JPS6234815Y2 - - Google Patents

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JPS6234815Y2
JPS6234815Y2 JP3067682U JP3067682U JPS6234815Y2 JP S6234815 Y2 JPS6234815 Y2 JP S6234815Y2 JP 3067682 U JP3067682 U JP 3067682U JP 3067682 U JP3067682 U JP 3067682U JP S6234815 Y2 JPS6234815 Y2 JP S6234815Y2
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outer panel
panel
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bent
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JP3067682U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車のドア構造に関し、アウタパ
ネルとして合成樹脂製パネルを用いたドアにおい
て、アウタパネルとインナパネルとの接合部の可
撓性の向上を図り、該部の変形部の復元性を向上
せしめることを目的とする。
近時、車両の軽量化,防錆効果をメリツトとし
て、自動車のサイドパネル(例えば、フロントフ
エンダ,サイドドア等)を、復元力に優れた合成
樹脂製パネルで構成する樹脂化が注目されてい
る。この樹脂化をドア部分に採用する場合、一般
には、ドアの最外殻面を構成するアウタパネルに
合成樹脂製パネル(例えば、RIMウレタン,ポリ
カーボネイト,フレキシブルSMC等)を用い、
インナパネルにはスチール或いは高強度SMC等
の剛性材料を用いる方法が有力である。しかし、
この樹脂化に際し、従来のスチール製ドアと同一
のドア構造を採ると、アウタパネルとインナパネ
ルの接合部の可撓性がインナパネルの剛性のため
に損なわれ、該接合部付近は充分な復元性を発揮
できないという問題があつた。即ち、従来のスチ
ール製ドアの構造を第3図により簡単に説明する
と、第3図は第4図中のA−A部分で切断したド
アの略示拡大断面図で、1はドア、2はフロント
フエンダ、3はフロントボデーピラーを示し、ド
ア1はアウタパネル4とインナパネル5とから構
成されている。アウタパネル4は全体が平板状に
なり、インナパネル5の周縁端部は平板状のアウ
タパネル4の裏面端部に向つて鉤形に折り曲げら
れ、その鉤形に折り曲げられた先端部において、
アウタパネル4の裏面に直接接した状態で一体に
接合されている。そして、このドア1は、ドアヒ
ンジ6によりフロントボデーピラー3に開閉自在
に取り付けられている。
従来のスチール製ドアは上記の如き構造になる
ため、ドアの樹脂化に際し、構造自体はそのまま
で、アウタパネル4のみを合成樹脂製パネルに取
り換えると、アウタパネル4とインナパネル5と
の接合部7は、図示に明らかなようにアウタパネ
ル4の裏面に直接接しているため、接合部7付近
の可撓性がインナパネルの剛性により損なわれて
しまう。このため、接合部7付近に外部から外力
が作用した場合、インナパネル5がすぐに永久的
に変形をおこしてしまい、これにともなつてアウ
タパネル4も元の形に復元することができなくな
り、アウタパネルを合成樹脂製パネルに換えたに
もかかわらず、接合部7付近は元の形に復元しな
いという問題があつた。
本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載した
構成のドア構造とすることにより、樹脂化に際し
ておこる前記問題を解決したものである。
以下、第1図に示す実施例により本考案の構成
を説明する。なお、図中、第3図と同一符号は同
一の部材を示すものとする。
ドア1の最外殻面を構成するアウタパネル4は
前述せる合成樹脂製パネルから作られており、ま
た、インナパネル5は前述せる従来と同様の剛性
材料から作られている。アウタパネル4の周縁端
部は車内側、即ちインナパネル5側に向つて鉤形
に折り曲げられており、この折り曲げ部10の先
端部には接合用のフランジ8が形成されている。
他方、インナパネル5の周縁端部は車外側、即ち
アウタパネル4側に向つて同じく鉤形に折り曲げ
られており、この折り曲げ部11の先端部には接
合用のフランジ9が形成されている。このフラン
ジ8と9は、適宜の結合手段により一体に接合さ
れて接合部7を形成し、全体としてドア1が構成
されているものである。
上記構成になる本考案ドア構造は、合成樹脂製
パネルからなるアウタパネル4の周縁端部を車内
側に向けて鉤形に折り曲げ、該折り曲げ部10先
端のフランジ8において、インナパネル5側のフ
ランジ9に接合しているので、従来においてはア
ウタパネル4の裏面に直接接していた接合部7
が、アウタパネル4の折り曲げ部10の折り曲げ
距離だけ車内側に移動される結果となる。このた
め、例えば第2図に示すように、接合部7付近に
外力12が加わつてアウタパネル4が図示の如く
凹んでも、該凹みはアウタパネル4のみで吸収さ
れてしまい、内部の接合部7まで及ぶことがなく
なる。従つて、ドア1から外力12が取り除かれ
ると、アウタパネル4の凹みは合成樹脂製パネル
の有する復元力により元の形に復元する。なお、
フロントフエンダ2も合成樹脂製パネルにより構
成しておけばよいこと、勿論である。
上述実施例は、アウタパネル4及びインナパネ
ル5の周縁端部を、お互いの側に向けて鉤形に折
り曲げた場合について示したが、インナパネル5
の周縁端部は必ずしも鉤形に折り曲げる必要はな
く、少なくともアウタパネル4の周縁端部が車内
側に向けて鉤形に折り曲げられていれば充分であ
る。また、本考案ドア構造は、図示せる如きドア
ヒンジ6側の周縁端部のみならず、ドア1の全周
縁において適用しうるものである。
本考案は、以上説明した如き構成,作用になる
ものであるから、アウタパネルとインナパネルと
の接合部の可撓性がインナパネルの剛性のために
損なわれることがなくなり、ドア全体の復元力が
向上するという著効を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる自動車のドア構造の実施
例を示す略示拡大断面図、第2図は本考案ドア構
造に外力が加わつた状態を示す説明図、第3図は
従来のスチール製ドアの構造を示す略示拡大断面
図、第4図は第1図及び第3図の切断個所を示す
自動車側面の概観図である。 1:ドア、2:フロントフエンダ、3:フロン
トボデーピラー、4:アウタパネル、5:インナ
パネル、6:ドアヒンジ、7:接合部、8,9:
フランジ、10,11:折り曲げ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アウタパネルとして合成樹脂製パネルを用いた
    自動車のドアにおいて、アウタパネルの周縁端部
    が車内側に向けて鉤形に折り曲げられており、該
    折り曲げ部の先端部においてアウタパネルとイン
    ナパネルとが接合されていることを特徴とする自
    動車のドア構造。
JP3067682U 1982-03-04 1982-03-04 自動車のドア構造 Granted JPS58134127U (ja)

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JP3067682U JPS58134127U (ja) 1982-03-04 1982-03-04 自動車のドア構造

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JP3067682U JPS58134127U (ja) 1982-03-04 1982-03-04 自動車のドア構造

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Publication Number Publication Date
JPS58134127U JPS58134127U (ja) 1983-09-09
JPS6234815Y2 true JPS6234815Y2 (ja) 1987-09-04

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ID=30042378

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JP3067682U Granted JPS58134127U (ja) 1982-03-04 1982-03-04 自動車のドア構造

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6018153B2 (ja) * 2014-10-22 2016-11-02 本田技研工業株式会社 車体構造
JP6954158B2 (ja) * 2018-01-31 2021-10-27 トヨタ自動車株式会社 車両側部構造

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Publication number Publication date
JPS58134127U (ja) 1983-09-09

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