JPH11129836A - 自動車のサッシュ構造 - Google Patents
自動車のサッシュ構造Info
- Publication number
- JPH11129836A JPH11129836A JP9298023A JP29802397A JPH11129836A JP H11129836 A JPH11129836 A JP H11129836A JP 9298023 A JP9298023 A JP 9298023A JP 29802397 A JP29802397 A JP 29802397A JP H11129836 A JPH11129836 A JP H11129836A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weather strip
- sash
- side weather
- outer member
- vehicle body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車体側ウェザーストリップのコーナー部分を
略直角に型成形を施すことを必要としないシール構造の
採用を可能にする。 【解決手段】 ドア側ウェザーストリップ2が装着され
る外周部分と、車体側ウェザーストリップ3の中空リッ
プ4が密着される膨出部5を形成してなる内周部分とを
別部材で構成するとともに、サッシュ1のコーナー部分
では、アウタ部材6を略直角に屈曲形成する一方、イン
ナ部材9はアウタ部材6から分離して円弧状に湾曲形成
する。
略直角に型成形を施すことを必要としないシール構造の
採用を可能にする。 【解決手段】 ドア側ウェザーストリップ2が装着され
る外周部分と、車体側ウェザーストリップ3の中空リッ
プ4が密着される膨出部5を形成してなる内周部分とを
別部材で構成するとともに、サッシュ1のコーナー部分
では、アウタ部材6を略直角に屈曲形成する一方、イン
ナ部材9はアウタ部材6から分離して円弧状に湾曲形成
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のサッシュ構造に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のサイドドアにおいては、一般
に、サッシュにドア側ウェザーストリップを装着すると
ともに、車体開口部の接合フランジに車体側ウェザース
トリップを装着してある。つまり、ドア側ウェザースト
リップの中空リップを車体開口部に密着させてメインシ
ールとし、車体側ウェザーストリップの小リップをサッ
シュ内面に密着させてサブシールとする二重シール構造
を採用している(特開昭58−63514号公報参
照)。
に、サッシュにドア側ウェザーストリップを装着すると
ともに、車体開口部の接合フランジに車体側ウェザース
トリップを装着してある。つまり、ドア側ウェザースト
リップの中空リップを車体開口部に密着させてメインシ
ールとし、車体側ウェザーストリップの小リップをサッ
シュ内面に密着させてサブシールとする二重シール構造
を採用している(特開昭58−63514号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
サッシュのコーナー部分は略直角に屈曲させてあるた
め、車体側の接合フランジもそれに合わせてコーナー部
分ではコーナーRを小さくし、車体側ウェザーストリッ
プのコーナー部分も型成形しなければならなく、コスト
増の原因となっていた。
サッシュのコーナー部分は略直角に屈曲させてあるた
め、車体側の接合フランジもそれに合わせてコーナー部
分ではコーナーRを小さくし、車体側ウェザーストリッ
プのコーナー部分も型成形しなければならなく、コスト
増の原因となっていた。
【0004】特に、車体側ウェザーストリップを中空リ
ップにしてメインシールとした場合には、型成形部分で
の段差,ヒケ等による水漏れ,風漏れのおそれもあっ
た。
ップにしてメインシールとした場合には、型成形部分で
の段差,ヒケ等による水漏れ,風漏れのおそれもあっ
た。
【0005】本発明は、このような事情に鑑み、車体側
ウェザーストリップのコーナー部分に型成形を施すこと
を必要としないシール構造の採用が可能な自動車のサッ
シュ構造を提供することを目的とする。
ウェザーストリップのコーナー部分に型成形を施すこと
を必要としないシール構造の採用が可能な自動車のサッ
シュ構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、ドア側ウェザーストリップが装着される外
周部分と、車体側ウェザーストリップの中空リップが密
着される膨出部を形成してなる内周部分とを別部材で構
成するとともに、サッシュのコーナー部分では、アウタ
部材を略直角に屈曲形成する一方、インナ部材はアウタ
部材から分離して円弧状に湾曲形成したことを特徴とす
る。
の本発明は、ドア側ウェザーストリップが装着される外
周部分と、車体側ウェザーストリップの中空リップが密
着される膨出部を形成してなる内周部分とを別部材で構
成するとともに、サッシュのコーナー部分では、アウタ
部材を略直角に屈曲形成する一方、インナ部材はアウタ
部材から分離して円弧状に湾曲形成したことを特徴とす
る。
【0007】上記インナ部材とアウタ部材の分離した部
分に形成される隙間を、3角パネルで閉塞してもよい。
分に形成される隙間を、3角パネルで閉塞してもよい。
【0008】上記3角パネルの表裏両面をグラスランと
ドア側ウェザーストリップの内周延長部でそれぞれ覆っ
てもよい。
ドア側ウェザーストリップの内周延長部でそれぞれ覆っ
てもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
を参照しながら詳細に説明する。
を参照しながら詳細に説明する。
【0010】図1は図4の点線枠B内のサッシュ構造を
示している。このサッシュ1は板材をロールフォーミン
グしてなるもので、ドア側ウェザーストリップ2が装着
される外周部分と、車体側ウェザーストリップ3の中空
リップ4が密着される膨出部5を形成してなる内周部分
とを別部材で構成してある。
示している。このサッシュ1は板材をロールフォーミン
グしてなるもので、ドア側ウェザーストリップ2が装着
される外周部分と、車体側ウェザーストリップ3の中空
リップ4が密着される膨出部5を形成してなる内周部分
とを別部材で構成してある。
【0011】このうち、アウタ部材6はサッシュ1のコ
ーナー部分では略直角に屈曲させてある。アウタ部材6
は、詳しくは図2に示すように、断面略L字型に形成し
てあり、その両端と屈曲部分には係止部7をそれぞれ形
成してある。これら係止部7には、ドア側ウェザースト
リップ2のフック部8をそれぞれ係合させてある。
ーナー部分では略直角に屈曲させてある。アウタ部材6
は、詳しくは図2に示すように、断面略L字型に形成し
てあり、その両端と屈曲部分には係止部7をそれぞれ形
成してある。これら係止部7には、ドア側ウェザースト
リップ2のフック部8をそれぞれ係合させてある。
【0012】一方、インナ部材9は断面略P字型に形成
してあり、サッシュ1のコーナー部分では、アウタ部材
6から分離して車体パネル20の接合フランジ21に倣
ってコーナーRの大きな円弧状に湾曲形成してある。ア
ウタ,インナ部材6,9の分離した部分に形成される隙間
は、3角パネル12で閉塞してある。この3角パネル1
2は平板部12aの内外周に隆起部12b,折曲部12
cをそれぞれ備え、この折曲部12cと平板部12aの
一部をアウタ部材6の内面コーナーに跨がって接合する
とともに、隆起部12bをインナ部材9の接合部9a上
に接合してある。3角パネル12の接合箇所は図3に×
印で示してある。なお、サッシュ1の直線部分では、ア
ウタ部材6の縦壁6aとインナ部材9の接合部9aとを
直接結合してある。また、膨出部5と反対側の側面には
係止溝10と折曲部11を形成してある。
してあり、サッシュ1のコーナー部分では、アウタ部材
6から分離して車体パネル20の接合フランジ21に倣
ってコーナーRの大きな円弧状に湾曲形成してある。ア
ウタ,インナ部材6,9の分離した部分に形成される隙間
は、3角パネル12で閉塞してある。この3角パネル1
2は平板部12aの内外周に隆起部12b,折曲部12
cをそれぞれ備え、この折曲部12cと平板部12aの
一部をアウタ部材6の内面コーナーに跨がって接合する
とともに、隆起部12bをインナ部材9の接合部9a上
に接合してある。3角パネル12の接合箇所は図3に×
印で示してある。なお、サッシュ1の直線部分では、ア
ウタ部材6の縦壁6aとインナ部材9の接合部9aとを
直接結合してある。また、膨出部5と反対側の側面には
係止溝10と折曲部11を形成してある。
【0013】図2において、13はドアガラス14の昇
降をガイドするグラスランで、その内周端の係止溝1
5,係合部16をインナ部材9の折曲部11,係止溝1
0にそれぞれ係合させるとともに、外周端のフック部1
7をドア側ウェザーストリップ2のフック部8に係合さ
せてある。なお、3角パネル12の表面側はグラスラン
13で覆われている。一方、ドア側ウェザーストリップ
2の内周は、サッシュ1のコーナー部分ではインナ部材
9側へ延長されて3角パネル12の裏面側を覆うととも
に、該延長部2aの下端に突起2bを設けてインナ部材
9の接合部9aに当接させてある。
降をガイドするグラスランで、その内周端の係止溝1
5,係合部16をインナ部材9の折曲部11,係止溝1
0にそれぞれ係合させるとともに、外周端のフック部1
7をドア側ウェザーストリップ2のフック部8に係合さ
せてある。なお、3角パネル12の表面側はグラスラン
13で覆われている。一方、ドア側ウェザーストリップ
2の内周は、サッシュ1のコーナー部分ではインナ部材
9側へ延長されて3角パネル12の裏面側を覆うととも
に、該延長部2aの下端に突起2bを設けてインナ部材
9の接合部9aに当接させてある。
【0014】本実施例では、サッシュ1をアウタ,イン
ナ部材6,9で構成するとともに、サッシュ1のコーナ
ー部分では、インナ部材9をアウタ部材から分離して円
弧状に湾曲形成してあるので、車体パネル20の接合フ
ランジ21に装着される車体側ウェザーストリップ3の
中空リップ4をインナ部材9の膨出部5に密着させるこ
とができ、車体側ウェザーストリップ3のコーナー部分
を略直角に型成形を施すことを必要としないシール構造
の採用が可能になる。
ナ部材6,9で構成するとともに、サッシュ1のコーナ
ー部分では、インナ部材9をアウタ部材から分離して円
弧状に湾曲形成してあるので、車体パネル20の接合フ
ランジ21に装着される車体側ウェザーストリップ3の
中空リップ4をインナ部材9の膨出部5に密着させるこ
とができ、車体側ウェザーストリップ3のコーナー部分
を略直角に型成形を施すことを必要としないシール構造
の採用が可能になる。
【0015】さらに、3角パネル12の隆起部12cと
折曲部12cを3枚重ねの状態でアウタ,インナ部材
6,9に接合してあるので、サッシュ1のコーナー部分
の強度,剛性を高めることができる。
折曲部12cを3枚重ねの状態でアウタ,インナ部材
6,9に接合してあるので、サッシュ1のコーナー部分
の強度,剛性を高めることができる。
【0016】また、3角パネル12の表裏両面はグラス
ラン13,ドア側ウェザーストリップ2の延長部2aで
覆われているので、外観が損なわれることはない。
ラン13,ドア側ウェザーストリップ2の延長部2aで
覆われているので、外観が損なわれることはない。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、サッシュの内外周部分
をインナ部材とアウタ部材で別個に構成するとともに、
サッシュのコーナー部分では、インナ部材をアウタ部材
から分離して円弧状に湾曲形成してあるので、車体パネ
ルの接合フランジに装着されるウェザーストリップの中
空リップをインナ部材の膨出部に密着させることがで
き、車体側ウェザーストリップのコーナー部分を略直角
に型成形を施すことを必要としないシール構造の採用が
可能になる。
をインナ部材とアウタ部材で別個に構成するとともに、
サッシュのコーナー部分では、インナ部材をアウタ部材
から分離して円弧状に湾曲形成してあるので、車体パネ
ルの接合フランジに装着されるウェザーストリップの中
空リップをインナ部材の膨出部に密着させることがで
き、車体側ウェザーストリップのコーナー部分を略直角
に型成形を施すことを必要としないシール構造の採用が
可能になる。
【図1】本発明のサッシュ構造を示す斜視図で、図4の
点線枠B内を示す図。
点線枠B内を示す図。
【図2】図1に示すA−A線による断面図。
【図3】図1を裏側から見た図。
【図4】自動車の斜視図。
1…サッシュ 2…ドア側ウェザーストリップ 3…車体側ウェザーストリップ 4…中空リップ 5…膨出部 6…アウタ部材 9…インナ部材
Claims (3)
- 【請求項1】 ドア側ウェザーストリップが装着される
外周部分と、車体側ウェザーストリップの中空リップが
密着される膨出部を形成してなる内周部分とを別部材で
構成するとともに、サッシュのコーナー部分では、アウ
タ部材を略直角に屈曲形成する一方、インナ部材はアウ
タ部材から分離して円弧状に湾曲形成したことを特徴と
する自動車のサッシュ構造。 - 【請求項2】 上記インナ部材とアウタ部材の分離した
部分に形成される隙間を、3角パネルで閉塞したことを
特徴とする請求項1に記載の自動車のサッシュ構造。 - 【請求項3】 上記3角パネルの表裏両面をグラスラン
とドア側ウェザーストリップの内周延長部でそれぞれ覆
ったことを特徴とする請求項2に記載の自動車のサッシ
ュ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9298023A JPH11129836A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 自動車のサッシュ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9298023A JPH11129836A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 自動車のサッシュ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11129836A true JPH11129836A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=17854124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9298023A Pending JPH11129836A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 自動車のサッシュ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11129836A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2353553A (en) * | 1999-08-27 | 2001-02-28 | Draftex Ind Ltd | Window sealing guiding channel for a vehicle door with a sharp angle at the corner |
EP1669246A3 (en) * | 2004-12-09 | 2007-04-25 | GDX North America Inc. | Sealing, trimming and finishing strips and vehicle doors incorporating such strips |
-
1997
- 1997-10-30 JP JP9298023A patent/JPH11129836A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2353553A (en) * | 1999-08-27 | 2001-02-28 | Draftex Ind Ltd | Window sealing guiding channel for a vehicle door with a sharp angle at the corner |
GB2353553B (en) * | 1999-08-27 | 2003-05-21 | Draftex Ind Ltd | Sealing and guiding strips |
US6996936B1 (en) | 1999-08-27 | 2006-02-14 | Gdx North America Inc. | Sealing and guiding strip for a window with insert for corner of the window frame |
EP1669246A3 (en) * | 2004-12-09 | 2007-04-25 | GDX North America Inc. | Sealing, trimming and finishing strips and vehicle doors incorporating such strips |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050607 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050614 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051101 |