JPH054471Y2 - - Google Patents

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JPH054471Y2
JPH054471Y2 JP14774286U JP14774286U JPH054471Y2 JP H054471 Y2 JPH054471 Y2 JP H054471Y2 JP 14774286 U JP14774286 U JP 14774286U JP 14774286 U JP14774286 U JP 14774286U JP H054471 Y2 JPH054471 Y2 JP H054471Y2
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JP
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quarter panel
tire
lower edge
panel
wheel
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、例えばクオータパネルに設けられ
たホイルカツト部を有する車体構造の改良に関す
る。
(従来の技術) 以下、従来における乗用車両のクオータパネル
付近の構造について第4図乃至第6図を参照して
説明する。
第4図において1は乗用車両におけるボデーで
ある。このボデー1はその側部前方よりフロント
フエンダー2、ドアー3、クオータパネル4が順
次設けられている。
また、上記フロントフエンダー2、ドアー3、
およびクオータパネル4はその外側中央部に前後
方向に連続してサイドプロテクタモール5……が
設けられている。
このような構造のボデー1の側部における上記
クオータパネル4はクオータパネルアウタ6aと
その内側に設けられたクオータパネルインナ6b
とから構成されている。
このクオータパネルインナ6bにはその下部に
図示しないタイヤ7の覆い板を構成するホイルハ
ウスアウタ部8が設けられている。そしてこのホ
イルハウスアウタ部8の下縁が上記クオータパネ
ルアウタ6aの下縁に結合されている。この結合
部9は上記タイヤ7の外側に位置してホイルカツ
ト部10を形成している。
そして上記結合部9の結合構造は従来より2種
類の構造が用いられていた。その1つの結合構造
は第5図に示されるようなクリンチ加工部11に
よつて上記ホイルカツト部10の全周を構成する
ものである。
つまり、クオータパネルインナ6bに設けられ
たホイルハウスアウタ部8の下縁部12を上記ク
オータパネルアウタ6aの下縁部13によつて外
側より包むように、かしめ止めした結合構造であ
る。
また2つ目の結合構造は第6図に示されるよう
なフランジ溶接部14によつて上記ホイルカツト
部10の全周を形成するものである。
つまり、上記ホイルハウスアウタ部8の下縁部
12とクオータパネルアウタ6aの下縁部13を
重合するとともに上記車体1の車幅方向内側に折
曲してフランジ部15を形成し、このフランジ部
15の中央部を結合する構造である。この結合構
造はスポツト溶接部15aを介して上記下縁部1
2,13を結合するものである。
上述のような構造のホイルカツト部10を形成
する上記ボデー1の組立工程は、仮止めや、クリ
ンチ加工部を上記ホイルカツト部10の全周に亘
つて施すため作業工数を増加するとともに作業の
複雑化が避けられないという欠点があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 上述のように従来の車体構造におけるホイルカ
ツト部は、クリンチ加工部またはフランジ溶接部
を上記ホイルカツト部の全周に亘つて設けるもの
であつたが、この結合構造を用いた車体の組立工
程はその仮止めや、クリンチ加工を上記ホイルカ
ツト部の全周に亘つて施すために、作業工数を増
加するとともに作業工程が複雑であるという事情
があつた。
この考案は上記事情に着目してなされたもの
で、ホイルカツト部の製造に要する工数を低減す
るとともに、製造作業の簡素化を可能な車体構造
を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段及び作用) この考案は、ホイルハウスアウタ部を有するイ
ンナパネルの下縁と外側ボデーを形成するアウタ
パネルの下縁とを結合することによつてホイルカ
ツト部を構成する車体構造において、上記ホイル
カツト部における上記タイヤとの隙間の少ない位
置にある結合部にはクリンチ加工部を設け、上記
タイヤとの隙間の多い位置にある結合部にはフラ
ンジ溶接部を設け、上記クリンチ加工部とフラン
ジ溶溶接部の間に位置する結合部には外板溶接部
を設けることにより、上記ホイルカツト部の製造
に要する工数の低減と製造作業の簡素化を可能な
車体構造にある。
(実施例) 以下、この考案における一実施例を第1図乃至
第3図を参照してして説明するが、その基本的構
造は第4図乃至第6図に示される従来例と同様の
ため同一構成部分については同一符号を付して説
明を省略する。
第1図において7はボデー1に設けられるタイ
ヤである。このタイヤ7の外側上方にはホイルハ
ウスアウタ部8を有するインナパネルとしてのク
オータパネルインナ15が設けられている。上記
ホイルハウスアウタ8の上部内側にはホイルハウ
スインナ16が設けられている。また、上記イン
ナパネルとしてのクオータパネルインナ15の外
側にはアウタパネルとしてのクオータパネル17
が設けられている。
そして、上記クオータパネルインナ15の下縁
部18とクオータパネル17の下縁部19は結合
部20で結合されている。この結合部20は上記
タイヤ7の外側部に位置してホイルカツト部21
を構成している。
そして、このホイルカツト部21の上部に位置
して上記タイヤ7との隙間の少ない結合部20に
はクリンチ加工部22が設けられている。つま
り、第1図に示されるように上記クオータパネル
インナ15の下縁部18をその外側よりクオータ
パネル17の下縁部19によつて包むようにかし
め止めされている。
また、上記ホイルカツト部21の下部に位置し
て、タイヤ7との隙間の多い結合部20にはフラ
ンジ溶接部23が設けられている。このフランジ
溶接部23は上記クオータパネルインナ15の下
縁部18とクオータパネル17の下縁部19とが
第3図に示されるように重合され、ボデー1の車
幅方向に折曲してフランジ24,25が形成され
ている。そして、上記フランジ24,25の中央
部が複数の溶接部26……を介して結合されてい
る。
さらに、上記ホイルカツト部21のクリンチ加
工部22とフランジ溶接部23との間に位置する
とともにサイドプロテクタモール5の取付け位置
にある結合部20には外板溶接部27が設けられ
ている。この外板溶接部27は第2図に示される
ようにクオータパネルインナ15の下縁部18を
クオータパネル17の下縁部19によつて外側よ
り包むようにかしめ止めされ、クリンチ加工部2
2が設けられているとともにこのクリンチ加工部
22がさらに車幅方向より溶接部26を介して結
合されている。
このように結合されている外板溶接部27の溶
接部26の外側には上記サイドプロテクタモール
5が第1図に示されるように装着される。ここま
で、ホイルカツト部21の前半部の構造を説明し
たが、後半部も上記とほぼ同様に構成されている
ため説明を省略する。但し、後半部に形成された
外板溶接部27にはその外側より図示しないリヤ
バンパが取付けられる。
上述のような構造とすることにより、ホイルカ
ツト部の製造に要する工数を低減することができ
るとともに製造作業の簡素化を実現できる。
また、上記クリンチ加工部22とフランジ溶接
部23の間に外板溶接部27を設けることにより
クリンチ加工部22からフランジ溶接部23への
形状変化の外観を良好にしている。さらに、外板
溶接部27の溶接部26にはその外側よりサイド
プロテクタモール5やリヤバンパ等が装着される
ためボデー1の見栄えを損ねることがない。
なお、この考案は上記一実施例に限定されるも
のではない、例えば上記一実施例は乗用車両に限
定されず荷物車両にも適応できる。さらに、上記
一実施例ではボデー1のクオータパネル17に設
けられるホイルカツト部21を実施対象にしてい
るが、これに限定されずフロントフエンダー2に
設けられるホイルカツト部も含まれる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によればホイル
カツト部における結合部にクリンチ加工部、フラ
ンジ溶接部および外板溶接部を設けることにより
上記ホイルカツト部の製造に要する工数を従来に
比較して著しく低減することができるとともに製
造作業の簡素化を図ることができる。また、上述
のような効果を得ながら、車両ボデーの外観を損
ねることがなく、強度の充分なホイルカツト部を
有する車体構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はこの考案の一実施例であ
り、第1図はホイルカツト部の中央付近を車体の
後方より見る断面図、第2図は第1図における
−線部分の断面図、第3図は第1図における
−線部分の断面図、第4図乃至第6図は2種類
の従来例を示し、第4図は乗用車両におけるボデ
ーの後方からの斜視図、第5図は第4図における
−線部分の一結合状態を示す断面図、第6図
は第4図における−線部分の他の一結合状態
を示す断面図である。 7……タイヤ、8……ホイルハウスアウタ部、
15……クオータパネルインナ(インナパネル)、
17……クオータパネル(アウタパネル)、20
……結合部、21……ホイルカツト部、22……
クリンチ加工部、23……フランジ溶接部、27
……外板溶接部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タイヤのホイルハウスアウタ部を有するインナ
    パネルと、このインナパネルの外側に設けられた
    アウタパネルと、上記インナパネルとアウタパネ
    ルの下縁を結合する結合部によつてホイルカツト
    部を構成する車体構造において、上記ホイルカツ
    ト部におけるタイヤとの隙間の少ない結合部には
    クリンチ加工部を設け、上記タイヤとの隙間の多
    い結合部にはフランジ溶接部を設け、上記クリン
    チ加工部とフランジ溶接部の間に位置する結合部
    には外板溶接部を設けたことを特徴とする車体構
    造。
JP14774286U 1986-09-29 1986-09-29 Expired - Lifetime JPH054471Y2 (ja)

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JP14774286U JPH054471Y2 (ja) 1986-09-29 1986-09-29

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JP14774286U JPH054471Y2 (ja) 1986-09-29 1986-09-29

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JPS6353883U JPS6353883U (ja) 1988-04-11
JPH054471Y2 true JPH054471Y2 (ja) 1993-02-03

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