JP5100175B2 - アレイ導波路格子型の合分波装置 - Google Patents

アレイ導波路格子型の合分波装置 Download PDF

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Description

本発明は、基板上に形成されたアレイ導波路格子を有するアレイ導波路格子型の合分波装置に関する。
従来、アレイ導波路格子型の合分波装置に関して、次のような技術が知られている。
(1)アレイ導波路格子(AWG)を有する合波(MUX)用のモジュール(合波器)と、アレイ導波路格子を有する分波(DEMUX)用のモジュール(分波器)を別々に製造する。
(2)非特許文献1のようにMUX用のアレイ導波路格子と、DEMUX用のアレイ導波路格子を一つのチップ上に集積する技術る。
I.Ogawa,et al., "32ch reconfiguable optical add multiplexer using technique for stacked integaration of chip-scale-package PDs on silica-based PLC", ECOC2006, Tu4.4.2 阿部他,"紫外レーザー光照射による温度無依存か石英系AWGの中波長制御",電子情報通信学会総合大会2000年,p.255
しかしながら、上記従来技術(1)では、MUX用のモジュール(合波器)と、DEMUX用のモジュール(分波器)を別々に製造しているため、局側では、MUX用のモジュールとDEMUX用のモジュールを個別に購入し、これらのモジュールを局舎内で個別に収納する必要があった。そのため、局などのユーザ側では、MUX用とDEMUX用の2台分のコストが必要になると共に、収納スペースも2台分必要であった。
また、上記従来技術(2)の方法では、MUX用アレイ導波路格子のアレイ導波路と、DEMUX用アレイ導波路格子のアレイ導波路とが異なるため,製造誤差により,それぞれの中心波長が若干異なる。そのため,非特許文献2のような位相トリミング技術を用いてそれぞれの中心波長の微調整を行う必要があった。また、その微調整を位相トリミング技術を用いて行うためには、大掛かりな装置が必要になるという問題があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みて為されたもので、その目的は、低コストで小型なアレイ導波路格子型の合分波装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係るアレイ導波路格子型の合分波装置は、基板上に形成されたアレイ導波路格子を有するアレイ導波路格子型の合分波装置において、前記アレイ導波路格子は、2つのスラブ導波路の各端面に、波長の異なる複数の光信号が多重された光信号を入力或いは出力する第1の入出力導波路と、波長の異なる複数の光信号を個別に入力或いは出力する第2の入出力導波路群を2つずつ有し、かつ、前記アレイ導波路格子の一つのアレイ導波路を、合波と分波に共用することを特徴とする。
この態様によれば、一つのアレイ導波路格子により、合波(MUX)と分波(DEMUX)を同時に行うことができる。つまり、2つのスラブ導波路の一方(一方のスラブ導波路)の端面に接続された第1の入出力導波路から入力された光信号を、その他方(他方のスラブ導波路)の端面に接続された第2の入出力導波路群から出力することで、波長多重された光信号を波長ごとに分割して出力する分波(DEMUX)がなされる。また、一方のスラブ導波路の端面に接続された第2の入出力導波路群から入力された光信号を、他方のスラブ導波路の端面に接続された第1の入出力導波路から出力することで、波長の異なる複数の光信号を多重して出力する合波(MUX)がなされる。このようにして、分波と合波を一つのアレイ導波路格子で同時に行うことができる。
これと逆に、他方のスラブ導波路の端面に接続された第1の入出力導波路から入力された光信号を、一方のスラブ導波路の端面に接続された第1の入出力導波路群から出力することで、分波(DEMUX)がなされる。また、他方のスラブ導波路の端面に接続された第2の入出力導波路群から入力された光信号を、一方のスラブ導波路の端面に接続された第1の入出力導波路から出力することで、合波(MUX)がなされる。この場合にも、分波と合波を一つのアレイ導波路格子で同時に行うことができる。
このように、分波と合波を、一つのアレイ導波路格子を有する1台の合分波器で同時に行うことができるので、次のような効果を奏する。
・局などのユーザ側では、上記従来技術(1)の場合、MUX用とDEMUX用の2台分のコストが必要であったのに対し、1台の合分波器を購入すればよく、コストが略半分で済むと共に、収納スペースも1台分で済む。
・上記非特許文献1のようにMUX用のアレイ導波路格子と、DEMUX用のアレイ導波路格子を一つのチップ上に集積する技術では、サイズが大きくなる。これに対し、一つのアレイ導波路格子をMUX用とDEMUX用に共用しているので、従来のMUX用或いはDEMUX用のものと略同じサイズになる。
・上記従来技術(2)の方法では、上述したように、非特許文献2のような位相トリミング技術を用いて中心波長の微調整を行う必要があるため、大掛かりな装置が必要であった。これに対し、そのような大掛かりな装置は不要であり、製造コストを低減することができる。
本発明の他の態様に係るアレイ導波路格子型の合分波装置は、前記2つのスラブ導波路の各端面に接続された前記第1の入出力導波路は、前記第2の入出力導波路群と、波長ごとに分割されて前記第2の入出力導波路群の各導波路に結合する各波長の回折次数の異なる光が出力される位置との間に配置されていることを特徴とする。
この態様によれば、2つのスラブ導波路の各端面において、第1の入出力導波路と第2の入出力導波路群との間には、各波長の回折次数の異なる光(FSR光)が存在しないので、分波された各波長の光についてそれぞれに発生する設計回折次数以外の次数の光(FSR光)が第1の入出力導波路に混在することによる光信号の劣化を防止することができる。
本発明の他の態様に係るアレイ導波路格子型の合分波装置は、前記2つのスラブ導波路の各端面において、前記第1の入出力導波路と、前記第2の入出力導波路群の中心導波路とが、前記スラブ導波路の中心線に対し,等距離に配置されていることを特徴とする。
この態様によれば、アレイ導波路部分はできるだけ配置を変化させずに、中心波長を所定のITUグリッドに合わせることが可能になり、製造時のプロセス誤差の影響を軽減することができる。
本発明によれば、低コストで小型なアレイ導波路格子の合分波器を作製することができる。
次に、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
図1は本発明の一実施形態に係る合分波装置を示す斜視図、図2はスラブ導波路および入出力導波路付近を示す拡大図である。
図1に示すように、合分波装置1は、基板10上に形成された一つのアレイ導波路格子20を有する。アレイ導波路格子20は、石英基板或いはシリコン基板などの基板10上に、光ファイバ製造技術と半導体微細加工技術を組み合わせてコアとクラッドからなる光導波路が作られた平面光波回路(PLC: Planer Lightwave Circuit)である。
アレイ導波路格子20は、幅広なマルチモード導波路である2つのスラブ導波路21,22と、スラブ導波路21,22間に接続された長さの異なる多数のシングルモード導波路である一つのアレイ導波路23と、スラブ導波路21,22の各端面21a,22aに2つずつ接続された第1の入出力導波路A,Bおよび第2の入出力導波路群C,Dと、を備えている。本実施形態では、2つのスラブ導波路21の端面21aには第1の入出力導波路Aと第2の入出力導波路群Cが接続され、スラブ導波路22の端面22aには第1の入出力導波路Bと第2の入出力導波路群Dが接続されている。
この合分波装置1の特徴は、次の構成にある。
・2つのスラブ導波路21,22の各端面21a,22aに、波長の異なる複数の光信号が多重された光信号(λ1〜λn)を入力或いは出力する第1の入出力導波路A,Bと、波長の異なる複数の光信号(λ1〜λn)を個別に入力或いは出力する第2の入出力導波路群C,Dが2つずつ接続されている。
・一つのアレイ導波路23を、合波(MUX)と分波(DEMUX)に共用する。
この合分波装置1は、合波(MUX)と分波(DEMUX)を同時に行うことができるようになっている。
つまり、この合分波装置1では、一方のスラブ導波路21の端面21aに接続された第1の入出力導波路Aから入力された光信号を、他方のスラブ導波路22の端面22aに接続された第2の入出力導波路群Dから出力することで、波長の異なる複数の光信号が多重された光信号(λ1〜λn)を波長ごとに分けて出力する分波(DEMUX)がなされる。つまり、第1の入出力導波路Aからスラブ導波路21に入力された光信号は、スラブ導波路21で回折により広がって、アレイ導波路23に入る。アレイ導波路23の各導波路は長さがΔLずつ異なるので、アレイ導波路23の出力端では、波長に依存した位相差が生じる。スラブ導波路22では、光は多重干渉により同位相条件が成立する(お互いに強め合う)各波長の光が対応する第2の入出力導波路Dに結合するので、分波(DEMUX)がなされる。
また、一方のスラブ導波路21の端面21aに接続された第2の入出力導波路群Cの各導波路から入力された波長の異なる複数の光信号(λ1〜λn)を、他方のスラブ導波路22の端面22aに接続された第1の入出力導波路Bから出力することで、波長の異なる複数の光信号を多重して出力する合波(MUX)がなされる。
これと逆に、スラブ導波路22の端面22aに接続された第1の入出力導波路Bから入力された波長の異なる複数の光信号が多重された光信号(λ1〜λn)を、スラブ導波路21の端面21aに接続された第1の入出力導波路群Cから出力することで、分波(DEMUX)がなされる。また、スラブ導波路22の端面22aに接続された第2の入出力導波路群Dの各導波路から入力された波長の異なる複数の光信号(λ1〜λn)を、スラブ導波路21の端面21aに接続された第1の入出力導波路Aから出力することで、合波(MUX)がなされる。
このような合分波装置1では、上述したように第1の入出力導波路Aから入力された光信号を第2の入出力導波路群Dから出力することで、分波(DEMUX)で使用する場合に、アレイ導波路格子(AWG)20の設計回折次数以外の次数の光(各波長の回折次数の異なる光:FSR光)が同時に出力される。この場合、もしもこのFSR光が第1の入出力用導波路Bに混在化してしまうと、MUXとして動作させる際に不都合が生じてしまう。つまり、第1の入出力導波路Aから入力された光信号を第2の入出力導波路群Dから出力して分波(DEMUX)で使用する場合には、第2の入出力導波路群Cから入力された光信号を第1の入出力導波路Bから出力して合波(MUX)で使用する。この場合、もしも上記FSR光が第1の入出力用導波路Bに混在すると、合波された光信号の劣化を生じる恐れがある。
これを避けるために、図2のように、スラブ導波路22の端面22a側では、第2の入出力導波路群Dと、アレイ導波路格子20のFSR光が出力される位置Zの間に、第1の入出力用導波路Bが配置されている。なお、図2の位置Zは、第2の入出力導波路群Dのうち第1の入出力用導波路Bから最も離れた位置にある導波路に結合する光(例えば、波長λnの光)のFSR光が出力される位置である。
これとは逆に、第1の入出力導波路Bから入力された光信号を第2の入出力導波路群Cから出力することで、分波(DEMUX)で使用する場合にも、各波長の回折次数の異なる光(FSR光)が同時に出力される。この場合にも、もしもこのFSR光が第1の入出力用導波路Aに混在化してしまうと,MUXとして動作させる際に不都合が生じてしまう。つまり、第1の入出力導波路Bから入力された光信号を第2の入出力導波路群Cから出力して分波(DEMUX)で使用する場合には、第2の入出力導波路群Dから入力された光信号を第1の入出力導波路Aから出力して合波(MUX)で使用する。この場合にも、もしも上記FSR光が第1の入出力用導波路Aに混在すると、合波された光信号の劣化を生じる恐れがある。これを避けるために、図2に示すスラブ導波路22の端面22a側と同様に、スラブ導波路21の端面21a側でも、第2の入出力導波路群Cと上記FSR光が出力される位置の間に、第1の入出力用導波路Aが配置されている。
さらに、従来のアレイ導波路格子(AWG)は、入力導波路をスラブ導波路中心線に配置しているため,その中心線から入力導波路がシフトした場合,中心波長を所定のITUグリッドに合わせる際にあらかじめ設定するアレイ導波路の光路長差が異なってしまう。なお、ITUグリッドは、周波数193.1THz(1,552.525nm)を基準に、100GHz(0.8nm)間隔で並んだ周波数グリッドをいう。ここで経験的に製造時のプロセス誤差の影響を軽減するため,アレイ導波路23部分はできるだけ配置を変化させないことが重要である.そのため,この合分波装置1では、図2に示すように、スラブ導波路22の中心線22cから第1の入出力導波路Bの中心までの距離Xと、その中心線22cから第2の入出力導波路群Dの中心導波路Dcまでの距離Yが一致するように、第1の入出力導波路Bと第2の入出力導波路群Dを配置してある。
そして、この合分波装置1では、スラブ導波路21の端面21aにそれぞれ接続された第1の入出力導波路Aと第2の入出力導波路群Cについても、第1の入出力導波路Bと第2の入出力導波路群Dと同様の位置関係に配置されている。
(実施例)
実施例として、100GHz-16chのアレイ導波路格子(AWG)20を作製した。このアレイ導波路格子20では、FSR=3200GHz,AWG線分散=20μmであり、第1の入出力導波路A,Bをそれぞれ1本,第2の入出力導波路郡C,Dをそれぞれ16本配置し,入力導波路と出力導波路の間は3本分の間隔をあけた。この際、上記距離XとY(X=Y)は100μmとした。測定結果を以下の図3(A)および(B)に示す。
図3(A)は、第1の入出力導波路Aから入力された光信号を第2の入出力導波路群Dから出力して分波(DEMUX)を行うと共に、第2の入出力導波路群Cから入力された光信号を第1の入出力導波路Bから出力して合波(MUX)を行う場合に得られたスペクトル特性を示している(使用例1)。
また、図3(B)は、第1の入出力導波路Bから入力された光信号を第2の入出力導波路群Cから出力して分波(DEMUX)を行うと共に、第2の入出力導波路群Dから入力された光信号を第1の入出力導波路Aから出力して合波(MUX)を行う場合に得られたスペクトル特性を示している(使用例2)。
図3(A)および(B)から、上記使用例1,2のいずれの使用方法でも同一のスペクトル特性が得られていることがわかる。
以上のように構成された一実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
○一つのアレイ導波路格子20により、合波(MUX)と分波(DEMUX)を同時に行うことができる。
○分波と合波を、一つのアレイ導波路格子20を有する1台の合分波器1で同時に行うことができる。これにより、低コストのアレイ導波路格子型の合分波器を実現することができる。
○局などのユーザ側では、上記従来技術(1)の場合、MUX用とDEMUX用の2台分のコストが必要であったのに対し、1台の合分波器1を購入すればよく、コストが略半分で済むと共に、収納スペースも1台分で済む。
○上記非特許文献1のようにMUX用のアレイ導波路格子と、DEMUX用のアレイ導波路格子を一つのチップ上に集積する技術では、サイズが大きくなる。これに対し、一つのアレイ導波路格子20をMUX用とDEMUX用に共用しているので、従来のMUX用或いはDEMUX用のものと略同じサイズになる。これにより、サイズの小さいアレイ導波路格子型の合分波器1を実現することができる。
○上記従来技術(2)の方法では、上述したように、非特許文献2のような位相トリミング技術を用いて中心波長の微調整を行う必要があるため、大掛かりな装置が必要であった。これに対し、そのような大掛かりな装置は不要であり、製造コストを低減することができる。
○スラブ導波路22の端面22a側では、第2の入出力導波路群Dと、アレイ導波路格子20のFSR光が出力される位置Zの間に、第1の入出力用導波路Bが配置されている。また、スラブ導波路21の端面21a側でも、第2の入出力導波路群Cと上記FSR光が出力される位置の間に、第1の入出力用導波路Aが配置されている。これにより、2つのスラブ導波路21,22の各端面21a,22aにおいて、第1の入出力導波路A,Bと第2の入出力導波路群C,Dとの間(AとCの間,BとDの間)には、各波長の回折次数の異なる光(FSR光)が存在しない。このため、分波された各波長の光についてそれぞれに発生する設計回折次数以外の次数の光(FSR光)が、第1の入出力導波路A又はBに混在することが無く、光信号の劣化を防止することができる。つまり、上記使用例1では、FSR光が第1の入出力導波路Bに混在することが無く、光信号の劣化を防止することができる。また、上記使用例2では、FSR光が第1の入出力導波路Aに混在することが無く、光信号の劣化を防止することができる。
○スラブ導波路22の中心線22cから第1の入出力導波路Bの中心までの距離Xと、その中心22cから第2の入出力導波路群Dの中心導波路Dcまでの距離Yが一致するように、第1の入出力導波路Bと第2の入出力導波路群Dを配置してある。また、第1の入出力導波路Aと第2の入出力導波路群Cについても、第1の入出力導波路Bと第2の入出力導波路群Dと同様の位置関係に配置されている。これにより、アレイ導波路23部分はできるだけ配置を変化させずに、中心波長を所定のITUグリッドに合わせることが可能になり、製造時のプロセス誤差の影響を軽減することができる。
なお、この発明は以下のように変更して具体化することもできる。
・上記一実施形態において、第1の入出力導波路Bと第2の入出力導波路群Dの位置を、図2に示すスラブ導波路22の中心線22cに関して線対称になるように入れ替えて配置してもよい。この場合、第1の入出力導波路Aと第2の入出力導波路群Cの位置も、スラブ導波路21の中心線(図2で示すスラブ導波路22の中心線22cを参照)に関して線対称になるように入れ替えて配置する。
・上記一実施形態において、合分波器1は、合波(MUX)のみに、或いは分波(DEMUX)のみに用いることができるのは言うまでもない。
本発明の一実施形態に係る合分波装置を示す斜視図。 スラブ導波路および入出力導波路付近を示す拡大図。 (A)は分波と合波を同時に行う使用例1で得られるスペクトル特性を示すグラフ、(B)は分波と合波を同時に行う使用例2で得られるスペクトル特性を示すグラフ。
符号の説明
1…合分波装置
10…基板
20…アレイ導波路格子(AWG)
21,22…スラブ導波路
21a,22a…端面
22c…スラブ導波路の中心線
23…アレイ導波路
A,B…第1の入出力導波路
C,D…第2の入出力導波路群

Claims (3)

  1. 基板上に形成された、2つのスラブ導波路と該スラブ導波路の間に接続されたアレイ導波路格子を有するアレイ導波路格子型の合分波装置において、
    前記2つのスラブ導波路の前記アレイ導波路と接続されていない各端面に、波長の異なる複数の光信号が多重された光信号を入力或いは出力する第1の入出力導波路と、波長の異なる複数の光信号を個別に入力或いは出力する第2の入出力導波路群をそれぞれ1つずつ有し、
    前記2つのスラブ導波路の各端面に接続された前記第1の入出力導波路は、前記第2の入出力導波路群と、波長ごとに分割されて前記第2の入出力導波路群の各導波路に結合する各波長の隣接する回折次数の異なる光が出力される位置との間に配置されていることを特徴とするアレイ導波路格子型の合分波装置。
  2. 前記2つのスラブ導波路の各端面において、前記第1の入出力導波路と、前記第2の入出力導波路群の中心導波路とが、前記スラブ導波路の中心線に対し、等距離に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のアレイ導波路格子型の合分波装置。
  3. 基板上に形成された、2つのスラブ導波路と該スラブ導波路の間に接続されたアレイ導波路格子とを有するアレイ導波路格子型の合分波装置において、
    前記2つのスラブ導波路の前記アレイ導波路と接続されていない各端面に、波長の異なる複数の光信号が多重された光信号を入力或いは出力する第1の入出力導波路と、波長の異なる複数の光信号を個別に入力或いは出力する第2の入出力導波路群をそれぞれ1つずつ有し、
    前記2つのスラブ導波路の各端面において、前記第1の入出力導波路と、前記第2の入出力導波路群の中心導波路とが、前記スラブ導波路の中心線に対し、等距離に配置されていることを特徴とするアレイ導波路格子型の合分波装置。
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