JP2901825B2 - 車体側ウェザーストリップとウエルトシールとの接合部構造 - Google Patents

車体側ウェザーストリップとウエルトシールとの接合部構造

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JP2901825B2
JP2901825B2 JP5004433A JP443393A JP2901825B2 JP 2901825 B2 JP2901825 B2 JP 2901825B2 JP 5004433 A JP5004433 A JP 5004433A JP 443393 A JP443393 A JP 443393A JP 2901825 B2 JP2901825 B2 JP 2901825B2
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weather strip
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憲一 生田
英樹 高橋
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車体側ウェザースト
リップとウエルトシールとの接合部構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、サッシュレス4ドア
型車でセンターピラーを有する自動車にあっては、フロ
ントサイドドアとリヤサイドドアが取り付けられる車体
開口部周縁に、ドアウエストラインDの上方には車体側
ウェザーストリップ1が、ドアウエストラインDの下方
にはウエルト2が取り付けられている。ここで、上記ウ
エルト2には中空状のウエルトシール3が設けられ、こ
のウエルトシール3と車体側ウェザーストリップ1とが
各サイドドアに密接するようになっている。
【0003】上記車体側ウェザーストリップ1とウエル
トシール3とは各端末部において接合されているが、こ
の接合部構造をセンターピラー部を例にして図6〜8に
よって説明する。
【0004】図6に示すように、センタピラー部におい
ては、2つの車体側ウェザーストリップ1が並設されて
いて、各車体側ウェザーストリップ1にウエルトシール
3が接合されるようになっている。車体側ウェザースト
リップ1は、中空部4を有するもので、下端にゆく程中
空部4が小さくなり端末では中空部4が消失している。
車体側ウェザーストリップ1の前側(フロントサイドド
ア側(リヤサイドドア側は後側))には図7に示すよう
にリップ部7が形成されている。そして、このフロント
サイドドア5側の車体側ウェザーストリップ1とリヤサ
イドドア6側の車体側ウェザーストリップ1とが図7に
示すように両者の下端において重合され、図外のクリッ
プによってピラーアウタパネル8に取り付けられてい
る。
【0005】一方、ウエルト2は図7に示すようにピラ
ーインナパネル9とピラーアウタパネル8の接合フラン
ジ部10に各々嵌着されており、このウエルト2のウエ
ルトシール3の上端は図6に示すように型成形によって
薄肉に有段形成され、前記車体側ウェザーストリップ1
のリップ部7の下端の車室内側に挿入されている。
【0006】したがって、図8に示すようにフロントサ
イドドア5の後側部において、ウエルトシール3はドア
本体のドアトリム11に密接し、車体側ウェザーストリ
ップ1はドアガラスに密接し、センターピラー部におけ
る水密性を確保している。尚、図7中12はドアウェザ
ーストリップ、13はドアウェザーストリップ12のリ
ップ部を示す。この類似構造は例えば実開平2−382
17号公報に示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車体側ウェザーストリップとウエルトシールとの接
合部構造にあっては、車体側ウェザーストリップ1のリ
ップ部7の下端に、ウエルト2のウエルトシール3の上
端を挿入したものであったため、ウェザーストリップ1
のリップ部7の肉厚が薄いこともあって両者の重合部分
の肉厚が薄く、したがって図7に示すようにフロントサ
イドドア5のドアトリム11と車体側ウェザーストリッ
プ1のリップ部7との間にすき間14が形成されてしま
う。
【0008】したがってフロントサイドドア5のドアウ
ェザーストリップ12のリップ部13が車体側ウェザー
ストリップ1に密接しているとはいえ、これだけではシ
ールが不充分であり、このすき間14から風洩れ音が生
じ、静粛性を確保することができないという問題があ
る。
【0009】また、ウエルトシール3の上端部を型成形
する必要があるため、製造コストが増加するという問題
もある。
【0010】そこで、この発明は、シール性を向上し、
静粛性を維持でき、かつ製造コストを削減することがで
きる車体側ウェザーストリップとウエルトシールとの接
合部構造を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】サイドドアが取り付けら
れる車体開口部周縁のドアウエストラインよりも上方
に、中空部を有する車体側ウェザーストリップが取り付
けられ、この車体側ウェザーストリップの下端は、端末
で中空部が消失するように徐々に薄肉に形成され、一方
上記車体開口部周縁のドアウエストラインよりも下方に
ウエルトが取り付けられ、このウエルトには中空状の
エルトシールが設けられ、車体側ウェザーストリップの
下端のリップ部に、その下縁から上記中空部が形成され
た部分に至り切欠部を形成し、この切欠部にウエルトの
上端部を延出することによって、ウエルトシールの端末
中空状のまま車体側ウェザーストリップのリップ部の
車室内側に挿入し、前記車体側ウェザーストリップのリ
ップ部のうち切欠部よりも上方の部分は、ウエルトシー
ルの挿入部分にドア開時につぶれ変形を起こさせること
がないように該挿入部分を被覆している構造とした。
【0012】
【作用】ウエルトシールの上端部を延出することでドア
ウエストライン近傍での風洩れ音をなくし静粛性を維持
する。
【0013】車体側ウェザーストリップの切欠部をリッ
プ部の下縁から中空部が形成された部分に至るまで設け
て、ここにウエルトシールを受容させ、ウエルトシール
の上端を上方に延ばし車体側ウェザーストリップのリッ
プ部の車室内側に挿入することで、ウエルトシールの上
端を型成形することなく、ウエルトシールから車体側ウ
ェザーストリップへスムーズなシール面を確保する。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面と共に前記
従来の構成と同一部分に同一符号を付しセンターピラー
部を例にして説明する。
【0015】図1〜4において、サッシュレス4ドア型
車であって、センターピラー部を有する自動車のフロン
トサイドドア5とリヤサイドドア6が取り付けられる車
体開口部周縁に、ドアウエストラインDの上方には車体
側ウェザーストリップ1が、ドアウエストラインDの下
方にはウエルト2が取り付けられ、ウエルト2には中空
状のウエルトシール3が設けられている点、車体側ウェ
ザーストリップ1は中空部4を有し、下端にゆく程中空
部4が小さくなり端末では中空部4が消失している点、
センターピラー部のピラーアウタパネル8に並設された
フロントサイドドア5側の車体側ウェザーストリップ1
とリヤサイドドア6側の車体側ウェザーストリップ1と
が両者の下端において、重合され図外のクリップによっ
てピラーアウタパネル8に取り付けられている点、及び
ウエルト2がピラーアウタパネル8とピラーインナパネ
ル9との接合フランジ部10に各々嵌着されている点等
の基本的構造は前記従来と同様である。
【0016】尚、上記センターピラー部の2つの車体側
ウェザーストリップ1は図2に示すようにピラーアウタ
パネル8に対しリテーナ15を介して連結された状態で
取り付けられている。
【0017】ここで、車体側ウェザーストリップ1(フ
ロントサイドドア側を例にして説明する)には図1,4
に示すように下端のリップ部7に、リップ部7の下縁か
ら中空部4が形成された部分に至り、ウエルトシール3
を受容する切欠部16が形成されている。一方、ウエル
ト2の上端はドアウエストラインDよりも上方に延び、
このウエルト2のウエルトシール3の端末は上記車体側
ウェザーストリップ1の切欠部16から車体側ウェザー
ストリップ1のリップ部7の車室内側に挿入されてい
る。尚、図3中17はピラートリムを示す。
【0018】上記実施例の接合部構造によれば、図4に
示すように、ウエルト2のウエルトシール3をドアウエ
ストラインDよりも上方に延ばすことができるため、図
3に示すようにドアウエストラインD近傍においてウエ
ルトシール3がフロントサイドドア5のドアトリム11
に確実に密接でき、この部分にシール切れが生ずること
はなく、したがって水密性を維持することができると共
に風洩れ音によって静粛性が損なわれることはない。
【0019】また、ウエルト2のウエルトシール3が車
体側ウェザーストリップ1のリップ部7に挿入されてい
る部位では、車体側ウェザーストリップ1には中空部4
が形成されていてピラーアウタパネル8から外側にある
程度の肉厚寸法が確保されているため、ウエルトシール
3の挿入部分はつぶれを起こすことはなく、スムーズに
車体側ウェザーストリップ1のリップ部7にシール面を
移行することができる。したがって、この部分において
もシール切れ等が生ずることはない。
【0020】そして、このように何の加工も施されない
ウエルト2及びそのウエルトシール3を用いることが可
能となるため、従来のようにウエルトシール3を型成形
する必要がなくなり、したがってウエルト2の製造費を
削減することができる。
【0021】尚、この発明は上記実施例に限られず、車
体側ウェザーストリップ1とウエルト2との接合部分は
フロントピラー部、リヤピラー部に適用しても良い。
【0022】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、ウエルトのウエルトシールをドアウエストラインの
上方に延ばすことができるため、ドアウエストライン近
傍においてウエルトシールがサイドドアの内壁に確実に
密接できる。したがって、この部分においてシール切れ
が生ずることはなく、水密性を向上することができると
共に風洩れ音によって静粛性が損なわれることはない。
【0023】また、ウエルトのウエルトシールが車体側
ウェザーストリップのリップ部に挿入されている部位で
は、車体側ウェザーストリップには中空部が形成されて
いて、車体側ウェザーストリップの取付面から外側にあ
る程度の肉厚寸法が確保されているため、ウエルトシー
ルの挿入部分はつぶれを起こすことはなく、スムーズに
車体側ウェザーストリップのリップ部にシール面を移行
することができる。したがって、この部分においてもシ
ール切れを起こすことはない。
【0024】そして、上記ウエルトシールの端末には何
ら加工を施す必要がないため、この端末を型成形してい
た従来に比較して製造コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の斜視図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図。
【図4】図3のC−C線に沿う断面図。
【図5】シール部材を示す車体の側面視図。
【図6】従来技術の斜視図。
【図7】図6のD−D線に沿う断面図。
【図8】図7のE−E線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…車体側ウェザーストリップ 2…ウエルト 3…ウエルトシール 5…フロントサイドドア(サイドドア) 6…リヤサイドドア(サイドドア) 7…リップ部 16…切欠部 D…ドアウエストライン
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 13/06 B60J 5/00 501 B60J 1/17

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイドドアが取り付けられる車体開口部
    周縁のドアウエストラインよりも上方に、中空部を有す
    る車体側ウェザーストリップが取り付けられ、この車体
    側ウェザーストリップの下端は、端末で中空部が消失す
    るように徐々に薄肉に形成され、一方上記車体開口部周
    縁のドアウエストラインよりも下方にウエルトが取り付
    けられ、このウエルトには中空状のウエルトシールが設
    けられ、車体側ウェザーストリップの下端のリップ部
    に、その下縁から上記中空部が形成された部分に至り切
    欠部を形成し、この切欠部にウエルトの上端部を延出
    ることによって、ウエルトシールの端末を中空状のまま
    車体側ウェザーストリップのリップ部の車室内側に挿入
    し、前記車体側ウェザーストリップのリップ部のうち切
    欠部よりも上方の部分は、ウエルトシールの挿入部分に
    ドア開時につぶれ変形を起こさせることがないように該
    挿入部分を被覆していることを特徴とする車体側ウェザ
    ーストリップとウエルトシールとの接合部構造。
JP5004433A 1993-01-14 1993-01-14 車体側ウェザーストリップとウエルトシールとの接合部構造 Expired - Lifetime JP2901825B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0635809Y2 (ja) * 1988-09-05 1994-09-21 豊田合成株式会社 自動車のドアシール構造
JP2570926Y2 (ja) * 1991-09-06 1998-05-13 西川ゴム工業株式会社 ウェザーストリップの組付け構造

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