JPH0736818Y2 - 自動車ドアのシール構造 - Google Patents
自動車ドアのシール構造Info
- Publication number
- JPH0736818Y2 JPH0736818Y2 JP1988161639U JP16163988U JPH0736818Y2 JP H0736818 Y2 JPH0736818 Y2 JP H0736818Y2 JP 1988161639 U JP1988161639 U JP 1988161639U JP 16163988 U JP16163988 U JP 16163988U JP H0736818 Y2 JPH0736818 Y2 JP H0736818Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- mirror bracket
- weather strip
- door mirror
- sealing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車ドアのシール構造、特にドアミラーを保
持するドアミラーブラケットを備えたハードトップ型自
動車のドアシール構造に関するものである。
持するドアミラーブラケットを備えたハードトップ型自
動車のドアシール構造に関するものである。
[従来技術] ハードトップ型自動車のドア開口には、その上半部にル
ーフウエザストリップが取付けられている。第1図はフ
ロント側のドア部を示すもので、フロントピラーからル
ーフサイドおよびセンタピラーにかけてルーフウエザス
トリップ1が取付けられ、ドア3を閉じたときドアミラ
ーブラケット4およびドアガラス5の周縁が圧接される
(実開昭61-122938号)。
ーフウエザストリップが取付けられている。第1図はフ
ロント側のドア部を示すもので、フロントピラーからル
ーフサイドおよびセンタピラーにかけてルーフウエザス
トリップ1が取付けられ、ドア3を閉じたときドアミラ
ーブラケット4およびドアガラス5の周縁が圧接される
(実開昭61-122938号)。
第4図および第5図(第4図のA矢視図)はドアミラー
ブラケット4を備えたドア3の前端部を示すものであ
る。ルーフウエザストリップ1としては、最近では、シ
ール性向上のためにいわゆる2点シール式のもので多く
用いられており、メインシール線a(○印)と、その内
側でこれと平行なサブシール線b(×印)の二重シール
線でドアガラス5およびドアミラーブラケット4の縁部
をシールするようになっている。
ブラケット4を備えたドア3の前端部を示すものであ
る。ルーフウエザストリップ1としては、最近では、シ
ール性向上のためにいわゆる2点シール式のもので多く
用いられており、メインシール線a(○印)と、その内
側でこれと平行なサブシール線b(×印)の二重シール
線でドアガラス5およびドアミラーブラケット4の縁部
をシールするようになっている。
一方、ドア3まわりに取付けたドアウエザストリップ2
はその端末に型成形の端末部20を有しており、この端末
部20がドアインナパネル31の前部上端およびブラケット
4の下端部を包んでいる。そして、上記シール線aはド
アウエザストリップ2のシール線a′へと続き、上記シ
ール線bはドアウエザストリップ2の端末部20でシール
線a′に合流するようになっている。なお、図中、32は
ドアアウタパネル、33はドアアウタウエザストリップ、
34はドア内装トリムである。
はその端末に型成形の端末部20を有しており、この端末
部20がドアインナパネル31の前部上端およびブラケット
4の下端部を包んでいる。そして、上記シール線aはド
アウエザストリップ2のシール線a′へと続き、上記シ
ール線bはドアウエザストリップ2の端末部20でシール
線a′に合流するようになっている。なお、図中、32は
ドアアウタパネル、33はドアアウタウエザストリップ、
34はドア内装トリムである。
[本考案が解決しようとする課題] ところで、ドアインナパネル31の上端とドアミラーブラ
ケット4の下端との合せ部では、ドアミラーブラケット
4の厚さはドア3のそれよりも可成り薄く、ドアインナ
パネル31はドアミラーブラケット4の室内側の面よりも
車室内へ張り出していることから、ドアミラーブラケッ
ト4の室内側の面がドアウエザストリップ2の端末部20
へ移行するシール面に窪み状の段差部21が生じる。この
ため、上記シール線bが乱れたり切れたりして確実にシ
ール線a′に連続せず、シールが不完全になりやすい。
ケット4の下端との合せ部では、ドアミラーブラケット
4の厚さはドア3のそれよりも可成り薄く、ドアインナ
パネル31はドアミラーブラケット4の室内側の面よりも
車室内へ張り出していることから、ドアミラーブラケッ
ト4の室内側の面がドアウエザストリップ2の端末部20
へ移行するシール面に窪み状の段差部21が生じる。この
ため、上記シール線bが乱れたり切れたりして確実にシ
ール線a′に連続せず、シールが不完全になりやすい。
そこで本考案は、ドアミラーブラケット4からドアイン
ナパネル31へかけての分部において、シール線a、b、
特にシール線bが切れることなく連続し確実にシール線
a′に連なるシール線を形成しシール性を向上せしめる
ことを目的とする。
ナパネル31へかけての分部において、シール線a、b、
特にシール線bが切れることなく連続し確実にシール線
a′に連なるシール線を形成しシール性を向上せしめる
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、第1図ないし第3図に示すように、ドアガラ
ス5およびドアミラーブラケット4まわりをルーフウエ
ザストリップ1により内外2本のシール線a,bで二重シ
ールする構造において、ドアミラーブラケット4の下端
部を包むドアウエザストリップ2の端末部20のうち車内
側の部分に上方へ延在する延在部22を形成するとともに
延在部22の厚さを上方へ向けて薄くし、ドアミラーブラ
ケット4からドアウエザストリップ2へ至る端末部20の
シール面を平面状のなだらかな面に形成したことを特徴
とする。
ス5およびドアミラーブラケット4まわりをルーフウエ
ザストリップ1により内外2本のシール線a,bで二重シ
ールする構造において、ドアミラーブラケット4の下端
部を包むドアウエザストリップ2の端末部20のうち車内
側の部分に上方へ延在する延在部22を形成するとともに
延在部22の厚さを上方へ向けて薄くし、ドアミラーブラ
ケット4からドアウエザストリップ2へ至る端末部20の
シール面を平面状のなだらかな面に形成したことを特徴
とする。
[作用効果] しかして、上記シール面22により、ルーフウエザストリ
ップ1のシール線bは切れたり乱れたりすることなく確
実にドアウエザストリップ2のシール線a′へ連なり、
ドアミラーブラケット4とドアインナパネル31の合せ部
のシール性は良好に維持される。
ップ1のシール線bは切れたり乱れたりすることなく確
実にドアウエザストリップ2のシール線a′へ連なり、
ドアミラーブラケット4とドアインナパネル31の合せ部
のシール性は良好に維持される。
[実施例] 第1図ないし第3図に示す実施例において、ドア3のウ
エストラインの前端には三角形状のドアミラーブラケッ
ト4が取付けてある。ドアミラーブラケット4はその下
端から下方へ突出する図略のステーによりドアパネルに
固定支持せしめてある。
エストラインの前端には三角形状のドアミラーブラケッ
ト4が取付けてある。ドアミラーブラケット4はその下
端から下方へ突出する図略のステーによりドアパネルに
固定支持せしめてある。
車体のドア開口の上半部にはルーフウエザストリップ1
が取付けてあり、ドアミラーブラケット4の前縁および
ドアガラス5の周縁に圧接される。ルーフウエザストリ
ップ1は中空状のメインシール部11およびリップ状のサ
ブシール部12とでドアガラス5の周縁およびドアミラー
ブラケット4の前縁に沿うメインシール線aと、これに
平行でその内側のサブシール線bを形成する。
が取付けてあり、ドアミラーブラケット4の前縁および
ドアガラス5の周縁に圧接される。ルーフウエザストリ
ップ1は中空状のメインシール部11およびリップ状のサ
ブシール部12とでドアガラス5の周縁およびドアミラー
ブラケット4の前縁に沿うメインシール線aと、これに
平行でその内側のサブシール線bを形成する。
一方、ドア3にはその外周内面に沿って長尺状のドアウ
エザストリップ2が取付けてある。そしてドアウエザス
トリップ2の端末部20は、ドアインナパネル31の前端上
部を覆っている。上記端末部20の上部は、その車室外側
はドアミラーブラケット4の下端部を包んでおり、車室
内側は斜め方向に上方へ延在し、上端は内装トリム34の
上端位置まで至る。そして延在部22の厚さは、その下部
はドアインナパネル31とドアミラーブラケット4との段
差を埋めるべく厚くしてあり、上方へ向けて徐々に薄く
し、上縁がドアミラーブラケット面にほぼ面一に連続す
るようにしてある。これにより、上記延在部22はドアミ
ラーブラケット4の車室内側の面と、ドアウエザストリ
ップ端末部20のドアインナパネル被覆部の面とをほぼ面
一につなぐなだらかな平滑シール面22を形成する。
エザストリップ2が取付けてある。そしてドアウエザス
トリップ2の端末部20は、ドアインナパネル31の前端上
部を覆っている。上記端末部20の上部は、その車室外側
はドアミラーブラケット4の下端部を包んでおり、車室
内側は斜め方向に上方へ延在し、上端は内装トリム34の
上端位置まで至る。そして延在部22の厚さは、その下部
はドアインナパネル31とドアミラーブラケット4との段
差を埋めるべく厚くしてあり、上方へ向けて徐々に薄く
し、上縁がドアミラーブラケット面にほぼ面一に連続す
るようにしてある。これにより、上記延在部22はドアミ
ラーブラケット4の車室内側の面と、ドアウエザストリ
ップ端末部20のドアインナパネル被覆部の面とをほぼ面
一につなぐなだらかな平滑シール面22を形成する。
しかして、ドアウエザストリップ端末部20を上記の構造
としたドアにおいて、ルーフウエザストリップ1の圧接
によるメインシール線aはドアガラス5からドアミラー
ブラケット4の前縁に形成され、ドアウエザストリップ
2のシール線a′へと連続する。一方、サブシール線b
は、ドアガラス5からドアミラーブラケット4の前縁に
沿う車室内側の面を通り、該面と面一に続くドアウエザ
ストリップ端末部20の平らな延在部22のシール面へと連
続し、切れることなくドアウエザストリップ2のシール
線a′に接続する。
としたドアにおいて、ルーフウエザストリップ1の圧接
によるメインシール線aはドアガラス5からドアミラー
ブラケット4の前縁に形成され、ドアウエザストリップ
2のシール線a′へと連続する。一方、サブシール線b
は、ドアガラス5からドアミラーブラケット4の前縁に
沿う車室内側の面を通り、該面と面一に続くドアウエザ
ストリップ端末部20の平らな延在部22のシール面へと連
続し、切れることなくドアウエザストリップ2のシール
線a′に接続する。
したがってドアガラス5まわりはドアミラーブラケット
4の下端とドア本体との合せ部に至るまで切れのない2
重シールが確保され、すぐれたシール性が発揮される。
4の下端とドア本体との合せ部に至るまで切れのない2
重シールが確保され、すぐれたシール性が発揮される。
第1図ないし第3図は本考案の実施例を示すもので、第
1図はハードトップ型自動車のフロントドアの正面図、
第2図はドアミラーブラケットを備えた上記ドアの前端
部の斜視図、第3図は第2図に示す前端部のA矢視図、
第4図および第5図は従来例を示すもので、第4図は第
2図に対応する部分を示す図、第5図は第3図に対応す
る部分を示す図である。 1……ルーフウエザストリップ 2……ドアウエザストリップ 20……端末部 22……延在部 3……ドア 4……ドアミラーブラケット 5……ドアガラス a,b,a′……シール線
1図はハードトップ型自動車のフロントドアの正面図、
第2図はドアミラーブラケットを備えた上記ドアの前端
部の斜視図、第3図は第2図に示す前端部のA矢視図、
第4図および第5図は従来例を示すもので、第4図は第
2図に対応する部分を示す図、第5図は第3図に対応す
る部分を示す図である。 1……ルーフウエザストリップ 2……ドアウエザストリップ 20……端末部 22……延在部 3……ドア 4……ドアミラーブラケット 5……ドアガラス a,b,a′……シール線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小川 和雄 群馬県太田市東長岡513―38 (72)考案者 岡田 修幸 群馬県太田市下小林218―4 (56)参考文献 実開 昭61−122939(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】上部前端にドアミラーブラケットを備え、
ドアまわりに取付けたドアウエザストリップの端末部で
ドアミラーブラケットの下端部を包み、車体のドアまわ
りに取付けたルーフウエザストリップによりドアガラス
の周縁から上記端末部にかけて二重のシール線を形成し
たハードトップ型自動車ドアのシール構造において、上
記端末部のうち車内側の部分を車外側よりも上方へ延在
せしめるとともに、延在部の厚さを上方へ向けて薄く
し、ドアミラーブラケットから上記端末部にかけてシー
ル線が通るシール面を平面状のなだらかな面に形成した
ことを特徴とする自動車ドアのシール構造。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988161639U JPH0736818Y2 (ja) | 1988-12-13 | 1988-12-13 | 自動車ドアのシール構造 |
DE3941044A DE3941044C2 (de) | 1988-12-13 | 1989-12-12 | Dichtungsaufbau für eine Vordertür eines Kraftfahrzeugs |
GB8928200A GB2227041B (en) | 1988-12-13 | 1989-12-13 | Seal structure for a motor vehicle |
US07/660,261 US5127702A (en) | 1988-12-13 | 1991-02-26 | Seal structure for motor vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988161639U JPH0736818Y2 (ja) | 1988-12-13 | 1988-12-13 | 自動車ドアのシール構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0281218U JPH0281218U (ja) | 1990-06-22 |
JPH0736818Y2 true JPH0736818Y2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=31444758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988161639U Expired - Fee Related JPH0736818Y2 (ja) | 1988-12-13 | 1988-12-13 | 自動車ドアのシール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736818Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61122939U (ja) * | 1985-01-23 | 1986-08-02 |
-
1988
- 1988-12-13 JP JP1988161639U patent/JPH0736818Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0281218U (ja) | 1990-06-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |