JPH09780A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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Publication number
JPH09780A
JPH09780A JP7154340A JP15434095A JPH09780A JP H09780 A JPH09780 A JP H09780A JP 7154340 A JP7154340 A JP 7154340A JP 15434095 A JP15434095 A JP 15434095A JP H09780 A JPH09780 A JP H09780A
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JP
Japan
Prior art keywords
control means
power supply
pulse signal
washing machine
transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP7154340A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Miki
匡 三木
Shinji Kondo
信二 近藤
Tadashi Nakatani
直史 中谷
Naoaki Ishimaru
直昭 石丸
Yoshiaki Sakida
義明 崎田
Noriko Ikeda
紀子 池田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Priority to TW84108710A priority patent/TW299375B/zh
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノイズが少なく耐久性及び安全性が高く使い
がってのよい洗濯機を提供する。 【構成】 本発明の洗濯機は、モータ7や排水弁9等の
負荷部と、複数のコントロール手段331、332とを
備え、前記コントロール手段331、332は、少なく
とも前記負荷部の駆動制御を行うドライブ手段、洗濯方
法の設定を行う操作手段、および洗濯状態の表示を行う
表示手段のいずれか1つの手段と、送受信手段および本
コントロール手段内の前記各手段の制御を行う制御手段
とで構成されると共に、前記複数のコントロール手段の
内少なくとも1つのコントロール手段は電力供給する電
源手段を有し、前記複数のコントロール手段間は電源線
と信号線と接地線とを含む電線で接続することによりデ
ータ伝送を行う構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユーザの操作入力やモ
ータなどの負荷制御を行うコントロール手段を通信技術
を用いて分割することにより、リード線の省線化や短線
化による組立て作業の効率改善や、ノイズの影響低減、
コントロール手段の小型化によるデザイン性の自由度向
上などを実現可能な洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の洗濯機における代表的な構成例を
図3に示す。従来の洗濯機では、ユーザが洗濯コースや
水位などを選択する時の操作性や表示の見やすさに配慮
して、図3に示すように洗濯機の上部前面側に操作表示
部とモータなどの制御を行う負荷制御部が一体となった
コントロール手段3を取り付ける構成を取っていた。
【0003】図3に示した洗濯機の構成例では、洗濯槽
2を4隅から支持棒6により吊り下げる。洗濯槽2の内
部には脱水槽5を取り付け、脱水槽5の底部にはパルセ
ータ4を取り付ける。更に、パルセータ4の底部には洗
濯水を排水するための排水パイプを連結し、排水弁9の
開閉により排水を制御する。またモータ7は、排水弁9
と連動したクラッチ1の連結具合により、脱水槽5また
はパルセータ4を回転させる。洗濯に必要な給水を制御
するための給水弁8は洗濯機上部の背面側に取り付け、
給水の必要な工程に応じて給水弁8の開閉を制御する。
【0004】図3のモータ7や排水弁9、給水弁8の制
御は、コントロール手段3により電源の交流周期に同期
させて制御を行うため、図3のリード線100に示すよ
うに、電源を配線するためのリード線は、洗濯機下部か
ら洗濯機背面を通して洗濯機の上部前面のコントロール
手段3に引き回す構成にせざるを得なかった。例えば、
図3の構成では100V用電源コードとして2本、モー
タ部制御用にリード線を3本、排水弁制御用に2本、少
なくとも計7本以上のリード線が洗濯槽1の上部から下
部まで配線される構成になる。このため、洗濯機の組立
作業性が悪く、しかもこれらのリード線は100V用の
線経が太いものが使用されるために一層組立作業効率を
低下させていた。こうした問題から、リード線の省線化
や短線化による組立作業効率の改善が望まれていた。
【0005】また、ノイズ対策としての効果からも省線
化が必要とされていた。一般的に銅製のリード線はその
線の長さが長いほど、電磁誘導による雑音・漏話を発生
したり悪影響を受け易くなることが知られている。この
ため、図3のように洗濯機の上部から下部まで銅製のリ
ード線を配線すると、排水弁9の開閉やモータ7の駆動
によるノイズが、負荷の駆動を行うコントロール手段3
に影響して動作を妨げたり、表示のちらつきを起こす場
合があり得たからである。
【0006】こうしたリード線の省線化やノイズ低減に
対応できうる技術としては、従来一体であったコントロ
ール手段の回路基板を、操作スイッチやLEDなどの制
御を行う操作表示部と、モータや排水弁などの負荷制御
を行う負荷制御部に2分割し、その間をリード線により
接続する分割方式が開示されている(特開昭63―20
5131号、特開平4―276294号)。
【0007】これらの分割方式では、操作表示部に置か
れた第1のマイクロコンピュータと、負荷制御部に置か
れた第2のマイクロコンピュータにより処理内容を分散
させて、両者間でデータ伝送する構成を採っている。こ
の構成により、操作表示部と負荷制御部を切り放して配
置することができ、負荷駆動の際に発生するノイズが操
作表示に影響して発生する表示のちらつきや誤キー入力
判定などの悪影響を低減する構成や、負荷制御部を負荷
に近づけて配置することでリード線を短線化して組立作
業性を改善できる構成となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来の分割方
式に用いられるデータ伝送方式としては、従来の一体型
コントロール基板内の操作表示部分と負荷制御部分を単
純に分割し、基板上の両部分の信号配線パターンをその
ままリード線として引き出して接続する方式が一般的で
ある。従来の洗濯機において、この方式を行う場合に
は、分割したコントロール基板間を接続するリード線の
本数は数十本程度で接続される構成となる。
【0009】従って、こうした構成ではリード線の本数
が多い分ノイズの影響を受けやすくなる課題があった。
また、負荷制御部と操作表示部を分離することで負荷の
駆動ノイズの操作表示部への影響は防止できても、逆に
他の電気機器からの電波などがリード線に直接重畳する
ノイズへの対策を強化しなければ、操作表示部と負荷制
御部のデータ伝送に誤りが発生しうる課題があった。
【0010】こうした問題に対処できる耐ノイズの構成
としては、両者を接続するリード線として電気的な線に
変えて光ファイバなどを用いる方法が考えられるが、実
際にはコスト面などから実用的でない。この他、ノイズ
以外の課題としては、洗濯機の回路保護に関する技術が
ある。洗濯機では使用条件上、水や洗剤・柔軟剤・漂白
剤などの補助剤の飛沫による回路短絡や部品劣化への防
御する必要がある。この保護対策としては、コントロー
ル手段全体に防水剤を塗布する防水加工を施すのが一般
的に行われている。また、近年では防水加工に加えて、
各種の安全基準からの要求として、金属カバーで重要部
品を遮閉するなどの保護手段を実施する対策も必要にな
りつつある。しかし、逆に洗濯機のコントロール基板
は、その高機能化に伴って大型化する傾向にあり、こう
した保護対策を導入しづらくしている。保護面積を低減
する方法としては、単純に保護の必要な部分のみに保護
対策を局所化すればよいが、実際には、同一基板内で部
分的に保護対策を行うよりも、コントロール基板全面に
行ったほうが組み立ての作業効率が良いなどの理由で部
分的な対策が行われるケースは少ない。
【0011】更に、洗濯機自体の設計デザインの自由度
に関する課題もある。洗濯機では、商品性を高める一方
法として、本体サイズの小型化やデザイン性の問題は重
要性を増しており、特に、洗濯機の使い勝手の面から洗
濯物の出し入れを行う本体前面部分は高さを下げること
への要望が高い。これらの流れに対応して、操作キーや
表示素子としては、既にフィルム状のスイッチや発光素
子などが開発され、制御回路基板の薄型化・小型化の素
地が整っている。しかし、従来のコントロール基板で
は、操作キーや表示素子と電源回路などの大型部品が一
体となっているため、こうした大型部品に制限されてコ
ントロール基板の薄型化が図れず、前面部の高さを下げ
たり、本体コーナ側へコントロール基板を配置してデザ
イン上の工夫を行う障害となっている。
【0012】本発明は、これらの従来の課題を解決する
ものであり、本発明の第1の目的は、従来のコントロー
ル手段を複数のコントロール手段に分割し、その間を電
源線、接地線、信号線を含む電線で接続する構成で、リ
ード線の省線化、短線化が図れる上、ノイズの影響を細
小限に抑え、組み立て作業効率を向上させることのでき
るコントロール手段の最適配置を実現する洗濯機を提供
することにある。
【0013】本発明の第2の目的は、第1の目的に加え
て、更に信号線上に電源の交流周期の0Vを判別できる
同期パルス信号列を出力することにより、主となるコン
トロール手段にのみ電源手段を設けるだけで、全てのコ
ントロール手段にて電源同期のデータ伝送や制御を行え
ることを特徴とする洗濯機を提供することにある。本発
明の第3の目的は、第2の目的に加えて、電源同期を判
別する同期パルス信号列を、データの伝送を行うデータ
パルス信号とパルス幅を変更することにより、電源の交
流周期の同期パルス信号の判別を容易にできる洗濯機を
提供することにある。
【0014】本発明の第4の目的は、第3の目的に加え
て、電源の交流周期に同期した同期パルス信号が、電源
の交流周期を一定間隔の同期パルス信号を送る区間と、
同期パルス信号を送らない残り区間に分割し、前記一定
間隔の同期パルス信号の最初の同期パルス信号により、
電源の交流周期の区切りを判別を更に容易にできる洗濯
機を提供することにある。
【0015】本発明の第5の目的は、第1の目的に加え
て、連続する交流周期で同一データ内容を伝送する短期
繰り返し送信と、一定間隔毎に再送信を行う長期繰り返
し送信の少なくとも一方のデータ伝送を行うことによ
り、ノイズによるデータ伝送の誤り回復や、検知できな
い伝送エラーが発生した場合の回復が可能な信頼性の高
いデータ伝送のできる洗濯機を提供することにある。
【0016】本発明の第6の目的は、第5の目的に加え
て、短期繰り返し送信において、連続するN回(Nは自
然数)のデータ伝送中でM回(Mは自然数、M≦N)の
データが互いに一致した場合またはN回全て一致する場
合、もしくは伝送するデータの一部として付加したエラ
ー判定コードにより伝送エラーが無いと判断する場合、
の少なくとも一方でデータ正誤を判断することにより、
誤り判断処理の容易なデータ伝送を実現できる洗濯機を
提供することにある。
【0017】本発明の第7の目的は、従来のコントロー
ル手段を2つのコントロール手段に分割し、その間を電
源線、接地線、信号線を含む電線で接続する構成で、信
号線上に電源の交流周期の0Vを判別できるパルス信号
列を出力することにより、負荷制御を行うコントロール
手段にのみ電源を配線するだけで、他方のコントロール
手段においても電源同期のデータ伝送や内部処理を行え
ることを特徴とする洗濯機を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成するた
めに、本発明では、モータや排水弁等の負荷部と、複数
のコントロール手段とを備え、前記コントロール手段
は、少なくとも前記負荷部の駆動制御を行うドライブ手
段、洗濯方法の設定を行う操作手段、および洗濯状態の
表示を行う表示手段のいずれか1つの手段と、送受信手
段および本コントロール手段内の前記各手段の制御を行
う制御手段とで構成されると共に、前記複数のコントロ
ール手段の内少なくとも1つのコントロール手段は電力
供給する電源手段を有し、前記複数のコントロール手段
間は電源線と信号線と接地線とを含む電線で接続するこ
とによりデータ伝送を行う構成になっている。
【0019】第2の目的を達成するために、本発明で
は、第1の構成に加えて、電源手段を備えたコントロー
ル手段が、信号線上に電源の交流周期に同期した同期パ
ルス信号を送ると共に、電源手段を備えないコントロー
ル手段が前記同期パルス信号を受けることにより、前記
コントロール手段内の制御手段が電源の交流周期と同期
した制御を行う構成になっている。
【0020】第3の目的を達成するために、本発明で
は、第2の構成に加えて、電源の交流周期に同期した同
期パルス信号と、データ伝送を行うデータパルス信号と
のパルス幅を変更した構成になっている。第4の目的を
達成するために、本発明では、第2の構成に加えて、電
源の交流周期に同期した同期パルス信号が、電源の交流
周期を一定間隔の同期パルス信号を送る区間と、同期パ
ルス信号を送らない残り区間に分割し、前記一定間隔の
同期パルス信号の最初の同期パルス信号により、電源の
交流周期の区切りを判別する構成になっている。
【0021】第5の目的を達成するために、本発明で
は、第2の構成に加えて、連続する2つ以上の交流周期
で同一データ内容を伝送する短期繰り返し送信、または
規定間隔毎に同一データ内容の伝送を行う長期繰り返し
送信の少なくとも一方のデータ伝送を行う構成になって
いる。第6の目的を達成するために、本発明では、第5
の構成に加えて、短期繰り返し送信において、N回(N
は自然数)のデータ伝送中でM回(Mは自然数、M≦
N)のデータが互いに一致した場合、またはN回全て一
致する場合の少なくとも1つ方法でデータ伝送内容の誤
り判定を行う構成になっている。
【0022】第7の目的を達成するために、本発明で
は、モータや排水弁等の負荷部と、第1のコントロール
手段と、第2のコントロール手段とを備え、前記第1の
コントロール手段は、負荷部の駆動の制御を行うドライ
ブ手段と送受信手段とこれら両手段を制御する制御手段
と本コントロール手段に電力供給する電源手段とで構成
され、前記第2のコントロール手段は、洗濯方法の設定
を行う操作手段と洗濯状態の表示を行う表示手段と送受
信手段およびこれら各手段の制御を行う制御手段とで構
成され、前記第1および第2のコントロール手段は、電
源線と信号線と接地線とを含む電線で接続することによ
りデータ伝送を行う構成となっている。
【0023】
【作用】第1の発明は上記した構成により、複数のコン
トロール手段を少なくとも電源線と信号線と接地線を含
む電線で接続し、省線化したノイズの影響の少ないコン
トロール手段の最適な分割配置を実現できる。第2の発
明は上記した構成により、複数のコントロール手段を少
なくとも電源線と信号線と接地線を含む電線で接続し、
主となるコントロール手段のみに交流電源を配線するだ
けで、各コントロール手段で電源同期の処理が可能で、
省線化したノイズの影響の少ないコントロール手段の最
適な分割配置を実現できる。
【0024】第3の発明は上記した構成により、電源の
交流周期を判別する同期パルス信号と、データの伝送を
行うデータパルス信号のパルス幅を変更することによ
り、同期パルスの判別が容易で、各コントロール手段で
電源同期の処理が可能で、省線化したノイズの影響の少
ないコントロール手段の最適な分割配置を実現できる。
第4の発明は上記した構成により、電源の交流周期に同
期した同期パルス信号が、電源の交流周期を一定間隔の
同期パルス信号を送る区間と、同期パルス信号を送らな
い残り区間に分割して、前記一定間隔の同期パルス信号
の最初の同期パルス信号により、電源の交流周期の区切
りを判別することにより、電源同期の判別の容易なコン
トロール手段の最適な分割配置を実現できる。
【0025】第5の発明は上記した構成により、連続す
る電源同期タイミングで同一のデータを伝送する短期繰
り返し送信と、一定時間周期で同一情報の再送信を行う
長期繰り返し送信の少なくとも一方の多重伝送を行うこ
とにより、ノイズによる誤送信などに対して信頼性の高
いコントロール手段の最適な分割配置を実現できる。第
6の発明は上記した構成により、第6の発明の構成に加
えて、更に短期繰り返し送信において、N回(Nは自然
数)のデータ伝送中でM回(Mは自然数、M≦N)のデ
ータが互いに一致した場合またはN回全て一致する場
合、もしくは伝送するデータの一部としてチェックサム
などのエラー判定コードを付加して確認した場合の少な
くとも一方でデータの承認を判断する方式により、ノイ
ズによる誤送信などの検知能力に優れた信頼性の高いコ
ントロール手段の最適な分割配置を実現できる。
【0026】第7の発明は上記した構成により、2つの
コントロール手段を、少なくとも電源線と信号線と接地
線を含む電線で接続し、前記信号線に電圧の高低を送受
信する送受信手段を備えることにより、主となるコント
ロール手段のみに交流電源を配線するだけで、各コント
ロール手段で電源同期の処理が可能で、省線化したノイ
ズの影響の少ないコントロール手段の最適な分割配置を
実現できる。
【0027】
【実施例】
(実施例1)以下に、本発明の一実施例について説明す
る。図1は、本発明の洗濯機の構成の一例を示す図であ
り、図2は図1の負荷やセンサおよびコントロール手段
の回路構成の概略を示した図である。また、図3および
図4はそれぞれ図1および図2に対応させた従来の洗濯
機の構成の一例を示すブロック図である。
【0028】まず、従来の構成と本発明の一実施例を比
較して説明するために、図3および図4から説明する。
図3に示すように、従来の洗濯機ではユーザが洗濯方法
の設定を行う際のキー操作が行い易く、また表示が見や
すいように洗濯機の上部前面に操作表示や洗濯機の運転
制御を行うコントロール手段3を取り付けている。図3
の2は洗濯機本体の四隅からサスペンションを介して吊
り下げられた洗濯槽であり、3は洗濯機の運転の制御を
行うコントロール手段、5は洗濯槽2の内部に設定され
た脱水槽、4は脱水槽5の底部に設置し洗濯物の撹拌を
行うパルセータ、9は洗濯槽2からの排水を制御するた
めの排水弁である。7はモータであり、排水弁9と連動
したクラッチの状態によりパルセータ4または脱水槽5
を回転させる。8は洗濯機上部の背面側に敷設された給
水弁であり、必要に工程に応じて開閉を制御し洗濯に必
要な給水を行う。100は商用電源を配線するためのリ
ード線や負荷を制御するためのリード線である。
【0029】図4は、図3の構成でのリード線の配線、
およびコントロール手段3の回路構成の一例を示す概略
のブロック図である。図4の38は電源プラグ、31は
図3のコントロール手段3の全体を制御するマイクロコ
ンピュータ、32はユーザが洗濯方法の設定を行う操作
スイッチなどから構成する操作手段、33は洗濯コース
や水位などの設定内容や運転中の工程をユーザに知らせ
る表示を行うLEDなどの表示手段、34はコントロー
ル手段3に必要な電力を供給するための整流平滑回路や
定電圧回路などから構成される電源回路である。また、
36はマイクロコンピュータ31からの制御信号により
モータ7、給水弁8、排水弁9などに通電の制御を行う
ドライブ手段、35は各負荷に100V電源を供給する
ためのリレー回路である。
【0030】また、310は脱水槽3内の水位を検知す
る水位センサ、311はフタの開閉状態を検知するため
のフタセンサであり、これらのセンサからの信号をマイ
クロコンピュータ31で読み取って運転制御に必要な情
報を取得するものである。電源線はリード線101に示
すように洗濯機上部のコントロール手段3内のリレー回
路35やドライブ手段36を一旦経由して、洗濯機下部
に敷設されたモータ7や排水弁9と接続するため、10
0Vの電源線は洗濯機本体の上部から下部まで引き回す
構成となっている。
【0031】次に、本発明での一実施例での構成につい
て図1、図2により説明する。図1では、従来の構成で
は一体であったコントロール手段を、複数のコントロー
ル手段に分割し、分割した各コントロール手段間でデー
タ伝送を行う構成とする。図1では、特にユーザの操作
や表示を行う表示操作部分からなる第1コントロール手
段と、電源回路やモータなどの負荷制御を行う負荷制御
部からなる第2コントロール手段の2つの回路基板から
なる構成の例を示したものである。
【0032】図1の331は洗濯機上部前面に設置した
第1コントロール手段であり、主にユーザが操作を行う
操作スイッチやLEDなどの操作表示の部品から構成す
る。332は上部側面に設置した第2コントロール手段
で、主に電源回路や負荷制御回路やセンサ入力回路など
から構成する。図2は、図1の構成のリード線の配線図
および第1コントロール手段331、第2コントロール
手段332の回路構成の概略を示したブロック図であ
る。図2のモータ7などの負荷、水位センサ310など
のセンサ、操作手段32および表示手段33などの各構
成要素は、図4と同様の構成とするものである。331
0および3311は、第1コントロール手段331を制
御する第1マイクロコンピュータおよび送受信回路、3
320および3321は、第2コントロール手段332
を制御する第2マイクロコンピュータおよび送受信回路
である。本一実施例では、この第1コントロール手段3
31と第2コントロール手段332を、電源線201、
信号線202、接地線203の3本で接続する構成とす
るものである。
【0033】本一実施例では、電源回路34により交流
電源は第1コントロール手段331のみに供給され、第
2コントロール手段332内のマイクロコンピュータ3
320やLEDなどの各素子には、電源線201及び接
地線203にて直流電源を供給する。第1および第2コ
ントロール手段は、各々の送受信回路を通じて信号線2
02上に電圧の入出力を行うことでデータ伝送を行う。
【0034】以下、本一実施例の特徴であるコントロー
ル手段間の接続方法について、従来の分割方式との差に
ついて説明する。従来の洗濯機のマイクロコンピュータ
による制御方法では、商用の交流電源の周期に同期した
負荷の通電制御や、表示素子の点灯制御を行っている。
つまり交流電源が0Vを跨って時点でパルス信号(以
下、ゼロクロスパルス、ZVPと略記)を出力させるZ
VP回路によりZVP同期の制御を行う方法である。一
定時間の通電を行う場合でも交流周期の任意のタイミン
グで電力印加する方法では、交流電源の最大電圧付近の
電圧で電力印可する場合と0V付近で電力印可する場合
では、その印可電力が大きくばらつきが発生するのに比
べ、ZVP同期により常に0V付近で通電を開始すれ
ば、安定した印加電力制御できるためある。
【0035】また、従来の洗濯機では、キー入力や表示
素子の点灯に必要な制御信号を、信号線を少なくするた
め、交流電源の周波数を更に細分割した一定時間間隔で
割り込みを発生するタイマを使ってスキャンする構成を
とっており、このタイマの同期合わせにもZVP同期が
行われる場合が多い。こうしたZVP同期の処理を行う
ため、従来のコントローラの分割方式においては、電源
をそれぞれの分割されたコントローラに配線する必要が
あり、そのための組立て工数が増えたりリード線数が多
くなる課題が発生していた。
【0036】ところが本構成では、信号線上に電源周波
数との同期を判定するパルス信号を送出することで、全
てのコントロール手段が電源周波数との同期を採って、
従来の制御方法と同様にZVP同期の処理を実行するこ
とができ、全てのコントロール手段への電源線の配線を
不要にできる構成になっている。図5に、商用の交流電
源との同期を合わせるためのパルス信号の出力波形の一
例を示す。図5の(a)は交流電源の電圧波形、(b)
は本一実施例で主とする第1コントロール手段が発生す
るZVP同期合わせ用の同期パルス信号パターンであ
る。今、図5を60Hzの商用電源の場合とすると、図
5の501は電源周波数に同期して出力されるパルス信
号、502、503は同じく2m秒間隔で出力される同
期パルス信号である。図5のパターンの一例では503
の2m秒後の504にあたる同期パルス信号は出力しな
い。この2m秒間隔で出力する3つの同期パルス信号と
4m秒間パルス信号が出力されない空白期間の組み合わ
せにより電源周期を判別できる。本一実施例では、4m
秒間パルス信号の出力されなかった後のパルス信号50
1を、電源のZVPとして判定でき、ZVP同期の処理
を行う構成を採る。
【0037】次に、本一実施例の接続方法の別の特徴に
ついて説明する。従来のコントロール手段間の接続方式
としては、電源線と接地線、信号線に加えて、信号線上
のデータの送信や受信の区切りを合わせるためのタイミ
ングを表わすクロック信号を伝送するクロック線を伝送
線の一部として接続する同期式の接続方式や、各コント
ロール手段間でリセットのタイミングを合わせるための
リセット線を配する方式が一般的であった。従来のこう
した接続方式では、クロック線やリセット線へのノイズ
の影響は洗濯機のデータの誤伝送や、誤ったマイクロコ
ンピュータのリセット動作による洗濯機の再運転などの
動作の不具合につながる可能性があった。
【0038】ところが、本発明では、クロック信号に相
当するタイミングをZVP同期およびこれを細分割した
タイマに合わせてマイコン内部で発生させる。この構成
により複数のコントロール手段間を接続する電線に必要
な本数を低減することができる上、クロック線にノイズ
が重畳して送受信のタイミングがずれ、データ誤伝送の
原因になるといった問題を防止できる構成になってい
る。また、リセット信号についても、規定のパルス列を
リセット要求コマンドなどとして規定し、このパルス列
を送受信することでリセット線を省く構成が可能であ
る。
【0039】以上、本一実施例により、コントロール手
段の最適配置が可能になる事の効果として、ノイズに対
する信頼性向上に加えて、安全対策の処置を施しやすく
なる効果がある。洗濯機では、水や洗剤・柔軟剤・漂白
剤などの補助剤といった薬品などの飛沫から回路短絡や
部品劣化などの問題を防御するため、回路の保護に関す
る対策が必要である。従来の方法では、この保護対策と
してコントロール手段全体に防水加工を施すのが一般的
に採られている。特に近年では、各種の安全基準の見直
しへの対応として、重要部品に金属カバーなどの保護手
段を実施する対策も要請されるようになりつつある。と
ころが逆に洗濯機のコントロール基板は、高機能化に伴
って大型化する傾向にあり、こうした防水加工や金属カ
バーなどの保護対策を導入しづらくなってきている。保
護面積の低減については、必要な部分に保護を局所化す
るなどの方法が一般的には考えられるものの、同一基板
内で部分的に保護対策を行うよりも電気回路全体に行っ
たほうが作業効率が良いなどの理由で保護の局所化も進
んでいない。
【0040】これらの課題に対して、本一実施例では、
高い電圧を必要とする部品や、特に防水や類焼防止など
の保護配慮を必要とする部品をコントロール手段を分割
することにより、特定のコントロール手段に一括して局
在化でき、金属ケースによる遮閉や防水樹脂によるポッ
ディング加工の必要な面積を削減してコスト面などから
の制約を避け、こうした安全対策を導入しやすくでき
る。また、コントロール手段の分割に際して、他の機種
との制御回路の共用を図ることにより製造上のスケール
メリットの効果が期待できるものである。
【0041】更に別の効果としては、デザイン面で工夫
を行い易くなるという効果がある。本実施例により、分
割されたコントロール手段に操作や表示部品のみを集め
ることが可能となり、タッチキーやフィルム状に加工で
きる発光素子など薄型部品を使用することで、洗濯機本
体前面の衣類投入口の低サイズ化や側面への配置による
デザイン性の自由度の向上を図ることができるものであ
る。
【0042】なお、本一実施例のように、第1及び第2
の制御回路の配置は、本体上部の前面、及び側面や背面
に設置することが一般的であるが、デザイン性や耐水性
など洗濯機の構成を考慮した上で、下部に配置するとい
った構成も可能である。また、伝送線をそれぞれ1本に
限定せず、不慮の断線対策やノイズ面の信頼性対策や、
モータなどの負荷点呼時の瞬時的な電源低下の対策とし
て、電源線、接地線や信号線などを複線化しておく方法
も可能である。
【0043】更に、電源同期を行うためのパターンは本
一実施例で説明した2m秒間隔の同期パルス信号に限ら
ず、1m秒間隔の同期パルス信号など、他の識別パター
ンにより構成する事も可能である。特にこれらの間隔を
センサ情報の入力タイマや表示のスキャン出力などの他
の内部タイマと併用すれば、制御を簡単にできる効果が
ある。この他、電源同期を行うための同期パルス信号
と、データ伝送を行うデータパルス信号の判別を容易に
する方法としては、本一実施例の様に一定時間間隔で同
期パルス信号が出力されることを利用して内部タイマに
より事前に待ち受ける方法だけでなく、両パルス信号の
幅自体を変更する方法で両者の判別を容易にする方法も
有効である。
【0044】最後に、本実施例では、特にコントロール
手段として2つに分割する方法を例に挙げて説明した
が、3つ以上のコントロール手段に分割する方法も可能
である。また、商用電源を供給する電源回路も本一実施
例のように負荷制御部にだけ接続する方法に限らず、表
示操作部など他のコントロール手段に接続する方法や、
複数のコントロール手段に同時に供給する方法も可能で
ある。
【0045】(実施例2)以下に本発明の第2の実施例
について説明する。本一実施例でも、洗濯機の構成や回
路構成は図3および図4と同様な構成を採ることができ
るものである。従来の洗濯機の通信方式では、モータな
どの負荷制御の際に生じるノイズの他、またコントロー
ル手段を分割する構成においても、コントロール手段を
接続する信号線に直接重畳する外部ノイズにより、デー
タの伝送エラーが発生しうる課題があった。
【0046】本発明の一実施例では、この課題に対し
て、データの一部として同時に伝送するエラー判定コー
ドによりデータ伝送の正誤判定を行う方式に加え、同じ
データを連続して送信し、相互のデータの一致具合を判
定することにより正確なデータ伝送が行われているかど
うかを判定することにより、信頼性の高い通信を実現す
るものである。
【0047】図6に、エラー判定コードの一例を示す。
図6の601は12ビットから構成される送信データ全
体、602は送信データの前半4ビット、603は真ん
中の4ビット、604は後半4ビットを示す。図6で
は、601および602が伝送するデータ内容であり、
604がエラー判定コードである。図6では、602、
603、604の和が0になるように604を設定する
例を示す。
【0048】一般的に家電商品に影響を及ぼすノイズ原
因を分析すると、モータなど負荷制御に発生する過電
流、瞬間停電、落雷などに伴う雷サージや、アマチュア
無線や各種機器から発生する強電界ノイズなどが存在す
る。これらのノイズは、短時間の間にインパルスノイズ
として間欠的に発生する特徴がある。一方、モータのオ
ンオフなど洗濯機の運転制御のシーケンスは速くても数
百ミリ秒単位であり、これらのノイズの発生頻度と比較
すれば非常に長い。このため、連続する電源同期の周波
数で同一のデータをデータ伝送すれば、連続してエラー
が発生することは少ないと考えられる。
【0049】これらの特徴を鑑み、本一実施例では、伝
送するデータの一部にエラー判定コードを付加して伝送
し、受信側でエラーの発生が検知された場合には、エラ
ーの発生したデータ内容を再び伝送する。また、この方
法に加えて、更にデータ伝送の信頼性を向上する方法も
可能である。特殊な使用状況として、非常に強い電界を
発生するような機器の傍などで使用される場合には、エ
ラー判定コードで検知できないレベルのエラーが発生す
るケースが稀に考えられる。このようなケースへの対策
として、始めから同一のデータを3回や4回といった一
定数の同一データの繰り返し送信を行い、受信したデー
タが全部またはある個数以上一致するかどうかを判定す
る構成を採ることもできる。
【0050】更に、以上の構成に加えて、ノイズ自体が
長時間継続することは稀である事を考慮して、数秒間や
数十秒間などの時間の経過ごとに、同一内容のデータを
確認として伝送する構成を採ることにより、より一層デ
ータの信頼性を向上する構成も可能である。なお、エラ
ー判定コードは、各ビット位置の1の数が奇数になるよ
うに設定したりする方法や、判定のみでなくエラーの訂
正能力を有するエラー訂正コードを付加することも可能
である。
【0051】また、繰り返し送信を行う場合には、デー
タの一部にエラー判定コードを付加するのを止めること
で、一回当りのデータ伝送効率を改善する方法も可能で
ある。更に、本一実施例では、データ伝送の信頼性を向
上させる判定方法についてのみ説明したが、本方式は、
あらかじめ一定回数や一定時間の再送信範囲を限定して
おき、その期間を過ぎても伝送エラーが発生する場合に
は、運転を停止するなどの制御を組み合わせて行うもの
である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明は、モ
ータや排水弁等の負荷部と、複数のコントロール手段と
を備え、前記コントロール手段は、少なくとも前記負荷
部の駆動制御を行うドライブ手段、洗濯方法の設定を行
う操作手段、および洗濯状態の表示を行う表示手段のい
ずれか1つの手段と、送受信手段および本コントロール
手段内の前記各手段の制御を行う制御手段とで構成され
ると共に、前記複数のコントロール手段の内少なくとも
1つのコントロール手段は電力供給する電源手段を有
し、前記複数のコントロール手段間は電源線と信号線と
接地線とを含む電線で接続することによりデータ伝送を
行う構成にすることにより、複数のコントロール手段を
少なくとも電源線と信号線と接地線を含む電線で接続
し、前記信号線に電圧の高低を送受信する送受信手段を
備えることにより、省線化したノイズの影響の少ないコ
ントロール手段の最適な分割配置を実現できる。
【0053】第2の発明は、第1の構成に加えて、電源
手段を備えたコントロール手段が、信号線上に電源の交
流周期に同期した同期パルス信号を送ると共に、電源手
段を備えないコントロール手段が前記同期パルス信号を
受けることにより、前記コントロール手段内の制御手段
が電源の交流周期と同期した制御を行う構成により、複
数のコントロール手段を少なくとも電源線と信号線と接
地線を含む電線で接続し、前記信号線に電圧の高低を送
受信する送受信手段を備えることにより、主となるコン
トロール手段のみに交流電源を配線するだけで、各コン
トロール手段で電源同期の処理が可能で、省線化したノ
イズの影響の少ないコントロール手段の最適な分割配置
を実現できる。
【0054】第3の発明は、第2の構成に加えて、電源
の交流周期に同期した同期パルス信号と、データ伝送を
行うデータパルス信号とのパルス幅を変更した構成によ
り、電源の交流周期を判別する同期パルス信号と、デー
タの伝送を行うデータパルス信号のパルス幅を変更する
ことにより、同期パルスの判別が容易で、各コントロー
ル手段で電源同期の処理が可能で、省線化したノイズの
影響の少ないコントロール手段の最適な分割配置を実現
できる。
【0055】第4の発明は、第2の構成に加えて、電源
の交流周期に同期した同期パルス信号が、電源の交流周
期を一定間隔の同期パルス信号を送る区間と、同期パル
ス信号を送らない残り区間に分割し、前記一定間隔の同
期パルス信号の最初の同期パルス信号により、電源の交
流周期の区切りを判別する構成により、電源の交流周期
に同期した同期パルス信号が、電源の交流周期を一定間
隔の同期パルス信号を送る区間と、同期パルス信号を送
らない残り区間に分割して、前記一定間隔の同期パルス
信号の最初の同期パルス信号により、電源の交流周期の
区切りを判別することにより、電源同期の判別の容易な
コントロール手段の最適な分割配置を実現できる。
【0056】第5の発明は、第2の構成に加えて、連続
する2つ以上の交流周期で同一データ内容を伝送する短
期繰り返し送信、または規定間隔毎に同一データ内容の
伝送を行う長期繰り返し送信の少なくとも一方のデータ
伝送を行う構成により、連続する電源同期タイミングで
同一のデータを伝送する短期繰り返し送信と、一定時間
周期で同一情報の再送信を行う長期繰り返し送信の少な
くとも一方の多重伝送を行うことにより、ノイズによる
誤送信などに対して信頼性の高いコントロール手段の最
適な分割配置を実現できる。
【0057】第6の発明は、第5の構成に加えて、短期
繰り返し送信において、N回(Nは自然数)のデータ伝
送中でM回(Mは自然数、M≦N)のデータが互いに一
致した場合、またはN回全て一致する場合の少なくとも
1つ方法でデータ伝送内容の誤り判定を行う構成によ
り、第6の発明の構成に加えて、更に短期繰り返し送信
において、N回(Nは自然数)のデータ伝送中でM回
(Mは自然数、M≦N)のデータが互いに一致した場合
またはN回全て一致する場合、もしくは伝送するデータ
の一部としてチェックサムなどのエラー判定コードを付
加して確認した場合の少なくとも一方でデータの承認を
判断する方式により、ノイズによる誤送信などの検知能
力に優れた信頼性の高いコントロール手段の最適な分割
配置を実現できる。
【0058】第7の発明は、モータや排水弁等の負荷部
と、第1のコントロール手段と、第2のコントロール手
段とを備え、前記第1のコントロール手段は、負荷部の
駆動の制御を行うドライブ手段と送受信手段とこれら両
手段を制御する制御手段と本コントロール手段に電力供
給する電源手段とで構成され、前記第2のコントロール
手段は、洗濯方法の設定を行う操作手段と洗濯状態の表
示を行う表示手段と送受信手段およびこれら各手段の制
御を行う制御手段とで構成され、前記第1および第2の
コントロール手段は、電源線と信号線と接地線とを含む
電線で接続することによりデータ伝送を行う構成にする
ことにより、2つのコントロール手段を、少なくとも電
源線と信号線と接地線を含む電線で接続し、前記信号線
に電圧の高低を送受信する送受信手段を備えることによ
り、主となるコントロール手段のみに交流電源を配線す
るだけで、各コントロール手段で電源同期の処理が可能
で、省線化したノイズの影響の少ないコントロール手段
の最適な分割配置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す洗濯機本体の構成を示
す図
【図2】本発明の一実施例の制御回路および各負荷との
配線構成を示すブロック図
【図3】従来の洗濯機の一例を示す洗濯機本体の構成の
一例を示す図
【図4】従来の洗濯機の制御回路および各負荷との配線
構成の一例を示すブロック図
【図5】電源同期を判別するパルス信号パターンの一例
を表わす図
【図6】エラー判定コードの一例を示す図
【符号の説明】
1 クラッチ 2 洗濯槽 3 コントロール手段 4 パルセータ 5 脱水漕 7 モータ 8 給水弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石丸 直昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 崎田 義明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 池田 紀子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータや排水弁等の負荷部と、複数のコ
    ントロール手段とを備え、前記コントロール手段は、少
    なくとも前記負荷部の駆動制御を行うドライブ手段、洗
    濯方法の設定を行う操作手段、および洗濯状態の表示を
    行う表示手段のいずれか1つの手段と、送受信手段およ
    び本コントロール手段内の前記各手段の制御を行う制御
    手段とで構成されると共に、前記複数のコントロール手
    段の内少なくとも1つのコントロール手段は電力供給す
    る電源手段を有し、前記複数のコントロール手段間は電
    源線と信号線と接地線とを含む電線で接続することによ
    りデータ伝送を行う洗濯機。
  2. 【請求項2】 電源手段を備えたコントロール手段が、
    信号線上に電源の交流周期に同期した同期パルス信号を
    送ると共に、電源手段を備えないコントロール手段が前
    記同期パルス信号を受けることにより、前記コントロー
    ル手段内の制御手段が電源の交流周期と同期した制御を
    行う請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 電源の交流周期に同期した同期パルス信
    号と、データ伝送を行うデータパルス信号とのパルス幅
    を変更した請求項2記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 電源の交流周期に同期した同期パルス信
    号が、電源の交流周期を一定間隔の同期パルス信号を送
    る区間と、同期パルス信号を送らない残り区間に分割
    し、前記一定間隔の同期パルス信号の最初の同期パルス
    信号により、電源の交流周期の区切りを判別する請求項
    2記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 連続する2つ以上の交流周期で同一デー
    タ内容を伝送する短期繰り返し送信、または規定間隔毎
    に同一データ内容の伝送を行う長期繰り返し送信の少な
    くとも一方のデータ伝送を行う請求項2記載の洗濯機。
  6. 【請求項6】 短期繰り返し送信において、N回(Nは
    自然数)のデータ伝送中でM回(Mは自然数、M≦N)
    のデータが互いに一致した場合、またはN回全て一致す
    る場合の少なくとも1つ方法でデータ伝送内容の誤り判
    定を行う請求項5記載の洗濯機。
  7. 【請求項7】 モータや排水弁等の負荷部と、第1のコ
    ントロール手段と、第2のコントロール手段とを備え、
    前記第1のコントロール手段は、負荷部の駆動の制御を
    行うドライブ手段と送受信手段とこれら両手段を制御す
    る制御手段と本コントロール手段に電力供給する電源手
    段とで構成され、前記第2のコントロール手段は、洗濯
    方法の設定を行う操作手段と洗濯状態の表示を行う表示
    手段と送受信手段およびこれら各手段の制御を行う制御
    手段とで構成され、前記第1および第2のコントロール
    手段は、電源線と信号線と接地線とを含む電線で接続す
    ることによりデータ伝送を行う洗濯機。
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