JPH11101934A - 色分解光学モジュールの製造方法及び製造装置 - Google Patents

色分解光学モジュールの製造方法及び製造装置

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JPH11101934A
JPH11101934A JP26242097A JP26242097A JPH11101934A JP H11101934 A JPH11101934 A JP H11101934A JP 26242097 A JP26242097 A JP 26242097A JP 26242097 A JP26242097 A JP 26242097A JP H11101934 A JPH11101934 A JP H11101934A
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JP
Japan
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color separation
fixing member
fixing
optical component
ultraviolet
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JP26242097A
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Yuichi Yamamoto
裕一 山本
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体撮像素子等の光学部品をμmオーダー精
度で色分解プリズムに固定することが可能な、レジスト
レーションずれを無くすことのできる色分解光学モジュ
ールの製造方法及びその製造装置を提供する。 【解決手段】 固定部材における、色分解プリズムの光
出射面との接触部及び光学部品との接触部に、仮固定用
UVレジンを点状に塗布し(P1)、これを、色分解プ
リズムの光出射面及び光学部品に接触させて配置し(P
3)、紫外線を固定部材の全体に照射して仮固定用UV
レジンを硬化する(P4)。その後、固定部材と色分解
プリズム及び光学部品との接合部分を本固定用UVレジ
ンでシーリングし(P5)、これを紫外線硬化炉等を用
いて硬化する(P6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子、液
晶パネルあるいはデジタル・マイクロミラー・デバイス
(以下、DMDと称する)を、色分解プリズムの光出射
面上に位置決め固定する色分解光学モジュールの製造方
法及びその製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、多板式カラーカメラ固定撮像装
置では、色成分毎に対応する固体撮像素子が設けられて
おり、撮像光を色分解プリズムにより複数の色成分に分
解し、各色成分の被写体像を各固体撮像素子に入力して
得られる画像出力を、それぞれ合成することによってN
TSC(National Television Systems Committee)等の
カラー映像信号を形成して出力するようになっている。
【0003】このような複数の固体撮像素子を用いた固
体撮像装置では、各固体撮像素子により撮像される各色
成分の被写体像の重ね合わせを、光軸方向、光軸に対す
る傾き方向、光軸に垂直な面内の平行移動・回転移動に
伴う4方向の6つの方向、即ち6自由度について行わな
ければならない。
【0004】また、液晶パネルを搭載した3板方式の液
晶プロジェクターにおいては、RGB用の3枚の液晶パ
ネルの位置を、投影レンズのバックフォーカスに精度良
く合わせるフォーカス調整と、3枚の液晶パネルの各々
の画素の相互位置を高精度で合わせるアライメント調整
とが必要であり、前述の多板方式カラーカメラ固定撮像
装置と同様に、RGB各々の液晶面を色分解プリズム出
射面に対して6軸の調整を行わなければならない。
【0005】また、DMDを搭載した3板方式のDMD
プロジェクターにおいても、RGB用の3枚のDMD位
置を投射レンズのバックフォーカスに精度良く合わせる
フォーカス調整と、3枚のDMDの各々のマイクロミラ
ーの相互位置を高精度で合わせるアライメント調整とが
必要であり、前述の多板方式カラーカメラ固体撮像装置
と同様に、RGB各々のDMD面を色分解プリズム出射
面に対して6軸の調整を行わなければならない。
【0006】上記の6軸調整は、非常に精度良く行う必
要があり、具合的には、μmオーダーの精度で位置合わ
せを行わなければならない。
【0007】前述した固体撮像素子、液晶ディスプレ
イ、DMDを色分解プリズムの光出射面上に固定するに
は、通常、はんだ等の溶融金属や、接着剤が用いられ
る。前述した高い位置精度を満足し、かつ生産性を向上
させるために、その固定方法には様々な工夫がなされて
いる。
【0008】以下に、接着剤を用いて固体撮像素子を色
分解プリズムに固定する方法について説明する。特開平
4−133009号公報(以下、第1の従来例と称す
る)に開示されている固定方法では、図23に示すよう
に、固体撮像素子101は位置調整がなされた状態で固
体撮像素子101及び色分解プリズム102の出射面に
接着剤104を介して直方体のガラスからなる固定部材
103を当接させた後、固定部材103の一部に紫外線
105を照射して固定部材103を部分的に仮固定し、
その後接着剤104全体を紫外線107で硬化させるこ
とで色分解プリズム102の出射面への固体撮像素子1
01の固定を行う。
【0009】また、特開平2−140067号公報(以
下、第2の従来例と称する)に開示されている固定方法
では、図24に示すように、まず、色分解プリズム20
2の出射面に楔状の第1固定部材204が取り付けられ
る。そして、固体撮像素子201と楔状の第1固定部材
204との間に接着剤205を塗布した楔状の第2固定
部材203が挿入され、固体撮像素子201が位置合わ
せされた後、接着剤205が硬化されて固定が完了す
る。
【0010】さらに、特開平4−133008号公報
(以下、第3の従来例と称する)に開示されている固定
方法では、図25に示すように、固体撮像素子301の
位置調整がなされた状態で色分解プリズム302の出射
面及び固体撮像素子301の側面に円柱状の固定部材3
03を配し、それらの間に塗布した接着剤304を硬化
することにより固定が行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記第1の
従来例の固体撮像素子の固定方法では、直方体のガラス
からなる固定部材103に垂直に紫外線を局部的に透過
させ接着剤104を部分的に硬化して仮固定するように
なっているが、ガラスの光屈折や反射の影響から、接着
剤104に到達する紫外線の位置・面積・強度にばらつ
きが生じ、レジストレーションずれが生じるという問題
を有している。
【0012】また、上記第2の従来例の固体撮像素子の
固定方法では、色分解プリズム202と固体撮像素子2
01との間に楔状の第1・第2の固定部材203・20
4があり、接合界面が3か所となるため、各接合界面の
接着剤205を複数同時に硬化することは困難であり、
しかも光軸に対する傾き方向調整があると接着層の厚み
が不均一となり、硬化収縮量のばらつきからレジストレ
ーションずれが生じるという問題を有している。
【0013】さらに、上記第3の従来例の固体撮像素子
の固定方法では、円柱状の固定部材303を用いている
ため、その形状から固定部材303と固体撮像素子30
1及び色分解プリズム302との接合界面の接着剤層の
厚みは不均一となり、硬化収縮ひずみからレジストレー
ションずれが生じるという問題を有している。
【0014】以上のことから、何れの固体撮像素子の固
定方法においても、レジストレーションずれが生じるこ
とから、固体撮像素子をμmオーダー精度で色分解プリ
ズムに固定できていないと考えられる。
【0015】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、固体撮像素子等の光学部
品をμmオーダー精度で色分解プリズムに固定すること
が可能な、レジストレーションずれを無くすことのでき
る色分解光学モジュールの製造方法及びその製造装置を
提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の色分解
光学モジュールの製造方法は、上記の課題を解決するた
めに、色分解プリズムの光出射面に、固体撮像素子、液
晶ディスプレイ、デジタル・マイクロミラー・デバイス
等の光学部品が、固定部材を介して位置決め固定されて
いる色分解光学モジュールの製造方法において、固定部
材の色分解プリズムの光出射面との接触部、及び固定部
材の光学部品との接触部にそれぞれ、紫外線硬化型接着
剤を点状に塗布する工程と、紫外線硬化型接着剤が点状
に塗布された固定部材を、色分解プリズムの光出射面及
び光学部品に接触させて配置する工程と、点状に塗布さ
れた紫外線硬化型接着剤の硬化に必要な紫外線を固定部
材の全体に照射し、固定部材を光学部品と色分解プリズ
ムとに仮固定する工程と、仮固定後、固定部材と色分解
プリズムとの接合部分、及び固定部材と光学部品との接
合部分にそれぞれ、紫外線硬化型接着剤を充填する工程
と、上記接合部分に充填した紫外線硬化型接着剤に硬化
に必要な紫外線を全体的に照射し、固定部材を光学部品
と色分解プリズムとに本固定する工程とを含むことを特
徴としている。
【0017】上記の方法により製造された色分解光学モ
ジュールは、請求項11に記載したような、固定部材と
色分解プリズムの光出射面との接合、及び固定部材と光
学部品との接合はそれぞれ、接合界面に点状に配置され
た紫外線硬化型接着剤と、接合部分をシーリングするよ
うに充填された紫外線硬化型接着剤とによりなされてい
る構成となる。
【0018】上記の方法によれば、固定部材を部分的に
固定する仮固定と、全体的に固定する本固定との2回に
わけて固定しているので、1回で固定する場合に比べ
て、接着剤の硬化収縮を少なくし、その影響による位置
ずれを小さくできる。
【0019】そしてこの場合、仮固定時、固定部材と色
分解プリズム、及び固定部材と光学部品との接触部分に
点状に配置される紫外線硬化型接着剤の塗布量を調整し
たり、色分解プリズムと光学部品とに接触させて固定部
材を配置するときの押圧力を調整したりすることで、接
着剤量及び接着剤層厚を容易に管理できる。接着剤層の
硬化収縮むらを少なくするには、接着剤層を薄く、均一
に、かつ同時に硬化させることが必要であり、これによ
り、接着剤層の硬化収縮むらによる光学部品の位置ずれ
をより少なくできる。
【0020】しかも、部分的に固定する仮固定時の紫外
線照射は、仮固定用の紫外線硬化型接着剤が点状塗布で
あるので、固定部材の全体に照射することができ、紫外
線照射の方向性や、照射径の設定に幅を持たせることが
可能となる。したがって、特別な紫外線照射装置を用い
る必要がなく、生産性の向上が図れる。
【0021】請求項2に記載の色分解光学モジュールの
製造方法は、請求項1記載の方法において、固定部材
は、直角に交わる2面を有し、上記2面のうちの一方の
面が光学部品の側面に接触すると共に、他方の面が色分
解プリズムの光出射面に接触し、かつ、上記固定部材の
光学部品との接触面が、上記光学部品の側面面積よりも
大きいことを特徴としている。
【0022】上記の方法によれば、固定部材と色分解プ
リズム間、及び固定部材と光学部品間の仮固定用の紫外
線硬化型接着剤の厚みを、円柱形状等の固定部材を用い
た場合に比べて、極力薄く均一にする構成を得ることが
可能となる。したがって、該紫外線硬化型接着剤の塗布
むらによる硬化収縮の差によって生じる位置ずれをより
効果的に防止できる。
【0023】請求項3に記載の色分解光学モジュールの
製造方法は、請求項1記載の方法において、固定部材の
材質は、紫外線の透過率が80%以上で、かつ光屈折率
が1.6以下であることを特徴としている。
【0024】上記の方法によれば、仮固定用の紫外線硬
化型接着剤の硬化に必要な紫外線を効率よく得ることが
できると共に、固定部材での光屈折による紫外線硬化型
接着剤への紫外線到達むらを防ぐことができるので、紫
外線照射むらによる硬化収縮の差によって生じる位置ず
れを防止できる。
【0025】請求項4に記載の色分解光学モジュールの
製造方法は、請求項1記載の方法において、仮固定に用
いられる紫外線硬化型接着剤のショア硬度が、本固定に
用いられる紫外線硬化型接着剤のショア硬度よりも大き
いことを特徴としている。
【0026】上記の方法によれば、本固定用の紫外線硬
化型接着剤を硬化するときの該接着剤の硬化収縮を、硬
い仮固定用の紫外線硬化型接着剤が支えることとなり、
仮固定時の位置決めを保持したまま、本固定にてその機
械的強度のみを向上できる。
【0027】より具体的には、例えば請求項5に記載し
たように、仮固定に用いられる紫外線硬化型接着剤のシ
ョア硬度を50〜80、本固定に用いられる紫外線硬化
型接着剤のショア硬度を50〜60とすればよい。
【0028】請求項6に記載の色分解光学モジュールの
製造装置は、上記の課題を解決するために、色分解プリ
ズムの光出射面に、固体撮像素子、液晶ディスプレイ、
デジタル・マイクロミラー・デバイス等の光学部品が、
直角に交わる2面を有する2つの固定部材を用いて、上
記2面のうちの一方の面を光学部品の側面に接着させる
と共に、他方の面を色分解プリズムの光出射面に接着さ
せて固定されている色分解光学モジュールの製造装置で
あって、色分解プリズムを保持する色分解プリズム保持
手段と、色分解プリズムに対する所定の固定位置に光学
部品を保持する光学部品保持手段と、2つの固定部材を
保持すると共に、保持した各固定部材を、色分解プリズ
ム保持手段に保持された色分解プリズムの光出射面、及
び光学部品保持手段にて保持された光学部品の側面の両
方に対して、所定圧力で押圧する固定部材押圧手段とを
備えていることを特徴としている。
【0029】上記の構成によれば、色分解プリズム保持
手段にて保持された色分解プリズムに対して光学部品保
持手段が光学部品を保持し、この状態で、色分解プリズ
ムの光出射面、及び光学部品の側面の両方に対して、固
定部材押圧手段が固定部材を押圧して、固定部材と色分
解プリズムと光学部品とを接触させる。そして、固定部
材押圧手段の加圧力を制御することで、仮固定用の紫外
線硬化型接着剤の接着界面における密着強度を上げるだ
けでなく、該紫外線硬化型接着剤を押し広げ、厚みやそ
のばらつきを生産上管理し易い接着剤層として形成し、
安定した接合強度が得られ、固定による位置ずれを抑え
ることができる。
【0030】また、安定した硬化収縮歪みによる位置ず
れ挙動が得られ、それによる影響を軽減できる対応策、
例えばずれる方向、量を打ち消すように固定前の位置決
めにおいてずらしておくことなどが実施できる。
【0031】固定部材押圧手段としては、例えば、請求
項7に記載したように、固定部材に当接し、案内溝に沿
って固定部材を色分解プリズムの光出射面の法線方向か
ら光出射面に対して押し出す押出部材を有し、該押出部
材の固定部材に当接する面を、光学部品の側面に対して
も押圧力を発生するようにテーパー状に形成すること
で、容易に実現できる。
【0032】請求項8に記載の色分解光学モジュールの
製造装置は、請求項6記載の構成において、光学部品の
位置を変えて光出射面に対する位置調整を行う位置調整
装置が備えられ、該位置調整装置の先端部に、上記の光
学部品保持手段及び固定部材押圧手段が設けられている
ことを特徴としている。
【0033】上記の構成により、位置調整装置を用いて
光学部品の位置決めまでも同じ装置で実施できるので、
位置調整装置が別途に設けられている構成に比べて、作
業性を向上できる。また、位置調整装置で調整した後直
ぐに固定部材を設置できるので、位置調整時の精度を効
果的に維持できる。
【0034】請求項9に記載の色分解光学モジュールの
製造装置は、請求項6記載の構成において、紫外線照射
手段が備えられていることを特徴としている。
【0035】上記の構成により、紫外線照射手段を用い
て紫外線硬化型接着剤の硬化までが同じ装置で実施でき
るので、紫外線照射手段が別途に設けられている構成に
比べて、作業性を向上できる。また、固定部材を設置し
て紫外線硬化型接着剤の層厚等を制御した後直ぐに硬化
できるので、位置調整時の精度を効果的に維持できる。
【0036】請求項10に記載の塗布装置は、固定部材
に紫外線硬化型接着剤を点状に塗布する塗布装置であっ
て、3次元座標軸のX,Y,Z軸方向、及びZ軸を中心
に円を描く方向の4軸方向の所定位置に作用部を位置決
めし得る位置決め手段と、該位置決め手段の作用部にノ
ズルが取り付けられ、任意に設定できる所定量の紫外線
硬化型接着剤をノズル先端より塗布する定量塗布手段と
を備えていることを特徴としている。
【0037】上記の構成により、点状に塗布する紫外線
硬化型接着剤の塗布位置、及び塗布量に再現性が付与さ
れる。したがって、安定した硬化収縮歪みによる位置ず
れ挙動が得られ、それによる影響を軽減できる対応策を
実現し易い。
【0038】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕本発明の実施の一形態について図1な
いし図14に基づいて説明すれば、以下の通りである。
なお、本実施の形態では、本発明の色分解光学モジュー
ルの製造方法およびその製造装置を3板式カラーカメラ
固体撮像装置の製造に適用した場合について説明する。
【0039】3板式カラーカメラ固体撮像装置は、図2
に示すように、撮像ブロックに、撮像レンズ1と、空間
フィルター2と、色分解プリズム3と、3つの固体撮像
素子4R・4G・4Bとを備え、回路部に、撮像素子駆
動回路5と、映像信号処理回路6とを備えた構成であ
る。
【0040】図3に撮像ブロックの上面図を示す。該図
に示すように、色分解プリズム3は、撮像レンズ1から
入射される光(図中、一点鎖線にて表記)を3原色のR
GB成分に分解するもので、3つのプリズム部材からな
り、これら3つのプリズム部材の各光出射面10r・1
0g・10bに、3つの固体撮像素子4R・4G・4B
が固定部材7を介して固定されている。なお、固体撮像
素子4(任意)を固定部材7を介して固定する方法の詳
細は後述する。
【0041】3つの固体撮像素子4R・4G・4Bはそ
れぞれ、対応する光出射面10r・10g・10bから
の出射光を撮像して、図2の映像信号処理回路6へと画
像出力し、映像信号処理回路6が、各色の画像を合成し
てカラー映像信号を作成する。3つの固体撮像素子4R
・4G・4Bは、撮像素子駆動回路5にてその駆動が制
御される。
【0042】図4に、撮像ブロックの外観斜視図を示
す。該図からも分かるように、3つの固体撮像素子4R
・4G・4Bは、所望の合成画像が得られるように、3
次元での位置調整が成されている。
【0043】また、固体撮像素子4は、色分解プリズム
3における光出射面10(任意)に、2つの直方体形状
の固定部材7・7を介して固定されている。詳細には、
2つの固定部材7・7の直角を成す2面のうちの一方を
光出射面10にそれぞれ接着し、対向する他方の面に
て、固体撮像素子4の側面を挟み込むようにして固体撮
像素子4と固定部材7・7とが接着されることで、固体
撮像素子4が光出射面10に固定されている。
【0044】ここで、色分解プリズム3と固定部材7と
の接着、及び固定部材7と固体撮像素子4との接着は、
接合界面に点状に配置された仮固定用UVレジン(仮固
定用の紫外線硬化型接着剤)8と、その接合部分に、接
合部分をシーリングするように塗布された本固定用UV
レジン(本固定用の紫外線硬化型接着剤)9とで行われ
ている。
【0045】以下に、撮像ブクックの製造手順を、図1
の工程図に基づきながら、図4ないし図13を用いて詳
述する。
【0046】まずは、固定部材7の直角を成す2面の所
定位置に、仮固定用UVレジン8を点状に塗布する(P
1)。
【0047】ここでは、図5に示す塗布装置を用いる。
該塗布装置は、図中4つの矢印a・b・c・dで示す軸
方向に移動可能な4軸ロボット(位置決め手段)40
と、定量塗布装置(定量塗布手段)41とを組み合わせ
た構成であり、4軸ロボット40は、矢印dで示す軸方
向にスライド移動可能なステージ40aを有し、矢印a
・b・cで示す3軸方向に移動可能なエンドエフェクタ
(作用部)40bに、定量塗布装置41のノズル41a
が取り付けられている。
【0048】仮固定用UVレジン8の塗布に当たり、ス
テージ40a上に固定部材7を載置し、ステージ40a
とエンドエフェクタ40bとを移動させることで、ノズ
ル41aの先端を固定部材7の所定位置に位置合わせす
る。そして、ノズル41aより所定量の仮固定用UVレ
ジン8を溢出させることで、固定部材7に仮固定用UV
レジン8を点状に塗布する。
【0049】このような塗布装置を用いることで、点状
に塗布する仮固定用UVレジン8の塗布位置、及び塗布
量に再現性が具備され、安定した硬化収縮歪みによる位
置ずれ挙動が得られ、それによる影響を軽減できる対応
策を立て易い。
【0050】上記固定部材7としては、UV(Ultravio
let Rays)光を十分に透過し、かつ、UV光の角度が固
定部材7による曲がりが少ないように、UV(波長36
5m近辺)を80%以上透過し、かつ光屈折率1.6以
下の光学ガラスを用いている。その一例として、ほうけ
いクラウンガラスBK−7を挙げることができる。
【0051】また、固定部材7は、前述したように直方
体形状であり、かつ、直角を成す2面のうちの一方の固
体撮像素子4の側面と接触する側の面は、固体撮像素子
4の側面より大きく設定されている。
【0052】仮固定用UVレジン8としては、本固定に
用いる本固定用UVレジン9よりも硬いショア硬度70
〜80のものを用いている。点状塗布する塗布量として
は、例えば固定部材7の形状が、3mm×3mm×5m
mであれば、2/1000g(仮固定用UVレジン8の
量)×4個が適当である。
【0053】次に、色分解プリズム3の各光出射面10
r・10g・10bの所定位置に、各固体撮像素子4R
・4G・4Bの位置合わせを行い(P2)、その後、こ
れら固体撮像素子4R・4G・4Bを固定すべく、仮固
定用UVレジン8を点状に塗布した状態の固定部材7を
色分解プリズム3と固体撮像素子4の両方に接触するよ
うに配置し(P3)、UV照射して仮固定用UVレジン
8を硬化させる(P4)。
【0054】P2・P3・P4では、図6に示す位置決
め・仮固定装置を用いる。該位置決め・仮固定装置は、
各固体撮像素子4R・4G・4Bを色分解プリズム3の
各光出射面10r・10g・10bに位置合わせして仮
固定するものである。
【0055】位置決め・仮固定装置には、その略中央部
に配設された保持台23の両側に、所定の位置関係で固
定された撮像レンズ1と色分解プリズム3とを支持する
支持台(色分解プリズム保持手段)20と、位置合わせ
に用いるアライメント用パターン21とが設けられてい
る。
【0056】支持台20の近傍で、該支持台20に固定
された状態で色分解プリズム3の上下方向となる位置に
は、点状に塗布された仮固定用UVレジン8を硬化する
ためのUV光を照射する、紫外線照射手段としての、上
ガラスファイバー22aと下ガラスファイバー22bと
が各色毎に設けられている(但し、図6では1色につい
てのみ記載)。
【0057】各上ガラスファイバー22aは、上記の保
持台23に保持されており、図において矢印e・fで示
す2軸向に移動可能に構成されている。一方、各下ガラ
スファイバー22bは、保持部24にて、図において矢
印gで示す1軸方向に移動可能に構成されている。ここ
で、上ガラスファイバー22aと下ガラスファイバー2
2bとを移動可能に設けているのは、構成部品を装置内
に供給したり、各固体撮像素子4R・4G・4Bを接着
固定した色分解プリズム3を装置外に取り出す際に、邪
魔にならないようにするためである。
【0058】支持台20に固定された状態で色分解プリ
ズム3と対向する位置には、各固体撮像素子4R・4G
・4Bの3次元位置や姿勢を調整するための、6軸マニ
ピュレータ(位置調整装置)25が各色毎に設けられて
いる(但し、図6では1色についてのみ記載)。
【0059】図7に、6軸マニピュレータ25の先端部
に設けられた保持部材35の構成を示す。保持部材35
には、3つの吸着孔29a・29b・29cが設けられ
ており、上下の吸着孔29a・29cにて2つの固定部
材7・7を、中央の吸着孔29bにて固体撮像素子4を
それぞれ吸着保持するようになっている。また、吸着孔
29a・29cの各両側には、吸着されている固定部材
7・7を前方(吸着面の法線方向)に押し出す押出部材
33a(図9参照)と、そのガイド溝33b(図9参
照)とからなる押出手段33が設けられている。押出部
材33aの先端は内側に向かって入り込むようにテーパ
ー状に形成されている。
【0060】また、保持部材35には、吸着孔29bに
保持された状態の固体撮像素子4のリード端子と電気的
な接続が可能な電極部31を有するクリップ部32も設
けられており、固体撮像素子4にて撮像された画像(こ
こでは、アライメント用パターン21の画像)を、図8
に示す映像回路27に出力するようになっている。
【0061】図8に、上記位置決め・仮固定装置の制御
系を示す。3つの6軸マニピュレータ25から画像出力
が入力される映像回路27の後段には画像計測部28が
設けられ、画像計測部28の出力が、制御中枢であるホ
ストコンピュータ30に入力される。ホストコンピュー
タ30は、画像計測部28を介して送られる各6軸マニ
ピュレータ25の画像出力より、各画像にボケ、傾きが
なく所定位置に重なり合うように各固体撮像素子4R・
4G・4Bの補正量をそれぞれ演算するものである。ま
た、ホストコンピュータ30は、その演算結果を基に、
各6軸マニピュレータ25をマニピュレータ制御部26
を介して駆動して、各固体撮像素子4R・4G・4Bの
位置・姿勢をそれぞれ調整する。さらに、ホストコンピ
ュータ30は、UV照射部29を制御して、各色毎に設
けられたガラスファイバー部22(上ガラスファイバー
22aと下ガラスファイバー22bからなる)に紫外線
を供給するようになっている。
【0062】このような構成の位置決め・仮固定装置を
用いて、まず、色分解プリズム3を、アライメント用パ
ターン21を撮像できるように支持台20に固定する。
次に、各6軸マニピュレータ25の保持部材35に、2
つの固定部材7・7と、対応する固体撮像素子4を吸着
させてセットし、クリップ部32にて電気的接続を行
う。
【0063】図9(a)に、2つの固定部材7・7と固
体撮像素子4のセットが完了した状態を示す。この状態
で3つの6軸マニピュレータ25を駆動して各固体撮像
素子4R・4G・4Bを移動させ、各色の固体撮像素子
4R・4G・4Bからの画像出力を基に、各固体撮像素
子4R・4G・4Bの位置・姿勢を調整し、位置決めす
る。
【0064】次に、同図(b)に示すように、固定部材
7・7を、押出手段33・33にて色分解プリズム3側
へと押し出し、光出射面10に押し付ける。押出部材3
3aの先端は内側に向かって入り込むように傾斜してい
るので、光出射面10に当接した状態でさらに押し付け
ることで、固定部材7・7は固体撮像素子4側へも押し
付けられることとなり、固体撮像素子4との接触が保持
される。そして、光出射面10及び固体撮像素子4へと
押し付けられることで、各固定部材7の2面に点状に塗
布された仮固定用UVレジン8にて、各固定部材7と色
分解プリズム3及び固体撮像素子4とが接触部分で接着
する。
【0065】続いて、同図(c)に示すように、固定部
材7・7の吸着を解除し、押出部材33a・33aを、
保持部材35内に後退させ、太矢印で示す方向から仮固
定用UVレジン8の硬化に必要なUVを、ガラスファイ
バー部22から照射して、仮固定用UVレジン8を硬化
させる。図10に、仮固定用UVレジン8にUV照射を
行っている状態の撮像ブロックの外観斜視図を示す。
【0066】その後、図9(d)に示すように、固体撮
像素子4の吸着と電気的接続を解除し、保持部材35を
後退させる。これにて、仮固定が完了する。
【0067】このような位置決め・仮固定装置を用いる
ことで、仮固定用UVレジン8の接着界面における密着
強度を上げるだけでなく、押出手段33による加圧力を
制御することで、仮固定用UVレジン8を押し広げ、厚
みやそのばらつきを生産上管理し易い接着剤層として形
成し、安定した接合強度が得られ、固定による位置ずれ
を抑えることができる。
【0068】また、安定した硬化収縮歪みによる位置ず
れ挙動が得られ、それによる影響を軽減できる対応策、
例えばずれる方向、量を打ち消すように固定前の位置決
めにおいてずらしておくことなどが実施できる。
【0069】次に、本固定を行うべく、固定部材7と色
分解プリズム3及び固体撮像素子4との接合部分に本固
定用UVレジン9をシーリングするように線状に塗布す
る(P5)。本固定用UVレジン9の塗布は、図11に
示すように、ディスペンサ36を用いることで、容易に
行える。
【0070】本固定用UVレジン9としては、仮固定に
用いた仮固定用UVレジン8よりも柔らかいショア硬度
50〜60のものを選択する。
【0071】その後、本固定用UVレジン9をUV照射
により硬化する(P6)。ここでは、図12に示すよう
に、本固定用UVレジン9が塗布された状態の複数の撮
像ブロック38を、UV照射炉37を用いて一括して硬
化する。これにて、本固定が完了する。図13に、本固
定が完了した状態での、色分解プリズム3、固体撮像素
子4、及び固定部材7の接着部分の側面図を示す。
【0072】以上のように、本実施の形態においては、
3板式カラーカメラ固体撮像装置における撮像ブロック
の製造にあたり、仮固定用UVレジン8が点状に塗布さ
れた固定部材7を各固体撮像素子4毎に2つずつ用意
し、これを位置合わせが終了した状態の色分解プリズム
3と固体撮像素子4とに接触させて配置し、その状態で
固定部材7全体にUVを照射して仮固定用UVレジン8
を硬化させて仮固定し、その後、固定部材7と色分解プ
リズム3及び固体撮像素子4との接合部分に仮固定用U
Vレジン8よりも柔らかい本固定用UVレジン9をシー
リングするように線状に塗布し、これを硬化させること
で本固定するようになっている。
【0073】したがって、部分的に固定する仮固定と、
全体的に固定する本固定との2回にわけて固定している
ので、レジンの硬化収縮歪みの影響による位置擦れを小
さくできる。しかも、仮固定時、仮固定用UVレジン8
の塗布量を調整したり、位置合わせが終了した状態の色
分解プリズム3と固体撮像素子4とに接触させて固定部
材7を配置するときの押圧力を調整したりすることで、
仮固定用UVレジン8の量及び層厚を容易に管理できる
ので、仮固定時における接着剤層の硬化収縮むらによる
固体撮像素子4の位置ずれをより少なくできる。
【0074】さらに、部分的に固定する仮固定時のUV
照射は、仮固定用UVレジン8が部分的な点状塗布であ
るので、全体的に照射することができ、UV照射の方向
性や、照射径の設定に幅を持たせることが可能となり、
特別なUV照射装置を用いる必要がない。
【0075】また、固定部材7が直方体形状であり、か
つ、直角を成す2面のうちの一方の固体撮像素子4の側
面と接触する側の面は、固体撮像素子4の側面より大き
く設定されているので、固定部材7と色分解プリズム3
間、及び固定部材7と固体撮像素子4間の仮固定用UV
レジン8の厚みを極力薄く均一にすることが可能とな
り、仮固定用UVレジン8の塗布むらによる硬化収縮の
差によって生じる位置ずれを防止できる。
【0076】なお、ここでは、固定部材7として直方体
形状のものを用いたが、直角を成す2面を有しておれば
よく、図14に示すような、断面直角三角形の三角柱形
状の固定部材39を用いてもよい。
【0077】また、上記固定部材7としては、UV(波
長365m近辺)を80%以上透過し、かつ光屈折率
1.6以下の光学ガラスを用いているので、仮固定用U
Vレジン8の硬化に必要なUVを効率よく得ることがで
き、光屈折による仮固定用UVレジン8へのUV到達む
らを防ぎ、照射むらによる硬化収縮の差によって生じる
位置ずれを防止できる。
【0078】また、仮固定用UVレジン8に本固定用U
Vレジン9よりもショア硬度の大きい硬いものを用いた
ので、柔らかい本固定用UVレジン9の硬化収縮を硬い
仮固定用UVレジン8が支えることとなり、仮固定時の
位置決めを保持したまま、本固定にてその機械的強度の
みを向上できる。反対に、ヒートショック(40℃〜8
0℃)においては、構成部品の熱膨張率の差による動き
に対して、柔らかい本固定用UVレジン9が硬い仮固定
用UVレジン8の接着界面での剥離に至らない程度に緩
和することで、機械的強度の向上を図っている。
【0079】〔実施の形態2〕本発明の実施のその他の
形態について、図15ないし図22に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実
施の形態1にて示した部材と同一の機能を有する部材に
は、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0080】本実施の形態では、本発明の色分解光学モ
ジュールの製造方法およびその製造装置を、3板式液晶
プロジェクターの製造に適用した場合について説明す
る。
【0081】3板式液晶プロジェクターは、図16に示
すように、光学ブロックに、図示しないスクリーンへ像
を投影するための投影レンズ51、P偏光・S偏光を分
離・選択できるPBS(Polarizing Beamsplitters) 5
2、ランプとリフレクタからなり、PBS52に光を供
給する光源53、色分解プリズム63、及び3原色のR
GBに対応した3つの反射型TN液晶パネル(以下、L
CD(Liquid CrystalDisplay) と称する)54R・5
4G・54Bを備え、かつ、LCD54R・54G・5
4Bを駆動する駆動回路56と、光源53に電力供給を
行う点灯電源55とを備えている。
【0082】図17に光学ブロックの上面図を示す。該
図に示すように、色分解プリズム63は、PBS52に
て分光された光源53からのS偏光を、3原色RGBに
さらに分光し、また、3つのLCD54R・54G・5
4Bからの反射光であるP偏光の3原色RGBを色合成
するもので、3つのプリズム部材からなる。そして、色
分解プリズム63を構成する3つのプリズム部材の各光
出射面10r・10g・10bに、LCD54R・54
G・54Bが固定部材7を介して固定されている。
【0083】つまり、上記3板式液晶プロジェクターで
は、光源53からの光がPBS52にてP偏光とS偏光
とに分光され、そのうちのS偏光のみが色分解プリズム
63に入射する。そして、色分解プリズム63で色分解
され、LCD54R・54G・54Bに表示されている
画像情報を持ったP偏光として反射され、色分解プリズ
ム63で色合成されて出力し、PBS52を透過した
後、投影レンズ51にてスクリーン上にカラー画像とし
て投影される。
【0084】画像情報を表示するLCD54(任意)
は、図18に示すように、一対の透明基板57・58間
に液晶61を挟持した構成である。透明基板57には、
反射電極60と、該反射電極60への信号電圧の印加を
スイッチングするスイッチング素子59が設けられ、他
方の透明基板58には、対向電極(図示せず)が形成さ
れている。LCD54では、反射電極60と対向電極と
の間の電圧差にて液晶の配向を変化させることで、透明
基板58より入射して反射電極60にて反射される光の
光量を調整し、表示を行うようになっている。
【0085】図19に、光学ブロックの外観斜視図を示
す。該図からも分かるように、3つのLCD54R・5
4G・54Bは、所望の合成画像が得られるように、3
次元での位置調整が成されている。そして、LCD54
は、色分解プリズム63における光出射面10(任意)
に、2つの直方体形状の固定部材7・7を介して、前述
の実施の形態1における固体撮像素子4と同様の手法で
固定されている。
【0086】つまり、点状に塗布した仮固定用UVレジ
ン8を用いた仮固定後の、本固定用UVレジン9による
本固定を経て、2つの固定部材7・7の直角を成す2面
のうちの一方を光出射面10にそれぞれ接着し、対向す
る他方の面にて、LCD54の側面を挟み込むようにし
てLCD54と固定部材7・7とが接着されることで、
LCD54が光出射面10に固定されている。
【0087】図15のP11〜P16にその製造手順を
示すが、P12、P13、P14で用いられる位置決め
・仮固定装置が、前述の実施の形態1にて説明した図6
ないし図8の装置と若干異なる以外は、同じ装置を使用
する。
【0088】3つのLCD54R・54G・54Bの位
置合わせでは、LCD54R・54G・54Bに表示さ
れた画像をスクリーン上に投影させ、投影画像を重ね合
わせる必要がある。したがって、アライメントパターン
21の位置にはスクリーンが設けられており、該スクリ
ーン上に投影されたテストパターンの投影像を3つのC
CD等で撮像し、その画像を用いて3色の投影像が重な
り合う用に、位置決めすればよい。
【0089】図20に、仮固定時におけるUV照射の状
態を示す。また、図21に、直方体形状の固定部材7の
代わりに、三角柱形状の固定部材39を用いた場合の光
学ブロックの外観斜視図を示す。
【0090】なお、本実施の形態2では、3板式液晶プ
ロジェクターの製造に適用した場合について説明した
が、LCD54に代えてDMDを使用した、3板式DM
D液晶プロジェクターの光学ブロックも同様の製造手順
で製造できる。
【0091】上記した反射型のLCD54の光の制御
は、電圧の印加による液晶分子の配向を変えることで反
射光のON・OFFを行うデバイスであったが、DMD
は、図22に示すように、半導体チップ64上に複数の
微細なマイクロミラー65を敷き詰め、静電界作用によ
り、各マイクロミラー65の角度を個々に制御すること
で、反射光のON・OFFを行うデバイスである。マイ
クロミラー65の大きさは、16μm角で、これが1.
5cm角の半導体チップ64上に45万個敷き詰められ
ている。
【0092】なお、上記実施の形態の説明においては、
光学部品(固体撮像素子4、LCD54、DMD)と固
定部材7とを仮固定する仮固定用UVレジン8を、固定
部材7側に塗布した場合のみを記載したが、光学部品の
側面に仮固定用UVレジン8を塗布してもよい。
【0093】
【発明の効果】請求項1に記載の色分解光学モジュール
の製造方法は、以上のように、固定部材の色分解プリズ
ムの光出射面との接触部、及び固定部材の光学部品との
接触部にそれぞれ、紫外線硬化型接着剤を点状に塗布す
る工程と、紫外線硬化型接着剤が点状に塗布された固定
部材を、色分解プリズムの光出射面及び光学部品に接触
させて配置する工程と、点状に塗布された紫外線硬化型
接着剤の硬化に必要な紫外線を固定部材の全体に照射
し、固定部材を光学部品と色分解プリズムとに仮固定す
る工程と、仮固定後、固定部材と色分解プリズムとの接
合部分、及び固定部材と光学部品との接合部分にそれぞ
れ、紫外線硬化型接着剤を充填する工程と、上記接合部
分に充填した紫外線硬化型接着剤に硬化に必要な紫外線
を全体的に照射し、固定部材を光学部品と色分解プリズ
ムとに本固定する工程とを含むものである。
【0094】これにより、請求項11に記載したよう
な、固定部材と色分解プリズムの光出射面との接合、及
び固定部材と光学部品との接合はそれぞれ、接合界面に
点状に配置された紫外線硬化型接着剤と、接合部分をシ
ーリングするように充填された紫外線硬化型接着剤とに
よりなされた色分解光学モジュールを得ることができ
る。そして、ここでは、特別な紫外線照射装置を用いる
ことなく、固体撮像素子等の光学部品をμmオーダー精
度で色分解プリズムに固定することが可能となる。
【0095】その結果、この製造方法を採用すること
で、高いレジストレーション精度を有する色分解光学モ
ジュールを、優れた生産性で製造することができるとい
う効果を奏する。
【0096】請求項2に記載の色分解光学モジュールの
製造方法は、請求項1記載の方法において、固定部材
は、直角に交わる2面を有し、上記2面のうちの一方の
面が光学部品の側面に接触すると共に、他方の面が色分
解プリズムの光出射面に接触し、かつ、上記固定部材の
光学部品との接触面が、上記光学部品の側面面積よりも
大きいものである。
【0097】これにより、紫外線硬化型接着剤の塗布む
らによる硬化収縮の差によって生じる位置ずれを効果的
に防止できる。その結果、この製造方法を採用すること
で、請求項1の製造方法よりも高いレジストレーション
精度を有する色分解光学モジュールを製造できるという
効果を奏する。
【0098】請求項3に記載の色分解光学モジュールの
製造方法は、請求項1記載の方法において、固定部材の
材質は、紫外線の透過率が80%以上で、かつ光屈折率
が1.6以下であるものである。
【0099】これにより、紫外線の照射むらによる硬化
収縮の差によって生じる位置ずれを防止できる。その結
果、この製造方法を採用することで、請求項1の製造方
法よりも高いレジストレーション精度を有する色分解光
学モジュールを製造できるという効果を奏する。
【0100】請求項4に記載の色分解光学モジュールの
製造方法は、請求項1記載の方法において、仮固定に用
いられる紫外線硬化型接着剤のショア硬度が、本固定に
用いられる紫外線硬化型接着剤のショア硬度よりも大き
いものである。請求項5に記載の色分解光学モジュール
の製造方法は、請求項4記載の方法において、仮固定に
用いられる紫外線硬化型接着剤のショア硬度が50〜8
0であり、本固定に用いられる紫外線硬化型接着剤のシ
ョア硬度が50〜60であるものである。
【0101】これにより、柔らかい本固定用の紫外線硬
化型接着剤の硬化収縮を硬い仮固定用の紫外線硬化型接
着剤が支えることとなるので、仮固定時の位置決めを保
持したまま、本固定にてその機械的強度のみを向上でき
る。その結果、この製造方法を採用することで、請求項
1の製造方法よりも高いレジストレーション精度を有す
る色分解光学モジュールを製造できるという効果を奏す
る。
【0102】請求項6に記載の色分解光学モジュールの
製造装置は、以上のように、色分解プリズムの光出射面
に、固体撮像素子、液晶ディスプレイ、デジタル・マイ
クロミラー・デバイス等の光学部品が、直角に交わる2
面を有する2つの固定部材を用いて、上記2面のうちの
一方の面を光学部品の側面に接着させると共に、他方の
面を色分解プリズムの光出射面に接着させて固定されて
いる色分解光学モジュールの製造装置であって、色分解
プリズムを保持する色分解プリズム保持手段と、色分解
プリズムに対する所定の固定位置に光学部品を保持する
光学部品保持手段と、2つの固定部材を保持すると共
に、保持した各固定部材を、色分解プリズム保持手段に
保持された色分解プリズムの光出射面、及び光学部品保
持手段にて保持された光学部品の側面の両方に対して、
所定圧力で押圧する固定部材押圧手段とを備えている構
成である。請求項7に記載の色分解光学モジュールの製
造装置は、請求項6の構成において、固定部材押圧手段
は、固定部材に当接し、案内溝に沿って固定部材を色分
解プリズムの光出射面の法線方向から光出射面に対して
押し出す押出部材を有しており、該押出部材の固定部材
に当接する面は、光学部品の側面に対しても押圧力を発
生するようにテーパー状に形成されている構成である。
【0103】これにより、固定部材と光学部品との間、
及び固定部材と色分解プリズムとの間の紫外線硬化型接
着剤の厚みやそのばらつきを生産上管理し易い接着剤層
として形成することが可能となる。また、安定した硬化
収縮歪みによる位置ずれ挙動が得られるので、それによ
る影響を軽減できる対応策、例えばずれる方向、量を打
ち消すように固定前の位置決めにおいてずらしておくこ
となどが実施できる。
【0104】したがって、このような製造装置を、上記
した請求項1に記載した製造方法の仮固定する工程に用
いることで、レジストレーション精度の向上に加えて、
タクトタイムを短くすると共に歩留りも向上し、生産性
を大きく向上できるといった効果を奏する。
【0105】請求項8に記載の色分解光学モジュールの
製造装置は、請求項6記載の構成において、光学部品の
位置を変えて光出射面に対する位置調整を行う位置調整
装置が備えられ、該位置調整装置の先端部に、上記の光
学部品保持手段及び固定部材押圧手段が設けられている
構成である。
【0106】これにより、位置調整装置を用いて光学部
品の位置決めまでも同じ装置で実施できるので、位置調
整装置が別途に設けられている構成に比べて、作業性を
向上でき、かつ、位置調整装置で調整した後直ぐに固定
部材を設置できるので、位置調整時の精度を効果的に維
持できる。
【0107】したがって、このような製造装置を、上記
した請求項1に記載した製造方法の仮固定する工程に用
いることで、請求項6の記載した製造装置を採用した場
合よりも、さらにタクトタイムを短くすると共に歩留り
も向上し、生産性を大きく向上できるといった効果を奏
する。
【0108】請求項9に記載の色分解光学モジュールの
製造装置は、請求項6記載の構成において、紫外線照射
手段が備えられている構成である。
【0109】これにより、紫外線硬化型接着剤の硬化ま
でが同じ装置で実施できるので、紫外線照射手段が別途
に設けられている構成に比べて、作業性を向上でき、か
つ、紫外線硬化型接着剤の層厚等を制御した後直ぐに硬
化できるので、位置調整時の精度を効果的に維持でき
る。
【0110】したがって、このような製造装置を、上記
した請求項1に記載した製造方法の仮固定する工程に用
いることで、請求項6の記載した製造装置を採用した場
合よりも、さらにタクトタイムを短くすると共に歩留り
も向上し、生産性を大きく向上できるといった効果を奏
する。
【0111】請求項10に記載の塗布装置は、以上のよ
うに、固定部材に紫外線硬化型接着剤を点状に塗布する
塗布装置であって、3次元座標軸のX,Y,Z軸方向、
及びZ軸を中心に円を描く方向の4軸方向の所定位置に
作用部を位置決めし得る位置決め手段と、該位置決め手
段の作用部にノズルが取り付けられ、任意に設定できる
所定量の紫外線硬化型接着剤をノズル先端より塗布する
定量塗布手段とを備えている構成である。
【0112】これにより、点状に塗布する紫外線硬化型
接着剤の塗布位置、及び塗布量が再現性を有するように
なるので、安定した硬化収縮歪みによる位置ずれ挙動が
得られ、それによる影響を軽減できる対応策を実現する
ことが可能となる。
【0113】したがって、このような製造装置を、上記
した請求項1に記載した製造方法の紫外線硬化型接着剤
を固定部材に点状に塗布する工程に用いることで、レジ
ストレーション精度の向上に加えて、タクトタイムを短
くすると共に歩留りも向上し、生産性を大きく向上でき
るといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すもので、3板
式カラーカメラの撮像ブロックの製造手順を示す工程図
である。
【図2】上記3板式カラーカメラの構成図である。
【図3】上記撮像ブロックの上面図である。
【図4】上記撮像ブロックの外観斜視図である。
【図5】撮像ブロックの製造において仮固定用UVレジ
ンの塗布に用いられる塗布装置の斜視図である。
【図6】撮像ブロックの製造に用いられる、位置決め・
仮固定装置の正面図である。
【図7】図6の位置決め・仮固定装置に備えられたマニ
ピュレータの先端部の斜視図である。
【図8】図6の位置決め・仮固定装置の制御系を示すブ
ロック図である。
【図9】位置決め、仮固定工程を説明する側面図であ
る。
【図10】仮固定工程において撮像ブロックにUV照射
して仮固定用UVレジンを硬化している状態を示す説明
図である。
【図11】本固定工程において撮像ブロックの接合部分
に本固定用UVレジンを塗布している状態を示す説明図
である。
【図12】本固定工程において撮像ブロックにUV照射
して本固定用UVレジンを硬化している状態を示す説明
図である。
【図13】仮固定・本固定を終了した撮像ブロックの要
部側面図である。
【図14】第1の実施の形態の他の構成であり、三角柱
形状の固定部材を用いたときの上記撮像ブロックの外観
斜視図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態を示すもので、3
板式液晶プロジェクターの光学ブロックの製造手順を示
す工程図である。
【図16】上記3板式液晶プロジェクターの構成図であ
る。
【図17】上記光学ブロックの上面図である。
【図18】上記光学ブロックに備えられるLCDの一部
断面斜視図である。
【図19】上記光学ブロックの外観斜視図である。
【図20】仮固定工程において光学ブロックにUV照射
して仮固定用UVレジンを硬化している状態を示す説明
図である。
【図21】第2の実施の形態の他の構成であり、三角柱
形状の固定部材を用いたときの上記光学ブロックの外観
斜視図である。
【図22】第2の実施の形態の他の構成であり、光学ブ
ロックにLCDに代えて備えることのできるDMDの斜
視図である。
【図23】第1の従来例の固体撮像素子の取り付け構造
を示す説明図である。
【図24】第2の従来例の固体撮像素子の取り付け構造
を示す説明図である。
【図25】第3の従来例の固体撮像素子の取り付け構造
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 撮像レンズ 3 色分解プリズム 4 固体撮像素子(光学部品) 7 固定部材 8 仮固定用UVレジン(紫外線硬化型接着剤) 9 本固定用UVレジン(紫外線硬化型接着剤) 10 光出射面 25 6軸マニピュレータ(位置調整装置) 33 押出手段 40 4軸ロボット(位置決め手段) 41 定量塗布装置(定量塗布手段) 54 液晶パネル(光学部品)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】色分解プリズムの光出射面に、固体撮像素
    子、液晶ディスプレイ、デジタル・マイクロミラー・デ
    バイス等の光学部品が、固定部材を介して位置決め固定
    されている色分解光学モジュールの製造方法において、 固定部材の色分解プリズムの光出射面との接触部、及び
    固定部材の光学部品との接触部にそれぞれ、紫外線硬化
    型接着剤を点状に塗布する工程と、 紫外線硬化型接着剤が点状に塗布された固定部材を、色
    分解プリズムの光出射面及び光学部品に接触させて配置
    する工程と、 点状に塗布された紫外線硬化型接着剤の硬化に必要な紫
    外線を固定部材の全体に照射し、固定部材を光学部品と
    色分解プリズムとに仮固定する工程と、 仮固定後、固定部材と色分解プリズムとの接合部分、及
    び固定部材と光学部品との接合部分にそれぞれ、紫外線
    硬化型接着剤を充填する工程と、 上記接合部分に充填した紫外線硬化型接着剤に硬化に必
    要な紫外線を全体的に照射し、固定部材を光学部品と色
    分解プリズムとに本固定する工程とを含むことを特徴と
    する色分解光学モジュールの製造方法。
  2. 【請求項2】上記固定部材は、直角に交わる2面を有
    し、上記2面のうちの一方の面が光学部品の側面に接触
    すると共に、他方の面が色分解プリズムの光出射面に接
    触し、かつ、上記固定部材の光学部品との接触面が、上
    記光学部品の側面面積よりも大きいことを特徴とする請
    求項1記載の色分解光学モジュールの製造方法。
  3. 【請求項3】上記固定部材の材質は、紫外線の透過率が
    80%以上で、かつ光屈折率が1.6以下であることを
    特徴とする請求項1記載の色分解光学モジュールの製造
    方法。
  4. 【請求項4】上記の仮固定に用いられる紫外線硬化型接
    着剤のショア硬度が、本固定に用いられる紫外線硬化型
    接着剤のショア硬度よりも大きいことを特徴とする請求
    項1記載の色分解光学モジュールの製造方法。
  5. 【請求項5】仮固定に用いられる紫外線硬化型接着剤の
    ショア硬度が50〜80であり、本固定に用いられる紫
    外線硬化型接着剤のショア硬度が50〜60であること
    を特徴とする請求項4記載の色分解光学モジュールの製
    造方法。
  6. 【請求項6】色分解プリズムの光出射面に、固体撮像素
    子、液晶ディスプレイ、デジタル・マイクロミラー・デ
    バイス等の光学部品が、直角に交わる2面を有する2つ
    の固定部材を用いて、上記2面のうちの一方の面を光学
    部品の側面に接着させると共に、他方の面を色分解プリ
    ズムの光出射面に接着させて固定されている色分解光学
    モジュールの製造装置であって、 色分解プリズムを保持する色分解プリズム保持手段と、 色分解プリズムに対する所定の固定位置に光学部品を保
    持する光学部品保持手段と、 2つの固定部材を保持すると共に、保持した各固定部材
    を、色分解プリズム保持手段に保持された色分解プリズ
    ムの光出射面、及び光学部品保持手段にて保持された光
    学部品の側面の両方に対して、所定圧力で押圧する固定
    部材押圧手段とを備えていることを特徴とする色分解光
    学モジュールの製造装置。
  7. 【請求項7】上記固定部材押圧手段は、固定部材に当接
    し、案内溝に沿って固定部材を色分解プリズムの光出射
    面の法線方向から光出射面に対して押し出す押出部材を
    有しており、該押出部材の固定部材に当接する面は、光
    学部品の側面に対しても押圧力を発生するようにテーパ
    ー状に形成されていることを特徴とする請求項6記載の
    色分解光学モジュールの製造装置。
  8. 【請求項8】上記光学部品の位置を変えて光出射面に対
    する位置調整を行う位置調整装置が備えられ、 該位置調整装置の先端部に、上記の光学部品保持手段及
    び固定部材押圧手段が設けられていることを特徴とする
    請求項6記載の色分解光学モジュールの製造装置。
  9. 【請求項9】紫外線照射手段が備えられていることを特
    徴とする請求項6記載の色分解光学モジュールの製造装
    置。
  10. 【請求項10】固定部材に紫外線硬化型接着剤を点状に
    塗布する塗布装置であって、 3次元座標軸のX,Y,Z軸方向、及びZ軸を中心に円
    を描く方向の4軸方向の所定位置に作用部を位置決めし
    得る位置決め手段と、 該位置決め手段の作用部にノズルが取り付けられ、任意
    に設定できる所定量の紫外線硬化型接着剤をノズル先端
    より塗布する定量塗布手段とを備えていることを特徴と
    する塗布装置。
  11. 【請求項11】色分解プリズムの光出射面に、固体撮像
    素子、液晶ディスプレイ、デジタル・マイクロミラー・
    デバイス等の光学部品が、固定部材を介して位置決め固
    定されている色分解光学モジュールにおいて、 固定部材と色分解プリズムの光出射面との接合、及び固
    定部材と光学部品との接合はそれぞれ、接合界面に点状
    に配置された紫外線硬化型接着剤と、接合部分をシーリ
    ングするように充填された紫外線硬化型接着剤とにより
    なされていることを特徴とする色分解光学モジュール。
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