JPH078276Y2 - 車体構造 - Google Patents

車体構造

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JPH078276Y2
JPH078276Y2 JP1330289U JP1330289U JPH078276Y2 JP H078276 Y2 JPH078276 Y2 JP H078276Y2 JP 1330289 U JP1330289 U JP 1330289U JP 1330289 U JP1330289 U JP 1330289U JP H078276 Y2 JPH078276 Y2 JP H078276Y2
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JP
Japan
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floor
vehicle
side member
guide pipe
fuel tank
Prior art date
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JP1330289U
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JPH02105024U (ja
Inventor
誠 小林
Original Assignee
日産車体株式会社
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車の燃料タンク近傍の車体構造に関す
るものである。
(従来の技術) 本考案の従来技術として第5図(実開昭57−163418号公
報参照)に示したものが知られている。
すなわちフロア2の下面には車体補強用のサイドメンバ
3が車両前後方向に配設され、フロア2と溶着すること
で中空の矩形断面を形成している。
又、フロア2の下方にはサイドメンバ3よりも車両中心
寄りに燃料タンク1が固定され、燃料タンク1には燃料
タンク1に燃料を注入するためのフィラーチューブ4
と、燃料注入時に燃料タンク1の上部から空気を抜くた
めのベントホース5の一端がそれぞれ連通されている。
そして、ベントホース5はサイドメンバ3を車両左右方
向に貫通する貫通穴を通ってフィラーチューブ4の上方
位置に連通されている。尚ベントホース5は5a,5b,5c,5
d,5eの5つに分割され、それぞれ結合されて連通されて
いる。
(考案が解決しようとする課題点) しかしながら、このような従来の構造にあっては、車両
が後面衝突した際にサイドメンバ3が変形し、サイドメ
ンバ3に貫通されているベントホース5cと左右のベント
ホース5b,5dとの結合がはずれる恐れがあった。
そこで第7図に示す如く断面円形の金属製パイプの両端
を、パイプの中心軸に垂直に切断したガイドパイプ7を
第6図に示す様にサイドメンバ3の貫通穴に挿嵌して溶
着し、ベントホースを分割することなく一本のゴム製の
ベントホース6とし、前記ガイドパイプ7内にベントホ
ース6を遊嵌させた構造が考えられている。
尚、フロア2の側縁には図外のタイヤと、客室あるいは
荷室10とを仕切るホイルハウスインナ8の下縁が溶着さ
れ、フィラーチューブ4とベントホース6はタイヤとホ
イルハウスインナ8の間に配索されている。
しかしながらかかる構造においては、車両が後面衝突し
た際にサイドメンバ3は上方に持ち上がるため、第8図
に示す様にサイドメンバ3とホイルハウスインナ8との
間のフロア2が下方に折れ、ガイドパイプ7の中を通っ
てホイルハウスインナ側に配索されているベントホース
6はフロア2とガイドパイプ7のホイルハウスインナ側
の端部との間にはさまれる恐れがあり、ゴム製のベント
ホース6に金属製のメッシュを埋め込む等の補強を施す
必要があった。本考案は、このような従来の課題に鑑み
てなされたものであり、衝突時にサイドメンバが上方に
持ち上がり、サイドメンバより車両側方のフロアが下方
に折れ、サイドメンバ内を貫通するガイドパイプ内に配
索されたベントホース等の燃料系ホースがフロアとガイ
ドパイプの端部との間にはさまれるのを防ぐことができ
る車体構造を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するために本考案にあっては、車体の床
を形成するフロアの下方には燃料タンクが配置され、燃
料タンクには、燃料、空気が前記燃料タンクへ流出入さ
れるホースの一端が連通される一方、フロアの下面には
車両前後方向に延びるサイドメンバが前記燃料タンクよ
り車両側方に溶着されて閉断面が形成され、前記サイド
メンバには車両左右方向に貫通穴が形成され、該貫通穴
には閉断面形状を有するガイドパイプが挿嵌されて固着
され、前記ホースがガイドパイプ内に配索された車体構
造において、ガイドパイプの車両側方側の端部は、上方
が下方よりもサイドメンバからの突出量が車両側方側に
長く形成されている (作用) 前記構成において、サイドメンバは後面衝突の際、上方
に移動し、サイドメンバより車両側方に位置するフロア
は下方に折れてサイドメンバ側に移動し、移動に伴ない
ホースも下方に折曲されるものの、ガイドパイプは閉断
面形状を有し、かつ車両側方の端部は上方が下方よりも
サイドメンバからの突出量が車両側方側に長く形成され
ているため、ガイドパイプの上方が抵抗となってフロア
の変形が抑えられ、ガイドパイプの上方と下方との間で
ホースの生存空間が確保される。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面に従って説明する。
第1図は燃料タンク周辺の車体構造を示す斜視図であっ
て、車体50の後方にはフロア22が布設され、フロア22の
上方に荷室20が形成されている。フロア22の下面には断
面ハット形状のサイドメンバ23が車両前後方向に配設さ
れ、フロア22と溶接することにより閉断面を形成してい
る。又フロア22の側縁には図外のタイヤと荷室20とを仕
切るホイルハウスインナ28が立設されている。フロア22
の下方でサイドメンバ23よりも車両中心寄りには燃料タ
ンク21が図外の固定手段により車体に固定され、燃料を
注入するための金属製のフィラーチューブ24の一端が燃
料タンク21の側壁に連通されている。前記フィラーチュ
ーブ24は、燃料タンク21の側壁からホイルハウスインナ
28へ向けてサイドメンバ23の下方を通って配索され、ホ
イルハウスインナ28内で略垂直に上方に向けて折り曲げ
られると共に他端は、車外から燃料を注入可能な位置に
向けられている。一方燃料タンク21の上面には、燃料注
入時に燃料タンク21の上部にある空気を抜くため、ゴム
製のベンホース25の一端が連通されており、前記フィラ
ーチューブ24と同様にホイルハウスインナ28に向けて配
索されている。ここでサイドメンバ23の両縦壁41,42に
は貫通穴が明けられ、該貫通穴には金属製で中空の円形
断面を有したガイドパイプ27が嵌挿されて溶接されてお
り、ホイルハウスインナ28側の端部は第2図に示す如く
上方が下方よりもサイドメンバ23からの突出量がホイル
ハウスインナ側に長く形成されている。前記ベントホー
ス25はガイドパイプ27内に遊挿され、ホイルハウスイン
ナ28の下縁44とフロア22の側縁43とが溶接された接合部
45の下方を通ってホイルハウスインナ28内に臨み、上方
へ折曲され、他端はフィラーチューブ24の上部に連通さ
れている。
尚、前記接合部45には、ベントホース25を保護する為、
樹脂製のプロテクター30が挟着されている。
以上の構成に係る本実施例において、車両が後面衝突す
ると、サイドメンバ23は上方に折れ曲がり、サイドメン
バ23とホイルハウスインナ28間のフロア22は下方に折れ
ると共にサイドメンバ23の縦壁41側に移動する。そして
ベントホース25は前記接合部45に挟着されたプロテクタ
ー30によって下方に折り曲げられる。
しかしベントホース25が遊挿されているガイドパイプ27
のホイルハウスインナ28側の端部は上方が下方よりもサ
イドメンバ23からの突出量がホイルハウスインナ側に長
く形成されているため、フロア22の折れ曲がりは、フロ
ア22の下面が前記ガイドパイプ27の上方と当接すること
によって、上方が抵抗となり抑えられることになる。従
って第4図に示す如くベントホース25は生存空間が確保
され、フロア22とガイドパイプ27のホイルハウスインナ
28側の端部との間にはさまれるのを防ぐことができる訳
である。
尚、本実施例においてガイドパイプ27は金属製で中空円
形断面のものとしたが、中空であれば楕円でも矩形でも
よく、また強度が十分であれば金属に限定されるもので
もない。更にベントホース以外のホースであっても本考
案に含まれる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案は、ホースが配索された閉断
面形状を有するガイドパイプの車両側方側の端部を上方
を下方よりもサイドメンバからの突出量が車両側方側に
長く形成したため、後面衝突時、サイドメンバが上方に
折れて移動すると同時にサイドメンバより車両側方のフ
ロアが下方に折れてサイドメンバ側に移動し、ホースも
下方に折り曲げられるが、フロアはガイドパイプの上方
と当接することにより、ガイドパイプの上方が抵抗とな
ってサイドメンバ側への移動が抑えられ、ホースはガイ
ドパイプの上方と下方との間で生存空間を確保されるこ
とになる。
従って、後面衝突時にホースがフロアとガイドパイプと
の間にはさまれるのを防げるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の全体を示す斜視図、第2図は
ガイドパイプ単品の拡大斜視図、第3図は第1図A−A
線断面図、第4図は衝突後の変形状態を示す同断面図、
第5図は従来の燃料タンク近傍の車体構造を示す断面
図、第6図は他の従来の燃料タンク近傍の車体構造を示
す断面図、第7図は従来のガイドパイプ単品の拡大斜視
図、第8図は他の従来構造における衝突後の変形状態を
示す断面図である。 21…燃料タンク,22…フロア,23…サイドメンバ,25…ベ
ントホース,27…ガイドパイプ,28…ホイルハウスインナ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の床を形成するフロアの下方には燃料
    タンクが配置され、燃料タンクには、燃料、空気が前記
    燃料タンクへ流出入されるホースの一端が連通される一
    方、フロアの下面には車両前後方向に延びるサイドメン
    バが前記燃料タンクより車両側方に溶着されて閉断面が
    形成され、前記サイドメンバには車両左右方向に貫通穴
    が形成され、該貫通穴には閉断面形状を有するガイドパ
    イプが挿嵌されて固着され、前記ホースがガイドパイプ
    内に配索された車体構造において、ガイドパイプの車両
    側方側の端部は、上方が下方よりもサイドメンバからの
    突出量が車両側方側に長く形成されていることを特徴と
    する車体構造。
JP1330289U 1989-02-07 1989-02-07 車体構造 Expired - Lifetime JPH078276Y2 (ja)

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JP1330289U JPH078276Y2 (ja) 1989-02-07 1989-02-07 車体構造

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JPH02105024U JPH02105024U (ja) 1990-08-21
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JP2605468B2 (ja) * 1990-09-17 1997-04-30 日産自動車株式会社 車両用インタークーラー通気管の配設構造
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