JPH0513027U - トランス用シートコイル - Google Patents
トランス用シートコイルInfo
- Publication number
- JPH0513027U JPH0513027U JP6632091U JP6632091U JPH0513027U JP H0513027 U JPH0513027 U JP H0513027U JP 6632091 U JP6632091 U JP 6632091U JP 6632091 U JP6632091 U JP 6632091U JP H0513027 U JPH0513027 U JP H0513027U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- sheet
- transformer
- sheet coil
- winding
- Prior art date
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- Pending
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な設備で容易に薄型であって安価なシー
トコイルを得る。 【構成】 マグネットワイヤをフランジ状に巻いて成る
偏平コイル2と、内面にそれぞれ接着剤3が設けられた
一対の絶縁シート4,5とを備え、前記偏平コイル2を
前記絶縁シート4,5によってサンドイッチ状に挟持し
た構成とした。
トコイルを得る。 【構成】 マグネットワイヤをフランジ状に巻いて成る
偏平コイル2と、内面にそれぞれ接着剤3が設けられた
一対の絶縁シート4,5とを備え、前記偏平コイル2を
前記絶縁シート4,5によってサンドイッチ状に挟持し
た構成とした。
Description
【0001】
この考案は、薄型スイッチング電源用トランスや薄型マッチングトランスなど に用いられる薄型のトランス用シートコイルに関する。
【0002】
従来、トランス用のコイルとしては、一般的に、図9に示すように、コイルボ ビン10の胴部外周上にマグネットワイヤを巻回して構成したものが多く用いら れている。
【0003】 また、薄型化したものとしては、図10に示すように、プリント基板20の面 にコイル状に導電部21を形成したものがある。
【0004】
図9に示した従来例においては、両端にフランジ11が形成された中空長方体 状のコイルボビン10にマグネットワイヤを横長に巻回した構成であるため、薄 型に限界があった。
【0005】 また、図10に示したプリント基板方式の従来例は、実開昭61−206号公 報の第5図、第6図等に開示されており、この方法によるとコイル作成に多大な 設備投資が必要となり、コスト高となるという課題があった。
【0006】 この考案は上記のことに鑑み提案されたもので、その目的とするところは、容 易に薄型のものを製造でき、かつ安価なトランス用シートコイルを提供すること にある。
【0007】
この考案は、マグネットワイヤをフランジ状に巻いて成る偏平コイル2と、内 面にそれぞれ接着剤3が設けられた一対の絶縁シート4,5とを備え、前記偏平 コイル2を前記絶縁シート4,5によってサンドイッチ状に挟持した構成とする ことにより、上記目的を達成している。
【0008】
この考案では上記のように構成したため、マグネットワイヤを偏平のシートコ イル状に巻線する技術のみで簡単に薄型であって、かつプリント基板方式に比較 して設備投資がかからないシートコイルを得ることができる。また、外周が絶縁 被覆されたマグネットワイヤ、絶縁シートを使用し、マグネットワイヤからなる 偏平コイルを覆うようにしているため、高い絶縁システムと種々の安全規格に対 し容易に対応できる。
【0009】
図1は本考案の一実施例にかかるシートコイル1の斜視図を示す。図中2は偏 平コイルであり、この偏平コイル2は、その上下に配され、かつ内面にそれぞれ 接着剤3が塗布された薄板状の絶縁シート4,5によってサンドイッチ状に挟持 されている。
【0010】 また、2a,2bは偏平コイル2の巻始め、巻終わりの引出線であり、巻始め 引出線2aは偏平コイル2の本体に対し略直角方向上向きに折り曲げられており 、かつ上側の絶縁シート4の中央部に形成された略矩形の窓aの一辺に形成され た切欠き4aを介し上方に立設して引出されている。また、巻終わりの引出線2 bは絶縁シート4の外側から上方に引出されている。
【0011】 図2は上記偏平コイル2の一例を示す。この偏平コイル2は外周が絶縁被覆さ れた丸線または角線などのマグネットワイヤを巻始め引出線2aの折り曲げられ た根元部分から、例えば治具(図示せず)を用い、その外周に巻回していく。巻 回方向は治具を用いた場合、その長さ方向ではなく、放射方向、つまり径方向と し、マグネットワイヤの外周上に沿って順次重ね合わせられフランジ状に巻いて ゆく。この場合、マグネットワイヤには接着剤が塗布され、順次重ね合わされた 部分は相互に接着され固められ一層の偏平コイル2が形成される。そして、所定 の回数巻いた後、巻終わりの引出線2bを巻始めの引出線2aと同方に折り曲げ れば良い。なお、治具から外せば中央部に鉄心挿通用の窓aを得ることができる 。
【0012】 図3は偏平コイル2の他の例であり、2次側等のターン数の少なくて良いもの については、図示のように、粗に間隔をあけて2〜3本巻きとすれば良い。この 場合、周知のように、マグネッワイヤの材質に起因して保形、つまり偏平コイル の形状を保持し得るので、作業上特に問題はない。
【0013】 図4は本考案のシートコイル1の組立状態を示す。上記のようにして構成した 偏平コイル2をそれぞれほぼ同形状をなし、中央に窓aを有するとともに、内面 に熱硬化性の接着剤3が設けられた一対の絶縁シート4,5によって上下から挟 持し、適宜の手段で熱を加えれば図1に示したように、シートコイル1を容易に 組立てることができる。
【0014】 図5は偏平コイル2が一対の絶縁シート4,5によって挟持された状態を示す 断面説明図を示すもので、接着剤3付の絶縁シート4,5がシートコイル2の固 着の役割と絶縁層の役割をなしている。なお絶縁性をより完全にするには、図6 に示すように両側に断面コ字状をなす絶縁材6を設け、シートコイル2を完全に 覆ってしまえば良い。
【0015】 図7および図8は本考案のシートコイル1を1次、2次コイルとして用い、こ れにE・E型の鉄心7,8を組込んで薄型スイッチング電源用のまたは薄型マッ チングトランスなどを構成した例を示す。組立てにあたっては、シートコイル1 の上下に各鉄心7,8を向かい合わせて配し、その中央脚7a,8aを鉄心挿通 用の窓aに挿通させて一体化し、締付金具あるいは溶接などの適宜の手段により 結合させれば良い。
【0016】 なお、上記実施例ではシートコイル1を用いてトランスを構成した場合につい て説明したが、その他のもの、例えばインダクタについてもシートコイル1を適 用し得ることは勿論である。
【0017】
以上のように、この考案によれば、マグネットワイヤをフランジ状に巻いて偏 平コイルを形成し、その上下より接着剤付の絶縁シートで挟み一体化して構成す るようにしたため、特別な大掛かりな設備は全く必要なく、極めて簡単に、かつ 安価なシートコイルを得ることができる。
【図1】この考案による一実施例のシートコイルの斜視
図。
図。
【図2】シートコイルを構成する偏平コイルの一例。
【図3】同上の偏平コイルの他の例。
【図4】この考案のシートコイルの分解斜視図。
【図5】シートコイルと絶縁シートとの接着状態を示す
図1のA−A線に沿った断面図。
図1のA−A線に沿った断面図。
【図6】絶縁性を向上させたシートコイルの一例。
【図7】この考案のシートコイルを用いて組立てたトラ
ンスの一例。
ンスの一例。
【図8】図7のB−B線断面図。
【図9】一従来例。
【図10】他の従来例。
1 シートコイル 2 偏平コイル 3 接着剤 4 絶縁シート 4a 切欠き 5 絶縁シート 6 絶縁材 7 鉄心 7a 中央脚 8 鉄心 8a 中央脚
Claims (1)
- 【請求項1】 マグネットワイヤをフランジ状に巻いて
成る偏平コイル2と、内面にそれぞれ接着剤3が設けら
れた一対の絶縁シート4,5とを備え、前記偏平コイル
2を前記絶縁シート4,5によってサンドイッチ状に挟
持して成るこを特徴としたトランス用シートコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6632091U JPH0513027U (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | トランス用シートコイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6632091U JPH0513027U (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | トランス用シートコイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0513027U true JPH0513027U (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=13312430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6632091U Pending JPH0513027U (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | トランス用シートコイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0513027U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003036665A1 (fr) * | 2001-10-24 | 2003-05-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Transformateur extra-plat et procede de fabrication |
WO2008053613A1 (fr) * | 2006-10-31 | 2008-05-08 | Mitsubishi Electric Corporation | Transformateur à feuilles et dispositif d'éclairage à lampe de décharge |
JP2008218754A (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-18 | Densei Lambda Kk | トランス |
-
1991
- 1991-07-26 JP JP6632091U patent/JPH0513027U/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003036665A1 (fr) * | 2001-10-24 | 2003-05-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Transformateur extra-plat et procede de fabrication |
WO2008053613A1 (fr) * | 2006-10-31 | 2008-05-08 | Mitsubishi Electric Corporation | Transformateur à feuilles et dispositif d'éclairage à lampe de décharge |
JPWO2008053613A1 (ja) * | 2006-10-31 | 2010-02-25 | 三菱電機株式会社 | シート型トランスおよび放電灯点灯装置 |
US8179223B2 (en) | 2006-10-31 | 2012-05-15 | Mitsubishi Electric Corporation | Sheet type transformer and discharge lamp lighting apparatus |
JP2008218754A (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-18 | Densei Lambda Kk | トランス |
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