JP3655411B2 - 自動車の観音開きドアのシール構造 - Google Patents
自動車の観音開きドアのシール構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3655411B2 JP3655411B2 JP28146296A JP28146296A JP3655411B2 JP 3655411 B2 JP3655411 B2 JP 3655411B2 JP 28146296 A JP28146296 A JP 28146296A JP 28146296 A JP28146296 A JP 28146296A JP 3655411 B2 JP3655411 B2 JP 3655411B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weather strip
- double door
- plane
- door
- drain hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車の観音開きドアのシール構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
図３に示す自動車の観音開きバックドアの左側ドアＤの下部のコーナー部Ｃに装着されるウエザーストリップ８は、図４及び５に示す如くドアインナーパネル９の取付け面９ａに固定される取付基部８ａに中空シール部８ｂを設けており、また該ウエザーストリップ８の背面部に上記パネル９の背面９ｂに密接する略三角形状の背面突起１０を突設している。また、ウエザーストリップ８の下方の上記パネル９の背面９ｂには水抜き孔１１及びその蓋１２が設けられている。１３はボディパネルである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記背面突起１０はドアインナーパネル９の背面９ｂに密接する頂部１０ａの面積が略三角形状で大きく、そのため密接圧力が小さくなりシール性が低下する。また上記孔１１の蓋１２がウエザーストリップ８から構造上かなり離れるため、ドア閉時に矢印Ｅで示す目線に対しウエザーストリップ８により遮れず目障りになるという不具合があった。
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて、シール性及び外観の向上を図った自動車の観音開きドアのシール構造を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明の構成は、図１及び図２に示すように、観音開きドアＤの下部のコーナー部Ｃに中空シール部４ｂを有するウエザーストリップ４を装着した自動車の観音開きドアのシール構造において、上記コーナー部Ｃのドアインナーパネル１に第１平面２ａ及び第２平面２ｂを有する段丘部２を形成して、該第２平面２ｂの下端部に水抜き孔３を設け、一方上記ウエザーストリップ４の中空シール部４ｂを上記水抜き孔３に臨む如く膨出させて形成すると共に、該ウエザーストリップ４の背面部４ｃに、上記第１平面２ａに当接するところの大円弧状のシールビード５及び上記水抜き孔３上方の第２平面２ｂに当接するところの小円弧状の支持用突起６を各々突設したことを特徴としている。
【０００５】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。図１において、１は図３に示す観音開きドアの左側ドアＤの下部のコーナー部Ｃのドアインナーパネルで、図２に示す如く第１平面２ａ及び第２平面２ｂを有する段丘部２を形成し該第２平面２ｂの下端部に水抜き孔３を設けている。４はウエザーストリップで、ドアインナーパネル１の取付け面１ａにクリップ又はリテーナ等により固定される取付基部４ａ及び上記水抜き孔３に臨む如く膨出させた中空シール部４ｂを形成している。
【０００６】
また、ウエザーストリップ４の背面部４ｃに、上記第１平面２ａに当接する略９０゜をなす大円弧状のシールビード５及び上記水抜き孔３上方の第２平面２ｂに当接する小円弧状の支持用突起６が各々突設されている。７は車体のドア開口周縁部を形成するボディパネルである。
【０００７】
上記構成によりドアインナーパネル１にウエザーストリップ４が装着されたとき、シールビード５がその狭い当接面５ａで第１平面２ａに密接し、また支持用突起６がその狭い当接面６ａで第２平面２ｂに密接するが、これらの密接する面積が図４に示す従来の背面突起１０の頂部１０ａの場合に比べて著しく狭くなるため、密接圧力が大きくなりシール性が向上する。また、ウエザーストリップ４の中空シール部４ｂが水抜き孔３に臨む如く膨出しているため、ドア閉時に矢印Ｅで示す目線は中空シール部４ｂで遮られて水抜き孔３が隠され外観が損なわれない。
【０００８】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の自動車の観音開きドアのシール構造は、水抜き孔を設けたドアインナーパネルの下部に段丘部を形成すると共に、これに密接するウエザーストリップのシールビード及び支持用突起の頂部の面積が、従来に比べて著しく狭いためシール性が向上し、またウエザーストリップの中空シール部が上記水抜き孔を遮るため外観を向上できるという特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の自動車の観音開きドアのシール構造の背面図である。
【図２】同上のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
【図３】自動車の観音開きバックドアの背面図である。
【図４】従来の自動車の観音開きドアのシール構造の背面図である。
【図５】同上のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。
【符号の説明】
１ ドアインナーパネル
２ 段丘部
２ａ 第１平面
２ｂ 第２平面
３ 水抜き孔
４ ウエザーストリップ
４ｂ 中空シール部
４ｃ 背面部
５ シールビード
６ 支持用突起
Ｃ コーナー部
Ｄ ドア
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車の観音開きドアのシール構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
図３に示す自動車の観音開きバックドアの左側ドアＤの下部のコーナー部Ｃに装着されるウエザーストリップ８は、図４及び５に示す如くドアインナーパネル９の取付け面９ａに固定される取付基部８ａに中空シール部８ｂを設けており、また該ウエザーストリップ８の背面部に上記パネル９の背面９ｂに密接する略三角形状の背面突起１０を突設している。また、ウエザーストリップ８の下方の上記パネル９の背面９ｂには水抜き孔１１及びその蓋１２が設けられている。１３はボディパネルである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記背面突起１０はドアインナーパネル９の背面９ｂに密接する頂部１０ａの面積が略三角形状で大きく、そのため密接圧力が小さくなりシール性が低下する。また上記孔１１の蓋１２がウエザーストリップ８から構造上かなり離れるため、ドア閉時に矢印Ｅで示す目線に対しウエザーストリップ８により遮れず目障りになるという不具合があった。
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて、シール性及び外観の向上を図った自動車の観音開きドアのシール構造を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明の構成は、図１及び図２に示すように、観音開きドアＤの下部のコーナー部Ｃに中空シール部４ｂを有するウエザーストリップ４を装着した自動車の観音開きドアのシール構造において、上記コーナー部Ｃのドアインナーパネル１に第１平面２ａ及び第２平面２ｂを有する段丘部２を形成して、該第２平面２ｂの下端部に水抜き孔３を設け、一方上記ウエザーストリップ４の中空シール部４ｂを上記水抜き孔３に臨む如く膨出させて形成すると共に、該ウエザーストリップ４の背面部４ｃに、上記第１平面２ａに当接するところの大円弧状のシールビード５及び上記水抜き孔３上方の第２平面２ｂに当接するところの小円弧状の支持用突起６を各々突設したことを特徴としている。
【０００５】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。図１において、１は図３に示す観音開きドアの左側ドアＤの下部のコーナー部Ｃのドアインナーパネルで、図２に示す如く第１平面２ａ及び第２平面２ｂを有する段丘部２を形成し該第２平面２ｂの下端部に水抜き孔３を設けている。４はウエザーストリップで、ドアインナーパネル１の取付け面１ａにクリップ又はリテーナ等により固定される取付基部４ａ及び上記水抜き孔３に臨む如く膨出させた中空シール部４ｂを形成している。
【０００６】
また、ウエザーストリップ４の背面部４ｃに、上記第１平面２ａに当接する略９０゜をなす大円弧状のシールビード５及び上記水抜き孔３上方の第２平面２ｂに当接する小円弧状の支持用突起６が各々突設されている。７は車体のドア開口周縁部を形成するボディパネルである。
【０００７】
上記構成によりドアインナーパネル１にウエザーストリップ４が装着されたとき、シールビード５がその狭い当接面５ａで第１平面２ａに密接し、また支持用突起６がその狭い当接面６ａで第２平面２ｂに密接するが、これらの密接する面積が図４に示す従来の背面突起１０の頂部１０ａの場合に比べて著しく狭くなるため、密接圧力が大きくなりシール性が向上する。また、ウエザーストリップ４の中空シール部４ｂが水抜き孔３に臨む如く膨出しているため、ドア閉時に矢印Ｅで示す目線は中空シール部４ｂで遮られて水抜き孔３が隠され外観が損なわれない。
【０００８】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の自動車の観音開きドアのシール構造は、水抜き孔を設けたドアインナーパネルの下部に段丘部を形成すると共に、これに密接するウエザーストリップのシールビード及び支持用突起の頂部の面積が、従来に比べて著しく狭いためシール性が向上し、またウエザーストリップの中空シール部が上記水抜き孔を遮るため外観を向上できるという特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の自動車の観音開きドアのシール構造の背面図である。
【図２】同上のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
【図３】自動車の観音開きバックドアの背面図である。
【図４】従来の自動車の観音開きドアのシール構造の背面図である。
【図５】同上のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。
【符号の説明】
１ ドアインナーパネル
２ 段丘部
２ａ 第１平面
２ｂ 第２平面
３ 水抜き孔
４ ウエザーストリップ
４ｂ 中空シール部
４ｃ 背面部
５ シールビード
６ 支持用突起
Ｃ コーナー部
Ｄ ドア
Claims (1)
- 観音開きドアの下部のコーナー部に中空シール部を有するウエザーストリップを装着した自動車の観音開きドアのシール構造において、上記コーナー部のドアインナーパネルに第１平面及び第２平面を有する段丘部を形成して、該第２平面の下端部に水抜き孔を設け、一方上記ウエザーストリップの中空シール部を上記水抜き孔に臨む如く膨出させて形成すると共に、該ウエザーストリップの背面部に、上記第１平面に当接するところの大円弧状のシールビード及び上記水抜き孔上方の第２平面に当接するところの小円弧状の支持用突起を各々突設したことを特徴とする自動車の観音開きドアのシール構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28146296A JP3655411B2 (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | 自動車の観音開きドアのシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28146296A JP3655411B2 (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | 自動車の観音開きドアのシール構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10100676A JPH10100676A (ja) | 1998-04-21 |
| JP3655411B2 true JP3655411B2 (ja) | 2005-06-02 |
Family
ID=17639525
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28146296A Expired - Lifetime JP3655411B2 (ja) | 1996-10-01 | 1996-10-01 | 自動車の観音開きドアのシール構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3655411B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007210385A (ja) * | 2006-02-08 | 2007-08-23 | Nishikawa Rubber Co Ltd | パーティングシール |
-
1996
- 1996-10-01 JP JP28146296A patent/JP3655411B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10100676A (ja) | 1998-04-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0472015U (ja) | ||
| JP3655411B2 (ja) | 自動車の観音開きドアのシール構造 | |
| JPH0340142U (ja) | ||
| JPH07266980A (ja) | ハイマウントストップランプ取付構造 | |
| JPS5830733Y2 (ja) | 開閉式屋根を有する自動車屋根のシ−リング構造 | |
| JP2594981Y2 (ja) | ウェザーストリップの取付構造 | |
| JPH078272Y2 (ja) | 車両の着脱式ルーフのシール構造 | |
| JPS6017369Y2 (ja) | 車両の窓枠構造 | |
| JPS6221458Y2 (ja) | ||
| JPH0134602Y2 (ja) | ||
| JPH0541113Y2 (ja) | ||
| JPS633891Y2 (ja) | ||
| JPH0238323U (ja) | ||
| JP2606011Y2 (ja) | ウエザーストリップの突合構造 | |
| JP2543317Y2 (ja) | ドアウェザーストリップの取付構造 | |
| JPH0612981Y2 (ja) | 自動車用ウエザストリップ | |
| JP2572297Y2 (ja) | ドアミラーのモール構造 | |
| JPH11129836A (ja) | 自動車のサッシュ構造 | |
| JP2901825B2 (ja) | 車体側ウェザーストリップとウエルトシールとの接合部構造 | |
| JPH03102319U (ja) | ||
| KR200152930Y1 (ko) | 자동차 전면부의 시일구조 | |
| JP3667868B2 (ja) | ドアウエザーストリップ | |
| JPH049266Y2 (ja) | ||
| JPH0248425U (ja) | ||
| JPH0235540Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050215 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050301 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050303 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080311 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110311 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140311 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140311 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20170311 Year of fee payment: 12 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |