JP2605468B2 - 車両用インタークーラー通気管の配設構造 - Google Patents

車両用インタークーラー通気管の配設構造

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、車両用インタークーラー通気管の配設構
造に関するものである。
従来の技術 インタークーラー搭載車の中には、車体前部に配置さ
れたクロスメンバの前方にインタークーラーが配置され
たものがある。
第3〜6図はFF型車のインタークーラー通気管配設構
造を示したもので、図中1はエンジン、2はトランスミ
ッションを示し、エンジン1は車体前後方向に設けられ
た両サイドメンバ3の間に横方向に配置されている。
上記両サイドメンバ3の先端部には車幅方向に渡って
クロスメンバ4が両端部4a,4bを上方にオフセットして
取り付けられ、このクロスメンバ4の後方にはラジエー
タ5が配置されている。
そして、クロスメンバ4の前方には、インタークーラ
ー6が取り付けられ、インタークーラー6の両側部に取
り付けられた通気管7a,7bは、各々クロスメンバ4の両
端部4a,4bの下方を横切り、一方の通気管7aはターボチ
ャージャ8に、他方の通気管7bは図外のインテークマニ
ホールドに各々接続されている。尚、9はクロスメンバ
4の両側端に取り付けられたタイダウンフックを示す。
また、FF型車の特質としてエンジン1が横方向に配置
されているため、縦方向に配置されている場合よりもサ
イドメンバ3が側方寄りに位置する。よって第3,6図に
示すようにラジエータ5の側部とサイドメンバ3との間
に空間部分が生じ、ここに取り付けられたラジエータコ
アサイド10を切欠いて、この切欠部11に上記インターク
ーラー6の通気管7a,7bを配設する構造のものもある
(インタークーラー配管の配設構造としては、例えば実
開昭62−60425号公報に示されている)。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、前者のインタークーラー通気管の配設
構造においては、クロスメンバ4の両端部4a,4bの上部
に設けられたサイドメンバ3の下方にインタークーラー
6の通気管7a,7bが位置する分だけ、サイドメンバ3の
閉断面部の面積が大きくとれない。
また、クロスメンバ4の両端部4a,4bがインタークー
ラー6の通気管7a,7bを避けるように上方にオフセット
しているため、クロスメンバ4の両端部4a,4bに取り付
けられたタイダウンフック9が長尺なものになり、その
分タイダウンフック9はP方向(矢印で示す)の力に対
して弱く、したがって、クロスメンバ4にレインフォー
スを設けたり、クロスメンバ4の板厚を増加したりしな
ければならずコストアップにつながるおそれがある。
一方、後者のインタークーラーの通気管の配設構造に
あっては、ラジエータコアサイド10に切欠部11を形成す
るが、かかる切欠部11を介して第6図に示すようにアイ
ドリング時熱気吹返しによるエアコン性能や耐熱性能の
悪化を防止するため第3図中斜線で示す部位にウレタン
等(遮風材10a)の配置が不可欠ととなりコストアップ
となると共にラジエータコアサイド10の剛性が低下する
おそれがある。
そこで、この発明は、サイドメンバの閉断面積を向上
させることができ、低コスト化が可能となる車両用イン
タークーラー通気管の配設構造を提供するものである。
課題を解決するための手段 サイドメンバ本体にクロージングプレートが接合され
て閉断面構造のサイドメンバが構成されるとともに、該
サイドメンバの前端部にクロスメンバが接合され、該ク
ロスメンバの前方にインタークーラーが配置されている
自動車において、サイドメンバの下部に、略水平に延び
るクロスメンバの下側壁が接合される一方、クロスメン
バの上側壁がサイドメンバの内側壁に接合され、クロス
メンバのサイドメンバとの接合部近傍に、車体前後方向
に貫く開口部が形成され、さらに該開口部にパイプ材が
挿入固定され、インタークーラー通気管がパイプ材内に
挿入されてエンジンルーム内に配設されている。
作用 サイドメンバの閉断面部の面積が減少させることな
く、クロスメンバをパイプ材で補強して、車両前面衝突
時のエネルギ吸収特性を向上させる。
実施例 以下、この発明の一実施例を第4図を援用し図面と共
に説明する。
この実施例はFF型車に適用したものであって、横方向
にエンジン1が配置され、クロスメンバ4の前方にイン
タークーラー6が配置され、このインタークーラー6の
両側部に取り付けられた通気管7a,7bがエンジンルーム
内のターボチャージャ8とインテークマニホールドに接
続される点は第4図に示す前記従来技術と同様である。
ここで、第2図に示すようにサイドメンバ3はサイド
メンバ本体3aとクロージングプレート3bとで閉断面構造
に形成されているが、各サイドメンバ3の先端部の下
側、具体的には、クロージングプレート3bの下縁からサ
イドメンバ本体3aの内側壁30aに至る部分にクロスメン
バ4が接合されている。
ここで、クロスメンバ4は第1図に示すようにクロス
メンバ本体4aとクロージングプレート4bとで閉断面構造
に形成されており、第2図に示すようにクロスメンバ本
体4aの下側壁40aは水平に延びてサイドメンバ3のクロ
ージングプレート3bの下縁に接合され、クロスメンバ本
体4aの上側壁40bはサイドメンバ3の近傍で斜状に立ち
上がり、サイドメンバ本体3aに接合されている。
尚、サイドメンバ3のクロージングプレート3bの外側
面にはタイダウンフック9が取り付けられている。
そして、上記サイドメンバ3の車体中央寄りであっ
て、クロスメンバ本体4aの斜状に立ち上がる上側壁40b
の下方部位にクロスメンバ本体4aの前壁40cとクロージ
ングプレート4bとを貫く円形状の開口部12,13が各々形
成され、これら開口部12,13にパイプ材14が挿入固定さ
れている。
具体的にはパイプ材14の前端部にはフランジ部15が形
成され、このフランジ部15がクロスメンバ本体4aの前壁
40cの開口部12周縁に接合され、パイプ材14の後端部は
クロージングプレート4bの開口部13の周縁に立ち上げ形
成されたフランジ部16に接合されている。尚、17はシー
ル材を示す。
そして、上記パイプ材14にはインタークーラー6の通
気管7bが挿入され、この通気管7bはエンジンルーム内へ
配設されている。
ここで、通気管7bの周壁にはクロスメンバ本体4aの前
壁40cに対向する位置にドーナッツ状のブラケット18が
取り付けられている。このブラケット18の周縁にはクロ
スメンバ本体4aに当接するマウント用ラバー19が固定さ
れこのマウント用ラバー19の取付部位をクロスメンバ本
体4aに設けられたウエルドナット20にボルト21で締結し
てブラケット18、即ち通気管7bがクロスメンバ4に支持
されている。
一方、インタークーラー6の通気管7bの周壁には、ク
ロスメンバ4のクロージングプレート4bの開口部13の周
縁に対応する部位にパイプ材14の内壁に密接する防振ラ
バー22が取り付けられている。尚、上記通気管7bと同様
にインタークーラー6の左側の通気管7aも上述と同様の
構成でクロスメンバ4に支持されている。
上記実施例の配設構造によればクロスメンバ本体4a及
びクロージングプレート4bに各々開口部12,13が形成さ
れるが、これら開口部12,13は、パイプ材14によってシ
ールされて閉断面構造とされているため、クロスメンバ
4に従来同様の剛性が確保できる。
また、インタークーラー6の通気管7a,7bがサイドメ
ンバ3の配置に影響を与えないため、サイドメンバ3の
断面積を大きく確保でき、車両前面衝突時のエネルギー
吸収量を大きくできる。
そして、第2図に示すようにタイダウンフック9に作
用する荷重Pに対してもクロスメンバ本体4aの下半部で
これを支持することができるため、レインフォーマ等で
の補強の必要がなくクロスメンバ4の軽量化、低コスト
化を図ることができる。
更に、インタークーラー6の通気管7a,7bをクロスメ
ンバ4を貫通して配設していることによりラジエータコ
アサイド10を貫通して配設した従来の場合のようにアイ
ドリング時の熱気吹返しによるエアコン性能や耐熱性能
の悪化を招くこともない。
発明の効果 以上説明してきたようにこの発明によれば、インター
クーラーの通気管がサイドメンバの配置に影響を与え
ず、サイドメンバの閉断部の面積を充分に確保できるた
め車両前面衝突時のエネルギ吸収量を大きく確保できる
という効果がある。
また、クロスメンバを車体前後方向に貫く開口部にパ
イプ材が固定され、このパイプ材内にインタークーラー
の通気管が挿通されていることにより、開口部によって
低下したクロスメンバの剛性がパイプ材によって高めら
れ、したがってクロスメンバの剛性を従来通り確保でき
るという効果がある。
また、インタークーラー通気管を、クロスメンバを車
体前後方向に貫くパイプ材に挿通してあるので、車両前
面衝突時のサイドメンバの変形がパイプ材には及びにく
くなり、インタークーラー通気管の保護が確実なものと
なる。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は、この発明の一実施例を示し、第1図は第2
図のI−I線に沿う断面図、第2図は第4図のII−II線
に沿う断面図、第3図は従来技術の第4図のIII−III線
に沿う断面図、第4図は従来技術の平面図、第5図は同
側面図、第6図は従来技術の空気の流れを示す平面図で
ある。 4……クロスメンバ、6……インタークーラー、7a,7b
……通気管、12,13……開口部、14……クロスメンバ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サイドメンバ本体にクロージングプレート
    が接合されて閉断面構造のサイドメンバが構成されると
    ともに、該サイドメンバの前端部にクロスメンバが接合
    され、該クロスメンバの前方にインタークーラーが配置
    されている自動車において、サイドメンバの下部に、略
    水平に延びるクロスメンバの下側壁が接合される一方、
    クロスメンバの上側壁がサイドメンバの内側壁に接合さ
    れ、クロスメンバのサイドメンバとの接合部近傍に、車
    体前後方向に貫く開口部が形成され、さらに該開口部に
    パイプ材が挿入固定され、インタークーラー通気管がパ
    イプ材内に挿入されてエンジンルーム内に配設されてい
    ることを特徴とする車両用インタークーラー通気管の配
    設構造。
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