JP5141389B2 - 電力増幅器 - Google Patents

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Description

本発明は、増幅モードにおいてRF信号を増幅し、減衰モードにおいてRF信号を減衰する電力増幅器に関し、特に最低動作電圧を低減し、減衰モードにおける入出力のインピーダンス不整合を低減し、設計の自由度を大きくすることができ、かつ減衰モードにおいて大きな電力が入力された場合の歪み特性の劣化を抑制することができる電力増幅器に関するものである。
近年、CDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多重接続)を行う携帯電話用の電力増幅器や、無線LAN用の電力増幅器として、GaAs−HBT(ヘテロ接合バイポーラトランジスタ)電力増幅器が広く用いられている。
GaAs−HBTは、負のゲートバイアス電圧を必要としないため、単一電源で動作可能であり、かつGaAs−FETより均一なデバイス特性を得ることができる。このため、近年盛んに携帯電話や無線LANをはじめとするGaAs系電力増幅器に適用されている。
しかし、通常のGaAs−HBTプロセスでRF(高周波)スイッチ素子を構成する場合、ゲート電圧印加だけでチャネルをONできるスイッチを形成できない。そのため、p−i−n接合に近い接合を持つベース・コレクタ間接合のダイオード(BCダイオード)を用いたスイッチが用いられる(例えば、特許文献1参照)。ベース・コレクタ間ダイオードを用いたアッテネータを増幅段に挿入することで、ステップ減衰機能を実現することができる。
上記のようにステップ減衰機能を有するアッテネータを増幅段に挿入する以外にも、バイパス回路を増幅段に設けてステップ減衰機能を実現してもよい。図13は、バイパス回路を増幅段に設けた3段電力増幅器を示すブロック図である。3段の電力増幅器A1〜A3にそれぞれバイアス電流を供給するバイアス回路B1〜B2が設けられている。制御端子Vrefからバイアス回路B1,B3に制御電圧が供給され、制御端子Vref2からバイアス回路B2に制御電圧が供給される。そして、第2段の電力増幅器A2に、抵抗Rf2及びキャパシタCf2からなるバイパス回路が設けられている。
図14は、図13の2段目の電力増幅器、バイアス回路及びバイパス回路を示す回路図である。電力増幅器は、コレクタ電源端子Vcc2、増幅用トランジスタTr2、インダクタL、容量Cを有する。バイアス回路は、コレクタ電源端子Vcb2、トランジスタTrb1〜Trb5、抵抗Rbb1〜Rbb7を有する。そして、電力増幅器の増幅用トランジスタTr2のベースとコレクタの間に、抵抗Rf2及びキャパシタCf2からなるバイパス回路が設けられている。
図13の回路の動作について説明する。制御端子Vref,Vref2に例えば3Vを印加した場合、全ての電力増幅器A1〜A3にバイアス電流が供給されるため、電力増幅器A1〜A3は通常の増幅動作を行う。一方、制御端子Vref2に0Vを印加すると、2段目の電力増幅器A2にだけバイアス電流が供給されないので電力増幅器A2はOFFとなり、RF信号はバイパス回路(抵抗Rf2及びキャパシタCf2)を介して3段目の電力増幅器A3に伝達される。この際、抵抗Rf2の抵抗値とキャパシタCf2の容量値を適当な値に設定しておくことで、RF信号は所定の減衰を受ける。
例えば、制御端子Vref2に3Vを印加した場合の電力増幅器A2の利得を10dB、電力増幅器A1,A3の利得を20dB、制御端子Vref2に0Vを印加した場合にバイパス回路(抵抗Rf2及びキャパシタCf2)を通過する信号の利得を−10dBとすると、図13の回路は、制御端子Vref2に印加する電圧に応じて、利得30dBと利得10dBの2つの状態を実現することができる。即ち、2段目の電力増幅器A2とバイパス回路は、0dBと20dBのステップ減衰機能を実現することができる。
図13,図14の回路は、バイアス回路を含めて全て2Vbi以上の電圧で動作可能なので、最低動作電圧は2Vbi(=2.4〜2.6V)となり、3Vでの動作が可能である。また、減衰モードにおいて2段目の電力増幅器A2をOFFするので、減衰モードにおける消費電流を、ステップ減衰機能を有するアッテネータを増幅段に挿入した回路よりも低減することができる。但し、電力増幅器A2をOFFしても、初段の電力増幅器A1から大きな電力が入力されると、増幅用トランジスタTr2の自己バイアス効果によって増幅用トランジスタTr2がOFFからONになる。この変化は、挿入損失が変化する状態に対応する。従って、減衰状態を維持できる許容入力電力は、増幅用トランジスタTr2のサイズ(エミッタ総接合面積)とOFFのベースバイアス電圧に依存する。一方、ステップ減衰機能を有するアッテネータを増幅段に挿入した回路は、全ての電力増幅器がONになるので、許容入力電力は減衰器の通過状態及び減衰状態におけるバイアス電流及びバイアス電圧だけに依存する。
特開2003−347870号公報
図13,図14の回路には次の問題がある。まず、2段目の電力増幅器A2をOFFした際に1−2段間及び2−3段間に大きなインピーダンス不整合が生じやすい。これは、1−2段間及び2−3段間の整合回路を受動素子だけで構成するため、増幅モードと減衰モードの両方で段間のインピーダンスを整合させることが容易ではないからである。段間のインピーダンス不整合が大きいと、負荷変動時における増幅器の発振や反射利得発生の要因になりやすく動作上好ましくない。
また、抵抗Rf2及びキャパシタCf2は増幅モードにおいてフィードバック回路として動作するので、電力増幅器の設計とバイパス回路の設計を独立して行うことができない。つまり、電力増幅器のトランジスタサイズやバイパス回路の減衰量などを自由に設計することができない。
この問題を解決するために、発明者は図15の回路を考案した。図15は、電力増幅器の参考例を示す回路図である。RF信号を増幅する増幅用トランジスタTr2のベースが入力整合回路M1及び容量C1を介して入力端子INに接続され、コレクタが出力整合回路M2及び容量C2を介して出力端子OUTに接続され、エミッタが接地されている。コレクタ電源端子Vcc2と出力整合回路M2の間にインダクタLが設けられている。バイアス回路B2は、制御端子Vref2に印加された電圧に応じて、増幅用トランジスタTr2のベースにバイアス電流を供給する。
この基本的な増幅器の構成に加えて、整合減衰回路MA、BCダイオードDa1,Da2、容量Ca1,Ca2、インダクタLa1,La2、カレントミラー回路CM1、抵抗Ra1、制御端子Vcntが設けられている。整合減衰回路MAは、入力端子IN側と出力端子OUT側のインピーダンス不整合を低減し、RF信号を減衰する。カレントミラー回路CM1は、参照電流Icntに応じてBCダイオードDa1,Da2に電流Ia2を流して、BCダイオードDa1,Da2を駆動する。
図15の回路の動作について説明する。例えば、制御端子Vref2に3V、コレクタ電源端子Vcc2に3V、制御端子Vcntに0Vを印加した場合(増幅モード)において、バイアス回路B2は増幅用トランジスタTr2にバイアス電流を供給する。そして、参照電流Icntが流れないため、BCダイオードDa1,Da2にもバイアス電流Ia2が流れない。従って、RF信号は、パス1を通って、増幅用トランジスタTr2により増幅される。この際、BCダイオードDa1,Da2がOFFのため、パス2へのRF信号の漏洩はほとんどない。
一方、制御端子Vref2に0V、制御端子Vcntに3Vを印加した場合(減衰モード)において、バイアス回路B2は増幅用トランジスタTr2にバイアス電流を供給しない。そして、参照電流Icntが流れるため、BCダイオードDa1,Da2にもバイアス電流Ia2が流れる。即ち、カレントミラー回路CM1はBCダイオードDa1,Da2をONにする。従って、RF信号は、パス2を通って、整合減衰回路MAにより減衰される。
図15の回路において、整合減衰回路MAは入力端子IN側と出力端子OUT側のインピーダンス不整合を低減するため、減衰モードにおける入出力のインピーダンス不整合を低減することができる。また、増幅モードにおいてBCダイオードDa1,Da2をOFFにするため、バイパス回路の電力増幅器への影響を大幅に低減することができる。これにより、電力増幅器の設計とバイパス回路の設計を独立して行うことができる。即ち、電力増幅器のトランジスタサイズやバイパス回路の減衰量などを自由に設計することができる。
しかし、図15の回路では、ベース電圧がDC的に0Vで増幅用トランジスタTr2がOFFの状態(減衰モード)でも、大きな電力が増幅用トランジスタTr2に入力されると、自己バイアス効果によってコレクタ電流が流れ、信号歪みが急激に増加するという問題があった。図16は、図15の回路の減衰モードにおける出力特性を示す図である。信号の歪みを第3次相互変調歪みPim3で表している。コレクタ電流Ic2が0mAから立ち上がるA点において、急激な信号歪みの増加が観測された。なお、A点における入力電力は、増幅用トランジスタTr2の総エミッタ面積にあまり依存せず、ベース電圧0Vにおいて15dBm〜17dBm程度である。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、最低動作電圧を低減し、減衰モードにおける入出力のインピーダンス不整合を低減し、設計の自由度を大きくすることができ、かつ減衰モードにおいて大きな電力が入力された場合の歪み特性の劣化を抑制することができる電力増幅器を得るものである。
本発明は、ベースが入力端子に接続され、コレクタが出力端子に接続され、RF信号を増幅する増幅用トランジスタと、前記増幅用トランジスタのベースにバイアス電流を供給するバイアス回路と、カソードが第1の容量を介して前記入力端子に接続された第1のダイオードと、アノードが第2の容量を介して前記出力端子に接続され、かつ第1のインダクタを介して第1の電源端子に接続された第2のダイオードと、前記第1のダイオードのアノードと前記第2のダイオードのカソードとの間に接続され、前記入力端子側と前記出力端子側のインピーダンス不整合を低減し、前記RF信号を減衰する整合減衰回路と、第2のインダクタを介して前記第1のダイオードのカソードに接続され、前記第1及び第2のダイオードを駆動する第1のカレントミラー回路と、前記入力端子と前記増幅用トランジスタのベースとの間に直列に接続された第3のインダクタ及び第3の容量と、前記第3のインダクタに並列に接続された第4の容量と、前記第3のインダクタに並列に接続され、前記第4の容量に直列に接続されたスイッチとを備え、前記第3のインダクタ及び前記第3の容量は、共振周波数が前記増幅用トランジスタの動作周波数帯に設定された直列共振回路を構成し、前記第3のインダクタ及び前記第4の容量は、共振周波数が前記増幅用トランジスタの動作周波数帯に設定された並列共振回路を構成し、増幅モードにおいて、前記バイアス回路は前記増幅用トランジスタにバイアス電流を供給し、前記第1のカレントミラー回路は前記第1及び第2のダイオードをOFFにし、前記スイッチはOFFし、減衰モードにおいて、前記バイアス回路は前記増幅用トランジスタにバイアス電流を供給せず、前記第1のカレントミラー回路は前記第1及び第2のダイオードをONにし、前記スイッチはONすることを特徴とする電力増幅器である。
本発明により、最低動作電圧を低減し、減衰モードにおける入出力のインピーダンス不整合を低減し、設計の自由度を大きくすることができ、かつ減衰モードにおいて大きな電力が入力された場合の歪み特性の劣化を抑制することができる電力増幅器を得ることができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る電力増幅器を示す回路図である。この電力増幅器は、GaAs−HBTプロセスにより形成されている。
RF信号を増幅する増幅用トランジスタTr2のベースが入力整合回路M1及び容量C1を介して入力端子INに接続され、コレクタが出力整合回路M2及び容量C2を介して出力端子OUTに接続され、エミッタが接地されている。コレクタ電源端子Vcc2と出力整合回路M2の間にインダクタLが設けられている。バイアス回路B2は、制御端子Vref2に印加された電圧に応じて、増幅用トランジスタTr2のベースにバイアス電流を供給する。
BCダイオードDa1(第1のダイオード)のカソードが容量Ca1(第1の容量)、容量C1及び入力整合回路M1を介して入力端子INに接続されている。BCダイオードDa2(第2のダイオード)のアノードが、容量Ca2(第2の容量)、出力整合回路M2及び容量C2を介して出力端子OUTに接続され、かつインダクタLa1(第1のインダクタ)を介してコレクタ電源端子Vcc2(第1の電源端子)に接続されている。
整合減衰回路MAがBCダイオードDa1のアノードとBCダイオードDa2のカソードとの間に接続されている。整合減衰回路MAは、BCダイオードDa1のアノードに接続された端子Va1と、BCダイオードDa2のカソードに接続された端子Va2とを有する。図2は、整合減衰回路の第1の例を示す回路図である。端子Va1と端子Va2との間に、減衰量を設定する抵抗Ra2が接続されている。そして、整合減衰回路MAは、抵抗Ra2の抵抗値に応じて、入力端子IN側と出力端子OUT側のインピーダンス不整合を低減し、RF信号を減衰する。
カレントミラー回路CM1(第1のカレントミラー回路)が、インダクタLa2(第2のインダクタ)を介してBCダイオードDa1のカソードに接続されている。抵抗Ra1(第1の抵抗)は、制御端子Vcntに印加された電圧に応じて、カレントミラー回路CM1の参照電流Icntを生成する。カレントミラー回路CM1は、トランジスタTra1,Tra2を有する。トランジスタTra1のベース及びコレクタは抵抗Ra1に接続され、エミッタは接地されている。トランジスタTra2のベースはトランジスタTra1のベースに接続され、コレクタはインダクタLa2に接続され、エミッタは接地されている。カレントミラー回路CM1は、参照電流Icntに応じてBCダイオードDa1,Da2に電流Ia2を流して、BCダイオードDa1,Da2を駆動する。
増幅用トランジスタTr2のベースと接地点との間に直列共振回路SRCが接続されている。直列共振回路SRCは、直列に接続されたインダクタLr1と容量Cr1を有する。直列共振回路SRCの共振周波数は、増幅用トランジスタTr2の動作周波数帯に設定されている。
直列共振回路SRCと接地点との間にスイッチSWが接続されている。スイッチSWは、アノードが直列共振回路SRCに接続され、カソードが接地点に接続されたBCダイオードDr1(第3のダイオード)と、BCダイオードDr1のアノードと制御端子Vcnt2との間に接続された抵抗Rr1とを有する。
図1の回路の動作について説明する。例えば、制御端子Vref2に3V、コレクタ電源端子Vcc2に3V、制御端子Vcntに0Vを印加した場合(増幅モード)において、バイアス回路B2は増幅用トランジスタTr2にバイアス電流を供給する。そして、参照電流Icntが流れないため、BCダイオードDa1,Da2にもバイアス電流Ia2が流れない。即ち、カレントミラー回路CM1はBCダイオードDa1,Da2をOFFにする。従って、RF信号は、パス1を通って、増幅用トランジスタTr2により増幅される。この際、BCダイオードDa1,Da2がOFFのため、パス2へのRF信号の漏洩はほとんどない。
一方、制御端子Vref2に0V、制御端子Vcntに3Vを印加した場合(減衰モード)において、バイアス回路B2は増幅用トランジスタTr2にバイアス電流を供給しない。そして、参照電流Icntが流れるため、BCダイオードDa1,Da2にもバイアス電流Ia2が流れる。即ち、カレントミラー回路CM1はBCダイオードDa1,Da2をONにする。従って、RF信号は、パス2を通って、整合減衰回路MAにより減衰される。インダクタLa1,La2のインダクタ値を適当な値に設定しておけば、入力端子IN及び出力端子OUTから増幅用トランジスタTr2側を見た反射損失の増幅動作と減衰動作における変化を小さくすることができる。
以上説明したように、整合減衰回路MAは入力端子IN側と出力端子OUT側のインピーダンス不整合を低減するため、減衰モードにおける入出力のインピーダンス不整合を低減することができる。
また、増幅モードにおいてBCダイオードDa1,Da2をOFFにするため、バイパス回路の電力増幅器への影響を大幅に低減することができる。これにより、電力増幅器の設計とバイパス回路の設計を独立して行うことができる。即ち、電力増幅器のトランジスタサイズ(総エミッタ面積)やバイパス回路の減衰量などを自由に設計することができる。
また、カレントミラー回路CM1によりBCダイオードDa1,Da2を駆動するため、BCダイオードDa1,Da2のONとOFF(即ち、減衰モードと増幅モード)を、御電圧端子Vcntに印加する正の電圧と0Vで切り替えることができる。そして、2つのBCダイオードDa1,Da2の電圧Vbiと増幅用トランジスタTr2のコレクタ・エミッタ間のオン電圧Vceとの和(2Vbi+Vce)で最低動作電圧が決まるので、最低動作電圧を約2.6V〜2.8Vに低減することができる。このため、電源電圧3.3Vにおいても動作可能である。ただし、BCダイオードDa1,Da2に電流を流すことでバイパス回路を動作させるので、減衰モードの動作電流は従来の回路(図14)に比べて増加する。
以上の動作及び効果は図15の回路と同じであるが、本実施の形態では更に以下の動作を行う。増幅モードにおいて、制御端子Vcnt2にLowレベルの電圧(例えば0V)が印加される。これにより、BCダイオードDr1がOFFになり、スイッチSWはOFFとなる。従って、増幅モードにおいて、バイパス経路だけでなく直列共振回路SRCも動作せず、RC信号に対して直列共振回路SRCはほとんど影響を与えない。
一方、減衰モードにおいて、制御端子Vcnt2にHighレベルの電圧(例えば3V)が印加される。これにより、BCダイオードDr1がONになり、スイッチSWはONとなる。従って、直列共振回路SRCが動作して、増幅用トランジスタTr2のベースに入力されるRF信号を抑制する。なお、減衰モードにおいて、バイパス経路へ向かうRF信号も同時に直列共振回路SRCの影響を受けるが、バイパス経路に設けた整合減衰回路MAの回路定数や容量Ca1,Ca2の容量値を調整することで、反射損失を劣化させることなく減衰モードを実現することができる。
図3は、図1の回路の減衰モードにおける出力特性を示す図である。図1の回路の出力特性を実線で表し、参考のために図15の回路の出力特性を破線で表している。図1の回路では、図15の回路に比べて、コレクタ電流Ic2が立ち上がる入力電力レベルが約2〜3dB高くなる(A点からB点に移動)。これにより、減衰モードにおいて大きな電力が入力された場合の歪み特性(Pim3)の劣化を抑制することができる。なお、BCダイオードDa1,Da2に十分なバイアス電流を与えることで、バイパス経路側で生じる歪みが図3のA点やB点の劣化に影響しないようにしている。
なお、整合減衰回路MAを図4〜図6の何れかの回路構成としてもよい。図4は、整合減衰回路の第2の例を示す回路図である。端子Va1と端子Va2との間に、インダクタLaa1、抵抗Raa1、抵抗Raa2及びインダクタLaa2が直列に接続されている。インダクタLaa1と抵抗Raa1の接続点と接地点との間に容量Caa1が接続されている。抵抗Raa1と抵抗Raa2の接続点と接地点との間に、抵抗Raa3及び容量Caa3が直列に接続されている。抵抗Raa2とインダクタLaa2の接続点と接地点との間に容量Caa2が接続されている。
図5は、整合減衰回路の第3の例を示す回路図である。端子Va1と端子Va2との間に、インダクタLaa1、抵抗Raa3及びインダクタLaa2が直列に接続されている。インダクタLaa1と抵抗Raa3の接続点と接地点との間に、抵抗Raa1及び容量Caa1が直列に接続されている。抵抗Raa3とインダクタLaa2の接続点と接地点との間に、抵抗Raa2及び容量Caa2が直列に接続されている。
図6は、整合減衰回路の第4の例を示す回路図である。端子Va1と端子Va2との間に、インダクタLaa2が接続されている。インダクタLaa2の一端と接地点との間に、抵抗Raa2及び容量Caa2が直列に接続されている。
整合減衰回路MAを図4〜図6の何れかの回路構成とすることにより、減衰モードにおけるインピーダンス整合と減衰の両方の機能を図2の回路構成とした場合よりも確実に実現することができる。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2に係る電力増幅器を示す回路図である。実施の形態1と同じ構成要素には同じ番号を付し、説明を省略する。
スイッチSWの構成以外は実施の形態1と同じである。スイッチSWは、BCダイオードDr1(第3のダイオード)と、抵抗Rr1,Rr2と、カレントミラー回路CM2(第2のカレントミラー回路)と、容量Cr2とを有する。BCダイオードDr1のアノードは直列共振回路SRCに接続されている。抵抗Rr2はBCダイオードDr1のアノードとバイアス回路B2の電源端子Vcb2(第2の電源端子)との間に接続されている。カレントミラー回路CM2は、BCダイオードDr1のカソードに接続され、BCダイオードDr1を駆動する。
抵抗Rr1は、制御端子Vcnt2に印加された電圧に応じて、カレントミラー回路CM2の参照電流Icnt2を生成する。カレントミラー回路CM2は、トランジスタTrr1,Trr2を有する。トランジスタTrr1のベース及びコレクタは抵抗Rr1に接続され、エミッタは接地されている。トランジスタTrr2のベースはトランジスタTrr1のベースに接続され、コレクタはBCダイオードDr1のカソードに接続され、エミッタは接地されている。また、トランジスタTrr2のコレクタと接地点との間に容量Cr2が接続されている。この容量Cr2はカレントミラー回路CM2のバイパス容量である。
カレントミラー回路CM2は、参照電流Icnt2に応じてBCダイオードDr1に電流Ir2を流して、BCダイオードDr1を駆動する。ここでは、増幅モードにおいて、カレントミラー回路CM2はBCダイオードDr1をOFFにし、減衰モードにおいて、カレントミラー回路CM2はBCダイオードDr1をONにする。これにより、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、バイアス回路B2の電源端子Vcb2を用いてBCダイオードDr1へバイアス電流を供給するため、制御端子Vcnt2に流す電流を実施の形態1よりも削減することができる。実用上、制御端子Vcnt2への電流供給は電流容量の小さな回路で行う場合が多いので、この電流削減は製品化する上で重要である。その他、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
図8は、本発明の実施の形態3に係る電力増幅器を示す回路図である。実施の形態1,2と同じ構成要素には同じ番号を付し、説明を省略する。
容量C1と増幅用トランジスタTr2のベースとの間に、インダクタLr1(第3のインダクタ)及び容量Cr2(第3の容量)が直列に接続されている。容量Cr1(第4の容量)がインダクタLr1に並列に接続されている。スイッチSWが、インダクタLr1に並列に接続され、容量Cr1に直列に接続されている。
インダクタLr1及び容量Cr2は、共振周波数が増幅用トランジスタTr2の動作周波数帯に設定された直列共振回路を構成する。また、インダクタLr1及び容量Cr1は、共振周波数が増幅用トランジスタTr2の動作周波数帯に設定された並列共振回路を構成する。
スイッチSWは、BCダイオードDr1(第3のダイオード)と、抵抗Rr1,Rr2と、カレントミラー回路CM2(第2のカレントミラー回路)と、インダクタLr2とを有する。BCダイオードDr1のカソードは容量Cr1に接続され、アノードはインダクタLr1及び容量Cr2に接続されている。抵抗Rr2は、BCダイオードDr1のアノードとバイアス回路B2の電源端子Vcb2(第2の電源端子)との間に接続されている。カレントミラー回路CM2は、インダクタLr2を介してBCダイオードDr1のカソードに接続され、BCダイオードDr1を駆動する。抵抗Rr1は、制御端子Vcnt2に印加された電圧に応じて、カレントミラー回路CM2の参照電流Icnt2を生成する。
増幅モードにおいて、制御端子Vcnt2にLowレベルの電圧(例えば0V)が印加され、カレントミラー回路CM2はBCダイオードDr1をOFFにし、スイッチSWはOFFする。従って、RF信号は容量Cr1には流れない。そして、インダクタLr1及び容量Cr2は動作周波数帯で直列共振するため、入力端子INから入力されたRF信号は増幅用トランジスタTr2のベースに効率良く伝達される。
一方、減衰モードにおいて、制御端子Vcnt2にHighレベルの電圧(例えば3V)が印加され、カレントミラー回路CM2はBCダイオードDr1をONにし、スイッチSWはONする。従って、RF信号は容量Cr1に流れる。そして、インダクタLr1及び容量Cr1は動作周波数帯で並列共振するため、増幅用トランジスタTr2のベースに入力されるRF信号を抑制する。これにより、実施の形態1と同様に、減衰モードにおいて大きな電力が入力された場合の歪み特性の劣化を抑制することができる。
また、バイアス回路B2の電源端子Vcb2を用いてBCダイオードDr1へバイアス電流を供給するため、制御端子Vcnt2に流す電流を実施の形態2と同様に削減することができる。その他、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
図9は、本発明の実施の形態4に係る電力増幅器を示す回路図である。実施の形態1と同じ構成要素には同じ番号を付し、説明を省略する。
実施の形態3との違いは、スイッチSWが、BCダイオードDr2(第4のダイオード)と容量Cr3(第5の容量)を更に有するAC結合スタック型ダイオードスイッチである点である。BCダイオードDr2のアノードはBCダイオードDr1のカソードと容量Cr1に接続されている。容量Cr3は、BCダイオードDr2のカソードとBCダイオードDr1のアノードとの間に接続されている。
AC結合スタック型ダイオードスイッチの許容送信電力は、同一バイアス電流条件におけるダイオード1個の許容送信電力の4倍である。従って、減衰モードにおけるBCダイオードDr1のバイアス電流を実施の形態3の半分に削減できるため、制御端子Vcnt2に流す電流も削減できる。その他、実施の形態3と同様の効果を得ることができる。
実施の形態5.
図10は、本発明の実施の形態5に係る電力増幅器を示す回路図である。実施の形態1と同じ構成要素には同じ番号を付し、説明を省略する。
実施の形態1との違いは、直列共振回路SRCの代わりに、増幅用トランジスタTr2のベースに負電圧発生回路NVGが接続されている点である。
負電圧発生回路NVGは、容量Cn0,Cn1(第3の容量)と、トランジスタTrn1(第1のトランジスタ)と、抵抗Rn0,Rn1,Rn2と、スイッチSWと、トランジスタTrn2(第2のトランジスタ)と、容量Cn2(第4の容量)とを有する。スイッチSWは、ベースが抵抗Rn3を介して制御端子Vcnt2に接続され、エミッタが接地されたトランジスタTrn3を有する。
容量Cn0は、入力整合回路M1及び容量C1を介して入力端子INに接続されている。容量Cn1及び抵抗Rn1は、容量Cn0直列に接続されている。抵抗Rn0の一端は制御端子Vcnt2に接続され、他端は容量Cn0,Cn1に接続されている。
トランジスタTrn1のベース及びコレクタは、容量Cn1及び抵抗Rn1を介して容量Cn0に接続されている。トランジスタTrn1のエミッタとバイアス回路B2の電源端子Vcb2(第2の電源端子)との間に抵抗Rn2が接続されている。スイッチSWは、トランジスタTrn1のエミッタと接地点との間に接続されている。
トランジスタTrn2のエミッタは、抵抗Rn1を介して容量Cn1に接続されている。容量Cn2の一端は、トランジスタTrn2のベース及びコレクタに接続され、かつインダクタLn1(第4のインダクタ)を介して増幅用トランジスタTr2のベースに接続されている。容量Cn2の他端は接地されている。
図10の回路の動作について説明する。増幅モードにおいて、制御端子Vcnt2にLowレベルの電圧(例えば0V)が印加され、スイッチSWがOFFし、負電圧発生回路NVGは動作しない。
一方、減衰モードにおいて、制御端子Vcnt2にHighレベルの電圧(例えば3V)が印加され、スイッチSWがONする。そして、トランジスタTrn1のベース・エミッタ間電圧を超えるRF信号が入力されると、容量Cn0,Cn1に充電した電荷が反転して容量Cn2に充電される。こうして負電圧発生回路NVGは増幅用トランジスタTr2のベースに負のバイアス電圧を印加する。従って、増幅用トランジスタTr2の自己バイアス効果でコレクタ電流Ic2が流れるような入力電力のレベルが高くなる。これにより、実施の形態1と同様に、減衰モードにおいて大きな電力が入力された場合の歪み特性の劣化を抑制することができる。シミュレーションでは約4〜5dBの改善効果を確認した。その他、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態6.
図11は、本発明の実施の形態6に係る電力増幅器を示す回路図である。実施の形態1と同じ構成要素には同じ番号を付し、説明を省略する。
実施の形態5との違いは、トランジスタTrn1のベースが抵抗Rn5を介して容量Cn0と容量Cn1の間に接続されている点である。これにより、トランジスタTrn1のON/OFF動作が入力RF信号に連動して行われるので、同じ入力電力で実施の形態5よりも大きな負のバイアス電圧を発生できる。その他、実施の形態5と同様の効果を得ることができる。
実施の形態7.
図12は、本発明の実施の形態7に係る電力増幅器を示す回路図である。実施の形態1と同じ構成要素には同じ番号を付し、説明を省略する。
実施の形態6との違いは、負電圧発生回路NVGの容量Cn0が容量C1を介さずに入力端子INに直接に接続されている点である。負電圧発生回路NVGは大きな電圧振幅が印加されるほど大きな負電圧を発生できるため、インピーダンスの低い増幅用トランジスタTr2のベース近傍よりインピーダンスの高い入力端子INに容量Cn0を直接に接続する方が、より大きな入力振幅を負電圧発生回路NVGに入力することができる。これにより、同じ入力電力で実施の形態6よりも大きな負のバイアス電圧を発生することができる。その他、実施の形態6と同様の効果を得ることができる。
上記の実施の形態1〜7に係る電力増幅器は、図13の2段目の電力増幅器、バイアス回路及びバイパス回路に適用することができる。これにより、電力増幅器A2をOFFした際に、初段の電力増幅器A1から大きな電力が入力された場合の歪み特性の劣化を抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る電力増幅器を示す回路図である。 整合減衰回路の第1の例を示す回路図である 図1の回路の減衰モードにおける出力特性を示す図である。 整合減衰回路の第2の例を示す回路図である。 整合減衰回路の第3の例を示す回路図である。 整合減衰回路の第4の例を示す回路図である。 本発明の実施の形態2に係る電力増幅器を示す回路図である。 本発明の実施の形態3に係る電力増幅器を示す回路図である。 本発明の実施の形態4に係る電力増幅器を示す回路図である。 本発明の実施の形態5に係る電力増幅器を示す回路図である。 本発明の実施の形態6に係る電力増幅器を示す回路図である。 本発明の実施の形態7に係る電力増幅器を示す回路図である。 バイパス回路を増幅段に設けた3段電力増幅器を示すブロック図である。 図13の2段目の電力増幅器、バイアス回路及びバイパス回路を示す回路図である。 電力増幅器の参考例を示す回路図である。 図15の回路の減衰モードにおける出力特性を示す図である。
符号の説明
B2 バイアス回路
Ca1 容量(第1の容量)
Ca2 容量(第2の容量)
Cr2,Cn0,Cn1 容量(第3の容量)
Cr1,Cn2 容量(第4の容量)
Cr3 容量(第5の容量)
CM1 カレントミラー回路(第1のカレントミラー回路)
CM2 カレントミラー回路(第2のカレントミラー回路)
Da1 BCダイオード(第1のダイオード)
Da2 BCダイオード(第2のダイオード)
Dr1 BCダイオード(第3のダイオード)
Dr2 BCダイオード(第4のダイオード)
IN 入力端子
La1 インダクタ(第1のインダクタ)
La2 インダクタ(第2のインダクタ)
Lr1 インダクタ(第3のインダクタ)
Ln1 インダクタ(第4のインダクタ)
MA 整合減衰回路
NVG 負電圧発生回路
OUT 出力端子
Rr1,Rr2,Rn2 抵抗
SRC 直列共振回路
SW スイッチ
Tr2 増幅用トランジスタ
Trn1 トランジスタ(第1のトランジスタ)
Trn2 トランジスタ(第2のトランジスタ)
Vcc2 コレクタ電源端子(第1の電源端子)
Vcb2 バイアス回路の電源端子(第2の電源端子)
Vcnt2 制御端子

Claims (3)

  1. ベースが入力端子に接続され、コレクタが出力端子に接続され、RF信号を増幅する増幅用トランジスタと、
    前記増幅用トランジスタのベースにバイアス電流を供給するバイアス回路と、
    カソードが第1の容量を介して前記入力端子に接続された第1のダイオードと、
    アノードが第2の容量を介して前記出力端子に接続され、かつ第1のインダクタを介して第1の電源端子に接続された第2のダイオードと、
    前記第1のダイオードのアノードと前記第2のダイオードのカソードとの間に接続され、前記入力端子側と前記出力端子側のインピーダンス不整合を低減し、前記RF信号を減衰する整合減衰回路と、
    第2のインダクタを介して前記第1のダイオードのカソードに接続され、前記第1及び第2のダイオードを駆動する第1のカレントミラー回路と、
    前記入力端子と前記増幅用トランジスタのベースとの間に直列に接続された第3のインダクタ及び第3の容量と、
    前記第3のインダクタに並列に接続された第4の容量と、
    前記第3のインダクタに並列に接続され、前記第4の容量に直列に接続されたスイッチとを備え、
    前記第3のインダクタ及び前記第3の容量は、共振周波数が前記増幅用トランジスタの動作周波数帯に設定された直列共振回路を構成し、
    前記第3のインダクタ及び前記第4の容量は、共振周波数が前記増幅用トランジスタの動作周波数帯に設定された並列共振回路を構成し、
    増幅モードにおいて、前記バイアス回路は前記増幅用トランジスタにバイアス電流を供給し、前記第1のカレントミラー回路は前記第1及び第2のダイオードをOFFにし、前記スイッチはOFFし、
    減衰モードにおいて、前記バイアス回路は前記増幅用トランジスタにバイアス電流を供給せず、前記第1のカレントミラー回路は前記第1及び第2のダイオードをONにし、前記スイッチはONすることを特徴とする電力増幅器。
  2. 前記スイッチは、
    カソードが前記第4の容量に接続された第3のダイオードと、
    前記第3のダイオードのアノードと第2の電源端子との間に接続された抵抗と、
    前記第3のダイオードのカソードに接続され、前記第3のダイオードを駆動する第2のカレントミラー回路とを有し、
    増幅モードにおいて、前記第2のカレントミラー回路は前記第3のダイオードをOFFにし、
    減衰モードにおいて、前記第2のカレントミラー回路は前記第3のダイオードをONにすることを特徴とする請求項1に記載の電力増幅器。
  3. 前記スイッチは、
    アノードが前記第3のダイオードのカソードと前記第4の容量に接続された第4のダイオードと、
    前記第4のダイオードのカソードと前記第3のダイオードのアノードとの間に接続された第5の容量とを更に有することを特徴とする請求項2に記載の電力増幅器。
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