JPH1070732A - 固体撮像装置およびその組み立て装置 - Google Patents

固体撮像装置およびその組み立て装置

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JPH1070732A
JPH1070732A JP8224698A JP22469896A JPH1070732A JP H1070732 A JPH1070732 A JP H1070732A JP 8224698 A JP8224698 A JP 8224698A JP 22469896 A JP22469896 A JP 22469896A JP H1070732 A JPH1070732 A JP H1070732A
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solid
state imaging
imaging device
adhesive
color separation
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JP8224698A
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Inventor
Junichi Ishida
淳一 石田
Yuichi Yamamoto
裕一 山本
Makoto Kishimoto
真 岸本
Kazuya Kaida
一弥 甲斐田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立が容易で生産性の良い固体撮像装置及び
その組立装置を提供する。 【解決手段】 固体撮像素子103は、色分解プリズム
102の各光出射面に接合部材104を介して接着され
ている。接合部材104は、色分解プリズム102との
接着部分及び前記固体撮像素子103との接着部分に、
非接着部分から接着剤が供給される貫通穴を有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCD等の固体撮
像素子と色分解プリズムを用いたテレビジョンまたはビ
デオレコーダ用等の固体撮像装置及びその組立装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、多板式カラーカメラ固体撮像装
置では、撮像光を色分解プリズムにより複数の色成分に
分解し、各色成分の被写体像を固体撮像素子に入力し得
られる撮像出力を合成して、NTSC等のカラー映像信
号を形成して出力する。このような複数の固体撮像素子
を用いた固体撮像装置においては、各固体撮像素子によ
り撮像される各色成分の被写体像を重ね合せを、光軸方
向、光軸に対する傾き方向、光軸に垂直な面内の平行移
動・回転移動、すなわち6自由度について行わなければ
ならない。このため、各固体撮像素子は6自由度につい
て非常に精密に、具体的には、μmオーダー(固体撮像
素子の1画素未満)の精度で、位置合わせされなければ
ならない。
【0003】各固体撮像素子の固定には、通常はんだ等
の溶融金属や接着剤が用いられるが、上記した高い位置
精度を満足し、かつ、生産性を工場させるために、その
固定方法に様々な工夫がなされている。以下に、従来提
案された接着剤による固体撮像素子の固定方法を説明す
る。
【0004】[第1の従来例(特開昭63−90985
号公報)]図14は、第1の従来例の固体撮像素子の固
定方法を説明する図である。ここでは、固体撮像素子は
位置調整がなされた状態で、固体撮像素子201及び色
分解プリズム202の出射面に接着剤を介して接合部材
203を当接させた後、その接着剤を硬化させることに
より色分解プリズム202の出射面への固体撮像素子2
01の固定が行われる。
【0005】[第2の従来例(特開平2−140067
号公報)]図15は、第2の従来例の固体撮像素子の固
定方法を説明する図である。ここでは、まず、色分解プ
リズム302の出射面に楔状の接合部材304が取り付
けられる。そして、固体撮像素子301と楔状の接合部
材304との間に接着剤を塗布した楔状の接合部材30
3が挿入され、固体撮像素子301が位置合わせされた
後、接着剤が硬化されて、固定が完了する。
【0006】[第3の従来例(特開平4−133008
号公報)]図16は、第3の従来例の固体撮像素子の固
定方法を説明する図である。ここでは、固体撮像素子4
01の位置調整がなされた状態で、色分解プリズム40
2の出射面および固体撮像素子401の側面に円柱状の
接合部材403を配し、それらの間に塗布した接着剤を
固定することにより、固定が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記第1〜第3の従来
例の固体撮像装置の固定方法では、接合部材及び/また
は固体撮像素子・色分解プリズムに接着剤を塗布する必
要がある。
【0008】接着剤を接合部材に塗布する場合には、
予め接合部材に接着剤を塗布しておくか、組立装置内
で接合部材を保持した状態で接着剤を塗布することにな
る。しかしながら、予め接着剤を塗布する場合には、
接合部材が元来非常に小さいものであり、かつ、接着面
の方向があるため、色分解プリズムに位置合わせをする
際に接合部材を保持し供給することが困難であるという
問題がある。また、組み立て装置内で接合部材を保持
した状態で接着剤を塗布する場合、塗布面を固体撮像素
子及びプリズムに当接して接着固定することになるた
め、接着剤の塗布機構は待避可能とする必要があり機構
が複雑になり、また、固体撮像装置の小型化に伴って組
立装置内の配置が困難になるという問題がある。
【0009】一方、固体撮像素子・色分解プリズムに接
着剤を塗布する場合、予め固体撮像素子・色分解プリ
ズムに接着剤を塗布しておくか、組立装置内で固体撮
像素子・色分解プリズムに接着剤を塗布することにな
る。しかしながら、予め接着剤を塗布しておく場合に
は、接着剤が撮像光路内に侵入する問題がある。また、
接着剤の付着等が起こるため人手による供給は困難であ
る。また、固体撮像素子・色分解プリズムを組立装置
内で保持した状態で接着剤を塗布する場合には、塗布面
を接合部材に当接して接着固定するため、接着剤の塗布
機構は待避可能とする必要があり、かつ色分解プリズム
の形状は出射面の方向が非対称なため、機構が複雑にな
り固体撮像装置の小型化に伴って組立装置内の配置が困
難になる。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、組立が容易で生産性の良い固体撮像
装置及びその組立装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の固体撮
像装置は、色分解プリズムと、色分解プリズムの各光出
射面に接合部材を介して接着された固体撮像素子と、に
よりカラー撮像を行う固体撮像装置において、接合部材
が、色分解プリズムとの接着部分及び固体撮像素子との
接着部分に、非接着部分から接着剤が供給される貫通穴
を有してなるものである。
【0012】請求項2に記載の固体撮像装置は、請求項
1に記載の固体撮像装置において、貫通穴の内部に、接
合部材を色分解プリズム及び固体撮像素子に押圧するた
めの押圧部を設けたものである。
【0013】請求項3に記載の固体撮像装置は、請求項
2に記載の固体撮像装置の組み立て装置であって、貫通
穴に接着剤を供給する接着剤供給手段と、貫通穴内に挿
入され、押圧部を押圧することにより、接合部材を色分
解プリズム及び固体撮像素子へと押圧する加圧手段と、
を有してなるものである。
【0014】請求項4に記載の固体撮像装置は、色分解
プリズムと、色分解プリズムの各光出射面に接合部材を
介して接着された固体撮像素子と、によりカラー撮像を
行う固体撮像装置において、接合部材が、色分解プリズ
ムの光出射面と固体撮像素子の側面に当接して接着され
る球状の部材からなるものである。
【0015】請求項5に記載の固体撮像装置は、請求項
4に記載の固体撮像装置の組み立て装置であって、接合
部材を保持しながら移動させて色分解プリズム及び固体
撮像装置との接合部分に供給する供給手段と、接合部材
の移動経路中に設けられ、接合部材の通過時に、接合部
材に接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、を有してなる
ものである。
【0016】以下、本発明の固体撮像装置の作用を説明
する。
【0017】請求項1に記載の固体撮像装置によれば、
貫通穴を通して接合部材の接着部分に接着剤を塗布する
ことができるため、接着剤の塗布及び接合部材の接着部
分への供給が容易になる。
【0018】請求項2に記載の固体撮像装置では、接合
部材の貫通穴に押圧部が形成されているため、その押圧
部を加圧することにより、接合部材を色分解プリズム及
び固体撮像装置側へ微小移動させることができ、固体撮
像素子を色分解プリズムに高精度に固定することが可能
となる。
【0019】請求項3に記載の固体撮像装置の組み立て
装置によれば、加圧手段により接合部材の押圧部を加圧
することにより、接合部材を微小移動させて、固体撮像
装置を色分解プリズムに高精度に固定することができ
る。
【0020】請求項4に記載の固体撮像装置では、球状
の接合部材が色分解プリズムと固体撮像素子に当接して
接着される。球状の接合部材は形状に方向が無いため、
供給時に方向を決める必要がなく、組み立てを容易に行
うことが可能となる。
【0021】請求項5に記載の固体撮像装置の組み立て
装置では、球状の接合部材を固体撮像素子及び色分解プ
リズムの接着面に供給する際における接合部材の移動中
に、自動的に接着剤が塗布される。このため、接合部材
の供給及び接着部分への当接作業と同時に接着剤の塗布
を行うことができ、装置の簡略化を実現できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下に、本発明の固体撮像装置を
3板式CCDカラーカメラに適用した場合について、図
面に基づいて説明する。
【0023】図1は、3板式CCDカラーカメラの撮像
ブロック上面図である。図において、101は撮像レン
ズ、102は3個のプリズム部材からなり撮像レンズ1
01を通して入射される撮像光を3原色RGBに分光す
る色分解プリズム、103は色分解プリズム102によ
って分光された被写体像を撮像する固体撮像素子(CC
D)であり、3原色に対応した103r,g,bの3つ
が用いられる。カラー映像信号は各固体撮像素子103
によって得られる画像出力を合成して作成される。
【0024】図2は、図1の撮像ブロックにおいて1つ
の固体撮像素子の周辺の側面図である。固体撮像素子1
03は所望の合成画像が得られるように、3次元での位
置調整がなされている。104は、UV光(波長365
nm近辺)を透過するガラスでできた接合部材であり、
固体撮像素子は対向する2つの側面で、上記接合部材1
04を介して、色分解プリズム102にUV硬化樹脂で
接着固定されている。接合部材104は、一方の面で色
分解プリズム102の光出射面102aと面接触してお
り、固体撮像素子が3次元的に調整されているため直交
するもう一方の面の一部が固体撮像素子側面103aと
線接触している。このように色分解プリズム101、固
体撮像素子102、接合部材104が接触した状態で接
着されているので、経時変化等により接着剤が膨張・収
縮しても位置ずれが発生しにくい。
【0025】図3は、この接合部材104の構成を示す
詳細図である。接合部材104の内部には接着剤供給穴
104aが形成されている。ここでは、接合部材104
は角柱形状となっており、上記接着剤供給穴104aは
隣合う2面に接着剤の流出口を有している。
【0026】次に、この3板式CCDカラーカメラの撮
像ブロックの組み立て手順を図4〜図7を用いて説明す
る。ここで、図4は撮像ブロックの組立系を説明する概
略側面図であり、図5は固体撮像素子103,接合部材
104を保持する様子を示す説明図であり、図6は接合
部材104への接着剤供給方法を説明する図であり、図
7は接合部材104の色分解プリズム102,固体撮像
素子103への接合過程を説明する図である。
【0027】図4に示すように、予め、色分解プリズム
102はプリズムベース100を介して撮像レンズ10
1に固定されており、レンズブロック106を構成す
る。また、このレンズブロック106は、アライメント
用パターン114を撮像できるように、レンズ台110
に固定されている。また、各色毎に固体撮像素子の3次
元位置・姿勢が調整できるよう6軸マニピュレータ11
1を用意し、その先端に固体撮像素子保持部115及び
接合部材保持部116を設けておく。接合部材保持部1
16は図5の矢印の方向に可動可能となっている。ま
た、接合部材保持部116には図6に示すように接着剤
供給通路118が設けられている。
【0028】次に、固体撮像素子103を固体撮像素子
保持部115に取り付け、クリップ式電極117により
電気的接触を行う。また、接合部材保持部116によ
り、接合部材104を吸着して固定する。このとき、図
6に示すように、接合部材保持部116は、接合部材1
04に設けられた接着剤供給穴104aと接着剤供給通
路118とがつながるように、接合部材104を吸着す
るようにしておく。
【0029】続いて、固体撮像素子保持部115及び接
合部材保持部116を保持する6軸マニピュレータ11
1を駆動して、各固体撮像素子103を移動させ、各色
の固体撮像素子103の出力画像を制御部112に入力
する。そして、各画像にボケ・傾き等がなく所定位置に
重なりあうよう、6軸マニピュレータ111を駆動して
各色の固体撮像素子103の位置・姿勢を調整する。
【0030】次に、図6に示すように、接合部材保持部
116の接着剤供給通路118から接着剤を接合部材1
04に設けた接着剤供給穴104aに注入する。そし
て、接合部材104の接触面側から接着剤105を流出
させ(図7(a)参照)、その状態で接合部材104を
保持したまま、接合部材保持部116を駆動して、接合
部材104を色分解プリズム102の光出射面に面接触
させる(図7(b)参照)。その後、固体撮像素子10
3側に接合部材保持部116を駆動して固体撮像素子1
03に接合部材104を線接触させる(図7(c)参
照)。
【0031】続いて、接合部材104の吸着を解除し、
接合部材保持部116を後退させる(図7d参照)。
【0032】以上により、各固体撮像素子103が位置
調整され、接着剤を塗布した接合部材104が色分解プ
リズム101と固体撮像素子103に接触した状態にな
る。この状態でUV光照射機構(図示していない)より
UV光を照射してUV硬化接着剤を硬化させる。UV接
着剤の硬化後、固体撮像素子保持部115による固体撮
像素子の保持を解除し、6軸マニピュレータ111を後
退させて完成した撮像ブロックを取り出す。
【0033】このように、本発明では、色分解プリズム
102の出射面及び固体撮像素子103の側面に接合し
て、固体撮像素子103の固定を行う接合部材104と
して、接着剤供給穴104aを有するものを使用してい
るため、接合部材104の接合時にその接着部分以外の
部分から接着剤供給穴104aを通して接着剤を供給す
ることができるため、簡単な構成の組立装置により容易
に接着面への接着剤の供給を行うことが可能となる。
【0034】尚、本実施の形態では、接合部材104に
形成する接着剤供給穴104aを図3に示すような貫通
穴としているが、これに限るものではない。
【0035】(第2の実施の形態)第2の実施の形態の
固体撮像装置は、第1の実施の形態の固体撮像装置にお
ける接合部材の接着剤供給穴に接合部材を移動させるた
めの加圧部分を設けたものである。
【0036】図8は、本実施の形態の接合部材104の
一例を示す構成図である。この図に示すように、接合部
材104の接着剤供給穴104aに座グリ部104bが
設けられている。
【0037】以下、上記した接合部材104を有する固
体撮像装置の組み立てについて、図9,10を用いて説
明する。尚、第1の実施の形態と同一部分については説
明を省略する。
【0038】組み立て装置において第1の実施の形態と
異なっているのは接合部材保持部120であり、図9に
示すように、この接合部材保持部120には可動ノズル
121a,bが設けられている。尚、可動ノズル121
a,bはノズルの取り付け部にバネ成分を有しており、
図の矢印方向に追従可能となっている。
【0039】固体撮像装置の組み立ては以下のように行
う。まず、図10(a)に示すように、固体撮像素子の
位置・姿勢調整が完了した後、接合部材104を接合部
材保持部120で吸着した状態で可動ノズルを座グリ部
104bに挿入し接着剤を注入する。
【0040】次に、接合部材104の吸着を解除して、
接合部材104の保持を可動ノズル121a,bの座グ
リ部104bへの挿入によるもののみとする。そして、
可動ノズル121bを色分解プリズム102の出射面側
に移動して、接合部材104の接着面を色分解プリズム
102出射面に面接触させる(図10(b)参照)。
【0041】次に、可動ノズル121aを固体撮像素子
103側に移動して、接合部材104を固体撮像素子1
03に線接触させる(図10(c)参照)。
【0042】そして、可動ノズル121a,bを後退さ
せる(図10(d)参照)。
【0043】以上により、接着剤を塗布した接合部材1
04が色分解プリズム102と固体撮像素子103に接
触した状態になる。
【0044】このように、本実施の形態では、接合部材
104が接着剤供給穴104aに座グリ部104bを有
しており、また、接合部材保持部120が移動可能な可
動ノズル121a,bを有しているため、可動ノズル1
21a,bをそれぞれ独立に動かすことにより、接合部
材104を色分解プリズム102・固体撮像素子103
の接着面に沿って確実に且つ精密に接触させることがで
きる。また、色分解プリズム102との接着面に対して
2以上(本実施の形態では2)の可動ノズル121bを
設け、これらにより接合部材104を加圧することで、
接着面と接合部材104との間に傾きがある場合におい
ても、可動ノズル121bの前後方向のたわみにより吸
収することができ、接合部材104を確実に色分解プリ
ズム102に面接触させることが可能となる。
【0045】(第3の実施の形態)次に、第3の実施の
形態の固体撮像装置について、3板式CCDカラーカメ
ラに適用した場合について説明する。図11は、本実施
の形態の固体撮像装置の主要部の構成を示す図である。
この図に示すように、本実施の形態では球状の接合部材
107を用いる。固体撮像素子103は、UV光(波長
365nm近辺)を透過するガラスでできた球状の接合
部材107を介して、色分解プリズム102にUV硬化
接着剤で接着固定されている。球状の接合部材107は
方向性がなく、色分解プリズム102および固体撮像素
子103の側面と常に点で接触するように配置される。
この接合部材107は、固体撮像素子103の対向する
2つの側面にそれぞれ2個以上配置されており、これに
より接合強度が高められている。このように、色分解プ
リズム102,固体撮像素子103,接合部材104が
接触した状態で接着されているので、経時変化等により
接着剤が膨張・収縮しても位置ずれが発生しにくい。
【0046】続いて、この3板式CCDカラーカメラの
撮像ブロックの組み立て手順を図12,13を用いて説
明する。組み立て装置の基本構成や固体撮像素子の位置
調整については第1の実施の形態と同様であるので、接
合部材の供給手順についてのみ説明する。
【0047】図12は、6軸マニピュレータの先端に取
り付けられた接合部材保持部130の内部構造図であ
る。接合部材107はチューブ(図示略)を通して接合
部材保持部130に送られ、その内部の移動通路133
に設けられた前後方向に移動可能な吸着ノズル132に
吸着される。吸着ノズル132の取り付け部はバネ成分
を有しており、外力により前後方向以外にも変位可能で
ある。接合部材107を供給する角度は固体撮像素子1
03側に傾けて配置されている。
【0048】次に、移動通路133に設けられた接着剤
供給部131に接着剤を供給する(図13(a)参
照)。尚、接着剤供給部131は少なくとも接合部材1
07の接着部分に接着剤を塗布できるような位置に設け
られており、そこには接着剤供給通路134が接続され
ている。
【0049】次に、移動通路133内において接合部材
107を接着剤供給部131まで前進させ、これにより
接合部材107に接着剤105を塗布する(図13
(b)参照)。
【0050】続いて、吸着ノズル132を更に前進さ
せ、接合部材107を色分解プリズム102・固体撮像
素子103の接着面に接触させる(図13(c),
(d)参照)。接合部材107は吸着ノズル132のた
わみにより、色分解プリズム出射面・固体撮像素子側面
にそって移動し両接着面に確実に接触させることができ
る。
【0051】次に、接合部材107の吸着を解除し、ノ
ズル132を後退させる(図13(e)参照)。そし
て、UV光を照射し、UV硬化接着剤を硬化させる。以
上により、3板式CCDカラーカメラの撮像ブロックの
組み立てが行われる。
【0052】このように、本実施の形態では、球状の接
合部材107を用いているため、接合部材107の供給
時に方向を決める必要がなく、固体撮像装置の組み立て
を容易に行うことが可能となる。また、固体撮像装置の
組み立て装置における接合部材の供給機構を簡略化する
ことができる。また、移動通路133内を通過させるだ
けで接合部材107に接着剤107を塗布することがで
きるため、更に容易に固体撮像装置の組み立てを行うこ
とが可能となる。
【0053】なお、以上の実施の形態においてはUV硬
化接着剤を用いて固体撮像素子の固定を行ったが、加熱
硬化併用型のUV接着剤を用いて撮像ブロック完成後に
加熱炉に入れて再硬化を行ってもよい。また、撮像ブロ
ック完成後に、接合部に再度UV硬化接着剤やエポキシ
樹脂系等の他の接着剤を塗布しUV炉や加熱炉にて硬化
させて、接着強度を高めることもできる。
【0054】
【発明の効果】請求項1に記載の固体撮像装置によれ
ば、貫通穴を通して接合部材の接着部分に接着剤を塗布
することができるため、接着剤の塗布及び接合部材の接
着部分への供給が容易になり、生産性が向上する。
【0055】請求項2,3に記載の固体撮像装置及びそ
の組み立て装置では、接合部材の貫通穴に押圧部が形成
しているため、接合部材を色分解プリズム及び固体撮像
装置側へ微小移動させることが可能となり、固体撮像素
子を色分解プリズムに高精度に固定することができる。
【0056】また、請求項4に記載の固体撮像装置で
は、接合部材を球形状としているため、供給時に方向を
決める必要がなくなり、組み立てを容易に行うことが可
能となる。従って、生産性が向上する。
【0057】請求項5に記載の固体撮像装置の組み立て
装置では、接合部材の供給及び接着部分への当接作業と
同時に接着剤の塗布を行うことができ、装置の簡略化を
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体撮像装置をCCDカラーカメラ撮
像ブロックに適用した場合の構成図である。
【図2】第1の実施の形態の固体撮像装置の取り付け構
造を説明する図である。
【図3】図2の接合部材の構成を示す斜視図である。
【図4】固体撮像装置の組み立て装置の構成を示す概略
図である。
【図5】第1の実施の形態の固体撮像素子保持部及び接
合部材保持部の構成を示す斜視図である。
【図6】第1の実施の形態の接合部材保持部の構成を示
す内部構造図である。
【図7】第1の実施の形態の固体撮像装置の組み立て工
程を説明する図である。
【図8】第2の実施の形態の接合部材の構成を示す図で
ある。
【図9】第2の実施の形態の接合部材保持部の構成を示
す内部構造図である。
【図10】第2の実施の形態の固体撮像装置の組み立て
工程を説明する図である。
【図11】第3の実施の形態の固体撮像装置における固
体撮像素子の取り付け構造を示す図である。
【図12】第3の実施の形態の接合部材保持部の構成を
示す内部構造図である。
【図13】第3の実施の形態の固体撮像装置の組み立て
工程を説明する図である。
【図14】第1の従来例の固体撮像素子の取り付け構造
を示す図である。
【図15】第2の従来例の固体撮像素子の取り付け構造
を示す図である。
【図16】第3の従来例の固体撮像素子の取り付け構造
を示す図である。
【符号の説明】
102 色分解プリズム 103 固体撮像素子 103a 固体撮像素子側面 104 接合部材 104a 接着剤供給穴 104b 座グリ部 105 接着剤 107 球状接合部材 115 固体撮像素子保持部 116,120,130 接合部材保持部 118,134 接着剤供給通路 121a,b 接着剤供給ノズル 132 吸着ノズル 133 移動通路
フロントページの続き (72)発明者 甲斐田 一弥 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色分解プリズムと、該色分解プリズムの
    各光出射面に接合部材を介して接着された固体撮像素子
    と、によりカラー撮像を行う固体撮像装置において、 前記接合部材は、前記色分解プリズムとの接着部分及び
    前記固体撮像素子との接着部分に、非接着部分から接着
    剤が供給される貫通穴を有してなることを特徴とする固
    体撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の固体撮像装置におい
    て、 前記貫通穴の内部に、前記接合部材を前記色分解プリズ
    ム及び前記固体撮像素子に押圧するための押圧部を設け
    たことを特徴とする固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の固体撮像装置の組み立
    て装置であって、 前記貫通穴に接着剤を供給する接着剤供給手段と、 前記貫通穴内に挿入され、前記押圧部を押圧することに
    より、前記接合部材を前記色分解プリズム及び前記固体
    撮像素子へと押圧する加圧手段と、を有してなることを
    特徴とする固体撮像装置の組み立て装置。
  4. 【請求項4】 色分解プリズムと、該色分解プリズムの
    各光出射面に接合部材を介して接着された固体撮像素子
    と、によりカラー撮像を行う固体撮像装置において、 前記接合部材は、前記色分解プリズムの光出射面と前記
    固体撮像素子の側面に当接して接着される球状の部材か
    らなることを特徴とする固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の固体撮像装置の組み立
    て装置であって、 前記接合部材を保持しながら移動させて、前記色分解プ
    リズム及び前記固体撮像装置との接合部分に供給する供
    給手段と、 前記接合部材の移動経路中に設けられ、前記接合部材の
    通過時に、前記接合部材に接着剤を塗布する接着剤塗布
    手段と、を有してなることを特徴とする撮像装置の組立
    装置。
JP8224698A 1996-08-27 1996-08-27 固体撮像装置およびその組み立て装置 Pending JPH1070732A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012070313A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 C Micro:Kk 固体撮像素子の位置決め構造および位置決め方法

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JP2012070313A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 C Micro:Kk 固体撮像素子の位置決め構造および位置決め方法

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