JPH0537531U - 車両用バツクドアのヒンジ収納構造 - Google Patents

車両用バツクドアのヒンジ収納構造

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JPH0537531U
JPH0537531U JP9670791U JP9670791U JPH0537531U JP H0537531 U JPH0537531 U JP H0537531U JP 9670791 U JP9670791 U JP 9670791U JP 9670791 U JP9670791 U JP 9670791U JP H0537531 U JPH0537531 U JP H0537531U
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back door
roof panel
door
rear end
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 見栄えを悪化させたり,騒音を生じたりする
ことなく、ヘッドクリアランスを確保できる車両用バッ
クドアのヒンジ収納構造を提供する。 【構成】 ルーフパネル2の後端部2aに段落ち状の凹
部9を折り曲げ形成し、該凹部9の上方にバックドア6
の上縁部6aを配設してヒンジ収納部11を形成する場
合に、上記ルーフパネル2の後端部2a,及びバックド
ア6の上縁部6aのドアヒンジ12に対応する部分に外
方に略球面状に膨出する膨出部13a,13bを形成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ルーフパネルの後端部とバックドアの上縁部とで形成された収納部 にドアヒンジを取付けるようにした構造に関し、特に見栄えを悪化させたり,騒 音を生じたりすることなく、ヘッドクリアランスを確保できるようにした構造に 関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ハッチバック型自動車は、車体後端面に形成された開口にはね上げ式 のバックドアを開閉自在に配設し、該バックドアの上縁を上記開口の上縁にドア ヒンジにより枢支した構造となっている。このバックドアを支持するドアヒンジ を収納する場合、従来、図3に示すように、ルーフパネル15の後端部15aに 段落ち状の凹部16を折り曲げ形成し、該凹部16の上方にバックドア17の上 縁部17aを配置して収納部18を形成し、この収納部18内にドアヒンジ19 を取付けるのが一般的である。このような収納構造では、外観の向上を図る目的 からルーフパネル15の後端部とバックドア17の上縁部とが連続面をなすよう にしており、あるいはドアヒンジ19が露出しないようにカバープレートで覆う ようにした構造もある(例えば、実開平1-57923号公報参照) 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが上記従来の収納構造では、上記収納部18内にドアヒンジ19を取付 けるスペース分だけ凹部16が車室側に突出することとなり、その結果車体後部 座席における搭乗者の頭部aとルーフインナパネル15bとの間のヘッドクリア ランスが狭くなる場合がある。ここで、ヘッドクリアランスを確保するには、例 えば図4に示すように、ドアヒンジ20の回動部20aをルーフパネル15とバ ックドア17との隙間から外方に突出させて収納部18を縮小し、これにより凹 部16の車室側突出量を小さくすることが考えられる。しかしながら、上記ヒン ジ20を外方に露出させると、見栄えが悪化するとともに、走行中の騒音の原因 になり易いという問題が生じる。
【0004】 本考案は、上記従来の状況に鑑みてなされたもので、見栄えを悪化させたり, 騒音を生じたりすることなく、ヘッドクリアランスを確保できる車両用バックド アのヒンジ収納構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、車体ルーフパネルの後端部に段落ち状の凹部を折り曲げ形成 し、該凹部の上方にバックドアの上縁部を配置してヒンジ収納部を形成し、該収 納部内にドアヒンジを配置した車両用バックドアのヒンジ収納構造において、上 記ルーフパネルの後端部及びバックドアの上縁部の上記ドアヒンジに対応する部 分をルーフパネルの延長線より外方に略球面状に膨出させたことを特徴としてい る。
【0006】
【作用】
本考案に係る車両用バックドアのヒンジ収納構造によれば、ルーフパネルの後 端部及びバックドアの上縁部のドアヒンジ周辺部分を外方に膨出させたので、こ の膨出分だけ段落ち寸法を縮小できるから、凹部の車室側への突出量を小さくで き、ヘッドクリアランスを確保できる。また、ルーフパネル,バックドアのドア ヒンジに対応する部分を略球面状に膨出させるだけの構造であるから、外観を損 なうことはなく、また走行中における風切り音の発生を回避することもできる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図について説明する。 図1及び図2は本考案の一実施例による車両用バックドアのヒンジ収納構造を 説明するための図である。 図において、1はハッチバック型自動車であり、これの車体5はルーフパネル 2の左, 右側縁にサイドパネル3の上縁を接合するとともに、該サイドパネル3 の開口にドア4を開閉自在に配設した構造となっている。この車体5の後端面に は幅広の開口5aが形成されており、この開口5aにははね上げ式のバックドア 6が開閉自在に配設されている。このバックドア6はアウタパネル7aとインナ パネル7bとをもなか状に接合し、該両パネル7a,7bの中央部開口にドアガ ラス8を配設した構造となっている。
【0008】 また、上記ルーフパネル2の後端部2aには段落ち状で車幅方向に溝状に延び る凹部9が折り曲げ形成されており、該凹部9の後端フランジ9aにはウェザス トリップ10が装着されている。このウェザストリップ10は上記車体開口5a とバックドア6との間をシールしている。また上記ルーフパネル2の後端部2a の下面には車幅方向に延びるルーフインナパネル2bが接合されており、該イン ナパネル2bと上記後端部2aとで箱断面が形成されている。
【0009】 上記凹部9の上方にはこれを覆うようにバックドア6の上縁部6aが配置され ており、該上縁部6aと凹部9とで囲まれた部分がヒンジ収納部11となってい る。このヒンジ収納部11の一般段面形状は、図1に一点鎖線で示すように、ル ーフパネル2の後端部2a,バックドア6の上縁部6aがルーフパネル延長線A 上に位置する形状となっている。
【0010】 そして、上記バックドア6の上縁部6aの車幅方向両端部には略球面状の膨出 部13bが形成されている。また上記ルーフパネル2の後端部2aの上記膨出部 13bに対応する部分にも略球面状の膨出部13aが形成されており、この両膨 出部13a,13bは全体として連続面をなす略球面状となっている。上記収納 部11の左,右膨出部内にドアヒンジ12が配設されている。このドアヒンジ1 2のヒンジフィメール12aは上記凹部9上に、上記ドアヒンジ12のヒンジメ ール12bは上記バックドア6のインナパネル7b内面にそれぞれボルト締め固 定されており、上記ドアヒンジ12によりバックドア6は上下方向に回動自在に 支持されている。
【0011】 次に本実施例の作用効果について説明する。 本実施例によれば、ルーフパネル2の後端部2a及びバックドア6の上縁部6 aの上記両ドアヒンジ12に対応する部分を外方に膨出させてなる膨出部13a ,13bを形成したので、ドアヒンジ12の収納スペースを確保しながらこの膨 出部13の分だけ凹部9の車室側突出量を小さくでき、搭乗者の頭部aとルーフ パネル2bとのクリアランスを確保して居住性を改善できる。 また、本実施例は、車体5の後端の両端部を略球面状に少し膨出させるだけの 構造であることから、この膨出部13a,13bが意匠外観を構成することとな り、かえって見栄えを向上できる。また上記膨出部13を形成することによって 走行中における風切り音を生じさせることはほとんどなく、走行性を損なうこと はない。
【0012】
【考案の効果】
以上のように本考案に係る車両用バックドアのヒンジ収納構造によれば、ルー フパネルの後端部及びバックドアの上縁部のドアヒンジ対応部分を外方に膨出さ せたので、外観を損なうことなく、かつ走行中の騒音を生じることなく、ヘッド クリアランスを確保でき、後部座席の居住性を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 0本考案の一実施例
による自動車のバックドアにおけるヒンジ収納構造を説
明するための断面図である。
【図2】上記実施例の収納構造が適用されたハッチバッ
ク型自動車の車体を示す斜視図である。
【図3】従来のヒンジ収納構造を示す断面図である。
【図4】従来の他のヒンジ収納構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2 ルーフパネル 2a 後端部 5 車体 6 バックドア 6a 上縁部 9 凹部 11 ヒンジ収納部 12 ドアヒンジ 13a,13b 膨出部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体ルーフパネルの後端部に段落ち状の
    凹部を折り曲げ形成し、該凹部の上方にバックドアの上
    縁部を配置してヒンジ収納部を形成し、該収納部内にド
    アヒンジを配置した車両用バックドアのヒンジ収納構造
    において、上記ルーフパネルの後端部及びバックドアの
    上縁部の上記ドアヒンジに対応する部分をルーフパネル
    の延長線より外方に略球面状に膨出させたことを特徴と
    する車両用バックドアのヒンジ収納構造。
JP1991096707U 1991-10-28 1991-10-28 車両用バックドアのヒンジ収納構造 Expired - Lifetime JP2560056Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009241810A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Toyota Motor Corp 後突用エアバッグ装置の車両搭載構造
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JP2560056Y2 (ja) 1998-01-21

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