JPS6124671A - パネルの補強構造 - Google Patents
パネルの補強構造Info
- Publication number
- JPS6124671A JPS6124671A JP14647884A JP14647884A JPS6124671A JP S6124671 A JPS6124671 A JP S6124671A JP 14647884 A JP14647884 A JP 14647884A JP 14647884 A JP14647884 A JP 14647884A JP S6124671 A JPS6124671 A JP S6124671A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- adhesive
- reinforcing member
- outer panel
- shrinkage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D27/00—Connections between superstructure or understructure sub-units
- B62D27/02—Connections between superstructure or understructure sub-units rigid
- B62D27/026—Connections by glue bonding
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D25/00—Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
- B62D25/08—Front or rear portions
- B62D25/10—Bonnets or lids, e.g. for trucks, tractors, busses, work vehicles
- B62D25/105—Bonnets or lids, e.g. for trucks, tractors, busses, work vehicles for motor cars
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Superstructure Of Vehicle (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、自動車の車体において、パネルに補強部材を
接着結合してなるパネルの補強構造に関し、詳しくは、
接着剤の硬化収縮時パネルに歪を発生させないようにし
たパネルの補強構造に関する。
接着結合してなるパネルの補強構造に関し、詳しくは、
接着剤の硬化収縮時パネルに歪を発生させないようにし
たパネルの補強構造に関する。
自動車の車体外板においては、美観を損ねないように、
比較的大きな一枚板のパネルが採用されていることから
、張り剛性の小さい部分が多くある。たとえば、ルーフ
パネル、ドアパネル、クォータパネル、フードパネルお
よびトランクリッドパネルなどである。このようなパネ
ルには、それ自体の張り剛性の小ささを補強するために
、各々のパネルの裏面に補強部材が設けられている。こ
のパネルと補強部材の周縁部の結合手段は、パネルをヘ
ミングし接着剤を貼付するか、もしくは、パネルの周囲
にフランジを設はスポット溶接している。一方、パネル
と補強部材の中間部分の結合には、走行中に起こる補強
部材とパネルとの振動音の発生を防止するといったこと
、および、バネルの裏面に補強部材をスポット溶接する
とパネルの表面に溶接跡が付き美観を損ねるといったこ
とから、通常、実開昭55−147972号公報に示さ
れているように、パネルとその裏面に配した補強部材と
を熱硬化型接着剤(マスチック接着剤)で結合するとい
う手法が採用される。 しかしながら、パネルの中間部分裏面と補強部材とを単
に熱硬化型接着剤で結合することは、次のような欠陥が
ある。 パネルの裏面と補強部材との隙間に熱硬化型接着剤を充
填し、この接着剤を塗装の際の焼付は炉内で硬化させる
ことにより、パネルと補強部材を結合するのであるが、
この接着剤が硬化する時に熱収縮を起こし、この熱収縮
力が重大な問題を惹起さゼるのである。すなわち、この
熱収縮力は、パネルと補強部材に対して垂直方向の力と
、パネルと補強部材の平行方向の力に分けて考えること
ができるが、このうちの垂直方向の力が、パネルと補強
部材とを引き付は合い、これにより、面の張り剛性、の
小さいパネルが接着剤側に窪んでしまうのである。パネ
ルにそのような歪が発生すると、車体外観を著しく損じ
、自動車としての商品価値を減殺してしまう。このこと
は、熱硬化型接着剤以外の、硬化時に収縮する一般的な
接着剤を用いる場合においても同様である。こうした問
題は、パネルの板厚を増大させ、パネル自体の張り剛性
を高めるか、または、接着剤として収縮力の小さいもの
を採用すると、一応解決されるが、前者の場合は車体重
量のアンプを招き、後者の場合は補強部材の意義が薄れ
るので採用しがたい。
比較的大きな一枚板のパネルが採用されていることから
、張り剛性の小さい部分が多くある。たとえば、ルーフ
パネル、ドアパネル、クォータパネル、フードパネルお
よびトランクリッドパネルなどである。このようなパネ
ルには、それ自体の張り剛性の小ささを補強するために
、各々のパネルの裏面に補強部材が設けられている。こ
のパネルと補強部材の周縁部の結合手段は、パネルをヘ
ミングし接着剤を貼付するか、もしくは、パネルの周囲
にフランジを設はスポット溶接している。一方、パネル
と補強部材の中間部分の結合には、走行中に起こる補強
部材とパネルとの振動音の発生を防止するといったこと
、および、バネルの裏面に補強部材をスポット溶接する
とパネルの表面に溶接跡が付き美観を損ねるといったこ
とから、通常、実開昭55−147972号公報に示さ
れているように、パネルとその裏面に配した補強部材と
を熱硬化型接着剤(マスチック接着剤)で結合するとい
う手法が採用される。 しかしながら、パネルの中間部分裏面と補強部材とを単
に熱硬化型接着剤で結合することは、次のような欠陥が
ある。 パネルの裏面と補強部材との隙間に熱硬化型接着剤を充
填し、この接着剤を塗装の際の焼付は炉内で硬化させる
ことにより、パネルと補強部材を結合するのであるが、
この接着剤が硬化する時に熱収縮を起こし、この熱収縮
力が重大な問題を惹起さゼるのである。すなわち、この
熱収縮力は、パネルと補強部材に対して垂直方向の力と
、パネルと補強部材の平行方向の力に分けて考えること
ができるが、このうちの垂直方向の力が、パネルと補強
部材とを引き付は合い、これにより、面の張り剛性、の
小さいパネルが接着剤側に窪んでしまうのである。パネ
ルにそのような歪が発生すると、車体外観を著しく損じ
、自動車としての商品価値を減殺してしまう。このこと
は、熱硬化型接着剤以外の、硬化時に収縮する一般的な
接着剤を用いる場合においても同様である。こうした問
題は、パネルの板厚を増大させ、パネル自体の張り剛性
を高めるか、または、接着剤として収縮力の小さいもの
を採用すると、一応解決されるが、前者の場合は車体重
量のアンプを招き、後者の場合は補強部材の意義が薄れ
るので採用しがたい。
本発明は、上述のような事情のもとで考えだされたもの
で、その目的は、パネルの裏面に補強部材を接着結合し
てなるパネルの補強構造において、接着剤が硬化し収縮
する時にパネルに歪が生じて、自動車の商品価値を著し
く減じるといったことがないようにしたパネルの補強構
造をコスト安(提供することである。
で、その目的は、パネルの裏面に補強部材を接着結合し
てなるパネルの補強構造において、接着剤が硬化し収縮
する時にパネルに歪が生じて、自動車の商品価値を著し
く減じるといったことがないようにしたパネルの補強構
造をコスト安(提供することである。
本発明では、補強部材に収縮許容手段を設けている。そ
のため、パネルと補強部材の間に充填されている接着剤
は、硬化時に収縮し、そのとき、パネルと補強部材を互
いに引き寄せようとする力が働くが、本発明の補強部材
に設けた収縮許容手段により、この力は逃がされ、パネ
ルを窪ませようとする力は作用しない。 上記収縮許容手段は、補強部材の硬化型接着剤が充填さ
れる領域に外力を受けて容易にアウタパネルの方へ折れ
曲がることができる折曲部を設けるか、または、その領
域に穴を開けることにより具体的に実現される。 折曲部を設ける場合においては、接着剤の収縮硬化時に
発生するパネルと補強部材とを引きつける垂直方向の収
縮力は、補強部材の折曲部のみを内側に曲げる力として
吸収される。したがって、パネル側の歪の発生を回避す
ることができる。 また、収縮許容手段として、補強部材に穴を設ける場合
においては、この穴の部分では接着剤が補強部材側で露
出した状態で収縮するため、この収縮による収縮力がパ
ネルを内側に強力に引く力としては作用しない。その結
果、パネルに歪が発生することがない。 以上のように、本発明では、補強部材に補強部材とパネ
ルの間に充填される接着剤が収縮硬化するのを許容する
収縮許容手段を設けたため、接着剤の収縮硬化時に発生
する収縮力を容易に吸収することができる。その結果、
従来のように、パネルに歪が発生することもなく、自動
車の商品的価値を著しく向上させる。また、収縮許容手
段は、補強部材の成形時に同時に成形することができる
のでコストがそ、れほどかからない。
のため、パネルと補強部材の間に充填されている接着剤
は、硬化時に収縮し、そのとき、パネルと補強部材を互
いに引き寄せようとする力が働くが、本発明の補強部材
に設けた収縮許容手段により、この力は逃がされ、パネ
ルを窪ませようとする力は作用しない。 上記収縮許容手段は、補強部材の硬化型接着剤が充填さ
れる領域に外力を受けて容易にアウタパネルの方へ折れ
曲がることができる折曲部を設けるか、または、その領
域に穴を開けることにより具体的に実現される。 折曲部を設ける場合においては、接着剤の収縮硬化時に
発生するパネルと補強部材とを引きつける垂直方向の収
縮力は、補強部材の折曲部のみを内側に曲げる力として
吸収される。したがって、パネル側の歪の発生を回避す
ることができる。 また、収縮許容手段として、補強部材に穴を設ける場合
においては、この穴の部分では接着剤が補強部材側で露
出した状態で収縮するため、この収縮による収縮力がパ
ネルを内側に強力に引く力としては作用しない。その結
果、パネルに歪が発生することがない。 以上のように、本発明では、補強部材に補強部材とパネ
ルの間に充填される接着剤が収縮硬化するのを許容する
収縮許容手段を設けたため、接着剤の収縮硬化時に発生
する収縮力を容易に吸収することができる。その結果、
従来のように、パネルに歪が発生することもなく、自動
車の商品的価値を著しく向上させる。また、収縮許容手
段は、補強部材の成形時に同時に成形することができる
のでコストがそ、れほどかからない。
以下、本発明を自動車のフードパネルに適用した実施例
を図面を参照しつつ具体的に説明する。 第1図にフード1の裏面を示す。このフード1は、−楔
板の外板であるフードアウタパネル2と、このフードア
ウタパネル2の補強部材であるフードインナパネル3と
からなる。このアウタパネル2とインナパネル3とは、
その周縁部において、アウタパネル2をヘミングし接着
剤を貼付するか、もしくは、アウタパネル2およびイン
ナパネル3にフランジを設げスポット溶接して結合され
ている。一方、アウタパネル2とインナパネル3の周縁
部以外の中間部分では、熱硬化型接着剤6 (マスチッ
ク接着剤)を用いてアウタパネル2とインナパネル3と
を接着結合している。第1図に示す斜線部がその接着部
である。 第2図において、アウタパネル2とインナパネル3の周
縁部以外の部分の接着結合状態を示す。 棒状にのびるインナパネル3の両側にはフランジ3aが
形成され、このフランジ3aとアウタパネル2とが接着
剤により結合される。本例では、接着剤6の熱収縮許容
手段4として、このフランジ3aにコ字状の切り込みを
入れることにより、基部から容易に折れ曲がることがで
きる舌片状の折曲部4aを形成している。 このように折曲部4aを設けたインナパネル3とアウタ
パネル2とは、第2図(b)およびtc+に仮想線で示
すように、上述した熱硬化型接着剤6を充填し、そして
、これをフード1を塗装焼付は炉を通すときの熱で収縮
硬化させることにより結合される。 ところで、この時、この接着剤6は硬化に伴って熱収縮
を起こし、熱収縮力が発生ずる。この熱収縮力は、アウ
タパネル2とインナパネル3に対して垂直方向の力と、
アウタパネル2とインナパネル3に対して平行方向の力
とに分けて考えろことができる。このうち、垂直方向の
力がパネルに歪を発生させる力として作用するのである
が、本例では、折曲部4aが形成されているため、折曲
部4aがこの垂直方向の力によってアウタパネル2側へ
折れ曲がり、この垂直方向の力を吸収している。換言す
ると、折曲部4aにより接着剤6の熱収縮を許容し、ア
ウタパネル2とインナパネル3とを相互に引き寄せよう
とする力を回避しているのである。その結果、従来のよ
うに、接着剤の熱硬化収縮時に生ずる収縮力によりアウ
タパネル2が歪むといったことがなくなる。 第3図は、上記熱収縮許容手段4の別の実施例を示す。 本例では、第2図のインナパネル3に設けた折曲部4a
の代わりに、スリット5を複数本平行に間隔を狭く設け
て、スリット5の間の細い部分を容易に変形可能な折曲
部4bとし、この折曲部4bが第2図に示す例の折曲部
4aと同様の役目を果たすようにしている。すなわち、
接着剤6の硬化時における収縮力の垂直方向の力によっ
てこの折曲部が変形するようにし、アウタパネル2の変
形を回避している。 第4図は、上記熱収縮許容手段4のさらに別の実施例を
示す。本例では、インナパネル3のフランジ3aに穴7
を設けてい為。このようにすると、第4図(b)および
(C1に示すように、接着剤6が硬化するときこの穴マ
の部分の接着剤6は、この穴7があるために、単に縮む
だけであるため、この縮みにより、上述した垂直方向の
収縮力は吸収される。その結果、従来のように、接着剤
の収縮力が ′アウタパネル2に歪を発生させること
がなくなる。 第5図および第6図は、上記熱収縮許容手段4のさらに
別の実施例を示す。第5図に示すものにおいては、イン
ナパネル3のフランジ3aに十字状の穴8を設けている
。このようにすると、十字の角部の突起状の部分が第2
図で説明した折曲部4と同じ役目をあるいは第4図で説
明した穴7と同じ役目を果たす。第6図に示すものにお
いては、インナパネル3のフランジ3aに角状の穴10
を設けるとともに、この穴10に突片9を形成している
。このようにすると、突片9は、第2図の折曲部4と同
じ役目を果たし、かつ、穴10は、第4図の穴7と同じ
役目を果たし、その相乗効果によって、接着剤の熱収縮
時に発生する熱収縮力をさらに効果的に吸収することが
できる。 なお、本発明の範囲は、上述の実施例に限定されないの
はもちろんである。すなわち、実施例では、フードパネ
ルについて本発明を適用したものであるが、本発明の適
用する対象は、ルーフパネル、クォータパネル、ドアパ
ネルおよびトランクリッドのパネルなど比較的大きな一
枚板のパネルに補強部材を必要とする全てのものである
。また、熱収縮許容手段は、具体的に問うものではなく
、多くの実施例に示したように、様々な態様を取ること
ができる。さらに、上記実施例では接着剤として熱硬化
型接着剤を用いているが、硬化時に収縮する一般的な接
着剤を用いる場合にも同様に本考案を適用しうる。
を図面を参照しつつ具体的に説明する。 第1図にフード1の裏面を示す。このフード1は、−楔
板の外板であるフードアウタパネル2と、このフードア
ウタパネル2の補強部材であるフードインナパネル3と
からなる。このアウタパネル2とインナパネル3とは、
その周縁部において、アウタパネル2をヘミングし接着
剤を貼付するか、もしくは、アウタパネル2およびイン
ナパネル3にフランジを設げスポット溶接して結合され
ている。一方、アウタパネル2とインナパネル3の周縁
部以外の中間部分では、熱硬化型接着剤6 (マスチッ
ク接着剤)を用いてアウタパネル2とインナパネル3と
を接着結合している。第1図に示す斜線部がその接着部
である。 第2図において、アウタパネル2とインナパネル3の周
縁部以外の部分の接着結合状態を示す。 棒状にのびるインナパネル3の両側にはフランジ3aが
形成され、このフランジ3aとアウタパネル2とが接着
剤により結合される。本例では、接着剤6の熱収縮許容
手段4として、このフランジ3aにコ字状の切り込みを
入れることにより、基部から容易に折れ曲がることがで
きる舌片状の折曲部4aを形成している。 このように折曲部4aを設けたインナパネル3とアウタ
パネル2とは、第2図(b)およびtc+に仮想線で示
すように、上述した熱硬化型接着剤6を充填し、そして
、これをフード1を塗装焼付は炉を通すときの熱で収縮
硬化させることにより結合される。 ところで、この時、この接着剤6は硬化に伴って熱収縮
を起こし、熱収縮力が発生ずる。この熱収縮力は、アウ
タパネル2とインナパネル3に対して垂直方向の力と、
アウタパネル2とインナパネル3に対して平行方向の力
とに分けて考えろことができる。このうち、垂直方向の
力がパネルに歪を発生させる力として作用するのである
が、本例では、折曲部4aが形成されているため、折曲
部4aがこの垂直方向の力によってアウタパネル2側へ
折れ曲がり、この垂直方向の力を吸収している。換言す
ると、折曲部4aにより接着剤6の熱収縮を許容し、ア
ウタパネル2とインナパネル3とを相互に引き寄せよう
とする力を回避しているのである。その結果、従来のよ
うに、接着剤の熱硬化収縮時に生ずる収縮力によりアウ
タパネル2が歪むといったことがなくなる。 第3図は、上記熱収縮許容手段4の別の実施例を示す。 本例では、第2図のインナパネル3に設けた折曲部4a
の代わりに、スリット5を複数本平行に間隔を狭く設け
て、スリット5の間の細い部分を容易に変形可能な折曲
部4bとし、この折曲部4bが第2図に示す例の折曲部
4aと同様の役目を果たすようにしている。すなわち、
接着剤6の硬化時における収縮力の垂直方向の力によっ
てこの折曲部が変形するようにし、アウタパネル2の変
形を回避している。 第4図は、上記熱収縮許容手段4のさらに別の実施例を
示す。本例では、インナパネル3のフランジ3aに穴7
を設けてい為。このようにすると、第4図(b)および
(C1に示すように、接着剤6が硬化するときこの穴マ
の部分の接着剤6は、この穴7があるために、単に縮む
だけであるため、この縮みにより、上述した垂直方向の
収縮力は吸収される。その結果、従来のように、接着剤
の収縮力が ′アウタパネル2に歪を発生させること
がなくなる。 第5図および第6図は、上記熱収縮許容手段4のさらに
別の実施例を示す。第5図に示すものにおいては、イン
ナパネル3のフランジ3aに十字状の穴8を設けている
。このようにすると、十字の角部の突起状の部分が第2
図で説明した折曲部4と同じ役目をあるいは第4図で説
明した穴7と同じ役目を果たす。第6図に示すものにお
いては、インナパネル3のフランジ3aに角状の穴10
を設けるとともに、この穴10に突片9を形成している
。このようにすると、突片9は、第2図の折曲部4と同
じ役目を果たし、かつ、穴10は、第4図の穴7と同じ
役目を果たし、その相乗効果によって、接着剤の熱収縮
時に発生する熱収縮力をさらに効果的に吸収することが
できる。 なお、本発明の範囲は、上述の実施例に限定されないの
はもちろんである。すなわち、実施例では、フードパネ
ルについて本発明を適用したものであるが、本発明の適
用する対象は、ルーフパネル、クォータパネル、ドアパ
ネルおよびトランクリッドのパネルなど比較的大きな一
枚板のパネルに補強部材を必要とする全てのものである
。また、熱収縮許容手段は、具体的に問うものではなく
、多くの実施例に示したように、様々な態様を取ること
ができる。さらに、上記実施例では接着剤として熱硬化
型接着剤を用いているが、硬化時に収縮する一般的な接
着剤を用いる場合にも同様に本考案を適用しうる。
第1図はフードの裏面斜視図、第2図(alは本発明に
係るフードのインナパネルの平面図、第2図(blは第
2図(a)のb−b線に沿う断面図、第2図IC1は第
2図(a)のc−c線に沿う断面図、第3図ないし第6
図は本発明に係る他の実施例を示す図であって、そのう
ち第4図(blは第4図(a)のb−b線に沿う断面図
、第4図(C)は第4図(a)のc−c線に沿う断面図
である。
係るフードのインナパネルの平面図、第2図(blは第
2図(a)のb−b線に沿う断面図、第2図IC1は第
2図(a)のc−c線に沿う断面図、第3図ないし第6
図は本発明に係る他の実施例を示す図であって、そのう
ち第4図(blは第4図(a)のb−b線に沿う断面図
、第4図(C)は第4図(a)のc−c線に沿う断面図
である。
Claims (3)
- (1)パネルと、これの裏側に配した補強部材とを接着
結合してなるパネルの補強構造において、補強部材に、
パネルと補強部材との間に注入される接着剤が、収縮す
ることを許容する収縮許容手段を設けたことを特徴とす
るパネルの補強構造。 - (2)上記収縮許容手段として、補強部材に容易に折れ
曲がりうる折曲部を設け、接着剤の硬化収縮に伴いこの
折曲部が上記パネルに向かって折曲するようにした特許
請求の範囲第1項記載のパネルの補強構造。 - (3)上記収縮許容手段として、補強部材に穴を設けた
特許請求の範囲第1項記載のパネルの補強構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14647884A JPS6124671A (ja) | 1984-07-13 | 1984-07-13 | パネルの補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14647884A JPS6124671A (ja) | 1984-07-13 | 1984-07-13 | パネルの補強構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6124671A true JPS6124671A (ja) | 1986-02-03 |
Family
ID=15408545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14647884A Pending JPS6124671A (ja) | 1984-07-13 | 1984-07-13 | パネルの補強構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6124671A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09132165A (ja) * | 1995-11-09 | 1997-05-20 | Toyota Auto Body Co Ltd | 車体パネルの補強構造 |
CN100386235C (zh) * | 2004-06-29 | 2008-05-07 | 丰田自动车株式会社 | 车辆用发动机罩结构 |
US8109562B2 (en) | 2009-12-03 | 2012-02-07 | Hyundai Motor Company | Roof rail for vehicle |
EP2420434A1 (en) * | 2010-08-18 | 2012-02-22 | Aleris Aluminum Duffel BVBA | Fixing arrangement, roof arrangement of an automotive vehicle and method for fixing an aluminium roof panel to a steel body part |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58101873A (ja) * | 1981-12-09 | 1983-06-17 | Mazda Motor Corp | 自動車のリッド構造 |
-
1984
- 1984-07-13 JP JP14647884A patent/JPS6124671A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58101873A (ja) * | 1981-12-09 | 1983-06-17 | Mazda Motor Corp | 自動車のリッド構造 |
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CN100386235C (zh) * | 2004-06-29 | 2008-05-07 | 丰田自动车株式会社 | 车辆用发动机罩结构 |
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