JP2513853Y2 - 車両の上部車体構造 - Google Patents

車両の上部車体構造

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JP2513853Y2
JP2513853Y2 JP1990009115U JP911590U JP2513853Y2 JP 2513853 Y2 JP2513853 Y2 JP 2513853Y2 JP 1990009115 U JP1990009115 U JP 1990009115U JP 911590 U JP911590 U JP 911590U JP 2513853 Y2 JP2513853 Y2 JP 2513853Y2
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roof
roof panel
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front pillar
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JP1990009115U
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徳彦 金光
修一 中髪
育久 奥田
千夏 平山
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Mazda Motor Corp
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両の上部車体構造に関し、さらに詳しく
は車両におけるルーフパネルとルーフサイドレールとの
結合構造に関するものである。
(従来の技術) 一般に、車両の上部を構成するルーフパネルの車輻方
向端部は、ドア用開口の上部周縁部を構成するルーフサ
イドレールに対して接合される構造とされている(例え
ば、実開昭62-10177号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) ところで、近年、車体上部における強度向上を図ると
ともに、水仕舞いを良好ならしめることを目的として、
ルーフパネルの車輻方向端部をドア用開口の上部周縁部
を構成するルーフサイドレールのフランジ部まで延設せ
しめることが行なわれるようになってきつつある。
しかしながら、上記の如く、ルーフパネルの車輻方向
端部をルーフサイドレールのフランジ部まで延設せしめ
るようにした場合、ルーフパネル組付時においてルーフ
サイドレールの外面とルーフパネルの車輻方向端部とが
干渉するおそれがあり、該干渉を回避しなければルーフ
パネルの組付が困難になるおそれがある。そこで、ルー
フサイドレール外面とルーフパネルとの間に干渉回避用
の間隙を形成することが考えられるが、その場合、ルー
フパネルにおけるフロントピラー側端部の接合構造に特
別な工夫を凝らす必要が生じる。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、ルーフ
パネルの車輻方向端部をルーフサイドレールのフランジ
部まで延設せしめるように構成した車両におけるルーフ
パネルの組付性を確保することを目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案では、上記課題を解決するための手段として、
ルーフパネルの車輻方向端部がドア用開口の上部周縁部
を構成するルーフサイドレールのフランジ部まで延設さ
れ、且つ車体ルーフ部からフロントピラーにかけての車
体外面が前記ルーフパネルおよびフロントピラーアウタ
により形成されている車両において、前記ルーフサイド
レール外面とルーフパネルとの間に、ルーフパネルの組
付時において該ルーフパネルの端部と前記ルーフサイド
レールの外面との干渉を回避するための間隙を該ルーフ
サイドレールを内側にくぼませてなるくぼみ部により形
成するとともに、前記ルーフパネルにおけるフロントピ
ラー側端部を、車体側方から見て前方に向かって上向き
勾配となる斜めのカットラインで構成し且つ前記くぼみ
部の車幅方向端部を前記カットラインに沿わしめてい
る。
(作用) 本考案では、上記手段によって次のような作用が得ら
れる。
即ち、ルーフサイドレール外面とルーフパネルとの間
に、ルーフパネルの組付時において該ルーフパネルの端
部と前記ルーフサイドレールの外面との干渉を回避する
ための間隙を設けたことにより、ルーフパネルを上方か
ら組み付ける場合におけるルーフパネル端部とルーフサ
イドレールとの干渉が回避されることとなる。
また、ルーフパネルにおけるフロントピラー側端部
を、車体側方から見て前方に向かって上向き勾配となる
斜めのカットラインで構成し且つ前記くぼみ部の車幅方
向端部を前記カットラインに沿わしめたことにより、ル
ーフサイドレールにおけるくぼみ部の車幅方向端部下方
部分がルーフパネルのフロントピラー側端部を接合する
接合部として利用できるところから、ルーフパネルのル
ーフサイドレールへの接合性が確保されることとなって
いる。
(考案の効果) 本考案によれば、ルーフパネルの組付時において該ル
ーフパネルの端部と前記ルーフサイドレールの外面との
干渉を回避するための間隙を該ルーフサイドレールを内
側にくぼませてなるくぼみ部により形成して、ルーフパ
ネルを上方から組み付ける場合におけるルーフパネル端
部とルーフサイドレールとの干渉を回避し得るようにす
るとともに、前記くぼみ部の車幅方向端部を、ルーフパ
ネルにおけるフロントピラー側端部に位置して車体側方
から見て前方に向かって上向き勾配となる斜めのカット
ラインに沿わしめて、ルーフサイドレールにおけるくぼ
み部の車幅方向端部下方部分がルーフパネルのフロント
ピラー側端部を接合する接合部として利用できるように
したので、ルーフサイドレールにくぼみ部を形成すると
いう簡易な手法により、ルーフパネルのルーフサイドレ
ールへの接合性の向上を図りつつ、強度に優れ且つ水仕
舞いの良好な車体構造を得る場合におけるルーフパネル
の組付性を向上させることができるという実用的な効果
がある。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して本考案の好適な実施例を
説明する。
本実施例にかかる車両の上部車体構造は、第5図図示
の車体Aの上面を構成するルーフパネル1と、車体Aに
おけるドア用開口2の上部周縁部を構成するルーフサイ
ドレール3(第1図参照)との結合構造に関するもので
ある。符号4はフロントウインド用開口、5はフロント
ピラー、6はセンタピラーである。
前記ルーフサイドレール3は、第1図ないし第4図図
示の如く、相互に接合されるルーフサイドレールアウタ
7とルーフサイドレールインナ8とからなる閉断面構造
とされており、その外端側および内端側における接合部
はフランジ部3a,3bとされている。また、このルーフサ
イドレール3の前端には、フロントピラー5が連続的に
接合されている。符号9はフロントピラーアウタ、10は
フロントピラーインナである。
前記ルーフパネル1の車輻方向端部は、前記ルーフサ
イドレール3のフランジ部3aまで一体に延設されてお
り、その外端は、前記フランジ部3aに接合されるフラン
ジ部1aとされている。
そして、車輻方向端部においては、ルーフサイドレー
ル3の外面とルーフパネル1との間には、ルーフパネル
1の組付時において該ルーフパネル1の端部(具体的に
は、フランジ部1a)と前記ルーフサイドレール3の外面
との干渉を回避するための間隙Sが該ルーフサイドレー
ル3を内側にくぼませてなるくぼみ部15により形成され
ている(第2図ないし第4図参照参照)。つまり、ルー
フパネル1を矢印Pで示すように上方から組み付ける場
合において、前記間隙Sの存在によってルーフパネル1
の端部とルーフサイドレール3の外面との干渉が回避さ
れることとなっているのである。
また、前記ルーフパネル1におけるフロントピラー側
端部は、車体側方から見て前方に向かって上向き勾配と
なる斜めのカットラインCで構成されており、前記くぼ
み部15の車幅方向端部15aは、ルーフパネル1における
フロントピラー側端部(即ち、カットラインC)に沿っ
ている(第3図および第4図参照)。つまり、くぼみ15
における車幅方向端部15aの下方部分は、前記くぼみ部1
5より膨出されることとなり、当該部分をルーフパネル
1における車幅方向端部の接合部11として利用できるこ
ととなっているのである。
上記の如く構成したことにより、ルーフパネル1のフ
ロントピラー側端部のルーフサイドレール3への接合性
が確保されることとなっているのである。
図面中、符号12はドアウインドガラス、13はドアシー
ル部材、14はリテーナである。
叙上の如く、本実施例によれば、ルーフサイドレール
3の外面とルーフパネル1との間に、ルーフパネル1の
組付時において該ルーフパネル1の端部(即ち、フラン
ジ部1a)と前記ルーフサイドレール3の外面との干渉を
回避するための間隙Sを該ルーフサイドレール3を内側
にくぼませてなるくぼみ部15により形成して、ルーフパ
ネル1を上方から組み付ける場合におけるルーフパネル
1端部とルーフサイドレール3との干渉を回避し得るよ
うにするとともに、前記くぼみ部15の車幅方向端部15a
を、ルーフパネル1におけるフロントピラー側端部に位
置して車体側方から見て前方に向かって上向き勾配とな
る斜めのカットラインCに沿わしめて、ルーフサイドレ
ール3におけるくぼみ部15の車幅方向端部15a下方部分
がルーフパネル3のフロントピラー側端部を接合する接
合部11として利用できるようにしたので、ルーフサイド
レール3にくぼみ部15を形成するという簡易な手法によ
り、ルーフパネル1のルーフサイドレール3への接合性
の向上を図りつつ、強度に優れ且つ水仕舞いの良好な車
体構造を得る場合におけるルーフパネル1の組付性を向
上させることができることとなっているのである。
本考案は、上記実施例の構成に限定されるものではな
く、考案の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更
可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる車両の上部車体構造を
示す要部斜視図(第5図のX部拡大図)、第2図は第1
図のII-II拡大断面図、第3図は第1図のIII-III拡大断
面図、第4図は第1図のIV-IV拡大断面図、第5図は本
考案の実施例にかかる車両における車体要部を示す斜視
図である。 1……ルーフパネル 2……ドア用開口 3……ルーフサイドレール 3a……フランジ部 5……フロントピラー 9……フロントピラーアウタ 11……接合部 15……くぼみ部 15a……車幅方向端部 A……車体 C……カットライン S……間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 平山 千夏 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭49−31006(JP,U) 実公 昭63−18536(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ルーフパネルの車輻方向端部がドア用開口
    の上部周縁部を構成するルーフサイドレールのフランジ
    部まで延設され、且つ車体ルーフ部からフロントピラー
    にかけての車体外面が前記ルーフパネルおよびフロント
    ピラーアウタにより形成されている車両において、前記
    ルーフサイドレール外面とルーフパネルとの間には、ル
    ーフパネルの組付時において該ルーフパネルの端部と前
    記ルーフサイドレールの外面との干渉を回避するための
    間隙が該ルーフサイドレールを内側にくぼませてなるく
    ぼみ部により形成されており、前記ルーフパネルにおけ
    るフロントピラー側端部が、車体側方から見て前方に向
    かって上向き勾配となる斜めのカットラインで構成さ
    れ、前記くぼみ部の車幅方向端部は前記カットラインに
    沿っていることを特徴とする車両の上部車体構造。
JP1990009115U 1990-01-31 1990-01-31 車両の上部車体構造 Expired - Lifetime JP2513853Y2 (ja)

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JPS5140170Y2 (ja) * 1972-06-19 1976-10-01
JPS6318536U (ja) * 1986-07-19 1988-02-06

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