JP5122542B2 - 発光装置、照明装置および光検知器 - Google Patents

発光装置、照明装置および光検知器 Download PDF

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Description

この発明は、発光装置、照明装置および光検知器に関し、特に、半導体レーザ素子を含む発光装置、照明装置およびこれらの装置に用いられる光検知器に関する。
近年、白熱灯、蛍光灯よりも寿命が著しく長いLEDを用いた発光装置が注目を集めており、既にLEDを白色光発光装置に用いた照明装置等が実用化されている。しかしながら、LEDを用いた場合、素子1個当たりの出力は一般的には低いため、高い出力を必要とする発光装置では、複数個の素子を使用する必要がある。このため、発光装置の小型化には限界があるとともに、車両用前照灯などに用いるものとして、更に輝度の高い発光装置が望まれている。
なお、本明細書中において、「輝度」とは、輝きの強さを表す心理的物理量であり、光度を光源の面積で除したものをいう。
このような発光装置として注目を浴びているのが、半導体レーザを用いた発光装置である(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
上記特許文献1には、赤外光(レーザ光)を発振する赤外線発生装置(半導体レーザ素子など)と、赤外線発生装置で発振された赤外光が照射されると、その赤外光を可視光に変換し発光する光変換材料粉末とを備えた発光装置が開示されている。
この発光装置では、赤外線発生装置として半導体レーザ素子などのレーザ光源を用いており、凹面鏡の焦点に設置された赤外光を可視光に変換する光変換材料粉末にレーザ光である赤外光を照射する構成であるため、小型で高光度な発光装置を実現することができる。さらに、発光領域を微細化することが出来るため、集光性のよい点光源を実現することが可能となる。
図13は、上記特許文献2に開示された発光装置の構造を示した図である。上記特許文献2には、図13に示すように、レーザダイオードである紫外線LD素子(半導体レーザ素子)1001と、紫外線LD素子1001の前方に設けられたコリメータであるコリメートレンズ1003と、コリメートレンズ1003の前方に設けられたアパーチャ1004と、アパーチャ1004の前方に設けられたコンデンサであるコンデンサレンズ1005と、コンデンサレンズ1005の前方に設けられた蛍光体1006と、蛍光体1006の前方に設けられたレーザ光反射鏡である紫外線反射鏡1007と、放物反射面の内側にコンデンサレンズ1005、蛍光体1006および紫外線反射鏡1007が配置されるように設けられた可視光反射鏡1009とによって構成された発光装置が開示されている。
この発光装置によれば、紫外線LD素子1001から出射されたコヒーレントな光であるレーザ光1002は、コリメートレンズ1003を通過することによって平行光線束となり、アパーチャ1004およびコンデンサレンズ1005を通過することによって蛍光体1006に集光される。レーザ光1002が蛍光体1006に入射されると、蛍光体1006内で励起が起こり、レーザ光1002は蛍光体1006内で吸収され強度が弱められて、蛍光体1006からはインコヒーレントな光である自然放出光1008aが自然放出される。ここで、蛍光体1006に吸収されなかった光は蛍光体1006から漏れ出すが、この光は紫外線反射鏡1007で反射し、再び蛍光体1006に入射して吸収作用を受け、自然放出光1008aが放出される。蛍光体1006から自然放出されたインコヒーレントな光である自然放出光1008aは、可視光反射鏡1009で反射され、所定の方向に進む平行光線束1008bとなる。
なお、「コヒーレントな光」とは、時間的、空間的に位相がそろったコヒーレンス(干渉性)の高い光のことである。また他には特許文献3のような技術もある。
特開平7−318998号公報 特開2003−295319号公報 特開2009−146938号公報
上記特許文献1に開示された発光装置は、光通信用発光装置、映写用発光装置および露光用発光装置などに有効とされているが、レーザ光を可視光に変換する光変換材料粉末が何らかの原因で欠損などした場合、レーザ光源である赤外線発生装置(半導体レーザ素子など)から発振された赤外光(レーザ光)が可視光に変換されることなく外部に出射する恐れがある。半導体レーザ素子から発振されるレーザ光はコヒーレントな光であるため、半導体レーザ素子から発振されたレーザ光が可視光に変換されることなく外部に出射した場合、人間の眼に害を及ぼす場合があるという問題点がある。特に、上記発光装置を、例えば室内用照明装置、車両用前照灯およびサーチライトなどの照明装置に用いる場合には更に問題となる。
上記特許文献2の発光装置は、紫外線を紫外線よりも波長の長い光に変換するので、上記特許文献1に比べて変換効率が良い。
しかしながら、上記特許文献2の発光装置においても、例えば蛍光体1006が欠損すれば、レーザ光1002が紫外線反射鏡1007および可視光反射鏡1009にて反射されて外部に出射される恐れがある。また、蛍光体1006や紫外線反射鏡1007が変位(位置ずれ)、或いは脱落した場合には、レーザ光1002が外部に直接出射する恐れがある。
更に、実用化されつつある可視域にある青色レーザ光を用いて、青色レーザ光よりも波長の長いインコヒーレントな光に変換する場合には、変換効率が良く、レーザ光源としては好都合であるが、青色レーザ光がインコヒーレントな光に変換されずに外部に出射した場合には、眼に対する安全性がより懸念される。
上記何れの文献に開示された発光装置においても、レーザ光を可視光に変換する光変換部材(光変換材料粉末、蛍光体)が何らかの原因で欠損などすれば、レーザ光はコヒーレントな光のまま外部に出射され、人間の眼に入る恐れがあり、発光装置としての安全性が十分ではない。要するに、レーザ光を可視光などのインコヒーレントな光に変換して用いる発光装置の場合、光の変換過程に問題が生じた場合に、レーザ光が外部に出射する恐れがある、というこれまでの発光装置にはない安全上の問題が存在する。
また、これら発光装置において、光変換部材が欠損などしレーザ光がコヒーレントな光のまま外部に出射するようになっても、使用者が気付かない恐れがある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、眼に対する安全性を向上させた、半導体レーザ素子を用いた発光装置、照明装置およびこれらの装置に用いられる光検知器を提供するものである。つまり、通常では起こりえない、レーザ光をインコヒーレントな光に変換する光変換部材の欠損などの異常(以下、光変換異常という)によりコヒーレントな光が外部に出射することを抑制するための安全装置を設けた発光装置、照明装置およびこれらの装置に用いられる光検知器を提供するものである。
更に、本発明は、上記安全装置に用いる、コヒーレントな光が外部に出射する状態を検知する光検知器を、安全装置以外にも使用した発光装置を提供する。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による発光装置は、レーザ光を発振する半導体レーザ素子と、半導体レーザ素子から発振されたコヒーレントなレーザ光をインコヒーレントな光に変換して出射する光変換部材とを備えた発光装置であって、コヒーレントなレーザ光が外部に出射することを抑制するための安全装置を備える。
この第1の局面による発光装置では、上記のように、コヒーレントなレーザ光が外部に出射することを抑制するための安全装置を設けることによって、レーザ光をインコヒーレントな光に変換する光変換部材が欠損や機能劣化することなど(光変換異常)により、インコヒーレントな光に変換されないコヒーレントなレーザ光が生じた場合にも、コヒーレントなレーザ光が外部に出射するのを抑制することができるので、人体特に眼に対する安全性を著しく向上させることができる。
従って、発光装置に半導体レーザ素子を用いることについて汎用性が増し、他のレンズやミラーなどの光学系と組み合わせることにより、設計が容易でしかも自由度が高く、変換効率のよい発光装置を実現することができる。また、発光装置に半導体レーザ素子を用いることによって、例えばハロゲンランプや発光ダイオードなどを用いる場合に比べて、発光領域を微細化できるので、発光装置から出射される光の輝度を高くすることができる。これにより、集光性のよい点光源が得られる。その結果、発光装置を小型化することができる。また、第1の局面による発光装置では、例えばハロゲンランプなどを用いる場合に比べて、消費電力を低減することができる。
上記第1の局面による発光装置において、好ましくは、安全装置は、インコヒーレントな光および外部に出射するレーザ光の少なくとも一方の強度を検知する光検知器を含む。このような光検知器は、光変換部材により変換されたインコヒーレントな光の強度の減少又は外部に出射するレーザ光の強度の増加を反映して出力することができるので、この出力の変化により光変換部材の欠損などの光変換異常があったことをタイミング良く知ることができる。これにより、コヒーレントなレーザ光が外部に出射するのを抑制する対応を効果的にとることが出来る。
上記安全装置が光検知器を含む発光装置において、好ましくは、光検知器の検知出力を基準値と比較し、コヒーレントなレーザ光の外部への出射を判断する判定部を備える。また、その判定部は、好ましくは、光検知器がインコヒーレントな光の強度を検知する場合、光検知器で検知されたインコヒーレントな光の強度が所定値以下であるか否かを判断し、光検知器がレーザ光の強度を検知する場合、光検知器で検知されたレーザ光の強度が所定値以上であるか否かを判断する動作を行う。光変換部材が何らかの原因で欠損などした場合、レーザ光は光変換部材によりインコヒーレントな光に変換されなくなったり、変換されたとしてもその強度が低下したりするので、光検知器がインコヒーレントな光の強度を検知するものである場合、光変換部材が欠損などすると、光検知器で検知される光の強度が低くなる。その一方、光検知器がレーザ光の強度を検知するものである場合、光変換部材が欠損などすると、光検知器で検知される光の強度が高くなる。これにより、光検知器で検知された光の強度に基づいて、光変換部材の欠損などの光変換異常が発生していると判定部により判断することができる。そして、判定部の出力に基づいて、直ぐにレーザ光による危険を回避する対応をとることができる。
上記判定部を備える発光装置において、好ましくは、コヒーレントなレーザ光の外部への出射を判断する判定部の判定出力に基づいて半導体レーザ素子のレーザ光の発振を停止するための制御信号発生部を備える。このように構成すれば、光変換部材が何らかの原因で欠損などした場合に、制御信号発生部により自動で半導体レーザ素子のレーザ光の発振を停止させることができるので、レーザ光が外部に出射するのを容易に抑制することができる。
また、光検知器がインコヒーレントな光の強度を検知する場合において、半導体レーザ素子などが何らかの原因で損傷してレーザ光を発振しなくなった場合、光検知器は、インコヒーレントな光を検知しなくなる。このため、半導体レーザ素子への電力の供給を停止することにより、電力が無駄に消費されるのを抑制することができる。
上記判定部を備える発光装置において、好ましくは、コヒーレントなレーザ光の外部への出射を判断する判定部の判定出力に基づいて駆動される報知部を備える。このように構成すれば、光変換部材が何らかの原因で欠損などした場合に、報知部により、使用者に異常を知らせることができる。これにより、使用者が手動で、半導体レーザ素子のレーザ光の発振を停止させたり、発光装置の向きを変えたりなどすることができるので、レーザ光が外部に出射するのを容易に抑制することができる。
上記安全装置が光検知器を含む発光装置において、好ましくは、光検知器は、レーザ光と略同一の波長を有する光およびインコヒーレントな光の一方を遮光し、レーザ光と略同一の波長を有する光およびインコヒーレントな光の他方の少なくとも一部を透過する第1光学フィルタと、第1光学フィルタを透過した光の強度を検知する受光素子とを含む。このように構成すれば、光検知器による光検知感度を向上させることが出来る。また、受光素子自体の受光感度を特に変えなくても第1光学フィルタの特性を変えることにより、種々の波長のインコヒーレントな光およびレーザ光のいずれか一方を、検知することができる。
なお、本明細書中において、「遮光」とは、光を完全に遮る場合に限らず、光を、例えば眼に対して安全なレベルにまで減光することも含む。
上記光検知器が第1光学フィルタと受光素子とを含む発光装置において、好ましくは、第1光学フィルタは、受光素子に取り付けられている。このように構成すれば、第1光学フィルタは、受光素子の光が入射する部分だけを覆う(塞ぐ)大きさであればよいので、第1光学フィルタを小型化することができる。
上記光検知器が第1光学フィルタと受光素子とを含む発光装置において、好ましくは、第1光学フィルタは、KRS−5またはKRS−6を含む。KRS−5は、約500nm以下の波長を有する光を遮光するとともに約500nmよりも長い波長を有する光を透過する。また、KRS−6は、約410nm以下の波長を有する光を遮光するとともに約410nmよりも長い波長を有する光を透過する。このため、第1光学フィルタをKRS−5により形成すれば、例えば、約500nm以下の波長を有するレーザ光を発振する半導体レーザ素子をレーザ光源として用いた場合に、第1光学フィルタにより、半導体レーザ素子から発振されるレーザ光と略同一の波長を有する光を容易に遮光することができるとともに、光変換部材により波長が変換された光の少なくとも一部を容易に透過することができる。また、第1光学フィルタをKRS−6により形成すれば、例えば、約410nm以下の波長を有するレーザ光を発振する半導体レーザ素子をレーザ光源として用いた場合に、第1光学フィルタにより、半導体レーザ素子から発振されるレーザ光と略同一の波長を有する光を容易に遮光することができるとともに、光変換部材により波長が変換された光の少なくとも一部を容易に透過することができる。
上記安全装置が光検知器を含む発光装置において、好ましくは、光検知器は、インコヒーレントな光の光路上に配置されているとともに、インコヒーレントな光の強度を検知する。このように構成すれば、光検知器により、インコヒーレントな光の強度を容易に検知することができる。
上記安全装置が光検知器を含む発光装置において、好ましくは、光検知器は、半導体レーザ素子と光変換部材とを結ぶ線の光変換部材側の延長線上に配置されているとともに、外部に出射するコヒーレントなレーザ光の強度を検知する。このように構成すれば、光変換部材が欠損などした場合に、レーザ光は光検知器に入射するので、光検知器により、レーザ光の強度を容易に検知することができる。
上記安全装置が光検知器を含む発光装置において、光検知器を、フォトダイオードを含むように構成してもよい。
上記第1の局面による発光装置において、好ましくは、発光装置の光出射側に配置され、レーザ光を遮光する第2光学フィルタを含む。このように構成すれば、光変換部材が欠損などした場合にも、第2光学フィルタにより、レーザ光が外部に出射するのを容易に抑制することができる。しかも、単に、レーザ光カットフィルタ(第2光学フィルタ)を発光装置の光出射側に設置するだけであるから、構成が簡単である。
また、この第2光学フィルタは、上記した光検知器や制御信号発生部などと併用してもよい。この場合、光変換部材が何らかの原因で欠損などしてから半導体レーザ素子のレーザ光の発振が停止されるまでのわずかな時間も、外部にコヒーレントなレーザ光が出射するのを抑制することができる。これにより、眼に対する安全性をより向上させることができる。
上記第1の局面による発光装置において、好ましくは、光変換部材は、半導体レーザ素子から発振されたレーザ光の少なくとも一部を、レーザ光よりも長い波長を有するインコヒーレントな光に変換する。このように構成すれば、レーザ光の少なくとも一部をレーザ光よりも短い波長を有するインコヒーレントな光に変換する場合に比べて、変換効率を向上させることができる。また、レーザ光の少なくとも一部を、レーザ光よりも長い波長を有するインコヒーレントな光に変換することによって、レーザ光の波長と、光変換部材により変換されたインコヒーレントな光の少なくとも一部の波長とを、異なる波長にすることができる。これにより、例えば、光学フィルタを用いれば、容易に、レーザ光と略同一の波長を有する光およびインコヒーレントな光の一方を遮光し、レーザ光と略同一の波長を有する光およびインコヒーレントな光の他方の少なくとも一部を透過させることができる。
上記光変換部材はレーザ光の少なくとも一部をレーザ光よりも長い波長を有するインコヒーレントな光に変換する発光装置において、好ましくは、半導体レーザ素子は、500nm以下の波長を有するレーザ光を発振する。このように構成すれば、青色光、青紫色光または紫外光などのレーザ光を発振する半導体レーザ素子を用いることができる。
上記半導体レーザ素子は500nm以下の波長を有するレーザ光を発振する発光装置において、好ましくは、光変換部材は、半導体レーザ素子から発振されたレーザ光の少なくとも一部を、500nmよりも長い波長を有するインコヒーレントな光に変換する。このように構成すれば、例えば、500nm以下の波長を有する光を遮光するとともに500nmよりも長い波長を有する光を透過する光学フィルタや、500nmよりも長い波長を有する光を遮光するとともに500nm以下の波長を有する光を透過する光学フィルタを用いれば、容易に、レーザ光と略同一の波長を有する光およびインコヒーレントな光の一方を遮光し、レーザ光と略同一の波長を有する光およびインコヒーレントな光の他方の少なくとも一部を透過することができる。
上記光変換部材はレーザ光の少なくとも一部を500nmよりも長い波長を有するインコヒーレントな光に変換する発光装置において、好ましくは、半導体レーザ素子は、青色光、青紫色光または紫外光のレーザ光を発振する。このように構成すれば、半導体レーザ素子から発振されるレーザ光の波長は、約450nm以下となる。これにより、半導体レーザ素子から発振されるレーザ光の波長(約450nm以下の波長)と、光変換部材により波長が変換されたインコヒーレントな光の波長(500nmよりも長い波長)との差を大きくすることができる。その結果、光学フィルタを用いれば、より容易に、レーザ光と略同一の波長を有する光およびインコヒーレントな光の一方を遮光し、レーザ光と略同一の波長を有する光およびインコヒーレントな光の他方の少なくとも一部を透過することができる。
この発明の第2の局面による照明装置は、上記の構成の発光装置を備える。このように構成すれば、眼に対する安全性を向上させた、半導体レーザ素子を用いた照明装置を得ることができる。
この発明の第3の局面による光検知器は、半導体レーザ素子から発振されたコヒーレントなレーザ光をインコヒーレントな光に変換して出射する光変換部材を備えた発光装置の安全装置に用いられる光検知器であって、インコヒーレントな光および発光装置の外部に出射するコヒーレントなレーザ光の少なくとも一方の強度を検知する。このように構成すれば、光検知器は、光変換部材により変換されたインコヒーレントな光の強度の減少又は外部に出射するレーザ光の強度の増加を反映して出力することができるので、この出力の変化により光変換部材の欠損などの光変換異常があったことをタイミング良く知ることができる。これにより、コヒーレントなレーザ光が発光装置の外部に出射するのを抑制する対応を効果的にとることができ、人体特に眼に対する安全性を著しく向上させることができる。
上記第3の局面による光検知器において、好ましくは、レーザ光と略同一の波長を有する光および光変換部材により波長が変換されたインコヒーレントな光の一方を遮光し、レーザ光と略同一の波長を有する光および光変換部材により波長が変換されたインコヒーレントな光の他方の少なくとも一部を透過する第1光学フィルタと、第1光学フィルタを透過した光の強度を検知する受光素子とを含む。このように構成すれば、光検知器による光検知感度を向上させることが出来る。また、受光素子自体の受光感度を特に変えなくても第1光学フィルタの特性を変えることにより、種々の波長のインコヒーレントな光およびレーザ光のいずれか一方を、検知することができる。
上記第3の局面による光検知器において、好ましくは、光検知器の検知出力を基準値と比較し、コヒーレントなレーザ光の外部への出射を判断する判定部を含む。また、その判定部は、好ましくは、光検知器がインコヒーレントな光の強度を検知するものである場合、検知されたインコヒーレントな光の強度が所定値以下であるか否かを判断し、レーザ光の強度を検知するものである場合、検知されたレーザ光の強度が所定値以上であるか否かを判断する動作を行う。このように構成すれば、光変換部材が何らかの原因で欠損などした場合、レーザ光は光変換部材によりインコヒーレントな光に変換されなくなったり、変換されたとしてもその強度が低下したりするので、光検知器がインコヒーレントな光の強度を検知する場合、光変換部材が欠損などすると、光検知器で検知される光の強度が低くなる。その一方、光検知器がレーザ光の強度を検知する場合、光変換部材が欠損などすると、光検知器で検知される光の強度が高くなる。これにより、検知された光の強度に基づいて、光変換部材の欠損などの光変換異常が発生していると判定部により判断することができる。そして、判定部の出力に基づいて、直ぐにレーザ光による危険を回避する対応をとることができる。
以上のように、本発明によれば、眼に対する安全性を向上させた、半導体レーザ素子を用いた発光装置、照明装置およびこれらの装置に用いられる光検知器を容易に得ることができる。
本発明の第1実施形態による発光装置の構造を示した図である。 図1に示した本発明の第1実施形態による発光装置の光学フィルタ(KRS−5)の透過率特性を示した図である。 図1に示した本発明の第1実施形態による発光装置の光学フィルタ(KRS−6)の透過率特性を示した図である。 図1に示した本発明の第1実施形態による発光装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図1に示した本発明の第1実施形態による発光装置の光学フィルタおよび受光素子の具体的な構造例を示した断面図である。 図1に示した本発明の第1実施形態による発光装置の光学フィルタおよび受光素子の具体的な構造例を示した断面図である。 本発明の第2実施形態による発光装置の構造を示した図である。 図7に示した本発明の第2実施形態による発光装置のレーザ光および波長が変換された光の光強度特性を示した図である。 本発明の第3実施形態による発光装置の構造を示した分解斜視図である。 本発明の第4実施形態による発光装置の構造を示した図である。 本発明の第1変形例による発光装置の構造を示した図である。 本発明の第2変形例による発光装置の構造を示した図である。 上記特許文献2に開示された発光装置の構造を示した図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図3を参照して、本発明の第1実施形態による発光装置1の構成について説明する。
本発明の第1実施形態による発光装置1は、車両用前照灯などの照明装置としても用いることが出来るもので、図1に示すように、レーザ光源として機能する半導体レーザ素子2(例えば、青紫色のレーザ光を発振する)と、半導体レーザ素子2から発振されたレーザ光を、放物面鏡を形成する反射部材5の凹部5a内に導光する導光部材3と、反射部材5の凹部5a内の焦点に位置し、導光部材3により導光されたレーザ光の照射を受けて主に青色、緑色および赤色の可視光に変換する蛍光体4と、反射部材5の凹部5a内に配置され上記蛍光体4を覆う透明部材6と、上記半導体レーザ素子2を駆動するための駆動回路10とを備える。
上記蛍光体4から周囲に放射される青色光、緑色光および赤色光は、反射部材5の内面で反射され平行光線となって反射部材5の前面側に向かって出射される。上記青色、緑色および赤色の各可視光線は混色されると白色光となるので、白色の可視光を外部に向かって発光することになる。
上記反射部材5に設けた開口5cの外面側には、受光素子8が設けられている。この受光素子8は、上記蛍光体4から放射される光を当該開口5cを介して受光し、その強度に応じた出力を行うものである。光学フィルタ7は、開口5cと受光素子8との間に介在され、約500nm以下の波長(レーザ光の波長を含む)を有する光を遮光する機能を有する。そして、光学フィルタ7と受光素子8とによって、光検知器11が構成されている。
制御部9は、受光素子8に電気的に接続され、受光素子8の出力(光検知器11の検知出力)が所定値(基準値)以下であるか否かを判定する判定部9aと、この判定部9aの判定出力に基づいて上記半導体レーザ素子2の駆動回路10を制御する制御信号発生部9bとを含む。
なお、上記制御部9および駆動回路10には、電源12から公知の手段によって電力が供給される。
上記光検知器11の受光素子8は、上記の通り蛍光体4からの約500nmよりも大きい波長の光を受けて、その強度に応じた出力を行うが、蛍光体4が損傷や欠落などすることによりレーザ光がそのまま外部に出射される状態(光変換異常)になった場合、換言すれば、蛍光体4がレーザ光を可視光に変換できなくなった場合、約500nmよりも大きい波長の緑色光や赤色光などがなくなるため、受光素子8の出力が大きく低下する。この出力低下は制御部9の判定部9aで所定値以下と判定され、制御信号発生部9bより駆動回路10に停止信号を送り、半導体レーザ素子2の駆動を停止する。
この制御によって、レーザ光が発光装置1の外部に出射することを抑制する。即ち、上記光検知器11および制御部9は、蛍光体4の損傷や欠落などに対して半導体レーザ素子2の駆動を停止する安全装置として動作する。
なお、蛍光体4は、本発明の「光変換部材」の一例である。また、蛍光体4、導光部材3、この導光部材3の反射部材5内での位置決めに寄与する透明部材6は、レーザ光を正しく蛍光体4で可視光に変換するための光変換機構を構成しており、この光変換機構(蛍光体4、導光部材3および透明部材6)の何れかに異常があると、レーザ光を可視光に変換する動作に支障を生じる恐れがある。光学フィルタ7は、本発明の「第1光学フィルタ」の一例である。
以下、各構成要件について、詳しく説明する。上記第1実施形態では、約405nm付近に中心波長を有する青紫色のレーザ光を発振する半導体レーザ素子2を用いたが、青紫色以外の、約500nm以下の波長を有するレーザ光を発振する半導体レーザ素子を用いても良い。具体的には、例えば、青色光または紫外光のレーザ光を発振する機能を有する半導体レーザ素子を用いてもよい。なお、青色光のレーザ光は、約450nm付近に中心波長を有するレーザ光であり、また、紫外光のレーザ光は、約10nm以上約380nm(約360nm〜約400nmの幅を有する)以下のいずれかに中心波長を有するレーザ光である。
更に、半導体レーザ素子2から発振されるレーザ光は、一般的に、発振波長近傍にのみ非常に強い発光波長のピークを持ち、レーザ発振の中心波長からずれた波長成分の光をほとんど含まない。
また、半導体レーザ素子2から発振されるレーザ光は、コヒーレントな光である。
上記導光部材3は、例えば、石英ガラスまたはプラスチックなどの光ファイバにより形成されている。また、導光部材3は、例えば、約0.1mm〜約3.0mmの直径を有する。
また、導光部材3の光出射側の端部は、反射部材5の凹部5a内の蛍光体4に対向する位置に配置されている。また、導光部材3は、入射したレーザ光を全反射させながら蛍光体4に導光する機能を有する。
また、蛍光体4により波長が変換された光は、インコヒーレントな光であり、非常にブロードなスペクトルを有しており、半値全幅が約50nmから約100nmを超える。
また、蛍光体4は、半導体レーザ素子2からのレーザ光のうち、波長が変換されないレーザ光を、拡散させることによりインコヒーレントな光として出射する機能を有する。
これらの波長が変換された光と、波長は変換されないがインコヒーレントな光に変換された光とが混色されることによって、例えば青色のインコヒーレント光と波長変換された黄色光とが混色されれば擬似白色光を得ることが出来る。この場合は、青色の半導体レーザ素子2を用いれば効果的である。上記青紫色の半導体レーザ素子2の場合は、波長変換された青色光、緑色光および赤色光が混色されるので白色光が得られる。いずれの場合も、変換効率は60%〜80%程度である。
なお、蛍光体4に照射されたレーザ光の一部が蛍光体4を透過する場合もあるが、第1実施形態では、蛍光体4を透過し外部に出射する光のコヒーレント成分がレーザ光の安全基準のクラス1以下になるように構成されている。例えば、蛍光体4の厚みを大きくしたり、蛍光体4の材質を変更することにより、蛍光体4を透過する光のコヒーレント成分を、容易に十分に小さくすることが可能である。
また、蛍光体4は、粒子状に形成されていてもよい。また、蛍光体4を分散させた状態で透明な樹脂(図示せず)などに含有させ、発光部を構成してもよい。
なお、蛍光体4は、反射部材5の凹部5aの焦点位置に配置されているが、焦点位置からずれた位置に配置してもよい。
反射部材5の凹部5aの内面は、光を反射する機能を有する放物面鏡に形成されているが、放物面でなくても、例えば、楕円面の一部であってもよい。また、凹部5aの内面は、上下方向や左右方向に非対称な面であってもよい。なお、反射部材5の凹部5aの内面は、光を反射する機能を有していれば、鏡面でなくてもよい。
また、反射部材5の中心部には、導光部材3が挿入される挿入孔5bが形成されている。
透明部材6は、蛍光体4を所定の位置に保持する機能を有する。また、透明部材6は、例えばガラスなどにより形成されており、光透過性および耐湿性を有するのが好ましい。
光学フィルタ7は、上記の通り約500nm以下の波長を有する光(半導体レーザ素子2から発振され蛍光体4により波長が変換されなかった光)を遮光する機能を有する。また、光学フィルタ7は、約500nmよりも長い波長を有する光(蛍光体4により波長が変換された光の少なくとも一部)を透過する機能を有する。
具体的には、光学フィルタ7は、例えばKRS−5(臭沃化タリウム:TlBr(45.7%)+TlI(54.3%)の混晶)や、KRS−6(臭塩化タリウム:TlBr(29.8%)+TlCl(70.2%)の混晶)により形成されている。
光学フィルタ7をKRS−5により形成した場合、光学フィルタ7は、図2に示すように、青色光、青紫色光、または、紫外光などを遮光するとともに、緑色光、黄色光、オレンジ色光、赤色光および赤外光などの約500nm(=約0.5μm)よりも長い波長を有する光を透過する。このため、青色光、青紫色光、または、紫外光のレーザ光を発振する半導体レーザ素子2を用いる場合、蛍光体4により波長が変換されなかった光は、非常に鋭い単一ピークを持つため光学フィルタ7により容易に遮光される。その一方、蛍光体4により波長が変換された光の少なくとも一部は、ブロードな光に変換されているため、蛍光体4により波長が変換された光の少なくとも一部は、容易に光学フィルタ7を透過する。
また、光学フィルタ7をKRS−6により形成した場合、光学フィルタ7は、図3に示すように、青紫色光または紫外光などを遮光するとともに、黄色光をはじめ、青色光、緑色光、赤色光および赤外光などの約410nm(=約0.41μm)よりも長い波長を有する光を透過する。このため、青紫色光または紫外光のレーザ光を発振する半導体レーザ素子2を用いる場合、蛍光体4により波長が変換されなかった光は、光学フィルタ7により容易に遮光される。その一方、蛍光体4により波長が変換された光の少なくとも一部は、容易に光学フィルタ7を透過する。なお、光学フィルタ7をKRS−6により形成する場合、紫外光のレーザ光を発振する半導体レーザ素子2を用いるのが好ましい。
また、光学フィルタ7は、図1に示すように、受光素子8に取り付けてもよいし、受光素子8から所定の距離を隔てて配置してもよい。
受光素子8は、蛍光体4により波長が変換された光の光路上に配置されているとともに、光学フィルタ7を透過した光を検知する機能を有する。
また、第1実施形態では、受光素子8は、例えば半導体受光素子であるSiフォトダイオード、GaAsフォトダイオードまたはInGaAsフォトダイオードなどにより形成されている。
なお、SiフォトダイオードおよびGaAsフォトダイオードは、主として可視光を検知する機能を有する。その一方、InGaAsフォトダイオードは、主として赤外光を検知する機能を有する。このため、受光素子8をInGaAsフォトダイオードにより形成する場合は、蛍光体4を、黄色光や、青色光、緑色光および赤色光のみならず赤外光を含む光に変換するように構成すればよい。このように構成すれば、InGaAsフォトダイオードを用いて、蛍光体4により波長が変換された光(赤外光)を検知することが可能である。受光素子8としては、半導体受光素子に限らず、光電管や光電子増倍管等を用いることが出来る。
また、受光素子8自体に可視光線の中の特定の波長にのみ感応する特性を持たせれば、光学フィルタ7を用いなくても、蛍光体4によって変換された光を効率的に検知することが可能である。
なお、光検知器11を、光学フィルタ7を設けず受光素子8のみにより構成した場合であっても、蛍光体4が一部欠け落ちたり、全て脱落した場合には、光変換異常を検知することは可能であるが、蛍光体4の機能劣化などに起因してレーザ光が蛍光体4の表面で反射する場合には、光変換異常を検知しにくくなるので、光検知器11に光学フィルタ7を設ける方が好ましい。また、蛍光体4が欠損などした際に、レーザ光が、図示しない部材により反射され、受光素子8に入射する場合も考えられるので、蛍光体4と受光素子8との間に光学フィルタ7を配置する方が好ましい。
また、制御部9は、受光素子8で検知された光の強度(受光素子8に流れた電流の値)が所定値(基準値)以下になった場合に、何らかの原因で蛍光体4が発光しなくなったと判断するとともに、半導体レーザ素子2の駆動(レーザ光の発振)を停止するための停止信号を駆動回路10に出力するが、これに代えて、電源12の供給路に自己保持型のリレースイッチ14を介在させ、電力供給自体を遮断するようにしても良い。
なお、外光などが受光素子8に入射しない状態で予め測定しておいた受光素子8の出力値を初期値とし、制御部9が停止信号を駆動回路10に出力する閾値(所定値)を、例えば、初期値に対して半分の値にすれば、受光素子8に外光などが入射することに起因して制御部9が誤動作するのを抑制することが可能である。すなわち、何らかの原因で蛍光体4が発光しなくなった場合において、受光素子8に外光などが入射し受光素子8に電流が流れることに起因して、蛍光体4が発光していると制御部9が判断してしまうのを抑制することが可能である。
しかしながら、この発光装置1を例えば車両用前照灯のような照明装置として使用する場合、上記受光素子8には、例えば太陽光や自然光などの外光が入射する。自然光は、あらゆる波長の光を有しているので、光学フィルタ7を通過して、その状態に応じた相当の電流が受光素子8に流れる。従って、蛍光体4の破損などにより変換光が減少しても、蛍光体4が正常に動作していると判断する恐れがある。この場合は、図1に示すように蛍光体4からの変換光が入射しない位置で、外光が入射する反射部材5の外周部に、光学フィルタ7および受光素子8と同じ性能および構造をそれぞれ有する光学フィルタ7aおよび受光素子8aからなるモニターセンサ13を設け、この出力を制御部9に入力し、比較用とする。そうすれば、判定部9aにおいては、光検知器11の受光素子8の出力と、モニターセンサ13の受光素子8aの出力との差分を求め、閾値(所定値)と比較し、外光の影響を除いた判定を行うことが出来る。なお、13aは受光素子8aおよび光学フィルタ7aを固定するケースである。
上記モニターセンサ13は、発光装置1を自然光などの外光の入射があまり強くない通信用発光装置や露光用発光装置などに用いる場合は、必ずしも設けなくても良いが、車両用前照灯、サーチライトおよび室内照明用発光装置など照明装置として用いる場合には、設けた方が動作が確実となる。
また、制御部9が停止信号を駆動回路10に出力する閾値(所定値)を、例えば、初期値に対して半分の値にすれば、半導体レーザ素子2の一般的な寿命と一致するので、半導体レーザ素子2の駆動が停止されることにより、使用者が半導体レーザ素子2の寿命を知ることも可能である。この場合は、半導体レーザ素子2の駆動を即座に停止するのではなく、後述するように報知部を設けて寿命が来たことを報知する構成とすればよい。
更に、受光素子8の出力は、安全装置だけに用いるのではなく、上記のように、半導体レーザ素子2の寿命検出のための出力とすることが出来る。特に、インコヒーレントな光の強度を検知する受光素子8の出力は、発光装置1の外部出射光の強度を反映するから、外部出射光の強度を調節するためのフィードバック出力としても用いることが出来る。
駆動回路10は、制御部9の制御信号発生部9bから駆動信号が入力された場合に、半導体レーザ素子2に電力を供給するように構成されている。また、駆動回路10は、制御信号発生部9bから停止信号が入力された場合に、半導体レーザ素子2に電力を供給するのを停止するように構成されている。
次に、図4を参照して、本発明の第1実施形態による発光装置1の動作について詳しく説明する。
図4に示すように、ステップS1において、使用者が所定の操作(自己保持型のリレースイッチ14のオン動作)を行うことにより、制御部9から駆動回路10に駆動信号が出力され、駆動回路10から半導体レーザ素子2に電力が供給される。これにより、ステップS2において、半導体レーザ素子2が駆動する。すなわち、約405nm付近に中心波長を有するレーザ光が半導体レーザ素子2から発振される。
半導体レーザ素子2から発振されたレーザ光は、蛍光体4に照射される。そして、蛍光体4により、半導体レーザ素子2から発振されたレーザ光の少なくとも一部が、約500nmよりも長い波長を有する緑色光および赤色光(可視光)に変換され出射される。また、半導体レーザ素子2から発振されたレーザ光の残りは、約500nm以下の波長の青色光などに変換されるか、蛍光体4により波長は変換されないが、拡散されて出射される。
このとき、蛍光体4により波長が変換された約500nmよりも長い波長を有する緑色光および赤色光(可視光)は、光学フィルタ7を透過し、約500nm以下の波長の光(蛍光体4により波長が変換されなかった光を含む)は、光学フィルタ7に遮光される。
そして、ステップS3において、光学フィルタ7を透過した光の強度に応じた電流が受光素子8に流れる。この電流の大きさが所定値よりも大きいと判定部9aで判定された場合は、半導体レーザ素子2や蛍光体4に異常がない(蛍光体4が発光している)と判断され、ステップS4に進む。
ステップS4においては、半導体レーザ素子2の駆動(レーザ光の発振)が継続される。その後、ステップS3に戻り、ステップS3の判断が繰り返される。
一方、蛍光体4が何らかの原因で欠損などした場合、半導体レーザ素子2から発振されたレーザ光は、蛍光体4に照射されることなく、大部分がそのまま外部に出射される。従って、約500nmよりも長い波長を有する光が生じなくなり、受光素子8にも入射しなくなる。仮に、レーザ光や、蛍光体4により波長が変換されなかった光が、反射など何らかの原因で受光素子8に向かって進行することがあっても、光学フィルタ7により遮光される。
なお、蛍光体4が欠損などする場合とは、蛍光体4が一部欠け落ちたり、全て脱落したり、表面が焼け焦げ機能劣化することによって、レーザ光が可視光に変換されなくなる場合を言う。
そして、ステップS3において、受光素子8に流れる電流の値が所定値以下であると判定部9aで判定されるとともに、蛍光体4が発光していないと判断され、ステップS5に進む。
ステップS5において、制御部9の制御信号発生部9bから駆動回路10に停止信号を出力し、半導体レーザ素子2の駆動回路10の駆動を停止する。駆動回路10の停止に代えて電源12のリレースイッチ14をオフし、駆動回路10への電力の供給を停止しても良い。そして、ステップS6において、半導体レーザ素子2の駆動(レーザ光の発振)が停止し、処理が終了する。
また、半導体レーザ素子2などが何らかの原因で損傷してレーザ光を発振しなくなった場合、ステップS3において、受光素子8に流れる電流の値が所定値以下になる。このため、蛍光体4が欠損などした場合と同様、判定部9aにより、蛍光体4が発光していないと判断され、ステップS5に進む。
その後、ステップS5において、駆動回路10に停止信号が出力され、ステップS6において、半導体レーザ素子2の駆動が停止し、処理が終了する。
第1実施形態では、上記のように、半導体レーザ素子2を用いて蛍光体4を励起するので、例えばハロゲンランプや発光ダイオードなどを用いる場合に比べて、発光領域(蛍光体を含む発光部)を微細化できるので、発光装置1から出射される光の輝度を高くすることができる。これにより、集光性のよい点光源が得られ、他のレンズやミラーなどの光学系と組み合わせることにより、設計が容易でしかも自由度が高く、変換効率のよい発光装置1を実現することができる。したがって、発光装置1を小型化することができる。また、第1実施形態による発光装置1は、例えばハロゲンランプなどを用いる場合に比べて、消費電力を低減することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、半導体レーザ素子2から発振されたレーザ光の波長を変換し、その少なくとも一部を、約500nmよりも長い波長を有する光(可視光)に変換する蛍光体4と、蛍光体4により波長が変換されなかった光を遮光し、蛍光体4により波長が変換された光の少なくとも一部を透過する光学フィルタ7と、光学フィルタ7を透過した光を検知する受光素子8とを備える。これにより、蛍光体4が欠損などしていない状態では、半導体レーザ素子2から発振されたレーザ光の少なくとも一部は、蛍光体4により約500nmよりも長い波長を有する光に変換され、変換された光の少なくとも一部は、光学フィルタ7を透過するとともに受光素子8によって検知される。その一方、蛍光体4が何らかの原因で欠損などした場合、半導体レーザ素子2から発振されたレーザ光は、約500nmよりも長い波長を有する光に変換されなくなる。このため、蛍光体4により波長が変換されなかった光は、光学フィルタ7により光が遮光されるとともに、受光素子8により検知されなくなる。すなわち、受光素子8で検知された光の強度(受光素子8に流れた電流の値)に基づいて、蛍光体4が欠損などしていると判断することができる。これにより、半導体レーザ素子2の駆動(レーザ光の発振)を停止することにより、蛍光体4が欠損などした場合にも、コヒーレントな光(レーザ光)が外部に出射するのを抑制することができる。その結果、人体特に眼に対する安全性を著しく向上させることができる。
また、第1実施形態では、半導体レーザ素子2などが何らかの原因で損傷してレーザ光を発振しなくなった場合にも、受光素子8は、半導体レーザ素子2からの光を検知しなくなる。このため、半導体レーザ素子2への電力の供給を停止することにより、電力が無駄に消費されるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、レーザ光を発振する半導体レーザ素子2を用いる。半導体レーザ素子2から発振されるレーザ光は、非常に鋭い、いわゆる単一ピーク波長であるため、光学フィルタ7により、容易に、蛍光体4により波長が変換されなかった光を遮光し、かつ、蛍光体4により波長が変換された光の少なくとも一部を透過することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、光学フィルタ7を設け、蛍光体4により波長が変換され光学フィルタ7を透過した光のみを受光素子8により検知するように構成することによって、光検知器11の光検知感度を向上させることができ、受光素子8で検知された光の強度に基づいて、蛍光体4が欠損などしていると容易に判断することができる。
また、第1実施形態では、レーザ光の少なくとも一部をレーザ光よりも長い波長を有する光に変換することによって、レーザ光の少なくとも一部をレーザ光よりも短い波長を有する光に変換する場合に比べて、変換効率を向上させることができる。
以下、上記した光学フィルタおよび受光素子の具体的な構造例を図面を参照して説明する。なお、光学フィルタおよび受光素子の構造は、以下の構造に限定されない。
図5に示すように、受光素子(フォトダイオード)18は、フォトダイオードチップ18aと、フォトダイオードチップ18aが搭載されるステム18bと、ステム18b上に取り付けられた金属製の円筒部18cと、ステム18bに電気的に接続された一方端子18dと、ステム18bに絶縁部材18eを介して固定された他方端子18fとを含んでいる。
フォトダイオードチップ18aの裏面は、導電性の接着材(図示せず)により、ステム18bに固定されている。これにより、フォトダイオードチップ18aの裏面は、ステム18bおよび一方端子18dに電気的に接続されている。また、フォトダイオードチップ18aの上面は、金属線18gにより、他方端子18fに電気的に接続されている。
また、ステム18bおよび円筒部18cは、遮光性を有する。
また、円筒部18cの開口端には、光学フィルタ17が取り付けられている。すなわち、この例では、光学フィルタ17と受光素子18とが一体的に形成されている。なお、光学フィルタ17は、平板状であってもよいし、レンズ状であってもよい。また、光学フィルタ17は、本発明の「第1光学フィルタ」の一例である。
上記のように、光学フィルタ17を、受光素子18に取り付けることによって、光学フィルタ17は、受光素子18の光が入射する部分(円筒部18cの開口端)だけを塞ぐ大きさであればよいので、光学フィルタ17を小型化することができる。
一方、光学フィルタと受光素子とが一体的に形成されていない構造例としては、図6に示すように、受光素子28は、複数の電子部品31(31a、31b、31c)と共にプリント配線基板32に取り付けられている。
受光素子28は、円筒部が設けられておらず、フォトダイオードチップ28a全体が封止樹脂28bにより覆われている。
また、受光素子28およびプリント配線基板32は、開口部33aを有する金属製の筐体33内に収納されている。この筐体33は、遮光性を有する。また、筐体33の開口部33aは、受光素子28の上方に形成されている。
また、筐体33の開口部33aには、光学フィルタ27が取り付けられている。この光学フィルタ27は、平板状であってもよいし、レンズ状であってもよい。なお、光学フィルタ27は、本発明の「第1光学フィルタ」の一例である。
(第2実施形態)
この第2実施形態では、図7および図8を参照して、上記第1実施形態と異なり、波長が変換された光を遮光する光学フィルタを設ける場合について説明する。
本発明の第2実施形態による発光装置101は、図7に示すように、レーザ光源として機能する半導体レーザ素子102と、半導体レーザ素子102から発振されたレーザ光が照射される蛍光体104と、反射部材105の凹部105a内に配置され蛍光体104を保持する保持部材106と、所定の波長を有する光を遮光する機能を有する光学フィルタ107と、受光素子108と、受光素子108に電気的に接続された制御部109と、半導体レーザ素子102および制御部109に電気的に接続された駆動回路10とを備えている。なお、蛍光体104は、本発明の「光変換部材」の一例であり、光学フィルタ107は、本発明の「第1光学フィルタ」の一例である。
反射部材105には、開口部105bが形成されており、開口部105bの外側に、半導体レーザ素子102が配置されている。
保持部材106は、蛍光体104を所定の位置に固定する機能を有する。また、保持部材106は、反射部材105に固定されている。また、保持部材106を、例えばガラスなどの光透過性および耐湿性を有する部材により形成し、保持部材106に蛍光体4を埋め込んでもよい。
なお、保持部材106は、光透過性を有しない金属などを用いて形成されていてもよい。この場合、保持部材106のうち、反射部材105に固定される部分を金属などにより形成するとともに、保持部材106のうち、蛍光体104を保持する部分をガラスなどにより形成してもよい。
また、保持部材106を、複数(好ましくは3つ以上)の部分で反射部材105に固定してもよい。このように構成すれば、振動などにより蛍光体104が所定の位置から位置ずれするのを抑制することが可能である。
ここで、第2実施形態では、光学フィルタ107および受光素子108によって、光検知器111が構成されており、光検知器111は、半導体レーザ素子102と蛍光体104とを結ぶ線の蛍光体104側の延長線L1上に配置されている。
このため、蛍光体104が正常に存在する場合(蛍光体104に異常が無い場合)、半導体レーザ素子102から発振されたレーザ光は、蛍光体104に照射され、可視光に変換される。このため、半導体レーザ素子102から発振されたレーザ光は、光学フィルタ107(受光素子108)にほとんど到達しない。また、蛍光体104により波長が変換された光(可視光)は、光学フィルタ107(受光素子108)に照射される。
なお、蛍光体104に照射されたレーザ光の一部が蛍光体104を透過する場合もあるが、第2実施形態では、蛍光体104を透過した光が受光素子108に照射されたとしても、受光素子108で検知される光の強度(受光素子108に流れる電流の値)が所定値(閾値)以上にならないように構成されている。また、第2実施形態では、上記第1実施形態と同様、蛍光体104を透過した光のコヒーレント成分がレーザ光の安全基準のクラス1以下になるように構成されている。
その一方、蛍光体104が何らかの原因で欠損などした場合、半導体レーザ素子102から発振されたレーザ光は、波長が変換されることなく、光学フィルタ107(受光素子108)に直接照射される。
そこで、第2実施形態では、光学フィルタ107は、波長が変換された光(可視光)を遮光するとともに、レーザ光を透過するように構成されている。この場合、図8に示すように、波長が変換された光の波長とレーザ光の波長とは、分離している方が好ましく、半導体レーザ素子102、蛍光体104および光学フィルタ107は、以下のように構成されていることが好ましい。
すなわち、半導体レーザ素子102は、青紫色光や紫外光のレーザ光を発振する半導体レーザ素子により構成されていることが好ましい。また、蛍光体104は、レーザ光の一部を、青色光、緑色光および赤色光に変換し出射するように構成されていることが好ましい。また、光学フィルタ107は、青紫色光や紫外光を透過し、可視光(青色光、緑色光および赤色光など)を反射または吸収するように構成されていることが好ましい。なお、このような光学フィルタ107として、例えば、シグマ光機株式会社製のUTVAF−33Uなどを用いてもよい。
また、第2実施形態では、上記第1実施形態と異なり、制御部109は、受光素子108で検知された光の強度(受光素子108に流れた電流の値)が所定値(閾値)以上であるか否かを判定する判定部109aと、この判定部109aの判定出力に基づいて半導体レーザ素子102の駆動を停止するための停止信号を駆動回路10に出力する制御信号発生部109bとを含んでいる。すなわち、この第2実施形態では、受光素子108で検知された光の強度が所定値以上になった場合に、何らかの原因で蛍光体104が欠損などしたと判断され、半導体レーザ素子102の駆動が停止される。
そして、第2実施形態では、光検知器111および制御部109によって、発光装置101の外部にコヒーレントなレーザ光が出射するのを抑制する安全装置が構成されている。
なお、第2実施形態のその他の構造は、上記第1実施形態と同様である。
第2実施形態による発光装置101では、受光素子108で検知された光の強度が所定値(閾値)以上になった場合に、半導体レーザ素子102の駆動が停止される。なお、第2実施形態による発光装置101のその他の動作は、上記第1実施形態と同様である。
また、第2実施形態の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態による発光装置201は、図9に示すように、レーザ光源として機能する半導体レーザ素子202と、半導体レーザ素子202から発振されたレーザ光が照射される蛍光体204と、所定の波長を有する光を遮光する機能を有する光学フィルタ207と、受光素子208と、受光素子208に電気的に接続された制御部9と、半導体レーザ素子202および制御部9に電気的に接続された駆動回路10と、レーザ光カットフィルタ213とを備えている。なお、蛍光体204は、本発明の「光変換部材」の一例であり、光学フィルタ207は、本発明の「第1光学フィルタ」の一例である。また、レーザ光カットフィルタ213は、本発明の「安全装置」および「第2光学フィルタ」の一例である。
反射部材205の凹部205aの内面は、底面205bと、底面205bに対して傾斜した複数の側面205cとによって形成されている。そして、底面205bおよび複数の側面205cは、光を反射する機能を有する鏡面に形成されている。なお、反射部材205の凹部205aの内面は、上記第1実施形態と同様、楕円面の一部、放物面、または、上下方向や左右方向に非対称な面であってもよい。
また、反射部材205の底面205bには、端子部205dが設けられている。この端子部205dは、金属線212を介して半導体レーザ素子202に電気的に接続されている。また、端子部205dは、駆動回路10および制御部9に電気的に接続されている。
また、光学フィルタ207および受光素子208によって、光検知器211が構成されており、光検知器211は、蛍光体204と反射部材205の側面205cとの間に配置されている。なお、反射部材205の側面205cに開口部(図示せず)を設け、光検知器211を、反射部材205の外側に配置してもよい。
また、第3実施形態では、光学フィルタ207は、KRS−5やKRS−6などにより形成されており、蛍光体204により波長が変換されなかった光を遮光するとともに、蛍光体204により波長が変換された光の少なくとも一部を透過する機能を有する。
なお、蛍光体204に照射されたレーザ光の一部が蛍光体204を透過する場合もあるが、第3実施形態では、光学フィルタ207を蛍光体204と受光素子208との間に配置しているので、蛍光体204を透過した光は、光学フィルタ207により遮光され受光素子208に入射されない。
また、第3実施形態では、光検知器211および制御部9によって、発光装置201の外部にコヒーレントなレーザ光が出射するのを抑制する安全装置が構成されている。
レーザ光カットフィルタ213は、反射部材205の凹部205aの開口端を塞ぐように、発光装置201の光出射側に配置されている。また、レーザ光カットフィルタ213は、レーザ光の中心波長付近の波長を、反射または吸収する機能を有する。このレーザ光カットフィルタ213は、蛍光体204が何らかの原因で欠損などした場合に、発光装置201の外部にレーザ光が出射するのを抑制する機能を有する。すなわち、この第3実施形態では、コヒーレントなレーザ光が発光装置201の外部に出射するのを抑制する安全装置として、光検知器211および制御部9からなる安全装置と、レーザ光カットフィルタ213からなる安全装置とを備えている。
なお、レーザ光カットフィルタ213による反射または吸収は、必ずしも100%でなくてもよい。例えば、レーザ光カットフィルタ213を透過し外部に出射する光のコヒーレント成分が、レーザ光の安全基準のクラス1以下であればよい。
第3実施形態のその他の構造および動作は、上記第1実施形態と同様である。
第3実施形態では、上記のように、レーザ光カットフィルタ213を設けることによって、蛍光体204が何らかの原因で欠損などしてから半導体レーザ素子202の駆動が停止されるまでのわずかな時間も、発光装置201の外部にコヒーレントなレーザ光が出射するのを抑制することができる。これにより、眼に対する安全性をより向上させることができる。
第3実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
なお、上記第3実施形態では、光検知器211および制御部9からなる安全装置と、レーザ光カットフィルタ213からなる安全装置とを設けた例について示したが、本発明はこれに限らず、レーザ光カットフィルタ213からなる安全装置のみを設けてもよい。このような構成であれば、レーザ光が反射部材205から外部に出射しようとしても、当該レーザ光カットフィルタ213により遮光されるので、外部に対しては出射されず眼にとって安全である。この場合、レーザ光カットフィルタ213はレーザ光を至近距離で受けるので、耐久性を考慮しなければならないが、レーザ光がカットされれば、可視光の外部出射が大きく低下するので、蛍光体204などの異常を使用者に報知する結果となる。これにより、早い段階で、半導体レーザ素子202への電力供給を手動等により停止することが出来る。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態による発光装置301は、図1に示した発光装置1を、単体の販売或いは取り扱い製品として扱われる発光装置部301a(点線で囲まれた部分)と、この発光装置部301aを取り付ける設置本体部301b(一点鎖線で囲まれている部分)とにより構成したものである。
上記発光装置部301aは、半導体レーザ素子2、導光部材3、蛍光体4、透明部材6、反射部材5および光検知器11を備えている。なお、モニターセンサ13は必要に応じて設けられる。この発光装置部301aは、半導体レーザ素子2がレーザ光を発振すれば、図1に示した発光装置1と同様の動作で、白色光を外部へ出射する。
設置本体部301bは、制御部9および電源12を備える。制御部9は、光検知器11の出力を受けて、駆動回路10への制御信号(駆動信号および停止信号)を発生し、蛍光体4の破損などにより約500nm以上の波長の可視光が減少すると、図1に示した発光装置1と同様の動作で停止信号を駆動回路10に出力する。この停止信号によって、半導体レーザ素子2の発振が停止されるので、レーザ光が外部に出射することを抑制することができる。
設置本体部301bの制御部9と、発光装置部301aの光検知器11および駆動回路10との電気的接続、更には電源12の駆動回路10への電力供給は、発光装置部301aと設置本体部301bとの取付部に設けたコネクタ(図示せず)を介して行う。
このような発光装置301の構成は、車両用前照灯や、各種照明設備で実施することができ、発光装置部301aを保守点検で容易に交換することが出来る。
図10においては、制御部9に判定部9aを設けている場合を示したが、判定部9aを発光装置部301a側に設けてもよい。このように構成すれば、制御部9は、入力信号を受けた時に、駆動回路10に対して停止信号を発生するだけの動作で済むので、汎用の制御用ICを用いることが出来る。
また、発光装置部301aに、半導体レーザ素子2と、この半導体レーザ素子2のレーザ光が照射されて、可視光などのインコヒーレントな光に変換し出射する蛍光体4と、この蛍光体4が出射する光の強度を検知する光検知器11とがあれば、この発光装置部301aを動作させ、レーザ光が外部に出射しないようにすることができる。反射部材5は必ずしも必要ではない。
即ち、図1および図10に示すように、半導体レーザ素子2をレーザ光源とする発光装置1、或いは発光装置部301aとしては、半導体レーザ素子2及びその駆動回路10、当該半導体レーザ素子2からのレーザ光が照射されて可視光などを発する蛍光体4が必須の要件であり、これに安全装置として光検知器11を設ければ、光検知器11の出力は設置場所に備えられた制御部9に入力され、制御部9や電源12によって所定の動作を達成できることになる。
上記のように安全装置を備えた発光装置としては、半導体レーザ素子2、その駆動回路10、当該半導体レーザ素子2からのレーザ光が照射されてインコヒーレントな光を発する蛍光体4及び光検知器11を構成要件とするが、安全動作を達成するためには、制御部9や電源12などの設備が必要である。従って、これらの要件を全て備えることによって、発光装置を構成することになる。
開示された上記実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
例えば、本発明の発光装置は、インジケータランプ(表示灯)、イルミネーション、プロジェクタまたはレーザポインタや、その他の各種発光装置に適用可能である。また、本発明の発光装置は、車両用前照灯以外に、表示装置用のバックライト、室内用照明装置、サーチライトまたは内視鏡用照明装置や、その他の各種照明装置にも適用可能である。
また、上記実施形態では、レーザ光を可視光に変換した例について示したが、本発明はこれに限らず、レーザ光を可視光以外の光に変換してもよい。例えば、レーザ光を赤外光に変換する場合には、セキュリティ用CCDカメラの夜間照明装置や、赤外線暖房機の赤外線発光装置などにも適用可能である。
また、本発明の発光装置の半導体レーザ素子は、高出力型の半導体レーザ素子であっても、低出力型の半導体レーザ素子であってもよい。
また、上記実施形態では、レーザ光の一部を、レーザ光よりも長い波長を有する光に変換する例について示したが、本発明はこれに限らず、レーザ光の一部を、レーザ光よりも短い波長を有する光に変換してもよい。この場合、例えば、KTP(チタン酸リン酸カリウム)結晶、希土類酸化物または希土類ハロゲン化物などの光変換部材を用いれば、赤外光のレーザ光を、可視光に変換することができる。
また、上記実施形態では、レーザ光の波長を変換する光変換部材として、蛍光体を用いた例について示したが、本発明はこれに限らず、蛍光体以外の、例えばKTP結晶などの光変換部材を用いてもよい。
また、上記実施形態では、蛍光体により波長が変換された光と波長が変換されなかった光とが混色されることによって白色光が得られるように、半導体レーザ素子および蛍光体を構成する例について示したが、本発明はこれに限らず、白色光以外の光が得られるように、半導体レーザ素子および蛍光体を構成してもよい。
また、上記実施形態では、蛍光体を、半導体レーザ素子から所定の距離を隔てた位置に配置した例について示したが、本発明はこれに限らず、蛍光体を、半導体レーザ素子に取り付けてもよい。
また、上記第1および第4実施形態では、導光部材として光ファイバを用いた例について示したが、本発明はこれに限らず、光ファイバ以外の導光部材を用いてもよい。
また、上記実施形態では、光学フィルタがKRS−5、KRS−6、または、シグマ光機株式会社製のUTVAF−33Uにより形成されている場合について示したが、本発明はこれに限らず、光学フィルタは、KRS−5、KRS−6およびUTVAF−33U以外により形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、発光装置に半導体レーザ素子を1つだけ設けた例について示したが、本発明はこれに限らず、発光装置に半導体レーザ素子を複数設けてもよい。
また、上記実施形態では、光学フィルタおよび受光素子の具体的な構造例として、図5および図6を用いて示したが、本発明はこれに限らず、光学フィルタおよび受光素子の構造は、図5および図6に示した構造以外の構造であってもよい。例えば、図5では、光学フィルタと受光素子(フォトダイオード)とが一体的に形成されている例として、ステム上に遮光性を有する金属製の円筒部を設け、その円筒部に光学フィルタを取り付けた例について示したが、本発明はこれに限らず、金属製の円筒部を設けず、ステム上にフォトダイオードチップの上方および側方を覆う光学フィルタを取り付けてもよい。すなわち、図5の円筒部に当たる部分もKRS−5やKRS−6により形成してもよい。同様に、図6では、光学フィルタと受光素子(フォトダイオード)とが一体的に形成されていない例として、遮光性を有する金属製の筐体を設け、その筐体に光学フィルタを取り付けた例について示したが、本発明はこれに限らず、金属製の筐体を設けず、受光素子およびプリント配線基板の全体を覆う光学フィルタを取り付けてもよい。
また、上記第2実施形態では、蛍光体と受光素子との間に、波長が変換された光(可視光)を遮光する光学フィルタを配置した例について示したが、本発明はこれに限らず、蛍光体と受光素子との間に、レーザ光と可視光との両方を減光するND(Neutral Density)フィルタと呼ばれる光学フィルタを配置してもよい。全方向に出射される可視光に対して、強い指向性を有するレーザ光は、光学フィルタ(受光素子)に照射される単位面積当りの強度が桁違いに高くなる。このため、蛍光体と受光素子との間に、例えば1%や10%の透過率を有するNDフィルタを配置すれば、受光素子に可視光が入射しても受光素子は光をほとんど検知せず、レーザ光が入射した場合にのみ受光素子が光を強く検知するようにすることができる。
また、上記第2実施形態では、レーザ光の波長と波長が変換された光の波長とが分離している場合について示したが、本発明はこれに限らず、レーザ光の波長と波長が変換された光の波長とが分離していなくてもよい。このような場合であっても、半導体レーザ素子の駆動を停止する閾値を調整することにより、蛍光体が欠損などしたか否かを判断することができる。
また、上記第1、第2および第4実施形態では、受光素子および制御部からなる安全装置のみを設けた例について示したが、上記第1、第2および第4実施形態の構成に、上記第3実施形態のレーザ光カットフィルタからなる安全装置をさらに設けてもよい。
また、図11に示した本発明の第1変形例のように、半導体レーザ素子や導光部材と蛍光体とを結ぶ線の延長線上に、例えば反射鏡を配置してもよい。具体的には、反射部材5の凹部5a内に蛍光体4を配置する。そして、導光部材3と蛍光体4とを結ぶ線の延長線L2上に、凹面鏡からなる反射鏡402を配置する。この場合、反射部材5の凹部5a内に透明部材6を設けず、図示しない保持部材により、蛍光体4および反射鏡402を所定の位置に保持してもよい。このように構成すれば、蛍光体4を透過した光を、再度蛍光体4に照射させ波長を変換することができる。なお、図11に示した本発明の第1変形例のように、導光部材3と蛍光体4とを結ぶ線の延長線L2上に反射鏡402を配置したとしても、蛍光体4が欠損などした場合、導光部材3から出射されたレーザ光は、コヒーレントな光のまま、反射鏡402および反射部材5により反射されて発光装置401の外部に出射されることになる。また、蛍光体4や反射部材402が変位(位置ずれ)、あるいは脱落した場合には、レーザ光が外部に直接出射されることになる。したがって、この構成においても、光検知器11および制御部9などからなる安全装置は必要である。
この第1変形例の場合、光検知器11は、上記第1および第4実施形態と同じものを使用したが、蛍光体4が破損した場合、レーザ光は反射鏡402で反射されて光検知器11にも入射することになるので、レーザ光のみを検知する光検知器を設けて、蛍光体4の破損を検知するようにしてもよい。また、所謂光学フィルタ7をなくして、受光素子8のみを設置し、スペクトルの変化(可視光からレーザ光への変化)を光の強度の変化として捉えることも可能である。即ち、蛍光体4により波長が変換されない光も、蛍光体4が破損した結果、上記のように反射鏡402で反射されたレーザ光も光検知器11に入射することになるが、同じ波長でも、レーザ光のほうが強度が桁違いに強いので、レーザ光が入射すれば光検知器11の検知出力が強くなるからである。
また、上記実施形態では、受光素子で検知された光の強度が所定値以下または所定値以上の場合に、半導体レーザ素子の駆動(レーザ光の発振)を停止する例について示したが、本発明はこれに限らず、受光素子で検知された光の強度が所定値以下または所定値以上の場合に、半導体レーザ素子の駆動を自動で停止せず、発光装置の使用者に異常を知らせたり、発光装置または照明装置の向きを変えるように構成してもよい。使用者に異常を知らせる場合、図12に示した本発明の第2変形例のように、制御部9に、報知部40を電気的に接続してもよい。この報知部40は、例えば、使用者の視覚に訴えるものや、聴覚に訴えるものであってもよく、これらを併用したものでもよい。また、上記実施形態のように自動で半導体レーザ素子の駆動が停止される構成に、報知部40をさらに設けてもよい。
また、上記実施形態では、光変換部材が欠損などすることにより、レーザ光がインコヒーレントな光に変換されなくなる場合について説明したが、例えば、導光部材や半導体レーザ素子のレーザ光の出射方向が何らかの原因で変わり、レーザ光が蛍光体に照射されずインコヒーレントな光に変換されなくなる場合であっても、例えば上記第1、第3および第4実施形態や、本発明の第1および第2変形例で示した安全装置を用いれば、レーザ光が外部に出射するのを抑制することができる。
また、上記実施形態では、波長が変換された光およびレーザ光の一方を検知した例について説明したが、本発明はこれに限らず、波長が変換された光およびレーザ光の両方の強度を検知してもよい。すなわち、例えば上記第1実施形態の安全装置と上記第2実施形態の安全装置とを併用してもよい。
また、上記実施形態では、光検知器と判定部とを別々に設けた例について説明したが、本発明はこれに限らず、光検知器に判定部を一体的に設けてもよい。
また、半導体レーザ素子と蛍光体との間に、半導体レーザ素子から発振されたレーザ光を蛍光体や導光部材に集光するための集光レンズなどを配置してもよい。この場合、半導体レーザ素子から発振されるレーザ光の利用効率を向上させることが可能である。
1、101、201、301、401 発光装置
2、102、202 半導体レーザ素子
4、104、204 蛍光体(光変換部材)
7、17、27、107、207 光学フィルタ(第1光学フィルタ)
8、18、28、108、208 受光素子(フォトダイオード)
9、109 制御部(安全装置)
9a、109a 判定部
9b、109b 制御信号発生部
11、111、211 光検知器(安全装置)
40 報知部
213 レーザ光カットフィルタ(安全装置、第2光学フィルタ)
L1 延長線

Claims (13)

  1. コヒーレントなレーザ光を発振する半導体レーザ素子と、
    前記レーザ光をインコヒーレントな光に変換して出射する光変換部材と、
    前記半導体レーザ素子と前記光変換部材とを結ぶ線の前記光変換部材側の延長線上に配置されているとともに、前記レーザ光の強度を検知する光検出器と、
    前記光検知器の検知出力を基準値と比較し、前記レーザ光の外部への出射を判断する判定部と、
    前記光検出器を含み、前記レーザ光が外部に出射することを抑制するための安全装置
    を備えることを特徴とする発光装置。
  2. 前記光変換部材は、前記半導体レーザ素子から発振されたレーザ光の少なくとも一部を、前記レーザ光よりも長い波長を有するインコヒーレントな光に変換することを特徴とする請求項に記載の発光装置。
  3. 前記半導体レーザ素子は、500nm以下の波長を有するレーザ光を発振することを特徴とする請求項またはに記載の発光装置。
  4. 前記光変換部材は、前記半導体レーザ素子から発振されたレーザ光の少なくとも一部を、500nmよりも長い波長を有するインコヒーレントな光に変換することを特徴とする請求項に記載の発光装置。
  5. 前記光検知器は、
    記インコヒーレントな光を遮光し、前記レーザ光と略同一の波長を有する光の少なくとも一部を透過する第1光学フィルタと、
    前記第1光学フィルタを透過した光の強度を検知する受光素子と
    を含むことを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の発光装置。
  6. 前記第1光学フィルタは、前記受光素子に取り付けられていることを特徴とする請求項に記載の発光装置。
  7. 前記判定部は、前記光検知器が前記インコヒーレントな光の強度を検知する場合、前記光検知器で検知された前記インコヒーレントな光の強度が所定値以下であるか否かを判断し、前記光検知器が前記レーザ光の強度を検知する場合、前記光検知器で検知された前記レーザ光の強度が所定値以上であるか否かを判断することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の発光装置。
  8. 前記判定部が前記レーザ光の外部への出射を判断した判定出力に基づいて前記半導体レーザ素子のレーザ光の発振を停止するための制御信号発生部を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の発光装置。
  9. 前記判定部が前記レーザ光の外部への出射を判断した判定出力に基づいて駆動される報知部を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の発光装置。
  10. 前記光検知器は、フォトダイオードを含むことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の発光装置。
  11. 前記安全装置は、発光装置の光出射側に配置され、前記レーザ光を遮光する第2光学フィルタを含むことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の発光装置。
  12. 前記半導体レーザ素子は、青色光、青紫色光または紫外光のレーザ光を発振することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の発光装置。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の発光装置を備えることを特徴とする照明装置。
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