JPH1074634A - コンバータトランス - Google Patents

コンバータトランス

Info

Publication number
JPH1074634A
JPH1074634A JP8230019A JP23001996A JPH1074634A JP H1074634 A JPH1074634 A JP H1074634A JP 8230019 A JP8230019 A JP 8230019A JP 23001996 A JP23001996 A JP 23001996A JP H1074634 A JPH1074634 A JP H1074634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shield plate
coil portion
magnetic shield
coil
converter transformer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8230019A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Tabata
亘 田畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8230019A priority Critical patent/JPH1074634A/ja
Publication of JPH1074634A publication Critical patent/JPH1074634A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は各種電子機器に組み込まれるスイッ
チング電源に使用されるコンバータトランスに関するも
のであり、小型・高性能、高生産性でリーケージフラッ
クスの少ないものを提供することを目的とする。 【解決手段】 1次巻線、2次巻線を少なくとも有する
コイル部14と、このコイル部14に組み込まれるEE
形磁心20a,20bと、このEE形磁心20a,20
bに外周面の少なくとも2辺が当接し、コイル部14を
覆う磁気シールド板21で構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラーテレビジョン
受像機、ディスプレイ、ビデオテープレコーダ等の各種
電子機器に組み込まれるスイッチング電源等に使用され
るコンバータトランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図6、図7により説明す
る。同図によると、1は両端に鍔2を有し上記鍔2の一
端に端子3を植設した端子部4を備えたコイルボビン6
に絶縁被膜を有した導線を巻回してなる1次巻線、2次
巻線を少なくとも有するコイル部であり、このコイル部
1には焼成フェライトからなるEE形磁心5a,5bが
端子部4に乗せられた状態で組み込まれ、接着剤等で磁
心5a,5bおよびコイルボビン6が固着され、さらに
帯状の導体をコイル部1と磁心5a,5bを覆うように
巻回し半田付けによりその端部を固着されたショートリ
ング7により図6に示すコンバータトランスを構成して
いた。
【0003】次に従来の技術の他の例を図8、図9によ
り説明する。同図によると、8は両端に鍔9を有し上記
鍔9の一端に端子3を植設した端子部4を備えたコイル
ボビン10に絶縁被覆を有した導線を巻回してなる1次
巻線、2次巻線を少なくとも有するコイル部であり、こ
のコイル部8には焼成フェライトからなる上端面を連結
した変形EE形の磁心11a,11bが端子部4上に乗
せられた状態で組み込まれ、接着剤等で磁心11a,1
1bおよびコイルボビン10が固着され、図8に示すコ
ンバータトランスを構成していた。
【0004】また図10、図11は図6、図7に示す構
成のコンバータトランスのショートリングに変えてシー
ルドケース12を上記コンバータトランス12aを覆う
ようにした構成である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図6、図
7の構成においては、ショートリング7がコイル部1と
密着固定されているためリーケージフラックスによって
発生するうず電流による発熱が大きくまた放熱しにくい
ため、コンバータトランスの発熱が大きくなり温度上昇
の規格を満足するためにコンバータトランスの形状が大
きくなる要因となっていた。
【0006】また図8、図9の構成においては、磁心1
1a,11bの構成が複雑になり生産性が悪く従ってコ
ストが高くなりコンバータトランスの価格が高くなる要
因となっていた。更に図10、図11の構成において
は、コンバータトランス全体を覆うために、取付実装面
積が大きくまたコストアップの要因となるといった問題
があった。
【0007】本発明は以上のような従来の問題を解決す
るもので、小型で発熱が少なく生産性に優れかつ取付実
装面積が小さくしかもリーケージフラックスの少ないコ
ンバータトランスを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のコンバータトランスは、1次巻線、2次巻線
を少なくとも有するコイル部と、このコイル部に組み込
まれる磁心と、この磁心に外周面の少なくとも2辺が当
接しコイル部を覆う磁気シールド板から構成したもので
ある。
【0009】上記構成により、小型で発熱が少なく生産
性に優れかつ取付実装面積が小さくしかもリーケージフ
ラックスの少ないコンバータトランスが提供できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、1次巻線、2次巻線を少なくとも有するコイル部
と、このコイル部に組み込まれる磁心と、この磁心に外
周面の少なくとも2辺が当接しコイル部を覆う磁気シー
ルド板とで構成したため、外部へのリーケージフラック
スを抑えまたリーケージフラックスにより発生するうず
電流による発熱もなく、構造が簡単なため生産性に優れ
かつ磁気シールド板が磁心の外周面上に配置されるため
サイズも大きくならず取付実装面積も最小限にすること
が可能となるものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、コイル部を少な
くとも2つ以上の分割巻で構成したものであり、1次巻
線と2次巻線を各々分割して配することにより1次巻
線、2次巻線間の電気的絶縁を容易にすることができ、
生産設備が簡単で生産性の向上が図れる。
【0012】請求項3に記載の発明は、磁気シールド板
を円弧状またはコ字状に形成することにより、コイル部
と磁気シールド板間に隙間が得られコイル部で発生した
熱を効果的に放熱することができるため温度上昇がより
一層抑えられトランスの小型化が図れるものである。
【0013】請求項4に記載の発明は、磁心のコーナー
部に突出部を設けこの突出部に平板上の磁気シールドを
当接する構成としたため、磁気シールド板は非常に単純
な形状でよく加工が容易で安価に作ることができるもの
である。
【0014】請求項5記載の発明は、上記磁気シールド
板を樹脂フェライトで形成したために上記効果を得られ
るだけでなくさまざまな形状を容易に得ることができ、
また外部からの耐衝撃性の向上も図れる。
【0015】請求項6に記載の発明は、金属板の少なく
とも片面に磁性層を設けたもので磁気シールド板を形成
したため、上記効果を得られるだけでなく放熱性も高
く、加工が容易で、強度も大きく、シールド効果も大き
いなど種々の効果を得ることができるものである。
【0016】以下、本発明の実施の形態について図1か
ら図5を用いて説明する。 (実施の形態1)図1、図3は完成品の斜視図であり、
図2は分解斜視図である。同図によると、14は両端に
鍔15とこの鍔15間を分割する少なくとも1つ以上の
仕切鍔16を有し、上記鍔15の一端に端子17を植設
した端子部18を備えたコイルボビン19に絶縁被膜を
有した導線を巻回してなる1次巻線、2次巻線を少なく
とも有するコイル部であり、このコイル部14には焼成
フェライトからなるEE形磁心20a,20bが端子部
18上に乗せられた状態で組み込まれ、さらに上記EE
形磁心20a,20bには、外周面の少なくとも2辺が
当接し、コイル部14を覆うように磁気シールド板21
が組み合わされ、接着剤等で上記EE形磁心20a,2
0bと磁気シールド板21およびコイルボビン19が固
着されている。
【0017】以上のように、コイル部14を磁気シール
ド板21で覆うように組み合わされているため、外部へ
のリーケージフラックスにより発生するうず電流による
発熱もなく生産性に優れかつ磁気シールド板21がEE
形磁心20a,20bの外周面上に配されるため、サイ
ズが大きくならず取付実装面積も最小限にすることが可
能となるものである。
【0018】またコイル部14は仕切鍔16により、1
次巻線と2次巻線を分割して配置することにより、1次
巻線、2次巻線間の電気的絶縁を容易にすることが可能
となるため巻線間の絶縁が不要となって生産設備が簡単
で生産性の向上が図れるものである。
【0019】なお、磁気シールド板を、コ字状の磁気シ
ールド板21または円弧状の磁気シールド板22でコイ
ル部14を覆う構成にすると、コイル部14と磁気シー
ルド板21または22間に隙間が得られコイル部14で
発生した熱を効果的に放熱することができるため温度上
昇が抑えられコンバータトランスの小型化が図れるもの
である。
【0020】なお、磁気シールド板21,22は焼成フ
ェライトによる場合を説明したが磁気シールド板を樹脂
フェライトで形成した場合は上記効果に加え、さまざま
な形状を容易に得ることができ、また外部からの耐衝撃
性の向上も図れる。
【0021】また磁気シールド板21または22を金属
板の少なくとも片面に磁性層を設けたもので形成した場
合は、上記効果に加え、放熱性も高く加工が容易で強度
も大きくシールド効果も大きいなど種々の効果を得るこ
とができる。
【0022】(実施の形態2)図4は完成品の斜視図で
あり、図5は分解斜視図である。同図によると、14は
両端に鍔15とこの鍔15の間を分割する少なくとも1
つ以上の仕切鍔16を有し上記鍔15の一端に端子17
を植設した端子部18を備えたコイルボビン19に絶縁
被膜を有した導線を巻回してなる1次巻線、2次巻線を
少なくとも有するコイル部であり上記コイル部14には
コーナー部に突出部23を設けた焼成フェライトからな
るEE形磁心20a,20bが端子部18上に乗せられ
た状態で組み込まれ、さらに上記EE形磁心20a,2
0bのコーナー部に設けた突出部23に当接し、コイル
部14を覆うように板状の磁気シールド板24が組み合
わされ、接着剤等で上記EE形磁心20a,20bと磁
気シールド板24およびコイルボビン19が固着されて
いる。
【0023】以上のようにEE形磁心20a,20bの
コーナー部に突出部23を設けたため、磁気シールド板
24は非常に単純な平坦な板状の形状でよく加工が容易
で安価に作ることができ、またEE形磁心20a,20
bの2辺の一部の突出部23に当接しているためコイル
部14と磁気シールド板24に多くの隙間が得られコイ
ル部14で発生する熱をより効果的に放熱できるため温
度上昇がさらに抑えられコンバータトランスの小型化が
図れるものである。
【0024】なお、1次巻線、2次巻線を少なくとも有
するコイル部14は、コイル部14をコイルボビン19
の仕切鍔16で分割する場合を説明したが、コイル部1
4を、各層に分割して巻回する層巻する構成でも同様の
効果が得られる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明のコンバータトラン
スは、1次巻線、2次巻線を少なくとも有するコイル部
と、このコイル部に組み込まれる磁心と、この磁心の外
周面の少なくとも2辺が当接し、コイル部を覆う磁気シ
ールド板とで構成したことにより、小型で発熱が少な
く、生産性に優れかつ取付実装面積が小さくしかもリー
ケージフラックスの少ないという有利な効果が得られる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるコンバータトラン
スの完成品の斜視図
【図2】同コンバータトランスの分解斜視図
【図3】本発明の他の実施の形態によるコンバータトラ
ンスの完成品の斜視図
【図4】本発明のさらに他の実施の形態によるコンバー
タトランスの完成品の斜視図
【図5】同コンバータトランスの分解斜視図
【図6】従来のコンバータトランスの完成品の斜視図
【図7】同コンバータトランスの分解斜視図
【図8】従来の他の例によるコンバータトランスの完成
品の斜視図
【図9】同コンバータトランスの分解斜視図
【図10】従来のさらに他の例によるコンバータトラン
スの完成品の斜視図
【図11】同コンバータトランスの分解斜視図
【符号の説明】
14 コイル部 15 鍔 16 仕切鍔 17 端子 18 端子部 19 コイルボビン 20a,20b EE形磁心 21,22,24 磁気シールド板 23 突出部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次巻線、2次巻線を少なくとも有する
    コイル部と、このコイル部に組み込まれる磁心と、この
    磁心に外周面の少なくとも2辺が当接しコイル部を覆う
    磁気シールド板からなるコンバータトランス。
  2. 【請求項2】 コイル部が分割巻きで構成された請求項
    1記載のコンバータトランス。
  3. 【請求項3】 磁気シールド板が円弧状またはコ字状に
    形成された請求項1記載のコンバータトランス。
  4. 【請求項4】 磁心のコーナー部に突出部を設け、この
    突出部に平板状の磁気シールド板を当接させた請求項1
    記載のコンバータトランス。
  5. 【請求項5】 磁気シールド板が樹脂フェライトで構成
    された請求項1記載のコンバータトランス。
  6. 【請求項6】 金属板の少なくとも片面に磁性層を設け
    たもので磁気シールド板を構成した請求項1記載のコン
    バータトランス。
JP8230019A 1996-08-30 1996-08-30 コンバータトランス Pending JPH1074634A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8230019A JPH1074634A (ja) 1996-08-30 1996-08-30 コンバータトランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8230019A JPH1074634A (ja) 1996-08-30 1996-08-30 コンバータトランス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1074634A true JPH1074634A (ja) 1998-03-17

Family

ID=16901305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8230019A Pending JPH1074634A (ja) 1996-08-30 1996-08-30 コンバータトランス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1074634A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010028537A (ko) * 1999-09-21 2001-04-06 함상천 자계실드장치
WO2004032159A1 (en) * 2002-10-01 2004-04-15 Delta Energy Systems (Switzerland) Ag Coil form
US7142079B2 (en) 2003-12-26 2006-11-28 Delta Electronics, Inc. Transformer structure
JP2007012686A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Sumida Corporation 磁性素子
JP2009111030A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Nippon Steel Engineering Co Ltd 磁気シールド装置
KR101065491B1 (ko) 2009-11-16 2011-09-19 동양이엔피 주식회사 트랜스포머
JP2013182911A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Audio Technica Corp マイクロホン用トランス

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010028537A (ko) * 1999-09-21 2001-04-06 함상천 자계실드장치
WO2004032159A1 (en) * 2002-10-01 2004-04-15 Delta Energy Systems (Switzerland) Ag Coil form
US7142079B2 (en) 2003-12-26 2006-11-28 Delta Electronics, Inc. Transformer structure
JP2007012686A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Sumida Corporation 磁性素子
JP2009111030A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Nippon Steel Engineering Co Ltd 磁気シールド装置
KR101065491B1 (ko) 2009-11-16 2011-09-19 동양이엔피 주식회사 트랜스포머
JP2013182911A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Audio Technica Corp マイクロホン用トランス

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7218199B1 (en) Structure of transformer
US5502430A (en) Flat transformer and power supply unit having flat transformer
JPH07220950A (ja) インダクタンス素子
JP2000223320A (ja) 大電流用トランス
JPH01154488A (ja) 電子レンジ用昇圧トランス
JPH0442515A (ja) コイル装置
JPH1074634A (ja) コンバータトランス
JPH11144971A (ja) コイル部品およびそれを用いた電源装置
JPH10335146A (ja) インダクタンス素子
US20020113679A1 (en) Transformer apparatus
US6160467A (en) Transformer with center tap
JPH1174138A (ja) 高圧トランス
JP2003017334A (ja) コンバータトランス
JPH10163029A (ja) コモンモードチョークコイル
JPH1174135A (ja) 高圧トランス
EP0875908B1 (en) High frequency transformer
JPH06151207A (ja) コイル及び該コイルを用いた電源トランス
JPS60254604A (ja) 巻線部品
JPH0786059A (ja) コンバータトランス
JPH10340819A (ja) コイル及び薄型変成器
JP4503756B2 (ja) コイルボビン式巻鉄心変圧器
JP3261658B2 (ja) トランス
JP2002217040A (ja) 静止誘導電気機器
JPS60171707A (ja) 小型トランス
JP2751228B2 (ja) コンバータトランス