JP4017855B2 - サッシュレス型車のシール構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハードトップ車やコンバーチブル車に代表されるようにドアにサッシュのないサッシュレス型車のシール構造に関し、特にボディサイド部に配設された昇降式のクウォータガラスの前端縁にセンターシールを装着し、ドアの閉止時にそのドアに収容された昇降式のドアガラスの後端縁をセンターシールに圧接させ、同時に車体ウエスト部の開口縁に装着されたウエストシールを同じくクウォータガラスに圧接させてシールするようにしたサッシュレス型車のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
ボディサイド部に配設された昇降式のクウォータガラスの前端縁にセンターシールを装着して、ドアの閉止時にドアガラスの後端縁をセンターシールに圧接させるようにした自動車では、そのセンターシールの構造として断面形状が上下方向で連続的に変化したタイプのものが使用されることがある。
【0003】
例えば、図11は本発明の実施の形態を示している図1のC−C線断面に対応する従来の構造を、また図12は図11のF−F線に沿う断面をそれぞれ示しており、同図に示すように、ボディサイド部に配設された昇降式のクウォータガラス5の前端縁にセンターシール58を装着して、ドアの閉止時にそのドアに収容された昇降式のドアガラス3の後端縁をセンターシール58のシールリップ58aに圧接させるようにしている。
【0004】
そして、そのセンターシール58の構造として図13に示すように断面形状が上下方向で連続的に変化しており(いわゆる徐変状態)、多くの場合に同図に示すように下部側の厚み寸法bよりも上部側の厚み寸法aの方が大きくなるように設定されている(例えば、実公昭50−21217号公報参照)。これは、昇降式のドアガラス3における昇降軌跡の特殊性に基づくもので、ドアガラス3自体が所定の曲率を有しているのに加えて、下降状態(全開状態)では車室内側に倒れ気味であったドアガラス3がウインドレギュレータの操作による上昇動作に伴い徐々に起立気味となるためである。すなわち、上記センターシール58の上下方向での断面形状の変化により、クウォータガラス5全閉状態でのドアガラス3の上昇不良を未然に防止している。
【0005】
その一方、クウォータガラス5は車体ウエスト部にウエストシールとして配設されたアウトサイドシール15とインサイドシール16とによってもまたシールされており、上記のようにセンターシール58の上部側の厚み寸法aが下部側の厚み寸法bよりも大きい場合には、クウォータガラス5を下降させた際に特にセンターシール58の上部側がインサイドシール16と干渉してしまうことになる。
【0006】
このようなことから、従来は図11,12に示すように、インサイドシール16についてベース部20を残してシールリップ21を局部的に切除することによりセンターシール58の昇降動作に必要な空隙部55を形成し、これをもって上記のようなセンターシール58とインサイドシール16との干渉を回避するようにしている。なお、上記空隙部55について車体前後方向での寸法をセンターシール58の幅寸法に比べて十分に大きく確保しているのは、図1のような車両側面視においてクウォータガラス5が若干斜め方向に昇降動作することに基づく。
【0007】
しかしながら、上記のようにインサイドシール16に空隙部55が形成されていると、必然的にその空隙部55が車室内側に露出することになるため、単に見栄えが悪くなるばかりでなく異物の侵入を招きやすくなり、また遮音性の低下も余儀なくされることとなって好ましくない。
【0008】
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、センターシールとウエストシール(インサイドシール)との干渉を効果的に回避するのと同時に、とりわけ空隙部での見栄えの向上を図りながら遮音性を改善したシール構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、ボディサイド部に配設された昇降式のクウォータガラスの前端縁に、上方に至るに従いその厚み寸法が大きくなるように形成されたセンターシールを装着し、サッシュレスタイプのドアの閉止時にそのドアに収容された昇降式のドアガラスの後端縁を上記センターシールに圧接させるとともに、車体ウエスト部の開口縁に装着されたウエストシールを同じくクウォータガラスに圧接させて車室内外をシールするようにしたサッシュレス型車のシール構造であって、上記ウエストシールとして車室内側に配設されるインサイドシールの前端部に、クウォータガラスとともに昇降するセンターシールを受容する昇降用空隙部を、ベース部と一体に形成されたシールリップを局部的に切除することにより形成する一方、上記センターシールには、クウォータガラスの全閉状態において昇降用空隙部に入り込んでその昇降用空隙部を閉塞するウエストカバーを設けたことを特徴としている。さらに、このウエストカバーは、クウォータガラスの全閉状態においてその外表面がインサイドシールのシールリップと整合しつつ連続する形状となっているとともに、ウエストカバーのうちインサイドシールの長手方向でそのインサイドシールと突き合わされる端面には、インサイドシールのシールリップの端末部に当接する上部側より下部側が凸形状となった段状部が形成されていることを特徴としている。
【0011】
さらに、上記請求項1の記載を前提として、請求項2に記載のように、上記ウエストカバーには、クウォータガラスの全閉状態においてインサイドシール側のベース部に圧接する補助シールリップが形成されていることが望ましい。
【0012】
したがって、請求項1に記載の発明では、ウエストシール(インサイドシール)にセンターシールとの干渉回避のための昇降用空隙部が存在していても、クウォータガラスを最上昇位置まで上昇させて全閉状態(締め切り状態)とした場合には、空隙部にウエストカバーが入り込むことでその空隙部が閉塞,隠蔽されることから、見栄えの上での違和感がなくなって遮音性とともに外観が良好なものとなる。
【0013】
また、クウォータガラスの全閉状態においてウエストカバーの外表面がインサイドシールのシールリップと整合しつつ連続する形状となっていることから、インサイドシールとウエストカバーとの連続一体感が得られ、見栄えが一段と良好なものとなる。しかも、ウエストカバーのうちインサイドシールの長手方向でそのインサイドシールと突き合わされる端面に、上部側より下部側が凸形状となる段状部が形成されていることから、突き合わせ部で両者が互いにオーバーラップするかたちとなってその突き合わせ部の隙間も目立ちにくいものとなる。
【0014】
さらに、請求項2に記載のように、ウエストカバーにクウォータガラスの全閉状態においてインサイドシール側のベース部に圧接する補助シールリップが形成されていると、上記の遮音性効果が一段と向上する。
【0015】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、クウォータガラスの全閉状態において、センターシールを受容しているインサイドシール側の昇降用空隙部がそのセンターシールに付設されたウエストカバーによって閉塞,隠蔽されるようにしたため、昇降用空隙部の存在によって外観が損なわれることがなくなり、遮音性とともに車室内側での見栄えが向上する。
【0016】
また、ウエストカバーの外表面がインサイドシールのシールリップと整合しつつ連続し、しかもウエストカバーとインサイドシールとの突き合わせ部で両者が段状部をもって互いにオーバーラップすることから、その突き合わせ部での隙間も目立ちにくくなるとともに両者の連続一体感が得られて、見栄えが一段と良好なものとなる。
【0017】
請求項2に記載の発明によれば、ウエストカバーにはクウォータガラスの全閉状態においてインサイドシール側のベース部に圧接する補助シールリップが形成されているため、特に上記の遮音性効果が一段と向上する利点がある。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1〜5は本発明の好ましい実施の形態を示す図であり、特に図1はサッシュレスドア型車の概略側面図を、図2は図1のC−C線断面に相当する拡大断面図を、図3,4は図2のD−D線およびE−E線に沿う断面図をそれぞれ示し、さらに図5は図2に示す部位を車室内側斜め前方から見た斜視図を示している。
【0019】
図1に示すように、前ヒンジ後開き方式で且つサッシュレスタイプのドア1のドア本体2には昇降式のドアガラス3が収容されているとともに、車体におけるボディサイド部のクウォータパネル(リアフェンダーパネル)4の上方には同じく昇降式のクウォータガラス5が配設されていて、クウォータガラス5はその下降操作時には図3に示すようにクウォータパネル4とインサイドパネル6とで形成された格納空間7に格納されるようになっている。
【0020】
クウォータガラス5の前端縁には上下方向に沿って断面略鉤形状をなすセンターシール8が装着されている。このセンターシール8は、図2に示すように所定のゴムあるいは樹脂材料をもって取付基部9にシールリップ10を一体成形したものであり、ドア1の閉止状態で且つクウォータガラス5およびドアガラス3が共に全閉状態(締め切り状態もしくは最上昇位置)にある時には、ドアガラス3の後端縁が上記センターシール8のシールリップ10に圧接することでシールされる。なお、センターシール8としては従来のもの(図13に例示したもの)と同様に上方に至るにしたがってその断面形状が漸次大きくなるタイプのものが使用される。
【0021】
また、車体側には車体そのものとドア1のウエスト部よりも上方にボディサイドウエザーストリップ11が装着されており、ドア閉止状態で且つドアガラス3およびクウォータガラス5が共に全閉状態すなわち最上昇位置にある状態では、これらドアガラス3およびクウォータガラス5がセンターシール8の上端部とともにボディサイドウエザーストリップ11に圧接することでシールされる。同時に、車体側ドア開口部のうちドアウエスト部よりも下側には別のボディサイドウエザーストリップ12が装着されていて、ドア1の閉止時にはそのドア本体2の周縁部がボディサイドウエザーストリップ12に圧接することでシールされる。
【0022】
そして、図2および図5に示すように、ボディサイドウエザーストリップ12の端末部13ではその薄肉状のシールリップ14にセンターシール8側のシールリップ10が重なり合うようにして互いに密着するようになっており、これによりボディサイドウエザーストリップ12側とセンターシール8側のシール線が互いに連続するようになっている。
【0023】
図3に示すように、クウォータガラス格納空間7の開口縁部すなわちクウォータパネル4およびインサイドパネル6の上端縁にはクウォータガラス5を挟んでその両側にウエストシールであるアウトサイドシール15とインサイドシール16がそれぞれ装着されていて、これらのアウトサイドシール15とインサイドシール16とで車室内外がシールされる。
【0024】
より詳しくは、図2のほか図3,5に示すように、アウトサイドシール15は所定のゴムもしくは樹脂材料をもってベース部17と一体に上側のシールリップ18と下側の中空シールリップ19とを一体成形したものであり、そのベース部17がクウォータパネル4の上端縁に嵌合保持されることで双方のシールリップ18,19がクウォータガラス5の外側面に圧接することになる。
【0025】
他方、インサイドシール16は、図2〜5のほか図7に示すように、アウトサイドシール15と同様にして所定のゴムもしくは樹脂材料をもってベース部20と一体に上側のシールリップ21と下側の中空シールリップ22とを一体成形したもので、そのベース部20がボディサイドトリム23のフランジ部24に例えば接着固定されている。そして、双方のシールリップ21,22がクウォータガラス5の内側面に圧接することになる。
【0026】
なお、図1,2に示すように、アウトサイドシール15およびインサイドシール16共にその前側の端末部がセンターシール8と密着するようになっており、これによってウエストシールであるアウトサイドシール15およびインサイドシール16側とセンターシール8側のシール線が互いに連続するようになっている。また、上記アウトサイドシール15およびインサイドシール16と同様の構造がドア本体2におけるドアウエスト開口部のドアウエストシールとしても採用されている。
【0027】
ここで、クウォータガラス5を例えば全閉状態から下降させた時には、クウォータガラス5は車室内側に若干倒れ込みを生じつつなお且つ図6に示すように後方にも移動しながら斜めに下降し、実質的に三次元的な軌跡を描くような挙動をすることになる。また、クウォータガラス5の上昇時には全く逆の挙動となる。
【0028】
この場合において、先に述べたように、センターシール8としてその上方に至るにしたがい断面形状が漸次大きくなるタイプのものが使用されていると、インサイドシール16とセンターシール8との接触部において相互干渉が生じることから、これを回避するために図2,3のほか図5,7に示すようにインサイドシール16の前端部のうちベース部20を残し上側のシールリップ21を部分的に切除して、クウォータガラス5と一体で行われるセンターシール8のスムーズな上下動を保証するために平面視にて矩形状切欠空間の如き形態をなす昇降用空隙部25を形成してある。すなわち、昇降用空隙部25では本来のシールリップ21の機能を犠牲にしてその空隙部25をもって上方に向けて開口させてある。なお、この構造に関するかぎり図11に示した従来のものと基本的には同一である。
【0029】
ここでは、図7に示すように上側のシールリップ21の切除長さよりも下側の中空シールリップ22の切除長さを大きくして、ベース部20の前側の端末部20aよりも上側のシールリップ21の端末部21aを奥部側に位置させながら、なお且つ上側のシールリップ21の端末部21aよりも下側の中空シールリップ22の端末部22aの方がさらに奥部側となるようにいわゆる段カット形状とし、これをもって上記センターシール8のための昇降用空隙部25を形成してある。
【0030】
その一方、上記のセンターシール8のための昇降用空隙部25はクウォータガラス5が全閉状態にあるかぎりは何ら機能しないものであり、本実施の形態ではクウォータガラス5が全閉状態にある時には上記昇降用空隙部25を閉塞,隠蔽するように考慮してある。
【0031】
すなわち、図6に示すように、センターシール8の下端部のうちクウォータガラス5の全閉状態においてインサイドシール16の上側のシールリップ21と高さ的に整合,一致する部分には、昇降用空隙部25に嵌まり得る大きさのブロック状のウエストカバー26が一体に形成されている。
【0032】
このウエストカバー26は、図2,5のほか図8に示すように、センターシール8の取付基部9からインサイドシール16の長手方向に向けてバー状に突出していて、その上部外表面26aはクウォータガラス5の全閉状態においてそのガラス5に圧接している上側のシールリップ21と整合一致してそのシールリップ21との連続一体感が得られるような形状に形成されているとともに、長手方向先端部には上部よりも下部側が凸形状となる段状部27が形成されている。そして、段状部27の上面(段状面)は上記ガラス5と圧接状態にあるシールリップ21の下面の曲率に合わせた円弧面としてある。
【0033】
したがって、クウォータガラス5の全閉状態では、図2,3および図5に示すように昇降用空隙部25に対して下側からウエストカバー26が入り込むことで昇降用空隙部25はこれを受容し、そのウエストカバー26がインサイドシール16のシールリップ21と突き合わされるようにして整合一致することから、そのシールリップ21を局部的に切除することによって形成された昇降用空隙部25をウエストカバー26をもって閉塞,隠蔽するようにしてある。
【0034】
より詳しくは、図5に示すようにウエストカバー26とシールリップ21はわずかな隙間G1をもって突き合わされるものの、ウエストカバー26の上部外表面26aはシールリップ21のそれと整合,一致するとともに、ウエストカバー26の先端の段状部27は図4に示すように隙間G1と一致する位置でシールリップ21の端末部21aの下側に当てがわれることになる。この時、図7に示したように、上側のシールリップ21の端末部21aよりも下側の中空シールリップ22の端末部22aの方が奥部側となるように双方のシールリップ21,22をいわゆる段カット形状としてあることで、上記段状部27と下側のシールリップ22との干渉が回避される。
【0035】
そして、上記のように昇降用空隙部25にウエストカバー26が嵌まり込みながら、互いに突き合わされたシールリップ21とウエストカバー26の外表面が整合,一致することで、実質的に昇降用空隙部25が閉塞,隠蔽されてその存在による違和感がなくなるばかりでなく、昇降用空隙部25相当部を車室内側から見た場合の見栄えがきわめて良好なものとなる。また、従来のように昇降用空隙部25が常に開口している場合に比べて遮音性も良好なものとなる。その上、シールリップ21とウエストカバー26との突き合わせ部にはわずかな隙間G1が存在することになるものの、その下側では段状部27とシールリップ21の端末部21aとが互いにオーバーラップしていることから、隙間G1自体も目立ちにくいものとなり、これによってもまた見栄えが一段と良好なものとなる。
【0036】
ここで、図6に示すようにセンターシール8と一体に形成されたウエストカバー26は、クウォータガラス5の全閉状態でインサイドシール16のシールリップ21と整合,一致するようにその高さ位置が設定されているものであるから、クウォータガラス5を下降させた場合には直ちに図3,4に示した格納空間7にクウォータガラス5やセンターシール8とともに格納されて、クウォータガラス5そのものの昇降動作等に支障をきたすことはない。
【0037】
図9,10は本発明の第2の実施の形態を示す図であり、図3,4と同じ断面での構造を示していることから、同図と共通する部分には同一符号を付してある。
【0038】
この第2実施の形態では、ウエストカバー36の下部に湾曲形状の補助シールリップ30を一体に形成し、ウエストカバー36がインサイドシール16側のシールリップ21と整合,一致した状態で、その補助シールリップ30をインサイドシール16のベース部20に圧接させるようにしたものである。なお、ウエストカバー36の上部外表面36aがシールリップ21の外表面と整合,一致する形状に形成されている点、および段状部37が形成されている点については先の第1の実施の形態のものと同様である。
【0039】
したがって、この第2実施の形態によれば、先の実施の形態ではベース部20とウエストカバー26との間に生じていた隙間G2(図3参照)を解消できるとともに、昇降用空隙部25の確保のためにインサイドシール16のシールリップ21を局部的に切除することによって生じるシール線の途切れを補助シールリップ30とベース部20との圧接によって補うことができるようになる。その結果として、クウォータガラス5の昇降動作に何ら支障をきたすことなく、シール性と遮音性の一層の向上を図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるサッシュレス型車の概略側面説明図。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す図で、図1のC−C線に沿う拡大断面図。
【図3】図2のD−D線に沿う断面図。
【図4】図2のE−E線に沿う断面図。
【図5】図2に示す部分を車室内側斜め前方から見た斜視図。
【図6】図1に示したクウォータガラスの昇降軌跡を示す説明図。
【図7】図2に示すインサイドシールの要部拡大斜視図。
【図8】図2に示すセンターシールの要部拡大斜視図。
【図9】本発明の第2の実施の形態を示す図で、図2のD−D線断面に相当する拡大断面図。
【図10】本発明の第2の実施の形態を示す図で、同じく図2のE−E線断面に相当する拡大断面図。
【図11】従来のシール構造の一例を示す図で、図1のC−C線断面に相当する拡大断面図。
【図12】図11のF−F線に沿う断面図。
【図13】従来のセンターシールの構造を示す図で、同図(A)は図1のA−A線断面に相当する拡大断面図、(B)は同じく図1のB−B線断面に相当する拡大断面図。
【符号の説明】
1…ドア
3…ドアガラス
5…クウォータガラス
8…センターシール
16…インサイドシール(ウエストシール)
20…ベース部
21…シールリップ
22…中空シールリップ
25…昇降用空隙部
26…ウエストカバー
26a…上部外表面
27…段状部
30…補助シールリップ
36…ウエストカバー
36a…上部外表面
37…段状部

Claims (2)

  1. ボディサイド部に配設された昇降式のクウォータガラスの前端縁に、上方に至るに従いその厚み寸法が大きくなるように形成されたセンターシールを装着し、サッシュレスタイプのドアの閉止時にそのドアに収容された昇降式のドアガラスの後端縁を上記センターシールに圧接させるとともに、車体ウエスト部の開口縁に装着されたウエストシールを同じくクウォータガラスに圧接させて車室内外をシールするようにしたサッシュレス型車のシール構造であって、
    上記ウエストシールとして車室内側に配設されるインサイドシールの前端部に、クウォータガラスとともに昇降するセンターシールを受容する昇降用空隙部を、ベース部と一体に形成されたシールリップを局部的に切除することにより形成する一方、
    上記センターシールには、クウォータガラスの全閉状態において昇降用空隙部に入り込んでその昇降用空隙部を閉塞するウエストカバーを設けてあり、
    このウエストカバーは、クウォータガラスの全閉状態においてその外表面がインサイドシールのシールリップと整合しつつ連続する形状となっているとともに、ウエストカバーのうちインサイドシールの長手方向でそのインサイドシールと突き合わされる端面には、インサイドシールのシールリップの端末部に当接する上部側より下部側が凸形状となった段状部が形成されていることを特徴とするサッシュレス型車のシール構造。
  2. 上記ウエストカバーには、クウォータガラスの全閉状態においてインサイドシール側のベース部に圧接する補助シールリップが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のサッシュレス型車のシール構造。
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