JP2003347127A - 外鉄型絶縁変圧器 - Google Patents

外鉄型絶縁変圧器

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JP2003347127A
JP2003347127A JP2002157920A JP2002157920A JP2003347127A JP 2003347127 A JP2003347127 A JP 2003347127A JP 2002157920 A JP2002157920 A JP 2002157920A JP 2002157920 A JP2002157920 A JP 2002157920A JP 2003347127 A JP2003347127 A JP 2003347127A
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Kenshichiro Mishima
健七郎 三島
Takeshi Maruyama
武志 圓山
Takeshi Ikeda
剛 池田
Toshimitsu Masaki
俊充 正木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻線を備えたコイルボビンに帯状鋼板を巻回
する製造工程を容易にし、外鉄型絶縁変圧器の小型化を
容易にする。 【解決手段】 矩形枠状のコイルボビン12の外周域に
一次巻線13,14を巻回し、枠状コイルボビン12の
枠内開口部12cに鋼板積層構造の内側鉄心20を配設
して、コイルボビン12の相対する二辺部分12a,1
2bに同二辺部分の外側から帯状鋼板31を巻回して巻
き鉄心構造の外側鉄心30を形成する。外側鉄心30の
中央部と内側鉄心20の両端部を磁気結合されて、外側
鉄心30の両端部と内側鉄心20とで二辺部分12a,
12bを囲む2つの閉磁路を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一次巻線と二次巻
線の間を絶縁するようにした外鉄型の絶縁変圧器で、さ
らに詳しくは、コイルボビンに巻回された巻線に方向性
珪素鋼板などの帯状鋼板を巻き付けて巻き鉄心を形成し
たコイルボビン式巻鉄心構造の外鉄型絶縁変圧器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コイルボビンに巻回された巻線に帯状鋼
板を巻き付けるコイルボビン式巻鉄心構造の外鉄型絶縁
変圧器は、鉄心に導線を巻き付けて巻線とするEI型変
圧器に比べて小型・軽量・高効率であり、薄型で設置ス
ペースが縮小できることから、各種家電の電源トラン
ス、交流器などに使用され、その用途は拡大する傾向に
ある。この種の外鉄型絶縁変圧器の基本的な等価回路を
図6に、構造例を図7乃至図10に示し説明する。
【0003】図7の正面図と図8の平面図で示される外
鉄型絶縁変圧器1は、外周に巻線用巻溝を有する矩形枠
状のコイルボビン2と、コイルボビン2の外周の巻溝に
導線を巻回して形成した一次巻線3及び二次巻線4と、
コイルボビン2の対向する二辺部分である脚部2a,2b
に巻回された一対の巻き鉄心5,6で構成される。コイ
ルボビン2は樹脂成形品で、図9に示すように矩形の外
周に二条平行な巻線用巻溝7,8を有し、一方の巻溝7
に一次巻線3が巻回され、他方の巻溝8に二次巻線4が
巻回される。一次巻線3と二次巻線4が相互に絶縁さ
れ、各巻線3,4の両端はコイルボビン2に固定された
引出し端子(図示せず)に接続される。一対の巻き鉄心
5,6は、それぞれが長尺な方向性珪素鋼板などの帯状
鋼板をコイルボビン2の脚部2a,2bに巻回して構成
される。
【0004】図10は外鉄型絶縁変圧器1の動作原理を
説明するための断面図で、コイルボビン2の一方の脚部
2aの一次巻線3で発生する磁束φ1が巻き鉄心5を通
り、他方の脚部2bの一次巻線3で発生する磁束φ2が
巻き鉄心6を通ることで、各脚部2a,2bの二次巻線
4に電圧が誘起されて変圧器としての動作をする。この
ような変圧器は、帯状鋼板の例えば方向性珪素鋼板を多
層に積層して巻回した巻き鉄心5,6が巻回方向に極め
て良好な磁性を示し、また、巻回方向に切断面や磁気ギ
ャップがなくて漏洩磁束が少ないことから、高効率・高
性能であることが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】矩形枠状のコイルボビ
ン2に一次巻線3と二次巻線4を巻回した後、コイルボ
ビン2の相対する二辺部分の脚部2a,2bのそれぞれ
に帯状鋼板を巻き付けて一対の独立した巻き鉄心5,6
を形成しているが、各脚部2a,2bに帯状鋼板を良好
な状態で多層に巻き付けるためには、予め別な工程で帯
状鋼板を仕上がりに近い状態に巻き付けて予備巻き鉄心
を形成しておき、この予備巻き鉄心を巻き戻しながらコ
イルボビン2の脚部2a,2bに巻き取るといった特殊
な製造工程、製造設備が必要である。そのため、外鉄型
絶縁変圧器は製造設備、製造工程が複雑となって、製造
コストを低減させることが難しい。
【0006】また、予め別な工程で帯状鋼板を仕上がり
に近い状態に巻回した予備巻き鉄心を巻き戻しながらコ
イルボビン2の脚部2a,2bに巻き取るためには、一
対の各巻き鉄心5,6を円筒状にしなければならない制
約がある。この制約のため、図8に示すように各巻き鉄
心5,6の円形の内周面とコイルボビン2の断面矩形の
脚部2a,2bとの間に空隙gが生じ、この空隙gのた
めに変圧器の幅や高さの外形サイズが大きくなる不具合
があった。
【0007】さらに、矩形枠状のコイルボビン2の内周
で囲まれる矩形の枠内開口部2cに帯状鋼板を挿通して
巻き鉄心5,6を形成しているため、帯状鋼板の幅であ
る各巻き鉄心5,6の幅Wが枠内開口部2cの開口寸法
に規制されて、各巻き鉄心5,6の幅Wの寸法公差が大
きくできず、これが変圧器の設計の自由度を小さくして
いる。また、各巻き鉄心5,6が円筒状のため、これが
巻回されるコイルボビン2の脚部2a,2bは必然的に
正方形に近い断面形状となって、コイルボビン2の設計
上の自由度を小さくしている。
【0008】本発明の目的は、製造と小型化が容易であ
り、設計の自由度の大きな外鉄型絶変圧器を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、枠状のコイルボビンと、このコイルボビンに
巻回された一次巻線及び二次巻線と、前記枠状コイルボ
ビンの枠内開口部に配設された内側鉄心と、前記コイル
ボビンの相対する二辺部分に外側から帯状鋼板を巻回し
て形成され、前記枠内開口部に位置する部分で内側鉄心
に磁気結合されて内側鉄心とで前記二辺部分を囲む閉磁
路を形成する鋼板積層構造の外側鉄心とを具備したこと
を特徴とする。
【0010】ここで、枠状のコイルボビンは矩形枠が望
ましいが、楕円枠などの変形枠であってもよい。また、
内側鉄心は、枠状コイルボビンの内周面で囲まれる枠内
開口部を埋める程度の鋼板積層構造などの磁性鋼板ブロ
ックで、この内側鉄心をコイルボビンの枠内開口部に配
設した状態でコイルボビンの相対する二辺部分(矩形の
コイルボビンの相対する脚部など)に長尺な薄い帯状鋼
板が多層に巻回されて外側鉄心が形成される。コイルボ
ビンに外側から薄い帯状鋼板を巻回することで、コイル
ボビンに帯状鋼板が間隙なく巻回されて、コイルボビン
の外形に沿った扁平な横長筒状の外側鉄心が形成され
る。外側鉄心が扁平な横長筒状となることで、外形サイ
ズが小さくなり、外鉄型絶縁変圧器が小型で薄型とな
る。扁平な横長筒状の外側鉄心の相対する二辺の中央部
がコイルボビンの枠内開口部に位置して、この各中央部
の内面が内側鉄心の両端面に磁気結合される。横長筒状
の外側鉄心の前記中央部から分けた左右両端部と、共通
の1つの内側鉄心とで、コイルボビンの相対する二辺部
分を囲む2つの閉磁路が形成される。
【0011】また、外側鉄心はコイルボビンの相対する
二辺部分の外周上に帯状鋼板を密着させて多層に巻回し
て形成されるため、長尺な帯状鋼板を直接的にコイルボ
ビンに巻回すればよく、したがって、帯状鋼板を予め別
工程で仕上がりに近い状態に巻回しておく必要がなくて
外鉄型絶縁変圧器の製造が容易になり、簡単な設備を使
用した製造が可能となる。また、枠状のコイルボビンに
巻回される鉄心は外側鉄心の単数だけであるので、コイ
ルボビンへの帯状鋼板の巻回工程が1工程で済み、変圧
器製造の工程数低減が図れると共に、巻き鉄心数の低減
で外鉄型絶縁変圧器の小型化、コストダウンが容易とな
る。さらに、コイルボビンにその外周側から巻回される
外側鉄心の幅は、コイルボビンの枠内開口部寸法に規制
されないために寸法公差が大きく取れ、外鉄型絶縁変圧
器の設計の自由度が増す。
【0012】また、内側鉄心と外側鉄心の双方は、珪素
鋼板などの磁性鋼板を積層した良磁性鋼板の積層構造に
することが品質上に望ましい。特に請求項2の発明のよ
うに、内側鉄心が矩形状珪素鋼板の積み鉄心であり、外
側鉄心が方向性珪素鋼板の巻き鉄心であることが、外鉄
型絶縁変圧器を高品質、高効率にする上で効果的であ
る。この場合、矩形状珪素鋼板の積み鉄心で構成した内
側鉄心における鋼板積み方向は、方向性珪素鋼板の巻き
鉄心である外側鉄心の巻き方向と直交又は平行する方向
のいずれも可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1乃至図
5を参照して説明する。なお、図1乃至図3は第1の実
施の形態を、図4は第2の実施の形態を、図5は本発明
変圧器の動作原理を説明するためのものである。
【0014】図1(A)(B)に示される外鉄型絶縁変
圧器11は、図6の等価回路と同様な等価回路を有する
変圧器で、略矩形枠状のコイルボビン12と、コイルボ
ビン12の外周の巻溝に巻回された一次巻線13及び二
次巻線14と、コイルボビン12の内周で囲まれる略矩
形の枠内開口部12cに配設された鋼板積層構造の内側
鉄心20と、コイルボビン12の相対する二辺部分の脚
部12a,12bに、この二辺部分の外周から直交させ
て長尺な帯状鋼板を多層に巻回して形成された外側鉄心
30で構成される。
【0015】コイルボビン12は樹脂成形品で、図3の
斜視図に示すように矩形の外周に沿って平行な二条の巻
線用巻溝17,18が形成され、一方の巻溝17に一次
巻線13が巻回され、他方の巻溝18に二次巻線14が
巻回される。両巻線13,14は相互に絶縁され、両巻
線13,14の両端部がコイルボビン12に固定された
引き出し端子(図示せず)に接続される。コイルボビン
12と両巻線13,14の基本構造は、図6乃至図8の
従来構造と同様でよい。また、1つのコイルボビン12
に二条の巻溝17,18を形成したものに限らず、例え
ば、一次巻線が巻回されるコイルボビンと二次巻線が巻
回される別のコイルボビンの一対を重合させた構造にし
てもよい。本発明は、次の鉄心構造を特徴とし、この鉄
心構造から後述するように上記コイルボビン12の設計
上の自由度が増大する。
【0016】内側鉄心20は、矩形の薄い珪素鋼板21
の複数枚を積層した直方体ブロック形状の積み鉄心であ
る。矩形の内側鉄心20の外形寸法はコイルボビン12
の枠内開口部12cの開口寸法より一回り小さく設定さ
れて、内側鉄心20が枠内開口部12cに容易に挿入で
きるようにしてある。内側鉄心20の珪素鋼板21を積
層した方向の厚さDは、コイルボビン12の厚さと同程
度に設定されて、内側鉄心20をコイルボビン12の枠
内開口部12cに収納すると、内側鉄心20の図3での
上下面とコイルボビン12の上下面が揃う。図3の内側
鉄心20の上下面は、最上層の珪素鋼板21の表面と最
下層の珪素鋼板21の裏面で、この上下面が外側鉄心3
0の内周面と磁気結合される。
【0017】外側鉄心30は、図3に示すような薄い帯
状の方向性珪素鋼板31を多層に巻回した扁平な横長筒
状の巻き鉄心である。コイルボビン12に一次巻線13
と二次巻線14を巻回し、コイルボビン12の枠内開口
部12cに内側鉄心20を嵌着した状態で、コイルボビ
ン12の相対する二辺部分の脚部12a,12bの外周
を跨ぐようにして、両脚部12a,12bに長尺な方向
性珪素鋼板31を巻き付ける。このように帯状の方向性
珪素鋼板31をコイルボビン12の枠内開口部12cに
通すことなく外側から巻き付けることで、予め別工程で
方向性珪素鋼板を筒状に巻回しておいて必要時に巻き戻
しをするといった面倒な予備の作業工程や作業設備が省
略できて、変圧器製造工程の低減や製造設備の縮小が図
れる。
【0018】方向性珪素鋼板31をコイルボビン12に
外側から巻き付けることで、方向性珪素鋼板31の幅が
枠内開口部12cの開口寸法に規制されず任意に設定で
き、方向性珪素鋼板31をコイルボビン12に多層に巻
回して形成された外側鉄心30の幅Wの寸法公差が大き
くとれ、幅Wの設計上の自由度が増す。また、方向性珪
素鋼板31をコイルボビン12の枠内開口部12cに通
さないため、コイルボビン12の脚部12a,12bの
内面側の形状や寸法は外側鉄心30で規制されず、した
がって、脚部12a,12bの断面形状は正方形に限ら
ず長方形などにすることも可能となって、コイルボビン
12の設計上の自由度も増大する。
【0019】さらに、方向性珪素鋼板31は、厚さが
0.1mmなどと極薄い柔軟な鋼板で、図1(B)に示
すようにコイルボビン12に巻回すると、コイルボビン
12の外形に沿った扁平な横長筒形で形成される。その
ため、外側鉄心30とコイルボビン12の間に間隙がほ
とんど生じず、外側鉄心30の上下左右の寸法を必要最
小限に設定することができて、外鉄型絶縁変圧器11の
小型化、薄型化が容易になる。
【0020】また、方向性珪素鋼板31は、コイルボビ
ン12に巻回される方向に極めて良好な磁性を示し、こ
れと内側鉄心20の矩形珪素鋼板21を面接合させるこ
とで、外側鉄心30と内側鉄心20が良好に磁気結合さ
れて、コイルボビン12の両脚部12a,12bを囲む
2つの閉磁路が形成される。この閉磁路は漏洩磁束が少
なくて、絶縁変圧器11を高品質、高効率なものにす
る。
【0021】絶縁変圧器11の動作原理を図5で説明す
る。図5で左側の一次巻線13を13a、右側の一次巻
線13を13bとし、横長筒状の外側鉄心30の図5で
左側を30a、右側を30b、中間部を30cとする。
一方の左側の一次巻線13aで発生する磁束φ10は、
内側鉄心20を通る磁束φ101と外側鉄心30の中間
部30cを通る磁束φ102に分かれる。他方の右側の
一次巻線13bで発生する磁束φ20は、内側鉄心20
を通る磁束φ201と外側鉄心30の中間部30cを通
る磁束φ202に分かれる。ここで、左右の両一次巻線
13a,13bに流れる励磁電流の方向は逆向きであ
り、同一大きさの電流であるので、中間部30cを通る
磁束φ102と磁束φ201は互いに打ち消し合う。し
たがって、左側の外側鉄心30aを通る磁束はφ101
だけとなり、右側の外側鉄心30bを通る磁束はφ20
1だけとなり、内側鉄心20には磁束φ101と磁束φ
201の両方が通り、結局は、図5の変圧器は図10の
変圧器と同じ原理で動作して変圧器の働きをする。内側
鉄心20に漏洩磁束の少ない高磁性の矩形珪素鋼板によ
る積み鉄心を使用し、外側鉄心30に巻回方向に高磁性
の方向性珪素鋼板の巻き鉄心を使用することで、小型軽
量で高品質、高効率な絶縁変圧器11が量産性よく製造
できる。
【0022】図4に示される第2の実施の形態の絶縁変
圧器11は、コイルボビン12の枠内開口部12cに収
納される積み鉄心構造の内側鉄心20の矩形珪素鋼板2
1を外側鉄心30に直交させて磁気結合させている。複
数枚の矩形珪素鋼板21を積層し、各珪素鋼板21の図
4で上下の両端面を面一に研磨して、上下両端面を外側
鉄心30の内面である方向性珪素鋼板31の裏面に接合
して磁気結合させる。このような内外両鉄心の磁気結合
も漏洩磁束少なくして良好に行えて、絶縁変圧器11を
高品質、高効率で製造できる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、枠状のコイルボビンの
枠内開口部に内側鉄心を配設して、コイルボビンに外側
から帯状鋼板を巻回して外側鉄心を形成したので、帯状
鋼板を予め別工程で仕上がりに近い状態に巻回しておく
必要がなくて、簡単な設備を使用しての巻き鉄心の巻回
作業が可能となり、しかも、コイルボビンに単数の巻き
鉄心を巻回すればよいので、外鉄型絶縁変圧器の生産性
が向上し、製造コストの低減が可能となる。また、コイ
ルボビンに外側から巻回される外側鉄心の幅は、コイル
ボビンの枠内開口部寸法に規制されないために寸法公差
が大きく設定でき、さらに、コイルボビンの断面形状が
外側鉄心に規制されることなく設定できて、外鉄型絶縁
変圧器の設計上の自由度が増大する効果がある。
【0024】また、1つの枠状コイルボビンに巻き鉄心
が最少数の単数だけ巻回された構造であり、しかも、外
側鉄心がコイルボビンに外側から帯状鋼板を直接に密着
させて多層に巻き付けて形成された外形サイズの小さな
巻き鉄心となるため、外鉄型絶縁変圧器の尚一層の小型
化、薄型化ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の実施の形態を示す外鉄型絶縁
変圧器の正面図、(B)は(A)のX−X線拡大断面図
である。
【図2】図1の絶縁変圧器の斜視図である。
【図3】図1の絶縁変圧器の分解斜視図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す外鉄型絶縁変圧
器の断面図である。
【図5】図1の絶縁変圧器の動作原理を説明するための
断面図である。
【図6】外鉄型絶縁変圧器の基本的な等価回路図であ
る。
【図7】従来の外鉄型絶縁変圧器の正面図である。
【図8】図7の絶縁変圧器の平面図である。
【図9】図7のY−Y線の拡大断面図である。
【図10】図7の絶縁変圧器の動作原理を説明するため
の断面図である。
【符号の説明】 11 外鉄型絶縁変圧器 12 コイルボビン 12a 脚部 12b 脚部 12c 枠内開口部 13 一次巻線 13a 一次巻線 13b 一次巻線 14 二次巻線 17 巻溝 18 巻溝 20 内側鉄心 21 珪素鋼板 30 外側鉄心 30a 外側鉄心 30b 外側鉄心 31 方向性珪素鋼板 g 空隙 W 幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 剛 兵庫県尼崎市名神町3丁目7番18号 音羽 電機工業株式会社本社事業所内 (72)発明者 正木 俊充 兵庫県尼崎市名神町3丁目7番18号 音羽 電機工業株式会社本社事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠状のコイルボビンと、該コイルボビン
    に巻回された一次巻線及び二次巻線と、前記枠状コイル
    ボビンで囲まれる枠内開口部に配設された内側鉄心と、
    前記枠状コイルボビンの相対する二辺部分に外側から帯
    状鋼板を前記内側鉄心と磁気結合させて巻回して、内側
    鉄心とで前記二辺部分を囲む閉磁路を形成する鋼板積層
    構造の外側鉄心とを具備したことを特徴とする外鉄型絶
    縁変圧器。
  2. 【請求項2】 内側鉄心が矩形状珪素鋼板の積み鉄心
    で、外側鉄心が方向性珪素鋼板の巻き鉄心である請求項
    1記載の外鉄型絶縁変圧器。
JP2002157920A 2002-05-30 2002-05-30 外鉄型絶縁変圧器 Withdrawn JP2003347127A (ja)

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