JPS63516Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS63516Y2
JPS63516Y2 JP1980183451U JP18345180U JPS63516Y2 JP S63516 Y2 JPS63516 Y2 JP S63516Y2 JP 1980183451 U JP1980183451 U JP 1980183451U JP 18345180 U JP18345180 U JP 18345180U JP S63516 Y2 JPS63516 Y2 JP S63516Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molded ceiling
roof
flange
parts
ceiling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1980183451U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57108482U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1980183451U priority Critical patent/JPS63516Y2/ja
Publication of JPS57108482U publication Critical patent/JPS57108482U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS63516Y2 publication Critical patent/JPS63516Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車の成形天井の取付性(嵌込み
性)の改善に関するものである。
たとえばハイルーフでかつ、サンルーフを採用
する自動車の天井では、サンルーフ部分を成形天
井とし、他の天井部分を貼付け天井或は吊り天井
とされる場合がある。
このような構造を採用する場合、成形天井とさ
れたサンルーフ部分を組付けるに当つては、サン
ルーフ部分の車幅方向両側部をボデー両側上部の
ルーフレールに車室内から嵌め込まれる。
上記サンルーフ部分の成形天井aの外観形状は
第1図に示す様に、上面中央にサンルーフ用窓孔
1を有し、前後方向両端にフランジ2,3を有す
る。
上記成形天井aを嵌め込むべきボデー両側上部
のルーフレールの概略は第2図に示す様にルーフ
パネル4の両側下部にルーフレール5,5が形成
されており、このルーフレール5,5に成形天井
aの両側下部6,6が嵌め込まれる。
上記成形天井aが組込まれたときの天井部の側
面より見た断面構造は第3図に示す様に、サンル
ーフ部分を開口したルーフパネル4の開口周縁に
は枠部材7が形成され、かつ、ルーフパネル4の
開口部の前後内面に補強用クロスメンバー8,9
が取付けられ、この補強用クロスメンバー8,9
に成形天井aが、クリツプ10で複数個所支持固
定される。そして、成形天井aのサンルーフ用窓
孔1の周縁とルーフパネル4の前記枠部材7とに
はガーニツシユ11が装着され、かつ、このガー
ニツシユ11を介してサンルーフ窓ガラス(図示
せず)が取付けられる。
上記成形天井aのフランジ2,3は、ルーフパ
ネル4の補強用クロスメンバー8,9等を覆い、
更に、貼り天井部材を押える役目をはたす。
上記成形天井aの前後の天井は第3図に示す様
に貼り天井12,13とされている。
成形天井aのルーフレール5,5への嵌め込み
は、第2図において、先ず、成形天井aの一方の
下部6を一方のルーフレール5に嵌め込み、他方
の下部6を持ち上げて矢印イに示すように他方の
ルーフレール5へ押し込むものである。
この場合、フランジ2,3の下端2a,3aが
ルーフレール5のフランジに当接し、組付けが不
可能となる。
そこで、上記フランジ2,3の下端2a,3a
を一部切除することが考えられるが、このように
切除すると、組付けたとき、この切除部分からル
ーフレールの内部が見え、外観上好ましくない。
また、切除部分を他の部材で覆うことも考えられ
るが、これでは手間がかかり、かつ、体裁もよく
ない。
この考案は上記不具合に鑑み、これを極めて簡
単な構成で解決したもので、以下、この考案の構
成を図面について説明すると次の通りである。
第4図は成形天井aとルーフレールとの嵌合部
の詳細図であつて、同図において、14はルーフ
レール内板、15はルーフレール外板であり、こ
れらで閉断面のルーフレールを構成し、このルー
フレール外板15にドリツプレール16とルーフ
パネル4の下端とが一体的に接合され、ルーフレ
ール外板15の上面を溝底とし、ルーフパネル4
とルーフレール内外板14,15の上部接合フラ
ンジ部17とを両側縁としてルーフレール5が形
成されている。
上記ルーフレール内外板14,15の上部接合
フランジ部17が、成形天井aのフランジ2,3
の下端2a,3aの嵌め込み時邪魔になる。
上記成形天井aは、第5図に示す様に、グラス
ウール等の硬質基材18を外面とし、内面にウレ
タン等の接着剤層19を介して起毛ニツト等の内
側表皮材20が一体に形成されている。
そこで、成形天井aのフランジ2,3の下端2
a,3aが、ルーフレール5への嵌め込み時に当
接する部分を前後方向へ折曲退避可能とするもの
である。
具体的には、硬質基材18に上記折曲退避のた
めに折り曲げ線21に沿つて第5図に示す様に切
り目22を入れ、この部分の接着剤層19と内側
表皮材20とでヒンジ的役割をもたせるものであ
る。
上記切り目22はVノツチ形状でよく、硬質基
材18の成形後に形成してもよく、また、予め、
成形時に薄肉部としておいてもよい。なお、当接
する部分を一体に成形しにくい場合は、後から別
の基材を貼り付けてもよい。
上記構成としておくことにより、成形天井aの
ルーフレール5への嵌め込み時、フランジ2,3
の下端2a,3aを折曲退避させて容易に嵌め込
むことができ、しかも、嵌め込み後は、折曲退避
部の弾性により自然に元の状態に復元する。
前記切り目22は成形天井aのフランジ2,3
の左右両側に設けてもよいが、一方の嵌め込みに
は全く問題がないので、少くとも後から嵌め込ま
れる側にのみ設ければよい。
なお、説明はハイルーフでサンルーフのものに
ついて行なつたが通常の成形天井にも適用でき
る。
以上説明したように、この考案は、車体前後方
向に3分割され、前後部が貼付け天井又は吊り天
井とされた中間部に採用される成形天井であつ
て、全体の材質が、硬質基材と、この硬質基材の
片面に接着剤を介して接合された表皮材とからな
り、かつ、全体の形状が、ルーフパネルの内側形
状に適合し、かつ、車幅方向両側に垂下部を有
し、しかも、車体前後方向の両端全周に外側へ向
けて起立したフランジを有する形状とされ、車幅
方向両側の垂下部下端を、車体両側上部のルーフ
レールに、該ルーフレールから上方へ起立したフ
ランジ部を越えて嵌め込まれる自動車の成形天井
において、上記成形天井のフランジを車幅方向一
側の垂下部下端から斜め上方外側に向けて切り目
を形成したから、成形天井を嵌め込むに当つて、
先ず、切り目が形成されていない方の垂下部を、
車体一側上部のルーフレールに係合させ、続い
て、切り目が形成された方の垂下部を上方へ押し
上げつつ外方へ押し出して嵌め込むだけで作業が
終了する。即ち、先に嵌め込まれた方の垂下部の
下端を回動支点として成形天井を上方へ回動させ
て他方の垂下部をルーフレールに嵌め込むのであ
るが、このとき、後から嵌め込まれる垂下部の下
端におけるフランジの下端隅角部が、上記回動支
点から外方へ張り出しており、大きい回動半径を
必要とするために、ルーフレールの上部に起立し
ているフランジ部に干渉し、これを乗り越えさせ
ることができないところであるが、こちらの方の
フランジを構成する硬質基材に、垂下部下端から
斜め上方外側に向けて切り目を形成してあること
により、この切り目を対称軸として前記フランジ
の下端隅角部を斜め上方内側へ折曲回動させるこ
とができ、これによつて上記フランジの下端隅角
部の前記回動支点からの回転半径が小さくなり、
ルーフレールの上部に起立しているフランジ部を
容易に乗り越えさせることができる。即ち、上記
のようにフランジの下端隅角部を斜め上方内側へ
折曲回動させた状態は、あたかも、フランジの下
端隅角部を切除した如き状態となつて、ルーフレ
ール上部に起立しているフランジ部との干渉を避
けることができるのである。しかし、切除してし
まつた場合では、ルーフレールに嵌め込んだ後の
状態において、切除部分が穴状に露出し、外観体
裁が不良となり、別の部材を貼着して該穴部を塞
がなければならない。ところが、フランジの前記
位置に前記のように切り目を形成しておく構成と
しておくと、嵌め込み時には、作業者が指先で軽
く内側に押すだけで切除した場合と同様に干渉を
回避させることができ、しかも、嵌め込み後、指
先による押圧を解除すれば、接着剤も含めて硬質
基材及び表皮材の自己弾性復元力により元の状態
に戻り、穴が塞がるようになる。従つて、別部材
を貼着する等の手間がかからず、かつ、車室内か
ら切り目が見えないため外観を向上させることが
でき、特に、切り目を特定位置に特性方向に向け
て設けておくだけであるから、非常に簡単であ
り、それだけ実用的価値が著大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は成形天井の一例を示す斜視図、第2図
は成形天井の組付要領を示す車体前方側より見た
ルーフパネル部の線図的断面図、第3図は成形天
井の組付状態における車体側方より見たルーフパ
ネル部の線図的断面図、第4図は成形天井とルー
フレール溝部との詳細を示す拡大斜視断面図、第
5図は成形天井の構造を示す断面図であつて、同
時にフランジ下部の折曲退避用切り目部を示すも
のである。 a……成形天井、2,3……フランジ、4……
ルーフパネル、5……ルーフレール溝、18……
硬質基材、19……接着剤層、20……表皮材、
21……折り曲げ線、22……切り目。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体前後方向に3分割され、前後部が貼付け天
    井又は吊り天井とされた中間部に採用される成形
    天井であつて、全体の材質が、硬質基材と、この
    硬質基材の片面に接着剤を介して接合された表皮
    材とからなり、かつ、全体の形状が、ルーフパネ
    ルの内側形状に適合し、かつ、車幅方向両側に垂
    下部を有し、しかも、車体前後方向の両端全周に
    外側へ向けて起立したフランジを有する形状とさ
    れ、車幅方向両側の垂下部下端を、車体両側上部
    のルーフレールに、該ルーフレールから上方へ起
    立したフランジ部を越えて嵌め込まれる自動車の
    成形天井において、上記成形天井のフランジを車
    幅方向一側の垂下部下端から斜め上方外側に向け
    て切り目を形成したことを特徴とする自動車用成
    形天井の取付構造。
JP1980183451U 1980-12-19 1980-12-19 Expired JPS63516Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980183451U JPS63516Y2 (ja) 1980-12-19 1980-12-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980183451U JPS63516Y2 (ja) 1980-12-19 1980-12-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57108482U JPS57108482U (ja) 1982-07-05
JPS63516Y2 true JPS63516Y2 (ja) 1988-01-07

Family

ID=29982723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980183451U Expired JPS63516Y2 (ja) 1980-12-19 1980-12-19

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63516Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4326091Y1 (ja) * 1965-12-27 1968-10-31

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51109520U (ja) * 1975-02-28 1976-09-03

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4326091Y1 (ja) * 1965-12-27 1968-10-31

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57108482U (ja) 1982-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63516Y2 (ja)
JP2607973B2 (ja) 自動車用ウエザーストリップ
JPS6332755Y2 (ja)
JPS5835439U (ja) 自動車用ウエザ−ストリツプの装飾リツプ取付構造
JPH044887Y2 (ja)
JPH0330173Y2 (ja)
JPS6430782U (ja)
JPS6216513U (ja)
JPH0443404Y2 (ja)
JPH046376Y2 (ja)
JPS6317686Y2 (ja)
JPH0335126B2 (ja)
JPH0146322B2 (ja)
JPS6326279Y2 (ja)
JPS5937379Y2 (ja) 自動車の車体構造
JPS6286222U (ja)
JPS61133443U (ja)
JPS5818873U (ja) 自動車のル−フ部車体構造
JPS6430781U (ja)
JPS58106256U (ja) 自動車用ピラ−トリムの固定構造
JPS6190654U (ja)
JPS586615U (ja) ドア固定ガラス保持用ウエザ−ストリツプの支持構造
JPS62203717U (ja)
JPH0419345U (ja)
JPS6430713U (ja)