JP2689704B2 - 自動車のシール構造 - Google Patents

自動車のシール構造

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JP2689704B2
JP2689704B2 JP2203056A JP20305690A JP2689704B2 JP 2689704 B2 JP2689704 B2 JP 2689704B2 JP 2203056 A JP2203056 A JP 2203056A JP 20305690 A JP20305690 A JP 20305690A JP 2689704 B2 JP2689704 B2 JP 2689704B2
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JP
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weather strip
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JP2203056A
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浩昭 松尾
広幸 藤木
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、自動車のシール構造に関するものであ
る。
従来の技術 自動車にあっては、フロントピラーのドアウエスト部
近傍にフロントピラーの成形性を向上させるためにしわ
取り用のエンボス部が形成されたものがある。
この一例を第9,10図によって説明すると、自動車1の
フロントピラー2のドアウエスト部3の近傍にはフロン
トピラー2の成形性を良好にし、しわ取りを行うため凸
状のエンボス部4が形成されている。尚、5はフエンダ
パネルを示す。
一方、上記フロントピラー2にはサッシュレスタイプ
のフロントサイドドア6のドアガラス7周縁に密接する
ウェザーストリップ8がエンボス部4の近傍まで取付け
られており、ドア本体9の周縁に取付けられた図外のド
アウェザーストリップと共にフロントサイドドア6と車
体との水密性を確保するようになっている。この類似構
造は、例えば、実開昭61−150247号公報に示されてい
る。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の自動車のシール構造にあっ
ては、ウェザーストリップ8は車体との密着性を考慮し
てエンボス部4を避けるように配置しなければならない
ため、エンボス部4に合わせてうねった形状となり、こ
のウェザーストリップ8が見栄えを損ねてしまうという
問題がある。
また、エンボス部4がガイドとなり矢印で示すように
水をウェザーストリップ8の端末に集めクリップ10近傍
の密着度の高い部位で流れを遮ぎられるため、この水の
一部がドアウェザーストリップとの継ぎ目部分から内側
下方に流れ、車室内側へ滴下するおそれがあるという問
題がある。
そして、ウェザーストリップ8はエンボス部4を避け
るように形成されているため、大きさが小さくなり位置
が限定され形状設定の自由度が低くなるという問題があ
る。
そこで、この発明は見栄えを向上させ、水密性を高
め、かつエンボス部の形状等に影響されない自動車のシ
ール構造を提供するものである。
課題を解決するための手段 車体パネルの開口部にウェザーストリップを配設して
なる自動車のシール構造であって、上記開口部の絞り成
形箇所に、上下方向に延びる凹状のしわ取り用エンボス
部を形成するとともに、このエンボス部の少なくとも車
体側面に露出している部分を、上記ウェザーストリップ
で覆うようにしてその下端を上記車体パネルに固定し、
このウェザーストリップの固定箇所は上記エンボス部の
下端よりも上方で、かつ開口部側の位置に隣接配置して
ある。
作用 ウェザーストリップの端末に流れてきた水はウェザー
ストリップに沿って下方に流れる。
また、ウェザーストリップの固定点より上方の密接度
の低い部分に流れ込んだ水は凹状に形成されたエンボス
部内を流れ密接度の低い部分から車室外側へ導かれる。
実施例 以下、この発明の実施例を図面と共に説明する。
第1図に示すのは第3図の自動車1のフロントサイド
ドア6を開いた状態でのA部の拡大図、第2図は第1図
のII−II線に沿う断面図である。
同図において、2は車体パネルとしてのフロントピラ
ーを示し、フロントピラー2にはフェンダパネル5が重
合されている。そして、このフロントピラー2にルーフ
サイドレール11から連なるウェザーストリップ8(ハッ
チングで示す)が取付けられ、フロントサイドドア6の
ドア本体9の周縁に取付けられたドアウェザーストリッ
プ(図示せず)と共にフロントサイドドア6と車体との
シールを行うようになっている。
ここで、上記フロントピラー2にはフェンダパネル5
の上端部の後側縁に沿う位置に加工時のしわ発生を防止
する凹状のエンボス部4が形成されている。
このエンボス部4は、上下方向に延びる溝状に形成さ
れ、その下端はフェンダパネル5とフロントピラー2と
の間に延びるウェザーストリップ8の固定点P、即ちク
リップ10が取付けられる部位より下方で且つ車室外寄り
に位置している。つまり、このウェザーストリップ8の
固定箇所はエンボス部4の下端よりも上方で、かつ開口
部側の位置に隣接配置してある。また、フェンダパネル
5の周縁外側に位置し外側に露出することになるエンボ
ス部4は、ウェザーストリップ8の端末の前縁で覆わ
れ、外側から見えないようになっている。
上記実施例のシール構造によれば、第1図に実線太矢
印で示すようにウェザーストリップ8の端末に流れてき
た水はウェザーストリップ8に沿って下方へ流れる。
また、ウェザーストリップ8の固定点P、即ちクリッ
プ10により取付けられる部位よりも上方のウェザースト
リップ8端末で密着度の低い部分より進入した水は破線
太矢印で示すようにエンボス部4に流れこんで下方にガ
イドされ、再度密着度の低い部分から下方に排出され
る。
ここで、上述したように、ウェザーストリップ8の端
末に沿って流れた水やエンボス部4にガイドされて下方
に流れる水は、ウェザーストリップ8とフロントピラー
2との間から流下するが、この位置が車室外側であるの
で、車室内へ水が浸入することはない。
また、エンボス部4によって排水が促進されるため、
エンボス部4より内側(フロントサイドドア6の内側寄
り)のウェザーストリップ8の密着度の低い部分へ水が
流れ込み難くく、仮に流れ込んだとしてもクリップ10の
取付部位の密着度が高い部分で内側へ流れ込みが阻止さ
れる。
そして、エンボス部4を凹状に形成し、かつウェザー
ストリップ8によって覆うようにしてあるため、見栄え
が良くなり、エンボス部4を凸状に形成した場合のよう
にエンボス部4を逃げるようにしてウェザーストリップ
8の形状を設定する必要がなく、したがってウェザース
トリップ8の形状設定の自由度が高くなり、水密性も向
上する。
尚、この実施例では、エンボス部4全体をウェザース
トリップ8で覆ったが第4図に示す第2実施例のように
エンボス部4のうちで外側に露出する部位のみをウェザ
ーストリップ8(ハッチングで示す)で覆うようにして
も良い。
次に、第3実施例について説明する。この第3実施例
は第3図B部のセンターピラー12の部分に適用したもの
である。
第5,6図において、車体パネルとしてのセンターピラ
ー12は第3図に示すサイドシル13からルーフサイドレー
ル11に渡って取付けられたものであり、センターピラー
12の上下方向略中央部からルーフサイドレール11に渡り
ウェザーストリップ8(ハッチングで示す)が取付けら
れている。
このウェザーストリップ8はセンターピラー12の上下
方向略中央部の上方で第5図に示す一体型の形状から第
6図の上部に示す中空の二又状に形状変化するものであ
り、二又状の部分はリテーナ14の突出部15によって分岐
されている。尚、16はモール、17はウエルトを示す。
そして、上記センターピラー12のアウタパネル18に
は、稜線を挾んで前後に凹状のしわ取り用のエンボス部
4が上下方向で、かつ稜線寄りに一対形成され、各下端
部はウェザーストリップ8の固定点Pとなるクリップ10
の取付部位よりも下方に設定されている。
したがって、この実施例においても、モール16の付近
から流入した水がエンボス部4によってガイドされ、下
方でかつフロントサイドドア6あるいはリヤサイドドア
19の外周側へ、即ち車室外側へ排水ガイドされるのであ
る。また、エンボス部4をウェザーストリップ8が覆う
ため見栄えが良くなり形状設定の自由度が高まり、水密
性も向上する。
次に、第7,8図に示す第4実施例について説明する。
この第4実施例は第3図C部のリヤピラー部20に適用
したものである。
第7,8図において、車体パネルとしてのリヤフェンダ
パネル21の前側面にハッチングで示すようにウェザース
トリップ8が取付けられている。このウェザーストリッ
プ8は下端部分がリヤサイドドア19のドアウェザースト
リップ(図示せず)と密接し、上部は中空状に形成さ
れ、ドアガラス7に密接するものである。尚、22はリテ
ーナを示す。
そして、上記ウェザーストリップ8の後端縁に対応す
るリヤフェンダパネル21には上下方向に凹状のしわ取り
用のエンボス部4が形成されている。
このエンボス部4はウェザーストリップ8の後端縁良
りでウェザーストリップ8に覆われる位置に配置され、
その下端はウェザーストリップ8の固定点Pとなるクリ
ップ10の取付位置よりも下方に設定されている。
したがって、この実施例においても、見栄えが向上
し、水密性が確保でき、ウェザーストリップ8の形状設
定の自由度が高まり、エンボス部4によって排水性の向
上を図ることができる。
尚、この発明は上記実施例に限られるものではなく、
例えば、ウェザーストリップが取付けられる車体パネル
であればサイドドア回り以外の部分、例えばバックドア
にも適用できる。
発明の効果 以上説明してきたようにこの発明によれば、ウェザー
ストリップの端末に流れてきた水はウェザーストリップ
に沿って下方に流れ、また、ウェザーストリップの固定
点より上方の密着度の低い部分に流れ込んだ水は凹状に
形成されたエンボス部内を流れ密着度の低い部分から車
室外側に導かれるため、排水性が向上するという効果が
ある。
また、エンボス部が凹状に形成され、かつウェザース
トリップによって覆うようにしてあるため、見栄えが良
くなり、エンボス部を凸状に形成した場合のようにエン
ボス部を逃げるようにしてウェザーストリップの形状を
設定する必要がなく、したがってウェザーストリップの
形状設定の自由度が高くなり水密性も向上するという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜8図はこの発明の実施例を示し、第1図は第1実
施例の第3図のA部斜視図、第2図は第1図のII−II線
に沿う断面図、第3図は自動車の側面図、第4図は第2
実施例の第1図相当斜視図、第5図は第3実施例の第6
図のV−V線に沿う断面図、第6図は同第3図のB部斜
視図、第7図は第4実施例の第3図のC部斜視図、第8
図は第7図のVIII−VIII線に沿う断面図、第9,10図は各
々従来技術の斜視図と自動車の部分側面図である。 2……フロントピラー(車体パネル)、4……エンボス
部、8……ウェザーストリップ、P……固定点。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体パネルの開口部にウェザーストリップ
    を配設してなる自動車のシール構造であって、上記開口
    部の絞り成形箇所に、上下方向に延びる凹状のしわ取り
    用エンボス部を形成するとともに、このエンボス部の少
    なくとも車体側面に露出している部分を、上記ウェザー
    ストリップで覆うようにしてその下端を上記車体パネル
    に固定し、このウェザーストリップの固定箇所は上記エ
    ンボス部の下端よりも上方で、かつ開口部側の位置に隣
    接配置したことを特徴とする自動車のシール構造。
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