JP2585559Y2 - 車両用ドア - Google Patents
車両用ドアInfo
- Publication number
- JP2585559Y2 JP2585559Y2 JP1992010924U JP1092492U JP2585559Y2 JP 2585559 Y2 JP2585559 Y2 JP 2585559Y2 JP 1992010924 U JP1992010924 U JP 1992010924U JP 1092492 U JP1092492 U JP 1092492U JP 2585559 Y2 JP2585559 Y2 JP 2585559Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer panel
- panel
- inner panel
- vehicle door
- peripheral edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車、建設車両等の車
両用ドアに関する。
両用ドアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用ドアの1例が図2に示され
ている。図2において、1はアウタパネル、2はインナ
パネル、3は窓ガラス、4はスティフナ、5はレインフ
ォースメント、6はヒンジ、7はドアハンドル、8は接
着剤である。アウタパネル1とインナパネル2とは予め
同じ寸法に裁断され、かつ、プレス成形されてその周縁
で互いに結合されている。かくして、アウタパネル1は
その周縁近傍を室内側に曲折することによって全体とし
て室外側に凸状をなし、インナパネル2はその周縁近傍
を室外側に曲折することによって全体として室内側に凸
状をなし、アウタパネル1の周縁とインナパネル2の周
縁とを互いに結合することによってこれらアウタパネル
1とインナパネル2により囲まれる空所が限界されてい
る。
ている。図2において、1はアウタパネル、2はインナ
パネル、3は窓ガラス、4はスティフナ、5はレインフ
ォースメント、6はヒンジ、7はドアハンドル、8は接
着剤である。アウタパネル1とインナパネル2とは予め
同じ寸法に裁断され、かつ、プレス成形されてその周縁
で互いに結合されている。かくして、アウタパネル1は
その周縁近傍を室内側に曲折することによって全体とし
て室外側に凸状をなし、インナパネル2はその周縁近傍
を室外側に曲折することによって全体として室内側に凸
状をなし、アウタパネル1の周縁とインナパネル2の周
縁とを互いに結合することによってこれらアウタパネル
1とインナパネル2により囲まれる空所が限界されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のドアにおい
ては、ドアを閉じるときやワックスを塗布するためにア
ウタパネル1を押圧すると、その部分が陥没するという
不具合があった。そこで、アウタパネル1の張り剛性及
び耐デント性を向上するため、アウタパネル1の曲率を
増大することが検討されたが、これはスペースやデザイ
ン上の制約を受けるという問題があった。そこで、図示
のように、アウタパネル1とインナパネル2との間にス
ティフナ4やレインフォースメント5等の内部補強材を
装着したり、アウタパネル1の板厚を増大させたりして
いたが、これらは重量が増大するとともにコストが嵩む
という問題があった。
ては、ドアを閉じるときやワックスを塗布するためにア
ウタパネル1を押圧すると、その部分が陥没するという
不具合があった。そこで、アウタパネル1の張り剛性及
び耐デント性を向上するため、アウタパネル1の曲率を
増大することが検討されたが、これはスペースやデザイ
ン上の制約を受けるという問題があった。そこで、図示
のように、アウタパネル1とインナパネル2との間にス
ティフナ4やレインフォースメント5等の内部補強材を
装着したり、アウタパネル1の板厚を増大させたりして
いたが、これらは重量が増大するとともにコストが嵩む
という問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するために考案されたものであって、その要旨とすると
ころは、アウタパネルの周縁近傍を室内側に曲折するこ
とによってこのアウタパネルを全体として室外側に凸状
に成形し、インナパネルの周縁近傍を室外側に曲折する
ことによってこのインナパネルを全体として室内側に凸
状に成形し、上記アウタパネルの周縁とインナパネルの
周縁とを互いに結合することによってこれらアウタパネ
ルとインナパネルにより囲まれる空所を限界してなる車
両用ドアにおいて、上記アウタパネルより大寸に形成さ
れたインナパネルを縮小し又は上記アウタパネルを拡大
した状態で上記インナパネルの周縁と上記アウタパネル
の周縁とを互いに結合することによって上記インナパネ
ルの復元力により上記アウタパネルに初期張力を発生さ
せたことを特徴とする車両用ドアにある。
するために考案されたものであって、その要旨とすると
ころは、アウタパネルの周縁近傍を室内側に曲折するこ
とによってこのアウタパネルを全体として室外側に凸状
に成形し、インナパネルの周縁近傍を室外側に曲折する
ことによってこのインナパネルを全体として室内側に凸
状に成形し、上記アウタパネルの周縁とインナパネルの
周縁とを互いに結合することによってこれらアウタパネ
ルとインナパネルにより囲まれる空所を限界してなる車
両用ドアにおいて、上記アウタパネルより大寸に形成さ
れたインナパネルを縮小し又は上記アウタパネルを拡大
した状態で上記インナパネルの周縁と上記アウタパネル
の周縁とを互いに結合することによって上記インナパネ
ルの復元力により上記アウタパネルに初期張力を発生さ
せたことを特徴とする車両用ドアにある。
【0005】
【作用】本考案においては、アウタパネルより大寸に形
成されたインナパネルを縮小し又はアウタパネルを拡大
した状態でインナパネルの周縁とアウタパネルの周縁と
を互いに結合することによってインナパネルの復元力に
よりアウタパネルに初期張力を発生させる。
成されたインナパネルを縮小し又はアウタパネルを拡大
した状態でインナパネルの周縁とアウタパネルの周縁と
を互いに結合することによってインナパネルの復元力に
よりアウタパネルに初期張力を発生させる。
【0006】
【実施例】本考案の実施例が図1に示されている。イン
ナパネル2は予めアウタパネル1より大寸に形成され
る。そして、治具等を用いてインナパネル2を縮小し又
はアウタパネル1を拡大した状態で、アウタパネル1の
周縁とインナパネル2の周縁を屈折又はスポット溶接等
により互いに結合することによってアウタパネル1に初
期張力(内部張力)を発生させている。
ナパネル2は予めアウタパネル1より大寸に形成され
る。そして、治具等を用いてインナパネル2を縮小し又
はアウタパネル1を拡大した状態で、アウタパネル1の
周縁とインナパネル2の周縁を屈折又はスポット溶接等
により互いに結合することによってアウタパネル1に初
期張力(内部張力)を発生させている。
【0007】
【考案の効果】本考案においては、アウタパネルより大
寸に形成されたインナパネルを縮小し又はアウタパネル
拡大した状態でインナパネルの周縁とアウタパネルの周
縁とを互いに結合することによってインナパネルの復元
力によりアウタパネルに初期張力を発生させたため、ア
ウタパネルの張り剛性及び耐デント性が向上する。そし
て、従来のように厚いアウタパネルや内部補強材を要し
ないので、構造が簡単で、軽量、安価となる。また、従
来のようにアウタパネルの曲率を増大する必要がないの
で、スペースやデザイン上の制約を受けることもない。
寸に形成されたインナパネルを縮小し又はアウタパネル
拡大した状態でインナパネルの周縁とアウタパネルの周
縁とを互いに結合することによってインナパネルの復元
力によりアウタパネルに初期張力を発生させたため、ア
ウタパネルの張り剛性及び耐デント性が向上する。そし
て、従来のように厚いアウタパネルや内部補強材を要し
ないので、構造が簡単で、軽量、安価となる。また、従
来のようにアウタパネルの曲率を増大する必要がないの
で、スペースやデザイン上の制約を受けることもない。
【図1】本考案の1実施例を示し、(A) は縦断面図、
(B) は結合前の正面図である。
(B) は結合前の正面図である。
【図2】従来の自動車用ドアの1例を示し、(A) は斜視
図、(B) は(A) のB−B線に沿う断面図、(C) は(A) の
C−C線に沿う断面図である。
図、(B) は(A) のB−B線に沿う断面図、(C) は(A) の
C−C線に沿う断面図である。
1 アウタパネル 2 インナパネル
Claims (1)
- 【請求項1】 アウタパネルの周縁近傍を室内側に曲折
することによってこのアウタパネルを全体として室外側
に凸状に成形し、インナパネルの周縁近傍を室外側に曲
折することによってこのインナパネルを全体として室内
側に凸状に成形し、上記アウタパネルの周縁とインナパ
ネルの周縁とを互いに結合することによってこれらアウ
タパネルとインナパネルにより囲まれる空所を限界して
なる車両用ドアにおいて、上記アウタパネルより大寸に
形成されたインナパネルを縮小し又は上記アウタパネル
を拡大した状態で上記インナパネルの周縁と上記アウタ
パネルの周縁とを互いに結合することによって上記イン
ナパネルの復元力により上記アウタパネルに初期張力を
発生させたことを特徴とする車両用ドア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992010924U JP2585559Y2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | 車両用ドア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992010924U JP2585559Y2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | 車両用ドア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0563931U JPH0563931U (ja) | 1993-08-24 |
JP2585559Y2 true JP2585559Y2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=11763791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992010924U Expired - Lifetime JP2585559Y2 (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | 車両用ドア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2585559Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52138341A (en) * | 1976-05-14 | 1977-11-18 | Hitachi Ltd | Elevator door |
JPS5926492U (ja) * | 1982-08-13 | 1984-02-18 | 日産自動車株式会社 | 昇降用ハンガ−装置におけるケ−ブル取付構造 |
-
1992
- 1992-02-04 JP JP1992010924U patent/JP2585559Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0563931U (ja) | 1993-08-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980310 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980804 |