JPS634644Y2 - - Google Patents

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JPS634644Y2
JPS634644Y2 JP11837081U JP11837081U JPS634644Y2 JP S634644 Y2 JPS634644 Y2 JP S634644Y2 JP 11837081 U JP11837081 U JP 11837081U JP 11837081 U JP11837081 U JP 11837081U JP S634644 Y2 JPS634644 Y2 JP S634644Y2
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JP
Japan
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door
joined
flange
belt line
lower side
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JP11837081U
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JPS5823719U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車のドア構造の改善に関する。
従来のこの種ドア構造としては、窓枠部と本体
部とを一体成形した第1図に示すいわゆるフルド
ア方式と、窓枠部と本体部とを別体に成形した第
2図に示すいわゆるサツシユ方式とが一般的であ
る。
ところが、これらの構造のものでは次に示す欠
点がある。第1図のものは、窓部01と本体02
の合せ部03(ベルトライン部)に閉断面部を設
けることができず、強度アツプを計るための補強
部材04を別途に設けなければならない欠点があ
る。また、同構造のものでは、防錆処理加工を施
していない通常の鋼板を素材として使用した場合
には、雨水等にさらされ易い本体02が窓部01
に比べて錆易くなる虞れがあり、さらにパネルの
大きさが窓部01から本体02に亘つて大なるも
のであるから、材料の歩留り及び成形性が悪く、
それだけ生産性が劣る欠点もある。第2図のもの
では、下方部がオープン構造を有する窓枠01a
は、窓ガラスを下降収納操作するときに、同窓ガ
ラスを案内させるように本体02内に挿入する構
造にしているが、窓部と本体との合せ部03(ベ
ルトライン部)に窓枠01aと本体04とによる
閉断面部を形成することができず、強度アツプを
計るための補強部材04を別途に設けなければな
らない欠点がある。また、サツシユと本体との支
持剛性を高めるため、ベルトライン部03でアー
ク溶接したり余計な工数をかけなければならない
欠点もある。
本考案の目的は上記の点に着目し、ベルトライ
ン部の補強部材を省略できるドア構造を提供する
ことであり、その特徴とするところは、内外両板
を互いに接合してなるドアにおいて、上記内外両
板のうち少なくとも上記内板をベルトライン部を
境にして額縁形に形成した上部部材と車室内方に
膨出した凹部を有する下部部材とに2分割し、上
記上部部材下辺部の下端部に上記下部部材内面に
接合する下縁フランジを形成し、さらに上記下部
部材の凹部周縁に上記下辺部に接合する上縁フラ
ンジと上記外板に接合する周縁フランジとを形成
し、上記上部部材を上記下部部材に接合したと
き、上記下縁フランジが上記下部部材内面に上記
上縁フランジが上記下辺部にそれぞれ接合される
ことにより上記ベルトライン部に沿つて上記上下
部両部材間にボツクス状の断面が形成されるよう
に構成したことである。
以下図面を参照して本考案による実施例につき
説明する。第3図aは本考案による1実施例のド
ア構造を示す正面図、第3図bは第3図aのA−
A矢視断面図である。
本考案はフルドア型(板金プレスで一体成形)
ドアの変形構造であつて、予め上下に2分割して
形成したドアのアツパ、ロア両部材を後行程で接
合することにより実質的にフルドア型ドア構造と
同様のドア構造を得られるようにしたものであ
る。
即ち、上部部材は、ドアインナアツパ1とドア
アウタアツパ3の内外両板で構成され、それぞれ
額縁形に絞り成形加工されるが、これにより後述
する下部部材の内外両板2,4の内面に接合され
る下縁フランジ5,6の下辺部の下端部に形成さ
れる。また、第3図a,bの組立て状態に示すよ
うに、同両フランジ5,6を有する上記下辺部以
外の上記アツパの内外両板1,3に形成される周
縁部は、互いに対向して接合される。一方、下部
部材はドアインナロア2とドアアウタロア4の内
外両板で構成され、ドアインナロア2には車室内
方に膨出する凹部7と、第4図に示すようにドア
インナアツパ1の下辺部の×印部に接合する上縁
フランジ8と、ドアアウタロア4の周縁に接合す
る周縁フランジ9とが形成される。またドアアウ
タロア4にはドアアウタアツパ3の下辺部の×印
部に接合する上縁フランジ10が形成される。
上記額縁形の下辺部を形成する上部部材の内外
両板1,3の下端部は、ベルトライン部Bで下部
部材の内外両板2,4間に挿入され、内板1の端
部側は下部部材の内板2へ向けて近接するように
変形され、下縁フランジ5が内板2内面に接合さ
れることにより、第3図bのハツチ部分で示すボ
ツクス状断面を形成している。外板3も同様に下
縁フランジ6が外板4内面に接合されることによ
り第3図bのハツチ部分で示すボツクス状断面を
形成している。即ち、ドア構造の組立ては、ドア
インナアツパ1とドアインナロア2とが、またド
アアウタアツパ3とドアアウタロア4とをそれぞ
れ互いに接合してサブアツセンブリされ、後行程
においてこのサブアツセンブリされたドアの内外
両板を最終的に接合することにより第3図aに示
されるドア構造が得られる。なお、このとき、ド
アインナアツパ1の○印を符した周縁部はドアア
ウタアツパ3の○印を符した周縁部に、また、△
印を符したドアインナアツパ1の周縁部は△印を
符したドアアウタアツパ3の周縁部にそれぞれ接
合されて内外両板2,4にて形成される空洞部7
内に存在するものである。
本実施例は上記構成を有するため、つぎのよう
な効果がある。
(1) 上下2分割することにより材料歩留まりが向
上し、また凹部7を有するドアインナロア2
を、ドアインナアツパ1と分割して成形するた
め、それだけ成形に困難を伴う内板だけでなく
外板の成形性をも向上でき、ひいては下縁フラ
ンジ5,6および上縁フランジ8,10を含め
たベルトライン部における形状保持のための寸
法精度を良好に維持できると共に張り剛性の確
保もでき、その結果接合時に歪みの発生を極力
抑制できそれだけ安定した品質のドア構造が得
られ、さらには上部部材ではなくドアインナロ
ア2やドアアウタロア4の下部部材だけを亜鉛
メツキ鋼板のような防錆鋼板で形成すればより
安価で防錆品質を高めることができる。
(2) 従来のオープン型窓枠さらにオープン型窓枠
を分割したもの等に比べて、上部部材を額縁形
とした本実施例による場合には、サイドドアウ
インド周辺の精度確保が容易である。
(3) ベルトライン部に設けられるウエザーストリ
ツプを、ドアインナアツパ1とドアアウタアツ
パ3とで形成される間隙に昇降する窓ガラスに
接触圧を加えて水切りさせるように設けるが、
上記実施例によれば、ベルトライン部に補強部
材を使用することなく上記間隙の精度を維持で
きるため、窓ガラス昇降時におけるウエザース
トリツプの窓ガラスに対する摺動抵抗を低くで
き、ひいては空洞部7内への雨水の侵入を良好
に確保できる、等の種々の作用効果を発揮す
る。
本考案によれば、強度、剛性の確保や成形性の
向上ならびに材料の歩留りを良好に維持できる作
用、効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のフルドア型のドア構造を示す説
明図、第2図aは従来のサツシユ型のドア構造を
示す説明図、第2図bは第2図aのa矢視図、第
3図aは本考案の一実施例によるドア構造を示す
正面図、第3図bは第3図aのA−A矢視断面
図、第4図はドアインナアツパ、ドアインナロ
ア、ドアアウタアツパ、ドアアウタロアをそれぞ
れ示す斜視図である。 1……ドアインナアツパ、2……ドアインナロ
ア、3……ドアアウタアツパ、4……ドアアウタ
ロア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内外両板を互いに接合してなるドアにおいて、
    上記内外両板のうち少なくとも上記内板をベルト
    ライン部を境にして額縁形に形成した上部部材と
    車室内方に膨出した凹部を有する下部部材とに2
    分割し、上記上部部材下辺部の下端部に上記下部
    部材内面に接合する下縁フランジを形成し、さら
    に上記下部部材の凹部周縁に上記下辺部に接合す
    る上縁フランジと上記外板に接合する周縁フラン
    ジとを形成し、上記上部部材を上記下部部材に接
    合したとき、上記下縁フランジが上記下部部材内
    面に上記上縁フランジが上記下辺部にそれぞれ接
    合されることにより上記ベルトライン部に沿つて
    上記上下部両部材間にボツクス状の断面が形成さ
    れるように構成したことを特徴とするドア構造。
JP11837081U 1981-08-11 1981-08-11 ドア構造 Granted JPS5823719U (ja)

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JP11837081U JPS5823719U (ja) 1981-08-11 1981-08-11 ドア構造

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JP11837081U JPS5823719U (ja) 1981-08-11 1981-08-11 ドア構造

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Publication Number Publication Date
JPS5823719U JPS5823719U (ja) 1983-02-15
JPS634644Y2 true JPS634644Y2 (ja) 1988-02-06

Family

ID=29912508

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JP11837081U Granted JPS5823719U (ja) 1981-08-11 1981-08-11 ドア構造

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JPS5823719U (ja) 1983-02-15

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