JP2815322B2 - 車両の後部車体構造 - Google Patents

車両の後部車体構造

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JP2815322B2 JP10573495A JP10573495A JP2815322B2 JP 2815322 B2 JP2815322 B2 JP 2815322B2 JP 10573495 A JP10573495 A JP 10573495A JP 10573495 A JP10573495 A JP 10573495A JP 2815322 B2 JP2815322 B2 JP 2815322B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体の後方開口部に横
開き式のバックドアを開閉可能に支持するようにした車
両の後部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車体の後方開口部に上開き式のバ
ックドアを支持する後部車体構造として、例えば特開平
4ー129884号公報に記載されたものが知られてお
り、この公報記載のものは、車体後部側に配設されるリ
ヤクオータパネルの後端側一部を車幅方向内方に向けて
一体状に延出させ、このリヤクオータパネルの延出部位
に開口部を形成して、該開口部にバックドアを上下方向
に揺動自由に支持させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
に、前記バックドアの取付用開口部を形成するにあたっ
て、前記リヤクオータパネルの後端側一部を車幅方向内
方に向けて一体状に延出させるときには、このリヤクオ
ータパネルの全体が大型化するため、該リヤクオータパ
ネルをプレスで製作するときの成形性が悪くなる。しか
も、前記バックドアの開閉操作をより低い位置で容易に
行えるようにするため、このバックドアを横開き式とし
て、該バックドアを前記リヤクオータパネルにおける開
口部の車幅方向一側に複数のヒンジを介して支持させる
ときには、前記リヤクオータパネルにおけるヒンジ取付
部位の強度を強化して、該リヤクオータパネルに対する
前記バックドアの支持強度を高める必要があり、このた
めには前記リヤクオータパネル側の肉厚を大とすれば良
いが、斯くするときには、車体重量が増大するばかりか
コスト高となる不都合を招くのである。
【0004】本発明の目的は、リヤクオータパネルを製
作するときの成形性を高めることができながら、バック
ドアの開閉操作を低い位置で容易に行えるようにするた
め、該バックドアを横開き式とするにも拘らず、車体重
量を増大させたりコスト高を招くことなく、車体におけ
るヒンジ取付部位の強度を強化して、該車体に対する前
記バックドアの支持強度を高められるようにする点にあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明は、車体1の後部に設けた開口部10に、横
開き式のバックドア2をヒンジ3を介して揺動自由に支
持した車両の後部車体構造であって、前記車体1の後部
両側方に配設されるリヤクオータインナパネル11の後
端部に、該リヤクオータインナパネル11に対し屈曲し
て前記開口部10の下縁部を画成するエクステンション
パネル4を固着する一方、前記車体1における前記ヒン
ジ3の取付部位にリインホースメント5を配設して、こ
のリインホースメント5に前記エクステンションパネル
4を結合するようにしたのである。
【0006】
【作用】以上の後部車体構造によれば、横開き式バック
ドア2を取付ける開口部10を形成するにあたって、リ
ヤクオータインナパネル11を車幅方向内方側に一体状
に延出させるのでなく、このリヤクオータインナパネル
11の後部側に別部材から成るエクステンションパネル
4を固着し、これらリヤクオータインナパネル11とエ
クステンションパネル4とで車体の後部コーナ部位を形
成するようにしているため、前記リヤクオータインナパ
ネル11のプレス成形を容易に行うことができ、また、
前記エクステンションパネル4の成形も容易に行うこと
ができる。
【0007】また、前記開口部10に横開き式のバック
ドア2を支持するときには、前記車体1の後端一側方で
前記開口部10の近くにヒンジ3を取付け、該ヒンジ3
を介して前記バックドア2を横方向に開閉自由に支持さ
せるのであるが、このとき前記車体1におけるヒンジ3
の取付部位にはリインホースメント5が固着され、該リ
インホースメント5が前記エクステンションパネル4に
結合されて、これらリインホースメント5とエクステン
ションパネル4とにより、前記車体1におけるヒンジ取
付部位の強度が強化されているため、従来のように、前
記リヤクオータパネルなどの肉厚を大として全体重量の
増大やコスト高を招くことなく、前記車体1に対する前
記バックドア2の支持強度を高めることができる。
【0008】
【実施例】図4は、本発明にかかる後部車体構造の適用
例としてワンボックスカーを示しており、同図では、車
体1の後方側に開口部10を形成し、該開口部10に横
開き式のバックドア2を前記車体1の後部で車幅方向一
側に設けた上下一対のヒンジ3,3を介して横方向に揺
動自由に支持させている。
【0009】また、前記開口部10が形成される前記車
体1の後部側は、図1及び図2で明らかなように、該車
体1の後方両側に配設されたリヤクオータインナパネル
11と、該各パネル11の外部側に配設されるリヤクオ
ータアウタパネル12と、前記各リヤクオータインナパ
ネル11の下部間に架設されるロアバック13とで構成
され、これらリヤクオータインナパネル11とロアバッ
ク13とで囲まれる内方側に前記開口部10を形成する
と共に、前記リヤクオータインナパネル11とリヤクオ
ータアウタパネル12との後端部間で前記開口部10の
外周囲には、外面側が開放された概略コ形状の連結部材
14を一体状に結合して、この連結部材14の内方外面
側に前記各ヒンジ3を取付けるためのナット等から成る
取付部材15,15を固着している。尚、前記ロアバッ
ク13は、インナ部材13aとアウタ部材13bとで内
部中空の閉鎖断面構造に形成している。
【0010】さらに、各図の実施例では、前記リヤクオ
ータインナパネル11の車幅方向外方側に第1ホイルハ
ウスカバー部材16を一体形成し、また、前記リヤクオ
ータインナパネル11の車幅方向内方で車室側には別部
材から成る第2ホイルハウスカバー部材17を一体状に
組付けて、これら各カバー部材16,17でリヤ側のホ
イルハウスカバーを形成すると共に、前記第2ホイルハ
ウスカバー部材17の内方側には車室のフロア18を敷
設している。
【0011】そして、以上の構成において、前記リヤク
オータインナパネル11の後端部を車幅方向内方側に一
体状に延出形成するのではなく、該リヤクオータインナ
パネル11を前記開口部10の開口端面位置にまで形成
し、このリヤクオータインナパネル11の後端側に、該
リヤクオータインナパネル11に対し屈曲しながら車幅
方向内方側に向けて直交状に延びるエクステンションパ
ネル4を固着すると共に、このエクステンションパネル
4の先端側を前記ロアバック13に結合一体化して、こ
れらロアバック13とエクステンションパネル4とで前
記開口部10の下縁部を形成する一方、前記リヤクオー
タインナパネル11とリヤクオータアウタパネル12と
の後部側で両者の間には、上下方向に延び、前記ヒンジ
取付部材15が固着される前記連結部材14の強度を強
化するためのリインホースメント5を配設して、該リイ
ンホースメント5の下部側を前記エクステンションパネ
ル4に結合一体化するのである。
【0012】更に詳述すると、前記エクステンションパ
ネル4は、図2で明らかなように、全体が緩やかな勾配
で湾曲する概略L形状に形成され、その長さ方向一端側
を前記リヤクオータインナパネル11の後方外部側で前
記第1ホイルハウスカバー部材16の形成部位に、か
つ、長さ方向他端側を前記ロアバック13の車幅方向外
端で外面側にそれぞれ溶接手段により結合一体化し、前
記エクステンションパネル4を介して前記ロアバック1
3とリヤクオータインナパネル11との間を連続状に接
合一体化し、これらエクステンションパネル4及びロア
バック13を介して前記開口部10を形成するのであ
る。斯くすることにより、前記開口部10を容易に確保
することができながら、前記リヤクオータインナパネル
11に車幅方向内方側に延びる延出部を一体形成する従
来の場合に較べ、このリヤクオータインナパネル11を
プレスで製作するときの成形性を高めることができ、ま
た、前記エクステンションパネル4の成形も容易に行う
ことができる。
【0013】また、前記リインホースメント5は、横断
面略階段形状に形成して、その長さ方向前端側を前記リ
ヤクオータインナパネル11の後方外面側一部に溶接手
段により固着し、かつ、長さ方向後端側を前記リヤクオ
ータインナパネル11と連結部材14とにそれぞれ設け
た後部フランジ11a,14a間に挟着させた状態で溶
接手段により固着すると共に、前記リインホースメント
5の中間一部5aを前記連結部材14におけるヒンジ取
付部材15の固着部位と対接させて溶接手段で固着する
一方、前記リインホースメント5の下端側一部を前記エ
クステンションパネル4の上部側に突設した上部フラン
ジ4aに結合一体化させる。
【0014】即ち、図3で示すように、前記リヤクオー
タインナパネル11における第1ホイルハウスカバー部
材16の形成部位から上方に向けて突設された上部部材
11bと、前記第2ホイルハウスカバー17の上部側に
突設した上部フランジ17aとを対接させると共に、前
記リヤクオータインナパネル11における第1ホイルハ
ウスカバー部材16の形成部位上方側に前記エクステン
ションパネル4を被嵌させ、このエクステンションパネ
ル4の上部側に突設した上部フランジ4aを前記リヤク
オータインナパネル11の上部部材11bの外面側と対
接させ、また、前記上部フランジ4aの外面側に前記リ
インホースメント5の下端側を対接させて、該リインホ
ースメント5の下端側と前記各フランジ4a,17a及
び上部部材11bとをそれぞれ溶接手段で固着するので
ある。斯くすることにより、下端側が前記各フランジ4
a,17a及び上部部材11bに固着され、上端側が前
記リヤクオータインナパネル11とリヤクオータアウタ
パネル12とに固着された前記リインホースメント5を
介して前記連結部材14の強度を強化することができ、
該連結部材14に前記各ヒンジ3を介して支持される前
記バックドア2の支持強度を高めることができる。
【0015】また、図1の実施例では、前記リヤクオー
タインナパネル11の後端下部側と前記ロアバック13
の車幅方向外端側との間に、これら両者間を連続状に連
結する接合部材6を介装させ、これら接合部材6とロア
バック13とで前記開口部10の車室内方側を形成して
いる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
横開き式バックドア2を取付ける開口部10を形成する
にあたって、車体1のリヤクオータインナパネル11を
車幅方向内方側に一体状に延長させるのでなく、このリ
ヤクオータインナパネル11の後部側に別部材から成る
エクステンションパネル4を固着し、これらリヤクオー
タインナパネル11とエクステンションパネル4とで車
体後部のコーナ部位を形成するようにしているため、前
記リヤクオータインナパネル11のプレス成形を容易に
行うことができ、また、前記エクステンションパネル4
の成形も容易に行うことができる。
【0017】しかも、前記車体1におけるヒンジ3の取
付部位にリインホースメント5を固着し、該リインホー
スメント5を前記エクステンションパネル4に結合させ
ているため、これらリインホースメント5とエクステン
ションパネル4とにより前記車体1におけるヒンジ取付
部位の強度を強化することができのであり、従って、従
来のように、リヤクオータパネルなどの肉厚を大として
全体重量の増大やコスト高を招くことなく、前記車体1
に対する前記バックドア2の支持強度を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の後部車体構造を示す斜視図で車室内方
側から見た図面。
【図2】同じく後部車体構造の斜視図で車室外方側から
見た図面。
【図3】図2X−X線方向の断面図。
【図4】本発明の適用例として示すワンボックスカーの
背面図。
【符号の説明】
1……車体 10…開口部 11…リヤクオータインナパネル 2……バックドア 3……ヒンジ 4……エクステンションパネル 5……リインホースメント

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体(1)の後部に設けた開口部(1
    0)に、横開き式のバックドア(2)をヒンジ(3)を
    介して揺動自由に支持した車両の後部車体構造であっ
    て、 前記車体(1)の後部両側方に配設されるリヤクオータ
    インナパネル(11)の後端部に、該リヤクオータイン
    ナパネル(11)に対し屈曲して前記開口部(10)の
    下縁部を画成するエクステンションパネル(4)を固着
    する一方、 前記車体(1)における前記ヒンジ(3)の取付部位に
    リインホースメント(5)を配設して、このリインホー
    スメント(5)に前記エクステンションパネル(4)を
    結合していることを特徴とする車両の後部車体構造。
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