイ22と、偏光変換素子23と、重畳レンズ24とを備えている。第1レンズアレイ21は、光源装置10から射出された光束を複数の部分光束に分割する。第2レンズアレイ22は、第1レンズアレイ21により分割された複数の部分光束を集光する。偏光変換素子23は、第2レンズアレイ22からの各部分光束を偏光方向の揃った略1種類の直線偏光光として射出する。重畳レンズ24は、偏光変換素子23から直線偏光光として射出された複数の部分光束を3つの光変調装置42の反射型液晶パネル50(図2参照)の表面に重畳させる。
色分離光学装置30は、青色光を反射するダイクロイックミラー31と緑色光及び赤色光を反射するダイクロイックミラー32とがX字状に配置されたクロスダイクロイックミラー33と、緑色光を反射するダイクロイックミラー34と、2枚の反射ミラー35,36とを備えている。色分離光学装置30は、照明光学装置20から射出された複数の部分光束のそれぞれを、赤、緑、青の3色の色光に分離する。
クロスダイクロイックミラー33で分離された青色光は、反射ミラー35で反射し、光学装置40のワイヤグリッド41Bに入射する。また、クロスダイクロイックミラー33で分離された緑色光及び赤色光は、反射ミラー36で反射した後、ダイクロイックミラー34に入射する。緑色光は、ダイクロイックミラー34によって反射し、光学装置40のワイヤグリッド41Gに入射する。一方、赤色光は、ダイクロイックミラー34を透過して、光学装置40のワイヤグリッド41Rに入射する。
光学装置40は、入射した光束を画像情報に応じて変調する。光学装置40は、ヘッド体(図示省略)と、3つのワイヤグリッド41(41R,41G,41B)と、3つの光変調装置42(42R,42G,42B)と、クロスダイクロイックプリズム43と、3つの偏光板46(46R,46G,46B)とを備えている。
ワイヤグリッド41と、光変調装置42と、偏光板46との組を変調装置ユニット48と表記する。光学装置40は、赤色光、緑色光、又は青色光を変調する3つの変調装置ユニット48R、変調装置ユニット48G、及び変調装置ユニット48Bを備えている。
なお、本明細書では、3つのワイヤグリッド41のように、赤、緑、青の3色の色光毎に設けられた装置や部材については、符号の末尾にそれぞれR、G、Bを付して各色光への対応を示すものとする。また、各色光に対して共通する説明においては、符号の末尾にR、G、Bを付さない場合がある。
ヘッド体は、ケース2に固定されている。ヘッド体には、クロスダイクロイックプリズム43が載置固定されるとともに、投射レンズ3が支持されている。光学装置40の各光学部品は、投射レンズ3に対して位置決めされて、ヘッド体に載置固定されている。ヘッド体がケース2に固定されることで、光学装置40の各光学部品と投射レンズ3とが照明光軸OCに対して位置決めされている。
各ワイヤグリッド41は、入射する光束の光軸に対して略45°傾斜した状態で配置されている。ワイヤグリッド41は、格子構造に基づく回折により、偏光変換素子23の偏光方向に対して同一の偏光方向を有する偏光光を透過させるとともに直交する偏光方向を有する偏光光を反射させて、入射した光束を偏光分離する。ワイヤグリッド41が反射型偏光板に相当する。
各光変調装置42は、反射型の光変調装置であり、反射型光変調素子としての反射型液晶パネル50と、反射型液晶パネル50を保持する保持枠60(図2参照)とを備えている。各反射型液晶パネル50は、各ワイヤグリッド41を透過した偏光光束の偏光方向を変調し、各ワイヤグリッド41に向けて反射する。反射型液晶パネル50で変調されワイヤグリッド41に向けて反射された光束は、偏光変換素子23で揃えられた偏光方向に直交する偏光光のみがワイヤグリッド41で反射される。なお、光変調装置42の詳細構成については後述する。
各偏光板46は、クロスダイクロイックプリズム43の各光束入射側端面44(44R,44G,44B)にそれぞれ対向して配設され、各ワイヤグリッド41にて反射された偏光方向と同一方向の直線偏光光を透過させる。
クロスダイクロイックプリズム43は、各ワイヤグリッド41で反射され各光束入射側端面44に入射した各色光を合成し、光束射出側端面45から射出する。クロスダイクロイックプリズム43は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。これら誘電体多層膜は、ワイヤグリッド41Gで反射された緑色光を透過し、ワイヤグリッド41R,41Bで反射された赤、青色光をそれぞれ反射する。このように、クロスダイクロイックプリズム43により、各反射型液晶パネル50で変調された各色光が合成されて、投射レンズ3により投射面に拡大投射される。
図2(a)に示すように、光学装置40は、調整部材76をさらに備えており、変調装置ユニット48は取付部材70をさらに備えている。図2では、1つの変調装置ユニット48を示しており、1つの取付部材70と、取付部材70に取り付けられる各部品とを例示している。光学装置40は、3色のそれぞれの色光毎に設けられた変調装置ユニット48を備えており、3色のそれぞれの色光毎に設けられた3つの取付部材70(70R,70G,70B)及び3つの調整部材76(76R,76G,76B)を備えている。3色の色光のいずれの色光に対応する取付部材70及び取り付けられる各部品は、図2に示した構成と同様の構成を有している。
図2に示した取付部材70の構成は、図1を参照して説明したワイヤグリッド41Rに対応するものである。ワイヤグリッド41G及びワイヤグリッド41Bの光束入射側端面44に対する傾きの方向は、ワイヤグリッド41Rの光束入射側端面44に対する傾きの方向と反対である。取付部材70にワイヤグリッド41Rを固定する場合とワイヤグリッド41G又はワイヤグリッド41Bを固定する場合とで、偏光板46に対する、ワイヤグリッド41及び光変調装置42の平面視の位置が反転している必要がある。取付部材70は上下対称形状であり、取付部材70の上下を反対にすることで、ワイヤグリッド41及び光変調装置42の位置が反転しており、同様の構成を有する光学装置40を形成することができる。
取付部材70は、略三角柱状の中空部材における上下の略三角形の部分に略長方形の天板72が付いた形状を有しており、例えば合成樹脂で一体に形成されている。取付部材70における三角柱状の部分は、斜面である第1側面71aと、頂角を挟む第2側面71b及び第3側面71cとを備えている。第1側面71a、第2側面71b、及び第3側面71cの各側面には開口部が形成されている。取付部材70は、第3側面71cが調整部材76に対向するように配置される。三角柱状の上下には、天板72が一体に形成されている。天板72は略長方形形状の2辺が第2側面71b又は第3側面71cに沿っており、第1側面71a側に突出している。第1側面71a側に突出した端面には、第3側面と略平行な当接面72aが形成されている。
取付部材70の天面及び底面である天板72には、係合溝74及び把持用突起73がそれぞれ形成されている。係合溝74は、天板72における第3側面71c側の端近くであって、第3側面71cの幅の略中央に形成された凹状の溝である。把持用突起73は、天板72の面上に立設された板状の突起であり、第3側面71cの面方向が第3側面71cの略中央である位置において、第2側面71bに平行な方向に延在している。把持用突起73は、第2側面71bに平行な方向の長さが、第2側面71bの当該方向の幅の1/3程度であり、一方の端面は、当接面72aと略同一平面である。
第1側面71aには、ワイヤグリッド41が接着等により固定されている。第2側面71bには、光変調装置42が、光束が入射する側を第2側面71bに向けて配置され、ネジ穴61を通るネジ75により固定されている。第3側面71cには、偏光板46が接着等により固定されている。ワイヤグリッド41と光変調装置42と偏光板46とは、それぞれが取付部材70に固定されることによって、図1を参照して説明した相互の位置関係に配設されている。取付部材70が、変調素子枠に相当する。変調装置ユニット48が、変調素子ユニットに相当する。
図2(b)に示すように、調整部材76は、本体77と腕部78とを備えており、クロスダイクロイックプリズム43の光束入射側端面44に接着等により取り付けられている。腕部78は、本体77の上部及び下部から取付部材70側に向かって一対設けられており、その先端部に係止爪79を有している。この係止爪79が係合溝74に遊嵌することで、調整部材76に取付部材70が取り付けられる。係止爪79が係合溝74に遊嵌した部分に接着剤を注入し、硬化させることで、係止爪79を係合溝74に接着固定する。これにより、変調装置ユニット48が、クロスダイクロイックプリズム43の光束入射側端面44に対して所定の位置に固定される。すなわち、ワイヤグリッド41、光変調装置42、及び偏光板46が、投射レンズ3に対して、所定の位置に固定される。係止爪79と係合溝74との組が、調整支持手段に相当する。係止爪79を係合溝74に接着固定する接着剤が、固定手段に相当する。
<光変調装置>
次に、光変調装置の構成について、図3を参照して説明する。図3は、光変調装置の概略構成を示す図である。図3(a)は、光変調装置の概略構成を示す平面図であり、図3(b)は、光変調装置の概略構成を示す側面図であり、図3(c)は、図3(a)にA−Aで示した断面における断面形状を示す概略断面図である。図3に示すように、光変調装置42は、反射型液晶パネル50と、防塵ガラス53と、保持枠60と、遮光板62とを備えている。
反射型液晶パネル50は、シリコン基板上に液晶層が形成されたいわゆるLCOS(Liquid Crystal On Silicon)である。反射型液晶パネル50は、略矩形状の素子基板51及び対向基板52と、素子基板51及び対向基板52の間に電気光学物質である液晶が密閉封入された液晶層とを有している。
素子基板51には、互いに交差する走査線及びデータ線等の各種配線と、走査線及びデータ線の交差に対応してマトリックス状等に配列された画素電極と、データ線、走査線、及び画素電極に電気的に接続されたTFT(Thin Film Transistor)とが設けられている。画素電極は、画像表示領域50aに配設されており、画像表示領域50aに入射した光が画像データに基づいて変調されて、変調光が射出される。
TFTによって画素電極に電圧を印加することによって、当該画素電極に臨む位置にある液晶を操作することで、当該部分を透過する光を制御する。画像データに基づいてそれぞれの画素電極の部分を透過する光を制御することで、画像データに対応する画素が形成され、画素の集合としての画像が形成される。反射型液晶パネル50において画像が形成されている部分である液晶層の位置であって、略長方形形状の画像表示領域50aの中心に重なる位置を、パネル中心55と表記する。
対向基板52は、画素電極との間で電界を発生させるための共通電極と、各画素の領域を区画するブラックマトリックスとが設けられている。素子基板51の平面サイズは対向基板52の平面サイズよりも一回り大きく、素子基板51の一方の端部には制御装置との電気的接続のための接続端子部が形成されている。
素子基板51の接続端子部には、フレキシブルプリント基板54が電気的に接続固定されている。フレキシブルプリント基板54を介して、反射型液晶パネル50に制御装置からの駆動信号が入力される。反射型液晶パネル50は、制御装置からの駆動信号に応じて液晶の配向状態が制御され、対向基板52側から入射した偏光光束の偏光方向を変調して対向基板52側から射出する。光変調装置42(反射型液晶パネル50)において、対向基板52側を入射側と表記し、素子基板51側を背面側と表記する。
保持枠60は、反射型液晶パネル50を保持して、取付部材70(図2参照)に取り付けられる。保持枠60は、マグネシウム合金、アルミニウム合金等の金属材料や耐熱性の合成樹脂等を用いて略直方体状に形成されている。保持枠60は、略中央部に反射型液晶パネル50及び防塵ガラス53を収納するための開口部60aと、四隅に取付部材70に取り付けるためのネジ穴61と、側面に遮光板62を固定するためのフック63とを有している。また、保持枠60のフレキシブルプリント基板54が配置される部分は切り欠かれている。
反射型液晶パネル50(素子基板51及び対向基板52)は、開口部60a内に収納され、保持枠60に接着等により固定されている。防塵ガラス53は、開口部60a内に収納され、対向基板52の表面に接着等により固定されている。防塵ガラス53は、石英ガラス、サファイア、水晶等で構成される。防塵ガラス53は、対向基板52の入射側表面に塵埃が付着することを防止する。また、防塵ガラス53の表面に塵埃が付着しても、焦点位置からずれた位置となるので、投射される画像光における塵埃の影が目立たなくなるようになっている。
遮光板62は、保持枠60の入射側に、防塵ガラス53の表面に接して設けられている。遮光板62は、略矩形状の板材で板金加工等により形成されている。遮光板62は、保持枠60を構成する材料の熱伝導率以上の熱伝導率を有する材料からなり、例えばアルミニウム合金や銅等の金属材料で構成される。
遮光板62は、防塵ガラス53に略平行な板状部に設けられた開口部62aと、板状部から保持枠60のフック63が設けられた側面に回り込むように延出するフック係合部62bとを有している。開口部62aは、反射型液晶パネル50において画素電極が配列された画像表示領域50aに重なるように設けられている。遮光板62は、フック係合部62bがフック63に係合されることで、保持枠60に固定されている。反射型液晶パネル50が、反射型光変調素子に相当する。
<変調装置位置調整装置>
次に、変調装置位置調整装置80について、図4、図5、及び図6を参照して説明する。変調装置位置調整装置80は、投射レンズ3に対して光変調装置42(反射型液晶パネル50)を、位置調整して固定する工程を実施する装置である。上述したように、反射型液晶パネル50で反射されて射出された光は、ワイヤグリッド41で反射されて、クロスダイクロイックプリズム43を介して投射レンズ3に入射する。上述したヘッド体にクロスダイクロイックプリズム43及び投射レンズ3が載置固定されたユニットを、投射光学ユニット334と表記する。投射光学ユニット334において、クロスダイクロイックプリズム43の光束入射側端面44は、投射レンズ3の光軸に対して設計上直角に固定されており、投射レンズ3の焦点位置に対して一定の位置に固定されている。変調装置位置調整装置80は、投射光学ユニット334に対して変調装置ユニット48を、位置調整して固定することで、投射レンズ3に対して光変調装置42(反射型液晶パネル50)を、位置調整して固定する工程を実施する装置である。変調装置位置調整装置80は、クロスダイクロイックプリズム43の光束入射側端面44に対して変調装置ユニット48を、位置調整することで、投射レンズ3に対して反射型液晶パネル50を、位置調整すると言ってもよい。変調装置位置調整装置80が、投射装置の製造装置に相当する。
図4は、変調装置位置調整装置の全体構成を示す模式図である。図4(a)は、変調装置位置調整装置の全体構成を示す模式側面図であり、図4(b)は、変調装置位置調整装置の全体構成を示す模式平面図である。図5は、6軸位置調整ユニットの全体構成を示す模式側面図である。図6は、6軸位置調整ユニットにおける保持装置と、面内回動位置調整部及び面傾き調整部と、の構成を示す模式図である。図6(a)は、保持装置と、面内回動位置調整部及び面傾き調整部の構成を示す模式側面図であり、図6(b)は、保持装置と、面内回動位置調整部及び面傾き調整部の構成を示す模式平面図である。
図4に示したX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向は、投射光学ユニット334が変調装置位置調整装置80に固定された状態において、図1に示したX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向と一致している。変調装置位置調整装置80に固定された投射光学ユニット334においては、投射レンズ3の光軸方向がX軸方向である。
図5、及び図6に示したX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向は、図4に示した3個の6軸位置調整ユニット91の中の、変調装置ユニット48Gの位置調整を実施する6軸位置調整ユニット91の場合に、図1に示したX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向と一致している。
図4に示すように、変調装置位置調整装置80は、調整装置本体90と、スクリーンユニット150とを備え、暗室120の内部に設置されている。
暗室120は、スクリーンユニット150を囲む側板121および天板122と、調整装置本体90を囲む遮光幕123とを備えている。反射型液晶パネル50のフォーカス(焦点)調整、及びアライメント調整は、暗室120のような暗い場所で行うことが好ましい。
スクリーンユニット150は、載置台151と、透過型スクリーン153と、CCDカメラ155と、移動機構157とを備えている。
透過型スクリーン153は、周囲に設けられた矩形状の枠体、及び枠体の内側に設けられたスクリーン本体を備えており、載置台151上に立設されている。反射型液晶パネル50のフォーカス、アライメント調整を実施する際には、調整用の画像が、透過型スクリーン153に投射される。透過型スクリーン153のスクリーン本体の被投射面は、調整装置本体90に正対している。
CCDカメラ155は、例えば電荷結合素子(Charge Coupled Device)を撮像素子としたエリアセンサーであり、スクリーン本体の背面側において、スクリーン本体に形成される投射画像を検出して、電気信号として出力する。スクリーンユニット150は4台のCCDカメラ155を備えており、略矩形形状を有するスクリーン本体の4隅の近傍にそれぞれ配設されている。CCDカメラ155は、移動機構157を介して、透過型スクリーン153に対して移動可能に支持されている。
移動機構157は、基部と、移動軸と、カメラ取付部とを備えている。基部は、透過型スクリーン153の枠体の四隅部分の近傍に固定されている。移動軸は、それぞれの基部に対して、スクリーン本体の被投射面に略平行であって、略水平方向である方向に摺動可能に設けられている。カメラ取付部は、それぞれの移動軸に、スクリーン本体の被投射面に略平行であって、略鉛直方向である方向に摺動自在に取り付けられている。カメラ取付部にはCCDカメラ155が固定されている。カメラ取付部が、サーボ制御機構によってスクリーン本体の被投射面に平行な面方向に移動されることによって、CCDカメラ155の撮像領域を移動させることができる。サーボ制御機構の制御情報によって、スクリーン本体上における、CCDカメラ155の撮像領域の位置を特定することができる。
調整装置本体90は、3個の6軸位置調整ユニット91、クランプ治具93、載置台95、コンピューター(図示省略)、調整用光源装置(図示省略)、及び固定用光源装置(図示省略)を備えている。
クランプ治具93は、投射光学ユニット334を支持して、調整装置本体90上に固定する。6軸位置調整ユニット91は、変調装置ユニット48を把持して、クランプ治具93に支持固定された投射光学ユニット334に対して位置調整を行うことで、投射レンズ3に対して変調装置ユニット48(反射型液晶パネル50)のフォーカス調整、及びアライメント調整を実施する。3個の6軸位置調整ユニット91、及びクランプ治具93は、載置台95に載置されている。
コンピューターは、調整装置本体90及びスクリーンユニット150を制御する。調整用光源装置は、調整対象である反射型液晶パネル50の調整作業を行うに際し、調整用光源を導入する。固定用光源装置は、係止爪79を係合溝74に接着固定する際に紫外線硬化型接着剤を硬化させるための紫外線を供給する。コンピューター、調整用光源装置、及び固定用光源装置は、載置台95の下部に配設されている。
図5に示すように、6軸位置調整ユニット91は、位置調整機構本体190と、保持装置171とを備えている。6軸位置調整ユニット91は、投射光学ユニット334に対して変調装置ユニット48を、6軸方向において位置調整して、位置調整した位置関係において固定する。保持装置171は、変調装置ユニット48を保持し、位置調整機構本体190は、保持装置171を6軸方向において位置調整することによって、投射光学ユニット334に対して変調装置ユニット48を位置調整する。6軸方向は、位置を規定するX軸方向、Y軸方向、及びZ軸の3軸方向の位置と、X軸、Y軸、又はZ軸と平行なU軸、V軸、又はW軸の3軸の各軸まわりの回動位置(傾き角度)である。U軸、V軸、又はW軸の位置については、後述する。
位置調整機構本体190は、平面位置調整部191と、面内回動位置調整部193と、面傾き調整部195とを備えている。面傾き調整部195の先端部分に保持装置171が固定されている。
平面位置調整部191は、基台191aと、Y軸移動部材191bと、Z軸移動部材191cと、を備えている。平面位置調整部191は、変調装置ユニット48(反射型液晶パネル50)の、クロスダイクロイックプリズム43の光束入射側端面44に対する進退位置、及び光束入射側端面44に平行な面方向の位置を調整する機能を有する。変調装置ユニット48の、光束入射側端面44に平行な面方向の位置を調整することで、反射型液晶パネル50の、設計上の反射型液晶パネル50の対向基板52の光束入射面に平行な面方向の位置を調整する。
基台191aは、載置台95に固定されたX軸レール197に案内されて、図示省略した駆動モーターによって摺動自在であって、任意の位置に保持可能に載置台95に支持されている。X軸レール197はX軸方向に延在しており、基台191aは、X軸方向に摺動自在であって、任意の位置に保持可能である。Y軸移動部材191bは、基台191aに、図示省略した駆動モーターによって、Y軸方向に摺動自在であって、任意の位置に保持可能に支持されている。Z軸移動部材191cは、Y軸移動部材191bに、図示省略した駆動モーターによって、Z軸方向に摺動自在であって、任意の位置に保持可能に支持されている。
面内回動位置調整部193は、基部193aと、回動部材193bとを備えている。面内回動位置調整部193は、変調装置ユニット48(反射型液晶パネル50)の、クロスダイクロイックプリズム43の光束入射側端面44に平行な面内における回動位置の調整を行う機能を有する。変調装置ユニット48の、クロスダイクロイックプリズム43の光束入射側端面44に平行な面内における回動位置の調整を行うことで、反射型液晶パネル50の、設計上の反射型液晶パネル50の対向基板52の光束入射面に平行な面内における回動位置の調整を行う。
基部193aは、Z軸移動部材191cに固定されている。これにより、基部193aは、平面位置調整部191によって、X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向に移動自在であって、任意の位置に保持可能に支持されている。
基部193aと、回動部材193bとは、中心軸を共通にする略円柱形状を有している。当該中心軸が上述したU軸である。回動部材193bは、図示省略した回動モーターによって、中心軸(U軸)まわりに回動自在であって、任意の位置に保持可能に、基部193aに支持されている。変調装置ユニット48を位置調整して固定するために、変調装置位置調整装置80に固定される投射光学ユニット334は、投射光学ユニット334における投射レンズ3の光軸が、回動部材193bの回動軸に一致する位置に、固定される。
図5又は図6に示すように、面傾き調整部195は、基部195aと、第一調整部材195bと、第二調整部材195cと、を備えている。面傾き調整部195は、変調装置ユニット48(反射型液晶パネル50)の、クロスダイクロイックプリズム43の光束入射側端面44に平行な面に対する傾きの調整を行う機能を有する。変調装置ユニット48の、光束入射側端面44に平行な面に対する傾きの調整を行うことで、反射型液晶パネル50の、設計上の反射型液晶パネル50の対向基板52の光束入射面に対する傾きを補正する調整を行う。
基部195aは、回動部材193bに固定されている。これにより、基部195aは、面内回動位置調整部193によって、面内回動位置調整部193の回動軸であるU軸まわりに回動自在であって任意の位置に保持可能に支持されている。さらに、平面位置調整部191によって、X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向に移動自在であって、任意の位置に保持可能に支持されている。
基部195aにおける、回動部材193bに固定されている面の反対側の面は、Z軸方向に垂直な平面において円弧となる凹曲面に形成されている。円弧の中心を通り、Z軸に平行な軸が、上述したW軸である。基部195aは、回動部材193bに対して、W軸がU軸と交差する位置に固定されている。第一調整部材195bは、基部195aの凹曲面に内接する凸曲面の面を有している。第一調整部材195bは、基部195aに、凹曲面に沿って凸曲面が摺動自在であって、任意の位置に保持可能に支持されている。すなわち、第一調整部材195bは、基部195aに、W軸まわりに回動自在であって、任意の位置(角度)に保持可能に支持されている。
第一調整部材195bにおける、基部195aに支持されている面の反対側の面は、Y軸方向に垂直な平面において円弧となる凹曲面に形成されている。円弧の中心を通り、Y軸に平行な軸が、上述したV軸である。凹曲面は、V軸が、W軸とU軸とが交差する点を通る形状に形成されている。U軸とW軸とV軸とが、交差する点を調整中心点500と表記する。
第二調整部材195cは、第一調整部材195bの凹曲面に内接する凸曲面の面を有している。第二調整部材195cは、第一調整部材195bに、凹曲面に沿って凸曲面が摺動自在であって、任意の位置に保持可能に支持されている。すなわち、第二調整部材195cは、第一調整部材195bに、V軸まわりに回動自在であって、任意の位置(角度)に保持可能に支持されている。
図6に示すように、保持装置171は、保持装置基部140と、中央当接部141と、把持装置144と、調整光ファイバー142と、硬化光ファイバー143と、を備えている。
保持装置基部140は、第二調整部材195cに固定されている。
中央当接部141は、当接端面141aを有する略直方体形状の外形形状を有し、直方体形状の一端が当接端面141aに開口した中空部141bを有し、保持装置基部140に立設されている。中央当接部141は、図5及び図6に示した例では、直方体形状が、第二調整部材195cの先端からX軸方向に突出しており、先端の当接端面141aは、Y軸方向及びZ軸方向に平行な面である。
把持装置144は、把持基部145と、把持腕146aと、把持突起147aと、把持腕146bと、把持突起147bと、を有する把持装置組144aを2組備えている。図5及び図6に示した例では、把持基部145は、Z軸方向において、保持装置基部140に立設された中央当接部141の両側に1個ずつ、保持装置基部140に固定されている。把持基部145は、Y軸方向に延在している。
把持腕146a及び把持腕146bは、把持基部145に、Y軸方向に摺動自在であって任意の位置に保持可能に支持されている。把持腕146a及び把持腕146bは、略直方体形状を有し、中央当接部141と略平行にZ軸方向に伸びている。把持腕146a及び把持腕146bの、把持基部145に支持された側の反対側の先端には、把持突起147a又は把持突起147bが立設されている。把持突起147a及び把持突起147bは、把持腕146a及び把持腕146bの互いに向き合う面に突設されており、把持腕146a及び把持腕146bが把持基部145上をY軸方向に摺動することで、互いに離接する。把持突起147a及び把持突起147bが互いに接近して、上述した把持用突起73の両側に当接することで、把持装置144は、把持用突起73を把持することができる。
2個の把持装置組144aがそれぞれ把持用突起73を把持できる位置に位置した変調装置ユニット48の当接面72aは、中央当接部141の当接端面141aに当接可能である。当該変調装置ユニット48のワイヤグリッド41は、光変調装置42及び偏光板46に対向する面の反対面が、中央当接部141の当接端面141aに開口した中空部141bの開口に臨んでいる。
中央当接部141の中空部141bには、調整光ファイバー142が4本配設されている。調整光ファイバー142は、上述した調整用光源装置に接続されており、調整用光源装置から射出された光が、調整光ファイバー142の先端から射出される。4本の調整光ファイバー142のそれぞれは、中空部141bの4隅に配設されている。
調整光ファイバー142の先端は、2個の把持装置組144aがそれぞれ把持用突起73を把持し、当接面72aが当接端面141aに当接した状態では、変調装置ユニット48のワイヤグリッド41の4隅にそれぞれ臨んでいる。この状態の変調装置ユニット48における光変調装置42の反射型液晶パネル50の画像表示領域50aの面は、X軸方向及びY軸方向に平行である。調整光ファイバー142は中空部141bではX軸方向に延在しており、先端からは、Y軸方向に調整光を射出する。調整光ファイバー142から射出された調整光は、それぞれワイヤグリッド41の4隅を透過し、反射型液晶パネル50の画像表示領域50aの4隅に入射し、反射されて射出される。反射型液晶パネル50から射出された調整光は、ワイヤグリッド41で反射されて、クロスダイクロイックプリズム43を経由して、投射レンズ3によって、透過型スクリーン153に照射されて画像を形成する。
硬化光ファイバー143は、Z軸方向において、中央当接部141をはさんで両側に配設されている。硬化光ファイバー143は、上述した固定用光源装置に接続されており、固定用光源装置から射出された硬化光が、硬化光ファイバー143の先端から射出される。硬化光ファイバー143の先端から射出された硬化光は、変調装置位置調整装置80に保持された投射光学ユニット334又は変調装置ユニット48の係止爪79と係合溝74とが遊嵌した部分に配置された接着剤に照射される。硬化光を照射して接着剤を硬化させることで、係止爪79を係合溝74に接着固定する。これにより、投射光学ユニット334に対して、変調装置ユニット48の位置を固定する。
次に、保持装置171に保持された変調装置ユニット48の反射型液晶パネル50と6軸位置調整ユニット91の各部分との位置関係について説明する。
上述したように、反射型液晶パネル50から射出された変調光は、ワイヤグリッド41で反射されて、クロスダイクロイックプリズム43を経て、投射レンズ3に入射する。このため、投射レンズ3においては、変調光は、ワイヤグリッド41による反射型液晶パネル50の虚像から射出された光として扱うことができる。ワイヤグリッド41による反射型液晶パネル50の虚像を、反射パネル像550と表記する。反射パネル像550における、反射型液晶パネル50のパネル中心55に相当する点をパネル虚像中心555と表記する。
保持装置171に保持された変調装置ユニット48は、2個の把持装置組144aがそれぞれ把持用突起73を把持することで、6軸位置調整ユニット91に対する、Y軸方向の位置が定まっている。変調装置ユニット48の当接面72aが中央当接部141の当接端面141aに当接することで、6軸位置調整ユニット91に対する、変調装置ユニット48のX軸方向の位置が定まっている。取付部材70に形成された位置決め部材(図示省略)に、把持突起147a及び把持突起147bが接触することで、6軸位置調整ユニット91に対する、変調装置ユニット48のZ軸方向の位置が定まっている。
変調装置ユニット48は、設計上、変調装置ユニット48のパネル虚像中心555が、6軸位置調整ユニット91の調整中心点500に位置する状態で、6軸位置調整ユニット91の保持装置171に保持される。
保持装置171が、ユニット保持手段に相当する。位置調整機構本体190が、位置調整手段に相当する。調整中心点500が、調整中心に相当する。パネル虚像中心555が、反射型偏光板による反射型光変調素子の虚像における反射型光変調素子の中心に相当する。
<変調装置位置調整工程>
次に、変調装置位置調整装置80を用いて、投射光学ユニット334に対して変調装置ユニット48を、位置調整して固定する工程について、図7を参照して説明する。上述したように、投射光学ユニット334に対して変調装置ユニット48を、位置調整して固定する工程は、投射レンズ3に対して反射型液晶パネル50を、位置調整して固定する工程である。図7は、投射レンズに対して反射型液晶パネルを、位置調整する工程を示すフローチャートである。
最初に、図7のステップS1では、変調装置ユニット48を、形成する。図2を参照して説明したように、ワイヤグリッド41と光変調装置42と偏光板46とを、取付部材70の所定の位置に固定して、変調装置ユニット48を形成する。
次に、図7のステップS2では、接着剤を係合溝74に配置する。接着剤は、本実施形態では、UV硬化型の接着剤を用いる。接着剤は、硬化させる前に流出することを抑制するために、粘性が高いことが好ましい。あるいは、係合溝74に配置した接着剤の表面のみを硬化させる仮硬化工程を実施してもよい。
次に、ステップS3では、変調装置位置調整装置80に変調装置ユニット48をセットする。予め、変調装置位置調整装置80のクランプ治具93に、投射光学ユニット334を固定する。次に、調整部材76の係止爪79が係合溝74に遊嵌する状態で調整部材76に取付部材70を取り付ける。すなわち、投射光学ユニット334に、変調装置ユニット48を、位置調整可能に取り付ける。係止爪79が係合溝74に遊嵌した状態で、変調装置位置調整装置80が備える6軸位置調整ユニット91の保持装置171によって、変調装置ユニット48の取付部材70を保持することにより、変調装置ユニット48が変調装置位置調整装置80にセットされる。
図5及び図6を参照して説明したように、変調装置ユニット48は、設計上、変調装置ユニット48のパネル虚像中心555が、6軸位置調整ユニット91の調整中心点500に位置する状態で、6軸位置調整ユニット91の保持装置171に保持される。
次に、図7のステップS4では、反射型液晶パネル50の焦点粗調整を実施する。焦点調整の工程は、投射レンズ3の焦点位置に対して、反射型液晶パネル50の投射レンズ3の光軸方向における位置を調整する工程である。焦点粗調整の工程は、光変調装置42R、光変調装置42G、光変調装置42Bのそれぞれについて実施する。
上述したように、投射レンズ3においては、変調装置ユニット48の反射型液晶パネル50から射出された変調光は、ワイヤグリッド41による反射型液晶パネル50の虚像である反射パネル像550から射出された光として扱うことができる。反射型液晶パネル50の焦点調整は、投射レンズ3の光軸に対する反射パネル像550の傾き及び、投射レンズ3の光軸方向における設計上の位置からのずれを補正することによって実施する。
保持装置171に保持された変調装置ユニット48における反射パネル像550は、設計上、画像表示領域50aの面方向が、U軸に垂直であり、パネル虚像中心555が、調整中心点500に位置している。
最初に、反射型液晶パネル50(反射パネル像550)が、投射レンズ3の光軸方向において、適切な位置にあるかを判定し、適切な位置に位置させるための移動量を求める。詳細には、透過型スクリーン153に形成された投射画像の4隅を、4台のCCDカメラ155で撮影して、画像情報を取得する。当該画像情報を解析して、4隅の画像が焦点の合った画像であるか否かを判定する。変調装置位置調整装置80において、クランプ治具93に保持された投射光学ユニット334の投射レンズ3と透過型スクリーン153との位置は適切に調整されている。透過型スクリーン153上の画像の焦点ずれは、投射レンズ3に対する反射型液晶パネル50(反射パネル像550)の位置が適切な位置からずれていることに起因して発生する。
CCDカメラ155による画像情報から、反射型液晶パネル50(反射パネル像550)における当該CCDカメラ155が撮影した部分の光を射出した部分の、投射レンズ3の光軸方向における位置が適切であるか判定する。また、適切な位置に位置させるための投射レンズ3の光軸方向における補正移動量が求められる。4台のCCDカメラ155による画像情報を比較することによって、反射型液晶パネル50(反射パネル像550)の4隅のそれぞれの、投射レンズ3の光軸方向における位置が適切であるか、すなわち、投射レンズ3の光軸方向に直角な面に対する反射型液晶パネル50(反射パネル像550)の傾きの有無を判定する。また、傾きを補正するための傾き補正量を求める。
次に、求められた補正移動量及び傾き補正量に基づいて、補正を実施する。
上述したように、6軸位置調整ユニット91において、平面位置調整部191の基台191aが載置台95に対してU軸方向(光変調装置42Gを調整する場合は図1に示したX軸方向、光変調装置42R又は光変調装置42Bを調整する場合は図1に示したY軸方向)に移動する。当該移動により、保持装置171に保持された変調装置ユニット48を、U軸方向に、求めた補正移動量だけ移動して、投射レンズ3の光軸方向における位置を補正する。
上述したように、6軸位置調整ユニット91において、面傾き調整部195は、変調装置ユニット48(反射型液晶パネル50)の、クロスダイクロイックプリズム43の光束入射側端面44に平行な面に対する傾きの調整を行う機能を有する。光束入射側端面44の面方向は、設計上、投射レンズ3の光軸に垂直であって、面傾き調整部195は、反射型液晶パネル50(反射パネル像550)の投射レンズ3の光軸方向に直角な面に対する傾きを調整できる。面傾き調整部195によって、保持装置171に保持された変調装置ユニット48を、W軸まわり及びV軸まわりに回動させて、投射レンズ3の光軸方向に直角な面に対する傾きを変化させる。求めた傾き補正量に相当する角度を回動させることで、反射型液晶パネル50(反射パネル像550)の投射レンズ3の光軸方向に直角な面に対する傾きを調整する。
次に、図7のステップS5では、反射型液晶パネル50の平面位置の粗調整を実施する。平面位置を調整する工程は、画像表示領域50aの面に平行な面方向における、反射型液晶パネル50の位置及び傾きを調整する工程である。平面位置を調整する工程は、光変調装置42R、光変調装置42G、光変調装置42Bのそれぞれについて実施する。
反射型液晶パネル50の平面位置の調整は、反射パネル像550の、投射レンズ3の光軸方向に垂直な面方向における傾き及び位置の設計上の傾き及び位置との誤差を補正することによって実施する。
最初に、反射型液晶パネル50(反射パネル像550)が、投射レンズ3の光軸方向に垂直な面方向において、適切な位置にあるか、及び傾きが適切であるかを判定し、適切な位置に適切な傾きで位置させるための移動量および回動量を求める。詳細には、透過型スクリーン153に形成された投射画像の4隅を、4台のCCDカメラ155で撮影して、反射パネル像550における画像表示領域の4隅の端の画素の像の位置情報を取得する。4個の画素の像の位置情報から、画像表示領域の位置及び傾きの、設計上の位置及び傾きとの誤差を求める。また、当該誤差を補正するための補正移動量、及び補正回動量を求める。画像表示領域の設計上の位置は、略長方形形状を有する画像表示領域の中心がU軸上にあり、略長方形形状の各辺がV軸方向又はW軸方向に平行である位置である。
次に、求められた補正移動量及び補正回動量に基づいて、補正を実施する。
上述したように、光変調装置42Gの位置調整を実施する6軸位置調整ユニット91において、平面位置調整部191のY軸移動部材191bは、基台191aに、Y軸方向に摺動自在であって、任意の位置に保持可能に支持されている。Z軸移動部材191cは、Y軸移動部材191bに、Z軸方向に摺動自在であって、任意の位置に保持可能に支持されている。Y軸方向が、図6に示したV軸方向であり、Z軸方向が、図6に示したW軸方向である。
平面位置調整部191によって、保持装置171に保持された変調装置ユニット48を、V軸方向及びW軸方向に平行な面方向において、求めた補正移動量だけ移動することで、反射型液晶パネル50(反射パネル像550)の、平面方向の位置を補正して、調整する。
上述したように、6軸位置調整ユニット91において、面内回動位置調整部193は、基部193aと、回動部材193bとを備えている。面内回動位置調整部193は、U軸まわりの回動位置の調整を行う機能を有する。保持装置171に保持された変調装置ユニット48における反射パネル像550の画像表示領域の面方向は、設計上、U軸に垂直であり、投射レンズ3の光軸に垂直である。
面内回動位置調整部193によって、保持装置171に保持された変調装置ユニット48を、U軸まわりに、求めた補正回動量だけ回動させることで、反射型液晶パネル50(反射パネル像550)の、平面方向の傾きを補正して、調整する。
次に、ステップS6では、反射型液晶パネル50の焦点微調整を実施する。焦点微調整の工程では、焦点粗調整を実施した後に平面位置粗調整を実施することで、ずれが生じた可能性がある、投射レンズ3の焦点位置に対する反射型液晶パネル50の投射レンズ3の光軸方向における位置の調整を再度実施する。焦点微調整の工程は、焦点粗調整の工程と同様に実施する。
次に、ステップS7では、反射型液晶パネル50の平面位置の微調整を実施する。平面位置の微調整工程では、平面位置の粗調整工程においてそれぞれ位置調整された、光変調装置42R、光変調装置42G、及び光変調装置42Bの反射型液晶パネル50の相互の平面位置を合致させるように調整する。例えば、最初に光変調装置42Gの反射型液晶パネル50の平面位置の調整を実施する。次に、光変調装置42R、及び光変調装置42Bの反射型液晶パネル50の画素の位置を、最初に平面位置の調整を実施した光変調装置42Gの反射型液晶パネル50の画素の位置に合致させるように調整する。光変調装置42R、光変調装置42G、及び光変調装置42Bのそれぞれの平面位置の微調整工程は、平面位置の粗調整工程と同様に実施する。
次に、ステップS8では、投射レンズ3に対する反射型液晶パネル50の位置を計測し、位置ずれ量が基準値を満たすか否かを判定する。
位置ずれ量が基準値を満たしていない場合(ステップS8でNO)には、ステップS4に戻り、ステップS4からステップS8を再度実施して、反射型液晶パネル50の位置調整を再度実施する。
位置ずれ量が基準値を満たしていた場合(ステップS8でYES)には、ステップS9に進む。
ステップS9では、接着剤を硬化させる。硬化光ファイバー143から硬化光を射出して、係合溝74に配置されている接着剤を硬化させる。これにより、相対移動が可能に遊嵌していた係止爪79と係合溝74とを固着して、投射レンズ3に対する反射型液晶パネル50の位置を固定する。
次に、ステップS10では、投射光学ユニット334と3個の変調装置ユニット48とが一体になったユニットを、変調装置位置調整装置80から取り外す。
ステップS10を実施して、投射光学ユニット334に対して変調装置ユニット48を、位置調整して固定することによって、投射レンズ3に対して反射型液晶パネル50を、位置調整して固定する工程を終了する。
以下、実施形態による効果を記載する。本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)変調装置ユニット48は取付部材70を備えており、取付部材70には、反射型液晶パネル50でとワイヤグリッド41とが固定されている。これにより、反射型液晶パネル50とワイヤグリッド41とを取付部材70の所定の位置に固定するだけで、反射型液晶パネル50とワイヤグリッド41とを、互いに適切な位置関係に配置することができる。
(2)調整部材76は係止爪79を有し、取付部材70は係合溝74を有している。調整部材76は、投射レンズ3を含む投射光学ユニット334に固定されており、取付部材70には、反射型液晶パネル50とワイヤグリッド41とが固定されている。係止爪79が係合溝74に遊嵌することで、調整部材76に取付部材70が取り付けられる。これにより、遊嵌している係止爪79と係合溝74との間の隙間だけ、投射レンズ3に対して反射型液晶パネル50を相対移動させることができる。
(3)面内回動位置調整部193は、基部193aと、回動部材193bとを備えている。回動部材193bは、調整中心点500を通る中心軸(U軸)まわりに回動自在であって、任意の位置に保持可能に、基部193aに支持されている。変調装置ユニット48は、パネル虚像中心555が、6軸位置調整ユニット91の調整中心点500に位置する状態で、面傾き調整部195を介して回動部材193bに支持された保持装置171に保持される。これにより、変調装置ユニット48を、パネル虚像中心555を中心に、U軸まわりに回動させて、U軸まわりの傾きを調整することができる。
(4)面傾き調整部195は、基部195aと、第一調整部材195bと、を備えている。第一調整部材195bは、調整中心点500を通る中心軸(W軸)まわりに回動自在であって、任意の位置に保持可能に、基部195aに支持されている。変調装置ユニット48は、パネル虚像中心555が、6軸位置調整ユニット91の調整中心点500に位置する状態で、第二調整部材195cを介して第一調整部材195bに支持された保持装置171に保持される。これにより、変調装置ユニット48を、パネル虚像中心555を中心に、W軸まわりに回動させて、W軸まわりの傾きを調整することができる。
(5)面傾き調整部195は、基部195aと、第一調整部材195bと、第二調整部材195cと、を備えている。第二調整部材195cは、調整中心点500を通る中心軸(V軸)まわりに回動自在であって、任意の位置に保持可能に、第一調整部材195bに支持されている。第一調整部材195bは、基部195aに支持されている。変調装置ユニット48は、パネル虚像中心555が、6軸位置調整ユニット91の調整中心点500に位置する状態で、第二調整部材195cに支持された保持装置171に保持される。これにより、変調装置ユニット48を、パネル虚像中心555を中心に、V軸まわりに回動させて、V軸まわりの傾きを調整することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。変形例としては、例えば以下のようなものが考えられる。
(変形例1)前記実施形態において、係止爪79と係合溝74との固定は、係合溝74に配置された光硬化型接着剤を硬化させることによって実施していたが、接着剤は、光硬化型接着剤に限らない。接着剤は熱硬化型の接着剤であってもよい。固定方法は、接着剤による固定に限らない。ハンダや熱可塑性の樹脂などを用いて、高温で溶融させた固定用素材を硬化させることによって固定する固定方法であってもよい。
(変形例2)前記実施形態において、係合溝74の位置については格別に指定していないが、係合溝74をW軸が貫通する位置に設けてもよい。係合溝74をW軸が貫通する位置に設けることで、W軸まわりの回動位置を調整する際の、W軸に交差する方向における係合溝74の移動量を少なくすることができる。係合溝74の移動量を少なくすることで、係止爪79と係合溝74とが遊嵌している状態での、係止爪79と係合溝74との隙間を小さくすることができる。
(変形例3)前記実施形態において、プロジェクター1は3つの反射型液晶パネル50を用いたプロジェクターであるが、投射装置が備える反射型光変調素子は3個に限らない。例えば、1つ、2つまたは4つ以上の反射型光変調素子を用いた投射装置にも適用することができる。その場合、投射装置は、反射型偏光板や、調整支持手段等も反射型光変調素子と同じ個数備える。
(変形例4)前記実施形態において、プロジェクター1は投射画像を観察する側から投射するフロント投射型プロジェクターであるが、プロジェクターは、フロント投射型プロジェクターに限らない。プロジェクターは、投射画像を観察する側とは反対の側から投射するリア投射型プロジェクターであってもよい。
1…プロジェクター、3…投射レンズ、41,41B,41G,41R…ワイヤグリッド、42,42B,42G,42R…光変調装置、43…クロスダイクロイックプリズム、48,48B,48G,48R…変調装置ユニット、50…反射型液晶パネル、50a…画像表示領域、55…パネル中心、70…取付部材、72a…当接面、74…係合溝、76…調整部材、79…係止爪、80…変調装置位置調整装置、91…6軸位置調整ユニット、141…中央当接部、141a…当接端面、142…調整光ファイバー、144…把持装置、144a…把持装置組、145…把持基部、146a,146b…把持腕、147a,147b…把持突起、171…保持装置、190…位置調整機構本体、191…平面位置調整部、191a…基台、191b…Y軸移動部材、191c…Z軸移動部材、193…面内回動位置調整部、193a…基部、193b…回動部材、195…面傾き調整部、195a…基部、195b…第一調整部材、195c…第二調整部材、334…投射光学ユニット、500…調整中心点、550…反射パネル像、555…パネル虚像中心。

Claims (7)

  1. 入射光を光学的に変調して、前記入射光が変調された変調光を射出する反射型光変調素子と、光源から射出された前記入射光を透過させるとともに前記変調光を投射光学素子に向けて反射する反射型偏光板と、を備える投射装置の製造方法であって、
    前記反射型光変調素子と、前記反射型偏光板とを備え、前記反射型光変調素子と前記反射型偏光板とが所定の相対位置に固定されている変調素子ユニットを形成するユニット形成工程と、
    前記投射光学素子に対して前記変調素子ユニットの位置を移動させることによって、前記投射光学素子に対して、前記反射型光変調素子の位置を調整する位置調整工程と、を有することを特徴とする投射装置の製造方法。
  2. 前記位置調整工程では、6軸の調整を実施し、軸まわりの回動方向の位置調整は、前記反射型偏光板による前記反射型光変調素子の虚像における前記反射型光変調素子の中心において互いに交差する3軸のそれぞれの軸まわりの回動方向の位置を調整することを特徴とする、請求項1に記載の投射装置の製造方法。
  3. 入射光を光学的に変調して、前記入射光が変調された変調光を射出する反射型光変調素子と、光源から射出された前記入射光を透過させるとともに前記変調光を投射光学素子に向けて反射する反射型偏光板と、を備える投射装置の製造装置であって、
    前記反射型光変調素子と前記反射型偏光板とが所定の位置関係に固定された変調素子ユニットを保持するユニット保持手段と、
    前記投射光学素子に対して、前記ユニット保持手段に保持された前記変調素子ユニットの位置を移動させることによって、前記投射光学素子に対して、前記反射型光変調素子の位置を調整する位置調整手段と、を備えることを特徴とする投射装置の製造装置。
  4. 前記位置調整手段は、6軸の調整を実施し、軸まわりの回動方向を調整する際の3本の回動軸は、調整中心において互いに交差しており、
    前記ユニット保持手段は、前記反射型偏光板による前記反射型光変調素子の虚像における前記反射型光変調素子の中心を、前記調整中心に、位置させて前記変調素子ユニットを保持することを特徴とする、請求項3に記載の投射装置の製造装置。
  5. 入射光を光学的に変調して、前記入射光が変調された変調光を射出する反射型光変調素子と、
    光源から射出された前記入射光を透過させるとともに前記変調光を投射光学素子に向けて反射する反射型偏光板と、
    前記反射型光変調素子と前記反射型偏光板とが固定されており、固定されることによって、前記反射型光変調素子と前記反射型偏光板との互いの位置関係が所定の位置関係に維持される変調素子枠と、
    前記変調素子枠を前記投射光学素子に対して位置調整可能であると共に、前記変調素子枠に固定された前記反射型光変調素子及び前記反射型偏光板の前記投射光学素子に対する位置を、固定手段によって固定可能に支持する調整支持手段と、を備えることを特徴とする投射装置。
  6. 前記調整支持手段は、前記固定手段によって固定されていない状態では、前記反射型偏光板による前記反射型光変調素子の虚像における前記反射型光変調素子の中心において互いに直交する3軸まわりに回動可能に前記変調素子枠を支持していることを特徴とする請求項5に記載の投射装置。
  7. 前記調整支持手段は、前記反射型偏光板による前記反射型光変調素子の虚像における前記反射型光変調素子の中心を通って互いに交差する3軸のいずれか1軸が前記調整支持手段を貫通する位置に配設されていることを特徴とする請求項6に記載の投射装置。
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