JPS6317686Y2 - - Google Patents

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JPS6317686Y2
JPS6317686Y2 JP11362179U JP11362179U JPS6317686Y2 JP S6317686 Y2 JPS6317686 Y2 JP S6317686Y2 JP 11362179 U JP11362179 U JP 11362179U JP 11362179 U JP11362179 U JP 11362179U JP S6317686 Y2 JPS6317686 Y2 JP S6317686Y2
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JP
Japan
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door
panel
outer panel
glass
window opening
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JP11362179U
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JPS5631917U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車のバツクドア等中央部に大き
な窓用の開口部を有するドアを構成する部材に係
り、特にドア用アウタパネルのための部材の改良
に関するものである。
近年の自動車には荷物の積み降しを容易にする
ため、第1図に示すようなバツクドアを備えたも
のが多く出回つているが、このバツクドアに設け
られた窓は、後方の視野を広げたり或は自動車自
体の美観上の要請からしだいに大きくなる傾向に
ある。かかるバツクドアその他のドア構造の製作
に当つて従来では、第2図に示されている様に、
ドアパネルは、一枚の鋼板をプレス加工によつて
窓開口を打抜き更に成形してアウタパネル1及び
インナパネル2を作り、次いでこれらのパネルを
第3図に示す様にスポツト溶接部4やヘミング加
工部5において結合して製作されていた。しかし
ながらこの様な方法によるドア構造の製作に対し
ては、次のような種々の欠点が指摘されていた。
第1に、窓開口を大きくすることにより窓枠部
分が細くなり、プレス成形後パネルに剛性の低い
部分ができてその部分でパネルが変形し易くな
る。この様な変形はプレス打抜きによつて鋼材料
の占める割合が大幅に減つた部分、即ちパネルの
窓枠左右両側枠部3において起こりやすい。そし
て変形が起こつた場合、ガラス面との隙間が不一
致となり外観品質が悪くなつたり、モールを取付
ける場合にモールが波打つたり、モールと車体が
干渉して塗膜を傷付け錆が発生したりするという
点である。このためドアを構成するパネルの板厚
を上げることにより、変形を防止することも考え
られるが、パネルの板厚が増加するとドア全体の
重量も増加し、ドアの開閉操作性が悪くなると共
に、燃費も悪くなるという問題が新たに生じてし
まう。
第2に、ドア中央部の窓開口6の打抜部分が廃
材となるから材料の歩留りが悪くなることであ
る。
第3は、上記の如くアウタパネル1がプレス加
工等により一体成形されるので部品をストツクし
ておくのに大きなスペースを必要とすることであ
る。
これら従来技術の持つ問題点は、ドア構造体に
設けられた窓が大きくなればなる程重大なものと
なる。よつてこの様な問題点を解決すべく何らか
の改良が望まれていた。
本考案は上記の様な問題を解決するために、ド
ア用アウタパネルに関して為されたものであり、
外観品質が良く、廉価なドア構造体を提供し、更
には部品ストツクにスペースをとらないドア用ア
ウタパネルのための部材を提供することである。
本考案を添付の図面を参照して更に詳細に説明
する。
第4図は、ドア構造体を構成する本考案による
アウタパネルのための部材の一実施例を用いて構
成したドア構造体を示す斜視図である。アウタパ
ネル11は歩留まりを向上させるために、第6図
に示すように上側部材15、下側部材16、側部
材13,13のそれぞれに分割されて成つてい
る。この図ではアウタパネル11は4個のパネル
部材に分割されているが、他の分割状態にするこ
とももちろん可能である。また上側部材15及び
下側部材16にはそれぞれ段部22が形成されて
いる。
ドアパネルの組立てに際しては上記各パネル部
材13,15及び16を第6図に示すような位置
関係に配列し、アウタパネル11を構成する様重
ね合わせ、それぞれ重合する部分をスポツト接合
部14とし、このスポツト接合部14で左右側部
材13の一端を上側部材15にスポツト溶接等の
手段により接合し、また他端を下側部材16に接
合してアウタパネル11を作ると共に、このアウ
タパネル11とインナパネル12とを接合してバ
ツクドアを作る。こうして第4図に示すようなバ
ツクドアができるが、上述したようにアウタパネ
ル11は組立て前各部材に分割されているから例
えば側部材13が外力の作用で折り曲がつたり変
形したりすることがない。そのため本考案ではア
ウタパネル11の側部材13をほぼ完全な平板状
鋼材から作り、第5図に示す様な横断面を有する
側枠を作ることができる。またアウタパネル11
には段部22が形成されているため当該アウタパ
ネルの中央部区域は上及び下側部分の端部区域よ
りは低くなつており、ガラス支持面が幅方向全体
に延びる凹部として形成され、この中央部区域に
窓用開口部23が形成されている。
ドアパネルの段部の間に形成した凹部にはガラ
ス21が配置される。このガラス21は窓用開口
部23全体を覆つてアウタパネル11上に、第7
図に示すようなクリツプ18によつて位置決めさ
れ接着剤20により固定される。クリツプ18は
ソリツドラバーその他の材料をモールド成形加工
して作られ、ガラス21が直接ドアパネルに触れ
ない様にすべく突起部24によつてガラス21と
ドアパネルとの間に隙間を作り、当該ガラス21
を破損から守つている。クリツプ18はアウタパ
ネル11とインナパネル12との接合部分にでき
たフランジとガラス21とに接着固定され、ガラ
ス21を固定保持すると共に上記接合部分及びア
ウタパネル11を組立てた際の接合部分を覆い隠
しドアの美観を損わない様にしている。なお、1
7は接合フランジの内側端面を覆うフエルト、1
9はガラスパネル、接着剤20等を隠すためにガ
ラス21に施された不透明プリント部である。
以上述べてきた様に本考案によれば、アウタパ
ネルのための部材を分割構造としたため素材から
上記パネルを成形するに際して材料の歩留まりを
向上させることができる。またドア用アウタパネ
ルの如き比較的大きな物品を小さなパネル部材に
分割してまとめたため、パネルの搬送時或は組立
作業時において外力の作用によつて一部変形が起
こるということがなくなるので、ドアの窓枠部分
とガラス面との間に寸法関係を設定通り一定に保
つことができ、その結果、外観品質が向上すると
共に、モールを取付けた場合でもモールの波打ち
を防止したり、変形したパネルとモールの干渉を
防止できるので塗膜の損傷による発錆を防止でき
る。また比較的小さなスペースに大量の部品をス
トツクすることができる。更に、例えば窓用ワイ
パーを取付けるとか取付けない(特に自動車のバ
ツクドアにおいて)とかいつた仕様の違い、或は
マイナーチエンジが行われたような場合であつて
ドアの形状に多少の設計変更が必要となつたとき
でもアウタパネルに関しては、アウタパネル全体
を変更しなくてもよく、変更が必要となつた部分
に対応するパネル部材のみを新しいものと取換え
るだけで済む。このため製造経費や管理費をかな
り低減させることができるという利点がある。
また、本考案によれば、アウタパネルのガラス
支持面用を凹部とし、この凹部に各分割パネル部
材の接合部を配置するようにしたから、この接合
部はガラスによつて隠され、外表面には現われな
いので、特に接合部の表面処理を行う必要がなく
なるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はバツクドアを有する自動車を後方から
見た部分斜視図、第2図は従来のドア用アウタパ
ネルを含むドア構造を示す斜視図、第3図は第2
図中の線−における断面図、第4図は本考案
によるドア用アウタパネルのための部材の一実施
例を用いて構成したドア構造体を示す斜視図、第
5図は第4図中の線−における断面図、第6
図は第4図実施例のドア用アウタパネルのための
部材を示す斜視図、第7図はガラスを組付けた状
態を示す第5図と同様の断面図である。 1…アウタパネル、2…インナパネル、3…側
枠部、6…窓開口、11…アウタパネル、12…
インナパネル、13…側部材、14…スポツト接
合部、15…上側部材、16…下側部材、18…
クリツプ、20…接着済、21…ガラス、22…
段部、23…窓用開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央部に窓用の開口部及び幅方向全体に延びる
    ガラス支持面用の凹部が形成されたドア用アウタ
    パネルのための部材であつて、上記ガラス支持面
    用の凹部に位置する窓開口縁で分割された複数の
    部分で構成されたドア用アウタパネルのための部
    材。
JP11362179U 1979-08-18 1979-08-18 Expired JPS6317686Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11362179U JPS6317686Y2 (ja) 1979-08-18 1979-08-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11362179U JPS6317686Y2 (ja) 1979-08-18 1979-08-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5631917U JPS5631917U (ja) 1981-03-28
JPS6317686Y2 true JPS6317686Y2 (ja) 1988-05-19

Family

ID=29345905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11362179U Expired JPS6317686Y2 (ja) 1979-08-18 1979-08-18

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JP (1) JPS6317686Y2 (ja)

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JPS5631917U (ja) 1981-03-28

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