JP2656652B2 - トランス - Google Patents
トランスInfo
- Publication number
- JP2656652B2 JP2656652B2 JP2175871A JP17587190A JP2656652B2 JP 2656652 B2 JP2656652 B2 JP 2656652B2 JP 2175871 A JP2175871 A JP 2175871A JP 17587190 A JP17587190 A JP 17587190A JP 2656652 B2 JP2656652 B2 JP 2656652B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- copper plate
- cut
- winding
- mounting terminal
- transformer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はトランスに関し、特に通信用のパルストラン
スおよび電源用の出力トランスに関する。
スおよび電源用の出力トランスに関する。
従来、この種のトランスは、第9図に示すように、巻
線が施されたボビン5と、1対の分割コア4と、巻線の
接続用の実装用を兼ねた端子およびコア固定用ホルダ6
とを有して構成されている。
線が施されたボビン5と、1対の分割コア4と、巻線の
接続用の実装用を兼ねた端子およびコア固定用ホルダ6
とを有して構成されている。
上述した従来のトランスでは、巻線および巻線端末の
処理およびコア組込固定に手間がかかるという問題点が
あった。また、磁路を構成しているコアに切断部分があ
るため、特に透磁率の高いコア材料において、本来の透
磁率を利用できないという問題点があった。
処理およびコア組込固定に手間がかかるという問題点が
あった。また、磁路を構成しているコアに切断部分があ
るため、特に透磁率の高いコア材料において、本来の透
磁率を利用できないという問題点があった。
本発明のトランスは、銅板からなり巻線部分及びその
巻線部分と一体成形された実装端子部分及びその実装端
子部分を一体に接続した先端部とからなる銅板成形部を
有し、ほぼコの字形にプレス成形した前記銅板成形部の
前記コの字形の中央部に樹脂モールドを施し、該樹脂モ
ールドの外周にカットレスコアを組込んでなり、該カッ
トレスコアから延出して垂直をなす前記銅板成形部の前
記先端部を切断して実装端子とし、前記銅板成形部の前
記コの字形部分を一次側巻線および二次側巻線としてい
る。
巻線部分と一体成形された実装端子部分及びその実装端
子部分を一体に接続した先端部とからなる銅板成形部を
有し、ほぼコの字形にプレス成形した前記銅板成形部の
前記コの字形の中央部に樹脂モールドを施し、該樹脂モ
ールドの外周にカットレスコアを組込んでなり、該カッ
トレスコアから延出して垂直をなす前記銅板成形部の前
記先端部を切断して実装端子とし、前記銅板成形部の前
記コの字形部分を一次側巻線および二次側巻線としてい
る。
また本発明のトランスは、前記カットレスコアから延
出して垂直をなす前記銅板成形部を直角に折り曲げ、折
り曲げられて水平をなす前記先端部を切断して表面実装
用の実装端子としている。
出して垂直をなす前記銅板成形部を直角に折り曲げ、折
り曲げられて水平をなす前記先端部を切断して表面実装
用の実装端子としている。
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の銅板成形部の平面図、第
2図は第1図を成形した状態の斜視図、第3図は第2図
のものに樹脂モールドした斜視図、第4図(a),
(b)は本実施例に用いるカットレスコアの斜視図、第
5図は第3図のものにカットレスコアを組込んだ斜視
図、第6図は第5図のものから先端部を切断して実装端
子を得た斜視図、第7図及び第8図は第5図のものから
先端部を折曲げ及び切断して実装端子を得た斜視図、第
9図は第8図のものに端子番号を付加した例を示す斜視
図、第10図(a)ないし(c)は一次側巻線と二次側巻
線の接続構成例を示す回路図である。
2図は第1図を成形した状態の斜視図、第3図は第2図
のものに樹脂モールドした斜視図、第4図(a),
(b)は本実施例に用いるカットレスコアの斜視図、第
5図は第3図のものにカットレスコアを組込んだ斜視
図、第6図は第5図のものから先端部を切断して実装端
子を得た斜視図、第7図及び第8図は第5図のものから
先端部を折曲げ及び切断して実装端子を得た斜視図、第
9図は第8図のものに端子番号を付加した例を示す斜視
図、第10図(a)ないし(c)は一次側巻線と二次側巻
線の接続構成例を示す回路図である。
本実施例は銅板からなり巻線部分1a及びその巻線部分
1aと一体成形された実装端子部分1b及びその実装端子部
分1bを一体に接続した先端部1cとからなる銅板成形部1
を有し、コの字形にプレス成形した銅板成形部1のコの
字形の中央部に樹脂モールド2を施し、この樹脂モール
ド2の外周にカットレスコア3を組込んでなり、このカ
ットレスコア3から延出して垂直をなす銅板成形部1の
先端部1cを切断して実装端子1dとするようになってい
る。
1aと一体成形された実装端子部分1b及びその実装端子部
分1bを一体に接続した先端部1cとからなる銅板成形部1
を有し、コの字形にプレス成形した銅板成形部1のコの
字形の中央部に樹脂モールド2を施し、この樹脂モール
ド2の外周にカットレスコア3を組込んでなり、このカ
ットレスコア3から延出して垂直をなす銅板成形部1の
先端部1cを切断して実装端子1dとするようになってい
る。
また他の実施例では、カットレスコア3から延出して
垂直をなす銅板成形部1を直角に折り曲げ、折り曲げら
れて水平をなす先端部1cを切断して表面実装用の実装端
子1eとするようになっている。
垂直をなす銅板成形部1を直角に折り曲げ、折り曲げら
れて水平をなす先端部1cを切断して表面実装用の実装端
子1eとするようになっている。
即ち、銅板を第1図のように打ち抜いて巻線部分1a,
実装端子部分1b及び先端部1cを一体成形した銅板成形部
1とし、これを第2図のようにコの字形にプレス成形す
る。そのコの字形の中央部に第3図のように樹脂モール
ド2を施し、その外周に第4図のようなカットレスコア
3または3′を組み合せて第5図のようなコイルを得
る。さらに第5図のように垂直に延出する実装端子の先
端部分1cを切断し、第6図に示すように実装端子1dとし
本実施例のトランスを得る。この場合、例えば第5図の
ものでは、樹脂モールド2内の銅板成形部1のコの字部
分が一次側巻線と二次側巻線を形成する。
実装端子部分1b及び先端部1cを一体成形した銅板成形部
1とし、これを第2図のようにコの字形にプレス成形す
る。そのコの字形の中央部に第3図のように樹脂モール
ド2を施し、その外周に第4図のようなカットレスコア
3または3′を組み合せて第5図のようなコイルを得
る。さらに第5図のように垂直に延出する実装端子の先
端部分1cを切断し、第6図に示すように実装端子1dとし
本実施例のトランスを得る。この場合、例えば第5図の
ものでは、樹脂モールド2内の銅板成形部1のコの字部
分が一次側巻線と二次側巻線を形成する。
また他の実施例として表面実装にこのトランスを用い
る場合には、第7図のように実装端子部分を水平に折り
曲げた後、その先端部1cを切断し、第8図に示すように
実装端子1eを有するトランスを得て表面実装用とする。
本実施例のトランスを用いる際には、プリント基板側の
パターンで目的とする巻数比(コイルの場合は巻数)に
なるように接続する。なお、銅板成形部1のコの字部分
のいずれが一次側巻線で、いずれが二次側巻線かについ
ては、プリント基板上での接続および使用方法により、
いずれもが一次側巻線にも二次側巻線にもなり得るた
め、特に指定はできない。例えば、第8図のものに端子
番号を付加して第9図の如くした場合、接続のしかたで
第10図(a)ないし(c)のように様々な巻数比と出力
数が得られ、どれが一次側巻線でどれが二次側巻線かと
いう指定は一概にはできない。
る場合には、第7図のように実装端子部分を水平に折り
曲げた後、その先端部1cを切断し、第8図に示すように
実装端子1eを有するトランスを得て表面実装用とする。
本実施例のトランスを用いる際には、プリント基板側の
パターンで目的とする巻数比(コイルの場合は巻数)に
なるように接続する。なお、銅板成形部1のコの字部分
のいずれが一次側巻線で、いずれが二次側巻線かについ
ては、プリント基板上での接続および使用方法により、
いずれもが一次側巻線にも二次側巻線にもなり得るた
め、特に指定はできない。例えば、第8図のものに端子
番号を付加して第9図の如くした場合、接続のしかたで
第10図(a)ないし(c)のように様々な巻数比と出力
数が得られ、どれが一次側巻線でどれが二次側巻線かと
いう指定は一概にはできない。
以上説明したように本発明は、銅板を打ち抜いたもの
をプレスで巻線部分とすることにより、巻線および実装
端子への巻線端末の接続に対する作業時間が短縮でき経
済的である。また、2分割型のコアを用いる場合に必要
なコア押え用のばねやホルダ類または粘着テープが不要
になる上、その作業時間も不要であるという利点があ
る。さらに、カットレスコアとコアとの組合せが容易
で、磁気的にも同じ巻数で高いインダクタンスが得られ
るという効果が有る。
をプレスで巻線部分とすることにより、巻線および実装
端子への巻線端末の接続に対する作業時間が短縮でき経
済的である。また、2分割型のコアを用いる場合に必要
なコア押え用のばねやホルダ類または粘着テープが不要
になる上、その作業時間も不要であるという利点があ
る。さらに、カットレスコアとコアとの組合せが容易
で、磁気的にも同じ巻数で高いインダクタンスが得られ
るという効果が有る。
第1図は本発明の一実施例の銅板成形部の平面図、第2
図は第1図を成形した状態の斜視図、第3図は第2図の
ものに樹脂モールドした斜視図、第4図(a),(b)
は本実施例に用いるカットレスコアの斜視図、第5図は
第3図のものにカットレスコアを組込んだ斜視図、第6
図は第5図のものから先端部を切断して実装端子を得た
斜視図、第7図及び第8図は第5図のものから先端部を
折曲げ及び切断して実装端子を得た斜視図、第9図は第
8図のものに端子番号を付加した例を示す斜視図、第10
図(a)ないし(c)は一次側巻線と二次側巻線の接続
構成例を示す回路図、第11図は従来のトランスの構造の
一例を示す分解斜視図である。 1……銅板成形部、1a……巻線部分、1b……実装端子部
分、1c……先端部、2……樹脂モールド、3,3′……カ
ットレスコア、4……分割コア、5……巻線が施された
ボビン、6……コア固定用ホルダ。
図は第1図を成形した状態の斜視図、第3図は第2図の
ものに樹脂モールドした斜視図、第4図(a),(b)
は本実施例に用いるカットレスコアの斜視図、第5図は
第3図のものにカットレスコアを組込んだ斜視図、第6
図は第5図のものから先端部を切断して実装端子を得た
斜視図、第7図及び第8図は第5図のものから先端部を
折曲げ及び切断して実装端子を得た斜視図、第9図は第
8図のものに端子番号を付加した例を示す斜視図、第10
図(a)ないし(c)は一次側巻線と二次側巻線の接続
構成例を示す回路図、第11図は従来のトランスの構造の
一例を示す分解斜視図である。 1……銅板成形部、1a……巻線部分、1b……実装端子部
分、1c……先端部、2……樹脂モールド、3,3′……カ
ットレスコア、4……分割コア、5……巻線が施された
ボビン、6……コア固定用ホルダ。
Claims (2)
- 【請求項1】銅板からなり巻線部分及びその巻線部分と
一体成形された実装端子部分及びその実装端子部分を一
体に接続した先端部とからなる銅板成形部を有し、ほぼ
コの字形にプレス成形した前記銅板成形部の前記コの字
形の中央部に樹脂モールドを施し、該樹脂モールドの外
周にカットレスコアを組込んでなり、該カットレスコア
から延出して垂直をなす前記銅板成形部の前記先端部を
切断して実装端子とし、前記銅板成形部の前記コの字形
部分を一次側巻線および二次側巻線とすることを特徴と
するトランス。 - 【請求項2】前記カットレスコアから延出して垂直をな
す前記銅板成形部を直角に折り曲げ、折り曲げられて水
平をなす前記先端部を切断して表面実装用の実装端子と
なすことを特徴とする請求項1記載のトランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2175871A JP2656652B2 (ja) | 1990-07-03 | 1990-07-03 | トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2175871A JP2656652B2 (ja) | 1990-07-03 | 1990-07-03 | トランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0463407A JPH0463407A (ja) | 1992-02-28 |
JP2656652B2 true JP2656652B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=16003668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2175871A Expired - Lifetime JP2656652B2 (ja) | 1990-07-03 | 1990-07-03 | トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2656652B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4595097B2 (ja) * | 2000-04-28 | 2010-12-08 | 学校法人東海大学 | パルス生成装置に用いる筒状トランス装置 |
-
1990
- 1990-07-03 JP JP2175871A patent/JP2656652B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0463407A (ja) | 1992-02-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000164431A (ja) | インダクタ | |
JPH07245217A (ja) | インダクタンス素子及び該素子用コイル | |
JP2656652B2 (ja) | トランス | |
JP3383922B2 (ja) | 巻線形チップトランス | |
JP3429863B2 (ja) | 薄型トランス | |
JP3064492B2 (ja) | 表面実装型線輪部品の製造方法 | |
JPH0723932Y2 (ja) | バランコイル | |
JP3469312B2 (ja) | 薄型トランス | |
JP3409009B2 (ja) | スイッチングトランス | |
JPH04346403A (ja) | 巻線チップインダクタの構成及びその製造方法 | |
JPH02885Y2 (ja) | ||
JPH0513027U (ja) | トランス用シートコイル | |
JP2508000Y2 (ja) | コンバ―タトランス | |
JPH0737290Y2 (ja) | 端子台を備えたコイル装置 | |
JPH03113809U (ja) | ||
JPS5943692Y2 (ja) | 高周波トランス | |
JP2000188226A (ja) | コイル用ボビンおよびこのコイル用ボビンを用いた電磁機器 | |
JPH0138730Y2 (ja) | ||
JPH07130556A (ja) | コイル及びその製造方法 | |
JPH0624979Y2 (ja) | コイル | |
JP2571148B2 (ja) | 表面装着型チョークコイル | |
JPH0711453Y2 (ja) | トランス | |
JPH0451447Y2 (ja) | ||
JP2573329Y2 (ja) | トランス | |
JPH0233413U (ja) |