JP5055878B2 - 電気炊飯器 - Google Patents

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Description

本願発明は、複数のマイコン制御手段を備えた電気炊飯器に関するものである。
最近の電気炊飯器では、マイコン制御手段を備え、例えば白米、早炊き、新米、すしめし、炊き込み、玄米、おかゆ等の各種の炊飯メニューの選択設定とそれらに対応した炊飯工程の制御並びに保温制御を行えるようにしたものが多くなっている。また、保温の場合にも、例えば標準保温やつやつや保温などの保温メニューに加え、高め、低め、標準等任意の保温温度の設定が可能となっている。
そして、これら各種炊飯又は保温メニューの選択設定は、炊飯器本体の外ケース前面側の操作パネル部に設けられた各種操作キーとその操作設定状態を表示するディスプレイとを使用して行われるようになっており、そのようにして選択設定操作が行われると、それに対応した炊飯又は保温メニューのプログラムが上記マイコン制御手段側のメモリ部から自動的に読み出されて、適切な炊飯又は保温制御が実行されるようになっている(特許文献1参照)。
特開平11−137421号公報(明細書第1−8頁、図1−11)
ところで、従来の電気炊飯器の場合、上述のようなマイコン制御手段は1個であり、該1個のマイコン制御手段が、上記操作パネル裏側の各種操作キーおよび表示部を備えた操作基板に別途並設されたマイコン基板に設けられており、炊飯器本体内内ケース部のIGBT(又はトライアック)およびIGBT駆動回路(又はヒータ駆動回路)を備えた制御基板側IGBT駆動回路(ヒータ駆動回路)とワイヤーハーネスで接続され、IGBT駆動回路(又はヒータ駆動回路)を制御するようになっている。
このため、製品の機種を多くし、各機種ごとに炊飯又は保温制御機能のレベルを変え、そのグレードに応じて製品機能の拡張を図ろうとすると、機種毎にマイコン制御手段を変えることが必要になり、きわめて製品コストが高くなる。
したがって、実際には機種毎にマイコン制御手段を変えることはせず、できるだけ少ない幾つかの製品グループ毎に共通のマイコン制御手段を使用しているのが一般的であり、最近のような製品の高機能化、ネットワーク化による機能の拡張要求に対応しづらい課題があった。
本願発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、炊飯又は保温制御用のマイコン制御手段を、複数の機種の各機種に共通な基本的な炊飯又は保温機能の制御を行う主マイコン制御手段と複数の機種の各機種によってレベルが相違する上記基本的な炊飯又は保温機能を超えた拡張的な制御を行う複数の副マイコン制御手段とに分け、上記主マイコン制御手段に対して上記複数の副マイコン制御手段の内の任意の副マイコン制御手段を所望に組み合わせることにより、機種に応じた拡張的な制御機能を自由に実現できるようにした電気炊飯器を提供することを目的とするものである。
本願各発明は、上記の目的を達成するために、それぞれ次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1) 請求項1の発明
先ず、本願請求項1の発明の電気炊飯器は、内鍋と、内鍋を主として炊飯時において加熱する炊飯用内鍋加熱手段と、内鍋を主として保温時において加熱する保温用内鍋加熱手段と、炊飯用内鍋加熱手段を駆動する炊飯用内鍋加熱手段駆動回路と、保温用内鍋加熱手段を駆動する保温用内鍋加熱手段駆動回路と、炊飯時において炊飯用内鍋加熱手段駆動回路の駆動状態を制御する一方、保温時において保温用内鍋加熱手段駆動回路の駆動状態を制御するマイコン制御手段と、操作手段および表示手段とからなり、上記マイコン制御手段を、制御機能のレベルを異にする複数の機種の電気炊飯器の各機種に共通な基本的な炊飯又は保温機能の制御を行う主マイコン制御手段と同複数の機種の電気炊飯器の各機種によって相違する上記各機種に共通な基本的な炊飯又は保温機能を超えた拡張的な機能の制御を行う複数の副マイコン制御手段とに分け、上記主マイコン制御手段に対して上記複数の副マイコン制御手段の内の任意の副マイコン制御手段を所望に組み合わせることにより、当該機種に応じた拡張的な制御機能を実現できるようにするとともに、上記主マイコン制御手段上記炊飯用又は保温用の各加熱手段駆動回路を備えた制御基板に設ける一方、上記副マイコン制御手段上記操作手段および表示手段を備えた操作基板に設け、かつ上記副マイコン制御手段に専用のバックアップ電源設けてなる電気炊飯器であって、各機種毎の定格電力の設定について、上記主マイコン制御手段に各機種の内の最大定格出力を基準値として記憶させることによって全ての機種に適用可能とする一方、各機種毎の個別の定格電力を副マイコン制御手段に記憶させることによって各機種に応じた最終的な個別の定格電力が設定されるようにしたことを特徴としている。
したがって、このような構成によれば、少なくとも電気炊飯器の複数の機種の内の各機種に共通な基本的な炊飯又は保温機能の制御を行う主マイコン制御手段を製品の全ての機種に共通するものとすることができ、同汎用化により主マイコン制御手段を可及的に低コスト化することが可能となる。
そして、その上で、同主マイコン制御手段に対して電気炊飯器の複数の機種の各機種によって相違する基本的な炊飯又は保温機能を超えた拡張的な機能の制御を行う複数の副マイコン制御手段の内の任意の副マイコン制御手段を機種毎に適宜選択して組み合わせれば、当該機種の電気炊飯器のグレードに応じて拡張された高機能の制御が行われる電気炊飯器を容易に提供することができるようになり、従来のように1個のマイコン制御手段で多機種化、高機能化を図る場合に比べて遥かに自由度が高く低コストで済むようになる。
また、同構成では、その場合において、上記主マイコン制御手段は炊飯又は保温用の加熱手段駆動回路を備えた制御基板に設けられている一方、上記副マイコン制御手段は操作手段および表示手段を備えた操作基板に設けられている。
このように、主マイコン制御手段を、例えばIGBTおよびIGBT駆動回路、保温ヒータ駆動回路等の炊飯又は保温用加熱手段駆動回路を備えた制御基板に設ける一方、副マイコン制御手段を操作手段および表示手段を備えた操作基板に設けるようにすると、例えば内鍋底部のセンターセンサからの温度検知データ等の炊飯又は保温の基本的な制御に必要な検知データを可及的に短かいリード線を介して主マイコン制御手段に確実に入力させることが可能となり、ワークコイル等からのノイズの影響も受けにくくなる。
また、同主マイコン制御手段からのデータは例えば同主マイコン制御手段部分でアナログ値からデジタル値に変換した上で操作基板側の副マイコン制御手段に転送することが可能となるので、この点でも途中でノイズを拾うことなく、より高精度なデジタルデータの送信が可能となる。
しかも、以上の構成の場合、その場合において、さらに上記副マイコン制御手段には、専用のバックアップ電源が設けられている。
このような構成によると、後述するように、上記主マイコン制御手段からの被制御部の動作情報(内鍋温度、負荷電流、電圧など)を入力監視し、被制御部に異常が生じた場合にフェイルセーフ制御を行う場合の副マイコン制御手段の動作の信頼性を向上させることができる。
その結果、制御機能の信頼性も大きく向上する。
しかも、以上の構成の場合、それらに加えて、さらに各機種毎の定格電力の設定について、上記主マイコン制御手段に各機種の内の最大定格出力を基準値として記憶させることによって全ての機種に適用可能とする一方、各機種毎の個別の定格電力を副マイコン制御手段に記憶させることによって各機種に応じた最終的な個別の定格電力が設定されるようになっている。
この結果、同構成によると、上記制御基板に対して機種に応じた操作基板を接続するだけで、自動的な電力設定が可能になる。
(2) 請求項2の発明
次に本願請求項2の発明の電気炊飯器は、上記請求項1の発明において、主マイコン制御手段は、単独で被制御部のフェイルセーフ制御を行うようになっているとともに、それに対応する異常状態の解除は副マイコン制御手段で行うようになっていることを特徴としている。
このように主マイコン制御手段が、単独で被制御部に異常が生じた時のフェイルセーフ制御を行うようになっていると、被制御部に異常が生じた場合には、それに応答して主マイコン制御手段のみで速やかにフェイルセーフを掛けることができ、直接的にシステムの安全が確保される。
(3) 請求項3の発明
次に本願請求項3の発明の電気炊飯器は、上記請求項1又は2の発明において、副マイコン制御手段は、主マイコン制御手段からの被制御部の動作情報を入力監視し、被制御部に異常が生じた場合にはフェイルセーフ制御を行うようになっていることを特徴としている。
このように、副マイコン制御手段が、主マイコン制御手段からの被制御部の動作情報を入力監視し、被制御部に異常が生じた場合には、それに応答して速やかにフェイルセーフ制御を行うようになっていると、主マイコン制御手段の暴走時をも含めたトータルでの製品の安全性、信頼性を確保しやすくなり、さらにそれに応じた具体的なユーザーへの対応情報の表示、アラームの報知等もしやすくなる。
しかも、上述のように、副マイコン制御手段には、専用のバックアップ電源が設けられているので、それだけ上記主マイコン制御手段からの被制御部の動作情報(内鍋温度、負荷電流、電圧など)を入力監視し、被制御部に異常が生じた場合にフェイルセーフ制御を行う場合の副マイコン制御手段側の動作の信頼性をも高くなる。
以上の結果、本願発明によると、最近の電気炊飯器の高機能化、ネットワーク化にも容易かつ低コストに応じることが可能となる。
図1〜図8は、本願発明の最良の実施の形態に係る電気炊飯器の全体および要部の構成と作用をそれぞれ示している。
(基本構成)
先ず本願発明の最良の実施の形態における電気炊飯器は、例えば内鍋(飯器)3として電磁誘導の可能な磁性金属板よりなるものが採用されている一方、当該内鍋3に対する炊飯時の加熱手段として、合成樹脂製の内ケース4を介して当該内鍋3の底壁部3aから側壁部3bの略全体を包み込むように当該内鍋3の底壁部3aの中央部側と側方部側に対応する2組のワークコイルC1,C2が設けられ、また当該内鍋3に対する保温時等の加熱手段として、当該内鍋3の側壁部3bの全周に対応する保温ヒータH1、開口縁部3cの全周に対応する肩ヒータH2が設けられている。
そして、それらを後述する内鍋3に近い制御基板5A側の主マイコン制御ユニット32Aと操作パネル20側操作基板5B上の副マイコン制御ユニット32Bとの2つのマイコン制御ユニットによって適切に駆動制御することによって、適切な炊飯/調理機能と保温機能とを実現できるようになっている。
主マイコン制御ユニット32Aは、複数の機種の各機種に共通な基本的な炊飯又は保温機能の制御を行うものとして構成されている一方、副マイコン制御ユニット32Bは複数の機種の各機種によって相違する上記各機種に共通な基本的な炊飯又は保温機能を超えた拡張的な機能の制御を行うものとして構成されており、上記主マイコン制御ユニット32Aに対して予じめ用意されている複数の副マイコン制御ユニット32B,32B・・・の内の任意の副マイコン制御ユニット32Bを所望に組み合わせることにより、当該機種に応じた上記拡張的な制御機能を自由に実現できるようにしたことを特徴としている。
一方、それらの機能に応じたタイマー予約や炊飯および保温メニュー、加熱調理メニューの選択、それら各メニューに対応した加熱量、加熱パターン、保温温度、保温時間などの選択設定操作は、当該電気炊飯器本体の前面側操作パネル部20に設けられた各種入力スイッチ群(操作キー群)22a〜22iを介してユーザーにより行われ、その選択設定内容は上記副マイコン制御ユニット32Bのメモリ部にメモリされると同時に上記操作パネル部20の液晶表示部21に表示される。
そして、同選択設定情報は、インターフェイス回路を介して上述の制御基板5A側の主マイコン制御ユニット32Aに供給され、その情報内容に応じて最終的に上記ワークコイルC1,C2および保温ヒータH1、肩ヒータH2が制御されるようになっている。
上記液晶表示部21には、例えば炊飯、調理(パン発酵/焼き)、保温の各メニュー、設定された保温温度、設定保温時間、保温経過時間(保証時間)、現在時刻、タイマー炊飯予約時刻、炊飯完了,調理完了までの残時間、その他の各種必要事項(図2、図3を参照)が表示されるようになっている。
この液晶表示部21は、例えば図3に示すようなセグメント表示方式の普及型液晶パネル21bと、該セグメント表示方式の液晶パネル21bに変えて、例えば図2に示すドットマトリクス(アクティブマトリクス)表示方式の高級型液晶パネル21aとの少なくとも2機種のものが準備されており、例えば図2に示すようにドットマトリクス表示方式の液晶パネル21aが採用された時には、現在時刻(AM5:30)と現在時刻以外の時刻又は時間に関する表示(例えばタイマー予約時刻AM7:30、その他炊飯・調理残時間、保温時間、保温経過時間など)とを同時に表示するようになっている。
これら2つのタイプの液晶パネル21a,21bは、上記製品機種によって、制御機能が異なる副マイコン制御ユニット32B,32B・・・とセットされる形で構成された操作基板5B,5B・・・上に設けられている(図6参照)。
(炊飯器本体部分の詳細な構成)
該電気炊飯器の炊飯器本体は、例えば図1に示すように、内部に誘起されるうず電流によって自己発熱が可能な例えばステンレス鋼板等の磁性金属板よりなる内鍋(飯器ないし保温容器)3と、該内鍋3を任意にセットし得るように形成された合成樹脂製の有底筒状の内ケース(保護枠)4と、該内ケース4を保持する外部筺体である有底筒状の外ケース1と、該外ケース1と上記内ケース4とを一体化して形成された炊飯器器体の上部に開閉可能に設けられた蓋ユニット2とから構成されている。
上記内ケース4の底壁部4aの下方側にはコイル台7が設けられ、その上部には、フェライトコアを介し、上記内鍋3の底壁部3aの中央部と側方部の各位置に対応して各々リッツ線が同心状に巻成された2組のワークコイルC1,C2が、それぞれ内鍋3の底壁部3aの中央部から側壁部3bに到る略全体を包み込むように設けられており、それらにより通電時には内鍋3の略全体にうず電流を誘起して、その全体を略均一に加熱するようになっている。そして、該ワークコイルC1,C2は、それぞれ相互に直列に接続されている(したがって、以下の動作説明および図4の制御回路図では単にワークコイルCとして示す)。
そして、その一端は、例えば図4の制御回路図に示すように整流回路35および平滑回路36を介した電源ラインに、また他端はIGBT(パワートランジスタ)37のコレクタにそれぞれ接続されている。
また、上記内ケース4の側壁部には、保温時において加熱手段として機能する保温ヒータH1が設けられており、保温時において上記内鍋3の全体を有効かつ均一に加熱するようになっている。
また、上記内ケース4の前方側には、例えば図4および図5に示されるような、ワークコイルC1,C2、保温ヒータH1、肩ヒータH2等を駆動制御する上記IGBT37やヒータ駆動回路33,45、電源電圧整流用のダイオードブリッジよりなる整流回路35、平滑回路36、制御基板用主マイコン制御ユニット32A、EEPROM27Aなどを備えた制御基板5Aが上下方向に延びて設けられている。
この制御基板5Aの下部には、例えば上記IGBT37に接して放熱用のヒートシンク82が設けられ、その下部側には冷却ファン8が設けられている。冷却ファン8は、上記外ケース1の底部に形成された空気吸込グリル81から吸入した空気を上記ヒートシンク82および制御基板5Aを介して上記内ケース4の外周囲に流し、必要な発熱部の冷却を行う。
一方、上記ヒートシンク82には、例えば当該ヒートシンク82の上昇温度を検知するヒートシンクセンサが設けられており、上記冷却ファン8の駆動回路10、駆動トランジスタ10a(図4参照)は、該ヒートシンクセンサの検知温度が所定の設定値以上になると、自動的に作動して上記冷却ファン8を駆動する。
これにより、常時冷却ファン8を駆動する場合に比べて、可能な限り電力消費量を節減することができる。
また上記外ケース1は、例えば合成樹脂材で形成された上下方向に筒状のカバー部材1aと、該カバー部材1aの上端部に結合された合成樹脂製の肩部材11と、上記カバー部材1aの下端部に一体化された合成樹脂製の底部材1bとからなり、かつ上記内ケース4の底壁部4aとの間に所定の広さの断熱および通風空間部を形成した全体として有底の筒状体に構成されている。そして、該外ケース1の前面部上方には、例えば図2、図3に示すような略半月形状の操作パネル部20が設けられている。
該操作パネル部20の内側には、十分に広く大きな表示面積をもつ液晶表示部21が設けられ、その周囲には炊飯スイッチ22a、タイマー予約スイッチ22b、取消スイッチ22c、保温スイッチ22d、再加熱スイッチ22e、メニュー選択スイッチ22f、時スイッチ22g、分スイッチ22h、省エネモード選択手段である省エネスイッチ22i等の各種操作スイッチが配設されている。
そして、該操作パネル20の内側には、操作基板5Bが所定の間隔を保って設けられている。この操作基板5B上には、上記各種操作スイッチ22a〜22i各々の接点部、後述する操作基板用副マイコン制御ユニット32BおよびEEPROM27B、バックアップ電源、セグメント表示方式の液晶パネル21b又はドットマトリクス表示方式の液晶パネル21a等が設けられている(図5,図6参照)。
さらに、上記内ケース4下方側のコイル台7の中央部には、上下方向に同心状に貫通したセンタセンサ収納空間部が形成されており、該センタセンサ収納空間部中に上下方向に昇降自在な状態で、かつ常時コイルスプリングにより上方に上昇付勢された状態で内鍋温度検知センサSおよび内鍋検知スイッチLSを備えたセンタセンサCSが設けられている。
一方、符号2は蓋ユニットであり、該蓋ユニット2は、その外周面を構成する外カバー12と、内周面を構成する内カバー13と、該内カバー13の下側に着脱可能に設けられた金属製の放熱板16とから構成されている。なお、符号14は、内鍋3の開口縁部3cに対応するようにして上記放熱板16の外周部に設けられたパッキンである。
この蓋ユニット2は、上記外ケース1上部の肩部材11に対してヒンジ機構を介して回動自在に取付けられており、その開放端側には、該蓋ユニット2の所定位置に係合して該蓋ユニット2の上下方向への開閉を行うロック機構18が設けられている。
(制御基板5Aおよび操作基板5Bの構成)
ところで、本実施の形態の場合、上述の制御基板5Aは、普及タイプの通常機種から高機能タイプの機種までの全ての機種に共通に仕様できるマスター基板として構成されており、例えば図4および図5に詳細に示されるように、制御基板用主マイコン制御ユニット32A、EEPROM27Aを中心として、温度検知回路43、内鍋検知回路44、パルス幅変調回路41、IGBT駆動回路42、保温ヒータ駆動回路33、肩ヒータ駆動回路45、冷却ファン駆動回路10等を備え、主として各種の炊飯又は保温制御に必要な基本的な負荷回路(基本機能)の制御を行うようになっている。
一方、操作基板5Bは、例えば図4および図5に具体的に示されるように、操作基板用副マイコン制御ユニット32B、EEPROM27B、バックアップ電源E、液晶パネル21(21a,21b)、音声回路17等を備えている。
そして、操作基板用副マイコン制御ユニット32Bには、上述した操作パネル部20の炊飯スイッチ22a、タイマー予約スイッチ22b、取消スイッチ22c、保温スイッチ22d、再加熱スイッチ22e、メニュー選択スイッチ22f、時スイッチ22g、分スイッチ22h、省エネモード選択手段である省エネスイッチ22i等の各種操作スイッチの操作信号が入力されるようになっている。そして、それに対応した必要な点灯表示部(LED)23a〜23dを点灯させる。
また、上記操作基板用副マイコン制御ユニット32Bには、上記各入力スイッチ22a〜22iを介して入力されたユーザーの指示内容を判断する所望の認識手段が設けられており、該認識手段で認識されたユーザーの指示内容に応じて上記制御基板5A側の制御基板用主マイコン制御ユニット32Aに当該機種に応じた必要なデジタルデータを送り、所望の炊飯/調理又は保温機能、所望の炊飯/調理又は保温メニュー、それら炊飯/調理又は保温メニューに対応した所定の加熱パターンを設定して、その炊飯加熱制御手段又は保温加熱制御手段を適切に作動させて所望の炊飯/調理又は保温を行うようになっている。
したがって、ユーザーは、上記各入力スイッチ22a〜22iを使って炊飯/調理又は保温、タイマー予約、予約時刻設定、白米又は玄米、早炊、おかゆ、すしめし、炊き込み等の炊き分け、通常モード又は省エネモードその他の各種の炊飯/調理又は保温機能の選択設定内容を入力すれば、それに対応した機能内容が当該操作基板5B側の副マイコン制御ユニット32B内の認識手段を介して、制御基板5A側主マイコン制御ユニット32Aの炊飯/調理および保温加熱パターン等設定部に自動的に設定入力され、対応する炊飯/調理又は保温加熱制御が所望の制御パターン(通常/省エネ)で適切になされるようになる。
(操作基板5Bの具体的な構成)
上述のように、本実施の形態の場合、制御基板5Aは、普及タイプの通常機種から高機能タイプの機種までの全ての機種に共通に使用できるマスター基板として構成されており、複数の機種の各機種に共通な炊飯又は保温制御を行うようになっている。
しかし、一方上記操作基板5Bは、例えば図6に具体的に示されるように、上述した普及タイプの機種に対応したものから高機能タイプのものまでの複数種のものによって構成されており(但し、図6中では説明を簡単にするために、高機能機種用のもの5Baと通常機種用のもの5Bbとの2種のもので示している)、それぞれ高級な制御プログラムを内蔵した副マイコン制御ユニット(32bit)32Baと通常の制御プログラムを内蔵した操作基板用副マイコン制御ユニット(8bit)32Bbとそれらに対応した液晶パネル21a,21b、音声回路17等を備えている。
そして、これら各操作基板用副マイコン制御ユニット32Ba,32Bbには、その機能に応じて上記各入力スイッチ22a〜22iを介して入力されたユーザーの指示内容を判断する所望の認識手段が設けられており、該認識手段で認識されたユーザーの指示内容に応じて各機種に共通な制御基板5A側の制御基板用主マイコン制御ユニット32Aにデジタルデータを送り、機種に応じた所望の炊飯/調理又は保温機能、所望の炊飯/調理又は保温メニュー、それら炊飯/調理又は保温メニューに対応した所定の加熱パターンを設定して、その炊飯加熱制御手段又は保温加熱制御手段を適切に作動させて所望のプログラムによる炊飯/調理又は保温を行う。
制御基板5A側および操作基板5Ba,5Bb側には、それぞれ相互に嵌合されるピン結合型コネクタC0,C1が設けられており、それらを利用して機種(グレード)に応じた制御プログラムを有する操作基板5Ba又は5Bbが共通のプロトコルで任意に設置される。
したがって、このような構成によれば、少なくとも複数の機種の内の各機種に共通な基本的な制御を行う主マイコン制御ユニット32Aおよび制御基板5Aを製品の全ての機種に共通するものとすることができ、同汎用化により可及的に低コスト化することが可能となる。
そして、その上で、同主マイコン制御ユニット32Aおよび制御基板5Aに対して複数の機種の各機種によって相違する拡張的な制御を行う複数の副マイコン制御ユニット32Ba,32Bbおよび操作基板5Ba,5Bbの内の任意の副マイコン制御ユニットおよび操作基板を適宜選択して所望に組み合わせれば、当該機種のグレードに応じて拡張された高機能の電気炊飯器を容易に提供することができるようになり、従来のように1個のマイコン制御手段で多機種化、高機能化を図る場合に比べて遥かに自由度が高く低コストで済む。
そして、この場合、例えば各機種毎の定格電力の設定について、先ず制御基板5A側主マイコン制御ユニット32AのEEPROM27Aには、各機種の内の最大定格出力1200(W)を基準値として記憶させ、全ての機種に適用可能として置く。
一方、各機種毎の定格電力は、操作基板5B側副マイコン制御ユニット32BのEEPROM27Bに記憶させて置く。
そして、炊飯器本体の組立時に上記制御基板5Aの主マイコン制御ユニット32Aに対して操作基板5B側の副マイコン制御ユニット32Bが接続され、第1回目の電源が投入されると、それに対応して副マイコン制御ユニット32B側EEPROM27Bの定格電力値(例えば800W)が主マイコン制御ユニット32A側EEPROM27Aに書き込まれ、機種に応じた最終的な定格電力が設定される。
このようにすると、制御基板5Aに対して機種に応じた操作基板5Ba,5Bbを接続するだけで、自動的な電力設定が可能になる。
従来は例えば合数サイズ毎に、それぞれの制御基板でそれぞれ定格電力に調整していたが、同構成によれば、制御基板5Aの単品部品検査時には上記最大定格の電力値で検査するが、製品になったときは制御基板側副マイコン制御ユニット32Bがもっている設定値により、定格電力が自動調整されることになる。
そして、以上の場合において、上記主マイコン制御ユニット32Aは上述のようにIGBT駆動回路42等加熱手段駆動回路を備えた制御基板5Aに設けられている一方、副マイコン制御ユニット32B(32Ba,32Bb)は操作スイッチ22a〜22iおよび点灯表示部23a〜23d、液晶表示部21(21a,21b)を備えた操作基板5B(5Ba,5Bb)に設けられていることを特徴としている。
したがって、例えば内鍋3の底部3aのセンターセンサCS部からの温度検知データ、鍋検知データ等の炊飯又は保温の基本的な制御に必要な検知データを可及的に短かいリード線を介して主マイコン制御ユニット32Aに確実に入力させることが可能となり、ワークコイルC1,C2等からのノイズの影響も受けにくくなる。
また、同主マイコン制御ユニット32Aからのデータは例えば同主マイコン制御ユニット32A部分でアナログ値からデジタル値に変換した上で操作基板側5B(5Ba,5Bb)の副マイコン制御ユニット32B(32Ba,32Bb)に転送することが可能となるので、この点でも途中でノイズを拾うことなく、より高精度なデジタルデータの送信が可能となる。その結果、制御機能の信頼性も大きく向上する。
また、操作スイッチ22a〜22iの操作信号が同一基板上の副マイコン制御ユニット32B(32Ba,32Bb)に直接応答性良く入力され、上記主マイコン制御ユニット32Aは該副マイコン制御ユニット32B(32Ba,32Bb)からの制御情報に基いて制御されるようになっている。
このように、主マイコン制御ユニット32Aを基本的な炊飯又は保温制御機能のものとして構成し、同主マイコン制御ユニット32Aをユーザーにより操作設定された副マイコン制御ユニット32B(32Ba,32Bb)からの制御情報に基いて制御するようにすると、主マイコン制御ユニット32Aの制御シーケンスの可及的なシンプル化を図ることができ、より効果的に主マイコン制御手段の汎用化、低コスト化を図ることができる。
また、上記主マイコン制御ユニット32Aは、単独で被制御部のフェイルセーフ制御を行うようになっているとともに、それに対応する異常状態の解除は副マイコン制御ユニット32B(32Ba,32Bb)で行うように構成される。
このように主マイコン制御ユニット32Aが、単独で被制御部に異常が生じた時のフェイルセーフ制御を行うようになっていると、被制御部に異常が生じた場合には、それに応答して主マイコン制御ユニット32Aのみで速やかにフェイルセーフを掛けることができ、直接的にシステムの安全が確保される。
さらに、上記副マイコン制御32B(32Ba,32Bb)は、上記主マイコン制御ユニット32Aからの被制御部の動作情報(内鍋温度、負荷電流、電圧など)を入力監視し、被制御部に何らかの異常が生じた場合には可及的速やかにフェイルセーフ制御を行うように構成される。
このように、副マイコン制御ユニット32B(32Ba,32Bb)が、主マイコン制御ユニット32Aからの被制御部の必要な動作情報を入力監視し、被制御部に異常が生じた場合には、それに応答して速やかにフェイルセーフ制御を行うようになっていると、主マイコン制御ユニット32Aの暴走時をも含めたトータルでの製品の安全性、信頼性を確保しやすくなり、それに応じた具体的なユーザーへの対応情報の表示、アラームの報知等もしやすくなる。
これらの結果、本願発明によると、最近の電気炊飯器の高機能化、ネットワーク化にも容易かつ低コストに応じることが可能となる。
(炊飯器本体側制御回路部分の全体的な構成と作用)
次に図4は、上述のように構成された炊飯器本体側の炊飯/調理および保温制御(通常/省エネ)、液晶パネル21a,21bの表示制御、その他の制御を行う上述の制御基板側主マイコン制御ユニット32Aおよび操作基板側マイコン制御ユニット32B(32Ba,32Bb)を中心とする制御回路部分の全体的な構成を示している。
図4中、符号32Aが上述のような炊飯加熱制御手段および保温加熱制御手段、液晶パネル表示制御手段に加え、内鍋温度判定手段、内鍋検知手段、ブザー報知手段等を備えた炊飯・保温・表示制御用の基本となる主マイコン制御ユニット(CPU)であり、該主マイコン制御ユニット32Aはマイクロコンピュータを中心として構成され、例えば内鍋3の温度検知機能、ワークコイル駆動制御機能、内鍋3のセット状態検知機能、保温ヒータおよび肩ヒータ等駆動制御機能等を有して構成されている。
そして、先ず上記内鍋3の底壁部3a側センタセンサCS部の内鍋温度検知センサS、内鍋検知スイッチLSに対応して設けられた温度検知回路43および内鍋検知回路44には、例えば上記内鍋温度検知センサSによる内鍋3の底壁部3aの温度検知信号、内鍋検知スイッチLSによる内鍋検知信号がそれぞれ入力されるようになっている。
また、ワークコイル駆動制御回路は、例えばパルス幅変調回路41、同期トリガー回路40、IGBT駆動回路42、IGBT37、共振コンデンサ38によって形成されている。そして、上記主マイコン制御ユニット32Aにより、上記パルス幅変調回路41を制御することにより、例えば炊飯工程に応じて上記ワークコイルC(C1,C2)の出力値および同出力値でのONデューティー比(例えばn秒/16秒)をそれぞれ適切に変えることによって、炊飯工程の各工程における内鍋3の加熱温度と加熱パターンを炊飯量を考慮して適切に可変コントロールし、均一な吸水作用と加熱ムラのないご飯の炊き上げを実現するための適切な出力制御が行われるようになっている。
また同主マイコン制御ユニット32Aにより、それぞれ上記保温ヒータ駆動回路33および肩ヒータ駆動回路34を制御することにより、例えば保温又は炊飯工程に応じて上記保温ヒータH1、肩ヒータH2の出力値および同出力値でのONデューティー比(例えばn秒/16秒)をそれぞれ適切に変えることによって、保温又は炊飯工程の各工程における内鍋3の加熱温度と加熱パターンとを実際の炊飯量を考慮して適切に可変コントロールするための適切な出力制御が行われるようになっている。
また、符号22a〜22iは上述した各種入力スイッチ部であり、同スイッチの必要なものが適切に操作されると、先ず上記副マイコン制御ユニット32B(32Ba,32Bb)側の認識手段によってユーザーの指示内容が認識され、その認識内容に応じて当該機種の制御プログラムに応じた所望の炊飯又は保温加熱パターンを設定し、同設定された制御データが上記制御基板5A側の主マイコン制御ユニット32Aに入力される、そして、同主マイコン制御ユニット32Aが上記炊飯加熱制御手段又は保温加熱制御手段を適切に作動させて所望の炊飯/調理又は保温を行うようになっている。
なお、上述の図2、図3中の符号23aは炊飯表示ランプ、23bは保温表示ランプ、23cは予約表示ランプ、23dは省エネ表示ランプ、また同上述の図4中の符号39は、上記IGBT37のフライホイールダイオード、35は、家庭用AC電源30との間に挿入された上記ワークコイル駆動用のダイオードブリッジを内蔵した電源側整流回路、36はその平滑回路である。
(基板の検査方法)
さらに上述の各操作基板5B(5Ba,5Bb)は、例えば図7のように所望の位置に第1の赤外線素子RS1を有しており、それに対応する第2の赤外線素子RS2を有して例えば工場の製品検査ライン側方部に設置されている製品検査機器51との間の双方向赤外線通信システム50を使用して、ワイヤレスで製品検査を行うことができる。
これはまた制御基板5Aの場合にも全く同様であり、図7と同様の方法で製品検査を行うことができる。
(ネットワーク展開)
さらに図8の構成は、例えば上述の操作基板5B(5Ba,5Bb)に変えて、ネットワークボード52〜54の接続をも可能としたものであり、符号C0は、同図8に示すような各種製品機能拡張用のネットワークボード52,53,54接続用のピンコネクタであり、同各種ネットワークボード52,53,54との間で各種のデジタルデータ信号がシリアルに入出力され、様々なオプション機能を煩雑な設定作業なしに接続できるデジタル送受信システムを構成している。
なお、ここでのオプション機能とは、マスタ基板である制御基板5A側にあらかじめ備えられた機能に付加する新たな機能を言い、あわせて必要なハードウェアを追加することを意味している。
そして、この双方向性の送受信通信システムは、例えば図8に示されるように、各種の製品機能拡張用のネットワークボード52,53,54の何れかを任意に組み合わせることにより、
例えば(1)ネットワークボード52の場合:第1,第2の赤外線素子RS1,RS2を介して接続した携帯電話55によりメーカー側のサイトとリンクしている所定のネットワークサーバーとの通信を可能とし、製品機能拡張データ、またメンテナンス、修理情報等を入手する。
(2)ネットワークボード53の場合:同様にして接続したパソコン、固定電話等の家庭内LANシステムを介して同じくメーカー側のサイトに接続する。
(3)ネットワークボード54の場合:1家庭を単位とする電力線通信ネット(PLCネット)を利用して家庭内の各種の電気製品の監視コントロールを電気炊飯器側で行う。この場合、必要に応じ、所定のゲートウェイ手段を介して外部の社会システム(病院/消防署/電力会社/学校/その他)と情報の送受を可能とすることによって、家族・家庭のセキュリティー機能を向上させる。
〜等の各種の広いネットワークシステムを構築することが可能となる。
このため、上記各ネットワークボード50〜54は、それぞれ上述の制御機能に対応したプログラムデータを格納したEEPROMおよびマイコンを有して構成されている(図示省略)。
このように、マイコンを有するネットワーク接続用のネットワークボード(機能拡張用のオプションボード)52,53,54を所望に切り替えて接続できるようにすると、それによりさまざまな通信仕様に対応することができ、上述した電気炊飯器の一層の多機能化が可能となる。
本願発明の最良の実施の形態に係る電気炊飯器本体の構成を示す断面図である。 同電気炊飯器のドットマトリクス表示方式の液晶表示パネルを中心とする操作パネル部分の正面図である。 同電気炊飯器のセグメント表示方式の液晶表示パネルを中心とする操作パネル部分の正面図である。 同電気炊飯器の制御回路部分の全体的な構成を示すブロック図である。 同制御回路のマイコン設置基板部分の構成を示す図である。 同制御回路のマイコン設置基板の操作基板の選択例を示す図である。 同操作基板の製品検査方法を示す図である。 上記電気炊飯器の制御基板部分に複数のコネクタを設けて、各種ネットワークボードの接続を可能とした場合の構成を示す図である。
Aは炊飯器本体、C1,C2,Cはワークコイル、H1は保温ヒータ、1は外ケース、2は蓋ユニット、3は内鍋、20は操作パネル、21は液晶表示部、21aはドットマトリクス表示方式の液晶パネル、21bはセグメント表示方式の液晶パネル、30はAC電源、32Aは制御基板用主マイコン制御ユニット、32Bは操作基板用副マイコン制御ユニット、50Aは制御基板、50Bは操作基板、51は製品検査機器、52,53,54はネットワークボードである。

Claims (3)

  1. 内鍋と、内鍋を主として炊飯時において加熱する炊飯用内鍋加熱手段と、内鍋を主として保温時において加熱する保温用内鍋加熱手段と、炊飯用内鍋加熱手段を駆動する炊飯用内鍋加熱手段駆動回路と、保温用内鍋加熱手段を駆動する保温用内鍋加熱手段駆動回路と、炊飯時において炊飯用内鍋加熱手段駆動回路の駆動状態を制御する一方、保温時において保温用内鍋加熱手段駆動回路の駆動状態を制御するマイコン制御手段と、操作手段および表示手段とからなり、上記マイコン制御手段を、制御機能のレベルを異にする複数の機種の電気炊飯器の各機種に共通な基本的な炊飯又は保温機能の制御を行う主マイコン制御手段と同複数の機種の電気炊飯器の各機種によって相違する上記各機種に共通な基本的な炊飯又は保温機能を超えた拡張的な機能の制御を行う複数の副マイコン制御手段とに分け、上記主マイコン制御手段に対して上記複数の副マイコン制御手段の内の任意の副マイコン制御手段を所望に組み合わせることにより、当該機種に応じた拡張的な制御機能を実現できるようにするとともに、上記主マイコン制御手段上記炊飯用又は保温用の各加熱手段駆動回路を備えた制御基板に設ける一方、上記副マイコン制御手段上記操作手段および表示手段を備えた操作基板に設け、かつ上記副マイコン制御手段に専用のバックアップ電源設けてなる電気炊飯器であって、各機種毎の定格電力の設定について、上記主マイコン制御手段に各機種の内の最大定格出力を基準値として記憶させることによって全ての機種に適用可能とする一方、各機種毎の個別の定格電力を副マイコン制御手段に記憶させることによって各機種に応じた最終的な個別の定格電力が設定されるようにしたことを特徴とする電気炊飯器。
  2. 主マイコン制御手段は、単独で被制御部のフェイルセーフ制御を行うようになっているとともに、それに対応する異常状態の解除は副マイコン制御手段で行うようになっていることを特徴とする請求項1記載の電気炊飯器。
  3. 副マイコン制御手段は、主マイコン制御手段からの被制御部の動作情報を入力監視し、被制御部に異常が生じた場合にはフェイルセーフ制御を行うようになっていることを特徴とする請求項1又は2記載の電気炊飯器。
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