JPH0111592Y2 - - Google Patents

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JPH0111592Y2
JPH0111592Y2 JP11350181U JP11350181U JPH0111592Y2 JP H0111592 Y2 JPH0111592 Y2 JP H0111592Y2 JP 11350181 U JP11350181 U JP 11350181U JP 11350181 U JP11350181 U JP 11350181U JP H0111592 Y2 JPH0111592 Y2 JP H0111592Y2
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roof
panel
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roof panel
rail
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のルーフ部車体構造の改良に関
する。
(従来の技術) 従来、自動車のレインレールとしては、ルーフ
部左右の左右側縁において側方に突設したものの
ほかに、ルーフ部の左右側縁付近を凹設して形
成したもの(例えば実公昭44−20323号公報参
照)、ルーフパネルとサイドパネルとでレイン
レールを形成するもの(例えば実開昭55−62472
号公報参照)、ルーフパネルの外側に形成され
るレインレールを、フロントガラス用の開口縁部
に形成されたレインレールに連続させるもの(例
えば実開昭52−86116号公報参照)、屋根の最外
側にルーフ用といを設け、このルーフ用といをフ
ロントピラーの最外側のといに連続させ、このと
いをモールで覆つたもの(例えば実公昭46−
24003号公報参照)、ルーフパネルと前部ピラー
とに亘つて雨といを連続させたもの(例えば実開
昭53−88915号公報参照)が知られている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記のような構造であると、ルー
フパネル、サイドレール(サイドレールアウタ、
サイドレールインナ)、フロントピラー(フロン
トピラーアウタ、フロントピラーインナ)などの
各部材相互の関係が複雑となり、したがつて、各
部材相互の接合(スポツト溶接)が面倒で、製造
上の問題がある。また、ルーフ部のレインレール
と、フロントピラーあるいはリヤピラーに形成さ
れる排水用の通路との連通構造は、かなり複雑な
ものとなつている。
また、上記のような構造であると、一般にレ
インレールがフロントウインドガラス周縁の排水
溝に対し不連続で、レインレールが排水溝の手前
で止まつているために、雨水等を排水溝に排水す
るためにレインレールと排水溝とを連結するドレ
ンパイプを配設するなどの何等かの排水構造を付
加しなければならず、構造が複雑となる。また、
例えばルーフパネル、ルーフレールアウタパネル
に製作誤差が生じた場合には、合わせ部における
隙間をなくしシール性を確保することが通例であ
るが、レインレールとウインドガラス周縁の排水
溝が不連続であるため、車体前後方向において、
ウインドガラス等のシール面だけでなく、レイン
レールの不連続部分の面においても隙間をなくす
ようにする必要があり、レインレールの不連続部
分の面において隙間をなくすようにすると、ウイ
ンドガラス等のシール面の確保が困難である。
さらに、上記のような構造であると、ルーフ
パネルの凹溝が、車体開口の側縁段部に結合して
いない途中で止まつているものであるため、ルー
フパネルに対しサブルーフパネルを接合する際に
凹溝が形成されていないルーフパネル部分での結
合後の処理(例えばミグ溶接して両パネルの継合
わせ部から室内へ侵入しようとする雨水などの阻
止する作業など)が必要となり、ルーフ部の製造
が複雑となるし、レインレールの継目部分は、フ
ロントピラーを横方向に横切る必要があるため、
側部パネル(ルーフレールアウタパネル)とフロ
ントピラーアウタとが必然的に分割され、組付け
工数が増加し、コストアツプの原因となる。上記
の構造では、ルーフの外側部及びピラーの外側
にといを設けるため、部品点数が増え、構造が複
雑となり、組付け工数が増加する。上記の構造
では、前部ピラーに新たに雨といを形成する必要
があり、雨といと排水通路とが多く形成されてい
るために見栄えが悪く、空気抵抗力が増大し、風
切り音などの問題があり、前部ピラーに雨といが
設けられているので、フラツシユサーフエース化
に不利である。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、ル
ーフパネルに形成された段部(段下面部)と、フ
ロントピラー及びリヤピラーの両アウタパネルと
一体的に成形されたルーフレールアウタパネルに
形成された段部(段下面部)とを接合するだけ
で、ルーフパネルのレインレールが車体前後の両
開口の周縁段部に連続しレインレールの水を下方
に排出するための通路となる連続した基準面を形
成することができるようにすることで、部品点数
を増加させることなく、構造が簡単で、レインレ
ール及びウインドガラス周縁の排水溝の製造が容
易である自動車のルーフ部車体構造を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案においては、ルーフパネルは、ほぼ水平
面内に拡がる矩形状のメインルーフパネル部を有
し、該メインルーフパネル部の前後縁部に車体の
前後部に形成される両開口の上縁段部を形成する
第1および第2段下面部が、両側縁部に第1およ
び第2段下面部に連続する第3段下面部がそれぞ
れ上記メインルーフパネル部より段下げして形成
され、前記両開口の側部を構成するフロントピラ
ーおよびリヤピラーの両アウタパネルと一体的に
成形されたルーフレールアウタパネルは、内側縁
部に第3段下面部と接合されるとともに、上記メ
インルーフパネル部よりも段下げされた第4段下
面部を有し、フロントピラーおよびリヤピラーに
は、上記メインルーフパネル部の第3段下面部に
ルーフレールアウタパネルの第4段下面部が接合
された状態で、上記第1および第2段下面部に連
続して車体の前後部に形成される開口の側縁段部
を形成する第5および第6段下面部が上記メイン
ルーフパネル部よりも段下げして形成され、さら
に、上記第3段下面部と第4段下面部との接合部
分にルーフパネルとルーフレールアウタパネルと
でレインレールが形成され、該レインレールが、
第1および第5段下面部並びに第2および第6段
下面部に連続し、上記レインレールからの水が、
第1および第5段下面部にて形成される第1の排
出通路と第2および第6段下面部にて形成される
第2の排出通路とを介して排出するように構成さ
れている。
(作用) ルーフパネルに形成された第3段下面部に、フ
ロントピラー及びリヤピラーの両アウタパネルが
一体的に成形されたルーフレールアウタパネルに
形成された第4段下面部を接合するだけで、特別
な処理を行うことなく、ルーフ部上の雨水を車体
外方に導くための通路(レインレール並びに第1
及び第2の排出通路)となる連続した基準面が容
易に製造される。
また、ルーフパネルのメインルーフパネル部よ
り段下げされた第3段下面部に対し、ルーフレー
ルアウタパネルの第4段下面部を接合するように
しているので、上記接合の際上記第3段下面部が
パネル接合の基準となり、ルーフパネルとルーフ
レールアウタパネルとの車体前後方向の位置関係
が的確に調整され、上記第3及び第4段下面部
に、車体前後の開口の周縁段部を構成する第1及
び第2段下面部並びに第5及び第6段下面部が誤
差なしに連続するので、ウインドガラス等のシー
ル面が確実に確保される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に沿つて説明す
る。
自動車の上部を示す第1図において、1は自動
車で、そのルーフ部2両側縁付近に断面U形状の
レインレール3,3が前後方向に並設されてい
る。4,4は閉断面のルーフサイドレールで、ル
ーフ部2両側縁に形成され、前後方向に亘つて延
びている。5,6,7はそれぞれフロントピラ
ー、センタピラーおよびリヤピラー、8はフロン
トサイドドア、9はバツクドア、10はフロント
ガラスGに装着されたモールである。
第2図乃至第7図において、上記ルーフ部2を
構成するルーフパネル11は、前縁部において、
ほぼ水平面内に拡がる矩形状のメインルーフパネ
ル部11aに、ほぼ鉛直下方に延びる鉛直接続部
11bを介して、車体の前部における開口(フロ
ントガラスGが装着される部分)の上縁段部を形
成するとともにメインルーフパネル部11aより
も段下げされたほぼ水平方向の第1段下面部11
cが設けられる。
また上記ルーフパネル11は、後縁部におい
て、メインルーフパネル部11aに、ほぼ鉛直下
方に延びる上側鉛直接続部11d、該接続部11
dの下縁より後方に延びる中間水平接続部11e
および該接続部11eよりほぼ鉛直下方に延びる
下側鉛直接続部11fを介して、車体の後部にお
ける開口(バツクドア9が装設される部分)の上
縁段部を形成するとともにメインルーフパネル部
11aよりも段下げされたほぼ水平方向の第2段
下面部11gが設けられ、さらに第2段下面部1
1gの後縁にほぼ鉛直上方に延びる鉛直縁部11
hが連設されている。さらに、ルーフパネル11
は、左右側縁部において、メインルーフパネル部
11aに、ほぼ鉛直下方に延びる中間接続部11
i,11iを介して、第1段下面部11cおよび
中間水平接続部11e(したがつて、下側鉛直接
続部11fおよび第2段下面部11g)に連続す
るとともにメインルーフパネル部11aよりも段
下げされた第3段下面部11j,11jが設けら
れている。
上記ルーフサイドレール4は、ルーフレールア
ウタパネル12とルーフレールインナパネル13
とが接続されてなる。
上記ルーフレールアウタパネル12は、一側縁
に下側鍔部12aが連設された外側方に突出する
ように折曲されたメインパネル部12bの他側縁
よりほぼ鉛直下方に延設された接続部12cと、
該接続部12cの下端縁より内方に延設されメイ
ンルーフパネル部11aよりも段下げされた第4
段下面部12dと、該段下面部12dの内側縁よ
りほぼ鉛直上方に延設された鉛直部12eとが順
に連設されている。
一方、上記ルーフレールインナパネル13は、
第4段下面部12dの下面に接合された上側水平
面13aと、該上側水平部13aの外側縁より斜
め下方に折曲して延設された中間傾斜部13a
と、下側鍔部12aに接合された下側傾斜部13
cとが順に連設されてなる。
なお、ルーフレールアウタパネル12の接続部
12cの高さは、ルーフパネル11の中間接続部
11iの高さより高くなつており、レインレール
3内の水がルーフレール4よりあふれでないよう
にしている。
また、ルーフレールアウタパネル12の前部に
は、ピラーアウタパネル14が一体的に形成さ
れ、該アウタパネル14と、ルーフレールインナ
パネル13の前部に接合されたピラーインナパネ
ル15とで、車体前部における開口の側部を構成
する閉断面構造のフロントピラー5が形成されて
いる。
上記ピラーアウタパネル14は、ルーフパネル
11の第3段下面部11jにルーフレールアウタ
パネル12の第4段下面部12dが接合された状
態で、第1段下面部11cに連続して車体の前部
における開口の側縁段部を形成するとともにメイ
ンルーフパネル部11aよりも段下げされた第5
段下面部14aと、該段下面部14aの外側縁よ
り斜め前方に延設された接続部14bと、該接続
部14bの外側縁より外方に凸なるように適当に
折曲して後方に延設されたメインパネル部14c
と、該パネル部14cの後縁より後方に延設され
た後側鍔部14dとが順に連設されている。
一方、上記ピラーインナパネル15は、ピラー
アウタパネル14の第5段下面部14aに接合さ
れた前側鍔部15aと、該鍔部15aより内方に
凸なるように後方に延設されたメインパネル部1
5bと、該パネル部15bの後縁より後方に延設
されピラーアウタパネル14の後側鍔部14dに
接合された後側鍔部15cとが順に連設されてな
る。なお、フロントピラー5の構造は、対称であ
る点を除けば、左右は同様であることは言うまで
もない。
このようにして、ルーフパネル11とルーフレ
ールアウタパネル12とが接合された結果形成さ
れる車体の前部における開口の周縁部に、接着剤
20によつて、フロントガラス8が固着され、該
フロントガラス8の周縁にモール10が装着さ
れ、それによつて、第5段下面部14a、接続部
14b、接着剤20、フロントガラスGの端縁部
およびモール10にて囲まれる空間S1(通路)が
形成される。この空間S1は、レインレール3を構
成する第3段下面部11j(第4段下面部12d)
に、第1の排出通路を形成する第1および第5段
下面部11c,14aが連続していることから、
レインレール3を連通することになる。
また、上記ルーフレールアウタパネル12の後
部には、リヤピラーアウタネル16が一体的に形
成され、該アウタパネル16と、ルーフレールイ
ンナ3の後部に一体的に形成されたリヤピラーイ
ンナパネル17とで、車体後部における開口の側
部を構成する閉断面構造のリヤピラー7が形成さ
れている。
上記リヤピラーアウタパネル16は、ルーフパ
ネル11の第3段下面部11jにルーフレールア
ウタパネル12の第4段下面部12dが接合され
た状態で、鉛直縁部11hに連続する前後方向の
接続縁部16aと、該接続縁部16aの前縁より
外方へ延び、第2段下面部11gに連続して車体
の後部における開口の側縁段部を形成するととも
にメインルーフパネル部11aよりも段下げされ
た左右方向の第6段下面部16bと、該段下面部
16bの外縁より斜め後方に延びる中間接続部1
6cと、該中間接続部16cの後縁より適当に屈
曲して外方に凸なるメインパネル部16dと、該
メインパネル部16dの前縁より前方に延びる接
続縁部16eとが順に連設されている。
一方、上記リヤピラーインナパネル17は、接
続縁部16aに接合される前後方向の接続縁部1
7aと、該接続縁部17aの前縁より適当に屈曲
して外方に凸なるメインパネル部17bと、上記
接続縁部16eに接合された前後方向の接続縁部
17cとが順に連設されている。
したがつて、ルーフパネル11とルーフレール
アウタパネル12とが接合された結果形成される
車体の後部における開口に、バツクドア9が装設
されても、第2の排出通路を形成する第2段下面
部11gおよび該段下面部11gに連続する第6
段下面部16bと、バツクドア9との間に存する
空間S2(通路)は、レインレール3と連通してい
る。
18は、リヤヘツダパネルで、ルーフパネル1
1の後部下面に左右方向に接合されている。
上記のように構成すれば、ルーフパネル11に
形成された第3段下面部11jとルーフレールア
ウタパネル12(したがつて、フロントピラーア
ウタパネル14、リヤピラーアウタパネル16)
に形成された第4段下面部12dとを接合するだ
けで、その接合部分にレインレール3が形成され
るとともに、レインレール3(第3および第4段
下面部11j,12d)が空間S1,S2を形成する
車体の前後部における両開口の周縁段部(第1、
第2、第5および第6段下面部11c,11g,
14a,16b)に連続し、レインレール3の水
を下方に排出するための通路となる連続した基準
面が形成される。したがつて、パネル接合後に特
別な処理を行うことなく、フロントガラスG、バ
ツクドア9を取付けることによつて、レインレー
ル3に連通し、かつレインレール3の水を下方に
排出する通路となる空間S1,S2が形成され、それ
によつてルーフ部2上の雨水が車体下方へ確実に
案内されることとなり、ルーフ部2上に溜つた水
で視界が低下するという問題を生ずることはな
い。
このように、ルーフレールアウタパネル12
に、フロントピラーアウタパネル14およびリヤ
ピラーアウタパネル16を一体的に形成している
ので、レインレール3の水を下方に排出するため
の通路の基準面が、各パネル12,14,16間
の継目がなく予め連続した状態で形成されるた
め、構造は簡単となり、製造も極めて容易であ
る。
さらに、ルーフパネル11のメインルーフパネ
ル部11aより段下げされた第3段下面部11j
に対し、ルーフレールアウタパネル12の第4段
下面部12dを接合するようにし、上記接合の際
上記第3段下面部11jがパネル接合の基準とな
るようにしているので、ルーフパネル11及びル
ーフレールアウタパネル12の各々のウインドガ
ラス等のシール面部、すなわち上記第3及び第4
段下面部11j,12dに連続する車体前後の開
口の周縁段部を構成する第1及び第2段下面部1
1c,11g並びに第5及び第6段下面部14
a,16bについて、ルーフパネル11とルーフ
レールアウタパネル12との車体前後方向の位置
合わせを行うことができ、ウインドガラス等のシ
ール面を正確に確保できる。また、ルーフパネル
11の周囲が、メインルーフパネル部11aより
段下げされた構造であるため、ルーフパネル11
そのものの剛性が高くなり、運搬時などにおける
変形が抑制される。
(考案の効果) 以上のように構成したから、従来構造では通常
レインレールとフロントウインドガラス周縁の排
水溝が連続しておらず、レインレールが排水溝の
手前で止まつているので、雨水等を排水溝に排水
するためにレインレールと排水溝とを連結するド
レンパイプを配設するなどの何等かの排水構造を
付加しなければならなかつたが、本考案は、ルー
フパネルに形成された第3段下面部と、フロント
ピラー及びリヤピラーの両アウタパネルが一体的
に成形されたルーフレールアウタパネルに形成さ
れた第4段下面部とを接合するだけで、ルーフ部
上の雨水を車体外方に導くための通路となる連続
した基準面を形成し、レインレール並びに第1及
び第2の排出通路を容易に形成することができ、
ドレンパイプなどを設ける必要がなく、構造は簡
単となる。また、レインレールからの水は、ルー
フパネル前後の第1及び第2段下面部並びにフロ
ントピラー及びリヤピラーの第5及び第6段下面
部にて形成される第1及び第2の排出通路により
下方に排出されるため、最少限の排水構造でもつ
て雨水などを車体下方まで確実に排水でき、ま
た、ルーフ部上で溜まつた水で視界が低下するこ
とはないし、ルーフパネルあるいはフロントピラ
ー、リヤピラーの最外側部にレインレールを形成
する必要がなくなり、見栄えの低下、空気抵抗力
の増大、風切り音の発生などの問題が生じないの
に加えて、フラツシユサーフエース化に有利とな
る。
さらに、例えばルーフパネル、ルーフレールア
ウタパネルに製作誤差が生じた場合には、ウイン
ドガラス等のシール面の確保が従来は困難となつ
ていたが、本考案は、ルーフパネルのメインルー
フパネル部より段下げされた第3段下面部に対
し、ルーフレールアウタパネルの第4段下面部を
接合するようにし、上記接合の際上記第3段下面
部がパネル接合の基準となるようにしているの
で、従来構造のようにレインレールの不連続部分
(あるいは継目部分)がなく、ルーフパネル及び
ルーフレールアウタパネルの各々のウインドガラ
ス等のシール面部、すなわち上記第3及び第4段
下面部に連続する車体前後の開口の周縁段部を構
成する第1及び第2段下面部並びに第5及び第6
段下面部についてルーフパネルとルーフレールア
ウタパネルとの車体前後方向の位置合わせを行う
ことができ、ウインドガラス等のシール面を正確
に確保できる。それに加えて、ルーフパネルは、
周囲の段下面部にて剛性が高まるので、運搬中の
変形が抑制される。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
自動車上部の斜視図、第2図はルーフパネルとル
ーフレールパネルとの接合部前部の斜視図、第3
図は第1図の−線に沿う断面図、第4図は第
1図の−線に沿う断面図、第5図は第2図に
示す接合部の分解斜視図、第6図はルーフパネル
とルーフレールパネルとの接合部後部の斜視図、
第7図は第6図に示す接合部の分解斜視図であ
る。 1……自動車、2……ルーフ部、3……レイン
レール、4……ルーフサイドレール、5……フロ
ントピラー、6……センタピラー、7……リヤピ
ラー、8……フロントサイドドア、9……バツク
ドア、10……モール、11……ルーフパネル、
11c……第1段下面部、11g……第2段下面
部、11j……第3段下面部、12……ルーフレ
ールアウタパネル、12d……第4段下面部、1
3……ルーフレールインナパネル、14……ピラ
ーアウタパネル、14a……第5段下面部、15
……ピラーインナパネル、16……リヤピラーア
ウタパネル、16b……第6段下面部、17……
リヤピラーインナパネル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ルーフパネルは、ほぼ水平面内に拡がる矩形状
    のメインルーフパネル部を有し、該メインルーフ
    パネル部の前後縁部に車体の前後部に形成される
    両開口の上縁段部を形成する第1および第2段下
    面部が、両側縁部に第1および第2段下面部に連
    続する第3段下面部がそれぞれ上記メインルーフ
    パネル部より段下げして形成され、前記両開口の
    側部を構成するフロントピラーおよびリヤピラー
    の両アウタパネルと一体的に成形されたルーフレ
    ールアウタパネルは、内側縁部に第3段下面部と
    接合されるとともに、上記メインルーフパネル部
    よりも段下げされた第4段下面部を有し、フロン
    トピラーおよびリヤピラーには、上記メインルー
    フパネル部の第3段下面部にルーフレールアウタ
    パネルの第4段下面部が接合された状態で、上記
    第1および第2段下面部に連続して車体の前後部
    に形成される開口の側縁段部を形成する第5およ
    び第6段下面部が上記メインルーフパネル部より
    も段下げして形成され、さらに、上記第3段下面
    部と第4段下面部との接合部分にルーフパネルと
    ルーフレールアウタパネルとでレインレールが形
    成され、該レインレールが、第1および第5段下
    面部並びに第2および第6段下面部に連続し、上
    記レインレールからの水が、第1および第5段下
    面部にて形成される第1の排出通路と第2および
    第6段下面部にて形成される第2の排出通路とを
    介して排出するように構成されていることを特徴
    とする自動車のルーフ部車体構造。
JP11350181U 1981-07-29 1981-07-29 自動車のル−フ部車体構造 Granted JPS5818873U (ja)

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