JP5130310B2 - 電圧駆動型半導体素子のゲート駆動回路及び電力変換装置 - Google Patents

電圧駆動型半導体素子のゲート駆動回路及び電力変換装置 Download PDF

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Description

本発明は、電力変換器に用いられる電圧駆動型半導体素子のゲート駆動回路および電力変換装置に関するものである。
IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)やパワーMOSFET等の電圧駆動型のスイッチング素子を使ったインバータやコンバータなどの電力変換装置では、例えばIGBTのゲート・エミッタ間に印加する電圧をオン/オフすることで、入力から出力へエネルギーを伝達する。このとき、IGBTのオン/オフ期間にスイッチング損失が発生する。このスイッチング損失は、ゲート駆動能力を強化し、高速にオン/オフを切り替えることで低減することができる。また、IGBT(オフ状態)のコレクタ電圧が急速に上昇すると、ゲート・コレクタ間の容量Cgcを介して、ゲート・エミッタ間の容量Cgeが充電されゲート電圧が上昇し、これがしきい値を超えると誤点弧する。以上のような高速化によるスイッチング損失の低減や誤点弧を防止するために、IGBTのゲートに負電圧を印加し、ゲート電荷の急速な引き抜きやコレクタ電圧のdv/dtによるゲート電圧の上昇を抑制することがある。
特許文献1には単電源で負電圧をゲートに印加できるゲート駆動回路が開示されている。特許文献1の回路構成は、同文献の図1などに示されるように、直流電源Vdd,5つのスイッチSW1〜SW5,コンデンサCinから構成されている。SW1はVddの正側に接続され、SW2はSW1の他端子とVddの負側に接続され、SW3はVddの正側に接続され、SW4はSW3の他端子とSW5に接続され、SW5はSW4の他端子とVddの負側に接続され、CinはSW1の他端子とSW4の他端子に接続され、パワーMOSFETのゲートにSW3の他端子が接続され、パワーMOSFETのソースがVddの負側に接続される。
動作について説明する。SW1,SW3,SW5がオン,SW2,SW4がオフ状態では、パワーMOSFETのゲート電圧はSW3を介してVddまで充電される。一方、CinはSW1,Cin,SW5の経路でVddまで充電される。次にSW1,SW3,SW5がオフ,SW2,SW4がオン状態では、パワーMOSFETのゲート電圧は、SW4,Cin,SW2の経路で負電圧(−Vdd)まで充電される。以上の動作によりゲート電圧には正負の電圧が印加されることになり、ターンオフの高速化,誤点弧の防止が可能になる。
特許文献2には、正電圧の電源のみで負電圧をゲートに印加するゲート駆動回路が開示されている。特許文献2の回路構成は、同文献の図1などに示されるように、直流電源VDにトランジスタQ1,Q2の直列回路が接続され、Q1,Q2の接続点から抵抗R1とC1の並列回路とゲート抵抗RGが接続され、IGBTのゲートに接続されている。IGBTのゲート・エミッタ間にはツェナーダイオードZD1と逆流防止ダイオードD1の直列回路が接続されている。動作について説明する。Q1がオン、Q2がオフすると、ターンオン直後はC1が微分回路として動作し、スパイク電流がC1,RG,IGBTのゲート・エミッタ間容量に流れる。ゲートにZD1でクランプされる電圧が印加される。ターンオン期間中は、VD−VC1になる。次にQ1をオフ、Q2をオンすると、ターンオフ直後は、C1にはVD−Vzの電圧が充電されており、ゲートに負電圧が印加される。これにより高速にターンオフすることができターンオフ損失を低減できる。
特開2009−21823号公報 特開2007−336694号公報
しかし、特許文献1では負のゲート電圧が−Vddになるため、ターンオンが遅くなり、ターンオン損失が増大する問題がある。また、例えばSiC−JFETなどでは、ゲート耐圧が正負で異なるものには適用ができない問題がある。
また、特許文献2には、VDより低い負電圧をゲートに印加する手段が提案されているが、オン時に印加されるゲート電圧がVddより低くなるため、オン抵抗が増加し、導通損失が増えるという問題がある。
本発明は、上述した問題点を解決し、簡単な回路構成で負電圧をゲート・エミッタ間に印加することが可能となり、スイッチング損失の低減や誤点弧を防止できるゲート駆動回路を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、電力変換装置の電圧駆動型半導体素子、または、該電圧駆動型半導体素子を駆動するゲート駆動回路であって、ゲート電源と、NPNトランジスタと第1のPNPトランジスタの直列回路で構成されたプッシュプル回路と、前記ゲート電源の正負極間に接続された、前記プッシュプル回路とダイオードの直列回路と、前記プッシュプル回路と前記ダイオードの接続点と前記ゲート電源の正極側の間に接続された負電圧発生回路と、該負電圧発生回路の出力端子と前記ゲート電源の負極端子間に接続された、第2のPNPトランジスタと、を備え、前記NPNトランジスタと第1のPNPトランジスタの接続点からゲート抵抗を介し、前記電圧駆動型半導体素子のゲート端子に接続し、前記ゲート電源の負極端子と前記電圧駆動型半導体素子のエミッタ端子が接続され、前記NPNトランジスタがオンのとき、前記第1のPNPトランジスタと前記第2のPNPトランジスタがオフとなり、前記NPNトランジスタがオフのとき、前記第1のPNPトランジスタと前記第2のPNPトランジスタがオンとなるゲート駆動回路とした。
また、電力変換装置の電圧駆動型半導体素子、または、該電圧駆動型半導体素子を駆動するゲート駆動回路であって、ゲート電源と、NPNトランジスタと第1のPNPトランジスタの直列回路で構成されたプッシュプル回路と、前記ゲート電源の正負極間に接続された、前記プッシュプル回路とダイオードの直列回路と、2つの抵抗の直列回路とコンデンサで構成される負電圧発生回路と、該負電圧発生回路の出力端子と前記ゲート電源の負極端子間に接続された、第2のPNPトランジスタと、備え、前記負電圧発生回路の前記2つの抵抗の直列回路は、前記ゲート電源の正負極間に接続され、前記負電圧発生回路の前記コンデンサは、前記2つの抵抗の接続点と前記プッシュプル回路と前記ダイオードの接続点の両接続点の間に接続されており、前記NPNトランジスタと第1のPNPトランジスタの接続点からゲート抵抗を介し、前記電圧駆動型半導体素子のゲート端子に接続し、前記ゲート電源の負極端子と前記電圧駆動型半導体素子のエミッタ端子が接続され、前記NPNトランジスタがオンのとき、前記第1のPNPトランジスタと前記第2のPNPトランジスタがオフとなり、前記NPNトランジスタがオフのとき、前記第1のPNPトランジスタと前記第2のPNPトランジスタがオンとなるゲート駆動回路とした。
さらに、電力変換装置の電圧駆動型半導体素子、または、該電圧駆動型半導体素子を駆動するゲート駆動回路であって、ゲート電源と、NPNトランジスタと第1のPNPトランジスタの直列回路で構成されたプッシュプル回路と、前記ゲート電源の正負極間に接続された、前記プッシュプル回路とダイオードの直列回路と、ツェナーダイオードと抵抗の直列回路とコンデンサで構成される負電圧発生回路と、該負電圧発生回路の出力端子と前記ゲート電源の負極端子間に接続された、第2のPNPトランジスタと、備え、前記負電圧発生回路の前記ツェナーダイオードと前記抵抗の直列回路は、前記ゲート電源の正負極間に接続され、前記負電圧発生回路の前記コンデンサは、前記ツェナーダイオードと前記抵抗の接続点と前記プッシュプル回路と前記ダイオードの接続点の両接続点の間に接続されており、前記NPNトランジスタと第1のPNPトランジスタの接続点からゲート抵抗を介し、前記電圧駆動型半導体素子のゲート端子に接続し、前記ゲート電源の負極端子と前記電圧駆動型半導体素子のエミッタ端子が接続され、前記NPNトランジスタがオンのとき、前記第1のPNPトランジスタと前記第2のPNPトランジスタがオフとなり、前記NPNトランジスタがオフのとき、前記第1のPNPトランジスタと前記第2のPNPトランジスタがオンとなるゲート駆動回路とした。
本発明によれば、正電圧の電源のみで、オフ状態にある電圧駆動型半導体素子のゲートを電源より低い負電圧に保持することが可能となり、ゲート駆動回路のコスト,サイズ,損失を増加させることなく、電圧駆動型半導体素子の高速スイッチングや誤点弧を防止することが実現できる。
実施例1のゲート駆動回路の回路構成図である。 実施例2のゲート駆動回路の回路構成図である。 実施例3のゲート駆動回路の回路構成図である。 実施例4の電力変換装置の回路ブロック図である。 実施例4のコンバータの制御方法および動作波形である。 実施例5のコンバータの回路構成図である。 従来のゲート駆動回路を用いた場合のIGBTのターンオフ動作波形動作波形である。 実施例5のゲート駆動回路を用いた場合のIGBTのターンオフ動作波形である。 実施例5のターンオフ損失のゲート電圧依存性グラフである。 実施例5のターンオン損失のゲート電圧依存性グラフである。 実施例5のコンバータの第1の変形例である。 実施例5のコンバータの第2の変形例である。 実施例5によるコンバータの第3の変形例である。 実施例6のインバータの回路構成図である。 実施例6の動作波形である。 従来のゲート駆動回路を用いた場合のIGBTのターンオフ動作波形動作波形である。 実施例6のゲート駆動回路を用いた場合のIGBTのターンオフ動作波形である。 実施例6のインバータの第1の変形例である。 実施例6のインバータの第2の変形例である。 実施例6のインバータの第3の変形例である。 実施例7のインバータの回路構成図である。 実施例7のインバータの制御方法と動作波形である。 従来のゲート駆動回路を用いた場合のIGBTのターンオフ動作波形動作波形である。 実施例7のゲート駆動回路を用いた場合のIGBTのターンオフ動作波形である。
以下、図面を用いながら本発明の実施例を説明する。
図1を用いて実施例1のゲート駆動回路について説明する。
図1において、1はゲート電源、10はゲート駆動回路の出力段に設けられたプッシュプル回路であり、NPNトランジタ2,PNPトランジスタ3により構成されている。また、4はPNPトランジスタ、5はダイオード、6は負電圧発生回路、7はIGBT、8は還流ダイオード、9はゲート抵抗である。
次に各構成の接続関係について説明する。ゲート電源1の正極側は負電圧発生回路6のVin端子とプッシュプル回路10のNPNトランジスタ2のコレクタ端子に接続される。NPNトランジスタ2のエミッタ端子はPNPトランジスタ3のエミッタ端子に接続される。PNPトランジスタ3のコレクタ端子はダイオード5のアノード端子と負電圧発生回路6のE端子に接続される。NPNトランジスタ2とPNPトランジスタ3の接続点Voはゲート抵抗9を介しIGBTのゲート端子に接続される。PNPトランジスタ4のエミッタ端子は負電圧発生回路6のVout端子に接続される。トランジスタ2,3,4のベース端子は駆動信号入力端子Sに接続される。PNPトランジスタ4のコレクタ端子,ダイオード5のカソード端子,IGBTのエミッタ端子はゲート電源1の負極側に接続される。
次に動作を説明する。S端子にオン信号が入力されると、NPNトランジスタ2がオン、PNPトランジスタ3,4がオフとなり、ゲート電源1,NPNトランジスタ2,ゲート抵抗9を介して、IGBT7のゲート容量に電流が流れIGBT7のゲート電圧が上昇する。
一方、S端子にオフ信号が入力されると、NPNトランジスタ2がオフ、PNPトランジスタ3,4がオンとなり、負電圧発生回路6,PNPトランジスタ4,IGBT7のゲート容量,ゲート抵抗9,PNPトランジスタ3の経路に電流が流れる。このとき、負電圧発生回路6によりゲート・エミッタ間には負の電圧が印加されることになる。これにより急速にゲート容量が放電され、高速にターンオフをすることができる。また、負電圧発生回路6は三端子レギュレータを使うことで簡単に実現できる。三端子レギュレータは様々な出力電圧の素子があり、所望の負電圧に応じて三端子レギュレータを選定すればよい。
なお、実施例1ではゲート駆動回路にトランジスタを使い説明したが、MOSFETを使って構成しても同様の効果を得ることができる。すなわち、PNPトランジスタに代えP型MOSFETを用い、NPNトランジスタに代えN型MOSFETを用いても良い。MOSFETは電圧駆動型であり、駆動電力をトランジスタに比べ低減することができる。また、高速スイッチングが可能のため、高周波化に向いている。
図2を用いて実施例2を説明する。実施例1と同一の構成要素には同一符号を付し、重複説明は避ける。実施例1と異なる点は負電圧発生回路6を抵抗11,12とコンデンサ13で構成した点である。
動作について説明する。IGBTのオンについては実施例1と同様であるため説明を割愛する。コンデンサ13の充電は、S端子にオン信号が入力されると、PNPトランジスタ3,4はオフ状態であるため、ゲート電源1はNPNトランジスタ2を介してIGBT7のゲート端子にゲート電源が印加されると共に、抵抗11,12の経路と抵抗11,コンデンサ13,ダイオード5の経路に電流が流れる。これによりコンデンサ13に充電される電圧Vc13は抵抗11,12の抵抗分圧値Vr12とダイオード5の順方向電圧VFの差の電圧、つまりVc13=Vr12−VFとなる。
抵抗11,12とコンデンサ13の設定方法であるが、ゲート電圧の低下を抑制するために、コンデンサ13の容量はIGBTのゲート・エミッタ間容量よりも十分に大きい値に設定する必要がある。この場合、およそゲート・エミッタ間容量の10倍程度有れば問題ない。一方、抵抗11の値は、コンデンサ13容量とIGBTのオン時間により決定される。つまり、抵抗11とコンデンサ13のCR時定数により決定されるため、本実施例ではIGBTのオン時間があまり変動しない動作に向いている。抵抗12は、抵抗11との抵抗分圧とダイオード5のVFの差により、コンデンサ13充電電圧が所望の負電圧になるように設定する。
図3を用いて実施例3を説明する。実施例2と同一の構成要素には同一符号を付し、重複説明は避ける。実施例2と異なる点は、抵抗11に代えツェナーダイオード14を用いた点である。すなわち、ゲート電源1の両端にツェナーダイオード14と抵抗12の直列回路が接続され、直列回路の接続点にコンデンサ13とPNPトランジスタ4のエミッタ端子が接続された構成である。
次に負電圧の設定方法であるが、ゲート電源1の電圧からツェナーダイオード14の降伏電圧とダイオード5の順方向電圧VFを引いた値となる。ダイオード5のVFは一般的に0.6Vとなるため、所望の降伏電圧のツェナーダイオード14を使うことで負電圧を任意に設定することができる。また、ツェナーダイオード14が降伏すると瞬間的に電流が流れるため、急速にコンデンサ13を充電することができる。したがって、IGBT7のオン時間が変動するような動作おいてもターンオフ時の負電圧を供給することが可能となる。コンデンサ13の容量については実施例2と同様である。
図4を用いて実施例4を説明する。図4は電力変換装置の回路ブロック図を示す。商用AC電源20からの供給電圧を整流回路21で整流した後、コンバータ22で直流電圧に変換する。さらに、コンバータ22の出力電圧をインバータ23で交流に変換し、負荷24に供給する。
次にコンバータ22について説明する。入力電流を正弦波状に整形する、PFC制御と呼ばれるコンバータの制御方法がある。一般的に、系統電力から電力が供給される電力変換装置には、このPFC制御を用いて高調波電流を抑制し、他の機器の動作障害や電力設備の焼損,異音などの防止を行っている。
PFC制御に必要な検出回路と制御回路について説明する。商用AC電源20から入力される電力を検知するには、商用AC電源20から流れるAC電流を検出する必要がある。本実施例では、商用AC電源20から流れるAC電流を電流センサ100で電圧に変換した後、AC電流検出回路101で検出する。または、コンバータ22の電流を電流センサ126で電圧に変換し,入力電流検出回路103で検出してもよい。負荷電力を検知するためは、負荷に流れる電流を検出する必要があり、負荷電流を電流センサ127で電圧に変換し、負荷電流検出回路105で検出する。
また、商用AC電源20の電圧と同位相の正弦波電流に整形を行うことにより力率を改善する制御には、AC電流波形の基準信号となる整流回路21の出力電圧、即ち、整流された直流電圧を入力電圧検出回路102で検出する。さらに、出力電圧を一定に制御するために、昇圧回路であるコンバータ22の両端電圧Veを直流電圧検出回路104で検出する。なお、部品削減を図るために、入力電圧検出回路102を省略し制御回路106内部で入力電圧に代わる基準信号を求め、商用AC電源20に流れるAC電流の波形整形を行うことも可能である。
次に、本実施例における制御について説明する。商用AC電源20の電圧に応じて入力電流の波形を商用AC電源20の電圧と同位相の正弦波電流に整形する力率改善制御を行う。図5を用いて力率改善制御を詳細に説明する。
図5に商用AC電源20の1周期期間の電圧波形Vac,電流波形Iac,コンバータ22の出力電圧Ve,入力電圧検出値,出力電圧検出値,入力電流検出値,電流指令値と三角波,制御信号を示す。
先ず、図5において、VeをVacのピーク電圧より高い電圧に設定する。
次に、電流指令値の生成方法について説明する。入力電圧検出値と出力電圧検出値を乗算し、その結果と入力電流検出値との誤差を増幅し電流指令値を生成する。制御信号は電流指令値と三角波を比較演算することで生成される。具体的には、電流指令値が三角波よりも大きいときに制御信号をオフにし、小さいときにはオンにする。この制御信号がゲート駆動回路108を介して出力され、コンバータ22を動作する。
このようなPFC制御回路に実施例1乃至3に記載のゲート駆動回路を用いることでスイッチングの高速化が可能となりスイッチング損失が低減すると共に、誤点弧を防止することができる。
図6を用いて実施例5を説明する。図6は実施例4で示したにコンバータ22の具体的な回路構成を示す。図6は昇圧チョッパ回路を使ったコンバータであり、25はチョークコイル、26はIGBT、27はダイオード、28は平滑コンデンサである。
図6の回路構成を説明する。整流回路21の正極端子bは、チョークコイル25を介して、IGBT26のコレクタ端子とダイオード27のアノード端子に接続されている。また、IGBT26のエミッタ端子は、整流回路21の出力の負極端子f点に接続されている。さらに、ダイオード27のカソード端子は平滑コンデンサ28の正極端子に接続されている。平滑コンデンサ28の負極端子は整流回路21の負極端子f点に接続される。
次に動作を説明する。IGBT26をオンすると、整流回路21,チョークコイル25,IGBT26の経路に電流が流れ、チョークコイル25にエネルギーを蓄積する。次にIGBT26をオフするとチョークコイル25に蓄積されたエネルギーが、チョークコイル25,ダイオード27,平滑コンデンサ28,整流回路21の経路に流れ、平滑コンデンサ28にエネルギーが蓄積される。以上の動作を繰り返すことで、商用AC電源20から供給されるエネルギーが平滑コンデンサ28に蓄積され、平滑コンデンサ28の後段に接続されるインバータ,負荷(図示せず)に入力電圧より高い電圧のエネルギーが伝達される。
ここで、図7,図8を使ってIGBT26のターンオフ時のスイッチング動作について詳細に説明する。図7は、負電圧発生回路を有さない、従来のゲート駆動回路のスイッチング動作におけるターンオフ損失を示す図であり、図8は、負電圧発生回路6を有する、本発明のゲート駆動回路のスイッチング動作におけるターンオフ損失を示す図である。
図7,図8において、実線は上から、IGBTのゲート電圧Vge,IGBTのコレクタ電流Icとコレクタ電圧Vce,ターンオフ損失を示す。
まず、図7を用いて、従来のゲート駆動回路のスイッチング動作について説明する。時刻t0でIGBT26にオフ信号が印加されると、時刻t1までIGBTのゲート・エミッタ間容量Cge(入力容量)が放電されゲート電圧が減少し、時刻t1からコレクタ電圧Vceが上昇し始める。このときゲート・コレクタ間容量Ccg(帰還容量)にはゲートに正電圧が印加されている。次にコレクタ電圧Vceがゲート電圧以上になると、帰還容量を通しコレクタからゲートに電流が流れ、帰還容量が放電する時刻t2まで、ゲート電圧Vgeが一定電圧となり、IGBT26のコレクタ電流Icは流れ続ける。次に帰還容量が放電されると、再度、入力容量が放電し、IGBTがオフ状態となりIGBTのコレクタ電流Icが遮断状態に入る。このときのコレクタ電流のdi/dtとコレクタ・エミッタ間容量Cce(出力容量)によりコレクタ電圧Vceが上昇し、コレクタ電圧Vceが平滑コンデンサ28の電圧に達すると時刻t3までコレクタ電流が減少する。時刻t3以降のコレクタ電流はテール電流と呼ばれ、IGBT26内部に蓄積されたキャリアが放出されることによって流れる。テール電流が流れなくなると、IGBT26がターンオフされる。
次に、負電圧発生回路6を有する場合と有さない場合のスイッチング動作波形を図7,図8を用いて比較する。負電圧発生回路を備えないゲート駆動回路に関する図7では0〜15Vの範囲でゲート電圧Vgeを印加できるのに対し、負電圧発生回路を備えたゲート駆動回路に関する図8では−5〜15Vの範囲でゲート電圧Vgeを印加できる。図8ではゲート電圧Vgeとして負電圧も印加できるようにしたので、ゲート電圧Vgeが15Vから0Vになるまでの時間を、図7でVgeが15Vから0Vになるまでの時間よりも短くすることができる。従って、図8でコレクタ電流Icが遮断されるまでの時間を、図7でコレクタ電流Icが遮断されるまでの時間よりも短くすることができ、ターンオフ損失も大幅に低減することができる。
図9に負電圧とターンオフ損失の関係を示す。図9に示すように、負電圧を増大させることでターンオフ損失を低減することができる。しかしながら、負電圧の増大に伴い損失の低減効果が小さくなる。一方、図10に示すように、負電圧を増加させても、ターンオン損失に大きな変化がない。また、負電圧のゲート駆動エネルギーは、コンデンサ13に蓄積されるエネルギーになる。コンデンサのエネルギーは、式1で表せる。
Figure 0005130310
式1より、コンデンサのエネルギーは電圧の2乗に比例することが分かる。例えば、コンデンサ13の容量を1μFとしたとき、負電圧を−5Vと−15Vでコンデンサのエネルギーを比較すると、−5Vでは12.5μJ、−15Vでは112.5μJとなり、9倍の蓄積エネルギーになる。蓄積エネルギーが大きいと、そのエネルギーを供給するゲート電源1の電源容量が大きくなる。また、充電電流が増大するため、配線抵抗やコンデンサの寄生抵抗(ESR)によるゲート駆動損失が増大する。このように、ゲート負電圧の大きさはターンオフ/オン損失とゲート駆動損失から必要以上に大きな負電圧は不要である。
以上のようなことから本発明のゲート駆動回路を用いることで、ゲート・エミッタ間にゲート電源電圧よりも低い負電圧を印加できるため、ターンオフ速度の高速化,ターンオフ損失の低損失化が可能となり、コンバータの効率の改善できる。
(実施例5の変形例1)
図11は第5の実施例の変形例1である。図11にコンバータ22の回路構成を示す。図11は降圧チョッパ回路を使ったコンバータであり、31はチョークコイル、29はIGBT、30はダイオード、28は平滑コンデンサである。
図11の回路構成を説明する。整流回路21の正極端子bがIGBT29のコレクタ端子に接続され、エミッタ端子にはダイオード30のカソード端子に接続されている。また、エミッタ端子はチョークコイル31を介して平滑コンデンサ28の正極端子に接続される。平滑コンデンサ28の負極端子にはダイオード30のアノード端子と整流回路21の負極端子fが接続される。
次に動作を説明する。IGBT29をオンすると、整流回路21,IGBT29,チョークコイル31,平滑コンデンサ28の経路に電流が流れ、チョークコイル31にエネルギーを蓄積するとともに、出力端子cに電力を伝達する。次にIGBT29をオフするとチョークコイル31に蓄積されたエネルギーが、チョークコイル31,平滑コンデンサ28,ダイオード30の経路に流れ、平滑コンデンサ28にエネルギーが蓄積される。以上の動作を繰り返すことで、商用AC電源20から供給されるエネルギーが平滑コンデンサ28に蓄積され、平滑コンデンサ28の後段に接続されるインバータ,負荷(図示せず)に入力電圧より低い電圧のエネルギーが伝達される。
(実施例5の変形例2)
図12は第5の実施例の変形例2である。図12にコンバータ22の回路構成を示す。図12は前段に昇圧チョッパ回路,後段に降圧チョッパ回路を使ったコンバータである。図6,図11と同一の構成要素には同一符号付し、説明は省略する。
図12の回路構成を説明する。整流回路21の正極端子bは、チョークコイル25を介して、IGBT26のコレクタ端子とダイオード27のアノード端子に接続されている。また、IGBT26のエミッタ端子は、整流回路21の出力の負極端子f点に接続されている。また、ダイオード27のカソード端子は平滑コンデンサ28の正極端子に接続されている。また、平滑コンデンサ28の負極端子は整流回路21の負極端子f点に接続され、昇圧チョッパ回路が構成される。
さらに、平滑コンデンサ28の正極端子にIGBT29のコレクタ端子に接続され、エミッタ端子にはダイオード30のカソード端子に接続される。また、エミッタ端子はチョークコイル31を介して出力コンデンサ32の正極端子に接続される。出力コンデンサ32の負極端子にはダイオード30のアノード端子と平滑コンデンサ28の負極端子が接続される。
次に動作について説明する。まず、昇圧チョッパ回路では実施例4に記載したPFC制御を行い、入力電流を正弦波状に整形するとともに、平滑コンデンサ28の電圧を一定電圧に制御する動作をする。降圧チョッパ回路は、接続されるインバータ23や負荷24の出力に応じて、出力電圧を制御し、電力を供給する。昇圧チョッパ,降圧チョッパともに詳細の動作については、実施例5および変形例1の動作と同様であるため説明は省略する。
(実施例5の変形例3)
図13は第5の実施例の変形例3である。図13にコンバータ22の回路構成を示す。図13は前段に降圧チョッパ回路、後段に昇圧チョッパ回路を使ったコンバータであり、33はチョークコイル、26,29はIGBT、27,30はダイオード、28は平滑コンデンサである。
図13の回路構成を説明する。整流回路21の正極端子bがIGBT29のコレクタ端子に接続され、エミッタ端子にはダイオード30のカソード端子に接続される。また、エミッタ端子は、チョークコイル33を介して、IGBT26のコレクタ端子とダイオード27のアノード端子に接続され、IGBT26のエミッタ端子は、整流回路21の出力の負極端子f点に接続される。また、ダイオード27のカソード端子は平滑コンデンサ28の正極端子に接続されている。平滑コンデンサ28の負極端子は整流回路21の負極端子f点に接続される。
次に動作を説明する。まず、入力電圧より出力電圧が低い状態では降圧動作する。IGBT29をオン、IGBT26がオフ状態にすると、整流回路21,IGBT29,チョークコイル33,ダイオード27,平滑コンデンサ28の経路に電流が流れ、チョークコイル33にエネルギーを蓄積するとともに、出力端子cに電力を伝達する。次にIGBT29をオフするとチョークコイル33に蓄積されたエネルギーが、チョークコイル33,ダイオード27,平滑コンデンサ28,ダイオード30の経路に流れ、平滑コンデンサ28にエネルギーを蓄積させる。以上の動作を繰り返すことで、商用AC電源20から供給されるエネルギーが平滑コンデンサ28に蓄積され、平滑コンデンサ28の後段に接続されるインバータ,負荷(図示せず)に入力電圧より低い電圧のエネルギーが伝達される。
一方、昇圧動作は、IGBT29がオン状態、IGBT26がオンすると、整流回路21,IGBT29,チョークコイル33,IGBT26の経路に電流が流れ、チョークコイル33にエネルギーを蓄える。次にIGBT26がオフすると、チョークコイルに蓄積されたエネルギーが、チョークコイル33,ダイオード27,平滑コンデンサ28,整流回路21,IGBT29の経路に流れ、平滑コンデンサ28にエネルギーを蓄積させる。以上の動作を繰り返すことで、商用AC電源(図示せず)からエネルギーが平滑コンデンサ28に蓄積され、入力電圧より高い電圧を出力し、平滑コンデンサ28の後段に接続されるインバータ,負荷(図示せず)にエネルギーが伝達される。
この変形例においては降圧動作と昇圧動作を入力電圧に応じて制御することによって、PFC制御を行うことが可能である。
図14を用いて実施例6について説明する。
図14は以上の実施例におけるインバータ23および負荷24を具体的に説明するものである。
図14は実施例6のインバータ23および負荷24の回路構成図であり、本実施例のインバータ23および負荷24は誘導加熱装置のハーフブリッジインバータ回路である。c−g間にはIGBT41と43の直列回路が接続されている。IGBT41とIGBT43の接続点をt点とすると、IGBT41には並列にダイオード42とスナバコンデンサ45が接続され、ダイオード42のアノード端子はt点、カソード端子はc点に接続される。IGBT43には並列にダイオード44とスナバコンデンサ46が接続され、ダイオード44のアノード端子はg点、カソード端子はt点に接続される。これらによって、上下アーム200が構成されている。さらにc−g間には共振コンデンサ48,49の直列回路が接続されている。共振コンデンサ48,49の接続点をs点とすると、t−s間には加熱コイル47が接続されている。なお、c−g間には実施例4に記載のようにコンバータの出力を接続する方法や商用AC電源20を整流回路21で整流した出力を接続しても良い。
次に動作を説明する。図15に本実施例のインバータのモード1から4までの動作波形を示す。なお、何れのモードにおいても、IGBT41およびIGBT43はデッドタイム期間を設け、相補に駆動する。
図15に示すように、加熱コイル47には、正弦波状のコイル電流ILcが流れており、この共振周波数frは、式2に示すように、加熱コイル47のインダクタンス値L,共振コンデンサ48,49の並列合成静電容量Cから決定される。
Figure 0005130310
以下で、モード1〜モード4における詳細な動作を説明する。
(モード1)
IGBT41の電流Ic1の電流が0Aとなるタイミングからモード1が始まるものとする。モード1開始時にはIGBT41に電流は流れていないが、IGBT41はすでにオンしているため、モード1開始直後からIGBT41に電流Ic1が流れ始める。このときIGBT41の両端電圧(コレクタ端子,エミッタ端子間電圧Vc1)は0Vであるため、IGBT41には損失が発生しないZVZCSターンオンとなる。
(モード2)
IGBT41を遮断しモード2になると、ILcはコンバータ22,スナバコンデンサ45,加熱コイル47,共振コンデンサ49の経路と、加熱コイル47,共振コンデンサ48,スナバコンデンサ45の経路と、スナバコンデンサ46,加熱コイル47,共振コンデンサ49の経路に流れる。このとき、スナバコンデンサ45は充電され、スナバコンデンサ46は放電される。これにより、IGBT41の両端電圧は緩やかに上昇し、ZVSターンオフとなり、スイッチング損失を小さくできる。
スナバコンデンサ45の電圧Vc1が電源電圧(c−g間電圧)以上になると、スナバコンデンサ46の電圧Vc2は0Vとなり、ダイオード44がオンし、加熱コイル電流ILcが流れ続ける。ダイオード44に電流が流れている期間にIGBT43にオン信号を入力する。
(モード3)
IGBT43の電流Ic2の電流が0Aとなるタイミングからモード3が始まるものとする。モード3開始時にはIGBT43に電流は流れていないが、IGBT43はすでにオンしているため、モード3開始直後からIGBT43に電流Ic2が流れ始める。このときIGBT43の両端電圧(コレクタ端子,エミッタ端子間電圧Vc2)は0Vであるため、IGBT43には損失が発生しないZVZCSターンオンとなる。
(モード4)
IGBT43を遮断しモード4になると、ILcは加熱コイル47,スナバコンデンサ46,コンバータ22,共振コンデンサ48の経路と、加熱コイル47,スナバコンデンサ46,共振コンデンサ49の経路と、スナバコンデンサ45,共振コンデンサ48,加熱コイル47の経路に流れる。このとき、スナバコンデンサ46は充電され、スナバコンデンサ45は放電される。これにより、IGBT43の両端電圧は緩やかに上昇し、ZVSターンオフとなり、スイッチング損失を小さくできる。
以上のモード1から4までの動作を繰り返し、加熱コイル47に高周波電流を流すことで、加熱コイルから磁束を発生させる。この磁束により加熱コイルの上に配置された鍋に渦電流が流れ、鍋自体が誘導加熱によって発熱する。
図16,図17にゲート負電圧の有無におけるターンオフ動作波形を示す。上述したように共振形インバータではターンオンの損失が発生しないため、ターンオフ時の動作のみ損失が発生する。図16が負電圧発生回路なし、図17が負電圧発生回路ありの波形である。ターンオフ時の動作メカニズムについては実施例5と同様であるため説明は省略する。
ゲートに負電圧を印加すると、図16に比べ図17の方が、ゲート電圧が速く低下していることが分かる。これによって、コレクタ電流も急速に遮断されるため、ターンオフ損失が低減される。本実施例においても本発明のゲート駆動回路を用いることで、必要以上のゲート負電圧を印加することなく、ターンオフ損失を低減できるため、IHクッキングヒータの加熱効率を改善することが可能になる。
(実施例6の変形例1)
図18に実施例6の変形例1を示す。変形例1は実施例6の共振コンデンサ48を省略するとともに、共振コンデンサ49に代え共振コンデンサ51を設けたものである。その他の部分は実施例6の構成と共通するので説明を省略する。変形例1はSEPP(Single Ended Push Pull)インバータの回路構成である。共振コンデンサ51の容量を、実施例6の共振コンデンサ48,49の並列接続の合成容量値とする。動作については実施例6と同様であるため、説明は省略する。
(実施例6の変形例2)
図19は実施例6の変形例2を示す。本変形例はフルブリッジインバータの回路構成である。図14と同一の構成要素に同一符号が付し、重複説明は避ける。フルブリッジインバータは、コンバータ22の出力端子であるc−g間に上下アーム200と、上下アーム300が接続され、上下アームの中点のt−r間に加熱コイル47と共振コンデンサ51の直列回路が接続された構成である。IGBT41,43,61,63には逆並列にダイオード42,44,62,64が接続されており、IGBTのコレクタ端子にダイオードのカソード端子,エミッタ端子にアノード端子が接続されている。IGBT41とIGBT63に同じ駆動信号を与え、IGBT43とIGBT61に同じ駆動信号を与えることで、IGBT41とIGBT43が相補に駆動し、IGBT61とIGBT63が相補に駆動する。
IGBTのソフトスイッチング動作については、ハーフブリッジと同様の動作となるため、説明は省略する。フルブリッジでは加熱コイル47と共振コンデンサ51の直列回路に印加される電圧、すなわちインバータ出力電圧(t−r間電圧)がハーフブリッジの2倍の電圧を発生させることができる。このため、加熱コイル47の巻数を増やすことができるため、加熱効率の向上が可能になる。
(実施例6の変形例3)
図20に実施例6の変形例3を示す。本変形例はリレー53を設けSEPPとフルブリッジを切り替える構成となっている。誘導加熱装置の場合、加熱する負荷によってインバータ方式を切り替えることで、鉄や磁性ステンレスに代表される磁性金属製の金属負荷も、アルミニウムや銅に代表される非磁性金属製の金属負荷も加熱することが可能になる。アルミニウムや銅といった低抵抗の非磁性材料は、SEPPインバータで加熱する。一方、鉄や磁性ステンレスなどの磁性材料は、金属の電気抵抗が大きいため、加熱コイルと共振コンデンサで構成される共振回路の大きな電圧を印加できるフルブリッジインバータで加熱する。インバータ方式の切り替えはリレー53をオフでSEPPインバータ、リレー53をオンでフルブリッジインバータに切り替える。各回路方式の動作については、第6の実施例の変形例1および変形例2と同様であるため説明は省略する。
図21を用いて実施例7について説明する。
図21は以上の実施例におけるインバータ23および負荷24を具体的に説明するものである。
図21は実施例のインバータ23および負荷24の回路構成図であり、本実施例のインバータ23はモータインバータの3相フルブリッジインバータ回路である。c−g間にはIGBT7173の直列回路とIGBT7173と並列にダイオード7274が接続され、ダイオード72のアノード端子はu点、カソード端子はc点、ダイオード74のアノード端子にはg点、カソード端子はu点に接続され、U相400が構成され、IGBT7577の直列回路とIGBT7577と並列にダイオード7678が接続され、ダイオード76のアノード端子はv点、カソード端子はc点、ダイオード78のアノード端子にはg点、カソード端子はv点に接続され、V相500が構成され、IGBT7981の直列回路とIGBT7981と並列にダイオード8082が接続され、ダイオード80のアノード端子はw点、カソード端子はc点、ダイオード82のアノード端子にはg点、カソード端子はw点に接続され、W相600が構成される。各UVW相には負荷として3相モータ83が接続される。
次に3相フルブリッジインバータの動作について説明する。図22に動作波形を示す。3相フルブリッジインバータでは、電圧指令信号と三角波のキャリア信号を比較して得られたスイッチング信号を用いて、IGBTのオン,オフを制御することにより、その平均値が電圧指令信号の振幅に比例した高周波の方形波出力電圧が得られる。したがって、電圧指令信号を正弦波状に変化させれば、交流出力電圧を得ることができる。図22において、各相の正弦波電圧指令信号のVu,Vv,Vwと三角波信号Vtの振幅が一致するタイミングで対応する相の2つのIGBTがオン,オフが行われる。なお、電源短絡を避けるために、各相の2つのIGBTはオン,オフが必ず反対になるように動作する。各相の出力電圧はVu0,Vv0,Vw0となる。各相間の電圧はVuv,Vvw,Vwuとなる。この各相間電圧がモータに印加されることでモータが駆動する。図23,図24に負電圧発生回路の有無におけるIGBTのスイッチング時の動作波形を示す。図23が負電圧発生回路なし、図24が負電圧発生回路ありの場合である。図23,図24の波形の上からIGBT71,73のゲート波形,IGBT73のコレクタ電圧Vce,電流Ic波形,ダイオード72のカソード電圧Vka,電流Id波形,IGBT73の損失波形である。動作を説明する。図23において時刻t0でIGBT73がオンすると、時刻t1でコレクタ電圧が減少する。また、IGBT73のコレクタ電流が増大するとともに、ダイオード72の順方向電流が減少する。時刻t2になるとダイオード72のリカバリ電流によりU相に貫通電流が流れる。これによりIGBT71のゲート電圧が上昇し、しきい値を超えるとIGBT72が誤点弧する。一方、図24ではゲートを負電圧にすることで、ダイオード72のリカバリ電流が抑制され、ゲート電圧の上昇が小さくなり、誤点弧が防止できるため、IGBT73のターンオン損失が低減できる。以上のように、本発明のゲート駆動回路を用いることで、単電源,簡易な回路構成でゲート負電圧を印加することが可能となり、モータインバータの誤点弧防止および損失の低減ができる。
以上の実施例において、電圧駆動型半導体素子として、IGBTで構成される回路について説明してきたが,本発明はIGBTに代えて、高周波駆動に適したパワーMOSFETを用いても良いし、超高周波・高温動作が可能なワイドバンドギャップ素子のMOSFETやJFETを用いても良い。
1 ゲート電源
2 NPNトランジスタ
3,4 PNPトランジスタ
5,27,30,42,44,62,64,66,68,70,72 ダイオード
6 負電圧発生回路
7,26,29,41,43,61,63,65,67,69,71,73 IGBT
8 環流ダイオード
9 ゲート抵抗
10 プッシュプル回路
11,12 抵抗
13 コンデンサ
14 ツェナーダイオード
20 商用AC電源
21 整流回路
22 コンバータ
23 インバータ
24 負荷
25,31,33 チョークコイル
28 平滑コンデンサ
32 出力コンデンサ
45,46 スナバコンデンサ
47 加熱コイル
48,49,51 共振コンデンサ
53 リレー
83 3相モータ
100 電流センサ
101 AC電流検出回路
102 入力電圧検出回路
103 入力電流検出回路
104 直流電圧検出回路
105 負荷電流検出回路
106 制御回路
107 入力電力設定部
108 ゲート駆動回路
200,300 上下アーム

Claims (7)

  1. 電力変換装置の電圧駆動型半導体素子、または、該電圧駆動型半導体素子を駆動するゲート駆動回路であって、
    ゲート電源と、
    NPNトランジスタと第1のPNPトランジスタの直列回路で構成されたプッシュプル回路と、
    前記ゲート電源の正負極間に接続された、前記プッシュプル回路とダイオードの直列回路と、
    前記プッシュプル回路と前記ダイオードの接続点と前記ゲート電源の正極側の間に接続された負電圧発生回路と、
    該負電圧発生回路の出力端子と前記ゲート電源の負極端子間に接続された、第2のPNPトランジスタと、
    を備え、
    前記NPNトランジスタと第1のPNPトランジスタの接続点からゲート抵抗を介し、前記電圧駆動型半導体素子のゲート端子に接続し、前記ゲート電源の負極端子と前記電圧駆動型半導体素子のエミッタ端子が接続され
    前記NPNトランジスタがオンのとき、前記第1のPNPトランジスタと前記第2のPNPトランジスタがオフとなり、
    前記NPNトランジスタがオフのとき、前記第1のPNPトランジスタと前記第2のPNPトランジスタがオンとなることを特徴とするゲート駆動回路。
  2. 電力変換装置の電圧駆動型半導体素子、または、該電圧駆動型半導体素子を駆動するゲート駆動回路であって、
    ゲート電源と、
    NPNトランジスタと第1のPNPトランジスタの直列回路で構成されたプッシュプル回路と、
    前記ゲート電源の正負極間に接続された、前記プッシュプル回路とダイオードの直列回路と、
    2つの抵抗の直列回路とコンデンサで構成される負電圧発生回路と、
    該負電圧発生回路の出力端子と前記ゲート電源の負極端子間に接続された、第2のPNPトランジスタと、
    を備え、
    前記負電圧発生回路の前記2つの抵抗の直列回路は、前記ゲート電源の正負極間に接続され、前記負電圧発生回路の前記コンデンサは、前記2つの抵抗の接続点と前記プッシュプル回路と前記ダイオードの接続点の両接続点の間に接続されており、
    前記NPNトランジスタと第1のPNPトランジスタの接続点からゲート抵抗を介し、前記電圧駆動型半導体素子のゲート端子に接続し、前記ゲート電源の負極端子と前記電圧駆動型半導体素子のエミッタ端子が接続され、
    前記NPNトランジスタがオンのとき、前記第1のPNPトランジスタと前記第2のPNPトランジスタがオフとなり、
    前記NPNトランジスタがオフのとき、前記第1のPNPトランジスタと前記第2のPNPトランジスタがオンとなることを特徴とするゲート駆動回路。
  3. 電力変換装置の電圧駆動型半導体素子、または、該電圧駆動型半導体素子を駆動するゲート駆動回路であって、
    ゲート電源と、
    NPNトランジスタと第1のPNPトランジスタの直列回路で構成されたプッシュプル回路と、
    前記ゲート電源の正負極間に接続された、前記プッシュプル回路とダイオードの直列回路と、
    ツェナーダイオードと抵抗の直列回路とコンデンサで構成される負電圧発生回路と、
    該負電圧発生回路の出力端子と前記ゲート電源の負極端子間に接続された、第2のPNPトランジスタと、
    を備え、
    前記負電圧発生回路の前記ツェナーダイオードと前記抵抗の直列回路は、前記ゲート電源の正負極間に接続され、前記負電圧発生回路の前記コンデンサは、前記ツェナーダイオードと前記抵抗の接続点と前記プッシュプル回路と前記ダイオードの接続点の両接続点の間に接続されており、
    前記NPNトランジスタと第1のPNPトランジスタの接続点からゲート抵抗を介し、前記電圧駆動型半導体素子のゲート端子に接続し、前記ゲート電源の負極端子と前記電圧駆動型半導体素子のエミッタ端子が接続され、
    前記NPNトランジスタがオンのとき、前記第1のPNPトランジスタと前記第2のPNPトランジスタがオフとなり、
    前記NPNトランジスタがオフのとき、前記第1のPNPトランジスタと前記第2のPNPトランジスタがオンとなることを特徴とするゲート駆動回路。
  4. 交流AC電源と、
    該交流AC電源の出力を整流する整流回路と、
    該整流回路の出力を直流電圧に変換するコンバータと、
    該コンバータを駆動する第1のゲート駆動回路と、
    前記コンバータの出力を交流電圧に変換して、負荷に出力するインバータと、
    該インバータを駆動する第2のゲート駆動回路と、
    を備える電力変換装置において、
    前記第1のゲート駆動回路および前記第2のゲート駆動回路は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のゲート駆動回路であることを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項4に記載の電力変換装置において、
    前記コンバータは、前記整流回路と並列に、チョークコイルとスイッチング素子の直列回路が接続され、前記スイッチング素子と並列に、ダイオードとコンデンサの直列回路が接続されることを特徴とした電力変換装置。
  6. 請求項4に記載の電力変換装置において、
    前記コンバータは、前記整流回路と並列に、スイッチング素子とダイオードの直列回路が接続され、前記ダイオードと並列に、チョークコイルとコンデンサの直列回路が接続されることを特徴とした電力変換装置。
  7. 請求項1〜3何れか一項に記載の電力変換装置であって、
    PNPトランジスタに代えP型MOSFETを用い、NPNトランジスタに代えN型MOSFETを用いることを特徴とする電力変換装置。
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