JP2003050606A - プログラマブルコントローラ - Google Patents

プログラマブルコントローラ

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JP2003050606A
JP2003050606A JP2001239245A JP2001239245A JP2003050606A JP 2003050606 A JP2003050606 A JP 2003050606A JP 2001239245 A JP2001239245 A JP 2001239245A JP 2001239245 A JP2001239245 A JP 2001239245A JP 2003050606 A JP2003050606 A JP 2003050606A
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JP2001239245A
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Yoshihiro Miura
佳洋 三浦
Kaoru Sato
薫 佐藤
Kenzo Hirano
健三 平野
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モジュール間の信号の送受信ミスがないと共
に、耐ノイズ性を高めることができるプログラマブルコ
ントローラを提供する。 【解決手段】 電源ユニット2によるプロセッサモジュ
ール3及びI/Oモジュール4に対する給電は電力給電
手段13による磁気結合で行われる。また、プロセッサ
モジュール3とI/Oモジュール4との間、或いはI/
Oモジュール4間のデータ通信は、各モジュール3,4
に設けられたデータ通信手段14による磁気結合で行わ
れる。これにより、モジュール3,4間を接続するケー
ブルを省略することができ、ケーブル接続ミスによる送
受信ミスを防止することができると共に、ケーブルに重
畳するノイズによる影響を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、並列配置されたモ
ジュール間でデータを授受するプログラマブルコントロ
ーラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プログラマブルコントローラ
においては、モジュール同士をケーブルで接続し、モジ
ュール間のデータ通信をケーブルを通じて行うようにし
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、モジュ
ール同士をケーブル接続する構成では、ケーブルをコネ
クタによりモジュールに接続していることから、接続ミ
ス或いは接続忘れの作業ミスを生じる虞がある。また、
ケーブルがプログラマブルコントローラの外部に位置し
ているので、プログラマブルコントローラを構成するモ
ジュールの台数が多くなる程、ケーブル全体のインピー
ダンスが大きくなって外来ノイズの影響を受けやすくな
る。本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的は、モジュール同士の接続ミスがないと共に、耐ノイ
ズ性を高めることができるプログラマブルコントローラ
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、モジュール間のデータ通信はデータ通信手段により
非接触で行われるので、ケーブルを用いて通信する構成
に比較して、接続ミス或いは接続忘れの作業ミスを生じ
る虞がないと共に、モジュールの台数が多くなるにして
も外来ノイズの影響を回避することができる。
【0005】請求項2の発明によれば、電力供給手段
は、モジュール間の電力供給を非接触で行うので、デー
タ通信手段と併せて用いることにより被水環境での使用
が可能となる。
【0006】請求項3の発明によれば、筐体内の温度が
上昇するにしても、データ通信手段はモジュールの並列
配置状態で筐体の下部位置となるように設けられている
ので、データ通信手段が熱の影響を受けてしまうことを
防止することができる。
【0007】請求項4の発明によれば、所望のモジュー
ルにアクセスする際は、当該モジュールに割当てられた
スロット番号をスロット番号通信手段により送信する。
すると、モジュールに設けられたスロット番号通信手段
は、送信されたスロット番号を受信する。このとき、解
析手段は、スロット番号通信手段が受信したスロット番
号が設定手段に設定された番号と一致したかを判断す
る。そして、制御手段は、解析手段がスロット番号は一
致したと判断したときは、前記データ通信手段が受信し
たデータを自己のデータとして入力するので、所望のモ
ジュールにアクセスすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1の実施の形態を図1乃至図8を参照して説明す
る。図2はプログラマブルコントローラの斜視図であ
る。この図2において、プログラマブルコントローラ
(以下、PC)1は、電源ユニット2、プロセッサモジ
ュール3、複数のI/Oモジュール4を並列配置して構
成されている。
【0009】図3はPC1を機能ブロックで示してい
る。この図3において、プロセッサモジュール3は演算
部5及び記憶部6などで構成されており、プロセッサモ
ジュール3には、パーソナルコンピュータ(パソコン)
7をプログラミングターミナルとして接続し、ユーザが
パソコン7で記述したラダープログラムを記憶部6にア
ップロードすることで、プロセッサモジュール3に各部
の制御を行わせるようになっている。
【0010】I/Oモジュール4の入力部8には、制御
対象となる機械側(例えば、生産ライン等)に配置され
ている例えばデジタルスイッチ,セレクタスイッチ,押
しボタンスイッチ,近接スイッチ,リミットスイッチ等
の各スイッチを含む操作・検出部9が接続されており、
それらによる操作信号或いは検出信号が入力部8に入力
されるようになっている。
【0011】また、I/Oモジュール4の出力部10に
は、前記機械側に配置されている例えばパイロットラン
プ,数字表示器,電磁弁,モータなどを含む表示・駆動
部11が接続されている。そして、プロセッサモジュー
ル3は、入力部8に入力される信号の状態に基づき、プ
ログラムに従って出力部10を介して表示・駆動部11
の制御を行うようになっている。
【0012】図4はI/Oモジュール4の側面図であ
る。この図4において、I/Oモジュール4の前面には
端子台12が装着されており、その端子台12に操作・
検出部9或いは表示・駆動部11から延設されたケーブ
ルを接続することにより、操作・検出部9とI/Oモジ
ュール4の入力部8とを接続することができると共に、
表示・駆動部11とI/Oモジュール4の出力部10と
を接続することができる。
【0013】ここで、I/Oモジュール4の両側の側面
上部には電力信号通信部(電力供給手段に相当)13が
設けられており、モジュール4を並設配置した状態で
は、隣接するモジュール4の電力信号通信部13同士が
対向するようになっている。また、モジュール4の両側
の側面下部にはデータ通信部(データ通信手段、スロッ
ト番号通信手段に相当)14が設けられており、図2に
示すようにI/Oモジュール4を並設配置した状態で
は、隣接するモジュール4のデータ通信部14同士が対
向するようになっている。
【0014】尚、電源ユニット2に関しては、一方の側
面上部のみに電力信号通信部13が設けられており、図
2に示すように電源ユニット2とプロセッサモジュール
3とが並設配置された状態では、それらの電力信号通信
部13同士が対向するようになっている。
【0015】また、プロセッサモジュール3に関して
は、両方の側面上部に電力信号通信部13が設けられて
いると共に、一方の側面下部のみにデータ通信部14が
設けられており、図2に示すようにプロセッサモジュー
ル3とI/Oモジュール4とが並設配置された状態で
は、それらの電力信号通信部13同士並びにデータ通信
部14同士が対向するようになっている。
【0016】図1は電源ユニット2、プロセッサモジュ
ール3及びI/Oモジュール4の構成のうち通信に関す
る構成を機能ブロックで示している。この図1におい
て、電源ユニット2の電源回路17は商用交流電力を直
流電力に変換して電磁誘導回路15に与える。
【0017】また、電源ユニット2、各モジュール3,
4に設けられた電力信号通信部13は電磁誘導回路15
及びアンテナコイル16から構成されており、各モジュ
ール3、4において図中右側に設けられた電磁誘導回路
15は、電源回路17の直流電力を高周波電力信号に変
換してアンテナコイル16から出力し、図中左側に設け
られた電磁誘導回路15は、アンテナコイル16が受信
した高周波電力信号を電源回路17に与える。この電源
回路17は、アンテナコイル16が受信した高周波電力
信号を平滑することにより直流電力に変換して各モジュ
ール3,4内の電子回路に給電する。
【0018】一方、各モジュール3,4に設けられてい
るデータ通信部14は電磁誘導回路18及びアンテナコ
イル19から構成されており、電磁誘導回路18は、ア
ンテナコイル19を通じて出力した高周波信号に制御回
路20からバス制御回路21を通じて受取ったデータ信
号を重畳させることによりデータを送信する。また、電
磁誘導回路18は、アンテナコイル19が受信した高周
波信号に重畳したデータ信号を抽出してバス制御回路2
1を通じて制御回路20に与える。
【0019】制御回路(設定手段、解析手段、制御手段
に相当)20は、電源回路17からの給電状態で動作
し、バス制御回路21を通じてプロセッサモジュール3
或いは他のI/Oモジュール4との間の通信を実行す
る。I/Oモジュール4における入力部8は操作・検出
部9と接続され,出力部10は表示・駆動部11と接続
されており、制御回路20から与えられたデータを表示
・駆動部11に出力したり、操作・検出部9から入力し
たデータを制御回路20に出力する。
【0020】次に上記構成の作用について説明する。図
2に示すように電源ユニット2、プロセッサモジュール
3及びI/Oモジュール4を並列配置した状態で、電源
ユニット2に商用交流電源を投入すると、電源ユニット
2の電力信号通信部13のアンテナコイル16から高周
波電力信号が出力される。この高周波電力信号は電源ユ
ニット2に隣接するプロセッサモジュール3に送信さ
れ、このプロセッサモジュール3の電力信号通信部13
が受信して電源回路17に出力する。電源回路17にお
いては、電力信号通信部13からの高周波電力信号を平
滑することにより直流電力を生成し、プロセッサモジュ
ール3内の制御回路20を含む各電子回路に給電する。
これにより、プロセッサモジュール3が起動するように
なる。
【0021】ここで、プロセッサモジュール3の図中右
側に設けられた電力信号通信部13が起動して、電源回
路17の直流電力を高周波電力信号に変換してI/Oモ
ジュール4に送信する。これにより、プロセッサモジュ
ール3と同様にして当該プロセッサモジュール3に隣接
したI/Oモジュール4が起動するようになる。以上の
ような動作の結果、プロセッサモジュール3及び各I/
Oモジュール4が起動し、これによりPC1全体が動作
する。
【0022】さて、上記のようにPC1の設置が終了し
たときは、通信確定プログラムを実行することにより各
I/Oモジュール4にスロット番号を割当てる必要があ
る。つまり、プロセッサモジュール3はスロット番号を
出力することにより所定のI/Oモジュール4にアクセ
スすることから、I/Oモジュール4にスロット番号が
割当てられていない状態では、I/Oモジュール4との
通信を確定できないからである。
【0023】図5はプロセッサモジュール3とI/Oモ
ジュール4の通信確定動作を示すフローチャートであ
る。尚、各I/Oモジュール4は同一動作を実行するも
のの、説明のために異なるステップ番号を付してある。
この図5において、プロセッサモジュール3は、まず、
初期設定を実行することによりn=0を設定する(S1
01)。また、I/Oモジュール4は、初期設定を実行
することにより次のモジュール4への送信を禁止する
(S201、S301)。
【0024】初期設定が終了したプロセッサモジュール
3はシステム構成の入力待機状態となるので(S10
2)、使用者は、システム構成を入力する。つまり、P
C1の設置終了時においては、プロセッサモジュール3
は、スロット番号とI/Oモジュール4との関係を認識
していないことから、プロセッサモジュール3にシステ
ム構成を認識させるのである。この場合、プロセッサモ
ジュール3に隣接するI/Oモジュール4から小さなス
ロット番号を順に割当てるようにシステム構成を入力す
る。
【0025】図6は入力するシステム構成の一例を示し
ている。この図6に示すようにプロセッサモジュール3
に隣接して配置されたI/Oモジュール(以下、第1の
I/Oモジュール4aと称する)には識別番号として
「A」が設定され、次のI/Oモジュール(以下、第2
のI/Oモジュール4bと称する)には識別番号として
「B」が設定され、次のI/Oモジュール(以下、第3
のI/Oモジュール4cと称する)には識別番号として
「C」が設定され、次のI/Oモジュール(以下、第4
のI/Oモジュール4dと称する)には識別番号として
「D」が設定されているものとする。これらの識別番号
は製品の工場出荷時に予め設定されている。
【0026】従って、使用者は、プロセッサモジュール
3にシステム構成を入力する際は、例えばスロット番号
「1」に対応する第1のI/Oモジュール4aの識別情
報は「A」、スロット番号「2」に対応する第2のI/
Oモジュール4bの識別情報は「B」、スロット番号
「3」に対応するI/Oモジュール4cの識別情報は
「C」、スロット番号「4」対応するI/Oモジュール
4dの識別情報は「D」であると入力する。
【0027】プロセッサモジュール3は、図5に示すよ
うにシステム構成が入力されたときは(S102:YE
S)、スロット番号「n+1」のI/Oモジュール4a
〜4dに対して識別情報を返信するように命令する(S
103、S104)。この場合、初期設定によりnは0
に設定されていることから、スロット番号「1」のI/
Oモジュール4a〜4dに対して識別情報を送信するよ
うに命令する(矢印A1)。
【0028】この命令はプロセッサモジュール3のデー
タ通信部14から第1のI/Oモジュール4aのデータ
通信部14に磁気結合により送信されるので、第1のI
/Oモジュール4aは、プロセッサモジュール3からの
命令を受け取ることができる。このとき、第1のI/O
モジュール4aは第2のI/Oモジュール4bにデータ
を送信することが禁止されているので、結局、プロセッ
サモジュール3からの命令は第1のI/Oモジュール4
aしか受けることができない。これにより、第1のI/
Oモジュール4aは、情報要求を受信したときは(S2
02:YES)、自己に設定されている識別情報「A」
をプロセッサモジュール3に磁気信号により返信する
(S203、矢印B1)。
【0029】これに応じて、プロセッサモジュール3
は、識別情報Aを受信するので(S105:YES)、
システム構成が一致していたときは(S106:YE
S)、全てのスロット番号について認識したかを判断し
(S107)、認識していない場合は(S107:N
O)、ステップS103に移行する。以上のようにし
て、プロセッサモジュール3は、スロット番号「1」の
I/Oモジュールは識別情報「A」のI/Oモジュール
4aであると認識することができる。
【0030】一方、第1のI/Oモジュール4aは、プ
ロセッサモジュール3からスロット番号「1」を入力す
ることから、自己のスロット番号は「1」であると認識
してから(S204)、第2のI/Oモジュール4bへ
の送信を許可する(S205)。以上のようにして、第
1のI/Oモジュール4aにスロット番号「1」を設定
することができる(図7参照)。
【0031】尚、プロセッサモジュール3は、ステップ
S106において、ステップS102で入力されたシス
テム構成にステップS105で受信した識別情報が一致
しなかったときは、エラーを報知する(S109)。こ
のようなエラーが報知される場合は、使用者が入力した
システム構成が間違っていた場合、或いは通信が成功し
なかった場合である。
【0032】続いて、プロセッサモジュール3は、n=
n+1に基づいてスロット番号「2」のI/Oモジュー
ルに対して情報を要求する(S104、矢印A2)。こ
の場合、第1のI/Oモジュール4aは、上述したよう
にしてスロット番号が「1」に設定されたので、他のス
ロット番号への情報要求を受信したと判断して(S20
6:YES)、情報要求を第2のI/Oモジュール4b
に送信する(S207、矢印B1)。
【0033】これにより、第2のI/Oモジュール4b
に対して情報要求が送信されるので、第2のI/Oモジ
ュール4bは、情報要求を受信したところで(S30
2:YES)、識別情報「B」を第1のI/Oモジュー
ル4aに送信すると共に(S303、矢印C1)、自己
のスロット番号は「2」であると認識する(S30
4)。
【0034】一方、第1のI/Oモジュール4aは第2
のI/Oモジュール4bから識別情報を受信したときは
(S208:YES)、プロセッサモジュール3に識別
情報を送信するので(S209、矢印B3)、プロセッ
サモジュール3は、スロット番号「2」のI/Oモジュ
ールの識別情報は「B」であると認識する。
【0035】続いて、プロセッサモジュール3は、n=
n+1に基づいてスロット番号「3」のI/Oモジュー
ル4cに対して情報要求を送信する(S104、矢印A
3)。この場合、第1のI/Oモジュール4aにはスロ
ット番号が「1」に設定され、さらに第2のI/Oモジ
ュール4bにはスロット番号が「2」に設定されている
ことから、第2のI/Oモジュール4bは、他のスロッ
ト番号への情報要求を受信したと判断し(S306:Y
ES)、その情報要求を第3のI/Oモジュール4cに
送信する(S307)。
【0036】これにより、第3のI/Oモジュール4c
に対して情報要求が送信されるので、第3のI/Oモジ
ュール4cは、情報要求を受信したところで(S30
2:YES)、識別情報「C」を第2のI/Oモジュー
ル4b及び第1のI/Oモジュール4aを通じてプロセ
ッサモジュール3に返信すると共に(S303)、自己
のスロット番号は「3」であると認識してから(S30
4)、次のモジュールへの送信を許可する(S30
5)。
【0037】以上のようにして、第1のI/Oモジュー
ル4aから第4のI/Oモジュール4dの順にスロット
番号を割当てることができる(図8参照)。また、プロ
セッサモジュール3はスロット番号と識別番号との関係
を認識することができる。
【0038】そして、プロセッサモジュール3は、全て
のスロット番号の割当てが終了したときは(S107:
YES)、第1のI/Oモジュール4aに終了を送信し
てから(S108、矢印AX)、停止する。また、第1
のI/Oモジュール4aは、終了を受信したときは(S
210:YES)、第2のI/Oモジュール4bに終了
を送信してから(S211、矢印BX)、停止する。以
上のようにして、各I/Oモジュール4a〜4dはスロ
ット番号が割当てられたところで、通信確定プログラム
を終了する。
【0039】しかるに、上述したようにして通信確定プ
ログラムの終了状態でプロセッサモジュール3を記憶部
6に記憶されているプログラムに基づいて通常動作させ
ると、プロセッサモジュール3が所定のI/Oモジュー
ル(例えば識別番号「B」のI/Oモジュール4b)に
アクセスするプログラムを実行した場合は、識別番号
「B」に対応するスロット番号は「2」であるというシ
ステム構成の認識結果に基づいて、命令にスロット番号
「2」を付加して第1のI/Oモジュール4aに出力す
る。この場合、第1のI/Oモジュール4aは、受信し
た命令に付加されたスロット番号「2」は自己に設定さ
れたスロット番号でないことから、入力した命令を第2
のI/Oモジュール4bに出力する。
【0040】第2のI/Oモジュール4bは、受信した
命令に付加されたスロット番号「2」は自己に設定され
たスロット番号であることから、入力した命令に応じて
動作する。これにより、受信した命令が表示・駆動部1
1に対する命令の場合は、第2のI/Oモジュール4b
に接続された表示・駆動部11が命令に応じて動作す
る。このとき、第2のI/Oモジュール4bの制御回路
20は、データを入力したときは、第3のI/Oモジュ
ール4cにデータを出力することはない。同様にして、
プロセッサモジュール3は、所定のI/Oモジュール4
a〜4dにアクセスすることより当該I/Oモジュール
4a〜4dに接続された表示・駆動部11を動作させた
り、操作・検出部9からのデータを入力することができ
る。
【0041】ところで、I/Oモジュール4は入力部8
或いは出力部10を備え、それらを通じて大きな電流を
入出力しているという事情から、I/Oモジュール4の
筐体内の温度が発熱により上昇して高い状態が継続す
る。しかしながら、非接触でデータを通信するためのデ
ータ通信部14の温度特性は比較的悪いので、温度上昇
により、データ通信部14によるデータ通信を確実に実
行できなくなってしまう虞がある。
【0042】しかるに、本実施の形態では、図4に示す
ように各モジュール3,4内のデータ通信部14を、各
モジュール3,4の並列設置状態で筐体内の下部に位置
するようにしたので、筐体内の温度が通電に伴う発熱に
より上昇するにしても、その影響を大きく受けることが
なくデータ通信を確実に行うことができる。しかも、デ
ータ通信部14を筐体内の下部に加えて奥方位置に設け
たので、各モジュール3,4を、それらの正面が上方を
指向するように並列設置するような設置方法であって
も、発熱による影響を回避することができる。
【0043】このような実施の形態によれば、電源ユニ
ット2から各モジュール3,4に磁気信号により非接触
で給電すると共に、プロセッサモジュール3及び各I/
Oモジュール4との間で磁気結合により非接触でデータ
を授受するようにしたので、各モジュール間をケーブル
で接続している従来例のものと違って、モジュールの数
が増加するにしても、ケーブル配線の必要がなく、配線
ミスがないと共に、耐ノイズ性を高めることができる。
しかも、各モジュール3,4において、熱の影響を受け
易いデータ通信部14によりデータを非接触で通信しな
がら、筐体内の温度上昇の影響を受けてしまうことを防
止できる。
【0044】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図9を参照して説明するに、第1の実施の
形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
この第2の実施の形態はモジュール3、4或いはモジュ
ール4、4間のデータを光信号により伝送することを特
徴とする。
【0045】図9は各モジュール3、4の構成を機能ブ
ロックで示している。この図9において、プロセッサモ
ジュール3及びI/Oモジュール4には光送信部31及
び光受信部32が備えられており、各モジュール3,4
が並設配置された状態では、隣接するモジュール3,4
同士の光送信部31と光受信部32とが光送受信可能な
状態で対向するようになっている。この場合、光送信部
31及び光受信部32によりデータ通信部(データ通信
手段、スロット番号通信手段に相当)33が構成されて
いる。制御回路20は、データをバス制御回路21に出
力することにより光送信部31から光信号を出力すると
共に、光受信部32が受光した光信号をバス制御回路2
1から入力するようになっている。
【0046】ここで、上記構成のPC1を設置したとき
は、第1の実施の形態と同様に、通信確定動作を実行す
る。これにより、I/Oモジュール4が自己のスロット
番号を認識すると共に、プロセッサモジュール3がスロ
ット番号と識別情報との関係を認識することができる。
従って、このようなシステム構成の認識が終了したとこ
ろで通常の通信動作を実行することができる。
【0047】このような第2の実施の形態によれば、光
信号によりモジュール3,4間のデータの伝送を行うよ
うにしたので、第1の実施の形態と同様に、モジュール
の数が増加するにしても、ケーブル配線の必要がなく、
配線ミスがないと共に、第1の実施の形態のものでは使
用困難な磁気的ノイズの大きな環境での使用が可能とな
る。
【0048】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態を図10を参照して説明するに、第2の実施
の形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略す
る。この第3の実施の形態は、スロット番号をスイッチ
で設定するようにしたことを特徴とする。
【0049】図10は各モジュール3,4の構成を機能
ブロックで示している。この図10において、I/Oモ
ジュール4の制御回路20にはDIPスイッチ或いはロ
ータリースイッチ(設定手段に相当)41が接続されて
おり、制御回路20は、データに付加されたスロット番
号がDIPスイッチ或いはロータリースイッチ41で設
定された番号と一致しているかを判断している。そし
て、両者が一致したときは入力したデータは自己に対す
るものであると判断してデータを入力し、データが命令
である場合には、その命令に応じて動作するようになっ
ている。
【0050】このような第3の実施の形態によれば、D
IPスイッチ或いはロータリースイッチ41によりI/
Oモジュール4にスロット番号を割当てるようにしたの
で、上記第1,第2の実施の形態のように通信確定プロ
グラムを実行させたり、プロセッサモジュール3にシス
テム構成を入力する必要がなくなり、PC1の設置時間
の短縮を図ることができる。
【0051】(第4の実施の形態)次に本発明の第4の
実施の形態を図11を参照して説明するに、第2の実施
の形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略す
る。この第4の実施の形態は、スロット指定用のバス経
路を設けたことを特徴とする。
【0052】プロセッサモジュール3及びI/Oモジュ
ール4にはデータ出力用の光送信部31に加えてスロッ
ト番号指定用の第2の光送信部51が設けられており、
その第2の光送信部51からスロット信号を独立に出力
するようになっている。また、I/Oモジュール4には
データ信号入出力用の光送信部31及び光受信部32に
加えてスロット番号通信用の第2の光受信部52が設け
られている。この場合、第2の光送信部51及び第2の
光受信部52がスロット番号通信手段に相当する。
【0053】そして、I/Oモジュール4に設けられた
デコーダ回路(設定手段、解析手段に相当)54は、通
信確立動作において第2の光受信部52からスロット番
号を入力したときは第1の実施の形態と同様にして自己
のスロット番号を割当てると共に、通常通信においては
入力したスロット番号が自己に割当てられたスロット番
号と一致したときは、制御回路20にそのことを通知す
るようになっており、これにより制御回路20は、光受
信部32が受信したデータを入力することができる。
【0054】このような第4の実施の形態によれば、ス
ロット番号の指定を独立した光信号経路で行うようにし
たので、スロット番号の設定及び解析をデコーダ回路5
4で実行することができ、I/Oモジュール4の制御回
路20の負担を大幅に軽減することができ、通信処理速
度の向上を図ることができる。
【0055】本発明は、上記各実施の形態に限定される
ことなく、次のように変形或いは拡張することができ
る。電源ユニット2から各モジュール3,4への給電方
法として、ケーブルを用いるようにしてもよい。I/O
モジュールのみを並列設置し、プロセッサモジュール3
とI/Oモジュールとの間をケーブルで接続するように
してもよい。各モジュール間を光信号が通過するように
設け、その光信号の一部を反射により入力するようにし
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における各モジュー
ルの通信に関する構成を示す機能ブロック図
【図2】プログラマブルコントローラの配置関係を示す
斜視図
【図3】プログラマブルコントローラを示す機能ブロッ
ク図
【図4】モジュールの側面図
【図5】モジュール間の通信動作を示すフローチャート
【図6】システム構成を示す図
【図7】第1のI/Oモジュールにスロット番号が割当
てられた状態を示す図6相当図
【図8】第1〜4のI/Oモジュールにスロット番号が
割当てられた状態を示す図6相当図
【図9】本発明の第2の実施の形態を示す図1相当図
【図10】本発明の第3の実施の形態を示す図1相当図
【図11】本発明の第4の実施の形態を示す図1相当図
【符号の説明】
1はプログラマブルコントローラ、4はI/Oモジュー
ル、13は電力信号通信部(電力供給手段)、14はデ
ータ通信部(データ通信手段、スロット番号通信手
段)、20は制御回路(設定手段、解析手段、制御手
段)、33はデータ通信部(データ通信手段、スロット
番号通信手段)、51は光送信部(スロット番号通信手
段)、52は光受信部(スロット番号通信手段)、54
はデコーダ回路(設定手段、解析手段)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 健三 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5H220 BB09 CC02 CC03 CC09 CX05 CX09 JJ02 JJ04 JJ07 JJ12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列配置されたモジュール間でデータを
    授受するプログラマブルコントローラにおいて、 前記モジュール間のデータ通信を非接触で行うデータ通
    信手段を備えたことを特徴とするプログラマブルコント
    ローラ。
  2. 【請求項2】 前記モジュール間の電力供給を非接触で
    行う電力供給手段を備えたことを特徴とする請求項1記
    載のプログラマブルコントローラ。
  3. 【請求項3】 前記データ通信手段は、前記モジュール
    の並列配置状態で筐体の下部位置となるように設けられ
    ていることを特徴とする請求項1または2記載のプログ
    ラマブルコントローラ。
  4. 【請求項4】 前記モジュールは、 個別のスロット番号を設定するための設定手段と、 隣接するモジュールとの間でスロット番号を非接触で送
    受信するスロット番号通信手段と、 このスロット番号通信手段が受信したスロット番号が前
    記設定手段に設定された番号と一致したかを判断する解
    析手段と、 この解析手段がスロット番号は一致したと判断したとき
    は、前記データ通信手段が受信したデータを自己のデー
    タとして入力する制御手段とを備えたことを特徴とする
    請求項1乃至3の何れかに記載のプログラマブルコント
    ローラ。
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