JP5942259B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば天井面に取り付けられる照明器具に関し、特に室内の明るさを検知するための明るさセンサとセンサ動作を表示するための動作表示ランプとを装備した照明器具に関する。
従来の照明器具の一例として、自照明器具が設置されている室内の明るさを検知するための明るさセンサユニットを備え、例えば日中の太陽光などの外光により明るさが十分に得られることを明るさセンサユニットが検知した場合においては、自照明器具の明るさを低下させて、消費電力を抑制するようにした照明器具がある。そして、そのような明るさセンサユニットは、通常、室内の明るさを検知するための受光素子、センサの動作を表示するための動作表示ランプ、受光素子および動作表示ランプが実装される基板、受光素子に外からゴミ等が入らないようにする透光性のカバー、動作表示ランプからの光が受光素子に入射しないようにするための遮光部材等の部品により構成されている。明るさセンサユニットを構成するこれらの各部品は、バラバラにならないように何らかの手段により保持される必要がある。そこで、基板やレンズ等の各部品を保持するためのホルダを備える構成が採用されている。
照明器具には多数の部品が組み合わされて使用されており、配線コードを通すための開口部も含め、様々な個所に大小多数の隙間が存在する。そして、そのような隙間から照明器具内部に入射した光の一部が、内部で反射を繰り返した後、受光素子に入射する場合がある(このような光を以下、「外乱光」という)。外乱光が受光素子に入射すると、本来の室内の明るさを示す光量よりも多くの光が全体として受光素子に入射することとなり、室内の明るさを正確に検知できなくなる。そこで、各部品をホルダとしてのインナーケースにより保持し、それをさらに箱形のアウターケース内部に収容することにより、外乱光の受光素子への入射を抑制する構成が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−205425号公報
近年、その他の様々な分野の製品と同様に、明るさセンサユニットに対しても小型化の要請がある。明るさセンサユニットを構成する各部品をそれぞれそのまま小型化するのには限界がある。そこで、部品の全部または一部を省略することが考えられるが、その場合においても、外乱光の受光素子への入射を抑制する必要がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、小型化を図りつつ、受光素子への外乱光への入射を抑制可能な構成を備えた明るさセンサユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る照明器具は、基板と、前記基板の上面に実装された受光素子と、遮光性の材料から成り前記基板の上面側を覆い且つ前記基板を保持するケースと、を有する明るさセンサユニットを備えた照明器具であって、前記ケースは、前記基板の上面と対向して配置され且つ前記受光素子と対向する部分に透光窓が形成された天板と、当該天板から前記基板側に向けて延出され且つ前記受光素子を囲繞する側壁と、を有し、平面視において、前記透光窓と接する1本の仮想直線により、前記ケースを、前記透光窓を含む領域と、前記透光窓を含まない領域とに2分割した場合、少なくとも前記透光窓を含む領域において、前記側壁の延出端縁は、前記基板の上面よりも下方に位置することを特徴とする。
本発明に係る照明器具の構成によれば、次のような効果が期待できる。センサユニットの透光窓を含む領域において、ケースの側壁の延出端縁が基板の上面よりも下方に位置している。そのため、受光素子の周囲360°の範囲の少なくとも半分よりも大きな範囲において、側方からの外乱光のケース内への入射を抑制することができ、それにより、受光素子への外乱光の入射を抑制することができる。加えて、ケースが基板を保持するため、ホルダを別に備える必要が無く、ホルダを省略することができるので、センサユニットを小型化することができる。
以上説明したように、本発明によれば、外乱光の受光素子への入射を抑制することができ、且つ、小型化された明るさセンサユニットを備えた照明器具を提供することができる。
実施形態に係る照明器具の概略構成を示す斜視図であって、(a)は、照明器具の外観斜視図であり、(b)は、グローブを外した状態の照明器具内部を示す斜視図である。 実施形態に係るセンサユニットの外観斜視図である。 実施形態に係るセンサユニットの分解斜視図である。 実施形態に係るセンサユニットの概略構成を示す断面図であって、図2に示すA−A’線に沿った矢視断面図である。 センサ枠へのセンサユニットの取着方法を示す一部拡大斜視図であって、(a)は、センサユニットを載置する前の状態を示す斜視図であり、(b)は、センサユニットが載置された状態を示す斜視図であり、(c)は、センサユニットカバーの取着方法を示す斜視図である。 実施形態に係るセンサユニットの平面図である。 図4の円Fで囲まれた部分における下方からの外乱光の様子を模式的に示す一部拡大断面図であって、(a)は、d1=d2の場合の断面図であり、(b)は、d1<d2の場合の断面図であり、(c)は、d1>d2の場合の断面図である。 (a)は、変形例1に係るセンサユニットの概略構成を示す平面図であり、(b)は、変形例2に係るセンサユニットの概略構成を示す平面図である。 変形例3に係るセンサユニットの概略構成を示す断面図であって、(a)は、図2のA−A’線に相当する直線に沿った矢視断面図であり、(b)は、(a)の円Gで囲まれた部分における下方からの外乱光の様子を模式的に示す一部拡大断面図である。 変形例4に係るセンサユニットの概略構成を示す断面図であり、図2のA−A’線に相当する直線に沿った矢視断面図である。 変形例5に係るセンサユニットの概略構成を示す斜視図であって、(a)は、外観斜視図であり、(b)は、(a)のB−B’線に沿った矢視断面斜視図である。 変形例5に係るセンサユニットのケースの概略構成を示す斜視図であって、(a)は、外観斜視図であり、(b)は、(a)のC−C’線に沿った矢視断面斜視図である。 変形例5に係るセンサユニットの組み付け方法を示す斜視図であって、(a)は、ケースに基板を挿入する様子を示す斜視図であり、(b)は、ケース内部に基板を挿入後、筒状部材、筒体、第1および第2光学部材を取着する様子を示す斜視図である。 変形例6に係るセンサユニットの概略構成を示す斜視図であって、(a)は、外観斜視図であり、(b)は、(a)のD−D’線に沿った矢視断面斜視図である。 変形例7に係るセンサユニットの概略構成を示す図であって、(a)は、外観斜視図であり、(b)は、(a)のE−E’線に沿った矢視断面図であり、(c)は、底面図である。
<発明に至った経緯>
明るさセンサユニットの小型化に際して、アウターケースを省略することが最も容易であり、最も効果的である。しかし、アウターケースを省略してしまうと外乱光が受光素子に入射する問題が発生する。例えば、特許文献1の場合、共通回路基板(24)とインナーケース(27)との間の隙間から外乱光が浸入しやすい。
そこで、本願発明者らは、外乱光の侵入を抑制する機能を備えたインナーケース(ホルダー)の構成に想到した。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図は、模式図であり、図面に示された部品等の核構成要素の形状や寸法および比等については、必ずしも厳密に図示したものではない。
<実施形態>
まず、本発明の実施形態に係る照明器具の全体構成について、図1を参照しながら説明する。
[全体構成]
図1は、実施形態に係る照明器具10の概略構成を示す斜視図である。図1(a)は、照明器具10の外観斜視図であり、図1(b)は、内部の様子が見えるようにグローブ13を取り外した状態の照明器具10を示す斜視図である。
照明器具10は、主な構成要素として、器具本体11、器具本体11の外周に組み付けられた円環状のセンサ枠12、および器具本体11の下側(照射方向側。照明器具10が天井に設置される場合は、床側。)を覆ってセンサ枠12の環の内側において器具本体11に嵌合されるグローブ13から成る。器具本体11は、リモコンからの操作信号を受信するための受信ユニット16や照明器具10の設定変更等を行うための設定ユニット17、外部から電力を受電するためのコネクタ18等を備える。センサ枠12には、照明器具10が設置されている環境(室内等)の明るさを検知するためのセンサユニット15が取着されている。グローブ13は、ガラスや樹脂等の透光性の材料から成り、内面に光源としての発光部14から発せられた光を拡散させる拡散処理、例えば、シリカや白色顔料等による拡散処理が施されている。グローブ13の内面に入射した光はグローブ13を透過しグローブ13の外部へと取り出される。
器具本体11には、発光部14が着脱可能に取り付けられる。発光部14は、本実施形態においては、具体的には、複数のLED素子が環状に配置されて成る。器具本体11は、さらに、外部から受電した電力を、LEDを点灯させるための電力に変換し、受信ユニット16が受信した操作信号に基づいて、発光部14の調光率や発光色を変化させる不図示の制御部等を備える。
なお、発光部14は、照明器具10使用時には必須ではあるが、商品としての流通・販売時には、必ずしも必須ではない。発光部14を備えない状態で照明器具10が流通・販売され、ユーザが好みの発光部を購入し、取り付けて使用してもよい。
図1(b)に示すように、器具本体11の中央部には、取付用貫通孔111が形成されており、照明器具10を天井等に設置された配線器具に取り付けるためのアダプタ(不図示)が取付用貫通孔111に嵌合され、当該アダプタを介して照明器具10が天井等に固定される。
[センサユニットの構成]
図2は、センサユニット15の概略構成を示す外観斜視図である。図3は、センサユニットの分解斜視図である。図4は、センサユニット15の概略構成を示す断面図であり、図2のA−A’線に沿った矢視断面図である。
図2〜4に示すように、センサユニット15は、受光素子151および発光素子152が基板153の上面153aに実装され、電源モジュール158が基板153の下面153bに実装されて成る基板ユニット150、基板153の上面153a側を覆うように基板を保持するケース154、筒状部材155、第1光学部材156、および第2光学部材157を備える。
なお、詳しくは後述するが、センサユニット15は、ケース154の天板154aを下(床側)にしてセンサ枠12に取り付けられるが(図5参照)、以下においては、天板154a側を上、基板153側を下として説明する。
<受光素子>
受光素子151は、受光した光を電気に変換する光電変換素子であり、本実施形態においては、SMDタイプのフォトダイオードが用いられている。
<発光素子>
発光素子152は、明るさセンサの動作モード等をユーザに表示するためのものであり、本実施形態においては、SMDタイプのLEDが用いられている。
<基板>
基板153は、ポリイミドやガラスエポキシ樹脂等の樹脂から成る板状の部材である。基板153の上面153aおよび下面153bには、銅(Cu)等の金属により、複数の接続電極が形成されている。上面153aには、金属薄膜等により不図示の配線パターンが形成されている。配線パターンの一部はさらに、基板153の内部を貫通するように形成されており、上面153aの接続電極と下面153bの接続電極とを電気的に接続している。
受光素子151および発光素子152は、上面153aの接続電極に接続されて実装され、電源モジュール158は、下面153bの接続電極に接続されて実装されている。電源モジュール158には、コネクタ159bが接続される。
<ケース>
ケース154は、ポリプロピレンやABS(アクリロニトリル(Acrylonitrile)、ブタジエン(Butadiene)、スチレン(Styrene)共重合合成樹脂)等の樹脂材料から成り、基板ユニット150、筒状部材155、第1光学部材156、第2光学部材157を一体的に保持している。ケース154は、基板153の上面153aと対向する部分である天板154aと、天板154aの外周縁から基板153側(下方)に向けて延出した側壁154bとから構成されている。
側壁154bの一部には、基板153を保持するための保持部154b1が形成されている。本実施形態においては、保持部154b1は、爪状部材であり、基板153を両側から挟むように、一対形成されている。また、各保持部154b1の両脇には、保持部154b1の弾性を確保するための隙間であるスリット154b2が形成されている。
天板154aには、受光素子151に対向する部分に貫通孔である透光窓154cと、発光素子152と対向する部分に貫通孔である出射口154dが形成されている。照明器具10が設置されている室内の光は、透光窓154cを介して受光素子151へと入射する。天板154aの出射口154dの外周縁を形成する部分から基板153側に向かって筒体154eが連設されている。発光素子152から発せられた光は、筒体154eの内部および出射口154dを介して外部へと出射する。また、天板154aにおいて保持部154b1の内側にそれぞれ貫通孔154b3が形成されている。貫通孔154b3は、ケース154を射出成型により製造する際に、爪状部材である保持部154b1をモールドから取り出しやすくするためのものである。従って、爪状部材として保持部154b1が形成されない場合には、貫通孔154b3が形成されなくてもよい。
なお、ケース154は、黒やチャコールグレー等の濃色の材料により形成されてもよいし、または、ケース154の内面がそのような濃色に着色されていてもよい。これにより、万が一、筒状部材155内部に外乱光が入射した場合でも、入射した外乱光の筒状部材155内周面での反射が抑制され、受光素子への外乱光の入射を抑制することができる。
<筒状部材>
筒状部材155は、ゴム等の弾性を有する遮光性の材料から成り、受光素子151を囲繞するようにケース154内部において基板153の上面153a上に配設される。筒状部材155は、筒状部材固定壁154fの内周面に接するように配設されており、これにより、位置決めされ固定されている。筒状部材155は、発光素子152から発せられた光が受光素子151へと入射するのを防止するためのものであり、透光窓154cを介して入射する光以外の外乱光が受光素子151へ入射するのを防止する働きも有する。また、筒状部材155の筒軸方向の長さは、基板153の上面153aと第1光学部材156の下面との間の距離よりも若干大きく設定されている。従って、筒状部材155は、基板153と第1光学部材156との間で若干圧縮された状態となっている。センサユニットを構成する各部品は、組み付けられた際にそれぞれがぴったりと隙間なく組み付けられているのが理想的ではあるが、実際は、製造誤差等を吸収するために、各部品の寸法に予め若干の余裕を持たせて設計されている。これにより、爪状部材である保持部154b1で保持されている部分を中心として、基板153がシーソーのようにガタつく場合がある。そのような場合においても、筒状部材155が若干圧縮された状態となっているため、上記ガタつきを吸収して筒状部材155と上面153aとの間に隙間が生じるのを抑制することができ、これにより、外乱光の受光素子への入射を抑制することができる。
また、ケース154は、黒やチャコールグレー等の濃色の材料により形成されてもよいし、または、その内面がそのような濃色に着色されていてもよい。これにより、ケース154内に入射した外乱光がケース154の内面に到達した際に反射が抑制され、受光素子への外乱光の入射を抑制することができる。
<第1光学部材>
第1光学部材156は、透明や半透明のレンズ状のカバーであって、筒状部材155の基板153に接している方とは反対側の開口を塞ぐように配置されている。第1光学部材156は、外部からゴミ等が入るのを防ぐカバーの役割をしている。第1光学部材156は、筒状部材155とケース154の天板154aとによって挟まれる態様でケース154内部に保持されている。
<第2光学部材>
第2光学部材157は、透光性の樹脂等の材料から成り、第2光学部材本体部157aと、リブ157bと、突起157cと、から構成されている。第2光学部材本体部157aは、径の大きさの異なる2種類の円柱が軸方向に連設され、径の大きな方の円柱が上側に、形の小さな方の円柱が下側に配置された形状を有する。その円柱の軸方向における中央部の外周面上に、円柱軸から遠ざかる方向に延出された円環状のリブ157bが形成されている。そして、リブ157bの一部が円柱軸から遠ざかる方向にさらに延出され、突起157cが形成されている。第2光学部材157は、筒体154eの基板153とは反対側の開口を閉塞するように筒体154e内に一部挿入された状態で筒体154eに嵌挿されている。このとき、筒体154eの第2光学部材固定用段部154e2上にリブ157bが載置され、突起固定用段部154e3に突起157cが載置される。第2光学部材157は、発光素子152から発せられた光を外部へと出射させるレンズの役割をするとともに、外部からゴミ等が入るのを防ぐカバーの役割もしている。
なお、第2光学部材157は、必要に応じて緑やオレンジ色等に着色されていてもよい。
<ハーネス>
ハーネス159は、外部から受電した電力の一部を供給して受光素子151および発光素子152を駆動させるためのものであり、且つ、受光素子151からのアウトプット信号を制御部へと送信するためのものである。ハーネス159は、電源線および信号線であるケーブル159aの両端にコネクタ159bおよび159cがそれぞれ取着されて構成されている。
なお、ここでは、センサユニット15を構成する各部品の説明に合わせてハーネス159についても説明したが、本実施形態および各変形例においては、ハーネス159は、センサユニット15を構成する部品の一部としては、扱っていない。ただし、ハーネス159を含めてセンサユニットとしてもよいし、そのような形態で商業的に取引される場合も考えられるであろう。
[センサユニットの取付方法]
図5は、センサユニット15のセンサ枠12への取付方法を示す一部拡大斜視図である。図5(a)に示すように、センサ枠12の天井に取り付けられる側である背面側には、センサユニット15を配置するためのセンサユニット取付部12aが形成されている。センサユニット取付部12aには、貫通孔12a1および貫通孔12a2が形成されている。器具本体11の背面側の導出開口(不図示)からハーネス159の一端側が導出されている。導出開口およびハーネス159の残りの部分は、ハーネスカバー19aにより覆われている。
次に、図5(b)に示すように、センサユニット15をセンサユニット取付部12aに載置し、コネクタ159bを電源モジュール158に接続する。
なお、貫通孔12a1および貫通孔12a2は、センサユニット15を載置した際に、それぞれ第2光学部材157および透光窓154cに対応する位置に形成されている。
そして、図5(c)に示すように、センサユニットカバー19bを取着して、電源モジュール158に接続されたハーネス159およびセンサユニット15を覆う。
[外乱光の受光素子への入射抑制]
(1)側方からの外乱光の入射抑制
図4に示すように、本実施形態に係るセンサユニット15においては、側壁154bの下端部である延出端縁154b4が基板153の上面153aよりも下方に位置しており、下面153bと略同じ高さに位置している。特許文献1に記載の従来のセンサユニット(16)では、インナーケース(27)の下端部は、共通回路基板(24)の上面よりも上に位置している(特許文献1の図6参照)。そのため、第1アウターケース(22)および第2アウターケース(23)を備えなければ、共通回路基板(24)とインナーケース(27)の下端部との間の隙間から外乱光が容易に入射してしまう。特に、特許文献1に記載のセンサユニット(16)のように、共通基板(24)がその長手方向中央部にて可撓係止片(爪状部材)(40)により保持される構成の場合、可撓係止片(40)により保持されている部分を中心にして共通基板(24)がシーソーのようにガタつく場合がある。そのような場合、共通基板(24)と第1筒体(28)との間に隙間ができ、外乱光の入射を防止することができない。
本実施の形態に係るセンサユニット15の構成によると、側壁154bの下端部b4が基板153の上面153aよりも下方に位置しているため、アウターケースを備えなくても上記のような外乱光の入射を抑制することができる。センサユニット15の構成によると、特に側方からの外乱光(以下、「側方外乱光」という。)の入射抑制に効果を発揮する。
ここで、センサユニット15は、側壁154bの一部にスリット154b2が形成されており、当該スリット154b2を介して特に側方外乱光が入射する虞がある。スリット154b2は、基板153を保持するための爪状部材である保持部154b1の弾性を確保するために必要なものである。側壁154bがスリット154b2を有しないような構成とするためには、基板153のケース154への保持固定を、爪状部材を用いた係合構造ではなく、例えば、接着剤を用いて行うような構成が考えられる。しかし、接着剤を用いる場合、接着剤の塗布量が多すぎると接着剤がはみ出して、周囲に存在する別の部材に付着したり、作業スペースを汚したりする場合がある。また、接着剤の塗布量が少なすぎると接着不良を起こして、使用中に剥離分解が発生する虞がある。従って、接着剤の塗布量を適量に制御する必要があるが、接着剤の塗布量の制御は、使用する接着剤の種類や粘性、温度等によっても異なってくるため容易ではない。また、ネジ等による固定では、ネジという別部材が必要となるため、コストの面からあまり好ましくない。よって、製造現場においては、接着剤を使用する代わりに、爪状部材等を利用した保持固定方法が、組み付けも容易であるため広く用いられている。
しかし、上述のように、基板153の保持に爪状部材を用いる場合、爪状部材の弾性を確保するために側壁にスリットを形成する必要がある。そこで、側壁にスリットを設けることを前提とした場合であっても、側方外乱光の受光素子への入射抑制効果をできるだけ損なわない位置にスリットを形成することが求められる。
図6は、センサユニット15を上方から見た平面図である。図6に示すように、センサユニット15を平面視した場合、受光素子151は、透光窓154cの領域内に配設されている。室内の明るさをより正確に検知するためには、受光素子151は、透光窓154cの領域の中心部に配設されていることが望ましいのであるが、製造誤差等により、必ずしも中心に配設されるとは限らない。しかしながら、受光素子が上記目的を達成するためには、少なくとも透光窓154cの領域内に配置されている必要がある。即ち、透光窓154cの領域は、受光素子151の配設可能領域である。
従って、外乱光の受光素子への入射抑制効果をできるだけ損なわないようなスリット形成位置について、次のように考えることができる。
受光素子151の周囲360°の範囲を考えたとき、側壁154bの延出端縁154b4が基板153の上面153aよりも下側に位置している(以下、これを「側壁でカバーされている」と表現する。)角度範囲の方が、延出端縁154b4が上面153aと同じかそれよりも上に位置している(以下、これを「側壁でカバーされていない」と表現する。)角度範囲よりも大きければ、受光素子151の周囲360°の範囲の少なくとも半分よりも大きな範囲は側壁でカバーされていることになり、外乱光の受光素子への入射抑制効果が大きく損なわれてはいないと考えられる。
また、受光素子151の配設可能領域である透光窓154cの領域の一部でも側壁でカバーされていない範囲内に含まれていると、当該部分に受光素子151が配設されている場合、受光素子151の周囲360°の範囲の半分以上がカバーされていない範囲となってしまう。
そこで、透光窓154cの領域のどこに受光素子151が配設されていても、受光素子151の周囲360°の範囲の少なくとも半分よりも大きな範囲がカバーされるような条件として、次のような条件が考えられる。
即ち、図6に示すように、センサユニット15を平面視して、透光窓154cに接する1本の仮想直線L1によりセンサユニット15を2つの領域に2分割した場合、少なくとも透光窓154cを含む方の領域が側壁でカバーされていれば、受光素子151の周囲360°の範囲の少なくとも半分よりも大きな範囲がカバーされていることになる。
従って、センサユニットを設計する際には、透光窓154cを含まない方の領域にスリット154b2を形成すればよい。
なお、貫通孔154b3は、爪状部材である保持部154b1をモールドから取り出しやすくするためのものであるため、保持部154b1の近傍に形成されるが、貫通孔154b3を形成する場合においても、透光窓154cを含まない領域に形成するとよい。
(2)下方からの外乱光の入射抑制
次に、下方からの外乱光(以下、「下方外乱光」という。)の入射抑制について考察する。下方外乱光がケース154内部に入射するのは、主に基板153の側面と側壁154bの内面との間の隙間(以下、単に「基板と側壁との間の隙間」という。)からである。図7は、図4の一点鎖線で示す円で囲まれた部分を拡大して模式的に示す一部拡大断面図である。図7(a)は、基板153と側壁154bとの間の隙間の大きさd1が、基板153の厚みd2と等しい場合を示す。図7(b)は、基板153と側壁154bとの間の隙間の大きさd1が、基板153の厚みd2よりも小さい場合を示す。図7(c)は、基板153と側壁154bとの間の隙間の大きさd1が、基板153の厚みd2よりも大きい場合を示す。ここで、基板153と側壁154bとの間の隙間の大きさとは、基板153の主面と平行な方向、即ち図7においては、紙面左右方向(水平方向)における基板153の側面と側壁154bの内面との間の距離を意味する。基板153の側面と側壁154bの内面とが平行でない場合には、基板153の主面と平行な方向双方間の距離のうち最短の距離を意味する。
図7(a)に示すように、下方外乱光のうち、基板153の内側から来る下方外乱光AL4は、基板153と側壁154bとの間の隙間を通過しても側壁154b内面に当たる。そして側壁154bの内面で反射する際に弱められる。このとき、側壁154bの内面が黒やチャコールグレー等の濃色に形成されている場合には、反射がさらに弱められ、より好適である。従って、基板153の内側から来る下方外乱光については、ケース154内部に入射してもそれほど影響は大きくないと考えられる。以下では、基板153の外側からの下方外乱光について主に考察を行う。
図7(a),(b),(c)には、基板153の外側から来る下方外乱光AL1,AL2,AL3を示している。外乱光AL1,AL2,AL3は、側壁154bの延出端縁154b4と成す角度(以下、「入射角」という。)θが、それぞれθ1,θ2,θ3(θ1>θ2>θ3)である。図7(a)に示すように、d1=d2の場合、外乱光AL1は、ケース154内部に入射するが、外乱光AL2,AL3は、基板153の側面により遮光される。外乱光AL2,AL3の一部は、基板153の側面で反射し、側壁154b内面で再び反射してケース154内方に向かうが、反射により光が弱められているため、受光素子への入射の影響は大きくないと考えられる。ここで、d1=d2の場合、下方外乱光が基板153の上側端縁に当たるのは、入射角θがθ=45°の場合(図7(a)においては、外乱光AL2)である。入射角θが45°よりも大きいと、基板153と側壁154bとの間の隙間からケース154内部に入射する。このようにケース内部に入射する外乱光と入射しない外乱光の境界の角度を、以下、「入射境界角θb」という。図7(a)の場合は、入射境界角θb=θ2=45°である。
さらにここで、入射角θが90°以上である場合、外乱光はケース154内部に入射しても、天板154aの内面または側壁154bの内面に当たるため、受光素子への入射の影響は大きくないと考えられる。従って、受光素子への入射の影響がある程度大きいと考えられるのは、下方外乱光の入射角θが、0°<θ<90°の場合である。d1=d2の場合、入射角θ≦45°の下方外乱光については、基板153の側面により遮光される。これは即ち、d1=d2の場合は、受光素子への入射の影響がある程度大きいと考えられる外乱光の入射角度範囲0°<θ<90°のうち、半分以上の入射角度範囲において外乱光を遮光することができることを示している。
また、図7(b)に示すように、d1<d2の場合は、外乱光L1,L2,L3のいずれも基板153の側面により遮光される。d1<d2の場合には、入射境界角θb>45°であり、外乱光を遮光する入射角度範囲がd1=d2の場合よりもさらに広くなる。なお、図7(b)の場合は、θb=θ1である。
一方、図7(c)に示すように、d1>d2の場合は、外乱光AL3は遮光されるが、外乱光AL1,AL2はケース154内に入射する。d1>d2の場合には、入射境界角θb<45°であり、外乱光を遮光する入射角度範囲はd1=d2の場合よりもさらに狭くなる。即ち、d1=d2の場合と比べてより広い範囲からの外乱光が入射してしまう。なお、図7(c)の場合は、θb=θ3である。
以上説明したように、d1≦d2であれば、受光素子への入射の影響がある程度大きいと考えられる外乱光の入射角度範囲のうち、半分以上の入射角度範囲において外乱光を遮光することができると考えられ、有意な外乱光遮光効果が期待できると考えられる。
なお、一般的によく用いられる厚みd2=1.6〔mm〕の基板の場合、上記隙間の大きさd1が、好ましくは、0.4〜0.8〔mm〕であれば、下方からの外乱光をより効果的に抑制することができる。それは、次のような理由からである。d1=0が理想だが、実際はケース154、基板153の寸法公差(±0.1〜0.2mm程度)やケース154の反りを踏まえた組立ての容易さを考慮する必要がある。このため、ケース154と基板153との間には、適度に隙間があったほうがよい。そこで、ケース154、基板153それぞれの公差を考慮に加えると、隙間d1は、0.4mm以上であって、大きくても基板の厚みd2の1/2以下であることが望ましい。
なお、図4に示す本実施形態に係るセンサユニット15においては、基板153と側壁154bとの間の隙間の大きさd1は、基板の厚みd2よりも小さい。図7各図では、説明のために、d1とd2を様々に異ならせた構成を示しており、図7各図は、図4に示すセンサユニット15の構成を正確に表した図ではない。
[まとめ]
以上説明したように、本実施形態に係るセンサユニット15の構成によると、アウターケースを備えないため、センサユニットの小型化を図ることができる。且つ、受光素子151の周囲360°の範囲の少なくとも半分よりも大きな範囲が、側壁によりカバーされているため、側方からの外乱光の受光素子への入射を抑制することができる。
また、基板と側壁との間の隙間の大きさが、基板の厚みよりも小さいため、下方からの外乱光の受光素子への入射を効果的に抑制することができる。
<変形例>
以上、本発明の構成を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態に限られず、以下のような変形例を実施することができる。なお、説明の重複を避けるため、上記実施形態と同じ構成要素については、同符号を付して、その説明を省略する。
(変形例1)
実施形態に係るセンサユニット15においては、保持部(爪状部材)154b1は、平面視において、ケース154の長手方向における同じ位置に一対形成されていたが、これに限られない。図8(a)に示すセンサユニット215のように、一対の保持部154b1が、ケース154の長手方向において互いにずれた位置に形成されてもよい。この場合においても、センサユニット215を平面視して、透光窓154cに接する仮想直線L2により透光窓154cを含む領域と含まない領域とに2分割した場合、透光窓154cを含まない領域にスリット154b2が形成されるとよい。
(変形例2)
また、図8(b)に示すセンサユニット315のように、一対の保持部154b1が、ケース154の長手方向における一方の端部により近接した位置に形成されてもよい。この場合においても、センサユニット315を平面視して、透光窓154cに接する仮想直線L3により透光窓154cを含む領域と含まない領域とに2分割した場合、透光窓154cを含まない領域にスリット154b2が形成されるとよい。
(変形例3)
実施形態に係るセンサユニット15では、側面視において、側壁154bの延出端縁154b4が基板153の下面153bと略同じ位置であったが、これに限られない。例えば、図9(a)に示すセンサユニット415のように、側面視において、側壁4154bの延出端縁4154b4が基板153の下面153bよりも上方であって上面153aよりも下方であってもよい。この場合においても、延出端縁4154b4が上面153aよりも下方に位置しているため、側面視において延出端縁4154b4と上面153aとの間に隙間がなく、側方からの外乱光の入射を抑制することができる。
ここで、本変形例における下方外乱光の入射抑制効果について、図9(b)を参照して以下に説明する。なお、図9(b)は、図9(a)の一点鎖線で示す円Gで囲まれた部分の拡大断面図である。図9(b)に示すように、本変形例においては、上面153aと延出端縁4154b4を水平方向に延長してできる平行線間の距離d2aが、図7に示す実施形態に係るセンサユニット15における基板153の厚みd2に相当する。このため、隙間d1をd2aより小さくすることで下方外乱光の入射を抑制することができる。
(変形例4)
また、図10に示すセンサユニット515のように、側面視において、側壁5154bの延出端縁5154b4が基板153の下面153bよりも下方であってもよい。このような構成にすることにより、側方からの外乱光の入射をより効果的に抑制することができる。
(変形例5)
上記実施形態および変形例1〜4においては、基板を保持する保持部が爪状部材である場合を例に説明した。しかし、保持部材の形態は、これに限られない。例えば、基板の端縁部を溝に係合させて保持する構成とすることもできる。図11(a)は、変形例5に係るセンサユニットの外観斜視図である。図11(b)は、図11(a)のB−B’線に沿った矢視断面図である。図12(a)は、変形例5に係るケースの外観斜視図であり、図12(b)は、図12(a)のC−C’線に沿った矢視断面図である。
図12(b)に示すように、変形例5に係るセンサユニット615のケース6154の側壁6154bの内面には、溝状の保持部6154b1が形成されている。そして、図11(a),(b)に示すように、センサユニット615においては、基板153は溝状の保持部6154b1に保持されている。天板6154aには、透光窓6154cおよび筒体固定孔6154gが形成されている。開口である透光窓6154cを規定する天板6154aの周縁部から下方に筒状部材固定壁6154fが形成されている。筒状部材固定壁6154fの内周面に接するように筒状部材6155が配設され、その上端面上に載置されるように第1光学部材6156が透光窓6154cに嵌挿されている。筒体固定孔6154gには筒体6154eが嵌挿され、筒体6154eには第2光学部材157が嵌挿されている。
図13は、センサユニット615の組み付け手順を模式的に示す図である。図13(a)は、ケース6154に基板ユニット150を挿入する様子を示す斜視図であり、図13(b)は、基板ユニット150が内部に挿入されたケース6154に第1光学部材6156,第2光学部材157等を取着する様子を示す斜視図である。ケース6154は、筒体固定孔6154gが形成されている側の側壁6154bの一部が短くなっており、基板挿入口6154iを形成している。保持部6154b1の端部が、基板挿入口6154iにおいて露出している。
先ず、図13(a)に示すように、基板ユニット150を基板挿入口6154iから保持部6154b1に近づけて基板153の端縁部を保持部6154b1の溝に嵌合させ、基板153の端縁部を溝に沿ってスライドさせて基板ユニット150をケース6154内に挿入する。ここで、保持部6154b1の基板挿入口6154i近傍の部分には、凸部6154b1aが両側にそれぞれ形成されており(図12(b)参照)、基板6153の挿入方向後方側の両側面には凹部6153cがそれぞれ形成されている。そして、基板ユニット6150がケース6154内に完全に挿入された際に、凹部6153cに凸部6154b1aが嵌合し、基板ユニット6150が挿入方向とは逆の方向に抜けるのを防止している。なお、図12(b)および図13(a)においては、凸部6154b1aおよび凹部6153cについては、それぞれ片側一方のみ図示している。
基板ユニット150がケース6154内に挿入された後、透光窓6154cから筒状部材6155をケース6154内に挿入し、続いて第1光学部材6156を透光窓6154cに嵌合させて透光窓6154cを閉塞する。
筒体固定孔6154gに筒体6154eを嵌挿し、筒体6154eに嵌挿する。このとき、筒体6154eのスリット6154e5とケース6154の突起固定用段部6154h2が対応するように筒体6154eを嵌挿する。そして、筒体6154eに第2光学部材157を嵌挿する。筒体6154eの内周面には、第2光学部材固定用段部6154e2が形成されており、第2光学部材157が嵌挿される際にリブ157bが第2光学部材固定用段部6154e2に係止される。そして、第2光学部材157の突起157cがスリット6154e5および突起固定用段部6154h2により固定される。
なお、本変形例においては、溝状の保持部6154b1は、側壁6154bの基板挿入口6154iが形成されている部分以外の部分に平面視U字状に連続的に形成されているが、これに限られない。例えば、基板153の長手方向両側を保持する部分にのみ一対の直線状の溝が形成されていてもよいし、さらには、U字状や直線状の溝が一続きの溝として形成されているのではなく、複数の短い溝が断続的に配列された構成としてもよい。
また、凹部6153cが形成される箇所は基板6153の側面に限られない。例えば、基板6153の周縁部近傍の上面または下面に凹部が形成されてもよい。その場合、凸部は、保持部6154b1の凹部に対応する位置に形成するとよい。また、凹部と凸部が逆になってもよい。さらには、側壁の基板挿入口を臨む側端縁から基板ユニットの挿入方向後方側に向かって爪状部材が延設され、基板の挿入方向後方側の側端部と係合する構成としてもよい。この場合においても、爪状部材と基板の挿入方向後方側の側端部とが係合して、基板ユニットの挿入方向後方側への移動が係止される。
以上説明したように、変形例5に係るセンサユニット615の構成によると、基板153を保持する保持部6154b1が爪状部材ではなく溝であるため、弾性を確保するためのスリットを側壁に形成する必要がない。これにより、外乱光の侵入をさらに抑制することができる。
(変形例6)
さらには、センサユニットのケースが底板を有する構成とすることもできる。図14(a)は、変形例6に係るセンサユニット715の外観斜視図であり、図14(b)は、図14(a)のD−D’線に沿った矢視断面図である。
センサユニット715は、ケース7154の側面7154bが電源モジュール158よりも下方まで延設されており、側面7154bの延出端縁に連接して底板7154jが形成されている点を除いて、変形例5に係るセンサユニット615と主な構造は同じである。
センサユニット715の構成によると、底板7154jにより、下方からの外乱光の入射をさらに抑制することができる。特に、溝が断続的に形成されている場合、下方からの外乱光が溝と溝との間の隙間を通って入射する虞があるが、本変形例のように底板を有する構成であれば、このような場合においても、下方からの外乱光の入射をより効果的に抑制することができる。
(変形例7)
上記実施形態の説明においては、基板のケースへの保持固定に接着剤を用いることについて、好適でない点が存在するとしたが、基板のケースへの保持固定に、爪状部材や溝といった係合構造を利用する構成に代えて、接着剤を用いる構成としてもよい。
図15(a)は、変形例7に係るセンサユニット815の外観斜視図である。図15(b)は、図15(a)のE−E’線に沿った矢視断面図である。図15(c)は、センサユニット815の底面図である。
センサユニット815は、ケース8154の天板8154aに貫通孔154b3(図2参照)が形成されていない。ケース8154の側壁8154bには、爪部材としての保持部154b1(図2参照)が形成されていない。側壁8154bの内面には、基板153の全周に亘って基板153の上面153aと当接する段部8154b5が形成されており、側壁8154bと基板153の側面との間の隙間には、接着剤20が充填されている。これにより、基板153がケース8154に保持され固定される。よって、段部8154b5を含む側壁8154bの下端部を保持部8154b1と考えることができる。
センサユニット815は、上記の点が実施形態に係るセンサユニット15と異なっている以外は、センサユニット15と基本的な構成は同じである。
(変形例8)
変形例7においては、段部8154b5は、側壁8154bの内面において、基板153の全周に亘って連続的に形成されているが、これに限られない。例えば、側壁の内面において、基板153の周縁の一部に対応する部分には、段部8154b5が形成されない構成としてもよい。この場合、当該部分には側壁内面と基板周面との間に隙間が開く場合があるが、その場合においても、当該隙間の大きさを接着剤が流れ落ちない程度の大きさとすることにより、接着剤が硬化するまでの間、当該箇所に接着剤を保持することができる。
(変形例9)
さらには、接着剤20として遮光性を有する接着剤を用いてもよい。このようにすると、例えば、変形例7のように側壁内面と基板周面との間に隙間が存在する場合であっても、当該隙間を介して外乱光が入射するのを抑制することができる。
なお、変形例7の場合は、段部8154b5が基板153の全周に亘って形成されているため、接着剤20が透明な材料の場合でも、接着剤20を透過した下方からの外乱光が段部8154b5で遮られ、ケース8154内部への入射が抑制される。ただし、変形例7の構成において、遮光性を有する接着剤を用いてもよいことは勿論である。
(変形例10)
実施形態に係るセンサユニット15のように、保持部154b1が爪状部材である構成において、保持部154b1が形成されていない部分のケースの側壁と基板との間の隙間に遮光性を有する充填部材を充填してもよい。
この場合、上記充填部材には、流動性の樹脂やゴム等を上記隙間に塗布した後に硬化させてもよいし、樹脂やゴム、金属やセラミック等の材料を用いて予め成形された充填部材を上記隙間に嵌め込むようにしてもよい。
これにより、下方からの外乱光のケース内への入射をさらに抑制することができる。
(変形例11)
上記実施形態および各変形例においては、側壁は、天板の周縁部から延出していたが、これに限られない。例えば、天板の周縁部から内側に入った部分から延出していてもよい。即ち、天板の側壁が延出している部分よりも外側に、天板の一部が庇のように外方に延出していてもよい。
なお、上記実施形態および各変形例に係る照明器具の部分的な構成を適宜組み合わせてなる照明器具であっても良い。また、上記実施形態および各変形例における説明に記載した材料、数値等は好ましいものを例示しているだけであり、それに限定されることはない。また、各図面における各部材の寸法および比は、一例として挙げたものであり、必ずしも実在の照明器具の寸法および比と一致するとは限らない。さらに、本発明の技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で、照明器具の構成に適宜変更を加えることは可能である。
10 照明器具
11 器具本体
12 センサ枠
13 グローブ
14 発光部
15,215,315,415,515,615,715,815 センサユニット
18 コネクタ
20 接着剤
150,6150 基板ユニット
151 受光素子
152 発光素子
153,6153 基板
153a 上面
153b 下面
154,6154 ケース
154a,6154a 天板
154b,4154b,5154b,6154b 側壁
154b1,6154b1 保持部
154b2 スリット
154b3 貫通孔
154b4,4154b4,5154b4 延出端縁
154c,6154c 透光窓
154d 出射口
154e 筒体
155 筒状部材
156 第1光学部材
157 第2光学部材
158 電源モジュール
159 ハーネス
159a ケーブル
159b コネクタ
159c コネクタ

Claims (12)

  1. 基板と、前記基板の上面に実装された受光素子と、遮光性の材料から成り前記基板の上面側を覆い且つ前記基板を保持するケースと、を有する明るさセンサユニットを備えた照明器具であって、
    前記ケースは、
    前記基板の上面と対向して配置され且つ前記受光素子と対向する部分に透光窓が形成された天板と、当該天板から前記基板側に向けて延出され且つ前記受光素子を囲繞する側壁と、を有し、
    平面視において、前記透光窓と接する1本の仮想直線により、前記ケースを、前記透光窓を含む領域と、前記透光窓を含まない領域とに2分割した場合、少なくとも前記透光窓を含む領域において、前記側壁の延出端縁は、前記基板の上面よりも下方に位置し、
    前記基板の側周縁の少なくとも一部において、前記基板と前記側壁との間に隙間が存在し、当該隙間は前記基板の下面側で前記ケースには覆われていない
    ことを特徴とする照明器具。
  2. 記透光窓を含む領域において、前記側壁の延出端縁は、側面視において、前記基板の下面と同じ高さであるかまたは前記下面よりも下方に位置しており、平面視において、前記基板と前記側壁との間の隙間の大きさは、前記基板の厚み以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記隙間の大きさは、0.4mm以上、0.8mm以下である
    ことを特徴とする請求項に記載の照明器具。
  4. 前記ケース内部において前記基板の上面上に前記受光素子を囲繞し、筒軸が前記上面と直交するように配設された筒状部材をさらに備え、
    前記筒状部材は、弾性および遮光性を有する材料から成り、前記基板の上面を押圧するように配設されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  5. 前記側壁の一部には、前記基板を係合により保持する保持部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  6. 前記保持部は、爪状部材である
    ことを特徴とする請求項5に記載の照明器具。
  7. 前記透光窓を含まない領域における前記側壁には、前記基板を前記ケース内に挿入するための挿入開口が設けられており、
    前記保持部は、前記側壁の内面上において前記挿入開口から上下方向と略直交する方向に伸びるように形成された長尺なガイド溝であり、
    前記基板は、前記基板の側縁の一部が前記ガイド溝内に位置することにより保持されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の照明器具。
  8. 前記隙間には、充填部材が充填されている
    ことを特徴とする請求項に記載の照明器具。
  9. 前記充填部材は、樹脂である
    ことを特徴とする請求項8に記載の照明器具。
  10. 前記充填部材は、弾性を有する
    ことを特徴とする請求項8に記載の照明器具。
  11. 前記充填部材は、遮光性を有する
    ことを特徴とする請求項8に記載の照明器具。
  12. 前記充填部材は、接着剤である
    ことを特徴とする請求項8に記載の照明器具。
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