JPH07389Y2 - 車体前部構造 - Google Patents

車体前部構造

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JPH07389Y2
JPH07389Y2 JP1988027851U JP2785188U JPH07389Y2 JP H07389 Y2 JPH07389 Y2 JP H07389Y2 JP 1988027851 U JP1988027851 U JP 1988027851U JP 2785188 U JP2785188 U JP 2785188U JP H07389 Y2 JPH07389 Y2 JP H07389Y2
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JP
Japan
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panel
hood
vehicle body
fender
upper member
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JP1988027851U
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JPH01130885U (ja
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三郎 藤本
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば自動車等の車体前部構造に関し、特
にフェンダパネルとフードパネルの後端部側とを車体側
に取付ける取付け構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、自動車等の車体前部構造は、第5図に示すように
左右のフェンダパネル10間にフードパネル20が開閉自在
に枢着されており、これらの取付け構造は第4図に示す
ように、フェンダパネル10がその側縁部を車両前後方向
にて所定間隔をおいて、ボルト等の締結部材40によりエ
プロンアッパメンバ90に結合されている。
また、第3図及び第4図に示すように前記フードパネル
20はその後端部位近傍にて、フードヒンジ30を介して車
体側に枢着されており、具体的にはフードヒンジ30の一
端が前記フードパネル20にボルト等の締結部材50により
結合されているとともに、フードヒンジ30の他端がカウ
ルアウタパネル80及び前記エプロンアッパメンバ90にボ
ルト等の締結部材60により結合されている。
尚、このような車体前部構造におけるフードパネル等の
結合構造を示す従来技術として、例えば実開昭61-64087
号公開公報(実願昭59-149971号)がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、第3図乃至第5図及び実開昭61-64087号公開公
報に開示されている車体前部構造の場合、フェンダパネ
ル10の車両前後方向の後端側部位は車体側に結合されて
いない、即ちフェンダパネル10の後端部110から締結部
材40によるエプロンアッパメンバ90との結合部位までの
距離Lが大きくなる(第4図参照)ため、フェンダパネ
ル10の特に後端部110側部位の剛性が低下することにな
る。
したがって、フェンダパネル10の組付工程等において、
変形することがあり、第3図及び第5図に示すフェンダ
パネル10及びフードパネル20の組付状態におけるフード
パネル20の閉時には特にフェンダパネル10の後端側部位
とフードパネル20との各表面間に建付段差を生じるた
め、見栄えが低下するものである。
また、フードヒンジ30を介してのフードパネル20とフェ
ンダパネル10は、それぞれ独立して車体側に結合されて
いるため、これらフードパネル20のフードヒンジ30を介
しての結合部位、及びフェンダパネル10のエプロンアッ
パメンバ90への結合部位の精度誤差により、前述と同様
にフェンダパネル10とフードパネル20の組付状態におけ
るフードパネル20閉時において各表面間に建付段差が生
じるものである。
尚、フェンダパネル10とフードパネル20との組付状態に
おけるフードパネル20閉時の前記建付段差の品質基準は
予め定められているが、前述したような各組付状態にお
いては、建付段差が前記品質基準を上回る、即ち品質基
準から外れるということがあり、見栄えが低下するもの
である。
そこでこの考案の目的は、フェンダパネルとフードパネ
ルとの組付状態における建付段差を小さくして、見栄え
を向上することである。
〔課題を解決するための手段〕
そのためこの考案は上述の課題を、フェンダパネルとフ
ードパネルを枢着するフードヒンジとを直接的に結合し
て、フェンダパネルの変形及びフードパネルとの建付段
差を小さくすることにより、解決しようとするものであ
る。
さらに詳しくは車体前部の左右それぞれにエプロンアッ
パメンバを備え、このエプロンアッパメンバの外側を離
間して覆うようにフェンダパネルがそれぞれ設けられる
とともに、左右両フェンダパネル間にフードパネルが配
設された車体前部構造において、前記フードパネルは、
該フードパネルの車体後方側部分を、前記エプロンアッ
パメンバの前記フェンダパネルに覆われた部分に取り付
けられたフードヒンジに支持して枢着され、また前記フ
ェンダパネルは、その車体前方側部分を前記エプロンア
ッパメンバに直接取り付けられるとともに、その車体後
方端付近を、前記フードヒンジの非可動部を介して前記
エプロンアッパメンバに取り付けられていることを特徴
としている。
〔作用〕
上述の手段によれば、フードパネルの車体後方側部分を
枢着したフードヒンジの非可動部に、フェンダパネルの
車体後方端付近を取り付けることにより、フェンダパネ
ルとフードパネルとの位置関係がフードヒンジのみの精
度によって保証できるとともに、フェンダパネルの車体
後方側部分も、車体側に固定されたフードヒンジの非可
動部に取り付けられて張り出し量が減少するため、取り
付け剛性が高くなって変形しにくくなり、その結果、フ
ェンダパネルとフードパネルとの組付状態における建付
段差が小さくなり、見栄えが向上する。
〔実施例〕
以下、添付図面に基づいてこの考案の実施例を説明す
る。
第1図及び第2図の図面はこの考案の一実施例を示して
おり、第1図はフードパネル組付時におけるこのフード
パネル閉時の第2図I−I線断面図、第2図はフードパ
ネルを想像線で示した一方のフェンダパネル周りの概略
斜視図である。
そして、これら第1図及び第2図に示すように、左右の
フェンダパネル1間にフードパネル2が配設され、この
フードパネル2はフードヒンジ3を介して車体側に開閉
自在に枢着されている。
また、前記フェンダパネル1は第2図に示すように車体
前方側部分を締結部材4により、エプロンアッパメンバ
9に直接取り付けられるとともに、その車体後方端をフ
ードパネル2を開閉自在に枢着するフードヒンジ3の非
可動部に取り付けられ、このフードヒンジ3は、第1図
に示すようにその一端が締結部材5によってフードパネ
ル2に取り付けられ、他端の非可動部側が締結部材6に
よってカウルアウタパネル8及びエプロンアッパメンバ
9に結合されている。
このように構成された車体前部構造であって、第1図及
び第2図に示すように、フェンダパネル1の車体前方側
部分を、エプロンアッパメンバに直接取り付けるととも
に、その後端部11を、フードパネル2枢着用のフードヒ
ンジ3の非可動部に取り付けたものである。
具体的には、フェンダパネル1の後端部11に対向するフ
ードヒンジ3に、後述するフェンダパネル1の後端部11
を結合するためのステー31を一体形成し、このステー31
が一体形成された前記フードヒンジ3の他端を前述した
ようにカウルアウタパネル8と共にエプロンアッパメン
バ9に結合することにより、フードヒンジの軸支部分が
フェンダパネルで覆われるようにするとともに、前記フ
ードヒンジ3の非可動部であるステー31に、ボルト等の
締結部材7によって前記フェンダパネル1の後端部11を
結合したものであり、これによりフェンダパネル1の後
端部11をフードヒンジ3を介してエプロンアッパメンバ
9に結合したものである。
而して、フェンダパネル1の後端部11を、フードヒンジ
3に一体形成したステー31に直接的に結合したことによ
り、互いに隣接するフェンダパネル1とフードパネル2
との位置関係を、フードヒンジ3のみの1部品の精度に
よって保証することができるため、前記フェンダパネル
1及びフードパネル2等の結合部位の精度誤差を極めて
小さくすることができ、フェンダパネル1とフードパネ
ル2との組付状態におけるフードパネル2閉時の各表面
間の建付段差を小さくすることができるものである。ま
た、エプロンアッパメンバ9の外側をフェンダパネル1
で覆われた部分にフードヒンジ3が取り付けられている
ため、金属摩耗粉が混入して黒く汚れたグリースの付着
したフードヒンジ3の軸支部分が目に触れず、見栄えが
良くなる。
したがって、フードパネル2閉時の見栄えを向上するこ
とができるものである。
また、フェンダパネル1の後端部11を、車体側に結合さ
れたフードヒンジ3に一体形成のステー31に結合するこ
とができる、即ち具体的にはフェンダパネル1の後端部
11側の結合部位が従来技術を示す第3図乃至第5図の構
成に比べて、約100mm後方側にて結合することができる
ため、このフェンダパネル1の後端部11側部位の剛性を
高めることができるものである。
したがって、フェンダパネル1の組付工程等において、
この後端部11付近が変形し難くなって、前述と同様フェ
ンダパネル1とフードパネル2との組付状態におけるフ
ードパネル2の閉時において、特にフェンダパネル1の
後端側部位とフードパネル2との各表面間における建付
段差を極めて小さくすることができるため、見栄えを向
上することができるものである。
具体的には、フェンダパネル1とフードパネル2との建
付段差が従来技術を示す第3図乃至第5図の構成では±
1.5mmあったのを、この考案を示す第1図及び第2図の
構成では±1.0mm程度とすることができるものである。
尚、以上の実施例では、フードヒンジ3に一体形成した
ステー31にフェンダパネル1の後端部11を結合した構成
を示したが、これに限定されることなく、フェンダパネ
ル1の後端部11とフードヒンジ3を直接的に結合した構
成であればよいものであって、例えばステー31等を介在
することなくフードヒンジ3に直接フェンダパネル1の
後端部11を結合するような構成であってもよいものであ
る。
〔考案の効果〕
この考案は上述のように、フェンダパネルの車体後方側
部分をフードヒンジの非可動部を介してエプロンアッパ
メンバに取り付けたものであって、フェンダパネルとフ
ードパネルとの位置関係がフードヒンジのみの精度によ
って保証できるとともに、フェンダパネルの車体後方端
付近をフードヒンジの非可動部に取り付けて、その剛性
を確保できることにより、フェンダパネルとフードパネ
ルとの組付状態における両部材の各表面間の建付段差を
小さくすることができるため、見栄えを向上することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図の図面はこの考案の一実施例を示して
おり、第1図はフードパネル閉時の第2図I−I線断面
図、第2図はフードパネルを想像線で示した一方のフェ
ンダパネル周りの概略斜視図、第3図から第5図までの
図面は従来例を示しており、第3図は第1図相当断面
図、第4図は第2図相当概略斜視図、第5図はフードパ
ネル閉時の第4図相当斜視図である。 1……フェンダパネル 11……後端部 2……フードパネル 3……フードヒンジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体前部の左右それぞれにエプロンアッパ
    メンバを備え、このエプロンアッパメンバの外側を離間
    して覆うようにフェンダパネルがそれぞれ設けられると
    ともに、左右両フェンダパネル間にフードパネルが配設
    された車体前部構造において、前記フードパネルは、該
    フードパネルの車体後方側部分を、前記エプロンアッパ
    メンバの前記フェンダパネルに覆われた部分に取り付け
    られたフードヒンジに支持して枢着され、また前記フェ
    ンダパネルは、その車体前方側部分を前記エプロンアッ
    パメンバに直接取り付けられるとともに、その車体後方
    端付近を、前記フードヒンジの非可動部を介して前記エ
    プロンアッパメンバに取り付けられていることを特徴と
    する車体前部構造。
JP1988027851U 1988-03-02 1988-03-02 車体前部構造 Expired - Lifetime JPH07389Y2 (ja)

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JPH01130885U JPH01130885U (ja) 1989-09-06
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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP4762433B2 (ja) * 2001-04-19 2011-08-31 富士重工業株式会社 車両のフード支持構造
JP6235305B2 (ja) * 2013-10-31 2017-11-22 ダイハツ工業株式会社 車両の車体前部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5940170U (ja) * 1982-09-10 1984-03-14 マツダ株式会社 自動車のリツドのヒンジ構造

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