JPH0340669Y2 - - Google Patents

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JPH0340669Y2
JPH0340669Y2 JP4206485U JP4206485U JPH0340669Y2 JP H0340669 Y2 JPH0340669 Y2 JP H0340669Y2 JP 4206485 U JP4206485 U JP 4206485U JP 4206485 U JP4206485 U JP 4206485U JP H0340669 Y2 JPH0340669 Y2 JP H0340669Y2
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roof
roof side
edge
panel
groove
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、サツシユのないドアを備える自動車
において、部品点数を低減し、組立て作業性を著
しく向上するとともに、製造コストを低減したル
ーフサイド部の構造に関する。
【従来の技術】
自動車のルーフサイド部には、普通、ルーフか
らの雨水等を排水するためのドリツプが設けられ
る。サツシユレスドアを備える自動車についての
ルーフサイド部の構造としては、たとえば、実開
昭50−137711号公報に示されたものがある。この
ルーフサイド部の構造の断面を第5図に示す。 まず、このルーフサイド部におけるルーフサイ
ドレールaは、ルーフサイドレールアウタbとル
ーフサイドレールインナcとウエザーストリツプ
eを保持するリテーナdとにより閉断面構造が形
成されている。すなわち、ルーフサイドレールc
の上部内方縁において、ルーフサイドレールアウ
タbとルーフサイドレールインナcとのおのおの
の上端縁が溶接され、ルーフサイドレールa下部
において、ルーフサイドレールインナcの下縁と
リテーナdの内方縁が溶接されるとともに、ルー
フサイドレールアウタbの下端縁とリテーナdの
底面とが溶接されている。そして、このリテーナ
dには、車幅方向外方に一体延出されたドリツプ
部gが形成され、そしてこのドリツプ部gの上面
にルーフパネルfの側端縁部が溶接固定されてい
る。
【本考案が解決しようとする問題点】
この従来のルーフサイド部は、複雑な構造とな
つていることから、以下に述べるように、部材コ
ストおよび製造コスト上の問題があつた。 まず、ルーフサイドレールアウタb、ルーフサ
イドレールインナcおよびリテーナdをそれぞれ
特別な金型により平板を裁断後プレス成形して作
らなければならない。したがつて、その製造工程
は、煩雑なものとなり、部品自体の製造コストを
高める一因となつていた。 また、このルーフサイドレールaの組立て工程
においては、ルーフサイドレールアウタbにリテ
ーナdを溶接した後、ルーフサイドレールインナ
cと、ルーフサイドレールアウタbおよびリテー
ナdとの溶接をするといつた工程を経る。すなわ
ち、3つの部材を3箇所で溶接するといつたもの
であつた。そのため、その部品点数が多いこと、
および、溶接箇所が多いことから、ルーフサイド
レールaの組立て工程が煩雑化していた。 このように、従来のルーフサイド部の構造が複
雑化せざるをえないのは、ルーフパネルをルーフ
サイドレールに一体的に形成したルーフドリツプ
を介して支持するという手法を踏襲しているから
である。すなわち、従来の構造におけるドリツプ
は、雨水を排出するという機能の他にルーフパネ
ルを車体側部において支持するためのブラケツト
という機能をも合わせ持たされている。そのた
め、このドリツプには、ドリツプとしての機能の
みには到底不必要な程度の大きさ、およゅ強度を
与える必要が生じ、これが従来の構造を踏襲して
の車体側部のフラツシユサーフエイス化を阻害す
る一因となつている。 本考案は、上述の事情のもとで考えだされたも
ので、従来のルーフサイドの構造の常識を打ち破
り、強度部材としてのルーフサイドレールの機
能、ウエザーストリツプを保持するための構造、
およびドリツプの機能をもちながらも、一挙に構
造を簡略化してその部材コスト、組立作業性およ
び製造コストの改善を図りうる新たなルーフサイ
ド構造を提供することをその課題とする。
【問題点を解決するための技術的手段】
上述の問題点を解決するため、本考案では、溝
部がドア開口の内面を向くように配置された軽ミ
ゾ形鋼またはリツプミゾ形鋼(以下、これらをミ
ゾ形鋼という)と、両側縁部が上記ミゾ形鋼の両
側壁の外側に接合され、かつ上記ミゾ形鋼の底壁
と協働して閉断面構造を形成するパネル部材とに
よりルーフサイドレールを形成し、上記パネル部
材の外側の側縁部の外面にルーフパネルの側端縁
部を溶接する一方、このルーフパネルの側端縁部
の外面を覆い、かつドアガラス側の端縁にドリツ
プを一体形成したモールを設けるとともに、上記
ミゾ形鋼の溝部の内面にウエザーストリツプを直
接的に保持させている。
【本考案の作用および効果】 本考案では、市販のミゾ形鋼と、パネル部材に
よりルーフサイドレールを形成するとともに、ミ
ゾ形鋼にウエザーストリツプを保持させている。
したがつて、従来のように、ウエザーストリツプ
を保持するリテーナを特別な工程によつて平板か
らプレス成形する必要がなくなり、製造コストが
著しく低減される。 また、本考案では、ミゾ形鋼とパネル部材によ
りルーフサイドレールを形成している。すなわ
ち、従来のルーフサイドレールアウタとルーフサ
イドレールインナとの2部材に代わつて、1部材
であるパネル部材を用いている。そのため、ルー
フサイドレールは、ミゾ形鋼とパネル部材との2
部材により構成することができるので、部材点数
を従来に比して低減することができる。さらに、
ミゾ形鋼の側壁とパネル部材の側縁との2箇所で
溶接を行えばよいことから、溶接箇所に従来に比
して削減することができる。 さらに、本考案では、パネル部材の外側の側縁
部の外面にルーフパネルの側端縁部を溶接してい
る。したがつて、ルーフサイドレールと同時にル
ーフパネルを溶接することも可能であり、従来の
ように、ドリツプ部を介してルーフパネルを溶接
していたことに比べると、溶接箇所の削減および
ルーフサイド部における構造を簡略化することが
できる。その結果、上述のルーフサイドレールに
おける部品点数の低減と合わせて、組立て作業性
が著しく向上されるとともに、組立て工程におけ
る製造コストを著しく低減することができる。 さらに、本考案では、ルーフパネルの側端縁部
の外面を覆うモールを設けている。このモールに
より、ルーフパネルの外面に現れる溶接痕を隠す
とともに、車体の美観を向上させている。さら
に、ドリツプがモールと一体成形されているた
め、ドリツプの形成は容易であり、種々の形状の
ドリツプを作ることが可能である。さらに、従来
のように、板金部材によりドリツプが形成されて
いたことに比べると、溶接箇所がないため、ドリ
ツプの全体形状を小さくすることができる。その
ため、ルーフサイド部において突出する部分が小
さいため、ルーフサイド部における車両の空気抵
抗係数を小さくすることができ、車両の走行性能
の向上にも寄与できる。また、樹脂成形によりモ
ールを形成した場合には、錆等の問題もなくな
る。
【実施例の説明】
以下、本考案の好ましい実施例を図面を参照し
つつ説明する。 第1図は、本考案に係るルーフサイド部の構造
を適用した自動車の斜視図であり、第2図は、ル
ーフサイド部の断面図である。ルーフサイドレー
ル1は、溝部3がドア開口の内面を向くように配
置されたリツプミゾ形鋼2と、側端縁部7,7が
リツプミゾ形鋼2の側端5,5の外側に溶接によ
り重合接合され、かつリツプミゾ形鋼2の底壁4
と協働して閉断面構造を形成するパネル部材6と
により構成される。さらに、パネル部材6の外側
の側端縁部7の外面に、ルーフパネル8の側端縁
部8aが溶接して取付けられる。したがつて、第
5図の従来のようにドリツプ部においてルーフパ
ネルを溶接していたことに比べると、溶接箇所の
削減および部品点数を著しく低減させることがで
き、ルーフサイド部の構造を著しく簡略化するこ
とができる。 そして、ルーフパネル8の側端縁部8aの外面
を覆い、かつドアガラス側の端縁にドリツプ9a
を樹脂成形により一体形成したモール9を設けて
いる。このモール9により、ルーフパネル8の外
面に現れる溶接痕を隠すとともに、車両の美観を
向上させている。また、ドリツプ9aがモール9
と一体形成されているため、ドリツプ9aの形成
は容易であり、種々の形状のドリツプを作ること
が可能であり、ドリツプの全体形状を小さくする
ことができる。そのため、ルーフサイド部におい
て突出する部分を小さくでき、ルーフサイド部に
おける車両の空気抵抗係数を小さくすることがで
き、車両の走行性能の向上にも寄与できる。な
お、このモール9は、接着剤10を用いるなどし
てルーフパネル8の側端縁部8aの所定部位に取
付けられる。また、第2図に示すように、このモ
ール9の外側端をリツプミゾ形鋼2に密着させる
ようにすると、従来のようにルーフサイドレール
1とルーフパネル8とのシール剤の塗布が不要と
なる。このモール9の内方縁部には、ルーフパネ
ル8に対するすきまを封止するためのプロテクタ
11がはめ込まれる。さらに、パネル部材6の内
側の側縁7の端縁は、リツプミゾ形鋼2の側壁5
の下端よりさらに若干下方にのばされ、トリムT
がはめ込まれる。 さらに、ウエザーストリツプ12の基部13
が、リツプミゾ形鋼2の溝部3の底部4および側
壁5,5の内面に密着するように保持される。こ
のウエザーストリツプ12の変形容易な頭部14
は、上記トリムTが取付けられたパネル部材の端
縁部外面と、ドアガラスの内面に挟まれうるよう
に配置され、ドアガラスの昇降時の衝撃およびド
ア開閉時の衝撃を緩和するとともに、車室内のシ
ール性を確保する。 なお、本例においては、第3図に示すように、
第2図に示すミゾ形鋼2とパネル部材6とからな
るルーフサイドレール1の構成をそのままフロン
トピラー部に連続させ、これにより、フロントピ
ラー15を形成している。 第4図に示すように、ルーフサイドレールから
フロントピラー部まで一連に延びる、リツプミゾ
形鋼2およびパネル部材6からなる構造部材のル
ーフ前縁と対応する部分には、ウインドシールド
ヘツダインナパネル16の両側端縁が掛け渡し状
に溶接して取付けられる。そして、フロントピラ
ー部においては、パネル部材6の車長方向前方を
向く外壁18に、ウインドシールドガラス17が
固定される。この固定手段としては、たとえば、
クツシヨン性を有する両面テープ19によりウイ
ンドシールドガラス17の周縁部内面を上記外壁
18に仮付けした後、このウインドシールドガラ
ス17の縁を断面〓形をしたクランプ20により
押さえて固定するという手段が採用される。この
クランプ20は、基端部20aがタツピングスク
リユ21により上記外壁18に対して固定され
る。さらに、パネル部材6の外壁18ないし側縁
7の外面に表れる上記タツピングスクリユ21お
よびリツプミゾ形鋼2との溶接痕は、パネル部材
6の上記クランプ20より外方の外壁18ないし
側縁7に、ルーフサイドレール部におけるモール
9と連続したモール22が接着剤10等で取付け
られることによつて覆い隠されている。このモー
ル22には、ルーフサイドレール部におけるモー
ル9のドリツプ9aと連続して、ドアガラス側の
端縁にドリツプ22aが形成されている。したが
つて、ルーフからの雨水等はルーフサイド部のド
リツプ9aのよびこのドリツプ22aにより排水
される。また、このモール22の内方縁部には、
クランプ20に対するすきまを封止するためのプ
ロテクタ23がはめ込まれる。さらに、パネル部
材6の内側の側壁端部をのばした端縁には、ルー
フサイドレール部におけるトリムと連続するトリ
ムTが取付けられている。さらに、リツプミゾ形
鋼2の溝部3には、ルーフサイドレール部におけ
るものと同様のウエザーストリツプ12が取付け
られている。 このように、フロントピラー15とルーフサイ
ドレール1とを一体化すると、車体の部材点数の
低減を図ることができ、さらに、車体の組立て作
業性を著しく向上させることができ、製造コスト
の低減を図ることができる。さらに、従来のよう
にフロントピラー15とルーフサイドレール1と
に継目がなく強度的にも優れたものを造ることが
でき、車体の強右を図ることができる。 なお、本考案の範囲は上述の実施例に限定され
ないのはもちろんである。実施例においては、側
壁部の端縁を内向きに曲げたリツプミゾ形鋼を用
いたが、軽ミゾ形鋼を用いたとしても、本発明と
同様の作用効果を発揮できるのはいうまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るルーフサイド部の構造を
適用した自動車の斜視図、第2図は第1図の−
線に沿う拡大断面図、第3図は第1図の−
線に沿う拡大断面図、第4図は本考案に係るルー
フサイド部の構造を有する車体の分解斜視図、第
5図は従来のルーフサイド部の構造を示す断面図
である。 1……ルーフサイドレール、2……リツプミゾ
形鋼、3……溝部、4……(リツプミゾ形鋼の)
底部、5……(リツプミゾ形鋼の)側壁部、6…
…パネル部材、7……(パネル部材の)側縁部、
8……ルーフパネル、8a……(ルーフパネル
の)側端縁部、9……モール、9a……ドリツ
プ、12……ウエザーストリツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 溝部がドア開口の内面を向くように配置された
    軽ミゾ形鋼またはリツプミゾ形鋼(以下、これら
    をミゾ形鋼という)と、両側縁部が上記ミゾ形鋼
    の両側壁の外側に接合され、かつ上記ミゾ形鋼の
    底壁と協働して閉断面構造を形成するパネル部材
    とによりルーフサイドレールを形成し、上記パネ
    ル部材の外側の側縁部の外面にルーフパネルの側
    端縁部を溶接する一方、このルーフパネルの側端
    縁部の外面を覆い、かつドアガラス側の端縁にド
    リツプを一体形成したモールを設けるとともに、
    上記ミゾ形鋼の溝部の内面にウエザーストリツプ
    を直接的に保持させたことを特徴とするルーフサ
    イド部の構造。
JP4206485U 1985-03-22 1985-03-22 Expired JPH0340669Y2 (ja)

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JPS61157038U JPS61157038U (ja) 1986-09-29
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