JPH0344619Y2 - - Google Patents

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JPH0344619Y2
JPH0344619Y2 JP1984082345U JP8234584U JPH0344619Y2 JP H0344619 Y2 JPH0344619 Y2 JP H0344619Y2 JP 1984082345 U JP1984082345 U JP 1984082345U JP 8234584 U JP8234584 U JP 8234584U JP H0344619 Y2 JPH0344619 Y2 JP H0344619Y2
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roof panel
roof
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molding
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JP1984082345U
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のルーフモール、即ちルーフ
のレインレール部に装着されるモールに関する。
(従来技術) 自動車には、ルーフの側部に前後方向に延びる
排水用の溝、即ちレインレール部を形成したもの
が存在する。この種の自動車にあつてはルーフを
構成する主ルーフパネルと副ルーフパネルとが上
記レインレール部で接合されるが、その場合、両
パネルの接合部が外部に露出すると車体の美感が
損われるため、該レインレール部に接合部を覆い
隠すルーフモールが装着される。
然して、従来における上記のような自動車にお
いては、雨水等を上記レインレール部で堰止める
べく、該レインレール部を挾む車体側部側の副ル
ーフパネル側を車体中央側の主ルーフパネル側よ
りも高く形成することにより両パネル間に段差が
設けれるが、その場合、次のような問題が生じ
る。即ち、第4図に示すように、主ルーフパネル
Aと副ルーフパネルBとの間に設けられる上記段
差Hを大きくすれば、レインレール部Cで雨水を
確実に堰止めることができるが、このようにする
と、該副ルーフパネルBが上方に大きく突出して
見栄えが悪くなり、車体のデザイン上好ましくな
いものとなる。これとは逆に、上記段差Hを低く
すれば、デザイン的には好ましくなるが、その反
面、レインレール部Cで雨水を十分に堰止めるこ
とが困難となり、該レインレール部Cから副ルー
フパネルB側に雨水があふれ出ることになる。
また、上記のような自動車にルーフキヤリヤを
装着する場合、例えば実開昭58−35472号公報に
掲載されているように、該キヤリヤにおける取付
部を上記レインレール部に係合させる方法が採用
される。しかし、このような方法によると、ルー
フキヤリヤ装着時にレインレール部の一部が該キ
ヤリヤの支持部によつて塞がれて、該レインレー
ル部に流入した雨水が車体前後方向に排水されな
いという問題が生じる。
(考案の目的) 本考案は、従来における上記のような実情に対
処するもので、主ルーフパネルと副ルーフパネル
との間に車体前後方向に延びるレインレール部が
形成され、且つ副ルーフパネルの主ルーフパネル
側の端部の上面が主ルーフパネルの上面より上方
に段差をもつて形成された自動車において、上記
レインレール部に装着されるルーフモールの形状
を改良することにより、該レインレール部の副ル
ーフパネル側を特に高くすることなく、即ち車体
の美感を損うことなく、レインレール部による前
後方向への排水能力を高めることを目的とする。
(考案の構成) 即ち、本考案に係るルーフモール構造は、車体
上部中央に配設された主ルーフパネルと、該パネ
ルの左右両側に配設された一対の副ルーフパネル
とを有すると共に、該主ルーフパネルと副ルーフ
パネルとの間に車体前後方向に延びるレインレー
ル部が形成され、且つ上記副ルーフパネルの主ル
ーフパネル側の端部の上面が主ルーフパネルの上
面より上方に段差をもつて形成された自動車にお
いて、上記レインレール部に配置されるルーフモ
ールの上面を主ルーフパネルの上面と略同一面に
形成すると共に、該ルーフモール上面の副ルーフ
パネル側の端縁部に、副ルーフパネルの壁部と所
定の間隙を有して対向する縦壁部と、該縦壁部の
下端から副ルーフパネルの壁部に向かつて延び且
つ端部が副ルーフパネルの壁部に当接する底部と
からなる段下げ部を形成し、該段下げ部と上記副
ルーフパネルの壁部とにより排水用の凹溝を形成
したことを特徴とする。このような構成によれ
ば、主、副両ルーフパネル間の段差を大きく設定
することなく、該モールに形成した段下げ部の高
さ分だけレインレール部における副ルーフパネル
側の堰の高さが高くなり、その結果、該レインレ
ール部による排水能力が向上されることになる。
また、ルーフキヤリヤ装着時においても上記段下
げ部を通つて雨水等が前後方向に逃げるため、該
レインレール部による排水が円滑に行われること
となる。そして、特に上記ルーフモールは、上面
が主ルーフパネルの上面と連続するように略同一
面とされ、且つ段下げ部が副ルーフパネル側の端
縁部に設けられていると共に、副ルーフパネルの
上面が主ルーフパネル及びルーフモールの上面よ
り上方に突出しているので、排水用凹溝が車体外
部から見えにくくなり、また、該凹溝が車体側部
側に寄つて位置することになつて、該凹溝より車
体側部側の部分を流れる雨水等の量が少なくな
る。さらに、ルーフモールは、上記段下げ部を構
成する底部の端部が副ルーフパネルの壁部に当接
した状態でレインレール部内に配置されることに
より、別途位置決め手段を設けることなく、該モ
ールがそれ自体で位置決めされることになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について説明する。
第1図に示すように、自動車1におけるルーフ
2は、車体上部中央に配設された主ルーフパネル
3と、該パネル3の左右両側に配設された一対の
副ルーフパネル4,4とから構成されている。そ
して、該主ルーフパネル3と副ルーフパネル4,
4との間には前後方向に延びる溝、即ちレインレ
ール部5,5が形成され、これらにルーフモール
6,6が夫々装着されている。
上記主ルーフパネル3は、通例、上方に滑かに
弯曲した形状とされ、且つ第2図に示すように、
側端部が下方に段下げされてフランジ3aが形成
されていると共に、該フランジ3aにモール接着
座3bが前後方向に所定間隔を有して突設されて
いる。また、上記副ルーフパネル4は、上部が略
L状に折り曲げられてその端部に上部フランジ4
aが形成されていると共に、下部の端部に下部フ
ランジ4bが形成されている。これらフランジ4
a及び4bには、車内側からルーフレールインナ
7のフランジ7a,7bが夫々接合され、これに
より該ルーフレールインナ7と副ルーフパネル4
とで前後方向に延びる閉断面8が形成されてい
る。また、上記上部フランジ4aには主ルーフパ
ネル3における段下げされたフランジ3aが接合
され、これにより上記レインレール部5が主ルー
フパネル3の上面より凹陥された状態で前後方向
に形成されていると共に、該レインレール部5内
に上記ルーフモール6が装着されているが、その
場合に、該レインレール部5を介して副ルーフパ
ネル4の上面と主ルーフパネル3の上面との間に
段差h1が生じるように副ルーフパネル4の上面が
高く形成されている。
一方、上記ルーフモール6はゴムでなり、下面
中央が平面部6aとされて上記主ルーフパネル3
のフランジ3aにおけるモール接着座3bに両面
接着テープ9を用いて接着されていると共に、同
じく下面に形成された突出部6bが接着材10に
よつて上記両パネル3,4の接合部周辺に沿つて
接着されている。ここで、両パネル3,4の接合
部から車室内への雨水等の侵入を防止するため、
該接合部にはシーラー11が塗着されている。
然して、該ルーフモール6の上面6cは、上記
主ルーフパネル3の上面と略同一面とされている
と共に、該ルーフモール6の上面6cの副ルーフ
パネル4側の端縁部には段下げ部6dが設けられ
ている。この段下げ部6dは、副ルーフパネル4
におけるレインレール部5を構成する壁部4cと
所定の間隔を隔てて対向する縦壁部6eと、該縦
壁部6eの下端から上記副ルーフパネル4の壁部
4cに向かつて延びて端部が該壁部4cに当接し
た底部6fとで構成されて、該モール6の上面6
cとの間に所定量の段さh2を有するように設けら
れている。そして、この段下げ部6dと副ルーフ
パネル4の壁部4cとにより排水用の凹溝が形成
されているが、その場合に、この凹溝は、上記段
下げ部6dにより、その底部6fから副ルーフパ
ネル4の上端までの寸法、つまり該副ルーフパネ
ル4側の堰の高さh3が上記両パネル3,4間の段
差h1よりも大きくなつている。
上記のような構成によれば、ルーフ2上におけ
る雨水等の流水は、主ルーフパネル3の上面に沿
つて側方に流れて該ルーフ2上の両側部に形成さ
れたレインレール部5,5に流入し、然る後、該
レインレール部5,5に装着されたルーフモール
6の上面6cに沿つて前後方向に排水されること
になる。その場合、第2図に示すように該ルーフ
モール6には副ルーフパネル4側の端縁部に段下
げ部6dが形成されて、該段下げ部6dと副ルー
フパネル4におけるルーフモール6側の壁部4c
とによりレインレール部5内に凹溝が形成されて
いるので、上記流水はこの凹溝に沿つて排出され
ることになるが、この凹溝は、副ルーフパネル4
側の堰の高さh3が該パネル4と主ルーフパネル3
との間の段差h1よりも該段下げ部6dの高さh2
相当する量だけ高くされているため、上記流水は
該レインレール部5における副ルーフパネル4に
よつて確実に堰止められることになる。これによ
り、上記主ルーフパネル3と副ルーフパネル4と
の間の段差h1を大きく設定することなく、レイン
レール部5による排水能力が向上されるようにな
る。その場合に、上記ルーフモール6の上面6c
と主ルーフパネル3の上面とが連続するように略
同一面とされ、且つ上記凹溝がルーフモール6の
副ルーフパネル4側の端縁部に設けられていると
共に、副ルーフパネル4の上面は主ルーフパネル
3及びルーフモール6の上面より高いので、上記
凹溝が車体外部から見えにくくなり、また、上記
段差h1が比較的小さく設定されることにより、良
好な外観が得られることになる。また、上記段下
げ部6dないし凹溝が副ルーフパネル3側に設け
らて車体の側部に寄つて位置することにより、該
凹溝より車体側部側の部分の面積が狭くなつて該
部分を流れる雨水等の量が少なくなり、これにと
もなつてドアや窓を開いた場合等における車内へ
の水の流入も少なくなる。さらに、上記ルーフモ
ール6における段下げ部6dを構成する底部6f
の端部が副ルーフパネル4の壁部4cに当接して
いるので、該ルーフモール6はレインレー部5内
にそれ自体で位置決めされて装着されることにな
り、別途該ルーフモールの位置決め手段を設ける
必要がなくなる。
また、第3図に示すように、上記ルーフ2にル
ーフキヤリヤ12が装着される場合、該キヤリヤ
12の支持部12aがルーフモール6の上面6c
上に設置され、そのため該支持部12aによつて
レインレール部5が遮断される。しかし、このよ
うな場合であつても、レインレール部5に流れ込
んだ流水は、上記支持部材12aの下方における
ルーフモール6の段下げ部6dを通つて前後方向
に逃がされることになる。その結果、ルーフキヤ
リヤ装着時においてもレインレール部5によつて
雨水等が前後方向に円滑に排水されることとな
る。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、ルーフ上にレイ
ンレール部が形成された自動車において、主ルー
フパネルと副ルーフパネルとの間に設けられる段
差を大きく設定することなく、上記レインレール
部における副ルーフパネル側の堰の高さを高くす
ることができ、その結果、上記段差を著しく大き
くしたり、或は排水用凹溝が見え易くなることに
よる外観見栄えの悪化を回避しながら、レインレ
ール部による排水能力を向上させることが可能と
なる。また、車体の側部を流れる雨水等の量が少
なくなつて、車室内への水の流入も少なくなり、
さらにレインレール部に、別途位置決め手段を要
することなくルーフモールが位置決めされて配置
されることになつて、該ルーフモールを簡素な構
成で装着することが可能となる。また、本考案に
よれば、ルーフキヤリヤの装着時においても、ル
ーフモールに形成された段下げ部が水抜き用の通
路として作用し、その結果、レインレール部に流
入した水は該段下げ部を通つて前後方向に排水さ
れることになる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の実施例を示すもので、第
1図は本考案が適用される自動車の斜視図、第2
図は第1図における−線で切断したレインレ
ール部周辺の拡大断面図、第3図はルーフキヤリ
ヤが装着された状態を示す同じくレインレール部
周辺の断面図である。また、第4図は従来の問題
点を示すレインレール部周辺の概略断面図であ
る。 1……自動車、3……主ルーフパネル、4……
副ルーフパネル、4c……壁部、5……レインレ
ール部、6……ルーフモール、6d……段下げ
部、6e……縦壁部、6f……底部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体上部中央に配設された主ルーフパネルと、
    該パネルの左右両側に配設された一対の副ルーフ
    パネルとを有すると共に、該主ルーフパネルと副
    ルーフパネルとの間に車体前後方向に延びるレイ
    ンレール部が形成され、且つ上記副ルーフパネル
    の主ルーフパネル側の端部の上面が主ルーフパネ
    ルの上面より上方に段差をもつて形成された自動
    車において、上記レインレール部に配置されるル
    ーフモールの上面を主ルーフパネルの上面と略同
    一面に形成すると共に、該ルーフモールの上面の
    副ルーフパネル側の端縁部に、副ルーフパネルの
    壁部と所定の間隙を有して対向する縦壁部と、該
    縦壁部の下端から副ルーフパネルの壁部に向かつ
    て延び、端部が副ルーフパネルの壁部に当接する
    底部とからなる段下げ部を形成し、該段下げ部と
    上記副ルーフパネルの壁部とにより排水用の凹溝
    を形成したことを特徴とする自動車のルーフモー
    ル構造。
JP8234584U 1984-06-01 1984-06-01 自動車のル−フモ−ル構造 Granted JPS60193871U (ja)

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JP8234584U JPS60193871U (ja) 1984-06-01 1984-06-01 自動車のル−フモ−ル構造

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JPS60193871U JPS60193871U (ja) 1985-12-24
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JP8234584U Granted JPS60193871U (ja) 1984-06-01 1984-06-01 自動車のル−フモ−ル構造

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55145067A (en) * 1979-04-25 1980-11-12 Ford Motor Co Car body
JPS5717880B2 (ja) * 1974-09-13 1982-04-13

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS619815Y2 (ja) * 1980-07-04 1986-03-28

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JPS5717880B2 (ja) * 1974-09-13 1982-04-13
JPS55145067A (en) * 1979-04-25 1980-11-12 Ford Motor Co Car body

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JPS60193871U (ja) 1985-12-24

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