JP5090364B2 - シート型トランスおよび放電灯点灯装置 - Google Patents

シート型トランスおよび放電灯点灯装置 Download PDF

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Description

この発明は、シート型トランスおよびこれを用いた放電灯点灯装置に関する。
近年、各種トランスの小型化、薄型化、低廉化などが図られている。高電圧対応のものでも同様のことが求められている。小型機器に使用する低電力用の薄型トランスとしては、シート型トランスが有利である。シート型トランスは、例えば、導体板を渦巻状に打ち抜いて形成された1次コイルに、絶縁導線を渦巻状に巻線した2次コイルを重ね、接着剤で固定して構成される。このようなシート型トランスは下記特許文献1、2、3に記載されている。また、小型化を図った高電圧対応のトランスは、例えば下記特許文献4、5に開示されている。
特許文献1に記載のシート型トランスは、片方の巻線をスパイラル状の絶縁被覆付きの導線で構成し、他方の巻線をプリント配線板のパターンで構成した上に、両者をテープで固定してなる。しかし、この特許文献1に記載のシート型トランスでは、スパイライル状に巻回する導線に絶縁層を設けているが、高電圧を発生するトランスにおいては、出力の高電圧に対する耐電圧を確保するための導線の絶縁被覆層が厚くなり、2次巻線に数多い巻回数を必要とする高電圧発生用のトランスにおいては、サイズが大型化してしまう。
特許文献2に記載のシート型トランスは、片方の巻線をスパイラル状の三層絶縁導線で構成し、他方の巻線を、導電性の板材を打ち抜いて構成し、両者を積み重ねたものである。しかし、この特許文献2に記載のシート型トランスでは、スパイラル状に巻回する導線に3層の絶縁層を設けているが、高電圧発生用のトランスに適用した場合、3層の絶縁層の耐電圧がトランスの耐電圧の限界である。
特許文献3に記載のシート型トランスは、1次巻線と2次巻線を、内側と外側に配置した一平面のスパイラル状に巻回し、各々の巻線の引き出し線を異なる位置に配置したものである。しかし、この特許文献3に記載のシート型トランスでは、1次巻線と2次巻線との間の耐電圧を、それぞれの導線の耐電圧によって確保しており、導線の耐電圧を超える高電圧を発生するトランスには適用できない。
特許文献4に記載のトランスは昇圧トランスであり、一平面のボビンの内側と外側に1次巻線と2次巻線を巻回し、それぞれの巻線の引き出し線をボビンに設けた各巻線に対するスリットに絶縁性の接着剤で埋設したものである。この特許文献4に記載の昇圧トランスでは、耐電圧を確保する絶縁部材が、引き出し線を埋設する絶縁性の接着剤であり、トランスの耐電圧性は、この接着剤の厚さで決定されてしまう。しかし、接着剤の充填には、ボイドの残存や注入量の多い、少ない等の品質的な不確定要素がともなう。従って、十分な耐電圧を得ようとすれば、それなりの接着剤の充填厚さが必要になり、そのためには充填層を確保するためのスリットの深さをより深くしなければならず、ボビンのベース部の厚さが厚さくなり(形状が大きくなり)、当然充填する接着剤の量も多くなり、安定した品質の確保が困難となる。よって、このような昇圧トランスの構造は、小型の高電圧発生トランスには適用できない。
特許文献5に記載のトランスは高電圧トランスであり、一平面のボビン(台座)の外側と内側に1次巻線と2次巻線を巻回し、2次巻線の引き出し線をボビンに設けた溝(リード線引き出し溝)に落とし込んで端子まで引き出し、2次巻線を取り囲む台座の隔壁に上側の鍔の隔壁を嵌合させた構造となっている。このトランスにおいては、耐電圧の高さは、引き出し線を落とし込む溝の深さと台座と鍔に設けた隔壁の重なる沿面距離にかかるが、これらを大きくすれば、当然トランスとしても大きくなってしまう。よってこのようなトランスの構造は、小型の高電圧トランスには適用できない。
特開平8−316040号公報 特開平8−306539号公報 特開平9−199347号公報 特開平6−112065号公報 特開平6−342726号公報
以上の引用文献の検討から、小型で高電圧対応のトランスを開発するに当たっては、
・ 1次巻線と2次巻線との結合を高くすること(1次巻線のエネルギを2次巻線に効率よく伝達すること)
・ 1次巻線と2次巻線の線材の断面積を大きくすること(電気抵抗を減じて通電時の損失を少なくすること)
・ 低コスト(安価な材料、少部品点数、加工の容易性)であること
が求められる。
小型薄型を図るには、上述のシート型トランスが適している。しかし、シート型トランスによって高電圧対応のトランスを構成する場合には、シート型トランスの特長である薄さであるがゆえの下記の問題がある。
・ 高電圧巻線の巻き始めと巻き終わりとの間の高い電位差の発生する部位に対する絶縁性、耐電圧性を確保することが困難である。
・ 低電圧側の巻線及びターミナル等の部材と高電圧を発する部位との間の絶縁性・耐電圧を確保することが困難である。
この発明は、簡素な構成で薄さを損なわずに、高い絶縁性を確保し、高電圧に対応できるシート型トランスを提供するものである。
この発明に係るシート型トランスは、平板状に形成された1次巻線と、前記1次巻線の面に垂直な軸の周りに巻回された2次巻線と、中央コアと、前記中央コアが挿入され前記2次巻線を巻回するボビンと、前記1次巻線及び2次巻線の前記軸方向外側に位置し、前記中央コアの外径より大きな平面を有する円板形状であり、当該円板の中央部から周方向に向かう当該円板を切り通すスリットを設けた絶縁性の高い磁性部材であって、ボビンと一体に保持されボビンの一部をなす磁性部材とを備え、前記ボビンは、前記円板形状の磁性部材を一方の壁とし前記1次巻線と前記2次巻線を分割する仕切りとなる絶縁性の樹脂部材を他方の壁にして両方の壁のあいだに2次巻線を巻回するボビンであって、前記2次巻線の径方向中央側巻線の端部を前記磁性部材に設けたスリットから前記1次巻線の面に垂直な方向に引き出したものである。
この発明によれば、2次巻線の高電圧側端部を径方向中央側から引き出すようにしたので、耐電圧性が確保できると共に、絶縁性を確保することも容易となる。1次巻線を平板状とし、この1次巻線と一体に2次巻線ボビンを成形できるので、軸方向の大きさを短縮できる。また、巻回作業も容易となり、製造コストを低減できる。1次巻線と2次巻線及びコアを近接配置することができるため、電気的特性(結合)が良好となる。2次巻線にシート状の巻線を使用せずに、導線を巻回して形成しているので、1次巻線との巻線比を大きくするこができ、高電圧の発生が容易となる。
この発明によれば、平面状で径方向に広い1次巻線に対向する2次巻線巻回用の巻き枠を幅が狭く深い形状に形成することができるため、2次巻線の中央側と外周部の電位差に対し、多層に巻き重ねる2次巻線の半径(2次巻線を巻回する溝の深さ)に相当する絶縁距離(沿面距離)を確保するこができ、簡単な構造で高電圧出力を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係るシート型トランスの縦断面図である。 実施の形態1に係るシート型トランスの分解斜視図である。 平板状の1次巻線の一例の分解斜視図である。 (a)は他の例に係る平板状の1次巻線斜視図であり、(b)はその断面図である。 平板状の1次巻線における巻線部分の構造説明図である。 平板状の1次巻線における巻線部分の他の例の構造説明図である。 実施の形態1に係るシート型トランスの縦断面図である。 実施の形態1の分解斜視図である。 実施の形態2に係るシート型トランスの分解斜視図である (a)は他の例に係る平板状の1次巻線斜視図であり、(b)はその断面図である。 実施の形態3に係るシート型トランスの縦断面図である。 実施の形態3に係るシート型トランスの分解斜視図である。 実施の形態4に係るシート型トランスの分解斜視図である。 (a)は実施の形態4におけるプレートコアの斜視図であり、(b)はその断面図である。 実施の形態5に係るシート型トランスの概略構成図である。 実施の形態5の回路図である。 実施の形態6に係るシート型トランスの概略構成図である。 実施の形態6の回路図である。 (a)は実施の形態6の変形例の斜視外観図、(b)はその断面図である。 (a)は実施の形態6の変形例の斜視外観図、(b)はその断面図である。 実施の形態7に係る放電灯の概略図である。 実施の形態7の回路図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を、図面を参照しながら詳細に説明する。図1には、実施の形態1に係るシート型トランスの断面を示し、図2には、ボビンを除く構成部材の分解状態を示す。この実施の形態1に係るシート型トランスは、この発明を具現化した、最も基本的な構造をなすものである。
平板状の1次巻線1は、中心部が筒状のボビン2の外周に埋設されている。射出成形の金型内に平板状の1次巻線1をセットし金型内に樹脂を注入する射出成形などにより、平板状の1次巻線1はボビン2に埋設された状態で一体とされる。ボビン2の軸方向において、1次巻線1の1次巻線埋設部2aの一方側には第1のプレートコア3が設けられ、他方側には、2次巻線の収容部である空間(巻き枠)4をあけて第2のプレートコア5が設けられている。これらのプレートコア3、5は、1次巻線1を埋設してボビン2を成形する際に併せてボビン2に一体的に保持され、ボビン2の一部をなす。ボビン2上にプレートコア3、5を位置決めするため、ボビン2の両端部にはフランジ部2b、2cが形成される。
ボビン2の1次巻線埋設部2aと第2のプレートコア5との間の空間(巻き枠)4に、ボビン2の中心軸部の回りに導線を巻回することにより2次巻線6が形成される。2次巻線6の導線としては断面が円形のものが使われる。2次巻線6の高電圧側の端部である径方向中央側(ボビン2の中心軸部上)の端部6aは、1次巻線1側に引き出されたり、2次巻線6の半径方向に引き出されたりすることなく、1次巻線1の反対側に導かれ、更に第2のプレートコア5の外側に引き出されている。2次巻線6のもう一方の端部である低電圧側の端部6bは半径方向外側に引き出される。
ボビン2の中心部には円柱状の中央コア7が挿入される。中央コア7とボビン2との間には、板状のターミナル8が挿入される。このターミナル8に、第2のプレートコア5の外側に引き出された2次巻線6の高電圧側の端部6aが接続される。第2のプレートコア5には、2次巻線6の端部6aを引き出すための引き出し穴9が設けられている。
平板状の1次巻線1の一例を図3に示す。図3に示す1次巻線1は、外形がU字形をなす絶縁材製の絶縁板11の両面に、金属の平板を渦巻状に打ち抜いてなる巻線プレート12a、12bを貼り付け、巻線プレート12aの端部12cと巻線プレート12bの端部12dとを絶縁板11を貫通して溶接等により接続してなる。この平板状の1次巻線1は、導線の巻回作業が不要であるので生産性がよい。
図4(a)(b)には、他の例の平板状の1次巻線13を示す。この1次巻線13は、プリント基板14の両面に渦巻状の銅箔パターン15a、15bを形成し、スルーホール16により銅箔パターン15aと15bを接続したものである。この1次巻線13も巻回が不要であるので生産性がよい。
図5、図6には、渦巻状のパターンの例を示す。図5に示す渦巻状の幅の広いパターン17a、17bの電流密度は、渦巻きの内側が高く、外側が低くなっている。図5中、パターン17aのa、b、c、dで示す部分は、パターン15bのa′、b′、c′、d′の部分とそれぞれ接続される。図6に示す渦巻状のパターン18a、18bは、スリットを設けて図5のパターン17a、17bをそれぞれ二分割したものである。分割されたパターンの経路長と断面積は図5のパターンと略同等となっている。図6中、パターン18aのa、b、c、dで示す部分は、パターン18bのa′、b′、c′、d′の部分とそれぞれ接続される。図中、iinはパターンの内側の、ioutはパターンの外側の電流を示す。これらの例のように、パターンの断面形状を細分化することにより1次巻線に流れる電流を均一にすることができ、1次巻線の発する磁界を、1次巻線に対して平行にかつ均一にすることができる。したがって1次巻線の発する磁束が2次巻線に鎖交しやすく、トランスの特性が良好になる。
なお、平板状の1次巻線としては、断面が円形の電線を複数の並列の渦巻状シート状に巻回した巻線を使用しても同様の効果を得ることができる。
図7、8には、図1に示したシート型トランスの変形例として2次巻線6を形成する導線として断面が長方形の平角線19を採用したものを示す。つまり、空間4内に平角線19を巻回して2次巻線6とするのである。単純に巻き重ねた平角線19は巻回が容易で、線積率が高く、2次巻線6の断面積を最大限確保することができる。
実施の形態1に係るシート型トランスによれば、1次巻線1が平板状で、2次巻線6が1次巻線1の径方向の大きさに合わせて径方向に複層に積み重ねて巻回されて形成されているので、巻き始めと巻き終わりの距離を大きく取ることができる。そして、2次巻線6の径方向中央側の端部を直接ボビン2、コア5、7の外側に引き出すので、つまり高電圧となる2次巻線6の引き出し線を2次巻線6に沿って戻すことがないので、2次巻線6の巻き始めと巻き終わりの巻線線材の距離(絶縁距離)を離すことができ、2次巻線6が発生する高電圧に対して十分な耐電圧を確保できる。また、トランスの高電圧部分が中央に集約され、2次巻線6の高電圧部分が1次巻線1と絶縁するためのボビン2の最深部(径方向巻線の中央部)に位置し、2次巻線6の高電圧部分と低電圧の1次巻線1間の絶縁隔壁(ボビン2の厚さ)及び絶縁距離(ボビン2の深さ)を確保することができる。従って、十分な絶縁性を備えた高電圧対応のシート型トランスが簡素な構造で達成できる。
また、実施の形態1に係るシート型トランスによれば、高電圧になる狭い空間に、ターミナル8を設けるので、低電圧の部材から遠ざかり狭い範囲の絶縁部材で高電圧に対する絶縁性が確保できる。また、他の部品から絶縁されている中央コア7は高電圧出力電位に接しても他の部材に電流が流れることがなく、ターミナル8と中央コア7を絶縁する必要がない。従って、中央コア7とターミナル8を、絶縁部材を介することなく隣接配置して両者間の隙間をなくすことができ、小さな空間に両者を配置することができる。特に、フェライト等の電気抵抗の大きな磁性材料を中央コア7に用いれば、2次巻線6の両端のターミナル8を中央コア7に隣接しても電流のリークは少なく、電気的な問題はない。
なお、中央コア7として棒状のコアを例にあげて説明したが、中央が中空のパイプ状コアや2分割にしたコアによっても構成が可能であり、パイプの中あるいは分割コアに挟み込んだターミナルを用いても構成できる。
実施の形態1に係るシート型トランスによれば、図3に示したプレス加工により成形したプレート12a、12bを張り合わせて1次巻線1を形成しているので、1次巻線の巻回作業が不要となり、シート型トランスの製作時間を大幅に短縮することができる。また、1次巻線1として、図4に示したプリント配線板によるものを採用すれば、同様に1次巻線の巻回作業が不要となり、シート型トランスの製作時間を大幅に短縮することができる。
実施の形態1に係るシート型トランスによれば、1次巻線1をボビン2に射出成形などにより一体的に埋設成形するので、ボビン2には1次巻線1が備わっており、ボビン製作以降の工程で1次巻線を巻回する必要がなく、生産性が向上する。
この実施の形態1に係るシート型トランスは、例えば放電灯点灯装置に適用されるが、それに限らず、巻線に印加される又は巻線が発生する電圧が高く、引き出し線及び端子の絶縁距離を適切に確保する必要のあるトランスに対して有効である。例えば、1次巻線が高電圧(例えば100V)、2次巻線が低電圧(例えば5V)のDC/DCコンバータ用トランスであっても、トランスを小型にして100Vの端子を他の端子から引き離し難い場合に中央部に高電圧(100V)側を配置したこの発明のトランス形態によれば、十分な耐電圧性を確保でき有利となる。
実施の形態2.
図9には実施の形態2に係るシート型トランスの断面図を示す。このシート型トランスは、1次巻線の両側に2次巻線を振り分けて形成したものである。
平板状の1次巻線21は、中心部が筒状のボビン22の中央部外周に埋設保持されている。射出成形の金型内に平板状の1次巻線21をセットし金型内に樹脂を注入する射出成形などにより、平板状の1次巻線21はボビン22に埋設された状態とされている。1次巻線21の埋設部22aを中心にしてそのボビン22の軸方両側に埋設部22aと対向させかつ間隔23、24をあけて、第1のプレートコア25と第2のプレートコア26がそれぞれ設けられている。これらのプレートコア25、26は、1次巻線1を埋設してボビン22を成形する際に併せてボビン22と一体に保持され、ボビン22の一部をなす。ボビン22上にプレートコア25、26を位置決めするため、ボビン22の両端部にはフランジ部22b、22cが形成される。
ボビン22の1次巻線埋設部22aと第1及び第2のプレートコア25、26との間の空間(巻き枠)23、24に、ボビン22の中心軸部の回りに導線を巻回することにより2次巻線27、28が形成されている。2次巻線27、28の導線としては断面が円形又は長方形のものが使われる。2次巻線27、28の高電圧側の端部である径方向中央側(ボビン22の中心軸部上)の端部27a、28aは、2次巻線27、28の半径方向に引き出されることなく、プレートコア25、26の外側に引き出されている。2次巻線27、28のもう一方の端部である低電圧側の端部27b、28bは半径方向に外側に引き出される。
ボビン22の内部には円柱状の中央コア29が挿入される。電気抵抗の大きな磁性材料により形成される中央コア29とボビン22との間には、ボビン22の両端から板状のターミナル30、31が挿入される。このターミナル30、31に、プレートコア25、26の外側に引き出される2次巻線27、28の高電圧側の端部27a、28aが接続される。プレートコア25、26には、2次巻線27、28の端部27a、28aを引き出すための引き出し穴32、33が設けられている。
平板状の1次巻線21は、図3、図4に示したように形成されるが、基板の縁部が半径方向に突出されて中間端子とされている。この中間端子に、2次巻線27、28の半径方向に引き出された端部27b、28bがからげられて2次巻線27と28とが接続される。つまり、2次巻線の巻き回数を分散することができ、直径方向の大きさを小さくすることができ、1次巻線と2次巻線との距離が近接し、高い結合が得られ、トランスの特性を良好なものとすることができる。
なお、図9には、接続回路の概略も併せて示してある。電源34は、1次巻線21に接続されている。1次巻線21の一方側につながる導線は、高圧側のターミナル31に接続されている。
図9に示したシート型トランスにおいては、プレートコア25、26として絶縁性の高いものを使用しており、プレートコア25、26はむき出しである。また図10(a)(b)には、1次巻線21のそれぞれの面に対向するプレートコア41、42を完全にボビン43に埋設した例を示す。このボビン43を成形するには、平板状の1次巻線21とプレートコア41、42を金型内に位置決めし、絶縁性の樹脂を金型内に注入する。平板状の1次巻線21は1次巻線埋設部43aとして、プレートコア41、42は、プレートコア埋設部43b、43cとして形成される。1次巻線埋設部43aと各プレートコア埋設部43b、43cとの間は巻き枠となっており、ここに導線を巻回することにより2次巻線27、28が形成される。なお、中央コア(図示省略、図9中の中央コア29と参照)を、磁性粉末を練り込んだ樹脂で成形し、ボビン43と一体に構成することも可能である。この場合、透磁性を維持するためには、中央コアの断面積を大きくすることが望ましい。また、この例では、後述もするが、プレートコア埋設部43bに、巻線端部を引き出すための、半径方向を向く溝44が形成してある。
この実施の形態2に係るシート型トランスによれば、実施の形態1に係るシート型トランスによる効果に加えて、2次巻線を分割しているので、直径方向においても大きさを小さくすることができるという効果を奏する。また、1次巻線21と2次巻線27、28との距離が近接し、高い結合が得られ、トランスの特性が向上する。
実施の形態3.
図11には実施の形態3に係るシート型トランスの断面を示す。このシート型トランスは、発生する磁束の漏れをできるだけ少なくするようにしたものである。
放電灯(HIDバルブ)の点灯に必要な高電圧パルスには、ある程度の傾きをもって上昇するなだらかな山形の波形が要求されるため、放電灯装置のイグナイタトランスとしては開磁路となる板状の磁性体を使用できるが、DC/DCあるいはDC/ACコンバータ用のトランスにおいては、1次巻線の発する磁束のすべてを2次巻線に鎖交させることが望ましく、結合を高くすることが必要であり、結合を高めるためには磁気回路を閉磁路にすることが必要である。このような理由から、この実施の形態では、2次巻線及び1次巻線の一部の外周部あるいは外周部のほとんどを覆う磁性体の壁を設けるようにしたのである。
このシート型トランスにおいて、平板状の1次巻線51は、中心部が筒状のボビン52の中央部外周に埋設保持されている。射出成形の金型内に平板状の1次巻線51をセットし金型内に樹脂を注入する射出成形などにより、平板状の1次巻線51はボビン52に埋設された状態とされている。1次巻線51の埋設部52aの軸方向両側においてボビン52の軸部の回りに導線を巻回することにより2次巻線53、54が形成されている。2次巻線53、54の導線としては断面が円形又は長方形のものが使われる。
1次巻線51及び2次巻線53、54は、図11に示すように軸方向に分割するが、図12に示すようなカップ状の上下方向に分割したコア55で覆われる。2つのカップ状のコア55は合わせられ、かつボビン52と結合される。磁気回路を閉じて磁気をもらさないようにし、インダクタンスを大きくするようにしたのである。ボビン52の中央部には中央コア56が設けられる。ボビン52と中央コア56との間にはターミナル57、58が設けられる。
なお、中央コア55として棒状のコアを例にあげて説明したが、コア両端面の中央に穴を開けてターミナル57,58を挿入し、固定しても構わない。
2次巻線53、54の軸方向内側の端部は、カップ状のコア55に設けた穴(図示省略)を通してカップ状コア55の外側に引き出され、それぞれターミナル57、58に接続される。2次巻線53、54の半径方向外側に引き出される端部は、カップ状コア55の外側に引き出されることなく内部にて接続される。図11に示す状態で下側に位置するコア55には、板状巻線51の一部が突き出るように穴またはスリット60が設けられ、板状巻線51のコア55から突き出した部分において電源が接続される(図9参照)。
この実施の形態3に係るシート型トランスによれば、実施の形態1による効果に加えて、1次巻線51及び2次巻線53、54の回りがカップ状コア55で覆われるので、1次巻線51の発する磁束のほとんどを2次巻線53、54に鎖交させることができ、よって、漏れ磁束が少なくなり、トランスとしての特性が向上する、という効果を奏する。
実施の形態4.
図13には、実施の形態4に係るシート型トランスの分解斜視外観を示す。このシート型トランスは、図9に示したシート型トランスのプレートコアの形状を工夫したものである。
2次巻線においては、導線を複数層巻き重ねるため、下層の巻線と上層の巻線との間に距離を保つことができる。従って、下層を大きな電位差のある上層から隔絶し、軸方向に直接引き出すようにすれば、耐電圧を確保できる。前述した実施の形態では、プレートコアの中央側に穴をあけてそこから導線を引き出すようにしたのであるが、この実施の形態では、図13に示すように、1次巻線21の埋設部22aを間にしてその両側に設けられるプレートコア61、62に、中央の穴から半径方向に延びて周面に貫通するスリット63、64を設けている。2次巻線を形成する際には、先ず導線をこのスリット63、64よりボビン22の中心部まで落とし込み、その後導線をボビン22の回りに巻回して2次巻線を形成する。つまり、導線をスリット63、64に落とし込むだけで高電圧の巻線の端部をプレートコアの外側に引き出すことができるので、2次巻線の製造が容易となる。
図14(a)(b)には、プレートコア61(プレートコア62についても同様)の他の例のプレートコア65を示す。このプレートコア65は、中央部を厚くし、外周部分を薄くしたものである。1次巻線によって発生する磁束量は、磁気回路のいずれの断面においても等しいので、各部位の磁気回路の断面を等しくすれば磁性部材中の磁束密度を一様な値にすることができる。従って、磁性部材の各部位が磁束の方向に対して等しい断面積を確保するために中央コア近傍の巻線の周囲長が短い部位に対する磁気回路の厚さを厚くし、巻線外周部の周囲長が長い部位に対応する磁気回路の厚さを薄くすることができる。図14(a)(b)において、コア65の内周部、半径r1・厚さt1の部分の磁気的断面積は2π×r1×t1、コアの外周部、半径r2・厚さt2の部分の磁気的断面積は2π×r2×t2であり、外周部のコアの厚さt2は、中心部の厚さt1より薄くしても、磁束を妨げることはない。上記のように、磁気部材の巻線の外周部に対向する部分を薄くすることにより、割高な、磁性材料粉を練り込んだ樹脂の使用量を減らし、トランスを安価に製作することができる。
この実施の形態4によれば、プレートコアに導線引き出し用のスリットを設けたことにより、実施の形態1による効果に加えて、2次巻線の巻回に先立って導線の端部をボビン中央側から容易に引き出すことができるので、巻回作業が容易となる、という効果を奏する。
実施の形態5.
図15には実施の形態5に係るシート型トランスの概略構成を示し、図16にはその回路を示す。このシート型トランスは、2次巻線の巻き方に工夫を施したものである。
図9などに示したように1次巻線の両側に分けて2次巻線を形成するシート型トランスにおいて、1次巻線71を境にして左右の2次巻線72と73の巻回方向を反転し(図中の矢印は巻線方向を示す)、2次巻線の低電圧側巻線72の低電圧端部72aと高電圧側巻線73の高電圧端部73aをそれぞれの2次巻線の中央側に配置し、1次巻線配置部で、2次巻線の低電圧側巻線72の高電圧端部72bと高電圧側巻線73の低電圧端部73bとを接続し、中継した構成となっている。1次巻線71の基板の一部には、低電圧側巻線72の高電圧端部72bと高電圧側巻線73の低電圧端部73bとを接続するための接続部(からげ部)74が半径方向に突出させて形成されている。図15、16中には、電源75及び各巻線71、72、73の接続状態を示してあり、(1)〜(8)は接続箇所を示す。
2次巻線72、73のボビンの中央側、つまり2次巻線の低電圧側巻線72の低電圧端部72aと高電圧側巻線73の高電圧端部73aは、前述同様ボビン上のコアプレートに設けた穴又はスリットを通してボビンの軸方向外側に引き出される。
従来の一方向の巻き方では、巻き始めをボビンの最深部にして、最外周まで巻き上げてから、隣接するボビンの最深部まで線材を引き込み、再び外周に向かって巻き上げることが必要であり、最外周から最深部まで線材を引き込むために、隣接するボビンを隔てる隔壁には、線材と各ボビンの巻線との絶縁を確保する隙間を設け、最外周から最深部まで導くための溝や空間を設ける必要があり、隣接するボビン間の隔壁を薄くすることができなかった。隔壁の厚さはボビンの長さを伸ばすこととなり、ボビンを軸方向に短縮することに関して障害となっていた。
この実施の形態5のように、1次巻線71を境に2次巻線を低圧側2次巻線72と高圧側2次巻線73とに2分し、両者の巻き線方向を反転して、低圧側2次巻線72の低電圧側端部72bと高圧側2次巻線73の高電圧側端部73bとを2次巻線72、73の中心部に配置すれば、低圧側2次巻線72と高圧側2次巻線73の最外周部の端部72a、73aは同じ電位となる。低圧側2次巻線と高圧側2次巻線の最外周部の端部72a、73aを2次巻線72、73間に位置する1次巻線71の位置で接続すれば、2次巻線72、73を最外周から最深部に引き回すことなく最短距離で接続することができ、2分割したそれぞれの2次巻線72、73と中央に配置した1次巻線71とを密着配置することができ、軸方向に短いボビンを実現できる。
回転方向の反転した2次巻線を実現するためには、2次巻線を低圧側の2次巻線72と高圧側の2次巻線73との2回に分けて巻回する必要がある。その際、最初に巻いた2次巻線72(又は73)の終端部が解けないようして次の2次巻線73(又は72)を巻回する必要がある。そのため、1次巻線71を構成するプリント配線板に半径方向に突出させて接続部74を設け、そこに巻回した2次巻線の終端部をからげておくようにしたのである。巻線端部72bをからげておくことにより、巻回した2次巻線72(又は73)は解けたり緩んだりしない。また、この接続部74上で、2次巻線72、73の端部72b、73bを接続するので(接続点(6))、端部72bと73bとの接続も容易となる。
なお、2分割した2次巻線72、73を電気的に接続する方法としてはんだ付けを用いる場合、接続部74ははんだの溶融温度に耐える必要があり、接続部74に金属製のターミナルを形成しておくことも1案であるが、1次巻線71をプリント配線板で構成する場合には、1次巻線用部材の一部に、銅箔を張り付けた突起形状の接続部を形成すれば、はんだ付けの際の熱に対する耐熱性を十分に備えたものとなり、確実な電気的接続をはんだにより得ることができる。
この実施の形態5に係るシート型トランスによれば、前述したように軸方向に短いシート型トランスを実現でき、また巻線をからげる接続部74を設けてあるので、2次巻線72、73同士の接続が容易になると共に、巻線作業も簡素化される。
実施の形態6.
図17には、実施の形態6に係るシート型トランスの概略構成を示し、図18にはその回路を示す。このシート型トランスは、2次巻線の巻き方に工夫を施したものである。
1次巻線81の両側に2次巻線82、83を分けて巻回形成する(図中矢印は巻線の巻回方向を示す)。分けられた2次巻線82、83の中央軸側に引き出される巻線端部82a、83aを、各々極性の異なる高電圧側出力とし、それぞれの2次巻線82、83の最外周側から引き出される巻線端部82b、83bを低電圧側入力としたものである。図17、18中には、電源75及び各巻線81、82、83の接続状態を示してあり、(1)〜(10)は接続箇所を示す。
2次巻線82、83のボビンの中央側、つまり2次巻線の低電圧側巻線82の高電圧端部82aと高電圧側巻線83の高電圧端部83aは、前述同様ボビン上のコアプレートを設けた穴又はスリットを通してボビンの軸方向外側に引き出される。
1次巻線81を境にして2次巻線を極性の異なる高圧を出力する巻線82、83に2分して、それぞれの高電圧端部82a、83aを、2次巻線82、83の中心部に配置すれば、極性の反転したプラス側出力とマイナス側出力を同時に出力する高電圧発生用のトランスを構成することができる。例えば、このトランスを放電灯(HIDバルブ)の点灯を開始するイグナイタ用のトランスとして用いれば、最外周側の両2次巻線の低電圧入力側に放電灯装置の出力を接続し、中央側の高電圧を出力する両2次巻線の端部82a、83aを放電灯のそれぞれの端子に接続することによって(図中の接続部(1)(10))、両高電圧端部の電位差が高く、放電灯には十分な高電圧を与えられながらも、放電灯の各端子に印加される電圧は極性の異なる1/2の電圧であり、絶縁性と安全性において好ましいイグナイタ用のトランスとなる。
1次巻線81を構成する部材、例えばプリント配線板81aには、半径方向に突出させて、出力用の接続部(からげ部)85、86が設けられ、接続部85には、低電圧側の2次巻線82の高電圧端部82aが接続され(接続点(1))、接続部86には、高電圧側の2次巻線83の高電圧端部83aが接続される(接続点(10))。また、1次巻線81を構成する部材には、電源84から1次巻線81に至る経路に2次巻線82、83の低電圧側を接続(接続点(4)(7))するための接続部87、88が形成されている。
なお、2分割した2次巻線82、83を電気的に接続する方法としてはんだ付けを用いる場合、接続部85、86、87、88ははんだの溶融温度に耐える必要があり、接続部85〜88に金属製のターミナルを形成しておくこともできるが、2次巻線を2分割することにより、2次巻線の各高電圧側端部の発生電圧が1/2になり、片側1巻きの2次巻線が発生する高電圧出力端子の高電圧に対して困難な絶縁構成もそれぞれの電圧が低下するために簡易な構成が可能となる。例えば、プリント配線板で構成した1次巻線用部材の一部に、2分割した2次巻線の高電圧端部をからげる突起状の接続部85、86を形成するようにすれば、簡素な形状で十分な耐電圧と耐熱性とを備えた2次巻線の高電圧出力端子を構成することができる。
図19(a)(b)には、実施の形態6の変形例の斜視外観、断面を示す。
実施の形態6は、2次巻線の出力を極性の異なる1/2の電圧にしたものであるが、次のようにすれば、高電圧部と低電圧部の電圧に対して高い耐電圧性を確保できる。1次巻線、2次巻線の構造は、図17、18に示したものと同じであるが、図19(a)(b)では、ボビンも表してある。図19(a)(b)に示すように、中心部が筒状のボビン91の中央部には、一体的に1次巻線92が埋設されている。ボビン91における1次巻線92の埋設部91aに対向させてボビン91上には、ボビン91の一部をなすプレートコア93、94が固定されている。プレートコア93、94には、巻線を導き入れるためのスリット95が形成されている。図19(a)では、プレートコア93側のスリット95のみが現われているが、もう一方のプレートコア94にも同様にスリットが形成されている。
1次巻線92の構成部材であるプリント配線板92aには、半径方向に銅箔を付けて突出させた接続部(からげ部)96、97(図17における接続部85、86に相当)が形成されている。接続部96、97は、端面から交互に切り込み98、99を入れたつづら折り状とし、沿面距離が長くなるようにしてある。また、プリント配線板92aには、半径方向に銅箔を付けて突出させた接続部100、101(図17における接続部87、88に相当)が形成されている。
1次巻線埋設部92aと各プレートコア93、94の間の空間には、図17に示したのと同様にして導線(銅線など)を巻回することにより2次巻線が形成される。つまり、2次巻線は、1次巻線を境にして1/2ずつ分けて形成されるのである。
プレートコア93の外表面と1次巻線92近傍にかけてクランクの絶縁板130が設けられる。低電圧側の2次巻線(図17の2次巻線)の端部82aは絶縁板130に沿って半径方向外側に導かれ、1次巻線92の構成部材であるプリント配線板92aに形成された接続部96に巻き付けられる。なお、このように構成した上で、2次巻線及びその接続部96へのからげ部を含む高電圧部、あるいはシート型トランス全体を樹脂によって埋設絶縁することもできる。
この実施の形態に係るシート型トランスによれば、2次巻線の高電圧側の端部82aを、絶縁板130を間にして接続部96に導くので、2次巻線における高圧側と低圧側との絶縁を確保することができる。しかも、接続部96はつづら折りとなって、1次巻線92との沿面距離も確保でき、この間の絶縁も確保できる。
図20(a)(b)には、図19(a)(b)に示したシート型トランスの変形例の斜視外観、縦断面を示す。ボビン91上に一体的に設けられるプレートコア102には半径方向に突出する案内部103が設けられ、案内部103には溝104が形成されている。2次巻線の高電圧側の端部82aは、プレートコア102の案内部103の溝104内に収容されて、接続部96に導かれる。
この実施の形態6によれば、プレートコア102に案内部103を一体的に設けているので、部品点数を減らすことができる。しかも、案内部103に溝104を設けているので、巻線端部82aを接続部96へ導くことが容易となる。
なお、図9、図15、図16、図17、図18においては、便宜的に1次巻線と2次巻線を接続しているが、それぞれ独立した絶縁構成にしても構わない。
実施の形態7.
図21、22には、この発明に係るシート型トランスを放電灯(HIDバルブ)105のイグナイタ106として適用した放電灯装置の一例を示す。図21は放電灯装置の概略構成図であり、図22はその回路図である。シート型トランス107としては、以上で説明したシート型トランスが使用される。つまり、ボビン108と一体に形成された1次巻線109、プレートコア110、111、1次巻線109とプレートコア110、111との間に構成された2次巻線112、113とからなる。シート型トランス107の出力端部114、115がHIDバルブ105に接続される。シート型トランス107の1次巻線109の構成部材である配線基板117にはイグナイタ106を構成するギャップ(GAP)スイッチ118、コンデンサ119が設けられる。配線基板117には、制御回路(C/U)120を接続するためのコネクタ121も設けられる。ギャップ(GAP)スイッチ118、コンデンサ119は、1次巻線109の高電圧パルス発生回路を構成する。
なお、便宜的に接続コネクタ付の放電灯を説明に使用したが、コネクタのない放電灯の端子に直接出力端部114と115を接続しても構わない。
この実施の形態7によれば、イグナイタ106を構成する部品を1次巻線109の配線基板117に配置するようにしたので、電子部品を接続する専用の基板を削除でき、装置全体を小型化することができると共に、製造コストを低減することもできる。
以上のように、この発明に係るシート型トランスは、2次巻線の高電圧側端部を径方向中央側から引き出すことで、簡素な構成で薄さを損なわずに、高い絶縁性を確保し、高電圧に対応できる小型のシート型トランスとしたので、放電灯点灯装置内で使用されるシート型トランスに用いるのに適している。

Claims (15)

  1. 平板状に形成された1次巻線と、
    前記1次巻線の面に垂直な軸の周りに巻回された2次巻線と、
    中央コアと、
    前記中央コアが挿入され前記2次巻線を巻回するボビンと、
    前記1次巻線及び2次巻線の前記軸方向外側に位置し前記中央コアの外径より大きな平面を有する円板形状であり、当該円板の中央部から周方向に向かう当該円板を切り通すスリットを設けた絶縁性の高い磁性部材であって、ボビンと一体に保持されボビンの一部をなす磁性部材とを備え
    前記ボビンは、前記円板形状の磁性部材を一方の壁とし前記1次巻線と前記2次巻線を分割する仕切りとなる絶縁性の樹脂部材を他方の壁にして両方の壁のあいだに2次巻線を巻回するボビンであって
    前記2次巻線の径方向中央側巻線の端部を前記磁性部材に設けたスリットから前記1次巻線の面に垂直な方向に引き出したことを特徴とするシート型トランス。
  2. 前記2次巻線の径方向中央側に位置されるコアに隣接する出力ターミナルに、前記2次巻線の径方向中央側から引き出した巻線の端部を接続したことを特徴とする請求項1記載のシート型トランス。
  3. 前記1次巻線は、導電性の平板を渦巻状に形成したものであることを特徴とする請求項1記載のシート型トランス。
  4. 前記1次巻線は、プリント配線基板に金属箔を渦巻状に形成したものであることを特徴とする請求項1記載のシート型トランス。
  5. 前記1次巻線を、前記2次巻線を巻回する樹脂製のボビンに埋設したことを特徴とする請求項1記載のシート型トランス。
  6. 前記1次巻線を、複数に分割した2次巻線を巻回するボビンにおける2次巻線を分割する仕切りとなる部分に埋設したことを特徴とする請求項5記載のシート型トランス。
  7. 前記2次巻線を間に挟み、前記1次巻線と対向する平面を持ち、前記2次巻線及び1次巻線の外周部を覆う壁を有した磁性部材を設けたことを特徴とする請求項1記載のシート型トランス。
  8. 前記磁性部材の中央部を厚く、外周部を薄くしたことを特徴とする請求項1記載のシート型トランス。
  9. 前記1次巻線の両側の前記2次巻線の巻回方向を反転し、低電圧側の2次巻線の低電圧端部と高電圧側の2次巻線の高電圧端部をそれぞれ径方向中央側に配し、前記1次巻線の配置部において前記低電圧側の2次巻線の高電圧端部と前記高電圧側の2次巻線の低電圧側端部とを接続し、中継したことを特徴とする請求項6記載のシート型トランス。
  10. 前記1次巻線を構成する部材に、前記低電圧側の2次巻線の高電圧端部と前記高電圧側の2次巻線の低電圧側端部とを接続する接続部を設けたことを特徴とする請求項9記載のシート型トランス。
  11. 前記1次巻線の両側の前記2次巻線の径方向中央側に引き出されるそれぞれの巻線端部を、極性の異なる高電圧側出力とし、各2次巻線の外周側から引き出されるそれぞれの巻線端部を低電圧側入力としたことを特徴とする請求項6記載のシート型トランス。
  12. 前記1次巻線を構成する部材に、前記2次巻線の低電圧側巻線端部を接続する接続部を設けたことを特徴とする請求項9記載のシート型トランス。
  13. 前記1次巻線を構成する部材に、前記2次巻線の高電圧側巻線端部を接続する接続部を設けたことを特徴とする請求項11記載のシート型トランス。
  14. 請求項1記載のシート型トランスを放電灯の始動用高電圧パルス発生用のトランスに用いたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  15. 前記1次巻線を構成する部材に、高電圧パルス発生回路を構成したことを特徴とする請求項14記載の放電灯点灯装置。
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