JPH0444422Y2 - - Google Patents

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JPH0444422Y2
JPH0444422Y2 JP9624186U JP9624186U JPH0444422Y2 JP H0444422 Y2 JPH0444422 Y2 JP H0444422Y2 JP 9624186 U JP9624186 U JP 9624186U JP 9624186 U JP9624186 U JP 9624186U JP H0444422 Y2 JPH0444422 Y2 JP H0444422Y2
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JP
Japan
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bead
convex
inner panel
door
beads
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JP9624186U
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JPS632616U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、自動車用ドアの補強構造に関する
ものである。
[従来技術] 自動車用ドアは、ヒンジまわりに片持式に支持
され、乗員が乗降するたびに頻繁に開閉される。
またドア内部にはウインドレギユレータを備え、
窓ガラスの円滑な昇降操作が要求される。従つて
ドアパネルには種々の荷重が掛かるようになる
が、これに対するパネルの変形、ねじれ、亀裂等
を防止するために、いろいろの機構が案出されて
いる(たとえば実開昭57−60825号公報参照)。
一方、軽自動車等においては、低燃費車とする
ために、極力パネルの板厚を薄くして、軽量化す
ることが意図される。ところが現状においては、
ウインドレギユレータを取付けるパネルの要部に
亀裂を生じるような場合、単にパネル板厚を厚く
して対処するようにしており、パネルの板厚を薄
くすることは、至難の問題点として残されてい
た。
[考案の目的] この考案は、前記の問題点に対して、これを解
消する自動車用ドアの補強構造を提供するように
たものである。
[考案の構成] この考案は、ドアインナパネルの上部および下
部に、車体前後方向に通る補強用の凸ビードを形
成するものにおいて、該ドアインナパネルに、ウ
インドレギユレータベース取付部のほぼ中央を縦
方向に通る補強用の凸ビードを形成し、該凸ビー
ドを、前記の上部および下部に形成する凸ビード
と、つなげるようにしてなる自動車用ドアの補強
構造である。
[実施例] この考案の詳細を、図面に示す実施例について
説明すると、次のとおりである。
ドア2のインナパネル3の上部および下部に、
車体前後方向に通る補強用の凸ビード(車内側5
へ凸出するビード)6,7を設ける。そして凸ビ
ード6および7の間にあつて、インナパネル3の
車外側9(アウタパネルとの間)にウインドレギ
ユレータ10を取付ける。
すなわち凸ビード6および7の中間位置に、ウ
インドレギユレータ10のベース12を設置す
る。ベース12は、インナパネル3の4個所の取
付孔13に挿通した4本の取付ボルト14によつ
て、インナパネル3に止着される。
この考案は、インナパネル3に、ベース12の
取付部のほぼ中央に(すなわち4個所の取付孔1
3のほぼ中央に)位置するようにして、縦方向に
通る補強用の凸ビード16を形成し、この凸ビー
ド16を、前記の上下部の凸ビード6および7
に、つなげるようにする。従つてインナパネル3
には、凸ビード6,7,16によつて、縦横に一
体的に設けた補強用の凸ビードが形成される。
インナパネル3には、ウインドレギユレータ1
0の各部が、対応して位置するようになつてお
り、ベース12に対応して起動ピニオン取付部1
8と、セクタギヤ取付部19が位置する。なおセ
クタギヤにはX字状に組合せた昇降アーム20が
接続され、アーム20の一端は、インナパネル3
に固設したレール22の内を滑動するようになつ
ている。
インナパネル3には、起動ピニオン取付部18
の前方に、スピーカ取付けの作業孔24を設け、
またセクタギヤ取付部19の後方に、レギユレー
タ取付けの作業孔25を設け、さらにその後方
に、ラツチ取付けの作業孔26を設ける。
インナパネル3には、スピーカ取付けの作業孔
24のまわりに、補強用の凹ビード28(車外側
9へ凸出するビード)を形成する。同様にしてピ
ニオン取付部18のまわりから凹ビード28の上
方にかけて位置する凹ビード29、その上方に位
置する凹ビード30、その下方に位置する凹ビー
ド32、セクタギヤ取付部19のまわりからレギ
ユレータ取付けの作業孔25のまわりに位置する
凹ビード33、レール22取付部のまわりに位置
する凹ビード35、ラツチ取付けの作業孔26の
縁部から、凹ビード35および凹ビード33の上
方にかけて位置する凹ビード36を、それぞれ形
成する。
このように凹ビードを設けてあり、ベース12
を取付ける前記の取付孔13(計4個所)は、正
確には凹ビード29および凹ビード33の内に位
置する。そして縦方向に通る前記の補強用の凸ビ
ード16は、凹ビード30と凹ビード36の間、
および凹ビード29、凹ビード32と、凹ビード
33の間に形成される。
[考案の効果] この考案は、前述のように構成してあり、ドア
のインナパネルの上部および下部に位置し車体前
後方向に通る凸ビードに対して、ウインドレギユ
レータのベース取付部のほぼ中央部を縦方向に通
る凸ビードをつなげて、エ字状の補強用ビードを
形成したから、インナパネルの剛性、強度の特性
を著しく高めることができる。またこの凸ビード
に加えてさらに凹ビードを形成したから、この特
性がさらに高められる。
すなわちドア開閉時および窓ガラス昇降時に、
ドアパネルには種々の荷重が掛かるようになる
が、これらの荷重をインナパネルに形成した凸ビ
ードおよび凹ビードで吸収する。たとえばウイン
ドレギユレータ操作時に、過大な荷重がベース取
付部から入るようなとき、縦方向の凸ビードでこ
れを受けるとともに、車体前後方向の凸ビードで
も分担して受けるようになる。従つてドアパネル
(インナパネル)には、変形、ねじれ、亀裂等が
発生することがない。
そしてドアパネル(インナパネル)の剛性、強
度の特性が高められるから、パネルの板厚を薄く
して、軽量化することができ、低燃費車が実現さ
れるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示すドアのインナ
パネル(車内側から見た)まわりの説明図、第2
図は第1図A−A線の断面図である。 2……ドア、3……インナパネル、6,7……
凸ビード、10……ウインドレギユレータ、12
……ベース、16……凸ビード、24,25,2
6……作業孔、28,29,30,32,33,
35,36……凹ビード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドアインナパネルの上部および下部に、車体前
    後方向に通る補強用の凸ビードを形成するものに
    おいて、該ドアインナパネルに、ウインドレギユ
    レータベース取付部のほぼ中央を縦方向に通る補
    強用の凸ビードを形成し、該凸ビードを、前記の
    上部および下部に形成する凸ビードと、つなげる
    ようにしたことを特徴とする自動車用ドアの補強
    構造。
JP9624186U 1986-06-24 1986-06-24 Expired JPH0444422Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9624186U JPH0444422Y2 (ja) 1986-06-24 1986-06-24

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JP9624186U JPH0444422Y2 (ja) 1986-06-24 1986-06-24

Publications (2)

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JPS632616U JPS632616U (ja) 1988-01-09
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JP9624186U Expired JPH0444422Y2 (ja) 1986-06-24 1986-06-24

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007216912A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Toyota Motor Corp 車両用ドア構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2545632B2 (ja) * 1990-03-09 1996-10-23 株式会社タクミナ 往復動ポンプ
JP7136405B2 (ja) * 2018-08-24 2022-09-13 ダイハツ工業株式会社 車両のドア構造

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JPS632616U (ja) 1988-01-09

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