JPH0336692B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0336692B2
JPH0336692B2 JP16639085A JP16639085A JPH0336692B2 JP H0336692 B2 JPH0336692 B2 JP H0336692B2 JP 16639085 A JP16639085 A JP 16639085A JP 16639085 A JP16639085 A JP 16639085A JP H0336692 B2 JPH0336692 B2 JP H0336692B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner panel
door
panel
door sash
weather strip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16639085A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6226117A (ja
Inventor
Kenji Matsushima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP16639085A priority Critical patent/JPS6226117A/ja
Publication of JPS6226117A publication Critical patent/JPS6226117A/ja
Publication of JPH0336692B2 publication Critical patent/JPH0336692B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車のドア構造に係り、詳しくは、
ドアサツシユ部を構成するドアのインナパネル
が、2部材で形成されたドア構造に関するもので
ある。
〔従来技術〕
近年、車体のスタイリングや美観の向上が図ら
れ、アウタパネル表面に凹凸の少ないフラツシユ
サーフエス形状が採用されるようになつてきてい
る。そのためドアもフラツシユサーフエス化さ
れ、そのデザイン面に大きな変化が求められてい
る。その例として、ドアサツシユ部の上部が、ル
ーフの形状に沿うよう体裁よく形成され、その結
果、ドアサツシユ部の縁幅wが、第2図に示すよ
うに、後方にいく程徐々に拡がるといつたような
形状が選択される場合が多くなつている。ドアサ
ツシユ部の全縁幅が同一である場合には、従来か
らドア本体とは独立に、同一断面が連続形成され
るロール成形法を採用してドアサツシユ部が製作
される。しかし、上述した形状のドアサツシユ部
を整形するにあたつては、ロール成形が不可能で
あり、プレス成形によらざるを得ない。
そのようなプレス成形により製作されたプレス
ドアの1例が、特開昭58−81820号公報に記載さ
れている。そのドアは、そのサツシユ部のインナ
パネルが、プレス成形により一枚部材で形成さ
れ、ドア本体と一体にプレス成形されたアウタパ
ネルのドアサツシユ部に接合されている。そのド
ア構造では、ドアサツシユ部の縁幅を変化させる
ことが可能となり、インナパネルの外方端がアウ
タパネルの端縁とヘミング結合される一方、その
内方端には、ウエザーストリツプの取付部が設け
られ、ドアサツシユ部としての機能を発揮させる
ことができる。
しかし、上述のようなプレス成形されたサツシ
ユ部は、ロール成形されたものに比べて仕上り精
度が劣る上、端部や小さい形状のところで大きく
曲げることが不可能で、正確に寸法出しされたウ
エザーストリツプをドアサツシユ部の内方端に引
つ掛けるようにして取付ける際に、嵌め込み難く
なつたり、嵌込部に隙間が生じたりする問題があ
る。ウエザーストリツプには、ドアの開閉に伴つ
てある程度の荷重が作用するが、嵌め込まれたウ
エザーストリツプが部分的に外れるなどしてトラ
ブルが発生することは好ましくない。また、ドア
サツシユ部はプレス成形された2つのパネルを結
合することになるが、それによつて形成される閉
断面の剛性に限界があり、ドアサツシユ部の強度
を高く確保し難い。加えて、洗車などの際にレイ
ンレールから溢れた水がウエザーストリツプ上に
溜つたりすることがあり、ドアを開いたときそれ
が室内に飛び散つたり侵入するといつた弊害が生
じる問題がある。
〔発明の目的〕
本発明は上述の問題に鑑みなされたもので、そ
の目的は、インナパネルにおけるウエザーストリ
ツプの取付部の寸法精度を向上させ、また、ドア
サツシユ部の剛性を上げることができ、さらに
は、ドアを開いたときにウエザーストリツプに溜
つた洗車水などが車室内へ流入するのが防止でき
る自動車のドア構造を提供することである。
〔発明の構成〕
上記目的を達成するための本発明の構成は、ド
ア本体に設けられたドアサツシユ部が、インナパ
ネルとアウタパネルで形成されているドア構造で
あつて、そのドアサツシユ部のインナパネルが、
外方側に位置す第1インナパネルと、内方側に位
置する第2インナパネルとの2部材で形成されて
いる。第1インナパネルの外方端はアウタパネル
の端縁とヘミング結合され、第2インナパネルに
はウエザーストリツプの取付部が形成され、その
内方端はウインドガラスの支持レールの外周面に
接合固定され、第1インナパネルと第2インナパ
ネルの他端側には、ともに車室方向に延びるフラ
ンジが形成され、その両フランジはルーフパネル
の側端縁に形成されたレインレールの内方側の位
置で接合されていることである。
〔作用〕
アウタパネルの車室側に支持レールが接合さ
れ、その支持レールの外方側に、フランジで接合
された第1インナパネルと第2インナパネルが取
付けられる。インナパネルをアウタパネルに取付
ける際、両パネルに寸法誤差が生じていても、ヘ
ミング結合される外方端部で吸収される。第2イ
ンナパネルには、寸法精度の高い取付部が形成さ
れ、そこにウエザーストリツプが取付けられるの
で、ウエザーストリツプの外れなどが解消され、
ドアの閉止時のウエザーストリツプによるシール
性が向上する。また、第2インナパネルは第1イ
ンナパネルとは別物であり、複雑な断面形状のも
のとすることができ、第1インナパネルとの接合
とによりドアサツシユ部の剛性が高められる。加
えて、上記フランジがレインレールの内方側に位
置するので、レインレールから溢れた洗車水など
を、両インナパネルの接合部上で流過させること
ができ、その水が室内に侵入するのを防止でき
る。
〔実施例〕
以下、本発明をその実施例を示す図面に基づい
て、詳細に説明する。
第2図は本発明が適用された自動車の外観斜視
図で、本例では、車体1にドア2が取付けられ、
そのドア本体2Aに設けられたドアサツシユ部2
Bが、アウタパネル3と第1図に示すインナパネ
ル4で形成されている。ドア本体2Aやドアサツ
シユ部2Bを構成するアウタパネル3は、プレス
成形された一体物で形成される。そして、そのド
アサツシユ部2Bにおけるアウタパネル3の形状
は、ルーフパネル5の外面5aの形状にほぼ沿う
ようにデザインされている。そのアウタパネル3
の端縁3aは後述するようにヘミング結合され、
その端縁3aがルーフパネル5などと僅かな間隔
7を残す恰好でドアが閉止状態とされる。アウタ
パネル3の車室側には支持レール8が取付けら
れ、その外方側には、次に述べるレインレール9
があり、雨水や洗車水が間隔7から流入するよう
になつている。そのレインレール9は、ルーフパ
ネル5と車体構造部材10に挟まれるようにし
て、その側端縁5bの位置で溶接により取付けら
れる。なお、車体構造部材10は、その端部の他
の車体構造部材11と結合されて車体の剛性を高
めるための閉断面が形成されるなどし、その結合
部にシーミングウエルト12が取付けられ、搭乗
者の安全と美観の保持などが図られている。
ドアサツシユ部2Bにおけるインナパネル4
は、ドアの中心から見て外方側13Aに位置する
第1インナパネル4Aと、内方側13Bに位置す
る第2インナパネル4Bの2部材で形成され、そ
の第1インナパネル4Aの外方端4aはアウタパ
ネル3の端縁3aとヘミング結合により接着接合
されている。一方、第2インナパネル4Bにはウ
エザーストリツプ14の取付部4bが、そのウエ
ザーストリツプ14の下部を抱え込むように形成
され、その内方端4cはウインドガラス15の支
持レール8の外周面8aに接合固定されている。
なお、第1インナパネル4Aは、その寸法精度が
高くなくても許容されるのでプレス成形され、第
2インナパネル4Bは寸法精度を上げるためと、
大きく曲げるなど複雑な端面形状を得るために、
例えばロール成形される。すなわち、前者のプレ
ス成形に基づく加工精度の低さは、加工精度の高
い後者によつて、インナパネル4全体の組立て精
度が補完されるように配慮されているのである。
言い換えると、第2インナパネル4Bが、精度の
低いアウタパネル3と第1インナパネル4Aの両
者の組立て基準とされるのである。
それらの第1インナパネル4Aと第2インナパ
ネル4Bの両他端側4d,4eには、ともに車室
1a方向に延びるフランジ16,17が形成さ
れ、本例では、フランジ17の端部17aがフラ
ンジ16の端縁16aとヘミング結合され、両者
はレインレール9の内方側の位置で接合される。
その接合部分にはゴム体のシール材18が取付け
られ、レインレール9の内方側の位置にあつて、
その外面18aから外方側の空間が第2のレイン
レールを形成するようになつていて、例えば、レ
インレール9を溢流した水を流過させることがで
きるようになつている。
また、前述した支持レール8は図示のような形
状に形成され、その内方側の凹部8bにゴム性の
保持体であるリツプ19が取付けられ、そのリツ
プ19はウインドガラス15に当接して、ウイン
ドガラス15の閉止状態におけるシール性を保持
する。なお、ドアサツシユ部2Bの異なる位置で
の断面形状を示す第3図のレインレール9は、第
2図に示したレインレール9の延長であり、流過
する水を地面に向けて排出するように、その溝が
垂直に延びている。
このような構成の実施例によれば、以下に説明
するように、ウエザーストリツプ14のインナパ
ネル4への取付け精度や、ドアサツシユ部2Bの
剛性の向上などを図ることができる。
第2インナパネル4Bに結合される第1インナ
パネル4Aや、ドア本体2Aやドアサツシユ部2
Bを構成するアウタパネル3はプレス成形され、
その寸法精度は高く期待できないものの、ロール
成形では不可能な縁幅w〔第2図参照〕の変化す
るドアサツシユ部2Bを形成することができる。
したがつて、ドア2の外形をルーフに沿わせたデ
ザインとすることができ、車のスタイリングが向
上される。一方、第2インナパネル4Bはロール
成形され、断面が複雑な形状で、かつ、高い寸法
精度で製作される。その結果、取付部4bには精
度よく成形されたウエザーストリツプ14を強固
に取付けることができ、ドア2の開閉に伴う脱落
などが回避される。それと同時に、プレス成形に
よつて寸法精度が低下する第1インナパネル4A
やアウタパネル3は、精度の高い第2インナパネ
ル4Bを基準にして組立てられ、それらが折曲げ
部で接着するヘミング結合などで一体化されるの
で、成形における製作誤差が吸収される。加え
て、第2インナパネル4Bの剛性の高い断面形状
と、その他端側4eと第1インナパネル4Aの他
端側4dに形成されたフランジ16,17の接合
により、ドアサツシユ部2Bの剛性が高められ
る。
そのようなフランジ16,17の接合部にあつ
ては、洗車時にレインレール9より溢れた水など
が、シール材18の外面18aで受けられ、それ
が第3図に示したシール材18に沿つて流下す
る。したがつて、第2のレインレールとして機能
するシール材18に水滴が残ることがあつても、
ウエザーストリツプ14上に洗車水が及ぶことは
なく、洗車後ドアを開いてもその水が車室1a内
に流入することはない。
〔発明の効果〕
本発明は以上の実施例の詳細な説明から判るよ
うに、インナパネルを第1インナパネルと第2イ
ンナパネルの2部材で形成し、第2インナパネル
を第1インナパネルとは別に成形するようにした
ので、ウエザーストリツプの取付部の寸法精度が
高くなり、ウエザーストリツプの外れが防止さ
れ、また、ドアの水密性も向上される。加えて、
第1インナパネルと第2インナパネルの他端側に
は、ともに車室方向に延びるフランジが形成さ
れ、第2インナパネルの剛性の高い断面と相俟つ
て、ドアサツシユ部の剛性や強度が向上される。
さらに、そのフランジをルーフパネルの側端縁に
形成したレインレールの内方側の位置で接合した
ので、それが第2のレインレールを形成し、洗車
水などが室内に侵入するのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の要部を示したもので、第2図
の−線矢視断面図、第2図はプレスドアを有
する自動車の一例の斜視図、第3図は第2図の
−線矢視断面図である。 1a……車体、2……ドア、2A……ドア本
体、2B……ドアサツシユ部、3……アウタパネ
ル、3a……端縁、4……インナパネル、4A…
…第1インナパネル、4B……第2インナパネ
ル、4a……外方端、4b……取付部、4c……
内方端、4d,4e……他端側、5……ルーフパ
ネル、5b……側端縁、8……支持レール、8a
……外周面、9……レインレール、13A……外
方側、13B……内方側、14……ウエザースト
リツプ、15……ウインドガラス、16,17…
…フランジ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ドア本体に設けられたドアサツシユ部が、イ
    ンナパネルとアウタパネルで形成されているドア
    構造において、 そのドアサツシユ部のインナパネルが、外方側
    に位置する第1インナパネルと、内方側に位置す
    る第2インナパネルとの2部材で形成され、 前記第1インナパネルの外方端は、前記アウタ
    パネルの端縁とヘミング結合され、第2インナパ
    ネルにはウエザーストリツプの取付部が形成さ
    れ、その内方端はウインドガラスの支持レールの
    外周面に接合固定され、 前記第1インナパネルと第2インナパネルの他
    端側には、ともに車室方向に延びるフランジが形
    成され、 その両フランジはルーフパネルの側端縁に形成
    されたレインレールの内方側の位置で接合されて
    いることを特徴とする自動車のドア構造。
JP16639085A 1985-07-26 1985-07-26 自動車のドア構造 Granted JPS6226117A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16639085A JPS6226117A (ja) 1985-07-26 1985-07-26 自動車のドア構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16639085A JPS6226117A (ja) 1985-07-26 1985-07-26 自動車のドア構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6226117A JPS6226117A (ja) 1987-02-04
JPH0336692B2 true JPH0336692B2 (ja) 1991-06-03

Family

ID=15830529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16639085A Granted JPS6226117A (ja) 1985-07-26 1985-07-26 自動車のドア構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6226117A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190096744A (ko) * 2018-02-09 2019-08-20 주식회사 이지아이비스 확장이 가능한 기초용 브라켓 구조 및 이를 이용한 기초 시공 방법

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1223607B (it) * 1987-12-24 1990-09-29 Alfa Lancia Ind Scocca per autovetture
JPH02102819U (ja) * 1989-01-31 1990-08-15
JP2732702B2 (ja) * 1990-07-06 1998-03-30 株式会社日立製作所 情報処理装置およびクロック切り換え方法
JPH04115574U (ja) * 1991-03-28 1992-10-14 日立工機株式会社 アダプタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190096744A (ko) * 2018-02-09 2019-08-20 주식회사 이지아이비스 확장이 가능한 기초용 브라켓 구조 및 이를 이용한 기초 시공 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6226117A (ja) 1987-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4701911B2 (ja) 車両用ドアの窓開口構造
JPS62134327A (ja) 自動車のドア構造
JPH0345423A (ja) 車両のドア構造
CN111823834A (zh) 一种全景天幕汽车的顶盖总成、白车身骨架总成及汽车
JPH11334367A (ja) ドアフレームモール取付構造
US4184713A (en) Vehicle body construction with unsightly part concealing cover
JPH0336692B2 (ja)
CN215244681U (zh) 一种侧围后流水槽结构及汽车
JPH065958Y2 (ja) 車輌用ウィンドウ構造
JPH021685B2 (ja)
CN220180544U (zh) 水切总成及车辆
JPH059213Y2 (ja)
EP4311745A1 (en) A panoramic roof assembly, a method for mounting the panoramic roof assembly, and a vehicle equipped with the panoramic roof assembly
JPS6126104Y2 (ja)
JP2689704B2 (ja) 自動車のシール構造
JPH0423693Y2 (ja)
JPH0330173Y2 (ja)
JPS6332546Y2 (ja)
JPH0111592Y2 (ja)
JPH0340670Y2 (ja)
JP3187635B2 (ja) ワンボックスカーの車体構造
CN115465062A (zh) 一种整体式车门的顶部窗框结构、整体式车门和车辆
JP2579592Y2 (ja) 自動車のドア
JPH054409Y2 (ja)
JPH0425369Y2 (ja)