JP3144913B2 - 薄型トランス及びそれを用いた電源装置 - Google Patents

薄型トランス及びそれを用いた電源装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄型トランスとそれを
用いた電源装置及びその電源装置を用いたOA機器やA
V機器等のポータブルな情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の薄型トランスは、例えば特開平4
−42907号公報に記載のように、幅の広い箔を複数枚そ
れぞれ絶縁して積層し、それを巻回した後切り出して得
られる円形薄板状のコイルの一部を一次巻線,その他を
二次巻線としてトランスを構成させるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術で得られ
るトランスは複数のコイルを同一平面上に配置している
ため、トランスの一次と二次の巻数比が1:3以上にな
ると、一次巻線と直接接触しなくなる二次巻線が出てく
る。この場合、二次巻線と一次巻線間の磁気結合が極端
に悪くなり、トランスとしての所要の特性を達成するこ
とができないという問題がある。また、3出力以上の多
出力を取る場合も導体数が4以上となり上記と同様の問
題が生じる。また、OA機器やAV機器等のパーソナル
機器における電源装置は、出力電圧が様々な多出力が要
求されるため、従来技術のトランスを用いて上記電源装
置を構成することには問題がある。
【0004】さらに、上記従来技術のトランスの一次,
二次巻線導体の断面が角形となることから一次,二次巻
線間の静電容量が大きくなってしまい、高周波で使用す
る場合はトランスとしての磁気的な結合の外にこの静電
容量により一次,二次の結合が生じたり、またこの静電
容量と回路のインダクタンスとの間で共振現象が生じて
しまう。このため高周波で動作させることは難しく、高
周波で動作させると損失が増加し高い効率が得られない
という問題がある。
【0005】本発明の目的は、磁気結合が大きく、高周
波で使用しても静電容量により一次,二次の結合が少な
く共振等が生じない安定して動作する薄型トランスと、
かつ本発明の他の目的は、この特性を損なうこと無く巻
数比が1:3以上、多出力が可能な薄型トランスを提供
することにある。
【0006】さらに、本発明の他の目的は、上記薄型ト
ランスを電源装置に用いることで装置全体として薄型化
を図ると共に、この電源装置をOA機器またはAV機器
等のパーソナルな情報処理装置に用いることで装置の小
型,薄型化を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、導体断面が円形でその外周が絶縁された
複数の絶縁導線を平面上で渦巻状に巻回してなるコイル
体で、前記複数の前記導線のうち一部を一次巻線とし、
残りを二次巻線とした構成を薄型トランスの特徴とす
る。
【0008】また、他の目的を達成するために本発明で
は、導体断面が円形でその外周が絶縁された複数の絶縁
導線を近接して渦巻状に複数段巻回してなるコイル体
で、前記複数の前記導線のうち一部を一次巻線,残りを
二次巻線とし、前記二次巻線の複数の導線は前記一次巻
線の導線の表面と接触して巻回されてなる構成を薄型ト
ランスの特徴とする。または他の手段としては、軸にな
る導線の外周に絶縁被膜を介して、複数の導線を同心螺
旋状に巻回した複合導線を、平面上で渦巻状に巻回して
なるコイル体で、前記軸になる導線を一次巻線,他の導
線を二次巻線とした構成を薄型トランスの特徴とする。
【0009】さらに、他の目的を達成するために本発明
では、上記薄型トランスを、電圧変換する部署に用い
て、該トランスを電源回路部品と同一基板上に配置した
電源装置を特徴とする。また、この電源装置をパーソナ
ルコンピュータ,ワードプロセッサ及びディスク装置等
のポータブルな情報処理装置の電源部に用いることを特
徴とした。
【0010】
【作用】本発明によれば、トランスの構成を、複数の絶
縁導線を一次,二次巻線として近接密着して平面に配置
するので、厚み方向に対し隙間無く配置でき、かつ鉄芯
が無く導体のみで構成出来るため薄型化が可能である。
そして、一次,二次の巻線導体は近接接触して配置する
ため高周波で使用する場合は各導体に高周波電流が流れ
るので表皮効果により密着した一次,二次導体の電流の
流れる間隔が近づき、磁気的な結合が良くなる。このた
め、磁性体の鉄芯がなくとも一次巻線が作る磁束のほと
んどを二次巻線で捕捉できるので、一次,二次間の結合
が高くかつ鉄損が無いため、効率がよい。また、一次,
二次巻線は円形断面の絶縁導線を用いるので、両導線を
近接しても点でしか接触しないことより両導線間の静電
容量を最小に出来、高周波でも安定して動作できる。
【0011】また、複数段巻回してなるコイル体あるい
は同心螺旋状に巻回した複合導線により、一次巻線の導
線の表面と接触して二次巻線の導線を複数巻回できるの
で、上記特性を損なうこと無く、二次巻線の接続状態で
巻線比の大きなもの、あるいは多出力を得ることができ
る。
【0012】さらに、上記薄型トランスを、電源回路部
品と同一基板上に配置できるので電源装置の薄型化が図
れる。また、この電源装置をパーソナルコンピュータ,
ワードプロセッサ及びディスク装置等のポータブルな情
報処理装置の電源部に用いることで装置全体として薄型
化が図れる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3により
説明する。図1は導体断面が円形でその外周が絶縁され
た2本の絶縁導線C11,C12を平行に近接させ、この2
本を一緒に同一平面上で渦巻状に巻回してコイル体を形
成し、この絶縁導線C11,C12の両端にそれぞれ端子T
11,T12,T21,T22を設け、この絶縁導線C11,C12
それぞれを一次巻線、二次巻線とすることにより薄型ト
ランスを形成する。図2は図1の2つの巻線C11,C12
を断面で見たときの磁束分布を示す。図示のように巻線
11,C12の外周は絶縁皮膜IS1,IS2が施され、両者
はその絶縁皮膜を介して隣接している。いま、一次巻線
であるC11に交流電流を流したとすると、先ず、周波数
が低い場合には、表皮効果が小さいためC11の断面(中
心部C1L,周辺部C1H)全体に電流が流れる。従って、
低周波では図示のように一次巻線C11のC1L,C1Hで作
られる磁束φ1 は二次巻線C12の断面における中心部C
2L,周辺部C2Hともに包んでいる。しかし、磁束φ2
φ3は二次巻線のC2L,C2Hを全て含んでいないので、
全体として一次巻線の作る磁束を二次巻線が全て捕捉
(鎖交)できない。ところが、周波数が高くなると表皮
効果のため一次巻線の中心部C1Lには電流が流れず、導
体周辺部C1Hに集中して流れるようになる。このため一
次巻線が作る磁束が二次巻線に捕捉されやすくなる。ま
た、二次巻線でも一次と同様に表皮効果で導体の表面の
2Hにしか電流が流れない。この結果、高周波では図示
のように導体C1Hの作る磁束φ1〜φ3は全て二次巻線C
2Hを包むので、二次巻線が磁束を全て捕捉でき一次と二
次の結合が良くなり、その結果一次と二次の電圧変換効
率が良くなる。また、図1のように渦巻状に巻回する事
で、渦巻の内周を通る磁束は全ての導体と鎖交するため
更に結合係数が良くなり電圧変換効率が向上する。
【0014】図3は本実施例の薄型トランスにおける周
波数に対する一次,二次の結合係数を示す。同図に示さ
れるように周波数が10kH以上では結合係数が急に良
くなり、100kH以上では100%に近くなることが
わかる。
【0015】以上、本発明の一実施例によれば、高周波
で鉄損が無く効率の高い薄型で構造が簡単なトランスを
得ることができる。
【0016】図4は本発明の他の実施例を示す。これは
上記絶縁導線C11,C12のそれぞれを単独に平面上で渦
巻状に巻回し、それら巻回したコイルを上下2段に密着
積層し、上段コイルを一次巻線に下段コイルを二次巻線
としてトランスを構成する。この構成によって得られる
トランスとしての効果は上記図2,図3を用いて説明し
たと同様の効果が得られる他に、用途に応じて上記コイ
ルを複数段積層することで、一次と二次の巻線比(電圧
比)を自由に変化でき、また多出力を実現できるという
効果が得られる。
【0017】図5は本発明の他の実施例を示す。同図は
導体断面が円形でその外周が絶縁された4本の絶縁導線
11,C12,C13,C14を互いに接触させて渦巻状に巻
回して構成した薄型トランスを示す。ここでトランスの
断面A−A′は図6に示すように、導線C11,C12,C
13,C14は同じ線径であり、また導線C11,C12と導線
13,C14はそれぞれ同一平面上で2段に配置し、かつ
導線C11,C12と導線C13,C14とは導線の半径分だけ
位置をずらせて上下2段に配置している。ここで、導線
11を一次巻線とし、導線C12,C13,C14を二次巻線
としてトランスを形成すると、図示のように一次巻線C
11に二次巻線C12,C13,C14のいずれもが直接接触し
ており、一次巻線と二次巻線の電磁気的な関係は図2,
図3で説明したのと同様に磁気結合が良好になる構成を
示している。
【0018】なお、図5では4本の導線のうちの1個を
一次巻線に残りの3個を二次巻線としており、ここで各
二次巻線を直列接続すれば1:3の巻数比の出力が出来
る。また、各二次巻線からそれぞれ出力をとれば1:1
の出力が3個とる事も出来る。このように用途にあわせ
て多数のアレンジができる。また他の効果としては、各
段の導体をずらして配置しているため、トランスの厚さ
tは導体径をDとし、導体段数をmとすると(1)式で
表される様に図4で構成されるトランス厚さ(導体の径
Dと段数mをかけた寸法mD)より小さくできる効果が
ある。
【0019】 t=D+(m−1)×(√3/2)×D …(1) 図7は本発明の他の実施例を示す。同図は6本の絶縁導
線C11,C12,C13,C14,C15,C16を互いに接触さ
せ、導線C12,C13と導線C11,C14及び導線C16,C
15がそれぞれ同一平面でそれぞれ3段に配置し、かつ各
段の導体C12,C13とC11,C14及びC16,C15がそれ
ぞれほぼ導線の半径分位置をずらして配置している。こ
こで、一次巻線をC11としたときこの導体の周囲には二
次巻線となる導線C12,C13,C14,C15,C16が配置
される。これにより、図5と同様一次,二次間の結合を
良好に出来ると共にトランスの厚みを小さくできるなど
の効果が得られるのに加え、一次,二次巻線が同一径な
らば1:5までの巻線比が、または1:1の出力が5個
まで取ることができる。
【0020】図8は本発明の他の実施例を示す。これも
図7と同様に段数を3段にした例で、6本の絶縁導線を
使用し、一次巻線をC11,C15にして二次巻線をC12
13,C14,C16に選んだ例であり、各段の導体を導体
径の半分ずらして配置している。この様に配置すると全
ての一次,二次巻線が互いに直接接触しているので結合
が良い。2本の一次巻線を並列接続し、他の4本の導体
を二次巻線として直列に接続すると1:4の巻数比が得
られる。また、一次巻線をC13,C14,C15にして並列
接続し、他の3導体を直列に接続すると1:3の巻数比
が得られ、全ての一次,二次巻線が互いに直接接触して
いるので結合も良い。この様に一次,二次巻線が直接接
触するように選ぶ事で結合も良くしながら、一次,二次
巻線の接続を直列,並列に変えれば巻数比を1:1〜
1:5に選ぶ事が出来る。
【0021】図9は本発明の他の実施例を示す。これは
図5,図7,図8より構成されるトランスの空心部にボ
ビンGC を入れ、ボビンの外周の形状は丁度導線径の半
分の段差を有し、またボビン上下面にはガイド板GS1
S2を設け、更にはボビン若しくはガイド板面に導線引
出用の端子T1,T2,T3,T4を設ける構成にしたとこ
ろに特徴を有する。これにより、このボビンの外周に沿
って導線を巻回すれば、図5,図7,図8のトランスを
容易に製作することができると共に、ガイド板GS1,G
S2により導線の電気的,機械的な保護ができるという効
果が得られる。なお、図9においてガイド板GS1,GS2
が製作後不要ならこれを取り除いてトランスを形成して
も何ら差し支えない。
【0022】図10は本発明の他の実施例を示す。この
例は径の異なる絶縁導線を組み合わせた例である。図示
のように径の小さい4本の導線C12〜C15と径の大きい
1本の導線C11を配置している。径の小さい導線は径の
大きい導線径の半分に選んだ例であり、これを渦巻状に
巻回した断面の一部の2回分を示している。一次巻線を
11とし、他の導線を二次巻線とすると、一次,二次巻
線が直接接触しているので、一次,二次間の結合を良く
する事が出来る。さらに、一次,二次共に同一径の導線
を用いたこれまでの実施例に比べ、導体の占積率が上が
りトランスを小型,薄型化できる。
【0023】なお、同図において、一次巻線をC11
し、二次巻線C12,C13,C14,C15を直列接続して使
用すると1:4の巻数比が得られる。また、二次巻線C
12,C13及びC14,C15を各々並列接続したものを直列
接続すると1:2の巻数比が得られる。
【0024】図11は本発明の他の実施例を示す。この
例は径の小さい1本の導線C11を径の大きい4本の導線
12,C13,C14,C15で囲むようにこれら導線を渦巻
状に巻回する。この時、径の小さい導線は径の大きい導
線径の(√2−1)倍に選んでいる。ここで、一次巻線
をC12,C14に、二次巻線をC11,C13,C15とすると
一次と二次の各巻線は直接接触しているので、一次,二
次巻線の結合を良くする事が出来る。
【0025】なお、同図において、一次巻線C12,C14
を並列接続し、二次巻線C13,C15を直列接続してC11
を単独で使用すると、1:2と1:1の2組の出力が得
られる。また、C11を一次巻線として他を二次巻線とす
る事もできる。
【0026】図12は4本の導線を角型に巻回した本発
明の他の実施例であり、図5は円形に巻回しているがこ
の例は角型の巻枠に同時に巻回する事により平面的に角
形形状に構成できる。図示のように4本の導線C11,C
12,C13,C14を互いに接触させて外周方向に巻回して
コイル体を形成した例である。導線C11,C12,C13
14は同じ線径を用いており、その断面は図6に示すよ
うに導線C11,C12と導線C13,C14がそれぞれ同一平
面でそれぞれ2段に配置し、かつ導線C11,C12と導線
13,C14がほぼ導線の半径分位置をずらして配置して
いる。この様な形状にすれば図5の実施例の効果のほか
に、装置に組み込むときに無駄なスペースがなくなり、
配置し易い効果がある。すなわち、電源に使用する場合
は他の部品との配置が容易でかつ、複数のトランスを配
置するのにも無駄なスペースがなくなり、スペースファ
クターを良くできる。
【0027】図13は本発明によるトランスの一構成例
を示す。同図のトランスの構成において、上記までのト
ランスの構成と大きく異なるところは、一次巻線となる
1本の絶縁被膜した大電流導線11と、二次巻線となる
n本、一例として4本の絶縁被膜した小電流導線21,
22,23,24よりなる同心螺旋巻複合電線2を平面
的に渦巻状に巻回して構成するところである。この同心
螺旋巻複合電線2の構成例を図14により説明する。大
電流導線11を軸とし、その外周に4本の小電流導線2
1,22,23,24を同心螺旋状に巻き付けている。
この構成によれば4本の小電流導線は全て大電流導線と
の幾何的な位置関係がほぼ等しく、従って結合係数や漏
れインダクタンスについても4本の小電流導線間の差異
は小さい。
【0028】このトランスにおいて、例えば外部結線に
より二次巻線の端子21bと22a,22bと23a,
23bと24aを接続することで、二次巻線の端子21
aと24b間の電線の総長は軸となる二次巻線の端子1
1aと11b間の電線の総長のほぼ4倍となる。図14
に示す複合電線2に高周波電流を流すと表皮作用により
一次,二次巻線間の結合が良好になり漏れ磁束が減少す
ることから、一次,二次巻線の鎖交磁束量はほぼ1:4
となり、トランス1の電圧比も1:4となる。また二次
巻線21〜24の全てまたは一部を単独の二次巻線とし
て用いることも可能であり、一つの一次巻線に対して複
数の二次巻線を持つ多巻線トランスとして使用すること
もできる。
【0029】図15は本発明の図13の変形例を示す。
同図は同心螺旋巻複合電線2の一例の断面図を示すが、
一例として3本の12a,12b,12cをまとめて大電
流導線12とし、これを軸としてその外周に、一例とし
て10本の小電流導線27a,27b,…,27jを螺
旋状に巻き付けた例である。ここで大電流導線の3本の
素線12a,12b,12cに絶縁被覆電線を用いても
よく、または裸電線を使用して3本まとめて小電流導体
との間で絶縁層を設けてもよい。また3本の素線12
a,12b,12cの間での転位の有無は問わない。本
実施例によれば大電流導線の必要な断面積を確保したま
ま素線径を小さくできるため、剛性が小さく可撓性が大
きい複合電線2を構成でき、渦巻状に巻回してトランス
を構成する際の作業性が良く、内径の小さいトランスを
製作できる。また素線12a,12b,12cに絶縁被覆
電線を用いた場合には各素線間に渡って流れる渦電流を
防止できることから、損失低減と効率向上の効果もあ
る。
【0030】図16は本発明の図13の変形例を示す。
同図は同心螺旋巻複合電線2の一例の断面図を示す。こ
れは大電流導線13および小電流導線28a,28b,2
8c,28dを細線集合電線で構成した例である。本実
施例によれば各導線を単線で構成した場合に比べて同じ
断面積としても剛性が小さい複合電線2を構成でき、内
径が小さい渦巻状のトランスを作業性良く製作できる。
また各素線に絶縁被覆付電線を用いることで、高周波電
流を流した際の表皮効果による実効的な抵抗増加や、渦
電流による損失増加を防ぐことができ、効率向上を図れ
る効果がある。なお図16には大電流導線13と小電流
導線28a,28b,28c,28dを構成する素線の
線径が同じ例を図示したが、両者の素線径が異なっても
かまわない。
【0031】図17は仕様に応じて本発明の図12で示
した角型形状のコイル体C1 と同じ形状のコイル体を複
数配置した例である。この例では4個のコイル体C1
4を縦横2個ずつ隙間無く配置した。この様に分散し
て配置すれば作り易い大きさのコイル体を作り、そのコ
イル体を配置することが出来るので量産に適している。
ここでは角型の例を示したが、図1のような円形のコイ
ル体を複数配置しても同じ効果が得られる。
【0032】図18は図17に示したような4個のコイ
ル体C1〜C4を配置した場合の最適な配置と接続の例で
ある。ここでは分かり易くするため、一次巻線C11〜C
41のみを示し、その配置と接続を示した。なお、二次巻
線は省略したが一次巻線と同じ接続である。図は同じ形
状のコイル体を4個配置した例であり、図示のように第
1の導体C11のコイル体の外側端子T111 を全体端子T
01に接続し、内側の端子T112を第2の導体C21のコイ
ル体の内側端子T212に、第2の導体C21のコイル体の
外側端子T211を第3の導体C31のコイル体の外側端子
311に接続する。第3の導体C31のコイル体の内側の
端子T312 を第4の導体C41のコイル体の内側端子T
412に接続し、第4の導体C41のコイル体の外側端子T
411は全体の端子T02に接続する。この様に前のコイル
体の外側端子には次の外側端子を、内側端子には次の内
側端子を順次接続する。この様に接続すると図示のよう
に隣あう導体C11と導体C21及びC41の矢印に示すよう
に電流の方向が同じようになり、導体C11の一次巻線と
導体C21の二次巻線の間及び、導体C11の二次巻線と導
体C21の一次巻線の間でも結合するので両コイル体間の
一次巻線と二次巻線との間で結合がさらに良くなる。同
様に各コイル体間の全てで結合が良くなる効果がある。
【0033】図19は複数のコイル体の並列接続の実施
例である。同じ形状のコイル体を4個配置した例で、一
次巻線を簡略化して示した。配線は第1と第3の導体C
11,C31の奇数コイル体の巻終わり端子T111,T311
び第2と第4の導体C21,C41の偶数コイル体の巻始め
端子T212とT412を全体端子T01に接続し、残りの端子
すなわち、第1と第3の導体C11,C31の奇数コイル体
の巻始め端子T112,T312及び第2と第4の導体C21
41の偶数コイル体の巻終わり端子T211,T411 を全
体端子T02に接続する。この様に各コイル体を並列接続
すると図示のように隣あう導体C11と導体C21及びC41
の矢印に示すように電流の方向が同じようになり、同様
に全てのコイル体間の一次,二次間の結合が良くなる。
【0034】図20は三角形に配置したコイル体の直列
接続の実施例である。同じ三角形状のコイル体を4個配
置した例で、一次巻線を簡略化して示した。接続は第1
の導体C11のコイル体の巻終わり(外側)端子T111
全体端子T01に接続し、巻始め(内側)端子T112を第
2の導体C21のコイル体の巻始め端子T212に接続し、
第2の導体C21のコイル体の巻終わり端子T211 を第3
の導体C31のコイル体の巻終わり端子T311に接続す
る。第3の導体C31のコイル体の巻始め端子T312を第
4の導体C41のコイル体の巻始め端子T412 に接続し、
第4の導体C41のコイル体の巻終わり端子T411 は全体
の端子T02に接続する。この様に接続すると図示のよう
に隣あう導体C11と導体C21及びC41の矢印に示すよう
に電流の方向が同じ向きになり、同様に全てのブロック
間の一次,二次間の結合が良くなる。
【0035】図21は本発明の他の実施例を示す。これ
は同心螺旋巻複合電線2を渦巻状に巻回したコイル体3
と、同心螺旋巻複合電線2′を逆方向に巻いたコイル体
3′を重ね合わせてトランス1′を構成した例である。
本実施例においては端子11bと11b′を接続すること
で両渦巻状コイル体3,3′の外周端子11aと11
a′の間に大電流コイルが形成される。巻数が多い小電
流コイルについては例えば端子21bと21b′,21
a′と22a,22bと22b′,22a′と23a,
23bと23b′,23a′と24a,24bと24
b′を接続することで外周端子21aと24a′の間に
大電流コイルのほぼ4倍の長さのコイルが形成される。
本実施例によれば渦巻状のコイル体の内,外周端にまた
がる接続線を設けることなく外周端に所定の端子を形成
することができ、トランスを搭載する回路基板の配線や
周辺回路との配線引き回しが簡略にできる効果がある。
この実施例においてはコイル体3と3′は別体である必
要はなく、1本の同心螺旋巻複合電線2を連続して巻回
して構成すれば、内周端の結線が不要となり、製作工程
が簡略化されて信頼性も向上する。
【0036】本発明においては電線の巻回体がそれだけ
で高周波トランスとして動作することは以上に記載した
とおりであるが、磁路がないことから周囲の空間を流れ
る磁束が多くなる場合もある。そこで図22に一例を示
すように、同心螺旋巻複合電線2のコイル体3の周囲に
磁気シールド体30で包囲して空間に流れる磁束を低減
する構造が効果的である。本構成例によれば磁気シール
ド効果に加えて、比較的低い周波数域でも一次,二次間
の磁気結合向上を図れる効果もある。図22に示した実
施例の磁気シールド体30はフェライトパウダーや磁性
金属粉末等の磁性粒子を混入した樹脂を塗布したり、磁
性粒子を塗布したテープ材を巻き付けて構成することが
できる。またアモルファスや微結晶質の箔状磁性体や珪
素鋼板帯で構成することもできる。この磁気シールド体
30はコイル体3の全体を包囲する閉磁路である必要は
なく、一部分を覆う開磁路構造でも効果がある。
【0037】また、図22にはコイル体3の周囲に磁気
シールド体30で包囲した上に更に銅板等からなる放熱
板HFを設けており、これによりコイル体3に発生する
熱を外部に効率良く放出することができる。
【0038】図23は本発明の薄型トランスを電源装置
に用いたときの一構成例を示す。この電源装置はDC/
DCコンバータであり、図24はその具体的回路を示
す。まず、この図を用いて本発明の薄型トランスと装置
を構成する他の部品との接続関係を説明する。入力に直
流電圧Vi を加え、これと並列に平滑用コンデンサP1
を接続する。これらに直列に薄型トランスC1 の一次巻
線C11とスイッチング素子PTを直列接続する。薄型ト
ランスの二次巻線C12に直列にダイオードD1 を接続
し、この両端にダイオードD2 を接続し、このダイオー
ドD2 に並列にチョークコイルCh とコンデンサP2
接続する。コンデンサP2 の両端から出力V0 を得る。
又、出力電圧V0 を安定化するため出力電圧V0 を制御
回路SCに入力し、制御回路SCは出力V0 の間に抵抗
1 とR2 を接続し、その接続点から増幅器OPに入力
する。更に増幅器OPの他の入力端子には基準電圧VS
を接続する。増幅器OPの出力にはフォトカップラーP
Cの入力に接続する。フォトカップラーPCの出力はパ
ルス幅変調器発信器(PWM OSC)PWを接続し、
その出力にはスイッチング素子PTのベースに接続す
る。
【0039】図23は上記DC/DCコンバータを構成
する薄型トランスC1 ,チョークコイルCh ,パワー素
子PT,ダイオードD1,D2、コンデンサP1,P2,制
御回路CC 及び外部接続用の端子Tm を同一の配線基板
d 上に配置したものである。ここでは、チョークコイ
ルCh として前記薄型トランスの一次巻線のみを使用し
ている。
【0040】以上のように本発明によれば電源装置を構
成する半導体素子と同一の基板上に薄型トランスを取付
けることができるので電源装置として薄型化できるとい
う効果が有る。
【0041】図25は図23の電源装置をパーソナルコ
ンピュータに備えた一構成例を示す。DIはディスプレ
イで、電源装置PSは薄型化によりケースCAの中のキ
ーボードKB下に設置することができる。従来のパーソ
ナルコンピュータの電源装置(アダプター)はケースC
Aの外にあり電源配線が複雑であったがこの点でも本発
明により解消された。なお、本発明の電源装置の適用は
同図のパーソナルコンピュータに限られるものではな
く、ワードプロセッサー等のパーソナルな小型OA機器
の情報処理装置に用いることでより発明の効果が得られ
る。
【0042】図26,図27は本発明の電源装置をパー
ソナルOA機器に配置した場合の各実施例で図は機器の
断面図を示す。図26は、キーボードKBとケースCA
との間にOA機器の部品BHと電源装置の駆動回路PC
を配置し、薄型トランスC1はケースの底の部分に埋め
込んでいる。この様にすると機器の小型,薄型が可能に
なる。
【0043】図27はキーボードKBとケースCAとの
間にOA機器の部品BHと電源装置の駆動回路PCを配
置し、薄型トランスC1,C2はケースの両側に分けて埋
め込んでいる。この様にするとパーソナル機器の小型,
薄型が可能になる。
【0044】図28は図26,図27に示す薄型トラン
スとその配線を示す。電源装置本体から薄型トランスを
離す場合でも、一次巻線と二次巻線の引出線C11HとC
12Hは接近配置させる。この様にすると一次配線部C11H
と二次配線部C12Hの結合が良くなり、この部分でも電
圧変換部として働くので有効に利用できる。又、配線部
の導体を薄型トランスと異なる物を使用しても近接配置
すれば同じ効果が得られる。
【0045】図29は本発明の電源装置をAV機器等の
コンパクト光ディスク装置に用いた一構成例を示す。デ
ィスクDESはケースCAに取付けられたモータM1
より回転駆動され、ディスクDESへの情報の入出力は
光ヘッドPHより行われ、ヘッド送りモータM2 は光ヘ
ッドを移動させるものである。ここで、モータM1 ,ヘ
ッド送りモータM2 等の電源として本発明の電源装置P
Sを用いるがその配置はスペース的にみてヘッド機構P
H,M2 とは反対側のケース上にしている。これにより
装置の薄型化が図れるという効果がある。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、トランスの構成を、複
数の絶縁導線を一次,二次巻線として近接密着して平面
に配置するので、厚み方向に対し隙間無く配置でき、か
つ鉄芯が無く導体のみで構成出来るため薄型化が可能で
ある。そして、一次,二次の巻線導体は近接接触して配
置するため高周波で使用する場合は各導体に高周波電流
が流れるので表皮効果により密着した一次,二次導体の
電流の流れる間隔が近づき、磁気的な結合が良くなる。
このため、磁性体の鉄芯がなくとも一次巻線が作る磁束
のほとんどを二次巻線で捕捉できるので、一次,二次間
の結合が高くかつ鉄損が無いため、効率がよい。また、
一次,二次巻線は円形断面の絶縁導線を用いるので、両
導線を近接しても点でしか接触しないことにより両導線
間の静電容量を最小に出来、高周波でも安定して動作で
きる。
【0047】また、複数段巻回してなるコイル体あるい
は同心螺旋状に巻回した複合導線により、一次巻線の導
線の表面と接触して二次巻線の導線を複数巻回できるの
で、上記特性を損なうこと無く、二次巻線の接続状態で
巻線比の大きなもの、あるいは多出力を得ることができ
る。
【0048】さらに、上記薄型トランスを、電源回路部
品と同一基板上に配置できるので電源装置の薄型化が図
れる。また、この電源装置をパーソナルコンピュータ,
ワードプロセッサ及びディスク装置等のポータブルな情
報処理装置の電源部に用いることで装置全体として薄型
化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の巻線構成図である。
【図2】図1の導体間の結合を示す説明図である。
【図3】図1の特性図である。
【図4】本発明の他の実施例の巻線構成図である。
【図5】本発明の他の実施例の巻線構成図である。
【図6】図5の巻線のA−A′断面図である。
【図7】本発明の他の実施例の巻線構成の断面図であ
る。
【図8】本発明の他の実施例の巻線構成の断面図であ
る。
【図9】本発明の他の実施例の巻線構成の断面図であ
る。
【図10】本発明の他の実施例の巻線構成の断面図であ
る。
【図11】本発明の他の実施例の巻線構成の断面図であ
る。
【図12】本発明の他の実施例の巻線構成図である。
【図13】本発明の他の実施例の巻線構成図である。
【図14】図13における巻線の詳細図である。
【図15】本発明の図13の変形例で巻線の断面図であ
る。
【図16】本発明の図13の変形例で巻線の断面図であ
る。
【図17】本発明の巻線を複数個用いる場合の配置図で
ある。
【図18】本発明の巻線を複数個用いる場合の配置図で
ある。
【図19】本発明の巻線を複数個用いる場合の配置図で
ある。
【図20】本発明の巻線を複数個用いる場合の配置図で
ある。
【図21】本発明の巻線を複数個用いる場合の配置図で
ある。
【図22】本発明の巻線の周囲に磁気シールドを施した
トランスの断面斜視図である。
【図23】本発明の薄型トランスを電源装置に用いたと
きの一構成例である。
【図24】本発明の薄型トランスを用いた電源装置の回
路図である。
【図25】図23の電源装置を備えたパーソナルコンピ
ュータの構成図である。
【図26】本発明の電源装置をパーソナル機器に配置し
たときの機器の断面図である。
【図27】本発明の電源装置をパーソナル機器に配置し
たときの機器の断面図である。
【図28】本発明の薄型トランスと引出線の構成図であ
る。
【図29】図23の電源装置を備えたディスク装置の構
成図である。
【符号の説明】
1 …薄型トランス、C11…一次巻線、C12,C13,C
14…二次巻線、T11,T21,T31,T41…端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02M 3/28 G06F 1/00 331A (72)発明者 叶田 玲彦 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 堀江 秀明 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 萩原 修哉 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 内山 倫行 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 斉藤 達 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (56)参考文献 特開 平4−42907(JP,A) 特開 昭54−110424(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 27/28 H02M 3/28 H01F 41/04 G06F 1/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導体の外周に絶縁膜が被覆された複数の絶
    縁導線を渦巻状に複数段巻回し、該複数段の互いに隣接
    する段の各導線径の中心が水平方向にずれるように巻回
    してあって、前記複数の絶縁導線が前記巻き回しに沿っ
    て前記絶縁膜を介して接触する領域を有し、前記複数の
    前記導線のうち一部を一次巻線、残りを二次巻線とし、
    前記領域全体において前記一次巻線と前記二次巻線とは
    前記絶縁膜を介して接触し、使用周波数が100kHz
    より高いことを特徴とする薄型トランス。
  2. 【請求項2】導体の外周に絶縁膜が被覆された複数の絶
    縁導線を渦巻状に複数段巻回し、該複数の絶縁導線の径
    が少なくとも2種類以上異なっていて、前記複数の絶縁
    導線が前記巻き回しに沿って前記絶縁膜を介して接触す
    る領域を有し、前記複数の前記導線のうち一部を一次巻
    線、残りを二次巻線とし、前記領域全体において前記一
    次巻線と前記二次巻線とは前記絶縁膜を介して接触し、
    使用周波数が100kHzより高いことを特徴とする薄
    型トランス。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記複数の絶縁導線の
    うち、二次巻線となる導線の径は一次巻線となる導線の
    径より小さいことを特徴とする薄型トランス。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3の何れか1項に記載
    の薄型トランスと電源回路部品とを同一基板上に配置し
    たことを特徴とする電源装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の電源装置をケース内に備
    えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記電源装置がキーボ
    ード下に設置されることを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】請求項1から請求項3の何れか1項に記載
    の薄型トランスを用いる電源装置をケース内に備えるこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】請求項7において、前記薄型トランスが前
    記ケースに埋め込まれていることを特徴とする情報処理
    装置。
  9. 【請求項9】請求項8において、前記電源装置の本体と
    前記薄型トランスとを接続する前記薄型トランスの引出
    線、前記薄型トランスの一次、二次巻線の同一極性に接
    続されるものをペアとして近接して配置したことを特徴
    とする情報処理装置。
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