JPH072276Y2 - 自動車のバックドア構造 - Google Patents

自動車のバックドア構造

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JPH072276Y2
JPH072276Y2 JP11884988U JP11884988U JPH072276Y2 JP H072276 Y2 JPH072276 Y2 JP H072276Y2 JP 11884988 U JP11884988 U JP 11884988U JP 11884988 U JP11884988 U JP 11884988U JP H072276 Y2 JPH072276 Y2 JP H072276Y2
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芳典 神谷
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は自動車のバックドア構造に関する。
〈従来の技術〉 従来の自動車のバックドア構造としては例えば、第2図
及び第3図に示されるようなものがある(実開昭60-124
719号公報参照)。符号1が自動車のバックドアで、車
体後方の開口部2へ、後述するガスステー3を利用して
開閉できるように組付けられているものである。この開
口部2は、車体の側面部であるリヤフェンダ4部分に入
り込んだ状態で形成されており、従って、バックドア1
に取付けられるリヤウィンドウガラス5の端部を接合す
るための接合面10は、開口部2の開口面と垂直な開口方
向(図中A方向)に対して鋭角γを為した状態となって
いる。尚、開口部2の開口面とは、開口部2の左右両縁
部同士を結ぶ面を意味する。
次に、このリヤウインドウガラス5の側辺部分を支持す
るバックドア側部6の構造を説明する。このバックドア
側部6は、アウタパネル7とインナパネル8の端部同士
をそれぞれ接合して閉断面構造にしたものである。アウ
タパネル7は、車体のリヤフェンダ4と連続した状態で
車室外へ露呈されるピラー面9とリヤウインドウガラス
5の端部を接合するための接合面10とを有した形状をし
ており、プレスにより一体成形されるものである。イン
ナパネル8は、車体の開口部2と対応(対向)する開口
部側部11と、車室内12に対応する車室内側部13とを一体
的に備えたものであり、先のアウタパネル7と同様にプ
レスにより一体成形したものである。このインナパネル
8は、開口部側部11を基準に、開口部2の開口方向Aに
相応した矢印P方向をプレス方向として深絞り形成する
ものなので(第3図参照)、プレス成形上、開口部側部
11と車室内側部13との為す角度αは必ず鈍角(90°以
上)となる。
そして、インナパネル8の開口部側部11及び車体の開口
部2には、それぞれ対応する凹部14、15が一体的に形成
されており、それら凹部14、15にて形成された空間にバ
ックドア1の開閉操作用のガスステー3が設置されるも
のである。尚、16はウエザストリップで、バックドア1
と開口部2との間をシールするためのものである。ま
た、17は黒プリントで、アウタパネル7の接合面10を覆
い隠すために、リヤウインドウガラス5の端部へ施され
たものである。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら上記の如く、ガスステー3をインナパネル
8と開口部2との間のスペースに設置する場合、ガスス
テー3用のスペースを確保するため、インナパネル8の
開口部側部11をある程度大きなサイズに設定しなければ
ならない。しかし、一方プレス加工の都合上前述の如く
車室内側部13が開口部側部11に対して鈍角でなければな
らないので、もし開口部側部11を大きなサイズにすると
そのサイズに応じて車室内側部13の長さサイズも大きく
なり、そしてそのサイズが大きくなり過ぎた場合にはこ
の車室内側部13部分をプレス形成(深絞り成形)により
形成できるなくなることもある。また、同時に車室内側
部13の大型化に伴い、車室内側部13とアウタパネル7と
の接合面がリヤウインドウガラス5の中央部寄りに位置
することとなり、アウタパネル7におけるリヤウインド
ウガラス5の接合面10も大きくなるので、場合によって
は後方視界を阻害するおそれが生じると共に、そこに施
す黒プリント17の幅も大きくなりコスト的に不利とな
る。
また、別の第4図に示したように、ガスステー3を車室
内12へ設置すれば、前記のようにインナパネル8の開口
部側部11を大きくする必要はなくなるが、前述した開口
側部11と車室内側部13との為す角度αの規制(プレス加
工の都合上この角度を鋭角にできないこと)により、ア
ウタパネル7の接合面10を小さくしようとすると、どう
してもバックドア側部6自体の断面積は縮小化を強いら
れることになる。従って、バックドア側部6の強度不足
を招いたり、或いはバックドア側部6の内部を各種ハー
ネス用の通路として利用できなくなる。
この考案はこのような従来の技術に着目して為されたも
のであり、バックドア側部断面積の十分な確保と接合面
の縮小化という互いに相反する2つの課題と同時に達成
することができる自動車のバックドア構造を提供せんと
するものである。
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するために、この考案に係る自動車の
バックドア構造は、アウタパネルとインナパネルとから
なる閉断面構造を有し、車体開口部の開口面と略垂直な
開口方向に対してリヤウィンドウガラスの端部を接合す
るアウタパネルの接合面が鋭角を為している自動車のバ
ックドア構造において、上記バックドア側部のインナパ
ネルは、接合状態では前記開口部の開口方向に略相応す
ることになるプレス方向で予め成形された開口部側部材
と、接合状態では前記プレス方向と交差することになる
別のプレス方向で予め深絞り成形された車室内側部材
と、を接合して一体化したものであり、前記車室内側部
材の深絞り成形による延伸部分が開口部側部材に接合さ
れておらず且つ接合後開口部側部材に対して鋭角を為す
ものである。
〈作用〉 この考案のインナパネルは、従来の如くプレス成形によ
る一体物でなく、予め別々にプレス成形しておいた開口
部側部材と車室内側部材とを接合して一体化形成するも
のである。しかも、車室内側部材が接合後開口部側部材
に対して鋭角を為す部分を有しているので、アウタパネ
ルにおける接合面を小さくできる。前述の如く、インナ
パネルの車室内側部材と開口部側部材とは別々に成形さ
れるので、車室内側部材にこのような鋭角を為す部分が
存在していても、車室内側パネルを形成する際に支障は
ない。
〈実施例〉 以下この考案の好適な実施例を第1図に基づいて説明す
る。尚、従来と共通する部分には同一の符号を付し、重
複する説明は省略する。
この実施例に係るバックドア側部18のインナパネル19
は、開口部2の開口方向Aに相応したプレス方向P1で形
成された開口部側部材20と、該開口部側部材20よりも厚
板で且つ該開口部側部材20へ接合された時に前記プレス
方向P1と交差することになる別のプレス方向P2で予め成
形された車室内部材21と、を接合して形成したものであ
る。この、車室内側部材21に相当する部分は、バックド
ア側部18全体の剛性を決定する重要な部分であり、この
部分に厚板の車室内側部材21を用いたことにより、バッ
クドア側部18全体の剛性を十分に向上させることができ
る。そして、開口部側部材20の端部には該開口部側部材
20と鈍角を為す「接合代」としての側面部22が一体的に
曲折形成してある。車室内側部材21は、前記側面部22に
接合される部分23、開口部側部材20に対して鋭角βを為
す部分24、アウタパネル25に接合される部分26とからな
っている。尚、前記鋭角βを為す部分24は、車室内側部
材21の深絞り成形による延伸部分である。そして、開口
部側部材20に対して鋭角βを為す部分24の端部27は、前
記側面部22に接合される部分23よりも、いったん車室内
12側へ突出してからはじまっており、見映え対策として
側面部22の端末を見えづらくしている。
また、インナパネル19の車室内側部材21に、開口部側部
材20に対して鋭角βを為す部分24があるために、バック
ドア側部18の断面積を大きく保ちながら、アウタパネル
25の接合面28を小さく設定できた。
また、この実施例のバックドアにおいて、インナパネル
19が前述の如く開口部側部材20と車室側部材21とで形成
されているのは、リヤウインドウガラス5の側辺に対応
する部分(その上下の湾曲部分も含む)に係るバックド
ア側部18だけであり、リヤウインドウガラス5の上辺や
下辺に対応する部分は別の断面構造をしている。
〈考案の効果〉 この考案に係る自動車のバックドア構造は、以上説明し
てきた如く内容のものなので、バックドア側部断面積の
十分な確保とリヤウインドウガラス用接合面の縮小化と
いう相反する課題を同時に達成することができる。ま
た、インナパネルの車室内側部材を厚板にすることによ
り、バックドア側部全体の剛性向上を容易に達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係るバックドア側部の断
面図、 第2図はこの考案の従来例を示すバックドアの斜視図、 第3図は第2図中矢示III-III線に沿う断面図、 第4図はこの考案の他の従来例を示す第3図相当の断面
図である。 2……開口部 3……ガスステー 5……リヤウインドウガラス 6、18……バックドア側部 7、25……アウタパネル 8、19……インナパネル 10、28……接合面 20……開口部側部材 21……車室内側部材 24……鋭角を為す部分 P……プレス方向 α……角度(鈍角) β……角度(鋭角)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アウタパネルとインナパネルとからなる閉
    断面構造を有し、車体開口部の開口面と略垂直な開口方
    向に対してリヤウィンドウガラスの端部を接合するアウ
    タパネルの接合面が鋭角を為している自動車のバックド
    ア構造において、 上記バックドア側部のインナパネルは、接合状態では前
    記開口部の開口方向に略相応することになるプレス方向
    で予め成形された開口部側部材と、接合状態では前記プ
    レス方向と交差することになる別のプレス方向で予め深
    絞り成形された車室内側部材と、を接合して一体化した
    ものであり、 前記車室内側部材の深絞り成形による延伸部分が開口部
    側部材に接合されておらず且つ接合後開口部側部材に対
    して鋭角を為すことを特徴とする自動車のバックドア構
    造。
JP11884988U 1988-09-12 1988-09-12 自動車のバックドア構造 Expired - Lifetime JPH072276Y2 (ja)

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JPH0239917U JPH0239917U (ja) 1990-03-19
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