JP2514792Y2 - 自動車におけるバックドア - Google Patents

自動車におけるバックドア

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JP2514792Y2
JP2514792Y2 JP1989071414U JP7141489U JP2514792Y2 JP 2514792 Y2 JP2514792 Y2 JP 2514792Y2 JP 1989071414 U JP1989071414 U JP 1989071414U JP 7141489 U JP7141489 U JP 7141489U JP 2514792 Y2 JP2514792 Y2 JP 2514792Y2
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inner panel
opening
back door
end edge
rear end
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達久 山根
隆博 田村
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車体後部に形成した後部開口を開閉するバ
ックドアに関する。
(従来技術) 近年、車体後部に、車室後方からトランクルームの上
方を開放する後部開口を形成すると共に、前記開口の前
記車室側を覆うバックウィンド部と該バックウィンド部
の後端からほぼ水平方向に屈曲して後方に延び前記開口
のトランクルーム側を覆うトランクリッド部とからなる
バックドアを車体に開閉自由に設け、前記バックドアの
開放により、車体後部を大きく開放することが出来るよ
うにしたものが開発されている。
(考案が解決しようとする課題) ところで以上の構造のバックドアにあっては、前述の
ごとく車室後方だけでなくトランクルームの上方をも同
時に覆う構造であることから、外形が非常に大きくな
り、そのため、該パックドアの内面側を構成するインナ
パネルを一枚ものとすると、該インナパネルも非常に大
型となって、該インナパネルを形成するプレス装置も大
型のものが必要となるし、また該インナパネルの保管ス
ペースもそれだけ大きいものが必要となる。
しかして以上の問題に対してはかかるインナパネルを
2部材に分割すればよいのであるが、以上のバックドア
にあっては、車体との枢着部側であるバックウィンド部
が、ウィンドガラスを組込むための空所を備えた枠状に
構成されており、しかもこのバックウィンド部から屈曲
して後方に延びるトランクリッド部は比較的大きな蓋状
であるので、前記ウィンド部とトランクリッド部との境
界部に応力が集中し易く、そのためかかる部位の剛性を
充分確保する必要がある。
本考案は以上の実情に鑑みて開発したものであって、
目的とするところは、バックドアの内壁を構成するイン
ナパネルを分割して、かく分割したインナパネルを合理
的に組付けることで、外観を損なうことなく剛性が充分
確保することの出来るバックドアを提供するにある。
(課題を解決するための手段) しかして本考案は、車体後部に、車室後方からトラン
クルームの上方を開放する後部開口を形成したセダン型
の自動車において、前記開口の前記車室側を覆うバック
ウィンド部と該バックウィンド部の後端からほぼ水平方
向に屈曲して後方に延び前記開口のトランクルーム側を
覆うトランクリッド部とからなるバックドアを形成する
一方、バックドアの内壁を形成するインナパネルを、バ
ックウィンド部を構成する枠型の第1インナパネルと前
記トランクリッド部を構成する第2インナパネルとから
形成して、前記第1インナパネルの後端縁部を前記第2
インナパネルにおける前端縁よりも所定間隔後方部位に
結合すると共に、該第2インナパネルの前端縁部を前記
第1インナパネルにおける後端縁よりも所定間隔前方部
位に結合して、これら両結合部位間に、前記第1インナ
パネルの後端部と第2インナパネルの前端部とで画成さ
れた車幅方向ほぼ全長にわたって延びる断面閉鎖状の補
強空間を形成したことを特徴とするものである。
(作用) 本考案によれば、前記第1インナパネルの後部と第2
インナパネルの前部で構成される前記補強空間が、バッ
クウィンド部とトランクリッド部との境を車幅方向ほぼ
全長に渡って形成されているので、別途リインホースメ
ントを組付けずとも前記バックウィンド部とトランクリ
ッド部との境界の剛性を充分高めることが出来、しかも
かかる補強空間を、アウタパネルにより覆われる前記第
1、第2インナパネルでもって形成するようにしたの
で、前記補強空間を形成するための結合部位が車両の外
部から見えることがなく、車両の外観を損なうこともな
い。
(実施例) 以下、本考案にかかるバックドアの一実施例を図面に
従って説明する。
第4図は、車体(B)の後部に、後部車室からトラン
クルームの上方を開放する後部開口(W)を形成したセ
ダン型の自動車を示したものであって、本考案にかかる
バックドア(1)は、前記後部開口(W)に開閉自由に
取付けるものである。
しかして前記バックドア(1)は、前記後部開口
(W)の前記車室側を覆うバックウィンド部(2)と該
バックウィンド部(2)の後端からほぼ水平方向に屈曲
して後方に延び前記後部開口(W)のトランクルーム
(T)側を覆うトランクリッド部(3)とから成り、前
記バックウィンド部(2)の前端を前記車体(B)にヒ
ンジ部材(図示せず)を介して枢着すると共に、前記バ
ックウィンド部(2)は、ウィンドガラス(G)を組込
むための空所(20)を備えた枠状に構成されている。
かかるバックドア(1)は、既知のごとく該バックド
ア(1)の内壁を形成するインナパネル(4)と、該バ
ックドア(1)の外壁を形成するアウタパネル(5)と
から閉断面構造に構成されている。
しかして以上のバックドア(1)において、図に示す
実施例では、前記インナパネル(4)を、前記バックウ
ィンド部(2)の内壁を構成する枠型の第1インナパネ
ル(4a)と前記トランクリッド部(3)の内壁を構成す
る第2インナパネル(4b)とに分割形成すると共に、前
記第1インナパネル(4a)の後端縁部を前記第2インナ
パネル(4b)における前端縁よりも所定間隔後方部位に
結合すると共に、該第2インナパネル(4b)の前端縁部
を前記第1インナパネル(4a)における後端縁よりも所
定間隔前方部位に結合して、これら両結合部位間に、前
記第1インナパネル(4a)の後端部と第2インナパネル
(4b)の前端部とで画成された車幅方向ほぼ全長にわた
って延びる断面閉鎖状の補強空間(S)を形成したので
ある。
具体的には、前記バックウィンド部(2)の下枠部を
構成する前記第1インナパネル(4a)の後端部(41)
を、断面略くの字状に形成して、該後端部(41)の前端
に溶接フランジ(42)を連接する一方、前記第2インナ
パネル(4b)の前端部には、前方に延びる平板状の連結
片(43)を車幅方向に所定間隔あけて複数形成してい
る。そしてこれら連結片(43)を前記第1インナパネル
(4a)の溶接フランジ(42)に、前記アウタパネル
(5)に形成した溶接フランジ(51)と共にスポット溶
接で固着し、これら応接フランジ(42)(51)上にウィ
ンドガラス(G)を接着剤で固着すると共に、前記第1
インナパネル(4a)の後端部(41)と前記第2インナパ
ネル(4b)の前端部とで断面略三角形とした断面閉鎖状
の補強空間(S)を車幅方向ほぼ全長にわたってしかも
ウィンドガラス(G)の下縁に沿わせて形成している。
斯くしてバックドアにおけるバックウィンド部(2)
とトランクリッド部(3)との境界は、別途リインホー
スメントを組付けずとも、前記第1、第2インナパネル
(4a)(4b)で形成される前記補強空間(S)により確
実に剛性がアップするし、しかも前記第1インナパネル
(4a)と第2インナパネル(4b)との結合部位は、前記
アウタパネル(5)で覆われて車両の外部から見えるこ
とがないので、車両の外観を損なうこともない。
(考案の効果) 以上のごとく本考案は、バックドアの内壁を形成する
インナパネルを、バックウィンド部を構成する枠型の第
1インナパネルと前記トランクリッド部を構成する第2
インナパネルとから形成して、前記第1インナパネルの
後端縁部を前記第2インナパネルにおける前端縁よりも
所定間隔後方部位に結合すると共に、該第2インナパネ
ルの前端縁部を前記第1インナパネルにおける後端縁よ
りも所定間隔前方部位に結合して、これら両結合部位間
に、前記第1インナパネルの後端部と第2インナパネル
の前端部とで画成された車幅方向ほぼ全長にわたって延
びる断面閉鎖状の補強空間を形成したことにより、前記
バックドアにおける特に応力の集中し易い前記ウィンド
部とトランクリッド部との境界部の剛性が、別途リイン
ホースメントを用いずとも、前記第1インナパネルの後
部と第2インナパネルの前部とで画成される前記補強空
間により充分確保することが出来るし、しかもかかる補
強空間を、アウタパネルにより覆われる前記第1、第2
インナパネルでもって形成するようにしたので、前記補
強空間を形成するための結合部位が車両の外部から見え
ることがなく、車両の外観を損なうこともないのであ
る。
以上要するに本願考案によれば、車両の外観を損なう
ことなく、バックウインド部とトランクリッド部とを備
えたバックドア全体の剛性を充分確保することが出来る
に至ったのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案にかかるバックドアの一実施例を示し、第
1図は該バックドアを構成するインナパネルの概略斜視
図、第2図は第1図II−II線断面図、第3図は第1図II
I−III線断面図、第4図は本考案にかかるバックドアを
備えた自動車の概略斜視図である。 (1)……バックドア (2)……バックウィンド部 (3)……トランクリッド部 (4)……インナパネル (4a)……第1インナパネル (4b)……第2インナパネル (S)……補強空間 (W)……後部開口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体後部に、車室後方からトランクルーム
    の上方を開放する後部開口を形成したセダン型の自動車
    において、前記開口の前記車室側を覆うバックウィンド
    部と該バックウィンド部の後端からほぼ水平方向に屈曲
    して後方に延び前記開口のトランクルーム側を覆うトラ
    ンクリッド部とからなるバックドアを形成する一方、バ
    ックドアの内壁を形成するインナパネルを、バックウィ
    ンド部を構成する枠型の第1インナパネルと前記トラン
    クリッド部を構成する第2インナパネルとから形成し
    て、前記第1インナパネルの後端縁部を前記第2インナ
    パネルにおける前端縁よりも所定間隔後方部位に結合す
    ると共に、該第2インナパネルの前端縁部を前記第1イ
    ンナパネルにおける後端縁よりも所定間隔前方部位に結
    合して、これら両結合部位間に、前記第1インナパネル
    の後端部と第2インナパネルの前端部とで画成された車
    幅方向ほぼ全長にわたって延びる断面閉鎖状の補強空間
    を形成したことを特徴とする自動車におけるバックド
    ア。
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