JPH0714129Y2 - 自動車のフードパネル構造 - Google Patents

自動車のフードパネル構造

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JPH0714129Y2
JPH0714129Y2 JP4345989U JP4345989U JPH0714129Y2 JP H0714129 Y2 JPH0714129 Y2 JP H0714129Y2 JP 4345989 U JP4345989 U JP 4345989U JP 4345989 U JP4345989 U JP 4345989U JP H0714129 Y2 JPH0714129 Y2 JP H0714129Y2
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JP
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hood panel
hood
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bent
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JP4345989U
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浩明 田村
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車のフードパネル構造に関する。
従来の技術 一般に、自動車のフードパネルは、第6,7図に示すよう
にフードパネルアウタ1の周縁部でフードパネルインナ
2の周縁部を巻き込んでヘミング成形して結合されてい
る。尚、この類似構造は、例えば実開昭57−161580号公
報等に示されている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上述した従来のフードパネル構造におい
ては、第6,7図に示すもののように車体外表面の先端部
が滑らかな形状である場合には問題ないが、第8図に示
すもののように車体外表面先端に湾曲形状部3を形成す
る場合にはヘミング成形時に湾曲形状部3に歪み4が生
じ易いという問題がある。このため従来では車体外表面
形状の自由度が大きく制限されていた。
また、フードパネルの先端部にはフードロックの引き込
み荷重等の曲げ荷重が加えられるが、上述した従来のフ
ードパネルの場合、フードパネルアウタ1とフードパネ
ルインナ2の各先端部がヘミング成形によって結合され
た構造であるため、この部分が曲げ荷重に対し強度的に
弱いという問題がある。
そこで本考案は、車体外表面形状の自由度が高く、か
つ、曲げ剛性の高い自動車のフードパネル構造を提供せ
んとするものである。
課題を解決するための手段 本考案は上述した課題を解決するための手段として、フ
ードパネルアウタとフードパネルインナとからなるフー
ドパネルにおいて、前記フードパネルアウタとフードパ
ネルインナの各先端部を略コの字状断面に曲げ形成し、
フードパネルアウタの曲げ形成部にフードパネルインナ
の曲げ形成部を車体後方側にオフセットさせて嵌合し、
フードパネルアウタとフードパネルインナの両曲げ形成
部の上縁部相互と下縁フランジ相互を夫々接合してフー
ドパネルアウタとフードパネルインナの先端部間に閉断
面部を形成するようにしたものである。
作用 このような手段を講じたため、フードパネルアウタの先
端部を鋭角的に折り曲げなくてよくなり、設計の都合等
によって車体外表面先端に複雑な湾曲形状を形成する場
合であってもフードパネルアウタの外表面に歪みが生じ
なくなる。また先端部にフードパネルアウタとフードパ
ネルインナによって閉断面部が形成されるようになるた
め曲げ剛性が高まる。
実施例 以下、本考案の一実施例を第1〜5図に基づいて説明す
る。尚、第6〜8図に示したものと同一部分には同一符
号を用い、重複する部分の説明は一部省略するものとす
る。
第1〜5図において、本考案にかかるフードパネルは、
フードパネルアウタ1とフードパネルインナ2の先端部
の形状と結合の仕方が第6図以下の図面で示したものと
大きく異なる。フードパネルアウタ1とフードパネルイ
ンナ2の各先端部は略コの字状断面に曲げ形成され、車
内方向に指向した各先端部分は接合用の下縁フランジ5,
6となっている。このフランジ5,6はフードパネルを閉じ
た状態において略水平となるように設定されている。ま
た、このように曲げ形成されたフードパネルアウタ1と
フードパネルインナ2は車体前方側の長さがフードパネ
ルアウタ1の方がフードパネルインナ2よりも所定長l
だけ長くなるように設定されており、互いに組み付けら
れた状態においてフードパネルアウタ1の曲げ形成部7
とフードパネルインナ2の曲げ形成部8がl分だけ前後
方向にオフセットされる。
フードパネルアウタ1とフードパネルインナ2の組み付
けに際しては、曲げ形成部7に曲げ形成部8を嵌合して
各曲げ形成部7,8をl分だけオフセットさせた状態でフ
ードパネルアウタ1の下面にフードパネルインナ2の上
面を接着する。そしてフードパネルアウタ1とフードパ
ネルインナ2の各下縁フランジ5,6は接着、或は、スポ
ット溶接等によって接合する。この結果、フードパネル
の先端部には、フードパネルアウタ1とフードパネルイ
ンナ2によって閉断面部Aが形成される。また、互いに
結合されたフランジ5,6には風音対策用のゴム材9が被
着され、フードパネルアウタ1とフードパネルインナ2
の両側部及び後端部はヘミング成形等の適宜手段によっ
て接合される。尚、図中10は接着剤を示す。
フードパネルアウタ1とフードパネルインナ2の先部は
組み付けに際して鋭角的に折り曲げられないため、設計
の都合等によってフードパネル(フードパネルアウタ
1)の外表面先端に湾曲部を形成する場合であってもそ
の回りに歪みを生じなくなる。また、フードロック(図
示せず)による引き込み荷重が加わると、フードパネル
の先部は第5図中鎖線で示すようにその幅方向両端部が
吊り上がるように変形しようとするが、本考案にかかる
フードパネルの場合、先端部に閉断面部Aが形成されて
曲げ剛性が高められているため第5図中鎖線で示すよう
な変形は生じなくなる。さらにまた、フードパネルの裏
面側に下縁フランジ5,6が延出するため、この部位にゴ
ム材9等のフード周辺関連部品を精度良く装着出来るよ
うになる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、車体外表面先端に複雑な
湾曲形状を形成する場合であってもフードパネルアウタ
の外表面に歪みが生じなくなるため、車体外表面形状の
自由度が大幅に拡張される。また、先端部に閉断面が形
成されるため、この部分における曲げ剛性が高まる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す第2図のI−I線に沿
う断面図、第2,3,4図は同斜視図、第5図は同正面図、
第6,8図は従来の技術を示す斜視図、第7図は同第6図
のVII−VII線に沿う断面図である。 1……フードパネルアウタ、2……フードパネルイン
ナ、5,6……下縁フランジ、7,8……曲げ形成部、A……
閉断面部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フードパネルアウタとフードパネルインナ
    とからなるフードパネルにおいて、前記フードパネルア
    ウタとフードパネルインナの各先端部を略コの字状断面
    に曲げ形成し、フードパネルアウタの曲げ形成部にフー
    ドパネルインナの曲げ形成部を車体後方側にオフセット
    させて嵌合し、フードパネルアウタとフードパネルイン
    ナの両曲げ形成部の上縁部相互と下縁フランジ相互を夫
    々接合してフードパネルアウタとフードパネルインナの
    先端部間に閉断面部を形成したことを特徴とする自動車
    のフードパネル構造。
JP4345989U 1989-04-13 1989-04-13 自動車のフードパネル構造 Expired - Lifetime JPH0714129Y2 (ja)

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JPH02133982U JPH02133982U (ja) 1990-11-07
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