JP3010862B2 - エンジンフード構造 - Google Patents

エンジンフード構造

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JP3010862B2
JP3010862B2 JP3319216A JP31921691A JP3010862B2 JP 3010862 B2 JP3010862 B2 JP 3010862B2 JP 3319216 A JP3319216 A JP 3319216A JP 31921691 A JP31921691 A JP 31921691A JP 3010862 B2 JP3010862 B2 JP 3010862B2
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hood
automobile
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Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のエンジンフード
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図に示される如く、自動車のエ
ンジンフード70は、アウタパネル72と、このアウタ
パネル72の補強部材としてのインナパネル74とから
成るものが一般的である。また、インナパネル74は、
アウタパネル72の内側面に設けられ自動車のエンジン
フード70の骨格を形成しており、エンジンフード70
の剛性を確保している。
【0003】また、図に示される如く、インナパネル
74の断面形状は、開口部をアウタパネル72側に向け
たハット状とされており、インナパネル74のフランジ
74A、74Bはそれぞれアウタパネル72に接着剤を
介して結合され閉断面部76を形成している。
【0004】このように、自動車のエンジンフード70
は、アウタパネル72とインナパネル74とで構成され
る閉断面部76によって補強されており、風圧等によっ
てエンジンフード70が容易に変形しないようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動車
のエンジンフードにおいては、人物等がエンジンフード
に当接した場合には、エンジンフードを積極的に変形さ
せ、当接物に大きな衝撃が作用しないようにして、当接
物を保護する必要がある。
【0006】このため、自動車のエンジンフードにおい
ては、エンジンフードを最も効果的に補強することがで
きる構造であるところの、複数の補強部材を格子状に配
置する構造をとり難かった。即ち、複数の補強部材を格
子状に配置した場合には、複数の補強部材の交叉部が、
エンジンフード上の他の部位と比べ高剛性の部位とな
り、この部位によって当接物が強い衝撃を受け易すい。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、エンジンフー
ドを効果的に補強することができ、且つ当接物への衝撃
を充分に緩和することができるエンジンフード構造を得
ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項記載の
エンジンフード構造は、樹脂材によって構成されたエン
ジンフードを備えたエンジンフード構造であって、前記
エンジンフードにおける周縁部に囲まれた平板部におい
て、その裏面の所定の部位に多重とされたリング状の切
欠きを設けたことを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明の請求項記載のエンジンフード構造で
は、樹脂材によって構成されたエンジンフードにおける
周縁部に囲まれた平板部において、その裏面の所定の部
位に多重とされたリング状の切欠きを設けたので、エン
ジンフードアウタパネルのエンジンルーム内側にエンジ
ンフードインナパネルを格子状に設ける構造と比べ、エ
ンジンフード上に他の部位と比べ高剛性となる部位を形
成する補強部材の交叉部がなくなる。このため、エンジ
ンフードを効果的に補強することができ、且つ当接物へ
の衝撃を充分に緩和することができる。
【0010】
【実施例】本発明のエンジンフード構造の実施例につ
いて図1〜図3に従って説明する。
【0011】図3に示される如く、自動車の車体10の
フロントボデー10Aには、エンジンルームの上部を覆
うエンジンフード56が設けられいる。このエンジンフ
ード56は図示を省略したヒンジによって、開閉可能に
フロントボデー10Aに取付けられている。
【0012】図に示される如く、本実施例のエンジン
フード56は樹脂材によって構成されている。図に示
される如く、エンジンフード56の周縁部58は、エン
ジンルーム側に向けて突出されている。
【0013】また、図に示される如く、エンジンフー
ド56の周縁部58で囲まれた平板部60には、所定の
間隔で設けられた点62を中心とし、多重とされたリン
グ状の切欠き64が形成されている。
【0014】図に示される如く、これらの切欠き64
は平板部60のエンジンルーム内側から車体外側方向へ
向けて形成されており、断面が三角形状とされている。
【0015】次に本実施例の作用について説明する。
【0016】本実施例のエンジンフード構造では、エン
ジンフード56の周縁部58で囲まれた平板部60に所
定の間隔で設けられた点62を中心とし、多重とされた
リング状の切欠き64が形成されており、これらの切欠
き64は平板部60のエンジンルーム内側から車体外側
方向へ向けて形成されており、断面が三角形状とされて
いる。この結果、エンジンフードアウタパネルのエンジ
ンルーム内側にエンジンフードインナパネルを格子状に
設ける構造と比べ、エンジンフード上に他の部位と比べ
高剛性となる部位を形成する補強部材の交叉部がなくな
る。このため、エンジンフードを効果的に補強すること
ができ、且つ当接物への衝撃を充分に緩和することがで
きる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、上記構成としたので、エンジ
ンフードを効果的に補強することができ、且つ当接物へ
の衝撃を充分に緩和することができるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1−1線断面図である。
【図2】本発明の実施例のエンジンフード構造を示す
平面図である。
【図3】本発明の実施例のエンジンフード構造が適用
された車体を示す斜視図である。
【図4】従来例のエンジンフード構造を示す平面図であ
る。
【図5】図4の5−5線断面図である。
【符号の説明】
10 車体 10A フロントボデー 56 エンジンフード 64 切欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−271174(JP,A) 実開 昭62−168963(JP,U) 実開 昭57−117252(JP,U) 特公 平1−44548(JP,B2) 実公 平3−251(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂材によって構成されたエンジンフー
    ドを備えたエンジンフード構造であって、前記エンジン
    フードにおける周縁部に囲まれた平板部において、その
    裏面の所定の部位に多重とされたリング状の切欠きを設
    けたことを特徴とするエンジンフード構造。
JP3319216A 1991-12-03 1991-12-03 エンジンフード構造 Expired - Fee Related JP3010862B2 (ja)

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