JPH10340819A - コイル及び薄型変成器 - Google Patents

コイル及び薄型変成器

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JPH10340819A
JPH10340819A JP16527597A JP16527597A JPH10340819A JP H10340819 A JPH10340819 A JP H10340819A JP 16527597 A JP16527597 A JP 16527597A JP 16527597 A JP16527597 A JP 16527597A JP H10340819 A JPH10340819 A JP H10340819A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
thin transformer
present
layer
peripheral direction
Prior art date
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Pending
Application number
JP16527597A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kamata
博行 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH10340819A publication Critical patent/JPH10340819A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻線占積率が向上し、損失が小さいコイル及
びそれを用いた小形で、高い性能を有する薄型変成器を
提供すること。 【解決手段】 ベース6に、コイル2と銅板コイル4を
積層した後、絶縁カバーで覆い、E型フェライト磁芯3
を組み込み、固定して、薄型変成器を得る。コイル2
は、断面が四角状の銅線を時計回りに内周方向から外周
方向に1層に巻回し、その後、内周側より引き出された
リード部を、1層目上に反時計回りに内周方向から外周
方向に2層目として巻線し、2つのリード線がともに外
周より引き出されるように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄型変成器用のコ
イル及びそれを用いた薄型変成器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の薄型変成器のコイルに
は、図8に示すように、丸線を巻芯部に対し、スパイラ
ル状に1層に巻線し、融着したコイル12を使用した
り、基板の両面にコイルパターンを形成した構造の基板
コイルを使用していた。これらのコイルを使用し、図
6、図7、及び図9に示すような従来の薄型変成器1
1、21を得ていた。
【0003】しかし、丸線の空芯コイルにおいては、図
7及び図8に示すように、丸線であるため、隙間が生
じ、また、内周側より引き出される巻始めのリード線1
2aが2層目に存在するため、上下の銅板コイル4間の
巻線占積率が大変小さくなってしまう。即ち、巻始めの
リード線12aは、1層目に巻かれた巻線の上部(また
は下部)に引き出されるため、全体が実質、2層分の厚
みを有してしまい、しかもその2層目の部分は、引き出
されたリード線12aのみのため、巻線占積率が大幅に
低下する要因となっていた。
【0004】また、基板コイルの場合には、図9に示す
ように、基板25が存在するため、巻線占積率が向上せ
ず、特に、多層構造時には大きな欠点となっていた。即
ち、パターン厚に限界があるため、所定の特性を得るの
に、基板コイルを増加させなければならず、その層数の
増加に伴い、基板の使用枚数が多くなり、巻線占積率が
低下する要因となっていた。
【0005】また、基板コイルにおいては、基板の両面
に形成されたコイルパターンを基板のスルーホールで半
田等により接続しているため、損失が大きいという問題
があった。
【0006】従って、これらのことは、近年、要求が強
まってきている変成器の小型、薄型化及び高性能化への
大きな妨げとなっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの欠
点を除去し、巻線占積率が向上し、損失が小さいコイル
及びそれを用いた小形で、高い性能を有する薄型変成器
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、薄型変成器
用コイルにおいて、断面が四角状の銅線をスパイラル状
に密着させて2層巻きし、巻始めのリード線と巻終わり
のリード線を外周より引き出すことにより、巻線占積率
を向上させ、損失を小さくでき、さらに、それを用いる
ことにより、薄型変成器を小型化、高性能化できる。
【0009】即ち、本発明は、 断面が四角状の銅線を
スパイラル状に巻線し、内周側のリード部を1層目の巻
線上に内周側から外周側へ重ねて、スパイラル状に巻線
し、それぞれのリード線を外周側より引き出したことを
特徴とするコイルである。
【0010】また、本発明は、上記のコイルを用いたこ
とを特徴とする薄型変成器である。
【0011】本発明のコイル及び薄型変成器によれば、
損失(銅損失)を小さくでき、発熱を防止できる。ま
た、電源装置としての総合効率を上げることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。本実施の形態では、中央にコイルを配置し、そ
の上下に銅板コイルを組み合わせた代表的な薄型変成器
の例を示す。
【0013】図1は、本発明の薄型変成器の分解斜視図
である。図2は、本発明の薄型変成器の断面図である。
図3は、本発明のコイルの斜視図である。図4は、本発
明のコイルの説明図である。図5は、本発明のコイルの
断面図である。図6は、本発明の薄型変成器の斜視図で
ある。
【0014】図1及び図2に示すように、ベース6に、
1次巻線となるコイル2と、2次巻線となる絶縁フィル
ム5により両面を挟まれた2つの銅板コイル4とを、絶
縁カバー(図示せず)で覆い、2個のE型フェライト磁
芯3を組み込み、絶縁テープ又はホルダー等により固定
して、図6に示すような本発明の薄型変成器が得られ
る。
【0015】本発明のコイルは、図4(a)に示すよう
に、断面が四角状の銅線を、時計回りに内周方向から外
周方向に1層に巻回し、その後、内周側より引き出され
たリード部2cを、図4(b)に示すように、1層目上
に反時計回りに内周方向から外周方向に2層目として巻
線し、2つのリード線2a、2bをともに外周より引き
出すように形成した空芯コイルである。
【0016】なお、1層目から2層目の移行は、図5に
示すように、巻芯相当部2dにおいて行われる。また、
リード線2a,2bの位置は、それぞれ斜線部に相当す
る。
【0017】本発明の薄型変成器は、従来例(図7、図
9)と比較し、巻線占積率が大幅に向上した。また、従
来例(図7)に比べ、1次側と2次側の結合を10%向
上させることができた。
【0018】また、本発明のコイルは、四角状銅線の寸
法をA≦Bとし、寸法を大きくすることにより、厚みを
更に薄くできる。
【0019】なお、本発明に用いられるベースの形状
(側面の絶縁壁の有無、平板部分の形状等)、端子の
数、フェライト磁芯の中央脚の形状等は、本実施の形態
に限定されない。また、本発明のコイルの層数は、本実
施の形態に限定されない。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、巻線占積率が向上し、
損失が小さいコイル及びそれを用いた小形で、高い性能
を有する薄型変成器を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄型変成器の分解斜視図。
【図2】本発明の薄型変成器の断面図。
【図3】本発明のコイルの斜視図。
【図4】本発明のコイルの説明図。図4(a)は、1層
目まで巻線した状態を示す平面図。図4(b)は、巻線
が完了した状態を示す平面図。
【図5】本発明のコイルの断面図。
【図6】本発明及び従来の薄型変成器の斜視図。
【図7】従来の薄型変成器の断面図。
【図8】従来のコイルの平面図。
【図9】従来の他の例の薄型変成器の断面図。
【符号の説明】
1 本発明の薄型変成器 2 (本発明の)コイル 2a、2b (本発明のコイルの)リード線 2c (本発明のコイルの)リード部 2d 巻芯相当部 3 E型フェライト磁芯 4 銅板コイル 5 絶縁フィルム 6 ベース 7 絶縁カバー 11 従来の薄型変成器 12 (従来の)コイル 12a、12b (従来のコイルの)リード線 21 従来の他の例の薄型変成器 22 基板コイル 25 (基板コイルの)基板 A 四角状銅線の縦寸法 B 四角状銅線の横寸法

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が四角状の銅線をスパイラル状に巻
    線し、内周側のリード部を1層目の巻線上に内周側から
    外周側へ重ねて、スパイラル状に巻線し、それぞれのリ
    ード線を外周側より引き出したことを特徴とするコイ
    ル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコイルを用いたことを特
    徴とする薄型変成器。
JP16527597A 1997-06-05 1997-06-05 コイル及び薄型変成器 Pending JPH10340819A (ja)

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