JP2008110220A - 電気炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】セグメント表示方式の液晶表示手段とドットマトリクス表示方式の液晶表示手段を容易に選択できる電気炊飯器を提供する。
【解決手段】セグメント表示方式の液晶表示手段を駆動制御することができる炊飯又は保温加熱制御用のマイコン基板を有するとともに、該マイコン基板に対して、ドットマトリクス表示方式の液晶表示手段と専用の表示制御信号入出力ポートを具備してシリアルに入出力信号を転送することにより同ドットマトリクス表示方式の液晶表示手段を駆動制御するマイコンとを備えた表示基板を着脱可能とし、該表示基板を接続すればドットマトリクス表示方式の液晶表示手段を備えた電気炊飯器として構成される一方、該表示基板を設置することなく、上記マイコン基板に対して上記セグメント表示方式の液晶表示手段を設置すれば、セグメント表示方式の液晶表示手段を備えた電気炊飯器として構成できるようにした。
【選択図】図6

Description

本願発明は、2種以上の時刻又は時間に関する表示を同時に表示できるようにした電気炊飯器に関するものである。
最近のマイコン制御式の電気炊飯器では、液晶等の表示手段を備え、白米、玄米、おかゆ、おこわ等の各種炊飯メニュー、現在時刻、タイマー炊飯予約時刻、炊飯完了残時間、調理完了残時間、通常保温、低温保温等の保温メニュー、保温時間(設定時間/経過時間)などの各種の情報が、その動作状態(待機中、セット中、セット後、炊飯又は保温中など)に応じて適切に表示されるようになっている。
そして、該従来の液晶表示手段では、一般に文字部は予じめ表示面に固定的に設定されており、それに対して所定のマーカー部を移動(点灯)させて対応表示させる一方、時刻、時間等の数字の表示には7セグメントの液晶によるセグメント表示方式が採用されている(例えば特許文献1参照)。
一方、最近では、さらに上記のようなセグメント表示方式の液晶表示手段とは別に文字や絵表示の可能なドットマトリクス表示方式の液晶表示手段を設け、数字と同時に文字や絵図をも表示することができるようにしたものも提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開2002−202499号公報(明細書第1−10頁、図1−9) 特開2004−222936号公報(明細書第1−8頁、図1−22)
しかし、上記前者の従来例(特許文献1)の場合、現在時刻とタイマー炊飯予約時刻や保温経過時間等同時に2種以上の時刻又は時間に関する表示を行うことができない問題がある。
例えばタイマー予約操作がなされ、設定された炊飯開始予約時刻が表示されると、現在時刻の方は表示されなくなる。
しかし、炊飯器における現在時刻の表示は、台所では唯一の時計として重宝されており、現在時刻の表示が無いと非常に不便である。このような事情から、同予約時刻が表示されている状態において、特定のキーを押すと、その時だけ一時的に現在時刻が表示されるようにしたものもあるが、その都度キーを押す不便がある。
他方、上記後者の従来例(特許文献2)のように、前者の従来例と同様のセグメント表示方式の液晶表示手段に加えてドットマトリクス表示方式の液晶表示手段を組み合わせると、現在時刻やタイマー予約時刻、保温経過時間などの各々と文字や絵図を組み合わせた豊富な情報をユーザーに対して提供することができるようになる。
しかし、この従来例の場合にも、やはり同時に2種以上の時刻又は時間に関する表示は行えるようには構成されておらず、しかもセグメント表示方式の液晶表示手段とドットマトリクス表示方式の液晶表示手段の各々およびそれら各々の駆動制御回路が設けられている各基板は全く別々に設けられており、各々独立のマイコンを有して個別に表示制御されるようになっている。
したがって、部品点数が多く、制御も複雑で、製品コストも高い。
本願発明は、このような事情に基いてなされたもので、セグメント表示方式の液晶表示手段を駆動制御することができる炊飯又は保温加熱制御用のマイコン基板に対して、ドットマトリクス表示方式の液晶表示手段と該ドットマトリクス表示方式の液晶表示手段を駆動制御するマイコンを備えた表示基板を着脱可能とすることによって、必要に応じて通常のセグメント表示方式の液晶表示手段に代えて、ドットマトリクス表示方式の液晶表示手段を設けることができるようにした電気炊飯器を提供することを目的とするものである。
本願の請求項1の発明は、以上のような課題を解決することを目的としてなされたものであり、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1) 請求項1記載の発明
この発明では、炊飯加熱制御手段と、保温加熱制御手段と、液晶表示手段とを備え、炊飯加熱制御手段による炊飯又は炊飯以外の加熱調理、保温加熱制御手段による保温を行うようにしてなる電気炊飯器であって、セグメント表示方式の液晶表示手段を駆動制御することができる炊飯又は保温加熱制御用のマイコン基板を有するとともに、該マイコン基板に対して、ドットマトリクス表示方式の液晶表示手段と専用の表示制御信号入出力ポートを具備してシリアルに入出力信号を転送することにより同ドットマトリクス表示方式の液晶表示手段を駆動制御するマイコンとを備えた表示基板を着脱可能とし、該表示基板を接続すればドットマトリクス表示方式の液晶表示手段を備えた電気炊飯器として構成される一方、該表示基板を設置することなく、上記マイコン基板に対して上記セグメント表示方式の液晶表示手段を設置すれば、セグメント表示方式の液晶表示手段を備えた電気炊飯器として構成できるようになっていることを特徴としている。
このように、セグメント表示方式の液晶表示手段を駆動制御することができるようになった炊飯又は保温加熱制御用のマイコン基板に対して、ドットマトリクス表示方式の液晶表示手段と専用の表示制御信号入出力ポートを具備してシリアルに入出力信号を転送することにより同ドットマトリクス表示方式の液晶表示手段を駆動制御するマイコンとを備えた表示基板を着脱可能とし、該表示基板を接続すればドットマトリクス表示方式の液晶表示手段を備えた電気炊飯器として構成される一方、該表示基板を設置することなく、上記マイコン基板に対して、上記セグメント表示方式の液晶表示手段を設置すればセグメント表示方式の液晶表示手段を備えた電気炊飯器として構成できるようにした場合、ドットマトリクス表示方式の液晶表示手段とセグメント表示方式の液晶表示手段各々の基本となる入出力表示制御を行うマイコン制御ユニットを備えたマイコン基板(ベース基板)を共用化することができるようになるので、それだけ汎用性が高くなり、製品コストも低下する。
以上の結果、本願発明によると、ドットマトリクス液晶と従来液晶を選択的に採用して異なる機種を構成する場合のベース基板(基本となるマイコン制御基板)を共用化することができるようになり、部品点数が減少して、低コストになる。
図1〜図11は、本願発明の最良の実施の形態に係る電気炊飯器の構成と作用をそれぞれ示している。
(基本構成)
先ず本願発明の最良の実施の形態における電気炊飯器は、例えば内鍋(飯器)3として電磁誘導の可能な磁性金属板よりなるものが採用されている一方、当該内鍋3に対する炊飯時の加熱手段として、合成樹脂製の内ケース4を介して当該内鍋3の底壁部3aから側壁部3bの略全体を包み込むように当該内鍋3の底壁部3aの中央部側と側方部側に対応する2組のワークコイルC1,C2が設けられ、また当該内鍋3に対する保温時等の加熱手段として、当該内鍋3の側壁部3bの全周に対応する保温ヒータH1、開口縁部3cの全周に対応する肩ヒータH2が設けられている。そして、それらを後述するマイコン制御ユニット32によって適切に駆動制御することによって適切な炊飯/調理機能と保温機能とを実現できるようになっている。
一方、それらの各機能に対するタイマー予約や炊飯および保温メニュー、加熱調理メニューの選択、それら各メニューに対応した加熱量、加熱パターン、保温温度、保温時間などの選択設定操作は、当該電気炊飯器本体の前面側操作パネル部20に設けられた各種入力スイッチ群(操作キー群)22a〜22iを介してユーザーにより行われ、その選択設定内容に応じて最終的に上記ワークコイルC1,C2および保温ヒータH1、肩ヒータH2が制御されるようになっている。
なお、上記保温温度、保温時間の設定、変更は、一つの方法としてメニュー選択スイッチ22fによって保温温度設定又は保温時間設定機能を選んだ上で、例えば保温スイッチ22dを何度かON操作することにより行われるようになっている。
また、上記操作パネル部20の中央部には、炊飯、調理(パン発酵/焼き)、保温の各メニュー、設定された保温温度、設定保温時間、保温経過時間(保証時間)、現在時刻、タイマー炊飯予約時刻、炊飯完了,調理完了までの残時間、その他の各種必要事項(図2、図3、図8〜図10等を参照)を表示する液晶表示部21が設けられている。
この液晶表示部21は、図3に示すセグメント表示方式の液晶パネル21aとともに、該セグメント表示方式の液晶パネル21aに変えて、図2に示すドットマトリクス(アクティブマトリクス)表示方式の液晶パネル21bが採用されるようになっており、例えば図2に示すようにドットマトリクス表示方式の液晶パネル21bが採用された時には、現在時刻(AM5:30)と現在時刻以外の時刻又は時間に関する表示(例えばタイマー予約時刻AM7:30、その他炊飯・調理残時間、保温時間、保温経過時間など)とを同時に表示するようになっている。
(ドットマトリクス表示方式の液晶パネル21bの表示領域の設定)
上記ドットマトリクス表示方式の液晶パネル21bは表示に自由度があり、多数の情報を表示することができるが、逆に見にくくなってしまう欠点がある。
そこで、本実施の形態では、例えば図4に示すように、ある程度の適当な領域数と広さ、位置を特定して、アイテム毎に表示領域を決めることによって、表示の繁雑さを抑えるようにしている。
図4の場合、例えば表示仕様として、基本となる文字は16×16ドット、24×24ドットの2つのサイズを使用し、それ以外の文字は、グラフィックにて表現するようにしてる。
そして、画面構成としては、次の9ブロックより構成している。
(1)(C1)メニュー設定内容表示・・・・キャラクタ表示、16×16ドット、24×24ドット
(2)(C2)メッセージ表示・・・・キャラクタ表示、16×16ドット
(3)(C3)保温選択表示・・・・キャラクタ表示、16×16ドット
(4)(C4)文字表示(i)・・・・キャラクタ表示、16×16ドット、24×24ドット
(5)(C5)文字表示(ii)・・・・キャラクタ表示、16×16ドット、24×24ドット
(6)(C6)炊きわけ表示・・・・キャラクタ表示、16×16ドット(囲みあり)
(7)(G1)時計・タイマ(大)・・・・グラフィック
(8)(G2)時計・タイマ(小)・・・・グラフィック
(9)(G3)状態マーク・・・・グラフィック
このような構成によると、表示が見やすくなると同時に、表示処理の共通化がしやすくなり、プログラムが作成しやすくなるので、開発効率が向上する。
(省エネモード)
また、同電気炊飯器では、一例として、上述した炊飯/調理又は保温制御を、省エネ性能を考慮しない通常モードと該通常モードとは別の省エネ性能を考慮した省エネモードとの2つの炊飯/調理又は保温制御モードを備えており、通常モードの場合には予じめメーカー側で定めた加熱出力、加熱パターン、加熱時間で自動的に加熱制御が行われるが、省エネモードの場合には、さらにユーザーが炊飯又は保温の各工程毎に手動で加熱出力、加熱パターン、加熱時間を選択設定する手動設定モードと、それらを自動設定する自動設定モードとの2つのモードが選択される。自動設定モードの場合、上記炊飯/調理又は保温制御に必要な各種のファクターが、過去ユーザーにより省エネ性を考えて任意に手動設定モードで設定された当該ユーザー固有の制御条件(パラメータ)に基いて定められるようになっている。それらの各条件は、例えば現在までの所定使用回数(所定日数)分の炊飯、調理、保温制御データを基にして所定の基準で設定される。
そして、自動設定モードの場合、以後は図示の省エネスイッチ22iを押すことにより、同設定内容に基いて自動的に省エネ炊飯、省エネ保温が行われる。
このようにして省エネモードが選択されている場合、後述する液晶表示部21の各種表示も省エネ性を考慮して表示制御される。例えば画面の照度やコントラストを下げる、バックライトを付したものではバックライトを消灯する、点滅方式を採用したものでは点滅を停止する、などの省エネ制御が実行される。
(炊飯器本体部分の構成)
該電気炊飯器の炊飯器本体Aは、例えば図1に示すように、内部に誘起されるうず電流によって自己発熱が可能な例えばステンレス鋼板等の磁性金属板よりなる内鍋(飯器ないし保温容器)3と、該内鍋3を任意にセットし得るように形成された合成樹脂製の有底筒状の内ケース(保護枠)4と、該内ケース4を保持する外部筺体である有底筒状の外ケース1と、該外ケース1と上記内ケース4とを一体化して形成された炊飯器器体Aの上部に開閉可能に設けられた蓋ユニット2とから構成されている。
上記内ケース4の底壁部4aの下方側にはコイル台7が設けられ、その上部には、フェライトコアを介し、上記内鍋3の底壁部3aの中央部と側方部の各位置に対応して各々リッツ線が同心状に巻成された3組のワークコイルC1,C2が、それぞれ内鍋3の底壁部3aの中央部から側壁部3bに到る略全体を包み込むように設けられており、それらにより通電時には内鍋3の略全体にうず電流を誘起して、その全体を略均一に加熱するようになっている。そして、該ワークコイルC1,C2は、それぞれ相互に直列に接続されている(したがって、以下の動作説明および図5の制御回路図では単にワークコイルCとして示す)。
そして、その一端は、例えば図5の制御回路図に示すように整流回路35および平滑回路36を介した電源ラインに、また他端はIGBT(パワートランジスタ)37のコレクタにそれぞれ接続されている。
また、上記内ケース4の側壁部には、保温時において加熱手段として機能する保温ヒータH1が設けられており、保温時において上記内鍋3の全体を有効かつ均一に加熱するようになっている。
また、上記内ケース4の前方側には、例えば図5に示されるような、ワークコイルC1,C2、保温ヒータH1、肩ヒータH2等を駆動制御する上記IGBT37やヒータ駆動回路33,34、電源電圧整流用のダイオードブリッジよりなる整流回路35、平滑回路36などを備えた制御回路基板9が上下方向に延びて設けられている。
また上記外ケース1は、例えば合成樹脂材で形成された上下方向に筒状のカバー部材1aと、該カバー部材1aの上端部に結合された合成樹脂製の肩部材11と、上記カバー部材1aの下端部に一体化された合成樹脂製の底部材1bとからなり、かつ上記内ケース4の底壁部4aとの間に所定の広さの断熱および通風空間部を形成した全体として有底の筒状体に構成されている。そして、該外ケース1の前面部上方には、例えば図2、図3に示すような略半月形状の操作パネル部20が設けられている。
該操作パネル部20の内側には、十分に広く大きな表示面積をもつ液晶表示部21が設けられ、その周囲には炊飯スイッチ22a、タイマー予約スイッチ22b、取消スイッチ22c、保温スイッチ22d、再加熱スイッチ22e、メニュー選択スイッチ22f、時スイッチ22g、分スイッチ22h、省エネモード選択手段である省エネスイッチ22i等の各種操作スイッチが配設されている。
そして、該操作パネル20の内側下方には、操作基板5およびマイコン基板50が上下方向に所定の間隔を保って2段構造に設けられている。
操作基板5上には、上記各種操作スイッチ22a〜22iの各々の接点部が、またマイコン基板(マスター基板)50上には、後述するマイコン制御ユニット(マスターマイコン)32およびEEPROM45、バックアップ電源48、セグメント表示方式の液晶パネル21a(その設置部)等が設置されるようになっている。また、他方同マイコン基板50には、後述するようにドットマトリクス表示方式の液晶パネル21bおよび同液晶パネル21b駆動制御用のマイコン32aを備えた表示基板(サブ基板)50aが所望のコネクタ(ピンコネクタ)46aを介して着脱可能に接続(並設)されるようになっている(図6、図7を参照)。
さらに、図示はしないが、上記内ケース4下方側のコイル台7の中央部には、上下方向に同心状に貫通したセンタセンサ収納空間部が形成されており、該センタセンサ収納空間部中に上下方向に昇降自在な状態で、かつ常時コイルスプリングにより上方に上昇付勢された状態で図5に示す内鍋温度検知センサSおよび内鍋検知スイッチLSを備えたセンタセンサが設けられている。
一方、符号2は蓋ユニットであり、該蓋ユニット2は、その外周面を構成する外カバー12と、内周面を構成する内カバー13と、該内カバー13の下側に着脱可能に設けられた金属製の放熱板16とから構成されている。なお、符号14は、内鍋3の開口縁部3cに対応するようにして上記放熱板16の外周部に設けられたパッキンである。
この蓋ユニット2は、上記外ケース1上部の肩部材11に対してヒンジ機構を介して回動自在に取付けられており、その開放端側には、該蓋ユニット2の所定位置に係合して該蓋ユニット2の上下方向への開閉を行うロック機構18が設けられている。
一方、上記マイコン基板50のマイコン制御ユニット32には、上記各入力スイッチ22a〜22iを介して入力されたユーザーの指示内容を判断する所望の認識手段が設けられており、該認識手段で認識されたユーザーの指示内容に応じて所望の炊飯/調理又は保温機能、所望の炊飯/調理又は保温メニュー、それら炊飯/調理又は保温メニューに対応した所定の加熱パターンを設定して、その炊飯加熱制御手段又は保温加熱制御手段を適切に作動させて所望の炊飯/調理又は保温を行うようになっている。
したがって、ユーザーは、上記各入力スイッチ22a〜22iを使って炊飯/調理又は保温、タイマー予約、予約時刻設定、白米又は玄米、早炊、おかゆ、すしめし、炊き込み等の炊き分け、通常モード又は省エネモードその他の各種の炊飯/調理又は保温機能の選択設定内容を入力すれば、それに対応した機能内容が当該マイコン制御ユニット32内の認識手段を介して炊飯/調理および保温加熱パターン等設定部に自動的に設定入力され、対応する炊飯/調理又は保温加熱制御が所望の制御パターン(通常/省エネ)で適切になされるようになる。
(炊飯器本体側制御回路部分の構成)
次に図5は、上述のように構成された炊飯器本体側の炊飯/調理および保温制御(通常/省エネ)、液晶パネル21a,21bの表示制御、その他の制御を行うマイコン制御ユニット32を中心とする制御回路部分の構成を示す。
図中、符号32が上述のような炊飯加熱制御手段および保温加熱制御手段、液晶パネル表示制御手段に加え、内鍋温度判定手段、内鍋検知手段、ブザー報知手段等を備えた炊飯・保温・表示制御用の基本となるマイコン制御ユニット(CPU)であり、該マイコン制御ユニット32はマイクロコンピュータを中心として構成され、例えば内鍋3の温度検知回路部、ワークコイル駆動制御回路部、内鍋3の検知回路部、発振回路部、リセット回路部、保温ヒータおよび肩ヒータ等駆動制御回路部、液晶表示制御回路部、ブザー報知部、電源回路部等を各々有して構成されている。
そして、先ず上記内鍋3の底壁部3a側センタセンサ部の内鍋温度検知センサS、内鍋検知スイッチLSに対応して設けられた温度検知回路43および内鍋検知回路44には、例えば上記内鍋温度検知センサSによる内鍋3の底壁部3aの温度検知信号、内鍋検知スイッチLSによる鍋検知信号がそれぞれ入力されるようになっている。
また、上記ワークコイル駆動制御回路部は、例えばパルス幅変調回路41、同期トリガー回路40、IGBT駆動回路42、IGBT37、共振コンデンサ38によって形成されている。そして、上記マイコン制御ユニット32のワークコイル駆動制御回路部により、上記パルス幅変調回路41を制御することにより、例えば炊飯工程に応じて上記ワークコイルC(C1,C2)の出力値および同出力値でのONデューティー比(例えばn秒/16秒)をそれぞれ適切に変えることによって、炊飯工程の各工程における内鍋3の加熱温度と加熱パターンを炊飯量を考慮して適切に可変コントロールし、均一な吸水作用と加熱ムラのないご飯の炊き上げを実現するための適切な出力制御が行われるようになっている。
また同マイコン制御ユニット32の保温ヒータ駆動制御回路部および肩ヒータ駆動制御回路部により、それぞれ保温ヒータ駆動回路33および肩ヒータ駆動回路34を制御することにより、例えば保温又は炊飯工程に応じて上記保温ヒータH1、肩ヒータH2の出力値および同出力値でのONデューティー比(例えばn秒/16秒)をそれぞれ適切に変えることによって、保温又は炊飯工程の各工程における内鍋3の加熱温度と加熱パターンとを実際の炊飯量を考慮して適切に可変コントロールするための適切な出力制御が行われるようになっている。
また、符号22a〜22iは上述した各種入力スイッチ部であり、同スイッチの必要なものが適切に操作されると、上記マイコン制御ユニット32側の認識手段によってユーザーの指示内容が認識され、その認識内容に応じて所望の炊飯又は保温加熱パターンを設定して上記炊飯加熱制御手段又は保温加熱制御手段を適切に作動させて所望の炊飯/調理又は保温(通常/省エネ)を行うようになっている。
したがって、ユーザーは、同入力スイッチ22a〜22iを使用して炊飯/調理又は保温、タイマー予約、予約時刻設定、白米又は玄米、早炊、おかゆ、かため又はやわらかめ、すしめし、炊き込み等の炊き分け、通常モード又は省エネモード等の各種の炊飯/調理又は保温機能の選択設定内容を入力すれば、それに対応した機能内容が当該マイコン制御ユニット32の上述した認識手段を介して炊飯/調理又は保温加熱パターン設定部に自動的に設定入力され、対応する炊飯又は保温加熱制御が適切になされる。
なお、図2、図3中の符号23aは炊飯表示ランプ、23bは保温表示ランプ、23cは予約表示ランプ、23dは省エネ表示ランプ、また図5中の符号39は、上記IGBT37のフライホイールダイオード、35は、家庭用AC電源30との間に挿入された上記ワークコイル駆動用のダイオードブリッジを内蔵した電源側整流回路、36はその平滑回路である。
さらに、符号17は炊飯完了を知らせるブザー報知部、16はリセット回路、21は液晶表示部である。この実施の形態の場合、上記液晶表示部21には、上記入力スイッチ22a〜22iのON操作に対応して所望のメニューや時刻等の必要事項が表示され、以後設定内容に応じた必要な表示がなされて行くようになっている。
(マイコン基板50部分の構成)
上記のように、本実施の形態の構成では、従来型のセグメント表示方式の液晶表示パネル21aに代えて新たなドットマトリクス表示方式の液晶パネル21bを設置することにより、図2のように炊飯器本体の液晶表示部21部分に、同時に2種以上の時刻又は時間に関する表示を行わせるようにしているが、このドットマトリクス表示方式の液晶パネル21bは、例えば図6に示すように、ベースとなるマイコン基板(マスター基板)50とは別の独立した小さい表示基板(サブ基板)50b上にドットマトリクス表示専用のマイコン32aとともに設置され、第1のコネクタ46aを介して上記ベースとなるマイコン基板50の表示制御信号入出力ポートに対して着脱可能に外付け状態で接続されるようになっている。もちろん、このマイコン32aには表示専用のソフトをメモリしたROMが内蔵されている。
一方、ベースとなるマイコン基板50には、炊飯器全体の制御を行うマイコン制御ユニット(マスターマイコン)32を中心として、EEPROM45、バックアップ電源48、セグメント表示方式の液晶パネル21a設置部などが設けられている。
そして、同マイコン基板50には、上記セグメント表示方式の液晶パネル21a設置部を利用することにより、必要に応じて従来型のセグメント表示方式の液晶パネル21aが従来同様に設置されるようになっており、上記ドットマトリクス表示方式の液晶パネル21b等を備えた表示基板50aを第1のコネクタ46a部分に接続することなく、セグメント表示方式の液晶パネル21aのみをマイコン基板50上に設置すれば、従来同様のセグメント表示方式の液晶表示部21を構成することができ、ドットマトリクス表示方式の高機能の高価格機種およびセグメント表示方式の実用的機能の低価格機種の何れにも同一のマイコン基板(ベース基板)50で共通に対応できるようにしている。
この場合、上記表示基板50a側の表示制御用マイコン32aとマイコン基板50側のマイコン制御ユニット32との接続は、図6のようにマイコン制御ユニット32側に専用の表示制御信号入出力端子(ポート)を設けてシリアルに入出力信号を転送するようにしても良いし、また図7のようにセグメント表示方式の液晶パネル21a側への表示制御信号入出力端子(ポート)を兼用してパラレルに入出力信号を転送するようにしても良い。
図7のようにすると、入出力ポートはそのままで、マイコン制御ユニット32としては従来のものをそのまま使用できるようになり、より低コストに実現することができる。
また、このように必要に応じてセグメント表示方式の液晶表示パネル21aを設置することにより、従来同様のセグメント表示方式の液晶表示手段を備えた電気炊飯器としても構成できるようにした場合において、さらに図7のように、ドットマトリクス表示方式の液晶表示パネル21bおよびそれに対応する表示制御用マイコン32aを備えた上記表示基板50a側に同表示基板50a側表示制御用マイコン32aの内蔵ROMと併用可能な外付ROM47を取り付けるようにすると、表示内容の変更が可能となり、さらなる他機種への展開が容易となる。
もちろん、言うまでもないが、本願発明の2種以上の時刻又は時間に関する同時表示を行えるという要旨からすれば、少くともドットマトリクス表示方式の液晶パネル21bとその駆動制御を行えるマイコン(32a,32又は32のみ)があれば足りるので、必ずしも以上のような従来型のセグメント表示方式の液晶パネル21aとの使い分けを必須とするものではない。
(ネットワークボードの接続による機能の拡張)
符号46b,46cは、各種製品機能拡張用のネットワークボード接続用の第2,第3のコネクタであり、同各種ネットワークボードとの間で各種のデジタルデータ信号がシリアルに入出力され、様々なオプション機能を煩雑な設定作業なしに接続できるデジタル送受信システムを構成できるようにしている。なお、ここでオプション機能とは、マスタ側マイコン制御ユニット32のEEPROM45にあらかじめ備えられた機能に付加する機能を言い、あわせてハードウェアを追加することを意味している。そして、この電気炊飯器では、マスタ側とはマイコン基板50側を指している。マスタ側では、あらかじめ定めた方法と手順により、付加されるオプション機能を自動的に認識し、必要な製品機能を新たにマスタ側に付加する。
そして、この双方向性の送受信通信システムは、各種の製品機能拡張用のネットワークボードの何れかを任意に組み合わせることにより、(1)第1のネットワークボードの場合:携帯電話によりメーカー側のサイトとリンクしている所定のネットワークサーバーとの通信を可能とし、製品機能拡張データ、またメンテナンス、修理情報等を入手する,(2)第2のネットワークボードの場合:パソコン、固定電話等の家庭内LANシステムを介して同じくメーカー側のサイトに接続する,〜等の各種のネットワークシステムを構築することが可能となる。
このため、上記各ネットワークボードは、それぞれ上述の制御機能に対応したプログラムデータを格納したEEPROMおよびマイコンを有して構成される。
(基本的な炊飯〜保温制御・・・図11参照)
先ず、図11のフローチャートは、本最良の実施の形態の基本となる通常モードにおける炊飯〜保温制御フロー(メインルーチン)を示すものである。
すなわち、該炊飯〜保温制御フローでは、先ず所定の炊飯メニュー(白米・かため)が選択設定され、炊飯器本体側の炊飯スイッチ22aが押された時点で、上述のワークコイルCをONにして炊飯を開始し、その制御動作をスタートさせる(ステップS1)。
その後、ステップS2で、上述した時計手段により、炊き上げ完了までの残時間表示を行うために該炊飯を開始した時刻(〇時〇分)をメモリする。そして、それにつづいて、ステップS3で吸水タイマーのタイマー動作をスタートさせた上で吸水工程に入る。この吸水工程では、例えば吸水中の表示とともに、現在時刻(小)、吸水時間(大)が液晶表示部21に表示される。
そして、その後、ステップS4の炊き上げ工程に進んで、上記ワークコイルCのフルパワー出力で内鍋3を加熱し、飯米を速やかに昇温させる。
その後、ステップS5で炊飯量を判定し、その判定結果(大量),(中量),(小量)に対応して、その量の炊飯に必要な以後の電力量(強),(中),(弱)を設定して、ステップS6の沸とう維持工程を実行する。この沸とう維持工程においても、例えば沸とう維持中の表示とともに、現在時刻(小)、沸とう維持時間(大)を液晶表示部21に表示する。
そして、以後、同ステップS6の沸とう維持工程を経てステップS7の炊き上げ検知判定に進み、上記温度検知センサによって検知される内鍋3の温度が、炊き上げ検知温度以下であるか、それよりも高くなったかを判定し、YES(以下)の場合は上記ステップS6の沸とう維持工程を継続するが、NOの時(高い時)は炊き上げ完了と判断して、ステップS8のむらし工程に進む。このむらし工程では、むらし中の表示および現在時刻の表示(小)とともに「むらし時間」(大)又は炊き上りまで「あと何分」(大)の表示を行う。
そして、同むらし工程が終了(むらし時間が経過)すると、それにより炊飯を完了し、以後ステップS9の保温工程に移行する。
そして、同保温工程では、ユーザーにより設定された所定の保温時間、所定の保温温度で、保温制御が実行される。この保温工程では、保温中の表示とともに、現在時刻を小さく、保温経過時間を大きく液晶表示部21に表示し、保温経過時間が経過すると、保温ヒータH1をOFFにして現在時刻のみの表示(大)に戻す。
(液晶表示部21における各種時刻又は時間の表示制御・・・・図2および図8〜図10参照)
上述のように、本実施の形態における電気炊飯器本体の液晶表示部21には、基本的には、従来のセグメント表示方式の液晶パネル21aに変えてドットマトリクス(アクティブマトリクス)表示方式の液晶パネル21bが採用されるようになっており、例えば図2に示すように、現在時刻(AM5:30)と現在時刻以外の時刻(又は時間)に関する表示(図2の例では、一例としてタイマー炊飯予約時刻AM7:30を示しているが、そのほか時刻以外に、例えば炊飯残時間、調理残時間、保温経過時間などの時間の場合もある)とを同時に表示するようになっている。
しかも、この場合、現在時刻(AM5:30)の表示は、前述の図2に示されるように、現在時刻以外の時刻(タイマー炊飯予約時刻AM7:30)の表示よりも小さく表示されることを特徴としている。
例えばタイマー予約炊飯における予約時刻(AM7:30)は、予約状態の確認や炊き上り時刻を知る上で、時計を見れば分る現在時刻(AM5:30)よりも重要である。したがって、タイマー予約炊飯の予約時刻(AM7:30)は、現在時刻(AM5:30)よりも大きく表示して、よりユーザーに分りやすくするようにしている。
これは、例えば図8に示すように、当該タイマー予約炊飯が開始された後も同様であり、現在時刻AM5:30を小さく、炊き上り予定時刻AM7:30が大きく表示される。
これは、また例えば図9に示されるように、上記時刻又は時間の表示の一方が現在時刻AM5:30の表示で、他方が現在時刻以外の時間、例えば保温経過時間7時間に関する表示である場合にも同様であり、現在時刻AM5:30の表示は、現在時刻以外の時間に関する保温経過時間7時間の表示よりも小さく表示されるようになっている。
保温経過時間(7時間)は、時計を見れば分る現在時刻(AM5:30)よりも重要である。
したがって、それらの時間に関する表示は、現在時刻よりも大きく表示して、よりユーザーに分りやすくする。
しかし、予じめ設定された保温時間(例えば12時間)が経過した後は、例えば図10のように、上記保温経過時間(図9の7時間)の表示よりも現在時刻(AM5:30)の表示の方を大きくするようにする。
保温中の保温経過時間は、保温開始後、何の程度の時間が過ぎたかを判断するためにも、現在時刻よりも重要である。一方、設定された保温時間が経過して保温ヒータH1がOFFになった後は、保温経過時間を表示しても意味がない。
したがって、予じめ設定された設定保温時間(12時間)中は図9のように保温経過時間(7時間)の方を大きくして分りやすく表示する一方、同設定された保温時間(12時間)が経過した後は、図10のように現在時刻(AM5:30)の方を大きく表示して、有効な時計機能を発揮させる。
なお、この場合、ご飯の味を保証するために保温保証時間が設定されている場合は、例えば未だ設定された保温時間が経過していない場合であっても、例えば上記図10のように現在時刻の方を大きく表示することによって、少なくともユーザーに対して保証時間が経過したことをアピールする。
これは、さらに炊飯器による炊飯完了までの残時間、むらし時間、炊飯器を利用したパンの発酵/焼き、その他の各種加熱調理時間などの場合にも略同様であり、それらの各々時間は、時計を見れば分る現在時刻よりも重要である。
したがって、それらの各時間に関する表示は、少なくとも調理完了までは現在時刻よりも大きく表示して、よりユーザーに分りやすくする。
しかし、同時間が経過して炊飯、調理等が終了した後は、それらの時間の表示を消して現在時刻の表示を大きくするようにする。
これらの各表示制御は、全て図5、図6、図7のマイコン基板(ベース基板)50側のマイコン制御ユニット(マスターマイコン)32と表示基板50a側の表示制御用マイコン(サブマイコン)32aによって行われる。
(変形例)
以上の各構成は、また次のような種々の変形が可能である。
(1) 現在時刻は常時表示するが、炊飯を開始してから保温工程に入るまでは現在時刻の方を小さく表示し、保温工程に入ると現在時刻の方を大きく表示させる。
(2) 予約時刻セット中も、何らの操作キーを押すことなく現在時刻は必ず表示する。
(3) 予約時刻セット中に取消スイッチ22cで取り消し操作を行うと、メニュー等が標準モードに戻る。
(4) 予約時刻をセットした場合、予約時刻表示→残時間表示→保温経過時間表示と変化するが、現在時刻は常時表示する。
(5) 見やすくするため、時刻又は時間の表示位置は、液晶パネル面上の2個所の決められた区画位置部分のみに表示する。
(6) 時刻と同時に、次の操作手順などの「簡易操作説明」も併せて表示する。
(ドットマトリクス表示方式の液晶パネル21bを採用した場合のメリット)
以上のように、従来型のセグメント表示方式の液晶パネル21aに代えて新たなドットマトリクス表示方式の液晶パネル21bを設置することにより、炊飯器本体の液晶表示部21部分に、現在時刻を含めて同時に2種以上の時刻又は時間に関する表示を行わせるようにした場合、ユーザーは、現在時刻とともに、その他必要な時刻又は時間に関する表示情報を同時に認識することができるので、非常に便利になるが、このようにドットマトリクス表示方式の液晶パネル21bを用いると、それ以外にも次のような種々のメリットがある。
(1) 炊飯、調理、保温等の用途に合わせて、自由に表示画面を変えることができる。
(2) 図2、図8〜図10のように、絵表示を併用することができ、視覚的に非常に分かりやすく理解させることができる。
(3) 表示内容を、次のように自由自在にレイアウトすることが可能である。
・メニューの文字を大きくして、見やすくすることができる。
・多数のメニューの内の必要なものだけを表示し、見やすくすることができる。
・炊飯等米系のメニューは米系のメニューのみを、またパンの発酵・焼上げ等調理系のメニューは調理系のメニューのみを、それぞれグループ毎に区分して体系的に、ユーザーに分かりやすくテーブル表示することができる。
・操作ガイダンス等様々なメッセージを表示することができ、メニュー設定時の操作性の向上が図られる。
・外付ROMやネットワークボードにより、自由にメニューの追加と削除ができる。
(4) ネットワークボード、外付ROMの接続により、将来的にマスタープログラムのバージョンアップを可能とした場合に、その機能アップ(ランクアップ)やメニューの増減、変更を容易に行うことができる。
(5) 表示できる情報量の増大により、次のようなメンテナンス操作のための画面表示も可能となる。
・プログラムのバージョンアップ(バグ改善を含む)。
・データ補正(従来の温度補正、ユーザーによるお好み調整など)。
・保守メンテナンス(定期保守、バッテリー残時間表示など)。
(その他の実施の形態1,2)
以上の実施の形態では、従来型のセグメント表示方式の液晶パネル21aに代えて新たなドットマトリクス表示方式の液晶パネル21bを設けることにより、炊飯器本体の液晶表示部21部分に、同時に2種以上の時刻又は時間に関する表示を行わせるようにしたが、このようにドットマトリクス表示方式の液晶パネル21bでメニューや時刻、時間等の表示を行うようにすると、上述の図4に示す液晶パネル21bのC1,C2,C3,C4,C5,C6、G1,G2,G3の各エリア毎に各々多数の情報を表示することができる。
しかし、同時に余りに多数の情報が表示されるようになったとしても、個々の家庭について見れば、常時使用されるメニューは自ずと幾つかのものに限られてくる。
したがって、ユーザーが当該電気炊飯器を購入して一定期間使用したような場合には、そのユーザー特有の炊飯、調理、保温メニューを学習させ、その後は、例えば図12に示すように、該学習した所定メニューのみを最上段(図4のエリアC1)に大きく拡大して表示するようにする。
一方、その他のメニューは、「その他」として一括表示する。
このようにすると、実際に毎日使用する必要なメニューのみが明確に分かりやすく表示されるので、非常に設定操作が行いやすくなる。また、消費電力も少なくて済み、省エネになる。
もちろん、この場合、ユーザーが「その他」のメニューの内容を見たいと思うような時は、例えばメニュー選択スイッチ22fを3回押すと、例えば図13に示すように「その他」のメニューの各々を大きく表示できるようにする。
これと同様の構成は、例えば図3のセグメント表示方式の液晶パネル21aを採用した低価格機種の場合にも採用することができ、例えば図14のような通常表示を、図15のような使用頻度の高いメニューのみの表示に変更することができる。
もちろん、この場合には、図12のドットマトリクス表示方式の場合と異なって、表示位置および文字の大きさは固定される。
本願発明の最良の実施の形態に係る電気炊飯器本体の構成を示す断面図である。 同電気炊飯器のドットマトリクス表示方式の液晶表示部を中心とする操作パネル部分の正面図である。 同電気炊飯器のセグメント表示方式の液晶表示部を中心とする操作パネル部分の正面図である。 同電気炊飯器のドットマトリクス表示方式の液晶パネルの表示領域の構成を示すブロック図である。 同電気炊飯器の制御回路部分の構成を示すブロック図である。 同電気炊飯器のマイコン基板部分の構成の第1の例を示す平面図である。 同電気炊飯器のマイコン基板部分の構成の第2の例を示す平面図である。 同電気炊飯器のドットマトリクス表示方式の液晶表示部の表示例(予約炊飯開始後)を示す正面図である。 同電気炊飯器のドットマトリクス表示方式の液晶表示部の表示例(保温中)を示す正面図である。 同電気炊飯器のドットマトリクス表示方式の液晶表示部の表示例(保温経過時間後)を示す正面図である。 同電気炊飯器のマイコン制御ユニットによる基本的な炊飯〜保温制御の内容を示すフローチャートである。 本願発明のその他の実施の形態1に係る電気炊飯器のマイコン制御ユニットによる学習時のメニューおよび時刻表示制御の内容を示す図である。 本願発明のその他の実施の形態1に係る電気炊飯器のマイコン制御ユニットによるその他のメニューおよび時刻表示制御の内容を示す図である。 本願発明のその他の実施の形態2に係る電気炊飯器のマイコン制御ユニットによる通常時のメニューおよび時刻表示制御の内容を示す図である。 本願発明のその他の実施の形態2に係る電気炊飯器のマイコン制御ユニットによる学習時のメニューおよび時時刻表示制御の内容を示す図である。
符号の説明
Aは炊飯器本体、C1,C2,Cはワークコイル、H1は保温ヒータ、1は外ケース、2は蓋ユニット、3は内鍋、20は操作パネル、21は液晶表示部、21aはセグメント表示方式の液晶パネル、21bはドットマトリクス表示方式の液晶パネル、22iは省エネスイッチ、23dは省エネ表示ランプ、30はAC電源、32はマイコン制御ユニット、50はマイコン基板、50aは表示基板である。

Claims (1)

  1. 炊飯加熱制御手段と、保温加熱制御手段と、液晶表示手段とを備え、炊飯加熱制御手段による炊飯又は炊飯以外の加熱調理、保温加熱制御手段による保温を行うようにしてなる電気炊飯器であって、セグメント表示方式の液晶表示手段を駆動制御することができる炊飯又は保温加熱制御用のマイコン基板を有するとともに、該マイコン基板に対して、ドットマトリクス表示方式の液晶表示手段と専用の表示制御信号入出力ポートを具備してシリアルに入出力信号を転送することにより同ドットマトリクス表示方式の液晶表示手段を駆動制御するマイコンとを備えた表示基板を着脱可能とし、該表示基板を接続すればドットマトリクス表示方式の液晶表示手段を備えた電気炊飯器として構成される一方、該表示基板を設置することなく、上記マイコン基板に対して上記セグメント表示方式の液晶表示手段を設置すれば、セグメント表示方式の液晶表示手段を備えた電気炊飯器として構成できるようになっていることを特徴とする電気炊飯器。
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