JP2004226814A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な照度バランスを得ることができ、もって表示画像の色むらを低減することができるプロジェクタを提供する。
【解決手段】照明光学系100と、この照明光学系から射出された照明光を複数色の照明光に分離する色分離光学系200と、この色分離光学系によって分離された複数色の照明光をそれぞれ変調する複数の電気光学変調装置400R,G,Bと、これら各電気光学変調装置から射出された変調光を合成する色合成光学系500と、この色合成光学系から射出された合成光を表示画像として投写する投写光学系600と、前記色分離光学系によって分離された複数色の照明光のうち少なくとも1色の照明光の経路内に位置するリレー光学系300とを備えたプロジェクタにおいて、表示画像に生じる色むらを抑制するために照明光を部分的に遮光する遮光手段700をさらに備えたことを特徴とするプロジェクタ。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示画像を投写するプロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は、プロジェクタの一般的な光学系を示す図である。このプロジェクタ9は、図8に示すように、照明光を射出する照明光学系100と、この照明光学系からの照明光を3色の照明光に分離する色分離光学系200と、この色分離光学系からの3色の照明光をそれぞれ変調する3つの液晶パネル400R,400G,400Bと、これら各液晶パネルからの変調光を合成する色合成光学系500と、この色合成光学系からの合成光を表示画像として投写する投写光学系600とを備えている。
【0003】
また、このプロジェクタ9は、さらにリレー光学系300を備えており、一の照明光の経路が他の照明光の経路に比べて長いことにより生じる照明効率の低下を抑制するようにしている。
さらにまた、このプロジェクタ9においては、照明光学系が、光源110からの光を複数の部分光束に分割する第1レンズアレイ120と、この第1レンズアレイによって分割された各部分光束の中心軸をシステム光軸に平行に揃える第2レンズアレイ130と、この第2レンズアレイの被照明領域側に配置された重畳レンズ150とからなるインテグレータ光学系を備えており、このインテグレータ光学系が、液晶パネルの光入射面を均一に照明するための照度均一化手段としての機能を果たしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−214565号公報(図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記したプロジェクタ9においては、リレー光学系300で照明光の光束が上下・左右反転されるため、色分離光学系200からの射出光がリレー光学系300を経て照射される液晶パネル400Bと、色分離光学系200からの射出光がリレー光学系300を経ずに直接照射される液晶パネル400R,400Gとでは、液晶パネルに照射される光束の照度分布が上下・左右逆転する。このため、光源などに照度分布の偏りがあった場合には、その偏りが液晶パネル400Bと液晶パネル400R,400Bとで反対になって現れる、すなわち、相対的に高い照度の光が照射される部位が液晶パネル400Bと液晶パネル400R,400Bとで対称の位置に存在することになる、言い換えれば、液晶パネル400B上で相対的に高い照度の光が照射される部位と、液晶パネル400R,400G上で相対的に弱い照度の光が照射される部位とが投写面上で合成されることになるため、照度バランスが崩れ、表示画像に色むらが発生するという課題があった。
【0006】
本発明は、このような技術的課題を解決するためになされたもので、良好な照度バランスを得ることができ、もって表示画像の色むらを低減することができるプロジェクタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明に係るプロジェクタは、照明光を射出する光源およびこの光源からの射出光の照度分布を均一化する照度均一化手段を有する照明光学系と、この照明光学系から射出された照明光を複数色の照明光に分離する色分離光学系と、この色分離光学系によって分離された複数色の照明光をそれぞれ変調する複数の電気光学変調装置と、これら各電気光学変調装置から射出された変調光を合成する色合成光学系と、この色合成光学系から射出された合成光を表示画像として投写する投写光学系と、前記色分離光学系によって分離された複数色の照明光のうち少なくとも1色の照明光の経路内に位置するリレー光学系とを備えたプロジェクタにおいて、
表示画像に生じる色むらを抑制するために照明光を部分的に遮光する遮光手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0008】
このため、本発明のプロジェクタによれば、上記した遮光手段を備えているため、光源などに照度分布の偏りがあった場合であっても、その偏りのある照明光が効果的に遮光されて、その偏りが抑制される。その結果、良好な照度バランスを得ることができ、表示画像の色むらを低減することができる。
【0009】
(2)上記(1)に記載のプロジェクタにおいては、前記遮光手段が前記リレー光学系内に配置されていることが好ましい。
【0010】
このように構成することにより、光源などに照度分布の偏りがあって、相対的に高い照度の光が照射される部位が、色分離光学系からの射出光がリレー光学系を経て照射される電気光学変調装置と、色分離光学系からの射出光がリレー光学系を経ずに直接照射される電気光学変調装置とで対称の位置に存在することになる、すなわち、色分離光学系からの射出光がリレー光学系を経て照射される電気光学変調装置上で相対的に高い照度の光が照射される部位と、色分離光学系からの射出光がリレー光学系を経ずに直接照射される電気光学変調装置上で相対的に弱い照度の光が照射される部位とが投写面上で合成されることになる場合であっても、遮光手段が、色分離光学系からの射出光がリレー光学系を経て照射される電気光学変調装置上で相対的に高い照度の光となる部分の光を効果的に弱めることができるため、照度分布の偏りを効果的に抑制することができる。
【0011】
(3)上記(2)に記載のプロジェクタにおいては、
前記リレー光学系が、前記色分離光学系の近傍に位置する入射側レンズと、この入射側レンズの色合成光学系側に位置する射出側レンズと、前記入射側レンズと前記射出側レンズとの間に介在するリレーレンズとを有し、
前記遮光手段が、このリレー光学系のリレーレンズの近傍に配置されていることが好ましい。
【0012】
このように構成することにより、リレー光学系内に形成される光源像の位置で照明光を部分的に遮光することができるため、照明光の照度分布を効果的に補正することができる。なお、本発明のプロジェクタは照度均一化手段を有しているため、光源像の位置で照明光を部分的に遮光したとしても、この部分的に遮光された光は電気光学変調装置全体に照射される光であるため、電気光学変調装置上に照射される光がかえって不均一になることはない。
また、このように構成することにより、リレーレンズの光軸中心から離間する光源像を形成する照明光を遮光することにより、リレー光学系に対応する電気光学変調装置を照明する照明光の入射角度の大きい照明光を遮光することができ、プロジェクタのコントラストを高めることもできる。
【0013】
(4)上記(2)又は(3)に記載のプロジェクタにおいては、
前記色分離光学系が、前記照明光学系から射出された照明光を3色の照明光に分離する光学系からなり、
この色分離光学系によって分離された3色の照明光のうち1色の照明光の経路内に前記リレー光学系が配置されていることが好ましい。
【0014】
このように構成することにより、表示画像に発生する色むらの補正が、1つのリレー光学系内に形成される光源像に対応する照明光を部分的に遮光することにより行われる。
【0015】
(5)上記(2)又は(3)に記載のプロジェクタにおいては、
前記色分離光学系が、前記照明光学系から射出された照明光を3色の照明光に分離する光学系からなり、
この色分離光学系によって分離された3色の照明光のうち2色の照明光の経路内に前記リレー光学系が配置されていることが好ましい。
このように構成することにより、表示画像に発生する色むらの補正が、2つのリレー光学系内に形成される光源像に対応する照明光を部分的に遮光することにより行われる。
【0016】
(6)上記(1)に記載のプロジェクタにおいては、前記遮光手段が前記照明光学系内に配置されていることが好ましい。
このように構成することにより、光源などに照度分布の偏りがあって、相対的に高い照度の光が照射される部位が、色分離光学系からの射出光がリレー光学系を経て照射される電気光学変調装置と、色分離光学系からの射出光がリレー光学系を経ずに直接照射される電気光学変調装置とで対称の位置に存在することになる、すなわち、色分離光学系からの射出光がリレー光学系を経て照射される電気光学変調装置上で相対的に高い照度の光が照射される部位と、色分離光学系からの射出光がリレー光学系を経ずに直接照射される電気光学変調装置上で相対的に弱い照度の光が照射される部位とが投写面上で合成されることになる場合であっても、前記照明光学系内に配置された遮光手段が、照明光の照度分布の偏りそのものを抑制するため、良好な照度バランスを得ることができ、表示画像の色むらを低減することができる。
【0017】
(7)前記(1)〜(6)のいずれかに記載のプロジェクタにおいては、前記遮光手段が、光軸に垂直な水平方向に進退可能な遮光板によって構成されていることが好ましい。
このように構成することにより、表示画像に発生する色むらの補正が、光軸に垂直な水平方向に遮光板を進退させることにより行われる。
【0018】
(8)前記(1)〜(7)のいずれかに記載のプロジェクタにおいては、前記遮光手段が、光軸に垂直な鉛直方向に進退可能な遮光板によって構成されていることが好ましい。
このように構成することにより、表示画像に発生する色むらの補正が、光軸に垂直な鉛直方向に遮光板を進退させることにより行われる。
【0019】
(9)前記(1)〜(8)のいずれかに記載のプロジェクタにおいては、前記照度均一化手段が、前記光源からの光を複数の部分光束に分割する第1レンズアレイと、この第1レンズアレイによって分割された各部分光束の中心軸をシステム光軸に平行に揃える第2レンズアレイと、この第2レンズアレイの被照明領域側に配置された重畳レンズとからなるインテグレータ光学系であることが好ましい。
【0020】
このように構成することにより、表示画像に発生する色むらの補正が、第1のレンズアレイに含まれる複数の小レンズにより形成される複数の光源像に対応する照明光を部分的に遮光することにより行われる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用されたプロジェクタにつき、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
先ず、本発明の実施形態1につき、図1〜図3を用いて説明する。
〔実施形態1〕
図1は、本発明の実施形態1に係るプロジェクタにおける光学系の要部の概略を示す平面図である。図2は、同じく本発明の実施形態1に係るプロジェクタにおける遮光手段の配置状態を説明するために示す平面図である。図3は、本発明の実施形態1に係るプロジェクタのリレーレンズと遮光手段を説明するために示す正面図である。
【0022】
図1において、符号1で示すプロジェクタは、照明光学系100と、色分離光学系200と、リレー光学系300と、3つの液晶パネル400R,400G,400Bと、クロスダイクロイックプリズム500と、投写レンズ600と、遮光手段700とを備えている。各光学系の構成要素は、クロスダイクロイックプリズム500を中心に略水平方向に配置されている。
【0023】
照明光学系100は、光源110と、第1のレンズアレイ120と、第2のレンズアレイ130と、偏光変換素子140と、重畳レンズ150とを有している。光源110から射出された光束は第1のレンズアレイ120によって複数の微小な部分光束に分割され、各部分光束は第2のレンズアレイ130および重畳レンズ150によって照明対象である3つの液晶パネル400R,400G,400Bの光入射面上で重畳される。すなわち、第1のレンズアレイ120,第2のレンズアレイ130および重畳レンズ150は、液晶パネル400R,400G,400Bを略均一に照明するインテグレータ照明光学系を構成する。
第1のレンズアレイ120および第2のレンズアレイ130は、小レンズをマトリックス状に配列して形成されている。
偏光変換素子140は、非偏光な光を3つの液晶パネル400R,400G,400Bで利用可能な偏光方向を有する偏光光に揃える機能を有している。
【0024】
色分離光学系200は、照明光学系100から射出される照明光を、それぞれ異なる波長域の3色の照明光に分離する機能を有している。第1のダイクロイックミラー210は、略赤色(R)の光を透過させるとともに、略緑色(G)および略青色(B)の光を反射する。第1のダイクロイックミラー210を透過したR光は、反射ミラー230で反射され、フィールドレンズ240を透過してR用の液晶パネル400Rを照明する。
【0025】
フィールドレンズ240は、照明光学系100からの複数の部分光束がそれぞれ液晶パネル400Rを照明するように集光する。通常、各部分光束が、それぞれ略平行な光束となるように設定されている。他の液晶パネル400G,400Bの前に配設されたフィールドレンズ250,350も、フィールドレンズ240と同様に構成されている。
【0026】
第1のダイクロイックミラー210で反射されたG光とB光のうちG光は、第2のダイクロイックミラー220によって反射され、フィールドレンズ250を透過してG用の液晶パネル400Gを照明する。一方、B光は、第2のクロイックミラー220を透過し、リレー光学系300を通過してB用の液晶パネル400Bを照明する。
【0027】
なお、第1のダイクロイックミラー210および第2のダイクロイックミラー220は、透明ガラス板上にそれぞれの機能に対応する誘電体多層膜を形成することにより作製することができる。
【0028】
リレー光学系300は、入射側レンズ310,第1の反射ミラー320,リレーレンズ330,第2の反射ミラー340および射出側レンズ(フィールドレンズ)350を有している。色分離光学系200から射出されたB光(光源像)は、入射側レンズ310によってリレーレンズ330の近傍で収束し、射出側レンズ350(反射ミラー340)に向かって発散する。射出側レンズ350に入射する光束の大きさは、入射側レンズ310に入射する光束の大きさに略等しくなるように設定されている。
【0029】
各色用の液晶パネル400R,400G,400Bは、それぞれの光入射面に入射した色光を、それぞれに対応する色信号(画像信号)に応じた強度の光に変換し、これら変換された光を透過光として射出する。液晶パネル400R,400G,400Bとしては、透過型の液晶パネルが用いられる。
なお、液晶パネル400R,400G,400Bは本発明の電気光学変調装置に相当する。
【0030】
クロスダイクロイックプリズム500は、各色用の液晶パネル400R,400G,400Bから射出される各色の変換光を合成する色合成光学系としての機能を有する。そして、R光を反射するR光反射ダイクロイック面510Rと、B光を反射するB光反射ダイクロイック面510Bとを有している。R光反射ダイクロイック面510RおよびB光反射ダイクロイック面510Bは、R光を反射する誘電体多層膜とB光を反射する誘電体多層膜とを4つの直角プリズムの界面に略X字状に形成することにより設けられている。これら両反射ダイクロイック面510R,510Bによって3色の変換光が合成され、カラー画像を表示する光が生成される。クロスダイクロイックプリズム500において生成された合成光は、投写レンズ600に向かって射出される。
【0031】
投写レンズ600は、投写光学系としての機能を有し、クロスダイクロイックプリズム500からの合成光を表示画像として図示しないスクリーンなどの投写画上に投写する。
【0032】
遮光手段700は、図2に示すように、平面矩形状の二つの遮光板700A,700Bからなり、リレーレンズ330の色合成光学系(液晶パネル400B)側に配置されている。そして、リレー光学系300内に形成される光源像(B光の光源像)に対応する照明光であって、スクリーン上の表示画像に生じる色むらに対応する照明光を遮光するように構成されている。遮光板700A,700Bは、調整機構800によってリレーレンズ330の光軸に垂直な水平方向に進退する。
【0033】
調整機構800は、図3に示すように、遮光板700A,700Bを左右方向(リレーレンズ330の光軸に垂直な水平方向)に案内する四角枠状のガイド800Aおよびこのガイド800Aに沿って遮光板700A,700Bに移動調整力を付与するねじ部材800B,800Bからなり、リレーレンズ330の色合成光学系(液晶パネル400B)側に配設されている。そして、遮光板700A,700Bを左右方向に移動調整するように構成されている。
【0034】
以上の構成により、実施形態1に係るプロジェクタは、照明光学系100からの射出光を色分離光学系200によってR,G,Bの各色光として取り出し、これら各色光を液晶パネル400R,400G,400Bに導いてカラー画像信号に応じて変調した後、各色光をクロスダイクロイックプリズム500によって合成し、投写レンズ600によって表示画像としてスクリーン上に拡大表示する。
【0035】
この場合、プロジェクタ1においては、リレー光学系300で照明光の光束が上下・左右反転されるため、色分離光学系200からの射出光がリレー光学系300を経て照射される液晶パネル400Bと、色分離光学系200からの射出光がリレー光学系300を経ずに直接照射される液晶パネル400R,400Gとでは、液晶パネルに照射される光束の照度分布が上下・左右逆転する。
このため、光源などに照度分布の偏りがあった場合には、その偏りが液晶パネル400Bと液晶パネル400R,400Bとで反対になって現れる、すなわち、相対的に高い照度の光が照射される部位が液晶パネル400Bと液晶パネル400R,400Bとで対称の位置に存在することになる、言い換えれば、液晶パネル400B上で相対的に高い照度の光が照射される部位と、液晶パネル400R,400G上で相対的に弱い照度の光が照射される部位とが投写面上で合成されることになる。このため、照度バランスが崩れ、表示画像に色むらが発生することになるのである。
【0036】
例えば、色分離光学系200側から見て光源110付近における照明光の照度分布が、左側部分を「暗」とし、またその右側部分を「明」とする照度分布である場合(光源110から射出される照明光の照度分布に偏りがある場合)、R光,G光による照明光の液晶パネル400R,400G上(又はスクリーン上)における照度分布としては、図4(a)に示すように左側部分を「暗」とし、また右側部分を「明」とする照度分布となる。一方、B光による照明光の液晶パネル400B上(又はスクリーン上)における照度分布としては、図4(b)に示すように左側部分を「明」とし、また右側部分を「暗」とする照度分布となる。
【0037】
このとき、リレーレンズ330の近傍に形成される光源像は、図4(b)に示すB光による照度分布に対応して、図5(a)に示すような状態(左側部分を「明」とし、右側部分を「暗」とする照度分布をもつ光源像が形成されている状態)となる。
【0038】
そこで、遮光板700Bを遮光板700Aに接近する方向に移動させることにより、リレーレンズ330を透過するB光の一部を遮光する。
これにより、リレーレンズ330の近傍に形成される光源像は、図5(b)に示すような状態(光源像全体の最も左側の部分に光源像が殆ど形成されていない状態)になり、その結果、B光による照明光の液晶パネル400B上(又はスクリーン上)における照度分布が、R光,G光による照明光の液晶パネル400R,400G上(又はスクリーン上)における照度分布(図4(a))に近似する照度分布となり、色むらが抑制される。
【0039】
一方、色分離光学系200側から見て光源110付近における照明光の照度分布が、左側部分を「明」とし、またその右側部分を「暗」とする照度分布である場合には、上記とは逆に、遮光板700Aを遮光板700Bに接近する方向に移動させることにより、リレーレンズ330を透過するB光の一部を遮光するようにすることで、B光による照明光の液晶パネル400B上(又はスクリーン上)における照度分布が、R光,G光による照明光の液晶パネル400R,400G上(又はスクリーン上)における照度分布に近似する照度分布となり、色むらが抑制される。
【0040】
したがって、実施形態1においては、B光による照明光の液晶パネル400B上(又はスクリーン上)における照度分布を、R光,G光による照明光の液晶パネル400R,400G上(又はスクリーン上)における照度分布に近似させることにより、良好な照度バランスを得ることができ、表示画像の色むらを低減することができる。
また、実施形態1においては、リレーレンズ330の光軸中心から離間する光源像を形成する照明光を遮光することにより、リレー光学系300に対応する液晶パネル400Bを照明する照明光の入射角度の大きい照明光を遮光することができ、プロジェクタのコントラストを高めることもできる。
【0041】
なお、実施形態1においては、リレー光学系300を通過する色光がB光である場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、他の色光であってもよい。
【0042】
次に、本発明の実施形態2につき、図6を用いて説明する。
〔実施形態2〕
図6は、本発明の実施形態2に係るプロジェクタにおける光学系の要部の概略を示す平面図である。図6において、図1〜図3と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0043】
図6において、符号2で示すプロジェクタは、照明光学系100と、色分離光学系200Aと、2つのリレー光学系300,900と、3つの液晶パネル400R,400G,400Bと、クロスダイクロイックプリズム500と、投写レンズ600と、遮光手段700,1000とを備えている。各光学系の構成要素は、クロスダイクロイックプリズム500を中心に略水平方向に配置されている。
【0044】
実施形態2に係るプロジェクタ2が実施形態1に係るプロジェクタ1と異なるのは、色分離光学系の構成及びリレー光学系の数である。
すなわち、実施形態2に係るプロジェクタ2においては、色分離光学系200Aは、2つのダイクロイックミラー202,204が略X字状に配置されたクロスダイクロイックミラーによって構成されている。第1のダイクロイックミラー202は、R光を反射してG光およびB光を透過させる。第2のダイクロイックミラー204は、B光を反射してG光およびR光を透過させる。これにより、照明光学系100から射出された照明光をR,G,Bの3つの色光に分離する。
【0045】
色分離光学系200Aから射出されたG光は、リレー光学系を経ることなく、フィールドレンズ250を透過してG用の液晶パネル400Gに入射する。一方、B光は、第1のリレー光学系300を通過してB用の液晶パネル400Bを照明する。また、R光は、第2のリレー光学系900を通過してR用の液晶パネル400Rを照明する。すなわち、実施形態2に係るプロジェクタ2は、2つのリレー光学系(第1のリレー光学系300及びリレー光学系900)備えている。
【0046】
第2のリレー光学系900は、第1のリレー光学系300と同様に、入射側レンズ910,第1の反射ミラー920,リレーレンズ930,第2の反射ミラー940および射出側レンズ950を有している。第2のリレー光学系900は、R光に対し、第1のリレー光学系300のB光に対する機能と同様の機能を有している。すなわち、色分離光学系200Aから射出されたR光は、入射側レンズ910によってリレーレンズ930の近傍で収束し、射出側レンズ950(反射ミラー940)に向かって発散する。射出側レンズ950に入射する光束の大きさは、入射側レンズ910に入射する光束の大きさに略等しくなるように設定されている。
【0047】
遮光手段1000は、遮光手段700と同様に、平面矩形状の二つの遮光板1000A,1000Bからなり、リレーレンズ930の色合成光学系側に配置されている。リレー光学系900内に形成される光源像(R光の光源像)に対応する照明光であって、スクリーン上の表示画像に生じる色むらに対応する照明光を遮光するように構成されている。遮光板1000A,1000Bは、調整機構800によってリレーレンズ930の光軸に垂直な水平方向に進退する。
【0048】
この場合、プロジェクタ2においては、リレー光学系300,900で照明光の光束が上下・左右反転されるため、色分離光学系200Aからの射出光がリレー光学系300,900を経て照射される液晶パネル400B,400Rと、色分離光学系200Aからの射出光がリレー光学系を経ずに直接照射される液晶パネル400Gとでは、液晶パネルに照射される光束の照度分布が上下・左右逆転する。
このため、実施形態2においては、光源などに照度分布の偏りがあった場合には、その偏りが液晶パネル400B,400Rと液晶パネル400Bとで反対になって現れる、すなわち、相対的に高い照度の光が照射される部位が液晶パネル400B、400Rと液晶パネル400Bとで対称の位置に存在することになる、言い換えれば、液晶パネル400B,400R上で相対的に高い照度の光が照射される部位と、液晶パネル400G上で相対的に弱い照度の光が照射される部位とが投写面上で合成されることになる。このため、照度バランスが崩れ、表示画像に色むらが発生することになるのである。
【0049】
そこで、実施形態2においては、遮光板700B,1000Bをそれぞれ遮光板700A,1000Aに接近する方向に移動させることにより、リレーレンズ330,930をそれぞれ透過するB光,R光の一部を遮光する。
これにより、B光、R光により照明光の液晶パネル400B,400R上(又はスクリーン上)における照度分布が、G光による照明光の液晶パネル400G上(又はスクリーン上)における照度分布に近似する照度分布となり、良好な照度バランスを得ることができ、表示画像の色むらを低減することができる。
【0050】
また、実施形態2においても、リレーレンズ330,930の光軸中心から離間する光源像を形成する照明光を遮光することにより、リレー光学系300,900に対応する液晶パネル400B,400Rを照明する照明光の入射角度の大きい照明光を遮光することができ、プロジェクタのコントラストを高めることもできる。
【0051】
なお、実施形態2においては、リレー光学系300,900を通過する色光がそれぞれB光とR光である場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、他の色光の組み合わせであってもよい。
【0052】
また、上記した各実施形態においては、液晶パネル上(又はスクリーン上)における照明光が左右方向に分布する場合の補正について説明したが、照明光が上下方向に分布する場合には、図7に示すような、上下2つの遮光板からなる遮光手段700,1200を用いて、照明光の照度分布を補正することができる。
【0053】
図7は、本発明の各実施形態に係るプロジェクタにおける遮光手段の変形例を説明するために示す正面図である。図7において、図3と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
遮光手段1200は、図7に示すように、平面矩形状の二つの遮光板1200A,1200Bからなり、リレーレンズ930の色合成光学系(液晶パネル400B,400R)側に配置されている。そして、リレー光学系内に形成される光源像に対応する照明光であって、スクリーン上の表示画像に生じる色むらに対応する照明光を遮光するように構成されている。遮光板1200A,1200Bは、リレーレンズ930の光軸に垂直な鉛直方向に調整機構1300によって進退する。
【0054】
調整機構1300は、図7に示すように、遮光板1200A,1200Bを鉛直方向(リレーレンズ930の光軸に垂直な鉛直方向)に案内する四角枠状のガイド1300Aおよびこのガイド1300Aに沿って遮光板1200A,1200Bに移動調整力を付与するねじ部材1300B,1300Bからなり、リレーレンズの色合成光学系側に配設されている。そして、遮光板1200A,1200Bを上下方向に移動調整するように構成されている。
【0055】
この他、上記した各実施形態においては、遮光手段700,1200をリレー光学系内に配置する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、照明光学系内(例えば第1のレンズアレイ120と第2のレンズアレイ130との間)に配置してもよい。この場合、遮光手段が照明光の照度分布の偏りそのものを抑制するため、良好な照度バランスを得ることができ、これによっても、表示画像の色むらを低減することができる。
【0056】
また、上記した各実施形態においては、電気光学変調装置として透過型の液晶パネルを用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、反射型の液晶パネルを用いるようにしてもよい。反射型の電気光学変調装置としては、液晶パネルの他に、デジタルマイクロミラーデバイス(TI社の商標)を好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るプロジェクタにおける光学系の要部の概略を示す平面図。
【図2】実施形態1における遮光手段の配置状態を説明する平面図。
【図3】実施形態1のリレーレンズと遮光手段を説明する正面図。
【図4】スクリーン上の照度分布を示す正面図。
【図5】リレーレンズ近傍の光源像を示す正面図。
【図6】本発明の実施形態2に係るプロジェクタにおける光学系の要部の概略を示す平面図。
【図7】遮光手段の変形例を説明するために示す正面図。
【図8】従来のプロジェクタの光学系を示す図。
【符号の説明】
1 プロジェクタ
100 照明光学系
110 光源
120 第1のレンズアレイ
130 第2のレンズアレイ
140 偏光変換素子
150 重畳レンズ
200 色分離光学系
210 第1のダイクロイックミラー
220 第2のダイクロイックミラー
230 反射ミラー
240 フィールドレンズ
250 フィールドレンズ
300 リレー光学系
310 入射側レンズ
320 第1の反射ミラー
330 リレーレンズ
340 第2の反射ミラー
350 射出側レンズ
400R R用の液晶パネル
400G G用の液晶パネル
400B B用の液晶パネル
500 クロスダイクロイックプリズム
510R R光反射ダイクロイック面
510B B光反射ダイクロイック面
600 投写レンズ
700 遮光手段
700A,700B 遮光板
800 調整機構
800A ガイド
800B,800B ねじ部材

Claims (9)

  1. 照明光を射出する光源およびこの光源からの射出光の照度分布を均一化する照度均一化手段を有する照明光学系と、
    この照明光学系から射出された照明光を複数色の照明光に分離する色分離光学系と、
    この色分離光学系によって分離された複数色の照明光をそれぞれ変調する複数の電気光学変調装置と、
    これら各電気光学変調装置から射出された変調光を合成する色合成光学系と、
    この色合成光学系から射出された合成光を表示画像として投写する投写光学系と、
    前記色分離光学系によって分離された複数色の照明光のうち少なくとも1色の照明光の経路内に位置するリレー光学系とを備えたプロジェクタにおいて、
    前記表示画像に生じる色むらを抑制するために照明光を部分的に遮光する遮光手段をさらに備えたことを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、前記遮光手段が前記リレー光学系内に配置されていることを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
    前記リレー光学系が、前記色分離光学系の近傍に位置する入射側レンズと、この入射側レンズの色合成光学系側に位置する射出側レンズと、前記入射側レンズと前記射出側レンズとの間に介在するリレーレンズとを有し、
    前記遮光手段が、このリレー光学系のリレーレンズの近傍に配置されていることを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項2又は3に記載のプロジェクタにおいて、
    前記色分離光学系が、前記照明光学系から射出された照明光を3色の照明光に分離する光学系からなり、
    この色分離光学系によって分離された3色の照明光のうち1色の照明光の経路内に前記リレー光学系が配置されていることを特徴とするプロジェクタ。
  5. 請求項2又は3に記載のプロジェクタにおいて、
    前記色分離光学系が、前記照明光学系から射出された照明光を3色の照明光に分離する光学系からなり、
    この色分離光学系によって分離された3色の照明光のうち2色の照明光の経路内に前記リレー光学系が配置されていることを特徴とするプロジェクタ。
  6. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、前記遮光手段が前記照明光学系内に配置されていることを特徴とするプロジェクタ。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、前記遮光手段が、光軸に垂直な水平方向に進退可能な遮光板によって構成されていることを特徴とするプロジェクタ。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、前記遮光手段が、光軸に垂直な鉛直方向に進退可能な遮光板によって構成されていることを特徴とするプロジェクタ。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、前記照度均一化手段が、前記光源からの光を複数の部分光束に分割する第1レンズアレイと、この第1レンズアレイによって分割された各部分光束の中心軸をシステム光軸に平行に揃える第2レンズアレイと、この第2レンズアレイの被照明領域側に配置された重畳レンズとからなるインテグレータ光学系であることを特徴とするプロジェクタ。
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