JP5012174B2 - 車両用フード構造 - Google Patents

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Description

本発明は、特に自動車等の車両に適用される車両用フード構造に関する。
近年、自動車等の車両用のフードには、歩行者等の衝突安全性の確保が求められるようになっている。例えば、歩行者の頭部が衝突した際の安全性を確保するため、国際的に頭部障害値(HIC:Head Injury Criteria)を基準値以下にすることが求められている。
上記の頭部障害値は、歩行者頭部安全試験によって求められる。この歩行者頭部安全試験は、子供及び大人の頭部を模擬したダミー(頭部インパクタ)を衝突装置から試験対象となるフードに向けて発射させ、頭部インパクタが受ける衝撃を測定し、頭部障害値を求めるものである。
図6に歩行者頭部安全試験の結果の一例を示す。同図は、頭部インパクタがフードに衝突した際における頭部インパクタの加速度(以下、適宜、単に加速度という)と時間との関係を示したものである。頭部障害値は、この加速度と時間との関係で示された曲線Gを積分することによって求められる(詳細については後述の実施例参照)。
また、同図に示されるように、頭部インパクタがフードに衝突した際に、頭部インパクタの加速度の最初のピーク(1次ピークP1)が現れる。頭部障害値は、上述のごとく、加速度と時間との関係で示された曲線Gを積分することによって求めるため、1次ピークP1が高くなると頭部障害値も高くなる。
例えば、自動車のエンジンルームを覆い保護するフードには、エンジンルーム内で発生した音の外部への伝達を抑制するためのインシュレータやインタークーラーに接続されるダクト等が配設された構造のものがある。このような構造において、特にSUV系等の車両に用いられるフードは、乗用車系、1BOX系のフードに比べて大型となるため、同じ材料で構成すればフード全体の質量が大きくなり、剛性も高くなる傾向にある。
このようにフード全体の質量が大きくなり、剛性が高くなると、上述した歩行者頭部安全試験における1次ピークが高くなり、それに伴って頭部障害値が高くなるという問題が発生する。そのため、大型のフードにおいては、この頭部障害値を低くすることが特に求められる。
上記頭部障害値を低くするためには、1次ピークを低くする必要がある。しかしながら、1次ピーク後の2次ピークを低くするための車体パネルの構造(特許文献1参照)は提案されているものの、1次ピークを簡易な構造で効果的に低くすることができるフードの構造は提案されていなかった。
特開2003−226264号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、特に大型フードにおける頭部傷害値(HIC)を簡易な構造によって効果的に低減することができる車両用フード構造を提供しようとするものである。
本発明は、エンジンルームを覆うフードの車体外表面を構成するフードアウタと、該フードアウタの内表面に配設されたフードインナと、上記フードアウタの内側に配設され、上記エンジンルーム内で発生した音の外部への伝達を抑制するためのインシュレータと、上記インシュレータの内側に配設され、上記エンジンルーム内に流入した外気を案内してインタークーラーに送給するインタークーラーダクトとを備えた車両用フード構造において、
上記インシュレータは、上記インタークーラーダクトと重なり合う重合部を有し、
該重合部の少なくとも一部には、上記インシュレータを貫通してなる貫通穴部が形成されており、
該貫通穴部は、上記インタークーラーダクトによって上記インシュレータの内側から覆われていることを特徴とする車両用フード構造にある(請求項1)。
本発明の車両用フード構造は、上記のごとく、フードアウタ、フードインナ、インシュレータ及びインタークーラーダクト(以下、適宜、単にダクトという)を配設したものである。そして、上記インシュレータは、上記ダクトと重なり合う部分に重合部を有し、該重合部の少なくとも一部には、上記インシュレータを貫通してなる貫通穴部が形成されている。すなわち、該貫通穴部を形成した分だけ上記インシュレータをカットすることができ、該インシュレータの軽量化を図ることができる。これにより、上記インシュレータを含めた上記フード全体の質量を小さくすることができる。
さらに、本発明において特に注目すべき点は、上記貫通穴部を上記インシュレータと上記ダクトとが重なる部分である上記重合部に形成したことにある。つまり、上記フードにおいて上記ダクトを配設した部分は、該ダクト分だけエンジン等の内蔵物との間に確保できるスペースが小さくなり、歩行者等が衝突した際に上記フード全体が変形し、衝突エネルギーを吸収するためのスペース(変形領域)を充分に確保することができない。本発明では、このような部分に上記貫通穴部を形成したのである。
そのため、単に上記インシュレータの軽量化だけでなく、上記ダクトを配設した部分における上記フードの変形領域を充分に確保することができ、歩行者等が衝突した際に上記フードが変形して衝突エネルギーを充分に吸収することができる。これにより、上記フード全体の質量を小さくできると同時に、上記フード全体の剛性を効果的に低くすることができる。
よって、質量の低減、剛性の低下を可能にした上記構造の車両用フードを適用することにより、歩行者頭部安全試験における1次ピークを低くすることができる。また、これに伴って頭部障害値も低くすることができる。
また、自動車のSUV系車両等に用いられる大型のフードは、小型のフードに比べて質量が大きく、剛性も高くなるため、歩行者頭部安全試験における1次ピーク及び頭部障害値が特に高くなる傾向にある。そのため、大型のフードに上記構造の車両用フードを適用することにより、上記の効果を特に有効に発揮することができる。
また、上記本発明の効果は、上記インシュレータの上記重合部に上記貫通穴部を形成することにより達成可能であるため、上記フード内の大きな設計変更等を必要としないという利点がある。
また、上記貫通穴部は、上記ダクトと重なり合う上記重合部に形成する。そのため、上記貫通穴部を形成した部分においては、エンジンルーム内で発生した音の外部への伝達を抑制するという上記インシュレータの役割を上記貫通穴部に重なって配設される上記ダクトが代わりに果たす。それ故、上記構造を適用した場合であっても、エンジンルーム内で発生した音の外部への伝達を充分に抑制することができる。
以上により、本発明の車両用フード構造によれば、インシュレータの軽量化を図ることにより、特に大型フードにおける頭部傷害値(HIC)を簡易な構造によって効果的に低減することができる。
本発明において、上記貫通穴部は、上記インシュレータの上記重合部に1箇所形成してもよいし、複数箇所形成してもよい。
また、上記貫通穴部のサイズ、形状等は、上記インシュレータの強度を充分に確保することができれば、特に限定されるものではない。
また、上記インシュレータの強度を確保するために、上記貫通部間に補強部材等を架設することもできる。また、上記貫通部間に上記インシュレータをカットせずに残すことによって形成された補強部等を設けることもできる。
また、上記インシュレータの上記重合部には、上記インタークーラーダクトの外形に沿って凹んだ薄肉凹部が形成されており、該薄肉凹部内には、上記インタークーラーダクトの少なくとも一部が収容されていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記インシュレータの軽量化及び上記フードにおける省スペース化を図ることができる。
また、上記インシュレータは、グラスウールを含有することが好ましい(請求項3)。
すなわち、グラスウールは比較的重量が大きいため、上記貫通穴部を設けることによる効果が大きい。
なお、上記インシュレータを構成する材料としては、上記のグラスウール以外にも、硬質発泡ウレタン、メラミン樹脂発泡体等を用いることができる。
本発明の実施例にかかる車両用フード構造について、図を用いて説明する。
本例のフード1は、図1〜図4に示すごとく、エンジンルーム6を覆うフード1の車体外表面を構成するフードアウタ2と、フードアウタ2の裏面に配設されたフードインナ3と、エンジンルーム6内で発生した音の外部への伝達を抑制するためのインシュレータ4と、エンジンルーム6内に流入した外気を案内してインタークーラー(図示略)に送給するインタークーラーダクト5とを備えている。
そして、インシュレータ4は、インタークーラーダクト5と重なり合う重合部41の一部に貫通穴部42を有している。
以下、これを詳説する。
本例のフード1は、図1〜図4に示すごとく、自動車(SUV系車両)のエンジンルーム6を覆い保護するフードに適用したものであり、フード1の車体外表面を構成するフードアウタ2とエンジン61等の内蔵物との間にフードインナ3、インシュレータ4、インタークーラーダクト5を順に配設した構造を有している。
図1に示すごとく、フードインナ3は、フードアウタ2の外周端部の裏面に沿って配設された外枠部31と、外枠部31間に架設された中枠部32とからなる。中枠部32は、外枠部31間を互いに交差するように複数設けられている。また、一部の中枠部32は、凸部321を有し、断面凸状を呈している(図4参照)。
また、外枠部31で囲まれた領域には、複数の中枠部32全体によって外枠部31からフードアウタ2側に凹んだ形状を呈し、インシュレータ4を組み付けるための組付凹部33が形成されている。
インシュレータ4は、図2に示すごとく、組み付け時においてインタークーラーダクト5と重なり合う部分に重合部41を有している。
また、図2、図4に示すごとく、重合部41には、インタークーラーダクト5の外形に合致するように凹んだ形状を呈し、組み付け時においてインタークーラーダクト5の一部を重ねて収容するための薄肉凹部43が形成されている。
また、図2、図4に示すごとく、重合部41には、薄肉凹部43の底面431からインシュレータ4を貫通するように4つの貫通穴部42が形成されている。
本例では、図2に示すごとく、重合部41において、インタークーラーダクト5を構成する後述の分岐ダクト51、52と重なる部分に、それぞれ2つの貫通穴部42が形成されている。
また、貫通穴部42間には、インシュレータ4の強度を確保するために貫通穴部42を形成せず、つまりインシュレータ4をカットせずに残すことによって形成された補強部421が設けられている。
また、図2に示すごとく、インシュレータ4は、組み付け時において、フードインナ3の中枠部32によって形成された凹状の組付凹部33内に配設される。
なお、本例のインシュレータ4は、グラスウール層及び不織布層の2層構造からなり、所定の形状に成形された成形タイプのものである。
図3に示すごとく、インタークーラーダクト5は、上記のごとく、エンジンルーム6内に流入した外気を案内してインタークーラー(図示略)に送給するものであり、外気をインタークーラーに流通させる2本の筒状の分岐ダクト51、52を有している。また、インタークーラーダクト5は、分岐ダクト51、52にそれぞれダクト開口部511、512を有しており、さらに分岐ダクト51及び分岐ダクト52が合流して開口した合流開口部513を有している。合流開口部513は、インタークーラーに接続されている。
また、図3、図4に示すごとく、インタークーラーダクト5は、組み付け時において、分岐ダクト51、52の一部を薄肉凹部43内に収容するように配設される。
次に、本例のフード構造における作用効果について説明する。
本例のフード1の構造において、インシュレータ4は、インタークーラーダクト5と重なり合う部分に重合部41を有し、重合部41の一部には、インシュレータ4を貫通してなる貫通穴部42が形成されている。すなわち、貫通穴部42を形成した分だけインシュレータ4をカットすることができ、インシュレータ4の軽量化を図ることができる。これにより、インシュレータ4を含めたフード1全体の質量を小さくすることができる。
さらに、本例では、貫通穴部42をインシュレータ4とインタークーラーダクト5とが重なる部分である重合部41に形成してある。つまり、フード1においてインタークーラーダクト5が配設され、歩行者等が衝突した際にフード1全体が変形して衝突エネルギーを吸収するスペース(変形領域)を充分に確保することができない部分に、貫通穴部42を設けたのである。
そのため、単にインシュレータ4の軽量化だけでなく、インタークーラーダクト5を配設した部分におけるフード1の変形領域を充分に確保することができ、歩行者等が衝突した際にフード1が変形して衝突エネルギーを充分に吸収することができる。これにより、フード1全体の質量を小さくできると同時に、フード1全体の剛性を効果的に低くすることができる。
よって、質量の低減、剛性の低下を可能にした上記構造のフード1を適用することにより、後述する歩行者頭部安全試験における1次ピークを低くすることができる。また、これに伴って頭部障害値も低くすることができる。
また、自動車のSUV系車両等に用いられる大型のフード1は、小型のフード1に比べて質量が大きく、剛性も高くなるため、歩行者頭部安全試験における1次ピーク及び頭部障害値が特に高くなる傾向にある。そのため、上記構造のフード1を適用することにより、上記の効果を特に有効に発揮することができる。
また、上記の効果は、インシュレータ4の重合部41に貫通穴部42を形成することにより達成可能であるため、フード1内の大きな設計変更等を必要としないという利点がある。
また、貫通穴部42は、インタークーラーダクト5と重なり合う重合部41に形成する。そのため、貫通穴部42を形成した部分においては、エンジンルーム6内で発生した音の外部への伝達を抑制するというインシュレータ4の役割を貫通穴部42に重なって配設されるインタークーラーダクト5が代わりに果たす。それ故、上記構造を適用した場合であっても、エンジンルーム6内で発生した音の外部への伝達を充分に抑制することができる。
次に、本例のフード構造の作用効果を示す実験例について説明する。
本例では、インシュレータ4の重合部41に貫通穴部42を設けた本実施例のフード1(本発明品)を準備した。また、比較として、インシュレータに貫通穴部を設けない従来のフード(従来品)を準備した。そして、それぞれについて歩行者頭部安全試験を行い、頭部障害値(HIC)を求めた。
なお、本例で用いたフードは、SUV系車両に適用される大型のものである。
図5に国内アセスメントによる試験結果を示す。同図は、頭部インパクタの加速度と時間との関係を示したものであり、なお、加速度とは、頭部インパクタの軸力の減速度を示している。
同図から本発明品(曲線E)と従来品(曲線C)とを比較すると、頭部インパクタがフードに衝突した際に表れる1次ピークP1は、本発明品のほうが従来品に比べて低くなっている。これは、本発明品のフード全体の質量の低減、剛性の低下によるものと考えられる。
次に、図5の試験結果から頭部障害値(HIC)を求める。
頭部障害値(HIC)は、歩行者頭部安全試験の結果の一例を示した図6を用いて説明すると、加速度と時間との関係によって示された曲線Gにおいて、任意の時間(t1〜t2)を選定し、下記の式を用いて積分することによって求めることができる。
Figure 0005012174
図5の試験結果(曲線E及び曲線C)から、上記の式を用いて本発明品及び従来品の頭部障害値(HIC)を求めたところ、本発明品は、1次ピークP1の低減に伴い、頭部障害値(HIC)を従来品に対して10%程度低減することができた。
実施例における、フードアウタ及びフードインナ示す説明図。 実施例における、インシュレータを組み付けた状態を示す説明図。 実施例における、インタークーラーダクトを組み付けた状態を示す説明図。 図3のA−A線断面図。 実施例における、歩行者頭部安全試験の結果を示す説明図。 歩行者頭部安全試験の結果の一例を示す説明図。
符号の説明
1 フード
2 フードアウタ
3 フードインナ
4 インシュレータ
41 重合部
42 貫通穴部
5 インタークーラーダクト
6 エンジンルーム

Claims (3)

  1. エンジンルームを覆うフードの車体外表面を構成するフードアウタと、該フードアウタの内表面に配設されたフードインナと、上記フードアウタの内側に配設され、上記エンジンルーム内で発生した音の外部への伝達を抑制するためのインシュレータと、上記インシュレータの内側に配設され、上記エンジンルーム内に流入した外気を案内してインタークーラーに送給するインタークーラーダクトとを備えた車両用フード構造において、
    上記インシュレータは、上記インタークーラーダクトと重なり合う重合部を有し、
    該重合部の少なくとも一部には、上記インシュレータを貫通してなる貫通穴部が形成されており、
    該貫通孔部は、上記インタークーラーダクトによって上記インシュレータの内側から覆われていることを特徴とする車両用フード構造。
  2. 請求項1において、上記インシュレータの上記重合部には、上記インタークーラーダクトの外形に沿って凹んだ薄肉凹部が形成されており、該薄肉凹部内には、上記インタークーラーダクトの少なくとも一部が収容されていることを特徴とする車両用フード構造。
  3. 請求項1又は2において、上記インシュレータは、グラスウールを含有することを特徴とする車両用フード構造。
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