JPH0132570Y2 - - Google Patents

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JPH0132570Y2
JPH0132570Y2 JP1983194659U JP19465983U JPH0132570Y2 JP H0132570 Y2 JPH0132570 Y2 JP H0132570Y2 JP 1983194659 U JP1983194659 U JP 1983194659U JP 19465983 U JP19465983 U JP 19465983U JP H0132570 Y2 JPH0132570 Y2 JP H0132570Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、樹脂製リヤボデイーにおける窓部の
水抜き構造に関し、この種のリヤボデイーのサイ
ドパネルに設けられた引き違い窓のガラス摺動部
に入り込んだ水を、窓部ないしサイドパネルの外
観を損なうことなく確実に車外に排出しうるよう
に構成した水抜き構造に関する。
最近、第1図に示すように、車体後方の荷台部
にこの荷台部を覆うように形成した合成樹脂製の
リヤボデイーを着脱自在に取付けてトラツク車の
荷台部を適宜屋根付きの雨天型の荷台あるいは乗
員室として使用しうるようにし、自動車の利用分
野の拡張を図つたものが提案されている。
ところで、この種のリヤボデイに設けられる窓
は、いわゆる引き違い窓となるため、ガラスラン
をはめこんだガラス摺動用溝に溜つた水をすみや
かに外部へ排出し、このガラス摺動用溝が錆びた
り、水が車室内に侵入しないようにするための水
抜き手段を講じる必要がある。
従来から、このようなガラス窓のための水抜き
構造としては、実公昭57−19287号公報に示され
ているもののように、窓ガラスを保持するウエザ
ストリツプのガラス溝の底部に、このウエザスト
リツプとボデイー外板との間に形成される空間に
至る水抜き貫通穴を形成するとともに、このウエ
ザストリツプから一体的にのびてボデイー外板に
密着するリツプに水抜き切り欠きを設け、ガラス
溝に溜つた水が上記水抜き貫通穴、上記空間およ
び上記水抜き切り欠きを通つて外部に排出される
ように構成したものが一般的である。しかしなが
ら、この構造では、ウエザストリツプのリツプに
設けた切り欠きが外部から見えるものであるた
め、車体外観の向上という観点からあまり好まし
くない。
また、実開昭56−35412号公報に示されている
もののように、ウエザストリツプに設けた水抜き
穴を車体外板に設けた水抜き穴と連通させ、さら
に、車体外板の水抜き穴に外板の内部を通るパイ
プを接続し、これを車外の目立たない場所に導く
ように構成された水抜き構造も存在するが、この
ものは、構造が複雑化してコストの上昇を招くと
ともに、組付け作業性が悪いといつた問題があ
る。
本考案は、上記の従来例における車体外板にあ
たるものが樹脂によつて構成されているといつ
た、樹脂製リヤボデイーの持つ特徴を最大限に活
かしながら、上記従来の窓部の水抜き構造に見ら
れる問題点を解決した水抜き構造を提供すること
を目的としている。
このような目的を達成するため、本考案では、
次の技術的手段を講じている。
すなわち、本考案は、窓開口の周縁から車幅方
向内方に一体延出させた窓開口フランジにウエザ
ストリツプを添設し、このウエザストリツプに窓
ガラスを保持させて窓部を形成したサイドパネル
を有する樹脂製リヤボデイーを、上記サイドパネ
ルの下部に形成した内向フランジをメタル製荷台
側面パネルの頂部に載せて結合するようになした
リヤボデイーのメタル製荷台側面パネルへの結合
部において、メタル製荷台側面パネルのアウタパ
ネルの車幅方向外方においてこれに対し所定間隔
を隔てて下方に延びる延長部を上記サイドパネル
に一体形成するとともに、上記ウエザストリツプ
のガラス溝に水抜き穴を設け、さらに、上記窓開
口フランジと上記内向フランジとの間のサイドパ
ネルの裏面にリブを一体形成するとともにこのリ
ブを貫通する水抜き孔を設け、かつ、上記ウエザ
ストリツプの水抜き穴と上記リブを貫通する水抜
き孔とを連通させたことを特徴とする。
本考案の樹脂製リヤボデイーにおける窓部の水
抜き構造においては、ガラス溝に溜つた水が確実
に車外に排出されるのみならず、従来例のように
ウエザストリツプに水抜き切り欠きを設けるとい
つたことも必要ないので、車体外観を損なうとい
う心配がなくなる。また、そもそも窓部を有する
サイドパネルは、樹脂によつて形成されているの
で、上記リブないし窓開口フランジから内向フラ
ンジに至る管状の水抜き孔を形成するのも比較的
簡単である。このように、本考案では、窓開口フ
ランジと下部取付け用内向フランジとの間に形成
したリブを利用し、これに水抜き孔を形成するこ
とにより、水抜き経路を形成しているので、ガラ
ス孔に入り込んだ水を確実に外部へ排出すること
ができると同時に上記リブにより、樹脂製リヤボ
デイーの下部取付け部の強度アツプを図ることが
できるという格別の効果を有している。
以下、本考案の好ましい実施例を、図面を参照
しつつ具体的に説明する。
第1図に示すように、本考案を適用すべき自動
車は、荷台部1に樹脂製のリヤボデイー2を着脱
自在に取付け、この樹脂製リヤボデイーを取付け
ると、トラツク車の荷台部を屋根付きの荷室ある
いは乗員用の居住空間として使用しうるようにな
つている。この樹脂製リヤボデイー2のサイドパ
ネル(以下、これを樹脂サイドパネルという)3
には、引き違い式のガラス窓4が設けられてい
る。このガラス窓4を構成するガラス5は、窓開
口に取付けられたウエザストリツプ6に形成され
たガラス溝内に摺動可能にはめこまれる。このガ
ラス溝に雨滴や洗車のための水が溜ると、これが
室内側に侵入するため、水抜きのための手段が講
じられる。第2図以下に、樹脂製リヤボデイー2
のメタル製荷台側面パネル(以下、これをメタル
サイドパネルという)7に対する取付け構造の詳
細、および本考案の水抜き構造の詳細を示す。
メタルサイドパネル7は、室内側壁を形成する
インナパネル8と、車体外面を形成するアウタパ
ネル9とを有し、その頂面には、平坦面10が形
成されている。一方、樹脂サイドパネル3の下部
内面には、車室側に向かつてほぼ水平に延出する
内向フランジ11が形成される。樹脂製リヤボデ
イー2のサイドパネル3は、この内向フランジ1
1を上記メタルサイドパネル7の頂面平坦面10
上に重ねるように載置し、これらを互いにボルト
12およびナツト13により、締め付け固定する
ことにより、荷台部1に対して取付けられる。な
お、このとき、上記内向フランジ11とメタルサ
イドパネル7の頂面平坦面10との間にゴムシー
ト14を挟み込んでおくことが、この部のシール
性を保持する上で好ましい。
上記樹脂サイドパネル3の下部にはまた、メタ
ルサイドパネル7のアウタパネル9の外側におい
てこれと若干上下にオーバラツプするように下垂
する延長部15が形成され、アウタパネル9との
間に所定幅の空間16を形成している。そして、
この延長部15の下端15aとアウタパネル9と
の間には、すきま17が空けられている。
さらに、樹脂サイドパネル3の窓開口18に
は、内方に向かう略水平部19とこれの内方端か
ら立ち上がる略垂直部20とを有する窓開口フラ
ンジ21が一体形成され、この窓開口フランジ2
1に接着されたウエザストリツプ6に二枚のガラ
ス5がはめこまれる。本例では、二枚のガラス5
のうち、内側のもの5aを固定状とし、外側のも
の5bのみを摺動可能としている。このため、内
側のガラス5aについては上記ウエザストリツプ
6に設けられた溝22に単にはめこみ、外側のガ
ラス5bについては、上記ウエザストリツプ6に
埋設された金属製ガラス溝23にガラスラン24
をはめこみ、このガラスラン24の内側にガラス
5bの端縁を摺動可能にはめこむようにしてい
る。
本考案の水抜き構造は、まず、上記ガラスラン
24に数箇所水抜き穴25を明けるとともに、こ
れと位置を同じくするガラス溝23ないしウエザ
ストリツプ6にも水抜き穴26,27を明け、さ
らに、第3図および第4図に示すように、ウエザ
ストリツプ6が接着される窓開口フランジ21と
メタルサイドパネル7の頂面平坦面10上に載る
内向フランジ11との間に、上記各水抜き穴2
5,26,27に対して車体前後方向に若干変位
するようにしてリブ28を一体形成し、このリブ
28を貫通して上記窓開口フランジ21の上面か
ら上記内向フランジ11の下面に至る水抜き孔2
9を形成することにより構成されている。なお、
上記水抜き穴25,26,27とリブを貫通する
水抜き孔29は、ウエザストリツプ6と窓開口フ
ランジ21の水平部19との接着部に形成される
すきま27aによつて連通されている。上記水抜
き孔29の下部は、メタルサイドパネル7のアウ
タパネル9と樹脂サイドパネル3の延長部15と
の間の空間16に開口させられている。このよう
にして、ガラスラン24の水抜き穴25、ガラス
溝23の水抜き穴26、ウエザストリツプ6の水
抜き穴27、ウエザストリツプ6と内向フランジ
21の接着部のすきま27aおよび上記リブ28
を貫通する水抜き孔29からなる水抜き経路30
が形成され、この経路30を伝つて空間16に導
出された水は、メタルサイドパネル7のアウタパ
ネル9の表面を伝つて流れるなどしてアウタパネ
ル9と延長部15とすきま17から外部に排出さ
れる。
なお本例では、水抜き穴25,26,27と、
リブを貫通する水抜き孔29とが車体前後方向に
変位して設けられているので、洗車などで水抜き
孔29中を逆流する水の勢いが緩衝され、この水
がウエザストリツプ6のガラス溝を伝つて車室内
に侵入するといつたことも有効に防ぐことができ
る。
以上のように、本考案の樹脂製リヤボデイーに
おける窓部の水抜き構造は、窓部周辺の車体外観
を損なうことなく、ガラス溝に入りこんだ水を確
実に車外に排出することができるとともに、樹脂
製リヤボデイーの取付け部の強度をアツプするこ
とができるという特有の効果を有している。
なお、本考案の範囲は、図面に示した実施例に
限定されないことは勿論である。
たとえば、図示例では、ガラス溝として、金属
製ガラス溝の内側にガラスランをはめこんで構成
しているが、その他、ウエザストリツプに単に溝
を形成するだけであつてもよい。また、樹脂製リ
ヤボデイーをメタルサイドパネルに取付けるため
の構造は本考案の要旨ではないため、種々の取付
け構造を採用することができることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案を適用すべき自動車の例を示
す斜視図、第2図は、第1図の−線拡大断面
図、第3図は、第2図の−線断面図、第4図
は、第2図の−線断面図である。 1……荷台部、2……樹脂製リヤボデイー、3
……樹脂サイドパネル、4……ガラス窓、5……
窓ガラス、6……ウエザストリツプ、7……メタ
ル製荷台側面パネル(メタルサイドパネル)、9
……アウタパネル、11……内向フランジ、15
……延長部、21……窓開口フランジ、23……
ガラス溝、25,26,27……水抜き穴、28
……リブ、29……水抜き孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 窓開口の周縁から車幅方向内方に一体延出させ
    た窓開口フランジにウエザストリツプを添設し、
    このウエザストリツプに窓ガラスを保持させて窓
    部を形成したサイドパネルを有する樹脂製リヤボ
    デイーを、上記サイドパネルの下部に形成した内
    向フランジをメタル製荷台側面パネルの頂部に載
    せて結合するようになしたリヤボおいて、メタル
    製荷台側面パネルのアウタパネルの車幅方向外方
    においてこれに対し所定間隔を隔てて下方に延び
    る延長部を上記サイドパネルに一体形成するとと
    もに、上記ウエザストリツプのガラス溝に水抜き
    穴を設け、さらに、上記窓開口フランジと上記内
    向フランジとの間のサイドパネルの裏面にリブを
    一体形成するとともにこのリブを貫通する水抜き
    孔を設け、かつ、上記ウエザストリツプの水抜き
    穴と上記リブを貫通する水抜き孔とを連通させた
    ことを特徴とする、樹脂製リヤボデイーにおける
    窓部の水抜き構造。
JP1983194659U 1983-12-16 1983-12-16 樹脂製リヤボデイ−における窓部の水抜き構造 Granted JPS60102123U (ja)

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JP1983194659U JPS60102123U (ja) 1983-12-16 1983-12-16 樹脂製リヤボデイ−における窓部の水抜き構造

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JP1983194659U JPS60102123U (ja) 1983-12-16 1983-12-16 樹脂製リヤボデイ−における窓部の水抜き構造

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Publication Number Publication Date
JPS60102123U JPS60102123U (ja) 1985-07-12
JPH0132570Y2 true JPH0132570Y2 (ja) 1989-10-04

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